JP4726589B2 - シャシダイナモメータ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両のフレームは静止させたままで車輪を回転させて、自動車の各種試験を行い、またその時に車輪に負荷を加えて様々な走行状態を再現するシャシダイナモメータに関する。
近年、テストコースで自動車を走行させる代わりに、室内で車を動かして各種計測を行う走行試験装置が利用されつつある。走行試験装置においては、自動車の駆動輪にドラムや無端ベルトを当接させて、駆動輪が回転しても自動車の車体が動かないようにする。このような走行試験装置によって、走行時の車体の振動や車内騒音の測定、排気ガスの計測、ハンドルの効きのテストなどの様々な試験が行われる。このような走行試験装置としては、特許文献1のもののような、駆動輪が回転している時にドラムや無端ベルトに負荷を加えて様々な走行状態を再現する(これを駆動吸収という)、シャシダイナモメータがある。このようなシャシダイナモメータにおいては、駆動吸収のためのモータが、シャシダイナモメータの外部に用意されている。
特開平6−207886
このようなシャシダイナモメータにおいて、無端ベルトが掛けられたローラまたはドラムといった回転部材を支持する軸受に荷重センサを設け、自動車の駆動輪からドラムや無端ベルトに伝わる荷重変動や振動を計測するものがある。このように、シャシダイナモメータ側に荷重センサを設けることによって、自動車にセンサを取り付けることなく自動車の振動や室内騒音の評価が可能となる。
しかしながら、従来のシャシダイナモメータは、駆動吸収用のモータがシャシダイナモメータの外部に設けられており、モータ自身はドラムやローラとは別個に支持されている。この様なシャシダイナモメータにおいては、シャシダイナモメータのドラムやローラ対に自動車の駆動輪を載せずにこのドラムやローラ対を駆動させる場合であっても、荷重センサによって荷重が検出される。この荷重は機械的ロスと呼ばれるものであり、自動車の駆動輪がドラムやタイヤに載せられている時に、モータによってドラムやローラ対に負荷を加えると、自動車の駆動輪からドラムやローラ対に加わる荷重の他に、前述の機械的ロスもまた、荷重センサによって検出されてしまう。このため、従来のシャシダイナモメータにおいては、モータの回転軸にトルクメータを取り付け、このトルクメータの検出結果から機械的ロスの大きさを推定し、推定した機械的ロスの大きさを用いて荷重センサの出力値を構成していた。しかしながら、推定された機械的ロスの大きさには誤差が含まれているため、自動車の駆動輪からドラムやローラに加わる荷重の大きさを正確に計測することは容易ではなかった。それ故に、自動車の駆動輪から伝達される荷重をより正確に計測可能なシャシダイナモメータが望まれている。
上記の目的を達成するため、本発明のシャシダイナモメータにおいては、回転部材を支持する軸受部のハウジングが軸受支持部材に固定され、回転部材の回転に抵抗を加えるためのモータが軸受支持部材に固定され、車両のタイヤからフラットベルト機構に伝達される力を計測する荷重センサが、軸受支持部材と軸受支持部材を下方から支持するベースとの間に配置されている。このように、本発明においては、モータが軸受支持部材に固定されているため、モータ側に伝達された機械的ロスの反力が、軸受支持部材を介して荷重センサに伝達される。すなわち、互いに逆位相である機械的ロスとその反力が共に荷重センサに加わることになり、結果的に、自動車の駆動輪からドラム又はローラ対といった回転部材に伝達される荷重のみがほぼ正確に荷重センサによって検出されることになる。
また、例えば回転部材が一対のローラを備えたローラ対であり、このローラ対には無端ベルトが掛け渡され、車両に装着されたタイヤのうちの少なくとも1つのタイヤが無端ベルトと当接し、少なくとも1つのタイヤの回転に従動して無端ベルトが該ローラ対の周りを回動するようになっている構成としても良い。この時、モータの回転軸に設けられた第1のプーリと、ローラ対を構成するローラの一方の回転軸に設けられた第2のプーリと、第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け渡されたローラ駆動用無端ベルトを備えた無端ベルト機構によって、モータがローラ対に抵抗を加える構成としても良い。
さらに、モータがローラ対を構成するローラの間に配置されている構成とすることによって、シャシダイナモメータの装置をよりコンパクトなものとすることができる。
