JP2834158B2 - シヤシダイナモメータ - Google Patents

シヤシダイナモメータ

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JP2834158B2
JP2834158B2 JP63283650A JP28365088A JP2834158B2 JP 2834158 B2 JP2834158 B2 JP 2834158B2 JP 63283650 A JP63283650 A JP 63283650A JP 28365088 A JP28365088 A JP 28365088A JP 2834158 B2 JP2834158 B2 JP 2834158B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の動力測定用およびタイヤの特性を
測定するタイヤ特性試験機に好適なシヤシダイナモメー
タに関する。
〔従来の技術〕
従来のシヤシダイナモメータでは、ベルトを使用する
例は少なく、仮想路面として、回転ドラム(ローラ)を
使用する例が多く、この場合は、ドラム軸と制動機の軸
間にネジリ力を検出するトルクメータを入れるが、制動
機のフレームを軸受等で回転方向に自由に運動可能とし
このフレームの回転反力を、前記ドラム表面上の制動力
(駆動力)に換算し、被試験車両の動力性能を測定して
いる。
又、ベルト式シヤシダイナモメータでも同様の方式を
とる場合もある。
他の方法としては、被試験車両を装置上に乗せた場合
に進行方向の動きを拘束するためにロープ等で装置外の
基礎に固定するが、このロープに引張力を検出する荷重
計を取り付け、車両の駆動力を測定する方法もとられて
いる。この方法はベルト等の仮想路面を有するシヤシダ
イナモメータ等に見られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、車両の動力性能を正しく測定する目
的で、ドラムに替るローラ軸上にトルクメータを入れる
方法等では、ベルト装置に発生する機械的損失動力を測
定することができない為良い方法でない。ドラム式のシ
ヤシダイナモメータに於いては、ドラムを支える軸受の
損失およびドラムが回転することにより周囲の空気によ
り発生する風損は、非常に少ない為に、車両試験前(車
両をドラム上に乗せる前)に、ドラム装置を空転させ、
この時の駆動力を測定(ドラム装置の損失動力)し、車
両試験時にトルクメータ等により計測される制動力に、
この駆動に必要とした動力を加算する(一般にはメカニ
カルロス補正と言う)方式がとられている。この方法を
応用した場合は、ベルト装置の損失動力がドラムに比べ
て大となり、動力性能の測定方法としては、問題があつ
た。又ロープ間に荷重計を入れる方法では、動力性能は
正しく計測できるが、その段取性に問題があつた。
本発明の目的は、被試験車両の動力性能をより正確に
測定し、さらに段取性の向上ができるシヤシダイナモメ
ータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、ベルト、ローラ等で構成
する装置2台を一体フレーム上に乗せ、このフレームに
車両の駆動力方向に合せた荷重計を固定部との間に取り
付け、車両の駆動力を直接測定できるようにしたもので
ある。
さらに測定の精度を向上させる為に上記フレームをそ
の測定方向に対する摩擦力を最少とする為に、ローラ、
油圧静圧軸受、空気軸受等のしゆう動抵抗の少ない支持
装置により支えることにより測定の精度の向上を計つた
ものである。この構造により、ローラ軸受の損失動力、
ベルトがローラ曲率に合せて曲がることにより発生する
損失動力、ローラ、ベルト等が回転することにより発生
する風損等を全て含めて測定できることとなり、従来技
術にあるメカニカルロス補正も不要となる。
又車両を拘束するロープも中間に荷重計等を取付ける
必要がない為、その安全上から必要とされる拘束力を与
えることが可能となり、段取性の向上も計ることができ
る。
さらに、装置外部に設置する制動機とローラ間の動力
伝達のシヤフトは、可撓性のある自在継手等を使用して
駆動力測定時の拘束力を少なくし、測定精度の向上を計
るようにした。
〔作用〕 ローラ、ベルト装置を一体化したフレームと固定部間
に取付けた荷重検出器は、車両のタイヤより発生する駆
動力はベルトに伝えられ、この反力を全て測定する。ま
た、このフレームは、摩擦抵抗を減らす為に、ローラ、
静圧軸受、空気ベアリング等により支持し、制動機、ロ
ーラ間の動力伝達には、横方向の拘束力のない自在継手
等を使用することにより、車両がベルトを駆動する力を
精度良く測定することが可能となる。
上記と同様にタイヤより発生する横力の測定方法とし
て、上記荷重検出器と直角方向に荷重検出器を、フレー
ムに取付けることにより可能となる。この場合は、タイ
ヤより発生する偶力を打消す為通常2台の荷重検出器を
取り付ける。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図により説
明する。
第1図はシヤシダイナモメータの平面図、第2図は一
部断面にした側面図で図示の例では前輪駆動の被試験車
両を2台のシヤシダイナモメータの上にのせ左右の前輪
の駆動力を個別に測定している例である。
被試験車両9は左右の前輪を個別のベルトに乗せてい
るが、実施例の説明は片側について行う。被試験車両9
のタイヤはベルト5の上に乗つている。被試験車両9は
拘束ロープ10で前後を基礎に固定し、車両の前後方向の
動きを固定している。ベルト5は前後のローラ6により
タイヤの接する部分は水平に保たれている。このローラ
6の一方の軸は、自在継手2を介して制動機1に結合し
ている。前後のローラ6はフレーム8上にある軸受7に
より支えられている。フレーム8はローラ11を介してベ
ース3上に車両進行方向には自由に移動可能となる様支
持されている。このフレーム8と、固定ベース3の間
に、歪ゲージ等を用いた荷重検出器4が取付けてある。
以上の構成により被試験車両9の発生する駆動力はタ
イヤを介してベルト5に伝えられ、その負荷はローラ
6、自在継手2を介して制動機1により与えられる。こ
の時タイヤがベルトを駆動する力の反力は、固定ベース
上のローラにより摩擦力が少なくなる様支持されている
フレーム8を介して荷重検出器により測定出来る。
本実施例によれば、ベルト、ローラ等で構成するベル
ト装置の機械的損失の程度が大であつても荷重検出器よ
り検出される駆動反力は精度良く検出される効果があ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ベルト装置に発生する車両の駆動力
を全て計測できるので、精度良く計測が可能となる。ま
た上記理由によりメカニカルロスの損失の補正も不必要
となるほか、拘束ロープに荷重計を取付ける様な段取性
の繁雑さも解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は側面図で
ある。 2……自在継手、4……荷重検出器、5……ベルト、6
……ローラ、8……フレーム、11……ローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓体のベルトを一対のローラ間に張って
    形成した無限仮想路面と、前記一対のローラの一方に接
    続した動力の負荷装置とを備えた測定部2台を併置し、
    被試験車両の前輪または後輪の各車輪を別々の前記ベル
    ト上に載置するシャシダイナモメータにおいて、 前記一対のローラを回動可能に支持する軸受手段と、こ
    の軸受手段を取付けるフレームとを各測定部毎に設ける
    とともに、前記2個のフレームを被試験車両の進行方向
    に移動可能に保持するベース手段と、このベース手段と
    前記各フレーム間に介設され被試験車両が発生する駆動
    力または制動力の少なくとも何れかを測定する荷重検出
    手段とを備えたことを特徴とするシャシダイナモメー
    タ。
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JP4726590B2 (ja) * 2005-09-26 2011-07-20 国際計測器株式会社 走行試験装置
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