JP2000320069A - 鉄骨鉄筋コンクリート梁およびハーフプレキャストコンクリート梁 - Google Patents

鉄骨鉄筋コンクリート梁およびハーフプレキャストコンクリート梁

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JP2000320069A
JP2000320069A JP11126582A JP12658299A JP2000320069A JP 2000320069 A JP2000320069 A JP 2000320069A JP 11126582 A JP11126582 A JP 11126582A JP 12658299 A JP12658299 A JP 12658299A JP 2000320069 A JP2000320069 A JP 2000320069A
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steel beam
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reinforcing bar
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聡 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄骨鉄筋コンクリート梁の構造性能を高める
こと。 【解決手段】 鉄骨鉄筋コンクリート梁24は、H形鉄
骨梁2401と、H形鉄骨梁2401の外側でH形鉄骨
梁2401に沿って延在する4本の第1の梁軸方向鉄筋
2404と、4本の第2の梁軸方向鉄筋2405と、コ
ンクリート体Cなどを備えている。H形鉄骨梁2401
の上下のフランジ2403の幅はその長手方向に沿って
均一ではなく、柱に連結される柱梁接合部では、他の部
分よりも幅が大きい幅広部2403Aが形成されてい
る。そして、4本の第2の梁軸方向鉄筋2405の端部
は上下のフランジ2403の幅広部2403Aに接合さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨鉄筋コンクリー
ト梁およびハーフプレキャストコンクリート梁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、角形鋼管柱に対して鉄骨鉄筋コン
クリート柱を接合させる場合、次のような施工がなされ
ている。図面を参照して説明すると、図4は柱梁接合部
の正面図、図5は柱梁接合部の断面平面図、図6は図4
のA矢視図を示す。12は角形鋼管柱、14は鉄骨鉄筋
コンクリート柱で、角形鋼管柱12は断面が矩形枠状の
角形鋼管1202とその内部に打ち込まれたコンクリー
トからなり、その柱梁接合部には、角形鋼管1202の
上下に間隔をおいた2箇所に、ダイアフラム1204が
取着されている。鉄骨鉄筋コンクリート梁14は断面が
上下に縦長の矩形に形成され、鉄骨鉄筋コンクリート梁
14は、ウェブ1402Aを上下に向けたH形鉄骨梁1
402と、前記矩形の各角部に位置するように配筋され
た梁軸方向鉄筋1404と、梁軸方向鉄筋1404の長
手方向に間隔をおいて複数の梁軸方向鉄筋1404を囲
むように矩形枠状に配筋された複数のあばら筋1406
と、これらH形鉄骨梁1402、梁軸方向鉄筋140
4、あばら筋1406が埋設されるように打設されるコ
ンクリートなどにより構成され、H形鉄骨梁1402、
梁軸方向鉄筋1404、あばら筋1406は結束線など
により結束されている。
【0003】鉄骨鉄筋コンクリート梁14を施工するに
際しては、ハーフプレキャストコンクリート梁14Aが
用いられ、ハーフプレキャストコンクリート梁14A
は、柱梁接合部と上側のフランジ1402B部分から上
方を除いたH形鉄骨梁1402箇所が埋設されたコンク
リート体Cを備え、コンクリート体Cは予め工場におい
てコンクリートが打設されたものである。そして、ハー
フプレキャストコンクリート梁14AのH形鉄骨梁14
02の上下のフランジ1402B先端が角形鋼管120
2の上下のダイアフラム1204に溶接などにより接合
され、角形鋼管1202に設けた一対のフランジ121
0により高力ボルト1212を用いてH形鉄骨梁140
2のウェブ1402が挟持される。この状態で、柱梁接
合部においてあばら筋1406Aが配筋され、また、ス
ラブ鉄筋が配筋された後、コンクリート型枠が当て付け
られ、柱梁接合部にコンクリートC1が打設され、ま