以上のように、本発明によれば、自動車の駆動輪から伝達される荷重をより正確に計測可能なシャシダイナモメータが実現される。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態のシャシダイナモメータにつき説明する。図1は、本発明の実施形態によるシャシダイナモメータ1の側面図を示したものである。また、図2は、シャシダイナモメータ1の上面図を示したものである。シャシダイナモメータ1とは、自動車の実走行時と同様の走行状態を自動車の駆動輪(本実施形態においては前輪)に与え、各種計測を行う装置である。計測結果は、このシャシダイナモメータ1の制御部800(後述)に送信され、この制御部800によって、計測結果が処理される。
図1に示されているように、シャシダイナモメータ1は、試験を行う自動車Cのボディを固定するための架台100と、自動車Cの前輪Wfの2輪がその上にそれぞれ載置される一対のフラットベルト機構200、300(図2参照)と、自動車Cを架台100およびフラットベルト機構200の上に移動させるためのスロープ400とを有する。なお、本実施形態においては、自動車Cは前輪駆動である。以下の説明においては、自動車Cの向きを基準とし、自動車Cの前方側を「前」、自動車Cの後方側を「後」、自動車Cの幅方向を「幅方向」と定義する。
図1に示されているように、架台100の上には自動車CのボディCbを固定するためのL字ガイド110と、自動車Cの後輪Wbの2輪をそれぞれ固定するための一対のタイヤ把持手段120、130とが設けられている。
L字ガイド110は、その一端111が自動車CのボディCbの両側面に当接するように、自動車Cの左右に夫々3つずつ設けられている。各L字ガイド110の、自動車CのボディCbに当接する一端111には、ゴム、ウレタン等からなるパッド112(図2)が設けられており、このパッド112とボディCbとの間に働く摩擦力によって、自動車Cが動かないように保持する。また、多種多様な幅・形状の自動車に対応するため、各L字ガイド110は、その左右方向の位置や、L字ガイド110の一端111の高さを調整可能となっている。この調整を行う機構としては、ラック−ピニオン機構、送りねじ機構、油圧機構等、既知の様々な位置調整機構が利用可能である。
なお、本実施形態においては、L字ガイド110が自動車CのボディCbを幅方向両端から挟み込んで自動車Cを保持しているが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、自動車のジャッキアップポイントを架台100に対して固定するような機構を代わりに使用してもよい。
タイヤ把持手段120(130)は、タイヤを前後から把持するクランプ122(132)、124(134)を有している。クランプ122(132)、124(134)は、それぞれ前後方向に移動可能であり、自動車Cのタイヤを前後から挟み込んで把持固定する。このクランプの移動機構としては、ラック−ピニオン機構、送りねじ機構、油圧機構等、既知の様々な位置調整機構が利用可能である。
前述のように、本実施形態においては自動車Cが前輪駆動であるため、前輪Wfをフラットベルト機構200、300に載置し、後輪Wbを架台100上に固定する構成となっているが、自動車Cが後輪駆動である場合は、後輪Wbをフラットベルト機構200、300に載置し、前輪Wfを架台100上に固定する。さらに、自動車Cが4輪駆動である場合は、フラットベルト機構を4台用意し、全ての駆動輪が夫々別個のフラットベルトに載るようにする。
このように構成されたシャシダイナモメータ1に自動車Cを設置し、自動車Cの前輪Wfを駆動させると、前輪Wfの回転に伴ってフラットベルト機構200、300の無端ベルトが進退する。この際フラットベルト機構200、300に設けられた駆動吸収用のモータによって無端ベルトに抵抗を加えて、様々な走行状態を再現することができる。例えば、無端ベルトの進行方向と同じ方向に抵抗を加えることによって下り坂を、無端ベルトの進行方向と逆方向に抵抗を加えることによって上り坂を、それぞれ再現することができる。また、後述のロータリーエンコーダを用いてフラットベルトの周速を計測し、このフラットベルトの加速度に応じた負荷を加えることによって、自動車の車体に加速/減速時の慣性力を加えることができる。すなわち、自動車の加速/減速時における過渡的な走行状態を再現することができる。
フラットベルト機構200、300の構造につき、以下説明する。図3は、本実施形態によるフラットベルト機構200の側面図を示したものである。また、図4はフラットベルト機構200の上面図を示したものである。なお、図4に示されているように、フラットベルト機構300は、フラットベルト機構200とは左右対称に構成、配置されているものであり、その構造はフラットベルト機構200と同様であるため、これについての説明は省略する。
