JP2000318440A - レジスタ - Google Patents

レジスタ

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JP2000318440A
JP2000318440A JP12895799A JP12895799A JP2000318440A JP 2000318440 A JP2000318440 A JP 2000318440A JP 12895799 A JP12895799 A JP 12895799A JP 12895799 A JP12895799 A JP 12895799A JP 2000318440 A JP2000318440 A JP 2000318440A
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fin
horizontal
support shaft
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JP12895799A
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Yasuo Kondo
康夫 近藤
Toshihiro Kondo
敏博 近藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
Howa Plastics Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Howa Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のフィンを回動させて風向調整をすると
きに、そのうちの幾つかのフィンの回動角が他のフィン
の回動角とは異なる所定の回動角になるようにする。 【解決手段】 リテーナ22の吹出し口側に複数枚のフィ
ン36A 〜36F を所定の間隔で配置し、かつ、各フィン36
A 〜36F の支軸37に一体に形成したアーム38a 〜38f の
先端部に連結凸部39,40を設け、この連結凸部39,40に
係合する連結ロッド52を介して各フィン36A 〜36F を一
連に連結する。フィン36A ,36B についての支軸37から
連結凸部39までのアーム長a1と、フィン36C 〜36F につ
いての支軸37から連結凸部40までのアーム長a2とを異な
る長さに設定し、連結ロッド52の作動により回動するフ
ィン36A ,36B の回動角α1 と、36C 〜36F の回動角α
2 とが異なるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調用のレジス
タに係り、詳しくは、レジスタの吹出し口側に複数枚取
付けられる風向調整フィンの作動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図8〜図11に示すような、風向
調整用の縦・横フィンを有するクロスフィンタイプのレ
ジスタが知られている。このレジスタ1は略方形筒状の
リテーナ2とベゼル3とによりレジスタ本体が形成さ
れ、リテーナ2の上流側にダンパー4がダンパー機構5
を介して通風路6を開閉可能に設けられている。
【0003】リテーナ2の吹出し口側には複数枚の縦フ
ィン7が回動可能に取付けられており、各縦フィン7は
連結部材8により一連に連結されて同時に回動するよう
になっている。また、縦フィン7より前方の位置に、複
数枚の横フィン9が所定の間隔で配設されている。
【0004】この横フィン9の左右両端部には左右方向
に伸びる支軸10が一体に形成されており、支軸10を
介して横フィン9がリテーナ2の左右の側壁に回動自在
に支持されている。一方の支軸10は図示のようにレジ
スタ本体の側方へ突出し、同支軸10の端部にはアーム
11が一体に形成され、同アーム11の先端部に連結ピ
ンとなる連結凸部12が突設されている。そして、各横
フィン9は各連結凸部12と回動自在に係合する連結部
材13を介して一連に連結されている。
【0005】なお、中央部に位置する横フィン9にはス
ライド可能にフィンノブ14が取付けられており、この
フィンノブ14の先端は縦フィン7側に延出され、同先
端は二股部15が形成され、この二股部15には中央部
の縦フィン7が挿入連繋されている。
【0006】上記のレジスタ1はダンパー機構5を操作
することで通風路6を開閉し、フィンノブ14を横フィ
ン9に沿って左右に操作することで縦フィン7を回動さ
せて左右方向への風向を調整する。また、フィンノブ1