た、同時にH形鉄骨梁1402の上側のフランジ140
2Bの上方と床スラブにコンクリートC1が打設され、
床スラブと鉄骨鉄筋コンクリート梁14とが施工され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鉄骨鉄筋コンクリート梁14やハーフプレキ
ャストコンクリート梁14Aでは、梁の剛性を確保する
ため梁軸方向鉄筋1404の応力を柱に伝達しないよう
にしており、梁軸方向鉄筋1404を、あばら筋140
6の配筋を容易にし、長期的に見たコンクリートのひび
割れを防止する目的に使用しており、通常の鉄骨鉄筋コ
ンクリート梁に比べ細径の異形鉄筋が用いられている。
そのため、大地震時のような大変形を受ける場合におい
て梁軸方向鉄筋を抵抗要素として構造設計に考慮するこ
とができず、鉄筋を含んだコンクリートとの合成断面で
あるにもかかわらず通常の鉄骨梁と同等の断面が必要と
なる不具合があった。本発明は前記事情に鑑み案出され
たものであって、本発明の目的は、軸方向鉄筋の応力を
柱に伝え、構造性能を向上させるようにした鉄骨鉄筋コ
ンクリート梁およびハーフプレキャストコンクリート梁
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、断面が矩形のコンクリート体に埋設されたH
形鉄骨梁と少なくとも4本の梁軸方向鉄筋とを有し、前
記H形鉄骨梁はウェブが上下に向けられウェブ両端のフ
ランジが前記コンクリート体内の上下部に位置するよう
に配置され、前記梁軸方向鉄筋は前記コンクリート体内
の外側寄りで前記矩形の4つの角部に対応した箇所で前
記H形鉄骨梁に沿って延在するように配置された鉄骨鉄
筋コンクリート梁において、前記H形鉄骨梁の長手方向
の端部において前記上下のフランジに、その幅が他の部
分よりも大きく形成された幅広部が形成され、前記4本
の梁軸方向鉄筋の長手方向の端部は上下のフランジの前
記幅広部の幅方向両側に接合されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記コンクリート体の内部でH形
鉄骨梁の長手方向に間隔をおいた複数箇所に、H形鉄骨
梁および梁軸方向鉄筋を囲むように前記コンクリート体
内の外側寄り箇所に沿って矩形枠状に延在するあばら筋
が設けられ、前記あばら筋がなす矩形の各角部に、前記
梁軸方向鉄筋とは別の梁軸方向鉄筋がH形鉄骨梁に沿っ
て延在するように設けられていることを特徴とする。ま
た、本発明のハーフプレキャストコンクリート梁は、H
形鉄骨梁と少なくとも4本の梁軸方向鉄筋と断面が矩形
のコンクリート体とを有し、前記H形鉄骨梁はウェブが
上下に向けられウェブ両端のフランジが上下部に位置す
るように配置され、前記梁軸方向鉄筋は、前記H形鉄骨
梁の外側を囲む輪郭の矩形の角部に位置した状態でH形
鉄骨梁に沿って延在するように少なくとも4本設けら
れ、前記H形鉄骨梁の長手方向の端部において、前記上
下のフランジに、その幅が他の部分よりも大きく形成さ
れた幅広部が形成され、前記4本の梁軸方向鉄筋の長手
方向の端部は上下のフランジの幅広部の幅方向両側に接
合され、ほぼ上側のフランジを除くH形鉄骨梁部分と矩
形の下側の角部に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンク
リート体に埋設され、かつ、上側のフランジと矩形の上
側の角部に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンクリート
体の上面から露出しており、前記H形鉄骨梁の長手方向
の端部において、前記H形鉄骨梁と4本の梁軸方向鉄筋
が前記コンクリート体の端面から露出していることを特
徴とする。また、本発明のハーフプレキャストコンクリ
ート梁は、H形鉄骨梁の長手方向に間隔をおいた複数箇
所に、H形鉄骨梁および梁軸方向鉄筋を囲むように矩形
枠状を延在するあばら筋が設けられ、前記あばら筋がな
す矩形の各角部に、前記梁軸方向鉄筋とは別の梁軸方向
鉄筋がH形鉄骨梁に沿って延在するように設けられ、あ
ばら筋の上部と、あばら筋がなす矩形の上部の各角部に
設けられた梁軸方向鉄筋は前記コンクリート体の上面か
ら露出していることを特徴とする。また、本発明は、前
記H形鉄骨梁の端部が角形鋼管柱に連結されることを特
徴とする。
【0006】本発明の鉄骨鉄筋コンクリート梁およびハ
ーフプレキャストコンクリート梁によれば、フランジの
幅広部を介して梁軸方向鉄筋の応力が柱に伝えられるの
で、剛性および耐久力共に鉄筋コンクリート部分は有効
