JP2000321074A - 圧電振動子及びこれを利用した信号検出装置 - Google Patents
圧電振動子及びこれを利用した信号検出装置Info
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来は2つの出力電極間にアース電極を有す
る構成であったため、出力電極とアース電極間の沿面距
離を均等に形成する必要があった。 【解決手段】 三脚音叉型圧電振動子の各振動脚11
u,11vおよび11wの一方の面の電極(駆動電極)
c1,d1,c,d,c2およびd2に駆動信号を与え
る。他方の面の電極(出力電極)a1,b1,a,b,
a2およびb2のうち、出力電極aおよびbをI/V変
換手段12,13にそれぞれ接続する。出力電極aおよ
びbは、I/V変換手段12,13においてイマジナリ
ーショートされるため、出力電極aとbとの間にアース
電極を設け必要がなくなる。これにより、電極製造工程
を簡素化することができる。
る構成であったため、出力電極とアース電極間の沿面距
離を均等に形成する必要があった。 【解決手段】 三脚音叉型圧電振動子の各振動脚11
u,11vおよび11wの一方の面の電極(駆動電極)
c1,d1,c,d,c2およびd2に駆動信号を与え
る。他方の面の電極(出力電極)a1,b1,a,b,
a2およびb2のうち、出力電極aおよびbをI/V変
換手段12,13にそれぞれ接続する。出力電極aおよ
びbは、I/V変換手段12,13においてイマジナリ
ーショートされるため、出力電極aとbとの間にアース
電極を設け必要がなくなる。これにより、電極製造工程
を簡素化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャイロスコープ
などに使用される圧電振動子に係わり、特に電極を削減
した圧電振動子およびこれを利用した信号検出装置に関
する。
などに使用される圧電振動子に係わり、特に電極を削減
した圧電振動子およびこれを利用した信号検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図15Aは従来の三脚音叉型の圧電振動
子の一方の面を示す斜視図、図15Bは他方の面を示す
斜視図、図16は図15Aを矢印16方向から見た圧電
振動子の正面図である。
子の一方の面を示す斜視図、図15Bは他方の面を示す
斜視図、図16は図15Aを矢印16方向から見た圧電
振動子の正面図である。
【0003】振動体1は、全体が、板状の圧電セラミッ
クまたは水晶などの圧電材料で形成されたものであり、
その先部は溝1A,1Aで分離されて3個の振動脚1
a,1b,1cが一体に形成されている。各振動脚1
a,1b,1cでの圧電材料の誘電分極方向は図16に
おいて矢印で示す通りであり、左右両側の振動脚1bと
1cとで誘電分極方向が同じであり、中央の振動脚1a
では、左右の振動脚1bおよび1cに対し、誘電分極方
向が左右および上下に対称な向きである。
クまたは水晶などの圧電材料で形成されたものであり、
その先部は溝1A,1Aで分離されて3個の振動脚1
a,1b,1cが一体に形成されている。各振動脚1
a,1b,1cでの圧電材料の誘電分極方向は図16に
おいて矢印で示す通りであり、左右両側の振動脚1bと
1cとで誘電分極方向が同じであり、中央の振動脚1a
では、左右の振動脚1bおよび1cに対し、誘電分極方
向が左右および上下に対称な向きである。
【0004】各振動脚1a,1b,1cでは下面側にそ
れぞれ一対の駆動電極2,2,…が導電性材料により形
成されており、この駆動電極2,2,…は、図15Bに
示すように、振動体1の基端部1Bまで延びている。上
記駆動電極2,2,…は図示しない配線により、交流駆
動電源3に接続され、交流駆動電源3から各駆動電極
2,2,…に同電位の駆動電圧が与えられる。
れぞれ一対の駆動電極2,2,…が導電性材料により形
成されており、この駆動電極2,2,…は、図15Bに
示すように、振動体1の基端部1Bまで延びている。上
記駆動電極2,2,…は図示しない配線により、交流駆
動電源3に接続され、交流駆動電源3から各駆動電極
2,2,…に同電位の駆動電圧が与えられる。
【0005】振動体1の上面では、左右の振動脚1b,
1cに一対のアース電極4,4,…が、中央の振動脚1
aに1本のアース電極4が形成されている。各アース電
極4,4,…は、振動体1の基端部1Bに延びている。
図15Aに示す振動体1の表面では、基端部1Bに集約
パターン4aが形成されて、全てのアース電極4は集約
パターン4aに接続されている。図示しない配線経路に
より、各アース電極4,4,…は接地電位となってい
る。
1cに一対のアース電極4,4,…が、中央の振動脚1
aに1本のアース電極4が形成されている。各アース電
極4,4,…は、振動体1の基端部1Bに延びている。
図15Aに示す振動体1の表面では、基端部1Bに集約
パターン4aが形成されて、全てのアース電極4は集約
パターン4aに接続されている。図示しない配線経路に
より、各アース電極4,4,…は接地電位となってい
る。
【0006】前記駆動電極2、2、…とアース電極4,
4,…とで、駆動手段である圧電材料に対して駆動電圧
が与えられる。図16に示す誘電分極構造にしたがっ
て、左右の振動脚1bと1cは、X方向へ同位相で振動
駆動され、中央の振動脚1aは、左右の振動脚1b,1
cと逆の位相(180度相違する位相)により同じくX
方向へ振動駆動される。すなわち、ある時点において、
左右の振動脚1b,1cのX方向への振幅と振動脚1a
のX方向への振幅とは逆方向である。
4,…とで、駆動手段である圧電材料に対して駆動電圧
が与えられる。図16に示す誘電分極構造にしたがっ
て、左右の振動脚1bと1cは、X方向へ同位相で振動
駆動され、中央の振動脚1aは、左右の振動脚1b,1
cと逆の位相(180度相違する位相)により同じくX
方向へ振動駆動される。すなわち、ある時点において、
左右の振動脚1b,1cのX方向への振幅と振動脚1a
のX方向への振幅とは逆方向である。
【0007】中央の振動脚1aの上面には、一対の検出
電極5aと5bが形成されている。各検出電極5aと5
bは、振動体1の後方にて基端部1Bよりも手前の位置
まで延びており、それぞれの検出電極5aおよび5bに
はランド部5a1と5b1が一体に形成されている。
電極5aと5bが形成されている。各検出電極5aと5
bは、振動体1の後方にて基端部1Bよりも手前の位置
まで延びており、それぞれの検出電極5aおよび5bに
はランド部5a1と5b1が一体に形成されている。
【0008】振動脚1a,1b,1cがX方向へ駆動さ
れている状態で、振動体1がZ軸回りの角速度ωを有す
る回転系内に置かれると、コリオリ力により、各振動脚
1a,1b,1cがY方向の振動成分を持つ。両側の振
動脚1bおよび1cと、中央の振動脚1aとでは、駆動
電圧による振動の位相が逆であるため、コリオリ力によ
る振動の位相も、振動脚1b,1cと、振動脚1aとで
逆である。すなわち、ある時点において、振動脚1bと
1cのコリオリ力によるY軸での振幅成分の方向が同じ
であり、中央の振動脚1aのY軸での振幅成分の方向は
振動脚1b,1cと逆方向である。
れている状態で、振動体1がZ軸回りの角速度ωを有す
る回転系内に置かれると、コリオリ力により、各振動脚
1a,1b,1cがY方向の振動成分を持つ。両側の振
動脚1bおよび1cと、中央の振動脚1aとでは、駆動
電圧による振動の位相が逆であるため、コリオリ力によ
る振動の位相も、振動脚1b,1cと、振動脚1aとで
逆である。すなわち、ある時点において、振動脚1bと
1cのコリオリ力によるY軸での振幅成分の方向が同じ
であり、中央の振動脚1aのY軸での振幅成分の方向は
振動脚1b,1cと逆方向である。
【0009】検出電極5aと5bは、中央の振動脚1a
の同じ面(同じ振動面)に形成されており、中央の振動
脚1aの圧電材料がコリオリ力の検出手段として機能す
る。この検出電極5aと5bが形成されている部分の圧
電材料の誘電分極方向が互いに逆である。したがって、
交流駆動電源3からの駆動信号により各振動脚1a,1
b,1cがX方向へ振動駆動され、且つ角速度ωが与え
られると、コリオリ力によるY方向への振動によるコリ
オリ出力成分が、検出電極5aからの検出出力Cと検出
電極5bからの検出出力Dとの間に位相差がφ生じる。