4を上下に操作することで横フィン9を一連に操作して
上下方向への風向を調整する(図11参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレジスタ1
において横フィン9の配設枚数が多い場合、特に、上下
のフィンあるいは一方のフィンがリテーナ2の壁部に近
接されて位置されると、同壁部が干渉して風向調整がで
きない問題がある。例えば、図12に想像線で示したよ
うにリテーナ2の下壁2aとの間隔が極端に小さい場
合、最下部のフィン9aが干渉されて、全てのフィン9
の作動角度が規制されることが顕著となり、上向き風向
が調整できないという問題が生ずる。このため、下壁2
aが干渉することを解消するため、図示のように逃し面
状の下壁2bに形成するとレジスタの奥側が大きく異形
となり見栄え、意匠性が悪くなる問題があり、また、風
向の直進性が阻害される等の問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、フィンに近接する位置にリテーナ
の壁部があっても、フィン全体の操作性を確保して所定
の風向調整を行うことのできるレジスタの操作機構を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、前記の請求
項に記載の発明により解決される。請求項1の発明に係
るレジスタでは、風向調整フィンの支軸の軸線からフィ
ンと連結ロッドとの連結位置までの距離、すなわちリン
クのアーム長がフィンごとに適宜に設定されることで、
連結ロッドの作動により各フィンが同調して一斉に回動
する際に、幾つかのフィンには他のフィンの回動角と異
なる所定の回動角が付与されることになる。したがっ
て、特定のフィンが壁部と干渉したり他のフィンの回動
を阻害するのを避けてフィン全体の操作性を確保するこ
とができ、所定の風向調整を行うことができる。また、
従来と比べてフィンの配置の自由度が増すので、リテー
ナの吹出し口の形状に応じてフィンを配置した意匠性を
重視した設計が可能になる。しかも、風向調整時には、
回動角度範囲の異なるフィンが同調して回動し、ほぼ同
時にそれぞれの回動限界(終端位置)に達するので、使
用感の良い風向調整ができる。
【0010】なお、連結ロッドの作動を滑らかにするた
め、連結ロッドとフィンの連結部、すなわち、リンクの
連結部に適宜な遊びを付与したり、長穴状の溝を設けた
りでき、さらには、連結ロッド自体が若干のたわみを許
容し得る構成とすること等が可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るレジスタでは、リテーナの
壁部に近接する風向調整フィンがあっても、フィン全体
の操作性を確保して所定の風向調整を行うことができ
る。なお、風向調整フィンの回動角度範囲をフィンごと
に適宜に設定することもできる。しかも、それらのフィ
ンが各々設定された回動角度範囲内において同調して回
動するから、使用感の良い風向調整が可能となる。例え
ば、インストールメントパネルの曲面部分に設けられる
ベゼルの開口形状に応じたフィン配置として通風性能や
風向き調整機能を損ねずに見栄えの良いベゼル形状にす
ることが比較的容易にできるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1はレジスタ21の正面図、
図2は断面図、図3は分解斜視図である。レジスタ21
は合成樹脂材よりなるもので、大別すると、通風路を形
成するリテーナ22と、風向調整用の複数枚の縦フィン
31および横フィン36と、上流側で通風路を開閉する
ダンパー41と、吹出し口側の意匠面を形成するベゼル
45とより構成されている。
【0013】上記のリテーナ22は上壁23と下壁24
と左右の側壁25とにより通風路26を有する略方形筒
状体に形成されており、左右の側壁25の縁部27は、
図示のように、例えばインストールメントパネルの曲面
とほぼ同様の所定の曲線状に形成されている。この縁部
27には所定の間隔で複数枚の横フィン36の支軸37
を回動可能に支承する軸受部28が対応して設けられて
いる(本実施形態では6枚の横フィン36A〜36Fを
例示したので、軸受部28は左右6カ所ずつ形成されて
いる。)。また、上下壁23,24の縁部29には対応
して所定の間隔で複数枚の縦フィン31の支軸32を回
動可能に支承する軸受部30が凹設されている(本実施
形態では4枚の縦フィン31を例示したので、軸受部3
0は上下4カ所ずつ形成されている。)。
【0014】まず、上下壁23,24にわたって取付け
