JP2000319241A - フェニルアルカン酸アミド化合物の製造方法 - Google Patents
フェニルアルカン酸アミド化合物の製造方法Info
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- C07C231/00—Preparation of carboxylic acid amides
- C07C231/10—Preparation of carboxylic acid amides from compounds not provided for in groups C07C231/02 - C07C231/08
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C233/01—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
- C07C233/45—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by carboxyl groups
- C07C233/46—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by carboxyl groups with the substituted hydrocarbon radical bound to the nitrogen atom of the carboxamide group by an acyclic carbon atom
- C07C233/51—Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a hydrocarbon radical substituted by carboxyl groups with the substituted hydrocarbon radical bound to the nitrogen atom of the carboxamide group by an acyclic carbon atom having the carbon atom of the carboxamide group bound to an acyclic carbon atom of a carbon skeleton containing six-membered aromatic rings
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- C07C235/32—Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton the carbon skeleton containing six-membered aromatic rings
- C07C235/34—Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton the carbon skeleton containing six-membered aromatic rings having the nitrogen atoms of the carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
-
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D263/00—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings
- C07D263/02—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings
- C07D263/30—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D263/34—Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】殺菌活性に優れたフェニルアルカン酸アミド化
合物の簡便で容易な製造方法を提供する。 【解決手段】一般式1 (Xは水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロアルキル
基又はハロゲン、nは1〜3の整数を示し、n≧2の時
Xは同一でも異なっても良く、Y及びZは独立にハロゲ
ン又は水素を示す。)のカルボン酸化合物を脱水剤と反
応させ、一般式2 (X、n、Y及びZは上記と同じ。)のオキサゾリノン
化合物を製造し、次いでこれをメチルリチウム又はメチ
ルマグネシウムハライドと反応させる一般式3 (X、n、Y及びZは上記と同じ。)のフェニルアルカ
ン酸アミドの製造方法及びその中間体。
合物の簡便で容易な製造方法を提供する。 【解決手段】一般式1 (Xは水素、アルキル基、アルコキシ基、ハロアルキル
基又はハロゲン、nは1〜3の整数を示し、n≧2の時
Xは同一でも異なっても良く、Y及びZは独立にハロゲ
ン又は水素を示す。)のカルボン酸化合物を脱水剤と反
応させ、一般式2 (X、n、Y及びZは上記と同じ。)のオキサゾリノン
化合物を製造し、次いでこれをメチルリチウム又はメチ
ルマグネシウムハライドと反応させる一般式3 (X、n、Y及びZは上記と同じ。)のフェニルアルカ
ン酸アミドの製造方法及びその中間体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェニルアルカン酸
アミド化合物の製造方法に関するものである。
アミド化合物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェニルアルカン酸アミドのあるものが
殺菌剤の有効成分として有用であることは公知であるが
(例えば特開平9−48750号公報、特願平10−2
96078号公報参照)、該フェニルアルカン酸アミド
化合物をオキサゾリノン化合物から製造する方法につい
ては知られていない。
殺菌剤の有効成分として有用であることは公知であるが
(例えば特開平9−48750号公報、特願平10−2
96078号公報参照)、該フェニルアルカン酸アミド
化合物をオキサゾリノン化合物から製造する方法につい
ては知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた殺菌