図3に示されているように、フラットベルト機構200は、夫々幅方向に延びる駆動ローラ212と、従動ローラ214からなるローラ対210と、このローラ対210に掛け渡された無端ベルト220とを有する。駆動ローラ212と従動ローラ214は前後方向に並べて配置されており、駆動ローラ212の回転に伴って、無端ベルト220がローラ対210の周りを回動し、この無端ベルト220の運動に伴って、従動ローラ214は回転する。なお、駆動ローラ212および従動ローラ214の径は約560mmである。
無端ベルト220は厚さ約0.5mmの鋼板であり、その外周面には例えばセーフティウォーク(登録商標)等のゴム製の防滑材222が貼付されている。この防滑材は、鋼製の無端ベルト220自身よりも高い摩擦係数となっており、実際のアスファルト路面に近い状態が再現される。
駆動ローラ212および従動ローラ214の回転軸212a、214aはそれぞれ、軸受232、234によって回転可能に支持されている。なお、軸受232、234は駆動ローラ212および従動ローラ214の回転軸212a、214aの両端に1つずつ備えられている。
従動ローラ214の回転軸214aを支持する軸受234には、これを送りねじ機構によって前後方向に移動させるための従動ローラ調整機構216が備えられている。従動ローラ調整機構216を操作することによって、従動ローラ214を移動させ、従動ローラ214と駆動ローラ212との間隔を調整することができる。なお、図4に示されているように、従動ローラ調整機構216は従動ローラ214の両端に設けられている。
これによって、無端ベルト220の張力を適切な値に調整する。また、従動ローラ調整機構216は、無端ベルト220を交換する際にも使用される。すなわち、無端ベルト220をローラ対210に取り付けたり、ローラ対210から取り外したりする時には、従動ローラ214と駆動ローラ212との間隔を縮める方向に従動ローラ214を移動させて、力を加えることなく無端ベルト220を着脱可能とする。
駆動ローラ212に設けられた軸受232および従動ローラ調整機構216は共に、ローラ支持ガイド236、237に固定されている。軸受232および234がローラ対210の幅方向両端に一対ずつ設けられているので、ローラ支持ガイド236、237もまた、ローラ対210の幅方向両端のそれぞれに1つずつ設けられている(図4参照)。図3中手前側のローラ支持ガイド236は、駆動ローラ212および従動ローラ214の回転軸212a、214aに略垂直な面上に広がるプレート部236aと、プレート部236aの前後方向両端から幅方向外側に向かって延びて形成された前部壁面236b、後部壁面236cを有する。軸受232は後部壁面236cに固定されている。また、従動ローラ調整機構216は前部壁面236bに固定されている。また、ローラ支持ガイド236のこわさを向上させるため、前部壁面236bと後部壁面236cの下端は、前後方向に延びる下部壁面236dを介して互いに連結されている。また、ローラ支持ガイド237もまた同様の構成となっている。
また、ローラ支持ガイド236、237は共に、主支持プレート238上に固定されている。つまり、軸受232、234は、ローラ支持ガイド236、237を介して、一枚の主支持プレート238に固定される。従って自動車Cの前輪Wfから無端ベルト200に加えられる荷重および振動は、主支持プレート238に伝達されることになる。
図3に示されているように、主支持プレート238は、ベースプレート700上にボルト710にて固定されている。また、主支持プレート238とベースプレート700との間には水晶圧電式3分力荷重センサ721〜724が設けられている(図3中には721、722のみ表示)。荷重センサ721〜724はそれぞれローラ支持プレート236の四隅に配置されている。721〜724は穴開き円盤形状であり、この穴の中にボルト710を通し、このボルト710が荷重センサ721〜724をローラ支持プレート236とベースプレート700を締めつけることによって、荷重センサ721〜724に所定のプリロードが加えられる。
また、無端ベルト220に負荷をかけるための駆動モータ242が、駆動ローラ212と従動ローラ214との間に設けられている。駆動モータ242は、その幅方向両端をローラ支持ガイド236、237に両端固定ばり状に固定されている。この結果、駆動モータ242は中空に浮いた状態で支持されることになり、無端ベルト220とは接触しない。駆動モータ242の回転軸242aは、ローラ支持ガイド236のプレート部236aの中央に設けられた開口236eを通過して、ローラ支持ガイド236から外側に突出している。駆動モータ242の回転軸242aの先端には、プーリ244が固定されている。このプーリ244と、駆動ローラ212の回転軸212aの先端に固定されたプーリ212bとは、無端ベルト243を介して連結されている。従って、駆動モータ242の回転軸242aに加わる動力は、プーリ244、無端ベルト243、プーリ212b、駆動ローラ212を介して、無端ベルト220に伝達される。すなわち、駆動モータ242によって、無端ベルト220に負荷を加えることができる。