となり、また、梁の耐力も大きくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は柱梁接合部の正面図、図2は柱梁接
合部の断面平面図、図3(A)は図1のA矢視図、
(B)は図1のB矢視図を示す。従来と同様な部材、箇
所に同一の符号を付して説明すると、角形鋼管柱12は
角形鋼管1202とその内部に打ち込まれたコンクリー
ト(コンクリートが充填されない場合もある)からな
り、角形鋼管1202の柱梁接合部には上下に間隔をお
いた2箇所にダイアフラム1204が取着されている。
鉄骨鉄筋コンクリート梁24は断面が上下に縦長の矩形
に形成され、鉄骨鉄筋コンクリート梁24は、ウェブ2
402を上下に向けたH形鉄骨梁2401と、前記矩形
の各角部近傍でH形鉄骨梁2401に沿って延在する4
本の第1の梁軸方向鉄筋2404と、第1の梁軸方向鉄
筋2404よりもウェブ2402の中心寄りに変位した
箇所でH形鉄骨梁2401に沿って延在する4本の第2
の梁軸方向鉄筋2405と、これら梁軸方向鉄筋240
4、2405の長手方向に間隔をおいて複数の梁軸方向
鉄筋2404、2405箇所を囲むように矩形枠状に配
筋された複数のあばら筋2406と、これらなH形鉄骨
梁2401、梁軸方向鉄筋2404、2405、あばら
筋2406が埋設されるように打設されるコンクリート
などにより構成され、H形鉄骨梁2401、梁軸方向鉄
筋2404,2405、あばら筋2406は結束線など
により結束されている。
【0008】鉄骨鉄筋コンクリート梁24を施工するに
際しては、ハーフプレキャストコンクリート梁24Aが
用いられ、ハーフプレキャストコンクリート梁24A
は、その長手方向においては、その端部である柱梁接合
部と、上下方向においては、その上部とを除いたH形鉄
骨梁2401、梁軸方向鉄筋2404、2405、あば
ら筋2406部分が埋設されたコンクリート体Cを備
え、コンクリート体Cは予め工場においてコンクリート
が打設されたものである。より詳細には、ハーフプレキ
ャストコンクリート梁24Aは、断面が矩形のコンクリ
ート体Cの先端面からH形鉄骨梁2401、梁軸方向鉄
筋2404、2405、あばら筋2406が突出してお
り、また、H形鉄骨梁2401の上フランジ2403の
上面、上側の2つの第1の梁軸方向鉄筋梁2404、上
側の第2の軸方向鉄筋2405、あばら筋2406の上
部がコンクリート体Cの上面から突出している。
【0009】H形鉄骨梁2401の上下のフランジ24
03の幅は、図2、図3に示すようにその長手方向に均
一ではなく、柱に連結される柱梁接合部では、他の部分
よりも幅広に形成されている。より詳細には、図2、図
3(A)に示すように、柱梁接合部をなすH形鉄骨梁2
401の先部(図では省略されているが他方の端部も同
様である)において、上下のフランジ2403は、あば
ら筋2406の幅に対応した大きな寸法の幅で所定の長
さ延在する幅広部2403Aに形成され、他の部分は、
幅広部2403Aよりも幅が小さく通常のH形鋼のフラ
ンジと同じ幅の幅細部2403Cに形成され、幅広部2
403Aと幅細部2403Cとの間は、その長手方向に
沿って幅が徐々に変化するテーパ部2403Bにより接
続されている。そして、ハーフプレキャストコンクリー
ト梁24Aでは、コンクリート体Cの先端面から幅広部
2403Aと、この幅広部2403Aに対応したウェブ
2402の部分が突出している。
【0010】そして、第2の梁軸方向鉄筋2405の先
部(図では省略されているが他方の端部も同様である)
は、図3(A)に示すように、上フランジ2403の幅
広部2403Aの上面で幅方向の両側部分に溶接などに
より接合され、また、下フランジ2403の幅広部24
03Aの下面で幅方向の両側部分に溶接などにより接合
されている。ハーフプレキャストコンクリート梁24A
を用いて鉄骨鉄筋コンクリート梁24を施工するに際し
ては、H形鉄骨梁2401の先端が角形鋼管1202に
当て付けられ、角形鋼管1202に設けた一対のフラン
ジ1210により高力ボルト1212を用いてH形鉄骨
梁2401のウェブ2402が挟持され、H形鉄骨梁2
401の上下のフランジ2403先端が角形鋼管120
2の上下のダイアフラム1204に溶接接合される。こ
の状態で柱梁接合部においてあばら筋2406Aが配筋
され、また、スラブ鉄筋が配筋された後、コンクリート
型枠が当て付けられ、柱梁接合部にコンクリートC1が
打設され、また、同時にH形鉄骨梁2401の上側のフ
ランジ2403の上方と床スラブにコンクリートC1が