の同じ面(同じ振動面)に形成されており、中央の振動
脚1aの圧電材料がコリオリ力の検出手段として機能す
る。この検出電極5aと5bが形成されている部分の圧
電材料の誘電分極方向が互いに逆である。したがって、
交流駆動電源3からの駆動信号により各振動脚1a,1
b,1cがX方向へ振動駆動され、且つ角速度ωが与え
られると、コリオリ力によるY方向への振動によるコリ
オリ出力成分が、検出電極5aからの検出出力Cと検出
電極5bからの検出出力Dとの間に位相差がφ生じる。
【0010】これら検出出力C,Dは、図示しない位相
差検出手段において位相差φに相当する直流電圧が検出
され、この直流電圧から角速度ωが求められ、さらにこ
の角速度ωを数値積分することにより角度が求められ
る。
差検出手段において位相差φに相当する直流電圧が検出
され、この直流電圧から角速度ωが求められ、さらにこ
の角速度ωを数値積分することにより角度が求められ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のジ
ャイロスコープにおける信号検出方法では、以下に示す
ような問題がある。
ャイロスコープにおける信号検出方法では、以下に示す
ような問題がある。
【0012】第1に、中央の振動脚1aでは、その狭い
表面上に検出電極5aと検出電極5b以外にアース電極
4を設ける構成であり、しかもこのアース電極4は振動
脚1aの先端から基端部1Bまで検出電極5aおよび検
出電極5bに対し平行に形成する必要がある。
表面上に検出電極5aと検出電極5b以外にアース電極
4を設ける構成であり、しかもこのアース電極4は振動
脚1aの先端から基端部1Bまで検出電極5aおよび検
出電極5bに対し平行に形成する必要がある。
【0013】しかし、振動脚の先端から基端部1Bまで
の間、一律にアース電極4を検出電極5aと5bの両者
から等間隔で形成することが難しい。したがって、アー
ス電極4と検出電極5aとの間の沿面距離Waと、アー
ス電極4と検出電極5bとの間の沿面距離Wbとが異な
ると、アース電極4と検出電極5aとの間、またはアー
ス電極4と検出電極5bとの間に絶縁破壊が起りやすく
なるという問題がある。
の間、一律にアース電極4を検出電極5aと5bの両者
から等間隔で形成することが難しい。したがって、アー
ス電極4と検出電極5aとの間の沿面距離Waと、アー
ス電極4と検出電極5bとの間の沿面距離Wbとが異な
ると、アース電極4と検出電極5aとの間、またはアー
ス電極4と検出電極5bとの間に絶縁破壊が起りやすく
なるという問題がある。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、従来必要とされていたアース電極を削減し
て、製造工程を簡素化することのできる圧電振動子を提
供することを目的としている。
ものであり、従来必要とされていたアース電極を削減し
て、製造工程を簡素化することのできる圧電振動子を提
供することを目的としている。
【0015】また本発明は、振動脚上の好適な電極配置
を行い、位相差を確実に検出することができる圧電振動
子及びこの圧電振動子を利用した信号検出装置を提供す
ることを目的としている。
を行い、位相差を確実に検出することができる圧電振動
子及びこの圧電振動子を利用した信号検出装置を提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転系におけ
るコリオリ力に比例した角速度を出力する圧電振動子で
あって、断面が長方形または正方形の振動脚と、この振
動脚の駆動方向に延びる面において前記駆動方向へ間隔
を開けて且つ振動脚の長手方向に延設された一対の駆動
電極が設けられ、前記振動脚の前記駆動電極が形成され
た面と逆側の面には前記駆動電極に対向する一対の出力
電極のみが振動脚の長手方向へ延設されており、前記駆
動電極に駆動電力が与えられると圧電効果により振動脚
が振動駆動され、前記コリオリ力に比例した角速度成分
が、圧電効果により前記一対の出力電極から得られるこ
とを特徴とするものである。
るコリオリ力に比例した角速度を出力する圧電振動子で
あって、断面が長方形または正方形の振動脚と、この振
動脚の駆動方向に延びる面において前記駆動方向へ間隔
を開けて且つ振動脚の長手方向に延設された一対の駆動
電極が設けられ、前記振動脚の前記駆動電極が形成され
た面と逆側の面には前記駆動電極に対向する一対の出力
電極のみが振動脚の長手方向へ延設されており、前記駆
動電極に駆動電力が与えられると圧電効果により振動脚
が振動駆動され、前記コリオリ力に比例した角速度成分
が、圧電効果により前記一対の出力電極から得られるこ
とを特徴とするものである。
【0017】本発明では、振動脚の一方の面に一対の駆
動電極、他方の面に一対の出力電極をそれぞれ形成すれ
ばよく、出力電極と出力電極との間にアース電極を設け
る必要がない。よって、両出力電極とアース電極との間
の沿面距離を均等にしなければならないという従来の問
題をなくすことができる。よって、電極間の絶縁破壊の
問題を解消することができる。
動電極、他方の面に一対の出力電極をそれぞれ形成すれ
ばよく、出力電極と出力電極との間にアース電極を設け
る必要がない。よって、両出力電極とアース電極との間
の沿面距離を均等にしなければならないという従来の問
題をなくすことができる。よって、電極間の絶縁破壊の
問題を解消することができる。
【0018】また、一対の出力電極の間に設けていた接
地用のアース電極を不要とすることが可能となるため、
電極を形成する製造工程を簡素化することができるよう
になる。
地用のアース電極を不要とすることが可能となるため、
電極を形成する製造工程を簡素化することができるよう
になる。
【0019】上記において、振動子には分岐形成された
3個の振動脚が設けられ、前記駆動電極および出力電極
は全ての振動脚に設けられており、前記駆動電極と出力
電極との間に駆動信号が与えられ、前記出力電極のうち
少なくとも一組の出力電極からコリオリ力に比例した角
速度成分が検出されるものが好ましい。
3個の振動脚が設けられ、前記駆動電極および出力電極
は全ての振動脚に設けられており、前記駆動電極と出力
電極との間に駆動信号が与えられ、前記出力電極のうち
少なくとも一組の出力電極からコリオリ力に比例した角
速度成分が検出されるものが好ましい。
【0020】図2に示す圧電振動子を用いて説明する
と、上記一組の出力電極は、中央の振動脚(11v)に
設けられた一対の出力電極aとbの組合せが最も好まし
いが、その他例えば左側の振動脚(11u)の出力電極
a1とb1との組合せや、右側の振動脚(11w)の出
力電極a2とb2との組合せであってもよく、あるいは
左側の振動脚(11u)の出力電極a1と右側の振動脚
(11w)の出力電極b2との組合せ、左側の振動脚
(11u)の出力電極b1と右側の振動脚(11w)の
出力電極b2との組合せであってもよい。また出力電極
a1とa2の出力と出力電極b1とb2の出力とで1組
の出力電極とすることも可能である。
と、上記一組の出力電極は、中央の振動脚(11v)に
設けられた一対の出力電極aとbの組合せが最も好まし
いが、その他例えば左側の振動脚(11u)の出力電極
a1とb1との組合せや、右側の振動脚(11w)の出
力電極a2とb2との組合せであってもよく、あるいは
左側の振動脚(11u)の出力電極a1と右側の振動脚
(11w)の出力電極b2との組合せ、左側の振動脚
(11u)の出力電極b1と右側の振動脚(11w)の
出力電極b2との組合せであってもよい。また出力電極
a1とa2の出力と出力電極b1とb2の出力とで1組
の出力電極とすることも可能である。
【0021】また前記1組の出力電極以外の出力電極
が、不変電位に固定されているものが好ましい。
が、不変電位に固定されているものが好ましい。
【0022】例えば、前記不変電位は、接地電位であ
り、その他変動しない電位であれば、電源電圧や中点電
位(電源電圧の1/2)などであってもよい。
り、その他変動しない電位であれば、電源電圧や中点電
位(電源電圧の1/2)などであってもよい。
【0023】また各振動脚の幅方向の中心を通り長手方
向に延びる軸を各振動脚の中心軸としたときに、前記出
力電極が、振動脚の面において前記中心軸から最も離れ
た位置に設けられているものが好ましい。
向に延びる軸を各振動脚の中心軸としたときに、前記出