活性を有するフェニルアルカン酸アミド化合物の簡便で
容易な製造方法を提供することを目的とする。
活性を有するフェニルアルカン酸アミド化合物の簡便で
容易な製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記課題を解
決すべく鋭意努力を重ねた結果、目的とするフェニルア
ルカン酸アミド化合物が、オキサゾリノン化合物とメチ
ルリチウム又はメチルマグネシウムハライドとの反応で
製造でき、上記課題を解決できることを見出し、この知
見に基づき本発明を完成するに至った。
決すべく鋭意努力を重ねた結果、目的とするフェニルア
ルカン酸アミド化合物が、オキサゾリノン化合物とメチ
ルリチウム又はメチルマグネシウムハライドとの反応で
製造でき、上記課題を解決できることを見出し、この知
見に基づき本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
する。
【0006】本発明は、下記〔1〕乃至〔8〕項に記載
の発明を提供することにより前記課題を解決したもので
ある。
の発明を提供することにより前記課題を解決したもので
ある。
【0007】〔1〕一般式[1]
【0008】
【化10】
【0009】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)で表されるカルボン酸化合物を
脱水剤と反応させて、一般式[2]
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)で表されるカルボン酸化合物を
脱水剤と反応させて、一般式[2]
【0010】
【化11】
【0011】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
【0012】で表されるオキサゾリノン化合物を製造
し、次いでこのオキザゾリノン化合物をメチルリチウム
又はメチルマグネシウムハライドと反応させることを特
徴とする、一般式[3]
し、次いでこのオキザゾリノン化合物をメチルリチウム
又はメチルマグネシウムハライドと反応させることを特
徴とする、一般式[3]
【0013】
【化12】
【0014】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)で表されるフェニルアルカン
酸アミドの製造方法。
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)で表されるフェニルアルカン
酸アミドの製造方法。
【0015】〔2〕一般式[1]
【0016】
【化13】
【0017】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
【0018】で表されるカルボン酸化合物。
【0019】〔3〕一般式[2]
【0020】
【化14】
【0021】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
【0022】で表されるオキサゾリノン化合物。
【0023】〔4〕一般式[1]
【0024】
【化15】
【0025】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
【0026】で表されるカルボン酸化合物を脱水剤と反
応させることを特徴とする、一般式[2]
応させることを特徴とする、一般式[2]
【化16】
【0027】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子を示す。)
【0028】で表されるオキサゾリノン化合物の製造方
法。
法。
【0029】〔5〕一般式[2]
【0030】
【化17】
【0031】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)
【0032】で表されるオキザゾリノン化合物をメチル
リチウム又はメチルマグネシウムハライドと反応させる
ことを特徴とする、一般式[3]
リチウム又はメチルマグネシウムハライドと反応させる
ことを特徴とする、一般式[3]
【0033】
【化18】
【0034】(式中、Xは水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)
コキシ基、ハロアルキル基又はハロゲン原子を示し、n
は1〜3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異
なっていても良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子
又は水素原子等を示す。)
【0035】で表されるフェニルアルカン酸アミドの製
造方法。
造方法。
【0036】〔6〕脱水剤が酸無水物;ハロゲン化チオ
ニル化合物;ハロゲン化リン化合物;又はハロゲン化炭
酸エステル化合物である〔1〕項記載のフェニルアルカ
ン酸アミドの製造方法。
ニル化合物;ハロゲン化リン化合物;又はハロゲン化炭
酸エステル化合物である〔1〕項記載のフェニルアルカ
ン酸アミドの製造方法。
【0037】〔7〕メチルマグネシウムハライドがメチ
ルマグネシウムクロリド又はメチルマグネシウムブロミ
ドである〔1〕項記載のフェニルアルカン酸アミドの製
造方法。
ルマグネシウムクロリド又はメチルマグネシウムブロミ
ドである〔1〕項記載のフェニルアルカン酸アミドの製
造方法。
【0038】〔8〕脱水剤が酸無水物;ハロゲン化チオ
ニル化合物;ハロゲン化リン化合物;又はハロゲン化炭
酸エステル化合物であり、メチルマグネシウムハライド
がメチルマグネシウムクロリド又はメチルマグネシウム
ブロミドである〔1〕項記載のフェニルアルカン酸アミ
ドの製造方法。
ニル化合物;ハロゲン化リン化合物;又はハロゲン化炭
酸エステル化合物であり、メチルマグネシウムハライド
がメチルマグネシウムクロリド又はメチルマグネシウム
ブロミドである〔1〕項記載のフェニルアルカン酸アミ
ドの製造方法。
【0039】以下、本発明について詳細に説明する。
【0040】〔1〕項記載の本発明方法は、前記一般式
[1]で表されるカルボン酸化合物(前記〔2〕項記載
の本発明化合物)を脱水剤と反応させることにより分子
内閉環させて前記一般式[2]で表されるオキサゾリノ
ン化合物(前記〔3〕項記載の本発明化合物)を製造す
る工程(工程1;前記〔4〕項記載の発明に相当す