打設され、床スラブと鉄骨鉄筋コンクリート梁24とが
施工される。
【0011】本実施の形態によれば、第2の梁軸方向鉄
筋2405の先部が、H形鉄骨梁2401先端のフラン
ジ2403の幅広部2403Aに溶接されており、第2
の梁軸方向鉄筋2405の応力が柱に伝えられるので、
剛性および耐久力共に鉄筋コンクリート部分は有効で、
鉄骨鉄筋コンクリート梁としての構造性能を発揮するこ
とが可能となる。また、第2の梁軸方向鉄筋2405は
柱やその近傍の複雑な部分を貫通することがないので、
第2の梁軸方向鉄筋2405の配筋を簡単に行なうこと
が可能となる。また、ハーフプレキャストコンクリート
梁24Aを用いた場合、溶接は、H形鉄骨梁2401の
上下のフランジ2403先端と角形鋼管1202の上下
のダイアフラム1204との突き合わせ箇所のみで足り
るので、現場作業を軽減することができる。また、H形
鉄骨梁2401の先部(図では省略されているが他方の
端部も同様である)において、上下のフランジ2403
に幅広部2403Aが形成されているので、梁の耐力が
大きくなり、また、柱梁接合部から少し離れた箇所に塑
性ヒンジが形成されるので、優れた変形性能を有するよ
うに設計することが可能となる。
【0012】なお、本実施の形態では、ハーフプレキャ
ストコンクリート梁24Aを用いた場合について説明し
たが、本発明は、ハーフプレキャストコンクリート梁2
4Aを用いずに、柱、梁を組み立て、鉄筋を配筋したの
ちコンクリートを打設する通常の建方にも適用可能であ
る。また、柱は、角形鋼管柱12やH形鋼柱、あるいは
他の形状を有する鉄骨柱のみではなく、鉄骨鉄筋コンク
リート柱にも本発明は適用される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の鉄
骨鉄筋コンクリート梁は、断面が矩形のコンクリート体
に埋設されたH形鉄骨梁と少なくとも4本の梁軸方向鉄
筋とを有し、前記H形鉄骨梁はウェブが上下に向けられ
ウェブ両端のフランジが前記コンクリート体内の上下部
に位置するように配置され、前記梁軸方向鉄筋は前記コ
ンクリート体内の外側寄りで前記矩形の4つの角部に対
応した箇所に前記H形鉄骨梁に沿って延在するように配
置されたものにおいて、前記H形鉄骨梁の長手方向の端
部において前記上下のフランジに、その幅が他の部分よ
りも大きく形成された幅広部が形成され、前記4本の梁
軸方向鉄筋の長手方向の端部は上下のフランジの前記幅
広部の幅方向両側に接合されている構成とした。また、
本発明のハーフプレキャストコンクリート梁は、H形鉄
骨梁と少なくとも4本の梁軸方向鉄筋と断面が矩形のコ
ンクリート体とを有し、前記H形鉄骨梁はウェブが上下
に向けられウェブ両端のフランジが上下部に位置するよ
うに配置され、前記梁軸方向鉄筋は、前記H形鉄骨梁の
外側を囲む輪郭の矩形の角部に位置した状態でH形鉄骨
梁に沿って延在するように少なくとも4本設けられ、前
記H形鉄骨梁の長手方向の端部において、前記上下のフ
ランジに、その幅が他の部分よりも大きく形成された幅
広部が形成され、前記4本の梁軸方向鉄筋の長手方向の
端部は上下のフランジの幅広部の幅方向両側に接合さ
れ、ほぼ上側のフランジを除くH形鉄骨梁部分と矩形の
下側の角部に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンクリー
ト体に埋設され、かつ、上側のフランジと矩形の上側の
角部に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンクリート体の
上面から露出しており、前記H形鉄骨梁の長手方向の端
部において、前記H形鉄骨梁と4本の梁軸方向鉄筋が前
記コンクリート体の端面から露出している構成とした。
そのため、本発明の鉄骨鉄筋コンクリート梁およびハー
フプレキャストコンクリート梁によれば、フランジの幅
広部を介して梁軸方向鉄筋の応力が柱に伝えられ、鉄骨
鉄筋コンクリート梁としての構造性能を向上させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱梁接合部の正面図である。
【図2】柱梁接合部の断面平面図である。
【図3】(A)は図1のA矢視図、(B)は図1のB矢
視図である。
【図4】従来の柱梁接合部の正面図である。
【図5】従来の柱梁接合部の断面平面図である。
【図6】図4のA矢視図である。
【符号の説明】