力電極が、振動脚の面において前記中心軸から最も離れ
た位置に設けられているものが好ましい。
【0024】振動駆動された圧電振動子が回転系に置か
れると、各振動脚にコリオリ力が作用し、各振動脚の運
動は楕円運動となる。したがって、コリオリ力による振
動子の変位が最大となる位置が、各振動脚の中心軸から
最も離れた位置となるため、この位置に出力電極を設け
ておくことにより、コリオリ力をより高い感度で検出す
ることが可能である。
れると、各振動脚にコリオリ力が作用し、各振動脚の運
動は楕円運動となる。したがって、コリオリ力による振
動子の変位が最大となる位置が、各振動脚の中心軸から
最も離れた位置となるため、この位置に出力電極を設け
ておくことにより、コリオリ力をより高い感度で検出す
ることが可能である。
【0025】さらに、前記出力電極から得られる電流出
力を電圧出力に変換するI/V変換手段を有し、出力電
極が前記I/V変換手段におけるイマジナリーショート
を介してそれぞれ接地されているものが好ましく、これ
を利用した信号検出装置である。
力を電圧出力に変換するI/V変換手段を有し、出力電
極が前記I/V変換手段におけるイマジナリーショート
を介してそれぞれ接地されているものが好ましく、これ
を利用した信号検出装置である。
【0026】本発明では、振動脚の一方の面に一対の駆
動電極、他方の面に一対の出力電極が形成され、前記駆
動電極に交流駆動信号を与え、他方の面のうち、両側の
振動脚に配設された各一対の電極を接地電位、あるいは
不変電位に接続することにより、両側の振動脚を同相で
振動駆動させることができる。また中央の振動脚に配設
された電極は、演算増幅器などから構成されるI/V
(電流/電圧)変換手段に接続されるが、I/V変換手
段を構成する演算増幅器の反転端子と非反転端子間はイ
マジナリーショートにより、反転端子が接地電位となる
ため、従来のようにアース電極を形成しなくても中央の
振動脚を振動駆動させることが可能となる。
動電極、他方の面に一対の出力電極が形成され、前記駆
動電極に交流駆動信号を与え、他方の面のうち、両側の
振動脚に配設された各一対の電極を接地電位、あるいは
不変電位に接続することにより、両側の振動脚を同相で
振動駆動させることができる。また中央の振動脚に配設
された電極は、演算増幅器などから構成されるI/V
(電流/電圧)変換手段に接続されるが、I/V変換手
段を構成する演算増幅器の反転端子と非反転端子間はイ
マジナリーショートにより、反転端子が接地電位となる
ため、従来のようにアース電極を形成しなくても中央の
振動脚を振動駆動させることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0028】図1はジャイロスコープにおける圧電振動
子の斜視図、図2は図1の矢印2方向から見た圧電振動
子の正面図、図3はその他の圧電振動子の分極状態を示
す正面図、図4Aは圧電振動子にX方向の振動を与えた
場合の各振動脚の正面図、図4Bは圧電振動子を回転系
に置いた場合の各振動脚の正面図である。
子の斜視図、図2は図1の矢印2方向から見た圧電振動
子の正面図、図3はその他の圧電振動子の分極状態を示
す正面図、図4Aは圧電振動子にX方向の振動を与えた
場合の各振動脚の正面図、図4Bは圧電振動子を回転系
に置いた場合の各振動脚の正面図である。
【0029】図1に示すように、圧電振動子11は全体
がPZTや水晶などからなる圧電材料の板材により形成
されたものであり、圧電振動子11の先端には3つの振
動脚11u、11vおよび11wが分岐形成されてい
る。
がPZTや水晶などからなる圧電材料の板材により形成
されたものであり、圧電振動子11の先端には3つの振
動脚11u、11vおよび11wが分岐形成されてい
る。
【0030】各振動脚11u、11vおよび11wでの
圧電材料の誘電分極方向は、図2において矢印で示す通
りである。すなわち、左右両側の振動脚11uと11w
とで誘電分極方向が同じであり、中央の振動脚11vで
は、左右の振動脚11uおよび11wに対し、誘電分極
方向が左右および上下に対称な向きである。
圧電材料の誘電分極方向は、図2において矢印で示す通
りである。すなわち、左右両側の振動脚11uと11w
とで誘電分極方向が同じであり、中央の振動脚11vで
は、左右の振動脚11uおよび11wに対し、誘電分極
方向が左右および上下に対称な向きである。
【0031】なお、以下では図2に示す中央の振動脚1
1vにおいて、出力電極bから出力電極aに向かう分極
をPxa,駆動電極dから駆動電極cに向かう分極を
Pxb,出力電極bから駆動電極cに向かう分極をPya,
駆動電極dから出力電極aに向かう分極をPybとする。
1vにおいて、出力電極bから出力電極aに向かう分極
をPxa,駆動電極dから駆動電極cに向かう分極を
Pxb,出力電極bから駆動電極cに向かう分極をPya,
駆動電極dから出力電極aに向かう分極をPybとする。
【0032】図2および図4に示すように、各振動脚1
1u、11vおよび11wの一方の面(+Y側)には、
各振動脚の先端から基端方向に銀系サーメット導電体や
銅箔などの導電性材料からなる駆動電極c1,d1,
c,d,c2,d2がそれぞれプリント形成(延設)さ
れている。同様に、他方の面(−Y側)には、前記各駆
動電極に対応する電極b1,a1,b,a,b2,a2
がそれぞれプリント形成されている。
1u、11vおよび11wの一方の面(+Y側)には、
各振動脚の先端から基端方向に銀系サーメット導電体や
銅箔などの導電性材料からなる駆動電極c1,d1,
c,d,c2,d2がそれぞれプリント形成(延設)さ
れている。同様に、他方の面(−Y側)には、前記各駆
動電極に対応する電極b1,a1,b,a,b2,a2
がそれぞれプリント形成されている。
【0033】図2に示すように、前記駆動電極c1,d
1,c,d,c2,d2は、交流駆動信号源Eに接続さ
れている。また両側の振動脚11uおよび11wの出力
電極b1,a1,b2,a2は、接地電位(0ボルト)
に接続されている。なお、電極b1,a1,b2,a2
は、常に一定の電位(不変電位)に固定されていていれ
ば、接地電位以外の電位、例えば中点電位に接続されて
いてもよい。
1,c,d,c2,d2は、交流駆動信号源Eに接続さ
れている。また両側の振動脚11uおよび11wの出力
電極b1,a1,b2,a2は、接地電位(0ボルト)
に接続されている。なお、電極b1,a1,b2,a2
は、常に一定の電位(不変電位)に固定されていていれ
ば、接地電位以外の電位、例えば中点電位に接続されて
いてもよい。
【0034】また中央の振動脚11vの電極aおよびb
は出力電極である。出力電極aおよびbは、電流出力を
電圧出力に変換するためのI/V変換手段12,13に
それぞれ接続されている。I/V変換手段12,13
は、オペアンプなどの演算増幅器12A,13Aを主体
に構成されており、出力電極aおよびbの電流出力Ia
およびIbを電圧出力VaおよびVbにそれぞれ変換す
る。
は出力電極である。出力電極aおよびbは、電流出力を
電圧出力に変換するためのI/V変換手段12,13に
それぞれ接続されている。I/V変換手段12,13
は、オペアンプなどの演算増幅器12A,13Aを主体
に構成されており、出力電極aおよびbの電流出力Ia
およびIbを電圧出力VaおよびVbにそれぞれ変換す
る。
【0035】演算増幅器12A,13Aの非反転端子
(+端子)は接地されており、演算増幅器12A,13
A自体の入力インピーダンスは極めて大きいが、I/V
変換手段12,13としての入力インピーダンスはきわ
めて小さくなる。これにより、電流出力IaおよびI
bは、そのほとんどが外付け抵抗R1,R2にそれぞれ
流れるため、電圧出力VaおよびVbはそれぞれVa=−
R1・IaおよびVb=−R2・Ibとなっている。
(+端子)は接地されており、演算増幅器12A,13
A自体の入力インピーダンスは極めて大きいが、I/V
変換手段12,13としての入力インピーダンスはきわ
めて小さくなる。これにより、電流出力IaおよびI
bは、そのほとんどが外付け抵抗R1,R2にそれぞれ
流れるため、電圧出力VaおよびVbはそれぞれVa=−
R1・IaおよびVb=−R2・Ibとなっている。
【0036】また反転端子(−端子)と非反転端子(+
端子)間がイマジナリーショート(仮想接地)されるこ