る。)と、工程1で得られる一般式[2]で表されるオ
キサゾリノン化合物にメチルリチウム又はメチルマグネ
シウムハライドを反応させてオキサゾリノン環を開環す
ることによって、最終目的物である一般式[3]で表さ
れるフェニルアルカン酸アミド化合物の製造する工程
(工程2;前記〔5〕項記載の発明に相当する。)から
構成される。
[1]で表されるカルボン酸化合物(前記〔2〕項記載
の本発明化合物)を脱水剤と反応させることにより分子
内閉環させて前記一般式[2]で表されるオキサゾリノ
ン化合物(前記〔3〕項記載の本発明化合物)を製造す
る工程(工程1;前記〔4〕項記載の発明に相当す
る。)と、工程1で得られる一般式[2]で表されるオ
キサゾリノン化合物にメチルリチウム又はメチルマグネ
シウムハライドを反応させてオキサゾリノン環を開環す
ることによって、最終目的物である一般式[3]で表さ
れるフェニルアルカン酸アミド化合物の製造する工程
(工程2;前記〔5〕項記載の発明に相当する。)から
構成される。
【0041】まず、本発明方法の工程1の原料として用
いる一般式[1]で表されるカルボン酸化合物の製造に
ついて説明する。一般式[1]で表されるカルボン酸化
合物は新規化合物であり、工程1で目的とする前記一般
式[2]で表されるオキサゾリノン化合物を製造する際
に原料として有用な化合物である。一般式[1]で表さ
れる本発明カルボン酸化合物は、一般式[4]で表され
るエステル化合物を水の存在下で酸又は塩基と反応させ
てエステル部分を加水分解することによって製造する事
ができる。
いる一般式[1]で表されるカルボン酸化合物の製造に
ついて説明する。一般式[1]で表されるカルボン酸化
合物は新規化合物であり、工程1で目的とする前記一般
式[2]で表されるオキサゾリノン化合物を製造する際
に原料として有用な化合物である。一般式[1]で表さ
れる本発明カルボン酸化合物は、一般式[4]で表され
るエステル化合物を水の存在下で酸又は塩基と反応させ
てエステル部分を加水分解することによって製造する事
ができる。
【0042】
【化19】
【0043】一般式[4]中のRはメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基等の炭素数1乃至6(以下、炭素数につい
ては、例えば炭素数1乃至6の場合、「C1〜C6」の
様に略記する。)の直鎖又は分岐C1〜C6アルキル
基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等のC3〜C6シクロアルキル
基;クロロメチル基、トリフルオロメチル基等の直鎖又
は分岐C1〜C6ハロアルキル基;フェニル基、ナフチ
ル基等のアリール基;4−クロロフェニル基、2−メチ
ルフェニル基、4−メトキシフェニル基等のハロゲン、
C1〜C6アルキル又はC1〜C6アルコキシ置換アリ
ール基;ベンジル基等のアラルキル基;又は4−クロロ
ベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベン
ジル基等のハロゲン、C1〜C6アルキル又はC1〜C
6アルコキシで置換された置換アラルキル基を示し、X
は水素原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等の直
鎖又は分岐C1〜C6アルキル基;メトキシ基、エトキ
シ基、プロピルオキシ基等の直鎖又は分岐C1〜C6ア
ルコキシ基;クロロメチル基、トリフルオロメチル基等
の直鎖又は分岐C1〜C6ハロアルキル基;又はフッ素
原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を示し、n
は1から3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも
異なっていても良く、Y及びZは各々独立にフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;又は水素原
子を示す。
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n
−ヘキシル基等の炭素数1乃至6(以下、炭素数につい
ては、例えば炭素数1乃至6の場合、「C1〜C6」の
様に略記する。)の直鎖又は分岐C1〜C6アルキル
基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基等のC3〜C6シクロアルキル
基;クロロメチル基、トリフルオロメチル基等の直鎖又
は分岐C1〜C6ハロアルキル基;フェニル基、ナフチ
ル基等のアリール基;4−クロロフェニル基、2−メチ
ルフェニル基、4−メトキシフェニル基等のハロゲン、
C1〜C6アルキル又はC1〜C6アルコキシ置換アリ
ール基;ベンジル基等のアラルキル基;又は4−クロロ
ベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベン
ジル基等のハロゲン、C1〜C6アルキル又はC1〜C
6アルコキシで置換された置換アラルキル基を示し、X
は水素原子;メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等の直
鎖又は分岐C1〜C6アルキル基;メトキシ基、エトキ
シ基、プロピルオキシ基等の直鎖又は分岐C1〜C6ア
ルコキシ基;クロロメチル基、トリフルオロメチル基等
の直鎖又は分岐C1〜C6ハロアルキル基;又はフッ素
原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子を示し、n
は1から3の整数を示し、nが2以上の時Xは同一でも
異なっていても良く、Y及びZは各々独立にフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;又は水素原
子を示す。
【0044】この様な置換基を有する一般式[4]で表
されるエステル化合物としては具体的には例えば、メチ
ル 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルア
ミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−
〔2−(2,4−ジクロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−