られる縦フィン31について簡単に説明すると、各縦フ
ィン31は略変形四辺形状に形成され、その上下の端部
に上下の支軸32,32が一体に突設されている。ま
た、特定の位置の縦フィン31の前縁側には切欠部33
が凹設され、この切欠部33の上下の縁部33a,33
b間には支軸32と平行に作動軸34が設けられてい
る。また、縦フィン31の後縁の下部に形成された切欠
部には支軸32の軸線と平行に延びる連結凸部35が形
成されている(図4(a) 参照)。そして、各縦フィン3
1の連結凸部35は連結ロッド51に対し回動可能に係
合(ピン結合)しており、その連結ロッド51にて一連
に連結された状態で全ての縦フィン31が、同調して回
動可能に形成されている。
【0015】次に、横フィン36について説明する。各
横フィン36A〜36Fは所定の幅を有する偏平細長状
に形成され、左右の端面の前縁側に左右の支軸37,3
7が同一線上に突設されている。片側(図3において左
側)の各支軸37の軸端部には略軸直角方向(本例で
は、図4参照、横フィン36の骨格線と同方向)に延び
るアーム38(38a〜38f)が一体に形成されてい
る。これら複数の横フィン36のうちの上部側の2枚の
横フィン36A,36Bのアーム38a,38bには、
その支軸37の軸線より所定の長さ(アーム長ともい
う)a1 の位置に支軸37と平行に延びる連結凸部39
が形成され、下部側の横フィン36C〜36Fのアーム
38c〜38fには、その支軸37の軸線より所定の長
さa2 の位置に支軸37と平行に延びる連結凸部40が
形成されている。
【0016】そして、各横フィン36A〜36Fは次の
連結ロッド52を介して一連に連結されている。すなわ
ち、この連結ロッド52は、図4(b) に示すように略棒
状に形成され、かつ、アーム長a1 のアーム38a,3
8bとアーム長a2 のアーム38c〜38fを連結する
ため、上部ロッド部53と下部ロッド部54とが段差状
に形成され、この上下部ロッド部53,54には横フィ
ン36A〜36Fの取付け間隔と同間隔で嵌合孔53
a,54aが貫設されている。すなわち、嵌合孔53
a,54aに対し連結凸部39,40が回動可能に係合
(ピン結合)し、この連結ロッド52にて一連に連結さ
れた状態で全横フィン36が同調してそれぞれの支軸3
7回りに、いわゆるバタフライ式に回動可能に形成され
ている。
【0017】なお、本例では、支軸37からアーム38
の連結位置までの距離(アーム長)a1 ,a2 は、a1
>a2 の関係に設定されている(図4(b) 参照)。ま
た、嵌合孔53aを相互に結ぶ線(円弧)Ra と嵌合孔
54aを相互に結ぶ線(円弧)Rb との間隔Δaは、前
記各アーム長a1 ,a2 の差とほぼ同じである。
【0018】上記の縦フィン31および横フィン36を
取付けたリテーナ22の吹出し口側の開口部にベゼル4
5が嵌め込まれるようにして取付けられている。このベ
ゼル45はリテーナ22の前部側の意匠面を形成するも
のであり、図3参照、リテーナ22の通風路26とほぼ
整合する開口部46が開口されている。そして、開口部
46の内側に設けられた横取付縁47a,47bと縦取
付縁48とにより軸受部28,30の開口が塞がれ、縦
フィン31の支軸32および横フィン36の支軸37が
軸受部28,30から外れないように保持されている。
また、このベゼル45の下横縁にはダンパー作動機構4
3の操作ノブ43aを臨ませる窓部49が開設されてい
る。
【0019】さらに、所定の位置の例えば横フィン36
Dにはフィン操作ノブ55がスライド可能に取付けられ
ている。このフィン操作ノブ55には図4(a) に示すよ
うに特定の縦フィン31に形成した前述の作動軸34と
例えば二股状に係合する略くの字形状の作動片56が形
成されている。このフィン操作ノブ55を横フィン36
Dに沿って左右に操作すると作動片56が作動軸34を
押し、連結ロッド51にて一連に連結する各縦フィン3
1が一斉に左右に回動(傾動)して風を偏向させる。ま
た、フィン操作ノブ55を上下に操作することで横フィ
ン36が一斉に上下に回動(傾動)する。なお、リテー
ナ22の一方の側壁25には、図3及び図4(b) 参照、
横フィン36Dに形成したアーム38dが当接できる上
下の規制片57a,57bが突設されており、アーム3
8dの回動範囲が規制されるようになっている。
【0020】また、リテーナ22には、縦フィン31よ
り上流側位置に、ダンパー41が軸42を介して回動可
能に取付けられている。この軸42にはダンパー作動機
構43が連結されており、同作動機構43の操作ノブ4