駆動モータ242の回転軸242aの先端により近い位置、すなわちプーリ244に近接する位置で回転軸242aを支持するため、駆動モータ用の軸受245は、ローラ支持ガイド236の前部壁面236bと後部壁面236cの幅方向外側寄りの端面に渡された軸受固定用プレート239上に固定されている。なお、軸受固定用プレート239の中央には、駆動モータ242の回転軸242aを通過させるための開口239aが形成されている。
以上のように、本実施形態のシャシダイナモメータ1においては、駆動吸収のための駆動モータ242及び、この駆動モータ242に付随する各種部材(プーリ244等)が全て、ローラ支持ガイド236、237を介して主支持プレート238に支持されるようになっている。このため、駆動モータ242の回転軸242aから駆動ローラ212に伝達される機械的ロスと駆動モータ242自身に伝達される機械的ロスの反力が共に荷重センサに加わることになり、結果的に、自動車の前輪Wfから無端ベルト220に伝達される荷重のみがほぼ正確に荷重センサ721〜724によって検出される。すなわち、本実施形態のシャシダイナモメータ1においては、前輪Wfから伝達される荷重変動や振動を正確に検出することが可能となる。
従動ローラ214の回転軸214aには、図示しないロータリーエンコーダ217(後述)が設けられている。このロータリーエンコーダ217によって、駆動ローラ212の回転数が計測され、この計測結果から無端ベルト220の速度、すなわち無端ベルト220と当接している前輪Wfの周速が計測される。また、駆動ローラ212の回転軸212aにも図示しないロータリーエンコーダが設けられている。駆動ローラ212側のエンコーダが検出した回転数と、従動ローラ213側のエンコーダ217が検出した回転数との間に差異がある時は、駆動ローラ212と無端ベルト220との間に滑りが発生していることを意味する。制御部800は、このロータリーエンコーダ217と駆動ローラ214側のロータリーエンコーダの検出した回転数から、駆動ローラ212と無端ベルト220との間に滑りが発生しているかどうかを判定し、滑りが発生していると判断された場合は、装置の異常をオペレータに報知する。
無端ベルト220の上部を支持するための支持ローラ機構600につき、以下説明する。支持ローラ機構600は、図3に示されているように、前後方向に並べられ、それぞれの回転軸が左右方向であるような、5本のローラ611〜615を有する。このローラ611〜615の両端は、ローラ支持ガイド236、237に設けられた軸受622、624によって、回転可能に支持されている。ローラ611〜615の上端の高さは駆動ローラ212および従動ローラ214の上端の高さと同じかやや高くなるよう調整されている。このため、ローラ611〜615の上端は、常に無端ベルト220の内周上部と密着するようになっている。従って、前輪Wfがフラットベルト機構200の上に載置された状態では、前輪Wfは無端ベルト220のみならず、ローラ611〜615によっても支持される。
本実施形態のシャシダイナモメータ1は、上記のように自動車Cの駆動輪をフラットベルト機構の上に載せ、次いでこの駆動輪を駆動してフラットベルト機構の無端ベルトを進退させるものである。ここで、駆動輪の回転軸がフラットベルト機構のローラの回転軸に対して傾いている、すなわち自動車の進行方向と無端ベルトの進行方向にずれがある場合は、無端ベルトに横力が加わる。本実施形態においては、この横力によって発生しうる無端ベルトの幅方向の移動を防止するためのガイドローラ機構を備えている。
フラットベルト機構200に設けられたガイドローラ機構250につき、以下説明する。なお、フラットベルト機構300にも同様のガイドローラ機構が設けられている。ガイドローラ機構250は、無端ベルト220の下部の幅方向両端と当接する円盤状のガイドローラ251と、ガイドローラ251を回転可能に支持する軸受プレート252とを有する。本実施形態においては、ガイドローラ機構250は無端ベルト220の幅方向一端に2組、他端に2組設けられており、無端ベルト220の両端からこれを支持するようになっている。なお、本実施形態においては、ガイドローラ機構250が無端ベルト220の下部の幅方向両端を支持する構成となっているが、ガイドローラ機構250が無端ベルト220の上部の幅方向両端を支持する、或いはガイドローラ機構250が無端ベルト220の上部および下部の双方で無端ベルト220の幅方向両端を支持する構成としても良い。