〔2−(4−フルオロフェニル)プロパノイルアミノ〕
−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−〔2−
(4−ブロモフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3
−ジメチルブタノエート、エチル 2−〔2−(4−ヨ
ードフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチ
ルブタノエート、フェニル 2−〔2−(3,4−ジク
ロロフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチ
ルブタノエート、ベンジル 2−〔2−(4−メチルフ
ェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタ
ノエート、メチル 2−〔2−(4−メトキシフェニ
ル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエ
ート、メチル 2−〔2−(2−クロロフェニル)プロ
パノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メ
チル 2−〔2−(2,6−ジクロロフェニル)プロパ
ノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート等を例
示することができる。
されるエステル化合物としては具体的には例えば、メチ
ル 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルア
ミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−
〔2−(2,4−ジクロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−
〔2−(4−フルオロフェニル)プロパノイルアミノ〕
−2,3−ジメチルブタノエート、メチル 2−〔2−
(4−ブロモフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3
−ジメチルブタノエート、エチル 2−〔2−(4−ヨ
ードフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチ
ルブタノエート、フェニル 2−〔2−(3,4−ジク
ロロフェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチ
ルブタノエート、ベンジル 2−〔2−(4−メチルフ
ェニル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタ
ノエート、メチル 2−〔2−(4−メトキシフェニ
ル)プロパノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエ
ート、メチル 2−〔2−(2−クロロフェニル)プロ
パノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート、メ
チル 2−〔2−(2,6−ジクロロフェニル)プロパ
ノイルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート等を例
示することができる。
【0045】当反応は、一般式[4]で表されるエステ
ル化合物1モルに対し1モル以上の水の存在下で酸又は
塩基を用いて行われる。
ル化合物1モルに対し1モル以上の水の存在下で酸又は
塩基を用いて行われる。
【0046】当反応に使用できる酸としては、例えば、
硫酸、塩酸等の鉱酸類を例示することができる。当反応
に使用できる塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物;炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩類等を例示できる。
当反応は、水酸化ナトリウムに代表されるアルカリ金属
水酸化物を用いて実施するのが好ましい。酸又は塩基の
量としては、エステル結合は加水分解されるがアミド結
合は加水分解されない量の範囲であれば特に制限される
ことはないが、一般式[4]で表されるエステル化合物
1モルに対して0.001〜5モル、好ましくは0.0
5〜2モルの範囲を例示できる。
硫酸、塩酸等の鉱酸類を例示することができる。当反応
に使用できる塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物;炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩類等を例示できる。
当反応は、水酸化ナトリウムに代表されるアルカリ金属
水酸化物を用いて実施するのが好ましい。酸又は塩基の
量としては、エステル結合は加水分解されるがアミド結
合は加水分解されない量の範囲であれば特に制限される
ことはないが、一般式[4]で表されるエステル化合物
1モルに対して0.001〜5モル、好ましくは0.0
5〜2モルの範囲を例示できる。
【0047】当反応は、通常、溶媒を用いて行われる。
この溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等
の非プロトン性極性溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等
のエーテル系溶媒;、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪
族炭化水素;アセトニトリル等のニトリル類;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;ポリエチレングリコール−400(PEG4
00)等のポリエチレングリコール類;水等が挙げられ
る。溶媒は単独で、又は任意の割合で混合された混合溶
媒として用いることができる。溶媒量としては、撹拌が
充分出来る量であればよいが、一般式[4]で表される
エステル化合物1モルに対して0.5〜5l、好ましく
は1〜3lの範囲を例示できる。
この溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素;酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等
