JP2000320600A - 液体封入式防振ゴム - Google Patents
液体封入式防振ゴムInfo
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
振動に対して大きなエネルギーロスが実現され、車両用
エンジンや船外機等から発生する振動を良好に防止する
ことのできる液体封入式防振ゴムを提供する。 【解決手段】 剛性材料からなる外筒本体1と該外筒本
体1の中央に配した剛性材料からなる中央部材2との間
にゴム状弾性体3を設けるとともに、該ゴム状弾性体3
の一方の端面側に粘性液体10を封入するためのケーシ
ング4を設け、該ケーシング4内の液室8に前記中央部
材2と連動して動くように該中央部材2に減衰板6を取
付けた液体封入式防振ゴムにおいて、前記液室8内に粘
性液体10とともに粒体11を充填した。
Description
船外機等から発生する振動を効果的に防止し得る液体封
入式防振ゴムに関する。
ら発生する、いわゆる周波数特性のある振動を効果的に
防止するために、液体封入式防振ゴムが使用されてい
る。この液体封入式防振ゴムは、特に、共振を生じ得る
低周波数領域の振動に対してエネルギーロスが大きく、
かかる領域において大きな減衰力を発揮する。
ば、特開平7−167196号および特開平7−280
025号公報に開示されている、図2に示すものが知ら
れている。これは、剛性材料からなる円筒形の外筒1と
この外筒1の中央に配した剛性材料からなる中央部材2
との間にゴム状弾性体3を設けたものである。中央部材
2は、上端にスタッド9がねじ込まれて固着されるため
のねじ孔が形成され、下端側にはボルト5がねじ込まれ
て固着されるためのねじ孔が形成された中実の筒体であ
る。外筒1の上端には鍔部1Aが、また下端には液体を
封入するためのケーシング4が設けられている。ゴム状
弾性体3の上部には半径方向の張り出し部3Aが設けら
れ、この張り出し部3Aは鍔部1A上に焼付接着されて
いる。張り出し部3Aは中央部材2の下方向への移動力
に対向するように作用する。ケーシング4内に位置する
ように中央部材2の下端にボルト5により減衰板6が取
付けられている。この減衰板6は、おわんを伏せた形状
に形成され、その両肩部分はゴム状弾性体3の下方に膨
出するストッパ7に対向している。ケーシング4内には
高粘度の液体が注入され、注入後に底蓋4Aをケーシン
グ4の側壁4Bの下端に封止することにより、ケーシン
グ4内に液室8が形成されている。
ゴムにおいて所望の防振効果を得るには、高価な高粘度
の液体を多量に用いなければならず、液体封入式防振ゴ
ムの製造が非常にコスト高となっていた。
減らしても特定周波数領域の振動に対して大きなエネル
ギーロスが実現され、車両用エンジンや船外機等から発
生する振動を良好に防止することのできる液体封入式防
振ゴムを提供することにある。
を解決すべく、液体封入式防振ゴムに高粘度の液体とと
もに封入し得る低コストの材料について鋭意検討した結
果、粒体を充填することにより前記目的を達成し得るこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は下記の(1)〜(6)に示す通りである。
本体の中央に配した剛性材料からなる中央部材との間に
ゴム状弾性体を設けるとともに、該ゴム状弾性体の一方
の端面側に粘性液体を封入するためのケーシングを設
け、該ケーシング内の液室に前記中央部材と連動して動
くように該中央部材に減衰板を取付けた液体封入式防振
ゴムにおいて、前記液室内に粘性液体とともに粒体を充
填したことを特徴とする液体封入式防振ゴムである。
おいて、前記粒体材料の充填量が前記粘性液体に対し1
0〜200重量%である液体封入式防振ゴムである。
式防振ゴムにおいて、前記粒体がエラストマーである液
体封入式防振ゴムである。
おいて、前記粒体がシリコーンゴムである液体封入式防
振ゴムである。
の液体封入式防振ゴムにおいて、前記粒体の粒径が0.
