JP2000317952A - 発泡成形用金型の基材固定方法と基材固定構造 - Google Patents

発泡成形用金型の基材固定方法と基材固定構造

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JP2000317952A
JP2000317952A JP11128757A JP12875799A JP2000317952A JP 2000317952 A JP2000317952 A JP 2000317952A JP 11128757 A JP11128757 A JP 11128757A JP 12875799 A JP12875799 A JP 12875799A JP 2000317952 A JP2000317952 A JP 2000317952A
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Eiji Yamamoto
英治 山本
Kazuhiko Atsumi
和彦 渥美
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Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上型へ基材を簡単かつ確実に固定でき、マス
キングや位置修正の手間を要しない手段を提供する。 【解決手段】 発泡成形用金型14の上型10に装着し
た基材16と、該金型の下型12に装着した表皮18と
の間で発泡剤を反応させて、発泡体20を芯材とするパ
ネル22を成形する方法において、前記基材を前記上型
に装着するに際して、該上型の所要個所に出没自在に配
設した入れ子部材36の係止口36aに向けて、該基材
の裏側に突出的に形成した被係止片38を挿入し、前記
被係止片が前記係止口に位置決めされたタイミングで、
前記入れ子部材に出没自在に設けたスライドピン42を
突出させ、このスライドピンを前記被係止片に設けた挿
入孔38aに挿入して係止を行ない、次いで前記入れ子
部材を前記上型へ没入させることで、該入れ子部材に係
止された前記基材を該上型に密着的に固定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡成形用金型
の基材固定方法および該方法の実施に好適に使用される
基材固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネル等の自動車用内
装品には、軽量性と装飾性とを併有させ、また衝突時の
衝撃を緩和させるために、基材(インサート材)と表皮と
の間にウレタン発泡体を介在させた多層成形品が好適に
使用されている。この基材としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリロニトリル−
スチレンのガラスフイラー入り熱可塑性樹脂の如く、圧
縮成形や射出成形を容易になし得る硬質系樹脂が一般に
採用される。また表皮としては、熱可塑性樹脂シートや
熱可塑性エラストマーフィルム等が使用される。
【0003】一例としてインストルメントパネルを発泡
成形するには、図11に示す如く、上型10および下型
12からなる発泡成形用金型14を使用する。すなわ
ち、予め所要形状に成形した基材16を前記上型10に
装着すると共に、同じく予め所要形状に成形した表皮1
8を前記下型12に装着し、型締め後の前記基材16と
表皮18との間で発泡剤を反応させることによって、図
12に示すように発泡体20を芯材とするパネル22が
成形される。本発明は、この発泡成形用金型14の使用
時に、前記基材16を上型10の定位置に装着固定する
技術に関するものであるので、基材を上型に固定する従
来の手法について、図7〜図10を参照して説明する。
【0004】図7は、発泡成形用金型14の上型10に
成形済みの基材16を装着する直前の状態を示す縦断面
図である。なお上型10は、本来は図11に示すように
下向きの姿勢となっているが、理解の便宜を優先して図
7〜図10では、該上型10の姿勢は上向きに描いてあ
る。この上型10における基材装着面の所要位置(所要
数)には、位置決め用のスライドピンが出没自在に夫々
配設されている。すなわち図9に示すように、上型10
の所要位置に穿設した孔部24に中空円筒部材26が螺
挿され、この中空円筒部材26に摺動自動に挿入したス
ライドピン28の開放頂部が該上型10の表面から出没
自在となっている。
【0005】このスライドピン28の尾部はケーブルワ
イヤ30に接続されると共に、該ワイヤ30は図示しな
い油圧シリンダに接続されている。また中空円筒部材2
6の内部にコイルバネ32が前記ワイヤ30と同軸的に
収納され、該コイルバネ32は前記スライドピン28を
上型10から突出する向きに常時付勢している。そして
前記油圧シリンダを付勢すると、前記スライドピン28
はコイルバネ32の弾力に抗して上型10の表面レベル
まで没入し、該油圧シリンダの付勢力を解除すると、該
スライドピン28はコイルバネ32の弾力付勢下に前記
上型10の表面から突出するに至る。
【0006】前記基材16には、該基材を上型10の正