とにより、反転端子の電位はほぼ接地電位となる。した
がって、従来のように出力電極aとbとの間にアース電
極Gを設け、このアース電極Gと接地電位とを直接接続
しなくとも電圧出力VaおよびVbを得ることができる。
よって、出力電極aとb間のアース電極Gを不要とする
ことができる。
端子)間がイマジナリーショート(仮想接地)されるこ
とにより、反転端子の電位はほぼ接地電位となる。した
がって、従来のように出力電極aとbとの間にアース電
極Gを設け、このアース電極Gと接地電位とを直接接続
しなくとも電圧出力VaおよびVbを得ることができる。
よって、出力電極aとb間のアース電極Gを不要とする
ことができる。
【0037】なお、各振動脚11u、11vおよび11
wの分極配置および交流駆動電源との接続は例えば図3
に示すようなものであってもよい。すなわち、各振動脚
11u、11vおよび11wの分極をすべて同じ方向と
した場合には、中央の振動脚11vに与える駆動信号と
両側の振動脚11u、11wに与える駆動信号とは、互
いに位相が180度異なる電源E1およびE2を使用す
ればよい。あるいは、1つの交流駆動電源Eの駆動信号
から位相が180度異なる駆動信号を生成し、これらを
上記同様に加えてもよい。
wの分極配置および交流駆動電源との接続は例えば図3
に示すようなものであってもよい。すなわち、各振動脚
11u、11vおよび11wの分極をすべて同じ方向と
した場合には、中央の振動脚11vに与える駆動信号と
両側の振動脚11u、11wに与える駆動信号とは、互
いに位相が180度異なる電源E1およびE2を使用す
ればよい。あるいは、1つの交流駆動電源Eの駆動信号
から位相が180度異なる駆動信号を生成し、これらを
上記同様に加えてもよい。
【0038】図2において、交流駆動信号源Eから、前
記各駆動電極c1,d1,c,d,c2およびd2に正
弦波状の交流駆動信号S(ドライブ信号)が与えられる
と、振動脚11u、11vおよび11wは、圧電効果に
より各振動脚の並び方向となるX方向(+X及び−X方
向)へ振動駆動される。
記各駆動電極c1,d1,c,d,c2およびd2に正
弦波状の交流駆動信号S(ドライブ信号)が与えられる
と、振動脚11u、11vおよび11wは、圧電効果に
より各振動脚の並び方向となるX方向(+X及び−X方
向)へ振動駆動される。
【0039】各振動脚11u、11vおよび11wは、
X方向へ一次または数次モードによる曲げ変形振動を生
じる。また、両側の振動脚11uと11wが同じ位相で
駆動され、中央の振動脚11vは、両側の振動脚11u
および11wと位相がπ(180度)相違するように駆
動される。すなわち、図4Aに示すように、両側の振動
脚11uと11wのある時点での振幅の方向が+X方向
のとき、中央の振動脚11vの振幅方向は−X方向であ
る(点線の矢印)。また振動脚11uと11wとが共に
−X方向に振幅するとき、中央の振動脚11vの振幅方
向は+X方向である(実線の矢印)。
X方向へ一次または数次モードによる曲げ変形振動を生
じる。また、両側の振動脚11uと11wが同じ位相で
駆動され、中央の振動脚11vは、両側の振動脚11u
および11wと位相がπ(180度)相違するように駆
動される。すなわち、図4Aに示すように、両側の振動
脚11uと11wのある時点での振幅の方向が+X方向
のとき、中央の振動脚11vの振幅方向は−X方向であ
る(点線の矢印)。また振動脚11uと11wとが共に
−X方向に振幅するとき、中央の振動脚11vの振幅方
向は+X方向である(実線の矢印)。
【0040】ここで、各振動脚11u、11vおよび1
1wの各中心軸をOu,OvおよびO wとすると、振動が
生じていないときには中央の振動脚11vの中心軸Ov
と圧電振動子11の中立軸Oとが一致する。そして、振
動がX方向に生じると、中央の振動脚11vの中心軸O
vは中立軸Oを中心に+X方向および−X方向に振動す
る。一方、両側の振動脚11uと11wは、中立軸Oに
対して左右対称にX方向に振動するため、中央の振動脚
11vが左右均等に振動するためのバランサーとしての
役目を有している。
1wの各中心軸をOu,OvおよびO wとすると、振動が
生じていないときには中央の振動脚11vの中心軸Ov
と圧電振動子11の中立軸Oとが一致する。そして、振
動がX方向に生じると、中央の振動脚11vの中心軸O
vは中立軸Oを中心に+X方向および−X方向に振動す
る。一方、両側の振動脚11uと11wは、中立軸Oに
対して左右対称にX方向に振動するため、中央の振動脚
11vが左右均等に振動するためのバランサーとしての
役目を有している。
【0041】図5Aは中央の振動脚の端面を示す正面
図、図5Bは図5Aの振動脚にX方向の振動を与えた場
合の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図、図
6Aは中央の振動脚の端面を示す正面図、図6Bは図6
Aの振動脚にX方向の振動を与え且つ回転系に置いた場
合の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図であ
る。
図、図5Bは図5Aの振動脚にX方向の振動を与えた場
合の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図、図
6Aは中央の振動脚の端面を示す正面図、図6Bは図6
Aの振動脚にX方向の振動を与え且つ回転系に置いた場
合の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図であ
る。
【0042】図5Aに示すように、中央の振動脚11v
に着目すると、X方向へ振動を生じている状態では、振
動脚11vの中心軸Ovは、X軸上の座標(α,0)と
(−α,0)との間を往復移動する軌跡を描く。ここ
で、一方の出力電極aを固定して考え、この出力電極a
と軌跡上の中心軸Ovとの間の相対距離Lを求めると、
図5Bに示すような右肩下がりの直線として示される。
ただし、図5Aに示すように、中央の振動脚11vの中
心軸Ovが中立軸Oに一致したときの中心軸Ovと出力電
極aとの距離をL0、振動脚11vの中心軸Ovが中立軸
Oに対し最も+X方向に移動した座標(α,0)にある
ときの中心軸Ovと出力電極aとの距離をL2、中心軸O
vが中立軸Oに対し最も−X方向に移動した座標(−
α,0)にあるときの中心軸Ovと出力電極aとの距離
をL1としており、振動脚11vの振幅は2α(=α−
(−α))である。
に着目すると、X方向へ振動を生じている状態では、振
動脚11vの中心軸Ovは、X軸上の座標(α,0)と
(−α,0)との間を往復移動する軌跡を描く。ここ
で、一方の出力電極aを固定して考え、この出力電極a
と軌跡上の中心軸Ovとの間の相対距離Lを求めると、
図5Bに示すような右肩下がりの直線として示される。
ただし、図5Aに示すように、中央の振動脚11vの中
心軸Ovが中立軸Oに一致したときの中心軸Ovと出力電
極aとの距離をL0、振動脚11vの中心軸Ovが中立軸
Oに対し最も+X方向に移動した座標(α,0)にある
ときの中心軸Ovと出力電極aとの距離をL2、中心軸O
vが中立軸Oに対し最も−X方向に移動した座標(−
α,0)にあるときの中心軸Ovと出力電極aとの距離
をL1としており、振動脚11vの振幅は2α(=α−
(−α))である。
【0043】上記のようにX方向へ振動駆動された状態
で、圧電振動子11をZ軸回りの回転系に置くと、前記
圧電振動子11はY軸方向成分のコリオリ力が作用す
る。すなわち、図4Bに示すように、圧電振動子11に
例えば時計回り方向の回転を与えると、X方向への振動
にコリオリ力のY方向成分が合成されるため、各振動脚
11u、11vおよび11wは時計回りの楕円運動とな
る。
で、圧電振動子11をZ軸回りの回転系に置くと、前記
圧電振動子11はY軸方向成分のコリオリ力が作用す
る。すなわち、図4Bに示すように、圧電振動子11に
例えば時計回り方向の回転を与えると、X方向への振動
にコリオリ力のY方向成分が合成されるため、各振動脚
11u、11vおよび11wは時計回りの楕円運動とな
る。
【0044】このとき中央の振動脚11vに着目する
と、振動脚11vの中心軸Ovは、図6Aに実線で示す
ような楕円軌道を描く。また中心軸Ovと出力電極aと
の間の距離は変わらないので、各出力電極a,bも図示