12 角形鋼管柱 24 鉄骨鉄筋コンクリート梁 24A ハーフプレキャストコンクリート梁 2401 H形鉄骨梁 2402 ウェブ 2403 フランジ 2403A 幅広部 2403C 幅細部 2404 第1の梁軸方向鉄筋 2405 第2の梁軸方向鉄筋 2406 あばら筋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が矩形のコンクリート体に埋設され
    たH形鉄骨梁と少なくとも4本の梁軸方向鉄筋とを有
    し、 前記H形鉄骨梁はウェブが上下に向けられウェブ両端の
    フランジが前記コンクリート体内の上下部に位置するよ
    うに配置され、 前記梁軸方向鉄筋は前記コンクリート体内の外側寄りで
    前記矩形の4つの角部に対応した箇所に前記H形鉄骨梁
    に沿って延在するように配置された鉄骨鉄筋コンクリー
    ト梁において、 前記H形鉄骨梁の長手方向の端部において前記上下のフ
    ランジに、その幅が他の部分よりも大きく形成された幅
    広部が形成され、 前記4本の梁軸方向鉄筋の長手方向の端部は上下のフラ
    ンジの前記幅広部の幅方向両側に接合されている、 ことを特徴とする鉄骨鉄筋コンクリート梁。
  2. 【請求項2】 前記コンクリート体の内部でH形鉄骨梁
    の長手方向に間隔をおいた複数箇所に、H形鉄骨梁およ
    び梁軸方向鉄筋を囲むように前記コンクリート体内の外
    側寄り箇所に沿って矩形枠状に延在するあばら筋が設け
    られ、前記あばら筋がなす矩形の各角部に、前記梁軸方
    向鉄筋とは別の梁軸方向鉄筋がH形鉄骨梁に沿って延在
    するように設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の鉄骨鉄筋コンクリート梁。
  3. 【請求項3】 H形鉄骨梁と少なくとも4本の梁軸方向
    鉄筋と断面が矩形のコンクリート体とを有し、 前記H形鉄骨梁はウェブが上下に向けられウェブ両端の
    フランジが上下部に位置するように配置され、 前記梁軸方向鉄筋は、前記H形鉄骨梁の外側を囲む輪郭
    の矩形の角部に位置した状態でH形鉄骨梁に沿って延在
    するように少なくとも4本設けられ、 前記H形鉄骨梁の長手方向の端部において、前記上下の
    フランジに、その幅が他の部分よりも大きく形成された
    幅広部が形成され、 前記4本の梁軸方向鉄筋の長手方向の端部は上下のフラ
    ンジの幅広部の幅方向両側に接合され、 ほぼ上側のフランジを除くH形鉄骨梁部分と矩形の下側
    の角部に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンクリート体
    に埋設され、かつ、上側のフランジと矩形の上側の角部
    に位置する2本の梁軸方向鉄筋がコンクリート体の上面
    から露出しており、 前記H形鉄骨梁の長手方向の端部において、前記H形鉄
    骨梁と4本の梁軸方向鉄筋が前記コンクリート体の端面
    から露出している、 ことを特徴とするハーフプレキャストコンクリート梁。
  4. 【請求項4】 H形鉄骨梁の長手方向に間隔をおいた複
    数箇所に、H形鉄骨梁および梁軸方向鉄筋を囲むように
    矩形枠状に延在するあばら筋が設けられ、前記あばら筋
    がなす矩形の各角部に、前記梁軸方向鉄筋とは別の梁軸
    方向鉄筋がH形鉄骨梁に沿って延在するように設けら
    れ、あばら筋の上部と、あばら筋がなす矩形の上部の各
    角部に設けられた梁軸方向鉄筋は前記コンクリート体の
    上面から露出していることを特徴とする請求項3記載の
    ハーフプレキャストコンクリート梁。
  5. 【請求項5】 前記H形鉄骨梁の端部は角形鋼管柱に連
    結されることを特徴とする請求項1記載の鉄骨鉄筋コン
    クリート梁または請求項3記載のハーフプレキャストコ
    ンクリート梁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114427317A (zh) * 2022-01-26 2022-05-03 福建工程学院 一种侧板式钢管混凝土异形柱与混凝土梁连接结构

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CN114427317A (zh) * 2022-01-26 2022-05-03 福建工程学院 一种侧板式钢管混凝土异形柱与混凝土梁连接结构

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