3aを操作することで、通風路26を開閉できるように
なっている。
【0021】次に、上記のように形成された横フィン作
動機構の作用について説明する。いま、ダンパー41お
よび縦フィン31はそれぞれ開放位置にあり、かつ、各
横フィン36A〜36Fは、図4(a) に示すように、回
動範囲の中程で同じ方向を向き、ベゼル45の開口部に
対して風向直進状の中立姿勢をとっている。このときの
各横フィン36A〜36Fの向きを基準線(この場合は
骨格線と同じ)Lで表してある。なお、図4(b) に示す
ように、各アーム38a〜38fについてそれぞれ支軸
37と連結凸部39または連結凸部40を結ぶ線は上記
の基準線Lと同じ方向にのびている。
【0022】さて、図4(a)(b)の状態より、例えば図5
(a)(b)に示すようにフィン操作ノブ55を介して横フィ
ン36Dを上方に向けて操作すると、この横フィン36
Dのアーム38dが支軸37回りに回動し、これに伴っ
て連結ロッド52が下方へ移動されるとともに、他のア
ーム38a〜38c,38e,38fが反時計方向へ回
動することで各横フィン36A〜36Fは一連に各支軸
37を中心として回動されて上向きに指向する。前述し
たように、上部側のアーム38a,38bはアーム長a
1 に、また、下部側のアーム38c〜38fはアーム長
a2 に形成されていることから、上部側の横フィン36
A,36Bが基準線Lの位置(基準角度位置)から反時
計方向へ回動角α1 回動すると、下部側の横フィン36
C〜36Fは基準線Lの位置(基準角度位置)から反時
計方向へ回動角α2 だけ回動する。すなわち、各アーム
38a〜38fは、設定されているアーム長a1 ,a2
の差Δaに起因して異なる回動角α1 <α2 の関係で作
動される。
【0023】そして、最下段の横フィン36Fの後端が
ベゼル45の下部の横取付縁47bに近接する回動位置
に達するのとほぼ同時に他の横フィン36A〜36Eも
それぞれの回動限界位置に達する。このように、各横フ
ィン36A〜36Fは相互に干渉することがなく、それ
ぞれの限界まで回動するので上向き調整を円滑に行うこ
とができる。なお、この上向き操作において、作動片5
6が下縁33bへ当接するのとほぼ同時に、アーム38
dが規制片57bへ当接するので、全体としてのがたつ
きが少なく安定する。
【0024】次に、この図5(a)(b)に示す横フィン36
の上向き指向の位置より、フィン操作ノブ55を介して
横フィン36Dを下方に向けて操作すると、図6(a)(b)
参照、この横フィン36Dのアーム38dにより連結ロ
ッド52が上方へ移動され、各アーム38a〜38fは
各支軸37を中心として時計方向へ回動される。そし
て、各横フィン36A〜36Fは基準線Lの位置を通過
して下向きに指向して回動される。この下向き操作にお
いて、上部側の横フィン36A,36Bは基準線Lの位
置(基準角度位置)から下向きに回動角α3 の位置まで
回動でき、また、下部側の横フィン36C〜36Fは基
準線Lの位置(基準角度位置)から下向きに回動角α4
の位置まで回動できる。すなわち、各横フィン36A〜
36Fはベゼル45の開口部46から吹き出す風を下向
きに偏向させる。
【0025】上記の横フィン36A〜36Fの下向き指
向操作において、上部側の横フィン36A,36Bのア
ーム38a,38bのアーム長a1 を横フィン36C〜
36Fのアーム38c〜38fのアーム長a2 より長く
したので、横フィン36A,36Bの回動角α3 は、横
フィン36C〜36Fの回動角α4 より小さい。すなわ
ち、この場合、横フィン36Aの後端がベゼル45の上
部の横取付縁47aに近接する位置までくると、他の横
フィン36B〜36Fもちょうど回動限界位置に達する
ようになっている。なお、この下向き操作において、作
動片56が上縁33aへ当接するのとほぼ同時に、アー
ム38dが規制片57aへ当接するので、全体としてが
たつきが少なく安定する。
【0026】以上詳しく説明したように、このフィン作
動機構においては、各横フィン36A〜36Fの回動角
度範囲が全部同じではなく、フィン操作ノブ55を操作
したときの回動角度は、それぞれの横フィンを回動させ
るリンクのアーム長に応じたものとなっている。したが
って、本実施形態のようにレジスタ21の吹き出し口側
の開口縁部がインストールメントパネルに合わせた曲線
状に形成されている場合に、各アーム38のアーム長を
開口縁部の形状に対応させることで、横フィンと壁部の
干渉、あるいは横フィン同士の干渉が避けられる。この
ため、フィン全体の操作性が確保されて所定の風向調整