ガイドローラ機構250の軸受プレート252は主支持プレート238上に固定されている。図4に示されているように、軸受プレート252の前後方向両端には、幅方向に向かって伸びる長穴252aが形成されており、この長穴252aを介してボルト(図示せず)にて軸受プレート252は主支持プレート238に締結される。本実施形態においては、一対の長穴を介して軸受プレート252を固定するようになっているため、主支持プレート238に対する軸受プレート252の位置を幅方向に調整可能である。また、図3に示されているように、ガイドローラ機構250の大部分はローラ支持ガイド236のプレート部236aに対して、幅方向外側に位置している。この状態においてガイドローラ251がプレート部236aを貫通して無端ベルト220に当接できるように、プレート部236aの下部には切欠き236fが設けられている。
ガイドローラ機構250の拡大図を図5に示す。図示されているように、ガイドローラ251の円筒面には、円周方向に伸びる溝251aが形成されている。この溝251aの幅は、無端ベルト220の厚さよりもやや大きくなっている。ガイドローラ機構250をフラットベルト機構200に取り付けた状態では、無端ベルト220の幅方向端部はこの溝251aの中に入るようになっている。
また、軸受プレート252には、ガイドローラ251の回転軸251bを支持するための軸受部252bが嵌入されている。この軸受部252bは、軸受プレート252に内蔵された図示しないばねによって、無端ベルト220に向かって付勢されている。この結果、ガイドローラ251の溝251aが無端ベルト220と当接する。また、溝251aと無端ベルト220が常に当接するよう構成されているので、無端ベルト220は溝251aにガイドされて上下方向に移動しない。
また、4組のガイドローラ機構250のそれぞれのガイドローラ251が無端ベルト220に向かって付勢されており、ガイドローラ251のそれぞれは略均等の荷重をもって無端ベルト220に接触するようになっている。この結果、無端ベルト220とガイドローラ251との間でスリップが起きにくくなっている。無端ベルト220とガイドローラ251との間でスリップが起きると、ガイドローラ251の磨耗が進行する。従って、本実施形態の構成によって、ガイドローラ251の長寿命化を図ることができる。
また、ガイドローラ251の磨耗をさらに防ぐため、ガイドローラ251は焼き入れを行った鉄等の硬度の高い材料から形成されている。さらに、無端ベルト220の幅方向両端の端面および、ガイドローラ251の円筒面には、ハードクロムメッキなどのコーティングが施されている。このため、無端ベルト220の幅方向両端の端面およびガイドローラ251の円筒面が滑らかに形成され、両者の接触面積は小さくなる。この結果、無端ベルト220からガイドローラ251に加わる前後方向の荷重は小さくなり、ガイドローラ251がより磨耗しにくくなる。
荷重センサ721〜724、ロータリーエンコーダ217の出力の処理、および、駆動モータ242の制御(および、これらに相当するフラットベルト機構300側のセンサの出力の処理およびモータの制御)は、制御部800によって行われる。図6は、この制御部800のブロック図を示したものである。
荷重センサ721〜724のそれぞれは、チャージアンプ821〜824と接続され、これによって荷重センサ721〜724の出力が増幅される。チャージアンプ821〜824の出力は、フィルタアンプ831〜834の信号入力端子831a〜834aに入力される。
フィルタアンプ831〜834のそれぞれは、入力された信号からノイズを除去すると共に、その信号レベルを所定の増幅率で増幅する。また、フィルタアンプ831〜834のそれぞれは制御信号出力端子831b〜834b、831c〜834cを有しており、これはコントローラ801と接続されている。フィルタアンプ831〜834は、予め設定されている2種類の増幅率A1、A2のいずれかで入力された信号を増幅する。増幅率A1で増幅された信号は、アンプ831〜834の信号出力端子831b〜834bを介してA/Dコンバータ841a〜844aによって離散化される。また、増幅率A2で増幅された信号は、アンプ831〜834の信号出力端子831c〜834cを介してA/Dコンバータ841b〜844bによって離散化される。なおA1よりA2の方が高い増幅率である。