規位置に装着した際に、前記スライドピン28の出没位
置と対応する位置に通孔16aが穿設されている。この
通孔16aは基材16の成形に際して予め穿設されるも
ので、前記スライドピン28の挿入を許容する内径に設
定されると共に、該スライドピン28の配設数に対応す
る数だけ設けてある。この基材16を上型10に装着す
るには、予め油圧シリンダを付勢しておいて、図7に示
すように、前記スライドピン28を該上型10の表面レ
ベルまで没入させておく。そして成形済みの基材16
を、図7の矢印で示す方向から前記上型10に向け到来
させ、該基材16が上型10の正規位置に確実に装着す
る。このとき基材16に穿設した夫々の通孔16aは、
上型10に設けた夫々のスライドピン28の配置位置に
対応的に到来している。そこで前記油圧シリンダの付勢
を解除すると、前記コイルバネ32の弾力復帰作用下に
前記スライドピン28は上型10から突出し、その真上
に位置している基材16の通孔16aに挿入されて該基
材16の確実な固定を行なう。
【0007】
【発明が解決すべき課題】先に説明した上型への基材の
固定手段では、基材16を上型10に装着した後に確実
に該基材を固定し得る点で優れているが、この手段を実
施するには該基材16に通孔16aを穿設することが必
要不可欠である。しかし上型10および下型12を閉成
した後、前記基材16と表皮18の間で発泡剤の反応を
進行させると、内部圧力の増大に伴い該発泡剤の一部が
前記通孔16aとスライドピン28との隙間から漏出
し、前記中空円筒部材26の内部に侵入するに至る。こ
のときは、基材16と表皮18の間に得られるべき芯材
としての発泡体20が部分的に欠肉して製品不良を来
し、また中空円筒部材26への発泡剤侵入によりスライ
ドピン28の動作不良を招く畏れがある。このため図1
0に示すように、基材16の通孔16aを接着テープ3
4で塞いでマスキングすることで、発泡剤が内圧でスラ
イドピン28の側へ漏出するのを防止する必要があっ
た。
【0008】更に前記基材16は、その成形時に収縮を
伴なう傾向があるので、仕上げ寸法には一般にバラツキ
がある。このため基材16を上型10に被着しても、該
基材16の通孔16aと該上型10のスライドピン28
とがぴったりとは合致しない場合が多い。このときは作
業者が手で基材16を強く押えて、通孔16aを上型1
0のスライドピン28に整列させたり、プラスチックハ
ンマーで基材16を叩き込んで強制的に位置を修正した
りする必要があり、上型への基材の固定に手数が掛かる
難点も指摘される。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために提案されたものであって、発泡成形用金型の上
型へ基材を簡単かつ確実に固定することができ、その作
業に際してマスキングを施したり、強制的に位置を修正
したりする手間を要しない改良された手段を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【発明を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、発泡成形用金型
の上型に装着した基材と、該金型の下型に装着した表皮
との間で発泡剤を反応させて、発泡体を芯材とするパネ
ルを成形する方法において、前記基材を前記上型に装着
するに際して、該上型の所要個所に出没自在に配設した
入れ子部材の係止口に向けて、該基材の裏側に突出的に
形成した被係止片を挿入し、前記被係止片が前記係止口
に位置決めされたタイミングで、前記入れ子部材に出没
自在に設けたスライドピンを突出させ、このスライドピ
ンを前記被係止片に設けた挿入孔に挿入して係止を行な
い、次いで前記入れ子部材を前記上型へ没入させること
で、該入れ子部材に係止された前記基材を該上型に密着
的に固定するようにしたことを特徴とする。
【0011】同じく前記課題を克服し、所期の目的を達
成するため本願の別の発明は、上型に基材を装着すると
共に下型に表皮を装着し、前記基材と表皮との間で発泡
剤を反応させて発泡体を芯材とするパネルを成形する発
泡成形用金型において、前記上型の所要個所に設けた通
孔に出没自在に配設され、第1の駆動源により出没駆動
される入れ子部材と、前記基材の裏側に突出的に形成さ
れ、該基材を前記上型に装着した際に前記通孔の真上に
到来し得る挿入孔を設けた被係止片と、前記入れ子部材
の開放端部に形成され前記基材の装着を受け入れる方向
に開口し、該基材の装着作業時に前記被係止片の挿入を
許容する係止口と、前記入れ子部材に配設され、第2の
駆動源により駆動されて前記係止口に出没するスライド
ピンとからなり、前記上型から突出待機する入れ子部材
の係止口に前記基材の被係止片を挿入位置決めしたタイ
ミングで、前記スライドピンを突出させて該被係止片の
挿入孔に挿入し、次いで該入れ子部材を没入させること
で該基材を上型に密着的に固定するよう構成したことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る発泡成形用金
型の基材固定方法および該方法を実施する基材固定構造
につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら以下説明する。なお図7〜図9に関して説明した部材
と同一の部材については、同じ符号で指示して詳細な説
明は省略する。この実施例に係る発泡成形用金型の基材
固定構造は、図1に示す如く上型10に設けた入れ子部
材36と、図2に示す如く基材16の裏側に突出的に形
成した被係止片38とを必須の部材とし、これら入れ子
部材36と被係止片38との協働作用下に上型10への
基材16の確実な固定がなされる。
【0013】(入れ子部材の構成について)図1は、実施
例に係る基材固定構造の主要部材である入れ子部材36
の構成を示す縦断面図であって、この入れ子部材36
は、発泡成形用金型を構成する上型10の所要個所に穿
設した通孔10aに出没自在に配設されている。すなわ
ち入れ子部材36はブロック状の中実部材で構成され、
上型10に設けた通孔10aに摺動自在に挿入されると
共に、該上型10の内部に配設した空気圧シリンダに代
表される第1の駆動源40に接続している。そして第1
の駆動源40を正逆駆動することで、入れ子部材36は
図1で斜め軸線に沿って所要ストロークで昇降を行な
い、該入れ子部材36の開放端部(図1で上方)を上型1
0の表面から出没させ得るようになっている。
【0014】前記入れ子部材36の開放端部には、基材
16に設けた被係止片38(後述)の挿入を許容する係止
口36aが開設されている。この係止口36aは、前記
基材16を上型10に装着される際に、該基材16の到
来を迎え入れ得る方向に開口している。なお入れ子部材
36には、その係止口36aへ被係止片38が挿入され
たのを検知して、信号を図示しない制御系へ出力するセ
ンサ52が配設されている。このセンサ52は、発光素
子および受光素子を内蔵した反射光検出型の光センサが
好適に使用されるが、検出原理は如何なるものであって
もよい。
【0015】(スライドピンについて)また入れ子部材3
6には、図1に明確に示す如く、前記係止口36aに出
没自在なスライドピン42が配設され、このスライドピ
ン42は、図2に関して後述する被係止片38に穿設し
た挿入孔38aへ挿入可能となっている。このスライド
ピン42の基本構造は、図9に関して述べたスライドピ
ン28の構造と実質的に殆ど同じである。すなわち入れ
子部材36に穿設した孔部に中空円筒部材44が螺挿さ
れ、この中空円筒部材44に摺動自動に挿入したスライ
ドピン42の開放頂部が前記係止口36aに出没自在と
なっている。
【0016】このスライドピン42の尾部はケーブルワ
イヤ46に接続され、該ワイヤ46は図示しない油圧シ
リンダに代表される第2の駆動源48に接続されてい
る。また中空円筒部材44の内部にコイルバネ50が前
記ワイヤ46と同軸的に収納され、該コイルバネ50は
前記スライドピン42を前記係止口36aから突出する
方向に常時付勢している。そして第2の駆動源48を付
勢すると、前記スライドピン42はコイルバネ50の弾
力に抗して前記係止口36aまで没入し、該駆動源48
の付勢力を解除すると該スライドピン42は、コイルバ
ネ50の弾力復帰作用下に前記係止口36aから突出す
るに至る。
【0017】(被係止片について)図2は、基材16を斜
視状態で示す図3のA−A線断面図で、この基材16の
裏側に被係止片38が突出的に一体成形されている。こ
の図2において、サークルAで囲んだ説明図は、矢印A
の方向から観察した被係止片38を示している。すなわ
ち被係止片38は、基材16の裏側(上型10に当接す
る側)の面から突出する庇状片であって、この被係止片
38には、図5に示す如く、該基材16を前記上型10
に装着した際に前記通孔10aの真上に到来可能な挿入
孔38aが穿設されている。
【0018】(実施例の作用)次に、この実施例に係る発
泡成形用金型の基材固定構造を、該構造の操作により達
成される基材固定方法との関係において説明する。図4
〜図6は、前記基材16を上型10に装着する操作手順
を示している。前記基材16を上型10に装着するに先
立ち、図4に示す如く第1の駆動源40を適宜付勢し
て、前記入れ子部材36は前記上型10の表面から5〜
10mm程度突き出させてある。このため入れ子部材3
6の係止口36aは基材16が装着される方向に開口す
ることになり、該基材16の裏側に設けた被係止片38
の挿入を待機した状態となる。またスライドピン42
は、第2の駆動源48を一方向に付勢することで、入れ
子部材36の係止口36aから没入した状態になってい
る。
【0019】この状態で、基材16を図4に示す矢印方
向から上型10に向けて到来させると、先に述べた如く
前記入れ子部材36は上型10の表面から所要高さだけ
突出して、その係止口36aを該基材16の装着方向に
開口させているので、該基材16の被係止片38は前記
係止口36aへ容易かつ確実に挿入される。そして被係
止片38の先端が前記係止口36aに完全に挿入される
と、該係止口36aに検出ヘッドを臨ませた前記センサ
52が基材16の到来を検出して、信号を前記制御系に
出力する。これにより図5に示す如く、第2の駆動源4
8の付勢が解除され、前記コイルバネ50の弾力復帰作
用下に前記スライドピン42が前記係止口36aから突