1〜10mmである液体封入式防振ゴムである。
の液体封入式防振ゴムにおいて、前記粘性液体がエチレ
ングリコールまたはシリコーンオイルである液体封入式
防振ゴムである。
ても特定周波数領域の振動に対して大きなエネルギーロ
スが実現され、車両用エンジンや船外機等から発生する
振動を良好に防止することができる。
振効果とを良好に両立させることが可能となる。
価な高粘度の液体の代替材として十分なる効果が得られ
る。
最適化が図れる。
としての最適化が図れる。
て説明する。本発明の液体封入式防振ゴムにおいては、
封入する液体に粒体を充填することが重要であり、それ
以外の構造や材質は特に制限されるべきものではない。
従って、図2に示す従来タイプの構造のように、減衰板
6により区分されるケーシング4内の2つの空間の間を
連通させる孔を減衰板6に設けずに、減衰板6の周囲と
ケーシング4との間の間隙を液体が流れるように構成し
ても、あるいはまた減衰板6に孔があって(図示せず)
その孔を介して液体が流れるように構成してもよい。い
ずれの場合においても、液室8内に高粘度の液体を注入
する際に、一緒に粒体を充填することが重要である。
対し、好ましくは10〜200重量%である。この充填
量が5重量%未満では大きなエネルギーロスが得られな
くなる。一方、500重量%を超えるとコスト低減につ
ながらない。
かつ耐油性および耐熱性を有するエラストマー材、例え
ばシリコーンゴム等の有機材料、またはセラミックス等
の無機材、または鉄、アルミ等の金属が好ましい。粒径
としては、0.1〜10mmのものが好適である。
振ゴムの液室8に粘性液体10とともに粒体11を封入
した状態を示す。
より慣用されているものを用いることができ、例えば、
エチレングリコールやシリコーンオイルなどが使用に適
する。液室8内に液体を封入した状態では若干空気が残
る。若干の空気が残っていた方が、ゴム状弾性体が変形
して液室8を圧縮する際、液室内の内圧上昇が防止で
き、従ってバネ定数の上昇が防止でき、また高粘性流体
を封入したときに流体の動きがスムースとなる。即ち、
高粘性流体は極めて固く(バネ定数が高く)、そのため
若干の空気が残っていた方が減衰板6と液室8との間の
間隔での流体の流れがスムースとなる。
減衰板6とケーシング4の最小隙間は2mmとした。図
2に示す構造の液体封入式防振ゴムに下記の表1に示す
条件下で粘性液体および粒体を封入して、夫々周波数8
Hzにおけるエネルギーロス(tanδ)を測定した。
得られた結果を下記の表1に示す。
液体封入式防振ゴムに液体とともに粒体を充填したこと
により、液体中に乱流が発生し、封入する液量を減らし
ても特定周波数領域の振動に対して大きなエネルギーロ
スが実現され、車両用エンジンや船外機等から発生する
振動を良好に防止することができる。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 剛性材料からなる外筒本体と該外筒本体
の中央に配した剛性材料からなる中央部材との間にゴム
状弾性体を設けるとともに、該ゴム状弾性体の一方の端
面側に粘性液体を封入するためのケーシングを設け、該
ケーシング内の液室に前記中央部材と連動して動くよう
に該中央部材に減衰板を取付けた液体封入式防振ゴムに
おいて、 前記液室内に粘性液体とともに粒体を充填したことを特
徴とする液体封入式防振ゴム。 - 【請求項2】 前記粒体材料の充填量が前記粘性液体に
対し10〜200重量%である請求項1記載の液体封入
式防振ゴム。 - 【請求項3】 前記粒体がエラストマー材である請求項
1または2記載の液体封入式防振ゴム。 - 【請求項4】 前記粒体がシリコーンゴムである請求項
3記載の液体封入式防振ゴム。 - 【請求項5】 前記粒体の粒径が0.1〜10mmであ
る請求項1〜4のうちいずれか一項記載の液体封入式防
振ゴム。 - 【請求項6】 前記粘性液体がエチレングリコールまた
はシリコーンオイルである請求項1〜5のうちいずれか
一項記載の液体封入式防振ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12921499A JP2000320600A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 液体封入式防振ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12921499A JP2000320600A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 液体封入式防振ゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000320600A true JP2000320600A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15003968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12921499A Pending JP2000320600A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 液体封入式防振ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000320600A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102275086A (zh) * | 2011-08-04 | 2011-12-14 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种阻尼减振刀杆 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP12921499A patent/JP2000320600A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102275086A (zh) * | 2011-08-04 | 2011-12-14 | 中国科学院过程工程研究所 | 一种阻尼减振刀杆 |
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A621 | Written request for application examination |
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