点線で示すような楕円軌道を描く。ここで、上記同様一
方の出力電極a固定して考え、この出力電極aと楕円軌
跡上の中心軸Ovとの間の相対距離Lを求めると、図6
Bに示すように、上記図5Bに示した右肩下がりの直線
を長軸とする楕円軌道として示される。
と、振動脚11vの中心軸Ovは、図6Aに実線で示す
ような楕円軌道を描く。また中心軸Ovと出力電極aと
の間の距離は変わらないので、各出力電極a,bも図示
点線で示すような楕円軌道を描く。ここで、上記同様一
方の出力電極a固定して考え、この出力電極aと楕円軌
跡上の中心軸Ovとの間の相対距離Lを求めると、図6
Bに示すように、上記図5Bに示した右肩下がりの直線
を長軸とする楕円軌道として示される。
【0045】以上のことから、X軸方向に振動駆動され
ている圧電振動子11をZ軸回りの回転系におくと、こ
の回転によってコリオリ力がX軸方向と垂直となるY軸
方向に作用するが、この結果、振動脚11vは中立軸O
を中心とする楕円軌道を描きながら振動駆動されること
がわかる。よって、回転系が時計回り方向である場合に
は、振動脚11vは出力電極a→出力電極b→駆動電極
c→駆動電極d→出力電極aの順で楕円運動する。
ている圧電振動子11をZ軸回りの回転系におくと、こ
の回転によってコリオリ力がX軸方向と垂直となるY軸
方向に作用するが、この結果、振動脚11vは中立軸O
を中心とする楕円軌道を描きながら振動駆動されること
がわかる。よって、回転系が時計回り方向である場合に
は、振動脚11vは出力電極a→出力電極b→駆動電極
c→駆動電極d→出力電極aの順で楕円運動する。
【0046】したがって、出力電極a側が圧縮状態にあ
る場合、その反対側に位置する駆動電極c側は伸張状態
にある。また出力電極b側は伸張状態から圧縮状態に移
行する状態にあり、駆動電極d側は圧縮状態から伸張状
態に移行する状態にある。次に、出力電極b側が圧縮状
態になると、駆動電極d側は伸張状態にあり、出力電極
a側は圧縮状態から伸張状態へ、駆動電極c側は伸張状
態から圧縮状態へ移行する状態にある。以下同様に、圧
電振動子11の圧縮および伸張が楕円軌道に沿って繰り
返される。したがって、振動脚11vが時計回り方向に
回転すると、各電極ではa→b→c→d→aの順に起電
力が発生する。
る場合、その反対側に位置する駆動電極c側は伸張状態
にある。また出力電極b側は伸張状態から圧縮状態に移
行する状態にあり、駆動電極d側は圧縮状態から伸張状
態に移行する状態にある。次に、出力電極b側が圧縮状
態になると、駆動電極d側は伸張状態にあり、出力電極
a側は圧縮状態から伸張状態へ、駆動電極c側は伸張状
態から圧縮状態へ移行する状態にある。以下同様に、圧
電振動子11の圧縮および伸張が楕円軌道に沿って繰り
返される。したがって、振動脚11vが時計回り方向に
回転すると、各電極ではa→b→c→d→aの順に起電
力が発生する。
【0047】また圧縮状態が出力電極a側から出力電極
b側に移行するまで、あるいは伸張状態が出力電極a側
から出力電極b側に移行するまでにはわずかに時間がか
かるため、出力電極aで発生する起電力による出力信号
と出力電極bで発生する起電力による出力信号(電流出
力)との間にもわずかな時間的な遅れが生じる。そこ
で、電極cと電極dを駆動電極とし、且つ電極aおよび
bを出力電極とした振動脚11vを回転系に置くと、出
力電極aの出力信号と出力電極bの出力信号との間に位
相差を検出することができる。そして、この位相差の大
きさが角速度に比例したものとなる。
b側に移行するまで、あるいは伸張状態が出力電極a側
から出力電極b側に移行するまでにはわずかに時間がか
かるため、出力電極aで発生する起電力による出力信号
と出力電極bで発生する起電力による出力信号(電流出
力)との間にもわずかな時間的な遅れが生じる。そこ
で、電極cと電極dを駆動電極とし、且つ電極aおよび
bを出力電極とした振動脚11vを回転系に置くと、出
力電極aの出力信号と出力電極bの出力信号との間に位
相差を検出することができる。そして、この位相差の大
きさが角速度に比例したものとなる。
【0048】また回転系の回転力が大きいほど、コリオ
リ力が大きく作用し、楕円軌道は真円軌道に近付くこと
となり、圧縮又は伸張状態が出力電極aから出力電極b
に移行するまでの時間が長くなる。あるいは中心軸Ov
と出力電極aまでの距離、中心軸Ovと出力電極bまで
の距離を長くすると大きな楕円運動となるため、圧縮又
は伸張状態が出力電極aから出力電極bに移行するまで
の時間が長くなる。すなわち、コリオリ力が大きいほ
ど、または中心軸Ovと出力電極aおよびbまでの距離
が長いほど、出力電極aの出力信号と出力電極bの出力
信号間の位相差が大きくなるので、この間の位相差を高
い精度で検出することができる。
リ力が大きく作用し、楕円軌道は真円軌道に近付くこと
となり、圧縮又は伸張状態が出力電極aから出力電極b
に移行するまでの時間が長くなる。あるいは中心軸Ov
と出力電極aまでの距離、中心軸Ovと出力電極bまで
の距離を長くすると大きな楕円運動となるため、圧縮又
は伸張状態が出力電極aから出力電極bに移行するまで
の時間が長くなる。すなわち、コリオリ力が大きいほ
ど、または中心軸Ovと出力電極aおよびbまでの距離
が長いほど、出力電極aの出力信号と出力電極bの出力
信号間の位相差が大きくなるので、この間の位相差を高
い精度で検出することができる。
【0049】また、コリオリ力を駆動電極dと出力電極
aとの間、および/または駆動電極cと出力電極bとの
間の電圧出力(振幅)の変化量として検出して角速度を
求めることも可能であるが、この場合交流駆動信号源の
電圧の変化や圧電材料の温度変化などにより、出力信号
の振幅が変化しやすい。このため、制御回路にAGC回
路などを付加して振幅を安定化する必要がある。しか
し、上記の場合、位相差には変化が生じないため、AG
C回路などを不要とすることができる。
aとの間、および/または駆動電極cと出力電極bとの
間の電圧出力(振幅)の変化量として検出して角速度を
求めることも可能であるが、この場合交流駆動信号源の
電圧の変化や圧電材料の温度変化などにより、出力信号
の振幅が変化しやすい。このため、制御回路にAGC回
路などを付加して振幅を安定化する必要がある。しか
し、上記の場合、位相差には変化が生じないため、AG
C回路などを不要とすることができる。
【0050】また、上記においては、出力電極aと出力
電極bとが振動脚の同一面上に形成され、従来のように
この間にアース電極を形成する必要がないので製造工程
を簡素化することができる。よって、出力電極とアース
電極間の沿面距離の均一化を図る必要がなく絶縁破壊の
問題も生じない。
電極bとが振動脚の同一面上に形成され、従来のように
この間にアース電極を形成する必要がないので製造工程
を簡素化することができる。よって、出力電極とアース
電極間の沿面距離の均一化を図る必要がなく絶縁破壊の
問題も生じない。
【0051】以下においては、振動脚の楕円運動と出力
信号との関係を理論的に考察する。図7は、中央の振動
脚の端面の拡大図である。図7において、中心軸Ovが
描く楕円の長軸の長さを2α、短軸の長さを2β(α≧
β)、離心角をθとすると、楕円軌道上の任意の点Qの
座標(x,y)は、それぞれx=αcosθ、y=βcosθ
で表わされる。
信号との関係を理論的に考察する。図7は、中央の振動
脚の端面の拡大図である。図7において、中心軸Ovが
描く楕円の長軸の長さを2α、短軸の長さを2β(α≧
β)、離心角をθとすると、楕円軌道上の任意の点Qの
座標(x,y)は、それぞれx=αcosθ、y=βcosθ
で表わされる。
【0052】また、中心軸Ovから出力電極aまでのX
軸方向の距離をLxとすると、点Qと出力電極aまでの
X軸方向の距離Xaは、Xa=Lx−x=Lx−αcosθで
表わされる。また中心軸Ovから出力電極aまでのY軸
方向の距離をLyとすると、点Qと出力電極aまでのY
軸方向の距離Yaは、Ya=Ly−y=Ly−βcosθで表
わされる。よって、任意の点Qから出力電極aまでの距
離Laは数1のようになる。
軸方向の距離をLxとすると、点Qと出力電極aまでの
X軸方向の距離Xaは、Xa=Lx−x=Lx−αcosθで
表わされる。また中心軸Ovから出力電極aまでのY軸
方向の距離をLyとすると、点Qと出力電極aまでのY