の非プロトン性極性溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等
のエーテル系溶媒;、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪
族炭化水素;アセトニトリル等のニトリル類;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;ポリエチレングリコール−400(PEG4
00)等のポリエチレングリコール類;水等が挙げられ
る。溶媒は単独で、又は任意の割合で混合された混合溶
媒として用いることができる。溶媒量としては、撹拌が
充分出来る量であればよいが、一般式[4]で表される
エステル化合物1モルに対して0.5〜5l、好ましく
は1〜3lの範囲を例示できる。
【0048】当反応の反応温度としては、0℃〜使用す
る溶媒の還流温度、の範囲を例示できるが、好ましく
は、0℃〜80℃で行うのが良い。
る溶媒の還流温度、の範囲を例示できるが、好ましく
は、0℃〜80℃で行うのが良い。
【0049】当反応の反応時間は、特に制限されない
が、好ましくは0.5時間〜6時間で良い。
が、好ましくは0.5時間〜6時間で良い。
【0050】なお、一般式[4]で表されるエステル化
合物は、公知であるか、又は既知の対応するアミノ酸エ
ステルと対応する酸クロリドを縮合させる方法や、一般
式
合物は、公知であるか、又は既知の対応するアミノ酸エ
ステルと対応する酸クロリドを縮合させる方法や、一般
式
【0051】
【化20】
【0052】(式中、X、Y、Z及びnは前記と同じ意
味を示す。)
味を示す。)
【0053】で表されるニトリル化合物とアルコールと
を反応させる方法で製造する事ができる。この一般式
(化20)で表されるニトリル化合物は公知であるか、
又は既知の対応するカルボン酸と対応するアミノ−ニト
リル化合物を縮合させる方法で製造することができる。
を反応させる方法で製造する事ができる。この一般式
(化20)で表されるニトリル化合物は公知であるか、
又は既知の対応するカルボン酸と対応するアミノ−ニト
リル化合物を縮合させる方法で製造することができる。
【0054】次に、本発明方法の工程1で原料となる一
般式[1]で表される本発明カルボン酸化合物の具体例
を(表1)に示すが、本発明カルボン酸化合物はこれに
限られるものではなく、一般式[1]で表される全ての
化合物を包含する。ここで一般式[1]中のX、Y、Z
及びnは前記一般式[4]における定義と同じ意味を表
す。又、本発明カルボン酸化合物には不斉炭素を1つ以
上有していてエナンチオマー、ジアステレオマーの存在
するものが含まれるが、本発明カルボン酸化合物はそれ
ら個々の純粋な異性体、及び各異性体の任意の割合の混
合物(例えばラセミ体等)の全てを包含する。なお、表
中の屈折率(nD 20)は、20℃においてNa−D線に
よって測定した値である。
般式[1]で表される本発明カルボン酸化合物の具体例
を(表1)に示すが、本発明カルボン酸化合物はこれに
限られるものではなく、一般式[1]で表される全ての
化合物を包含する。ここで一般式[1]中のX、Y、Z
及びnは前記一般式[4]における定義と同じ意味を表
す。又、本発明カルボン酸化合物には不斉炭素を1つ以
上有していてエナンチオマー、ジアステレオマーの存在
するものが含まれるが、本発明カルボン酸化合物はそれ
ら個々の純粋な異性体、及び各異性体の任意の割合の混
合物(例えばラセミ体等)の全てを包含する。なお、表
中の屈折率(nD 20)は、20℃においてNa−D線に
よって測定した値である。
【0055】
【表1】
【0056】続いて、本発明方法の工程1の反応につい
て説明する。本発明方法の工程1では、前記一般式
[1]で表されるカルボン酸化合物を脱水剤と反応さ
せ、一般式[2]で表されるオキサゾリノン化合物を製
造する。
て説明する。本発明方法の工程1では、前記一般式
[1]で表されるカルボン酸化合物を脱水剤と反応さ
せ、一般式[2]で表されるオキサゾリノン化合物を製
造する。
【0057】本発明方法の工程1で用いる脱水剤として
は、例えば、無水酢酸等の酸無水物;塩化チオニル等の
ハロゲン化チオニル化合物;オキシ塩化リン、五塩化リ
ン等のハロゲン化リン化合物;クロロ炭酸メチル等のハ
ロゲン化炭酸エステル化合物等を例示できるが、好まし
くは無水酢酸に代表される酸無水物が用いられる。脱水
剤の量としては、生成した一般式[1]で表されるオキ
サゾリノン化合物を分解しない量であればよく、一般式
[2]で表されるカルボン酸化合物1モルに対し1〜5
モル、好ましくは1〜2モルの範囲を例示できる。
は、例えば、無水酢酸等の酸無水物;塩化チオニル等の
ハロゲン化チオニル化合物;オキシ塩化リン、五塩化リ
ン等のハロゲン化リン化合物;クロロ炭酸メチル等のハ
ロゲン化炭酸エステル化合物等を例示できるが、好まし
くは無水酢酸に代表される酸無水物が用いられる。脱水
剤の量としては、生成した一般式[1]で表されるオキ
サゾリノン化合物を分解しない量であればよく、一般式
[2]で表されるカルボン酸化合物1モルに対し1〜5
モル、好ましくは1〜2モルの範囲を例示できる。
【0058】工程1は、無溶媒でも充分行うことができ
るが、溶媒を用いて行うこともできる。溶媒としては、
反応を阻害しない物であればよく、例えば、トルエン、
キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素;酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の非プロ
トン性極性溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテ
ル系溶媒;ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水
素;アセトニトリル等のニトリル類;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;
又はポリエチレングリコール−400(PEG400)
等のポリエチレングリコール類等が用いられる。この溶
媒は、それぞれ単独で、又は任意の割合で混合した混合
溶媒として用いることができる。溶媒量としては、撹拌
が充分出来る量であればよいが、一般式[2]で表され