を行うことができる。また、各横フィン36A〜36F
の回動角度範囲が異なっていても回動の始めと終わりの
タイミングは全横フィンについて同じであるから滑らか
な風向き調整ができる。特に、横フィン36で通風路を
ほぼシャット状態にしたときにそれらの横フィンがイン
ストールメントパネルの曲面にほぼ倣うような姿勢をと
ることができ、ひいては、ベゼル45をインストールメ
ントパネルの曲面に対処した形状とすることができるの
で意匠性が向上する。
【0027】ところで、上記実施形態では、リテーナ2
2の左右の側壁25の縁部27を曲線状の傾斜縁に形成
して例示したが、これに限定されるものではなく、例え
ば側壁の縁部が直線状の傾斜縁であっても構わない。
【0028】また、横フィン36を回動させるリンクの
アーム長をa1 ,a2 の2段にした例を示したが、全ア
ーム38についてアーム長を異ならしめてもよい。な
お、必要に応じて、連結ロッドとフィンの連結部、すな
わち、リンクの連結部に適宜な遊びを付与したり、長穴
状の溝を設けたり、さらには、連結ロッド自体が若干の
たわみを許容し得る構成とすること等が可能である。
【0029】また、上記実施形態では横フィン36A〜
36Fの前縁付近に左右の支軸37を設けて、一方の支
軸37にアーム長a1 ,a2 のアーム38a〜38fを
形成した例を示したが、例えば図7に示すように、横フ
ィン61の前後縁の中央に支軸62を形成しても良く、
また、その支軸62から延びるアーム63に突設されて
いる連結凸部64と支軸62間の距離(アーム長)aは
適宜に、例えばフィンごとに個別に設定することができ
る。
【0030】なお、縦フィン31に上記のフィン作動機
構を備えることも可能であろう。この他、当業者の知識
に基づき、種々の変更を加えた態様で本発明を実施し得
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るレジスタの正面図であ
る。
【図2】同レジスタの縦断面図である。
【図3】同レジスタの分解斜視図である。
【図4】(a) は、レジスタの吹出し口側の開口部に対
し、横フィンを風向直進状にした断面図であり、(b)
は、図4(a) の側面図である。
【図5】(a) は、レジスタの吹出し口側の開口部に対
し、横フィンを風向上向き状にした断面図であり、(b)
は、図5(a) の側面図である。
【図6】(a) は、レジスタの吹出し口側の開口部に対
し、横フィンを風向下向き状にした断面図であり、(b)
は、図6(a) の側面図である。
【図7】他の形態の横フィンの端部の斜視図である。
【図8】従来のレジスタの正面図である。
【図9】同じく水平断面図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】同レジスタの横フィンの配列および回動範囲
を説明する縦断面図である。
【図12】横フィンと壁部の干渉防止について説明する
図である。
【符号の説明】
21 レジスタ 22 リテーナ 31 縦フィン 37 支軸 36(36A〜36F) 横フィン 38(38a〜38f) アーム 39,40 連結凸部 45 ベゼル 52 連結ロッド 55 フィン操作ノブ a1,a2 アーム長 α1 ,α2 回動角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 敏博 愛知県西加茂郡藤岡町大字西中山字西宮前 45番地1 豊和化成株式会社内 Fターム(参考) 3L081 AA02 AA03 AB01 FA04 FA06 HA08 HB02 HB03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リテーナの吹出し口側に複数枚の風向調
    整フィンが所定の間隔で配設され、かつ、各フィンはそ
    れぞれ支軸を介して回動可能に形成されており、それら
    のフィンが、それぞれの支軸の軸線から離間する連結位
    置において各フィンに連結する連結ロッドを介して一連
    に連結されることで同調して回動できるようにしたレジ
    スタにおいて、 前記複数枚のフィンのうちの少なくとも一のフィンにつ
    いて前記支軸の軸線から前記連結位置までのアーム長を
    他のフィンのアーム長と異なる長さに設定し、前記連結
    ロッドの作動により、当該フィンに他のフィンの回動角
    とは異なる所定の回動角が付与されるように構成したこ
    とを特徴とするレジスタ。
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