軸方向の距離Yaは、Ya=Ly−y=Ly−βcosθで表
わされる。よって、任意の点Qから出力電極aまでの距
離Laは数1のようになる。
【0053】
【数1】
【0054】同様に任意の点Qと出力電極bまでのX軸
方向の距離Xbは、出力電極aとb位置との対称性より
Ly=Lxとなるので、Xb=Ly+x=Lx+αcosθで表
わされ、点Qと出力電極bまでのY軸方向の距離をYb
(=Ya)とすると、点Qから出力電極bまでの距離Lb
は数2のようになる。
方向の距離Xbは、出力電極aとb位置との対称性より
Ly=Lxとなるので、Xb=Ly+x=Lx+αcosθで表
わされ、点Qと出力電極bまでのY軸方向の距離をYb
(=Ya)とすると、点Qから出力電極bまでの距離Lb
は数2のようになる。
【0055】
【数2】
【0056】次に、振動脚11vがX方向およびY方向
への圧縮および伸張される場合について考える。
への圧縮および伸張される場合について考える。
【0057】振動脚11vが+X方向に振動駆動される
と、出力電極aおよび駆動出力d側が縮み、出力電極b
および駆動電極c側が伸びる。また振動脚11vが−X
方向に振動駆動されると、出力電極aおよび駆動出力d
側が伸び、出力電極bおよび駆動電極c側が縮む。この
様子は、振動脚11vの各電極を固定して考え、中心軸
Ovのみが+X方向又は−X方向に振動した場合と同様
と考えることができる。
と、出力電極aおよび駆動出力d側が縮み、出力電極b
および駆動電極c側が伸びる。また振動脚11vが−X
方向に振動駆動されると、出力電極aおよび駆動出力d
側が伸び、出力電極bおよび駆動電極c側が縮む。この
様子は、振動脚11vの各電極を固定して考え、中心軸
Ovのみが+X方向又は−X方向に振動した場合と同様
と考えることができる。
【0058】そこで、振動脚11vの各電極を固定し、
中心軸Ovのみが楕円運動され、振動脚11vに歪みが
生じた場合を想定すると、X方向への圧縮比Pxは、Px
=L x/Xaと表わすことができる。また増加分ΔPxの
みを考えると、ΔPx=1−P xとなる。ここで、分極P
xaの分極係数をKxaとすると、X方向への歪みのによる
出力電極aでの起電力Eaxは、Eax=Kxa・ΔPxと表
わすことができる。同様にY方向の圧縮比をPyとする
とPy=Ly/Ya、増加分をΔPyとするとΔPy=1−
Pyとなる。ここで分極Pyaの分極係数をKyaとする
と、Y方向への歪みによる出力電極aでの起電力E
ayは、Eay=Kya・ΔPyと表わされる。よって、出力
電極aにおける全体の起電力をEaとすると、Ea=E
ax+Eayと表わすことができる。
中心軸Ovのみが楕円運動され、振動脚11vに歪みが
生じた場合を想定すると、X方向への圧縮比Pxは、Px
=L x/Xaと表わすことができる。また増加分ΔPxの
みを考えると、ΔPx=1−P xとなる。ここで、分極P
xaの分極係数をKxaとすると、X方向への歪みのによる
出力電極aでの起電力Eaxは、Eax=Kxa・ΔPxと表
わすことができる。同様にY方向の圧縮比をPyとする
とPy=Ly/Ya、増加分をΔPyとするとΔPy=1−
Pyとなる。ここで分極Pyaの分極係数をKyaとする
と、Y方向への歪みによる出力電極aでの起電力E
ayは、Eay=Kya・ΔPyと表わされる。よって、出力
電極aにおける全体の起電力をEaとすると、Ea=E
ax+Eayと表わすことができる。
【0059】さらに、出力電極aに接続される外部回路
を考え、出力電極aから外部回路に流れ出る電流をIa
とすると、電流Iaは上記起電力Eaを用いて、Ia=d
Ea/dtと表わすことができる。便宜上、分母のdt
をΔdeg(degree:度)で考えると、数3のよう表わさ
れる。
を考え、出力電極aから外部回路に流れ出る電流をIa
とすると、電流Iaは上記起電力Eaを用いて、Ia=d
Ea/dtと表わすことができる。便宜上、分母のdt
をΔdeg(degree:度)で考えると、数3のよう表わさ
れる。
【0060】
【数3】
【0061】次に、上記考察に基づいて、楕円軌道の長
軸α、短軸β、分極係数Kをパラメータとし、中心軸O
vと出力電極aおよび出力電極bとの距離La,Lb、出
力電極aおよびbにおける電圧出力および電流出力につ
いて数値計算を行なったので、以下に第1例乃至第7例
を用いて説明する。なお、各例におけるパラメータの値
を表1に示し、楕円軌道の長軸αと短軸βの値は、中立
軸Oから出力電極aおよびbの距離LxおよびLyをLx
=Ly=500とした場合に対する比である。
軸α、短軸β、分極係数Kをパラメータとし、中心軸O
vと出力電極aおよび出力電極bとの距離La,Lb、出
力電極aおよびbにおける電圧出力および電流出力につ
いて数値計算を行なったので、以下に第1例乃至第7例
を用いて説明する。なお、各例におけるパラメータの値
を表1に示し、楕円軌道の長軸αと短軸βの値は、中立
軸Oから出力電極aおよびbの距離LxおよびLyをLx
=Ly=500とした場合に対する比である。
【0062】また、中央の振動脚1vにX方向のみに正
弦波状の振動を与えたものであり、振動脚1vの各電極
を固定して考え、中心軸Ovが直線、楕円又は円軌道に
沿って移動した場合に各分極が圧縮又は伸張される場合
である。
弦波状の振動を与えたものであり、振動脚1vの各電極
を固定して考え、中心軸Ovが直線、楕円又は円軌道に
沿って移動した場合に各分極が圧縮又は伸張される場合
である。
【0063】
【表1】
【0064】第1例を図8A,BおよびCに示す。第1
例は、楕円軌道の長軸αと短軸βとの比がα:β=1:
0の場合、すなわち圧電振動子11が回転系に無い場合
における数値計算結果である。
例は、楕円軌道の長軸αと短軸βとの比がα:β=1:
0の場合、すなわち圧電振動子11が回転系に無い場合
における数値計算結果である。
【0065】この第1例では、圧電振動子11にコリオ
リ力が生じないため、振動脚11vはX方向のみに直線
的に振動駆動された場合を示している。よって、図8A
に示すように、中心軸Ovが直線軌跡上の任意の位置に
ある場合における出力電極aと中心軸Ovとの距離Laお
よび出力電極bと中心軸Ovとの距離Lbとの関係は、互
いに位相がπ(180度)だけずれたものとなる。この
ことは、+X方向に生じる歪みと−X方向に生じる歪み
とは、互いに位相がπ(180度)だけずれていること
を意味している。
リ力が生じないため、振動脚11vはX方向のみに直線
的に振動駆動された場合を示している。よって、図8A
に示すように、中心軸Ovが直線軌跡上の任意の位置に
ある場合における出力電極aと中心軸Ovとの距離Laお
よび出力電極bと中心軸Ovとの距離Lbとの関係は、互
いに位相がπ(180度)だけずれたものとなる。この
ことは、+X方向に生じる歪みと−X方向に生じる歪み
とは、互いに位相がπ(180度)だけずれていること
を意味している。
【0066】また出力電極aに対する分極Pxa,P
ybと、出力電極bに対する分極Pxb,P yaとでは分極方
向が異なってる。この点を考慮すると、+X方向および
−X方向に振動駆動させると、出力電極aおよびbの出
力として図8Bに示すような同位相の電圧出力(起電
力)Va,Vbを得る。
ybと、出力電極bに対する分極Pxb,P yaとでは分極方
向が異なってる。この点を考慮すると、+X方向および
−X方向に振動駆動させると、出力電極aおよびbの出
力として図8Bに示すような同位相の電圧出力(起電
力)Va,Vbを得る。
【0067】ただし、実際の振動脚11vの出力電極a
およびbの出力は電流出力である(図2参照)。したが
って、図8Bに示す電圧出力Va,Vbを変換することに
より、図8Cに示すような同位相の電流出力Ia,Ibが
求められる。なお、電流波形を電圧波形に変換すると、
その出力は反転するため、電圧波形は位相がπだけ遅れ
る。
およびbの出力は電流出力である(図2参照)。したが
って、図8Bに示す電圧出力Va,Vbを変換することに
より、図8Cに示すような同位相の電流出力Ia,Ibが
求められる。なお、電流波形を電圧波形に変換すると、
その出力は反転するため、電圧波形は位相がπだけ遅れ
る。
【0068】図9は第2例として楕円軌道の長軸αと短
軸βとの比をα:β=1:0.05とした場合、図10
は第3例としてα:β=1:0.1とした場合、図11
は第4例としてα:β=1:0.5とした場合、図12