るカルボン酸化合物1モルに対し0.5〜5l、好まし
くは1〜2lの範囲を例示できる。
るが、溶媒を用いて行うこともできる。溶媒としては、
反応を阻害しない物であればよく、例えば、トルエン、
キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素;酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等の非プロ
トン性極性溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテ
ル系溶媒;ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水
素;アセトニトリル等のニトリル類;アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;
又はポリエチレングリコール−400(PEG400)
等のポリエチレングリコール類等が用いられる。この溶
媒は、それぞれ単独で、又は任意の割合で混合した混合
溶媒として用いることができる。溶媒量としては、撹拌
が充分出来る量であればよいが、一般式[2]で表され
るカルボン酸化合物1モルに対し0.5〜5l、好まし
くは1〜2lの範囲を例示できる。
【0059】工程1の反応温度としては、0℃〜使用す
る溶媒の還流温度、の範囲で行われるが、好ましくは0
℃から120℃で行うのが良い。
る溶媒の還流温度、の範囲で行われるが、好ましくは0
℃から120℃で行うのが良い。
【0060】反応時間は、特に制限されないが、好まし
くは0.3時間〜6時間で良い。
くは0.3時間〜6時間で良い。
【0061】工程1で得られる一般式[2]で表される
オキサゾリノン化合物は新規化合物であり、殺菌剤とし
て有用であることが知られているフェニルアルカン酸ア
ミド化合物の中間原料として有用な化合物である。
オキサゾリノン化合物は新規化合物であり、殺菌剤とし
て有用であることが知られているフェニルアルカン酸ア
ミド化合物の中間原料として有用な化合物である。
【0062】次に、一般式[2]で表される本発明オキ
サゾリノン化合物の具体例を(表2)に示すが、本発明
のオキサゾリノン化合物はこれに限られるものではな
く、一般式[2]で表される全ての化合物を包含する。
ここで一般式[2]中のX、Y、Z及びnは前記一般式
[4]における定義と同じ意味を表す。又、本発明オキ
サゾリノン化合物には不斉炭素を1つ以上有していてエ
ナンチオマー、ジアステレオマーの存在するものが含ま
れるが、本発明オキサゾリノン化合物はそれら個々の純
粋な異性体、及び各異性体の任意の割合の混合物(例え
ばラセミ体等)の全てを包含する。なお、表中の屈折率
(nD 20)は、20℃においてNa−D線によって測定
した値である。
サゾリノン化合物の具体例を(表2)に示すが、本発明
のオキサゾリノン化合物はこれに限られるものではな
く、一般式[2]で表される全ての化合物を包含する。
ここで一般式[2]中のX、Y、Z及びnは前記一般式
[4]における定義と同じ意味を表す。又、本発明オキ
サゾリノン化合物には不斉炭素を1つ以上有していてエ
ナンチオマー、ジアステレオマーの存在するものが含ま
れるが、本発明オキサゾリノン化合物はそれら個々の純
粋な異性体、及び各異性体の任意の割合の混合物(例え
ばラセミ体等)の全てを包含する。なお、表中の屈折率
(nD 20)は、20℃においてNa−D線によって測定
した値である。
【0063】
【表2】
【0064】本発明方法の工程2では、工程1で得られ
る一般式[2]で表されるオキサゾリノン化合物にメチ
ルリチウム又はメチルマグネシウムハライドを反応させ
てオキサゾリノン環を開環することによって、最終目的
物である一般式[3]で表されるフェニルアルカン酸ア
ミド化合物を製造する。
る一般式[2]で表されるオキサゾリノン化合物にメチ
ルリチウム又はメチルマグネシウムハライドを反応させ
てオキサゾリノン環を開環することによって、最終目的
物である一般式[3]で表されるフェニルアルカン酸ア
ミド化合物を製造する。
【0065】本発明方法の工程2に用いるメチルリチウ
ム又はメチルマグネシウムハライドとしては、例えばメ
チルリチウム;メチルマグネシウムクロリド及びメチル
マグネシウムブロミド等のメチルマグネシウムハライド
(メチルグリニャール試薬)等を例示できる。メチルリ
チウム又はメチルマグネシウムハライドの使用量は反応
を阻害しない範囲であれば良いが、一般式[2]で表さ
れるオキサゾリノン化合物1モルに対して0.5〜3モ
ル、好ましくは1〜2モルの範囲を例示できる。
ム又はメチルマグネシウムハライドとしては、例えばメ
チルリチウム;メチルマグネシウムクロリド及びメチル
マグネシウムブロミド等のメチルマグネシウムハライド
(メチルグリニャール試薬)等を例示できる。メチルリ
チウム又はメチルマグネシウムハライドの使用量は反応
を阻害しない範囲であれば良いが、一般式[2]で表さ
れるオキサゾリノン化合物1モルに対して0.5〜3モ
ル、好ましくは1〜2モルの範囲を例示できる。
【0066】当反応は通常、溶媒中で行われる。溶媒と
してはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキ
サン、モノグライム等のエーテル類;トルエン、キシレ
ン及びクロロベンゼン等の芳香族炭化水素;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極
性溶媒;ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素;
ピリジン等のピリジン類;ポリエチレングリコール−4
00(PEG400)等のポリエチレングリコール類を
例示できる。これらの溶媒は単独で、又は任意の混合割
合の混合溶媒として用いられ、好ましくはテトラヒドロ
フラン単独、又はテトラヒドロフランとキシレンの混合
溶媒が良い。用いられる溶媒の量は撹拌ができる範囲で
あれば良いが、好ましくは一般式[2]で表されるオキ
サゾリノン化合物1モルに対して0.5〜5l、好まし
くは1〜3lの範囲を例示できる。
してはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジオキ
サン、モノグライム等のエーテル類;トルエン、キシレ