離散化された信号は、コントローラ801に入力され、処理される。なお、本実施形態では、簡略化のため、荷重センサ721〜724のそれぞれからの出力をそれぞれ1つの信号処理系で処理する構成として示されているが、荷重センサ721〜724のそれぞれは3分力荷重センサであるため、それぞれ3つの出力端子を有している。従って、各処理系は3チャンネルの信号処理系をそれぞれ有する。コントローラ801は、荷重センサ721〜724の出力を軸毎に加算することによって、自動車Cの前輪Wfから無端ベルト220に伝達される力の直交三軸方向成分を算出する。また、荷重センサ721〜724の出力を既知の所定の手法で演算することによって、コントローラ801は、自動車Cの前輪Wfから無端ベルト220に伝達される直交三軸周りのモーメントを算出する。
また、ロータリーエンコーダ217の出力パルスはそのままコントローラ801に入力される。コントローラ801は時間を計測するタイマ802と接続されており、ロータリーエンコーダ217が出力するパルス間隔を、タイマ802を参照して計測することによって、ロータリーエンコーダ217の(すなわち、従動ローラ214の)回転数を計測する。
また、制御部800は外部入力端子803を有しており、装置外部に設けられた各種センサ(自動車Cの排気ガスの濃度検出センサや流量センサなど)を接続可能となっている。外部入力端子803から入力されたセンサ出力はコントローラ801に入力される。
また、コントローラ801は、駆動モータ242と接続されており、これら駆動モータの動作を制御する。
コントローラ801には、各センサからの出力を処理して得られた指標を表示するためのモニタ861および、制御部800に各種データを入力するためのキーボード862が接続されている。走行試験装置1のオペレータは、キーボード862から各種データを入力することによって、例えば駆動モータ242のトルクの調整や計測結果の記録といった、走行試験装置1の各種制御を行うことができる。
以上説明した制御部800は、フラットベルト機構200側のセンサおよびモータとの関連について説明したものであるが、フラットベルト機構300側のセンサおよびモータについても同様に、制御部800と接続されており、センサからの信号を処理したり、モータを制御したりすることができる。
以上説明したように、本実施形態のシャシダイナモメータはローラ対と無端ベルトを備えたフラットベルト機構を利用するベルト型のシャシダイナモメータである。しかしながら、フラットベルト機構の代わりにドラムを使用したドラム型のシャシダイナモメータにおいて、ドラムを支持する軸受を支持する支持部材に駆動吸収用のモータを固定した構成もまた、本発明の範囲内である。
本発明の実施形態のシャシダイナモメータの側面図である。 本発明の実施形態のシャシダイナモメータの上面図である。 本発明の実施形態のフラットベルト機構の側面図である。 本発明の実施形態のフラットベルト機構の上面図である。 本発明の実施形態のガイドローラ機構の拡大図である。 本発明の実施形態のシャシダイナモメータの制御部のブロック図である。
符号の説明
1 シャシダイナモメータ
100 架台
110 L字ガイド
120、130 タイヤ把持手段
122、124 クランプ
132、134 クランプ
200、300 フラットベルト機構
210 ローラ対
212 駆動ローラ
212a 回転軸
212b プーリ
214 従動ローラ
214a 回転軸
216 従動ローラ調整機構
217 ロータリーエンコーダ
220 無端ベルト
222 防滑材
232、234 軸受
236、237 ローラ支持ガイド
238 主支持プレート
242 駆動モータ
244 プーリ
245 軸受
250 ガイドローラ機構
251 ガイドローラ
251a 溝
251b 回転軸
252 軸受プレート
252a 長穴
400 スロープ
500 支持ベルト機構
510、520 ローラ
512、522 軸受
523 ローラ調整機構
530 無端ベルト
540 軸受支持部材
600 支持ローラ機構
611〜615 支持ローラ
700 ベースプレート
710 ボルト
721〜724 6分力荷重センサ
800 制御部
801 コントローラ
803 外部入力端子
821〜824 チャージアンプ
831〜834 フィルタアンプ
841〜844 A/Dコンバータ
861 モニタ
862 キーボード
C 自動車
Cb 自動車ボディ
Wf 前輪
Wb 後輪

Claims (18)

  1. 車両の駆動輪がその上に載置されるように構成されたフラットベルト機構であって、
    前記駆動輪の回転に伴って回転駆動される回転部材と、
    前記回転部材を回転可能に支持する軸受部と、
    前記回転部材の回転に抵抗を加えるためのモータと、
    前記軸受部のハウジングと前記モータとが固定されている軸受支持部材と
    からなるものと、
    前記軸受支持部材を下方から支持するベースと、