は第5例としてα:β=1:1とした場合の各数値計算
の解析結果を示している。図9A,図10A,図11A
および図12Aは、中心軸Ovが楕円又は円軌跡上の任
意の点に位置する場合の中立軸Oと出力電極aとの距離
La、および中心軸Ovと出力電極bとの距離L bとの関
係を示す図、図9B,図10B,図11Bおよび図12
Bは各電圧出力VaおよびVbを示す図、図9C,図10
C,図11Cおよび図12Cは各電流出力IaおよびIb
を示す図である。なお、図9の楕円軌跡が最も偏平度合
が高く、図10、図11となるにしたがって円に近付
き、図12で真円となっている。
軸βとの比をα:β=1:0.05とした場合、図10
は第3例としてα:β=1:0.1とした場合、図11
は第4例としてα:β=1:0.5とした場合、図12
は第5例としてα:β=1:1とした場合の各数値計算
の解析結果を示している。図9A,図10A,図11A
および図12Aは、中心軸Ovが楕円又は円軌跡上の任
意の点に位置する場合の中立軸Oと出力電極aとの距離
La、および中心軸Ovと出力電極bとの距離L bとの関
係を示す図、図9B,図10B,図11Bおよび図12
Bは各電圧出力VaおよびVbを示す図、図9C,図10
C,図11Cおよび図12Cは各電流出力IaおよびIb
を示す図である。なお、図9の楕円軌跡が最も偏平度合
が高く、図10、図11となるにしたがって円に近付
き、図12で真円となっている。
【0069】図8A,図9A,図10A,図11Aおよ
び図12Aに示すように、直線的な振動駆動よりも偏平
な楕円軌道、偏平な楕円軌道よりも真円に近い軌道、真
円に近い楕円軌道よりも真円軌道の方が、距離Laと距
離Lbとの間の位相差が大きく現れることが判る。
び図12Aに示すように、直線的な振動駆動よりも偏平
な楕円軌道、偏平な楕円軌道よりも真円に近い軌道、真
円に近い楕円軌道よりも真円軌道の方が、距離Laと距
離Lbとの間の位相差が大きく現れることが判る。
【0070】また図8B,図9B,図10B,図11
B,図12Bおよび図8C,図9C,図10C,図11
C,図12Cに示すように、距離Laと距離Lbとの間の
位相差が大きくなればなるほど、電圧出力VaとVbの間
および電流出力IaとIb間の互いの位相差が大きくなる
ことを波形的に確認することができる。
B,図12Bおよび図8C,図9C,図10C,図11
C,図12Cに示すように、距離Laと距離Lbとの間の
位相差が大きくなればなるほど、電圧出力VaとVbの間
および電流出力IaとIb間の互いの位相差が大きくなる
ことを波形的に確認することができる。
【0071】これらのことは、圧電振動子11が大きな
楕円運動を描くほど、すなわち振動脚11vに大きなコ
リオリ力が作用して振動脚11v楕円軌道が真円に近付
くほど、電圧出力VaとVbの間および電流出力IaとIb
の間に大きな位相差を生じることを確認でき、これは実
測値と一致するものである。
楕円運動を描くほど、すなわち振動脚11vに大きなコ
リオリ力が作用して振動脚11v楕円軌道が真円に近付
くほど、電圧出力VaとVbの間および電流出力IaとIb
の間に大きな位相差を生じることを確認でき、これは実
測値と一致するものである。
【0072】図13は第6例を示し、楕円軌道の長軸α
と短軸βとの比をα:β=200:0とした場合であ
り、上記第1例(回転系に無い場合)の振幅を1とした
ときに振動脚11vの振幅のみを200倍したものに相
当する。
と短軸βとの比をα:β=200:0とした場合であ
り、上記第1例(回転系に無い場合)の振幅を1とした
ときに振動脚11vの振幅のみを200倍したものに相
当する。
【0073】図13Aに示すように、振動脚11vの振
幅を単にX方向に大きくすると、距離Laおよび距離Lb
が大きくなるが、互いの位相関係は変わらない。これに
より、第1例に比べ電圧出力Va,Vbの出力そのものが
大きくなるが、電圧出力Vaは正方向に電圧出力Vbは負
方向にそれぞれバイアスされた出力となる。また電流出
力IaおよびIbも大きくなるが、その一方電流出力Ia
およびIbに歪みが生じることを確認でき、これは実測
値と一致する。
幅を単にX方向に大きくすると、距離Laおよび距離Lb
が大きくなるが、互いの位相関係は変わらない。これに
より、第1例に比べ電圧出力Va,Vbの出力そのものが
大きくなるが、電圧出力Vaは正方向に電圧出力Vbは負
方向にそれぞれバイアスされた出力となる。また電流出
力IaおよびIbも大きくなるが、その一方電流出力Ia
およびIbに歪みが生じることを確認でき、これは実測
値と一致する。
【0074】図14は第7例を示し、楕円軌道の長軸α
と短軸βとの比がα:β=1:1の場合、すなわち圧電
振動子11が真円軌道を描く場合であって、且つX方向
の分極係数とY方向の分極係数との比を大きく変えた場
合を示している。
と短軸βとの比がα:β=1:1の場合、すなわち圧電
振動子11が真円軌道を描く場合であって、且つX方向
の分極係数とY方向の分極係数との比を大きく変えた場
合を示している。
【0075】図14Aに示すように、X方向とY方向と
の分極係数の比を変えても、距離L aとLbとの間の位相
差は変わらない。しかし、図12に示す第5例と比較す
ると、電圧出力VaとVbとの間の位相差および電流出力
IaとIbとの間の位相差が小さくなる。
の分極係数の比を変えても、距離L aとLbとの間の位相
差は変わらない。しかし、図12に示す第5例と比較す
ると、電圧出力VaとVbとの間の位相差および電流出力
IaとIbとの間の位相差が小さくなる。
【0076】このことから、電圧出力VaとVbとの間お
よび電流出力IaとIbとの間の位相差は、X方向の分極
係数(Pxa,Pxb)とY方向の分極係数(Pya,Pyb)
の比が1:1の場合が最も大きく検出され、この比が崩
れるにしたがって小さく検出されることがわかり、これ
も実測値と一致する。
よび電流出力IaとIbとの間の位相差は、X方向の分極
係数(Pxa,Pxb)とY方向の分極係数(Pya,Pyb)
の比が1:1の場合が最も大きく検出され、この比が崩
れるにしたがって小さく検出されることがわかり、これ
も実測値と一致する。
【0077】以上の数値計算による解析の結果、上記考
察で示した数3は、ディメンジョンは異なるものの電流
出力IaおよびIbの波形を視覚的に把握するには妥当な
ものといえる。
察で示した数3は、ディメンジョンは異なるものの電流
出力IaおよびIbの波形を視覚的に把握するには妥当な
ものといえる。
【0078】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、振動脚の
同一面上に出力電極aと出力電極bとを形成するだけで
出力を得ることができるため、従来ようにアース電極を
形成する必要がない。よって電極の製造工程を簡素化す
ることができる。また出力電極とアース電極間の沿面距
離の均一化を図る必要がなくなるため、絶縁破壊の問題
も解決できる。
同一面上に出力電極aと出力電極bとを形成するだけで
出力を得ることができるため、従来ようにアース電極を
形成する必要がない。よって電極の製造工程を簡素化す
ることができる。また出力電極とアース電極間の沿面距
離の均一化を図る必要がなくなるため、絶縁破壊の問題
も解決できる。
【0079】さらに、中心軸から遠く離れた位置に各出
力電極を設けることにより、各電流出力間の位相差を確
実に検出することができる。
力電極を設けることにより、各電流出力間の位相差を確
実に検出することができる。
【図1】ジャイロスコープにおける圧電振動子の斜視
図、
図、
【図2】図1を矢印2方向から見た圧電振動子の正面
図、
図、
【図3】他の圧電振動子の分極状態を示す正面図、
【図4】Aは圧電振動子にX方向の振動を与えた場合の
各振動脚の正面図、Bは圧電振動子を回転系に置いた場
合の各振動脚の正面図、
各振動脚の正面図、Bは圧電振動子を回転系に置いた場
合の各振動脚の正面図、
【図5】Aは中央の振動脚の正面図、BはAの振動脚に
X方向の振動を与えた場合の中心軸と出力電極との相対
距離の関係を示す図、
X方向の振動を与えた場合の中心軸と出力電極との相対
距離の関係を示す図、
【図6】Aは中央の振動脚の端面を示す正面図、BはA
の振動脚にX方向の振動を与え且つ回転系に置いた場合