ン及びクロロベンゼン等の芳香族炭化水素;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極
性溶媒;ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素;
ピリジン等のピリジン類;ポリエチレングリコール−4
00(PEG400)等のポリエチレングリコール類を
例示できる。これらの溶媒は単独で、又は任意の混合割
合の混合溶媒として用いられ、好ましくはテトラヒドロ
フラン単独、又はテトラヒドロフランとキシレンの混合
溶媒が良い。用いられる溶媒の量は撹拌ができる範囲で
あれば良いが、好ましくは一般式[2]で表されるオキ
サゾリノン化合物1モルに対して0.5〜5l、好まし
くは1〜3lの範囲を例示できる。
【0067】当反応の反応温度は−78℃〜使用した溶
媒の還流温度、の範囲であれば良いが、好ましくは−1
0℃〜60℃の範囲を例示できる。
媒の還流温度、の範囲であれば良いが、好ましくは−1
0℃〜60℃の範囲を例示できる。
【0068】当反応の反応時間は、特に限定されるもの
ではないが、0.5時間〜6時間が好ましい。
ではないが、0.5時間〜6時間が好ましい。
【0069】
【発明の効果】本発明により、優れた殺菌活性を有する
フェニルアルカン酸アミド化合物の製造方法及びその中
間体が提供され、優れた殺菌活性を有するフェニルアル
カン酸アミド化合物を簡便かつ容易に製造する事ができ
るようになった。
フェニルアルカン酸アミド化合物の製造方法及びその中
間体が提供され、優れた殺菌活性を有するフェニルアル
カン酸アミド化合物を簡便かつ容易に製造する事ができ
るようになった。
【0070】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明化合物の製造法
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
【0071】実施例1(〔1〕項記載の発明に対応) (工程1) 2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕−4−イソ
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ンの製造 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタン酸3.7g(12.5ミ
リモル)をトルエン50mlに懸濁し、無水酢酸2g
(19.6ミリモル)を加えて加熱して還流させた。2
0分反応させると反応が完全に進行したので室温まで冷
却した。水50mlを加え、分液して有機層を30ml
の水、30mlの飽和重曹水にて洗浄した後、濃縮する
ことにより2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕
−4−イソプロピル−4−メチル−1,3−オキサゾー
ル−5−オン3.2g(Y=97%)を得た。
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ンの製造 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタン酸3.7g(12.5ミ
リモル)をトルエン50mlに懸濁し、無水酢酸2g
(19.6ミリモル)を加えて加熱して還流させた。2
0分反応させると反応が完全に進行したので室温まで冷
却した。水50mlを加え、分液して有機層を30ml
の水、30mlの飽和重曹水にて洗浄した後、濃縮する
ことにより2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕
−4−イソプロピル−4−メチル−1,3−オキサゾー
ル−5−オン3.2g(Y=97%)を得た。
【0072】(工程2) 2−(4−クロロフェニル)−N−〔1−メチル−1−
イソプロピル−2−オキソプロピル〕プロパンアミドの
製造 2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕−4−イソ
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ン4.8g(18ミリモル)をテトラヒドロフラン40
mlに溶かし1.14mol/Lメチルリチウムエーテ
ル溶液20.4ml(23.3ミリモル)を50mlの
テトラヒドロフランで希釈して5℃にて滴下した。10
℃以下を保ちながら1時間反応させた。反応終了後、酢
酸エチルと水を加え分液した。有機層を濃縮後、カラム
クロマトグラフィー分離を行い、2−(4−クロロフェ
ニル)−N−〔1−メチル−1−イソプロピル−2−オ
キソプロピル〕プロパンアミド2.9g(0.01モ
ル)を得た(収率55%)。
イソプロピル−2−オキソプロピル〕プロパンアミドの
製造 2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕−4−イソ
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ン4.8g(18ミリモル)をテトラヒドロフラン40
mlに溶かし1.14mol/Lメチルリチウムエーテ
ル溶液20.4ml(23.3ミリモル)を50mlの
テトラヒドロフランで希釈して5℃にて滴下した。10
℃以下を保ちながら1時間反応させた。反応終了後、酢
酸エチルと水を加え分液した。有機層を濃縮後、カラム
クロマトグラフィー分離を行い、2−(4−クロロフェ
ニル)−N−〔1−メチル−1−イソプロピル−2−オ
キソプロピル〕プロパンアミド2.9g(0.01モ
ル)を得た(収率55%)。
【0073】実施例2(〔5〕項記載の発明に対応) 2−(4−クロロフェニル)−N−〔1−メチル−1−
イソプロピル−2−オキソプロピル〕プロパンアミドの
製造 2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕−4−イソ
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ン3.3g(12.3ミリモル)をテトラヒドロフラン
24mlに溶かし、3.0Mメチルマグネシウムクロリ
ド/テトラヒドロフラン溶液12.3ml(37ミリモ
ル)を3回に分けて加えた。さらに60℃に加熱して同
温度で1時間反応させた。ガスクロマトグラフィーで分