    前記軸受支持部材と前記ベースとの間に配置された、車両の駆動輪から前記フラットベルト機構に伝達される力を計測する複数の3分力荷重センサと、
    該複数の3分力荷重センサの検出結果から3軸方向のモーメントを演算する演算部と
    を有するシャシダイナモメータ。
  2. 前記回転部材は一対のローラからなるローラ対であり、
    前記ローラ対に掛け渡された無端ベルトであって、車両に装着された駆動輪のうちの少なくとも1つの駆動輪が前記無端ベルトに当接し、該少なくとも1つの駆動輪の回転に従動して前記無端ベルトが該ローラ対の周りを回動するよう構成されているものを更に有することを特徴とする、請求項1に記載のシャシダイナモメータ。
  3. 前記モータの回転軸に設けられた第1のプーリと、
    前記ローラ対を構成するローラの一方の回転軸に設けられた第2のプーリと、
    前記第1のプーリと前記第2のプーリとに掛け渡されたローラ駆動用無端ベルトと
    を更に有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のシャシダイナモメータ。
  4. 前記モータは、前記ローラ対を構成するローラの間に配置されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載のシャシダイナモメータ。
  5. 前記無端ベルトの外周面には防滑材が設けられていることを特徴とする、請求項2から4のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  6. 複数の支持ローラを更に有し、
    前記支持ローラは前記無端ベルトに接触し、
    前記無端ベルトは、前記複数の支持ローラの少なくとも1つと該少なくとも1つの駆動輪とに挟まれることを特徴とする、請求項2から5のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  7. 前記無端ベルトの張力を調整する張力調整要素を更に有することを特徴とする、請求項2から6のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  8. 前記張力調整要素は、前記ローラ対を構成するローラのうちの少なくとも一方のローラを移動させることによって、前記無端ベルトの張力を調整することを特徴とする、請求項7に記載のシャシダイナモメータ。
  9. 前記回転部材の回転軸に設けられたロータリーエンコーダを更に有することを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  10. 前記複数の3分力荷重センサと前記演算部とは、前記車両の駆動輪から前記フラットベルト機構に伝達される3つの独立な軸成分の力および前記3つの独立な軸成分のモーメントを出力する6分力センサを構成することを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  11. 前記3分力荷重センサは圧電式3分力センサであることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  12. 前記圧電式3分力センサは水晶圧電素子からなることを特徴とする、請求項11に記載のシャシダイナモメータ。
  13. 前記無端ベルトの幅方向両端に当接して前記無端ベルトを支持する支持部材を更に有することを特徴とする、請求項2から12のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  14. 前記支持部材が、前記無端ベルトの回動に伴って回転する複数のガイドローラであることを特徴とする、請求項13に記載のシャシダイナモメータ。
  15. 前記複数のガイドローラの軸は、前記複数のガイドローラのそれぞれを前記無端ベルトに向かって付勢する複数のばね要素に取り付けられていることを特徴とする、請求項14に記載のシャシダイナモメータ。
  16. 前記ガイドローラの円筒面には円周方向に延びる溝が形成されており、
    前記無端ベルトの幅方向端部が前記溝に入るようになっていることを特徴とする、請求項14又は15に記載のシャシダイナモメータ。
  17. 前記無端ベルトの幅方向端部の形状は曲面であることを特徴とする、請求項2から16のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
  18. 前記3分力荷重センサはプリロードを加えて配置されていることを特徴とする、請求項1から17のいずれかに記載のシャシダイナモメータ。
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