の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図、
の振動脚にX方向の振動を与え且つ回転系に置いた場合
の中心軸と出力電極との相対距離の関係を示す図、
【図7】中央の振動脚の拡大正面図、
【図8】圧電振動子が回転系に無い場合の数値計算結果
を示し、Aは中心軸と各出力電極との距離を示す図、
を示し、Aは中心軸と各出力電極との距離を示す図、
【図9】楕円軌道の長軸α:短軸β=1:0.05とし
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
【図10】楕円軌道の長軸α:短軸β==1:0.1と
した場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電
極との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流
出力を示す図、
した場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電
極との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流
出力を示す図、
【図11】楕円軌道の長軸α:短軸β=1:0.5とし
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
【図12】楕円軌道の長軸α:短軸β=1:1とした場
合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極との
距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出力を
示す図、
合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極との
距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出力を
示す図、
【図13】楕円軌道の長軸α:短軸β=200:0とし
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
た場合の数値計算結果を示し、Aは中心軸と各出力電極
との距離を示す図、Bは電圧出力を示す図、Cは電流出
力を示す図、
【図14】真円軌道において、X方向の分極係数とY方
向の分極係数との比を大きく変えた場合の数値計算結果
を示し、Aは中心軸と各出力電極との距離を示す図、B
は電圧出力を示す図、Cは電流出力を示す図、
向の分極係数との比を大きく変えた場合の数値計算結果
を示し、Aは中心軸と各出力電極との距離を示す図、B
は電圧出力を示す図、Cは電流出力を示す図、
【図15】Aは従来の三脚音叉型の圧電振動子の一方の
面を示す斜視図、Bは他方の面を示す斜視図、
面を示す斜視図、Bは他方の面を示す斜視図、
【図16】図15Aを矢印16方向から見た圧電振動子
の正面図、
の正面図、
11 圧電振動子 11u,11v,11w 振動脚 12,13 I/V変換手段 12A,13A 演算増幅器 c1,d1,c,d,c2,d2 駆動電極 b1,a1,b,a,b2,a2 出力電極 Ia,Ib 電流出力 Va,Vb 電圧出力 O 圧電振動子の中立軸 Ou,Ov,Ow 振動脚の中心軸 Pxa,Pxb,Pya,Pyb 分極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 大輔 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB15 CC01 CC04 CD02 CD06 CD11
Claims (6)
- 【請求項1】 回転系におけるコリオリ力に比例した角
速度を出力する圧電振動子であって、断面が長方形また
は正方形の振動脚と、この振動脚の駆動方向に延びる面
において前記駆動方向へ間隔を開けて且つ振動脚の長手
方向に延設された一対の駆動電極が設けられ、前記振動
脚の前記駆動電極が形成された面と逆側の面には前記駆
動電極に対向する一対の出力電極のみが振動脚の長手方
向へ延設されており、前記駆動電極に駆動電力が与えら
れると圧電効果により振動脚が振動駆動され、前記コリ
オリ力に比例した角速度成分が、圧電効果により前記一
対の出力電極から得られることを特徴とする圧電振動
子。 - 【請求項2】 振動子には分岐形成された3個の振動脚
が設けられ、前記駆動電極および出力電極は全ての振動
脚に設けられており、前記駆動電極と出力電極との間に
駆動信号が与えられ、前記出力電極のうち少なくとも一
組の出力電極からコリオリ力に比例した角速度成分が検
出される請求項1記載の圧電振動子。 - 【請求項3】 前記1組の出力電極以外の出力電極が、
不変電位に固定されている請求項2記載の圧電振動子。 - 【請求項4】 前記不変電位が、接地電位である請求項
3記載の圧電振動子。 - 【請求項5】 各振動脚の幅方向の中心を通り長手方向
に延びる軸を各振動脚の中心軸としたときに、前記出力
電極が、振動脚の面において前記中心軸から最も離れた
位置に設けられている請求項1ないし4のいずれかに記
載の圧電振動子。 - 【請求項6】 前記出力電極から得られる電流出力を電
圧出力に変換するI/V変換手段を有し、出力電極が前
記I/V変換手段におけるイマジナリーショートを介し
てそれぞれ接地されている請求項1ないし5のいずれか
に記載の圧電振動子を利用した信号検出装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128545A JP2000321074A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 圧電振動子及びこれを利用した信号検出装置 |
EP00303646A EP1052479A3 (en) | 1999-05-10 | 2000-04-28 | Piezoelectric oscillator and signal detection apparatus using the same |
KR10-2000-0024559A KR100368719B1 (ko) | 1999-05-10 | 2000-05-09 | 압전진동자 및 이것을 이용한 신호검출장치 |
US09/567,247 US6397676B1 (en) | 1999-05-10 | 2000-05-09 | Piezoelectric oscillator and signal detection apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128545A JP2000321074A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 圧電振動子及びこれを利用した信号検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000321074A true JP2000321074A (ja) | 2000-11-24 |
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ID=14987414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11128545A Withdrawn JP2000321074A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 圧電振動子及びこれを利用した信号検出装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1052479A3 (ja) |
JP (1) | JP2000321074A (ja) |
KR (1) | KR100368719B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101173957B (zh) * | 2006-10-30 | 2011-12-21 | 索尼株式会社 | 角速度传感器及电子机器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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