析したところ、2−(4−クロロフェニル)−N−〔1
−メチル−1−イソプロピル−2−オキソプロピル〕プ
ロパンアミドの生成を認めた(転化率40%)。
イソプロピル−2−オキソプロピル〕プロパンアミドの
製造 2−〔1−(4−クロロフェニル)エチル〕−4−イソ
プロピル−4−メチル−1,3−オキサゾール−5−オ
ン3.3g(12.3ミリモル)をテトラヒドロフラン
24mlに溶かし、3.0Mメチルマグネシウムクロリ
ド/テトラヒドロフラン溶液12.3ml(37ミリモ
ル)を3回に分けて加えた。さらに60℃に加熱して同
温度で1時間反応させた。ガスクロマトグラフィーで分
析したところ、2−(4−クロロフェニル)−N−〔1
−メチル−1−イソプロピル−2−オキソプロピル〕プ
ロパンアミドの生成を認めた(転化率40%)。
【0074】実施例3(〔3〕項記載の本発明化合物の
製造) 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタン酸の製造 メチル 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイ
ルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート0.7g
(2.24ミリモル)をジメチルスルホキシド20ml
に溶かした。この溶液に23%水酸化ナトリウム(Na
OH)水溶液5ml(2.87ミリモル)を、撹拌下、
室温にて滴下し、室温で1時間反応させた。一部を量り
取り希塩酸で酸性(pH2)にした後、酢酸エチルで抽
出してGCにて分析したところ、全量が2−(4−クロ
ロフェニル)−N−(1−ヒドロキシカルボニル−1,
2−ジメチルプロピル)プロピオンアミドに誘導された
ことを確認した。水100mlを加え、希塩酸にてpH
2とした後、100mlの酢酸エチルで2回抽出した。
有機層を合わせ、50mlの水で水洗し、飽和食塩水で
洗浄した。得られた有機層を濃縮することにより2−
〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミノ〕−
2,3−ジメチルブタン酸0.5g(1.7ミリモル)
を得た(収率75%)。
製造) 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミ
ノ〕−2,3−ジメチルブタン酸の製造 メチル 2−〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイ
ルアミノ〕−2,3−ジメチルブタノエート0.7g
(2.24ミリモル)をジメチルスルホキシド20ml
に溶かした。この溶液に23%水酸化ナトリウム(Na
OH)水溶液5ml(2.87ミリモル)を、撹拌下、
室温にて滴下し、室温で1時間反応させた。一部を量り
取り希塩酸で酸性(pH2)にした後、酢酸エチルで抽
出してGCにて分析したところ、全量が2−(4−クロ
ロフェニル)−N−(1−ヒドロキシカルボニル−1,
2−ジメチルプロピル)プロピオンアミドに誘導された
ことを確認した。水100mlを加え、希塩酸にてpH
2とした後、100mlの酢酸エチルで2回抽出した。
有機層を合わせ、50mlの水で水洗し、飽和食塩水で
洗浄した。得られた有機層を濃縮することにより2−
〔2−(4−クロロフェニル)プロパノイルアミノ〕−
2,3−ジメチルブタン酸0.5g(1.7ミリモル)
を得た(収率75%)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 263/42 C07D 263/42 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AF01 BA03 BB03 BC01 4H006 AA01 AA02 AC28 AC53 BD70 BJ50 BM30 BM72 BP30 BR10 4H011 AA01 AA03 BB06
Claims (5)
- 【請求項1】一般式[1] 【化1】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるカルボン酸化合物を脱水剤と反応
させて、一般式[2] 【化2】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるオキサゾリノン化合物を製造し、
次いでこのオキザゾリノン化合物をメチルリチウム又は
メチルマグネシウムハライドと反応させることを特徴と
する、一般式[3] 【化3】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
等を示す。)で表されるフェニルアルカン酸アミドの製
造方法。 - 【請求項2】一般式[1] 【化4】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるカルボン酸化合物。 - 【請求項3】一般式[2] 【化5】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるオキサゾリノン化合物。 - 【請求項4】一般式[1] 【化6】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるカルボン酸化合物を脱水剤と反応
させることを特徴とする、一般式[2] 【化7】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
を示す。)で表されるオキサゾリノン化合物の製造方
法。 - 【請求項5】一般式[2] 【化8】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
等を示す。)で表されるオキザゾリノン化合物をメチル
リチウム又はメチルマグネシウムハライドと反応させる
ことを特徴とする、一般式[3] 【化9】 (式中、Xは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロアルキル基又はハロゲン原子を示し、nは1〜3の整
数を示し、nが2以上の時Xは同一でも異なっていても
良く、Y及びZは各々独立にハロゲン原子又は水素原子
等を示す。)で表されるフェニルアルカン酸アミドの製
造方法。
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