出する。この係止口36aには前記基材16の被係止片
38が定位置で到来して、その挿入孔38aをスライド
ピン42に整列させているから、前記突出作用下に該ス
ライドピン42は該挿入孔38aに挿入されて、以後の
被係止片38の離脱を確実に阻止するに至る。
【0020】全ての基材固定構造(通常上型に3〜4個
所設けられている)において、挿入孔38aへのスライ
ドピン42の挿入が完了すると、前記第1の駆動源40
が逆付勢される。すると図6に示す如く、入れ子部材3
6は上型10の通孔10aに没入するが、このとき前記
係止口36aには被係止片38がスライドピン42によ
り係止されているから、前記基材16は該上型10上の
正規の位置まで引き込まれて最終装着が完了する。この
ように実施例に係る基材固定構造によれば、基材にスラ
イドピンの挿入を許容する通孔を穿設する必要がないか
ら、発泡成形時に発泡剤が該通孔から漏出することがな
く、しかも迅速かつ確実な基材の装着がなされるので作
業工数を低減させて効率化を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る発泡
成形用金型の基材固定方法および該方法を好適に実施す
る基材固定構造によれば、以下の有益な効果が奏される
ものである。 (1) 基材にスライドピンを挿入させる通孔を穿設する必
要がないから、発泡成形時に発泡剤が漏出して該スライ
ドピンの動作を阻害することがない。従ってマスキング
のためのテープを貼る工程も不要となる。また従来はテ
ープの貼り忘れや該テープの破れによる発泡剤の漏出に
備えて、スライドピンに離型剤を塗布していたが、その
ような離型剤の塗布も必要がなくなる。 (2) 上型へ迅速かつ確実な基材の装着がなされるので、
作業工数を低減させて効率化を図ることができる。 (3) 基材は上型の表面形状に合わせて引き込まれて密着
するので、該基材に前段階の成形による変形があって
も、該上型からの跳上りがなくなる。このため上型と下
型を閉成した際に、型内で基材と表皮とが過度に干渉し
て該表皮がずれ込みを生ずることがない。更に基材と表
皮との間に発泡用の空間がしっかり確保されるので、発
泡剤の流れが円滑になる。従って発泡剤の注入量が少な
くて済み、かつ欠肉不良も低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る基材固定構造の主要部材をなす入
れ子部材の構成を示す縦断面図である。
【図2】図3のA−A線断面図である。
【図3】一例として示すインストルメントパネルの一部
を構成する基材の斜視図である。
【図4】実施例に係る基材固定構造を使用して、基材を
上型に装着する操作手順の第1段階を示す縦断面図であ
る。
【図5】実施例に係る基材固定構造を使用して、基材を
上型に装着する操作手順の第2段階を示す縦断面図であ
る。
【図6】実施例に係る基材固定構造を使用して、基材を
上型に装着する操作手順の第3段階を示す縦断面図であ
る。
【図7】従来技術に係る発泡成形用金型の基材固定方法
の第1工程を示すもので、発泡成形用金型の上型に成形
済みの基材を装着する直前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図8】図7に示す発泡成形用金型において、その上型
に基材が装着された状態を示す縦断面図である。
【図9】上型に出没自在に配設されるスライドピンの構
造を拡大的に示す縦断面図である。
【図10】図9に示すスライドピンの構造では、型締め
して発泡成形する際に隙間から発泡剤がリークするのを
防止するために、テープでマスキングする必要があるこ
とを示す説明断面図である。
【図11】発泡体を芯材とするパネルの発泡成形に使用
される発泡成形用金型の概略構造を示す縦断面図であ
る。
【図12】図11に示す発泡成形用金型により成形され
たパネルの縦断面図である。
【符号の説明】
10 上型 12 下型 14 発泡成形用金型 16 基材 18 表皮 20 発泡体 22 パネル 36 入れ子部材 36a 係止口 38 被係止片 38a 挿入孔 40 第1の駆動源 42 スライドピン 48 第2の駆動源 52 センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 和彦 愛知県安城市今池町3丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 Fターム(参考) 4F202 AA42 AD05 AD16 AD24 AD35 AG03 AG20 AH25 CA01 CB01 CB12 CB13 CB20 CB22 CK25 CK41 CL02 4F204 AA42 AD05 AD16 AD24 AD35 AG03 AG20 AH25 EA01 EA04 EB01 EB12 EB13 EB22 EF05 EF23 EK24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡成形用金型(14)の上型(10)に装着し
    た基材(16)と、該金型の下型(12)に装着した表皮(18)と
    の間で発泡剤を反応させて、発泡体(20)を芯材とするパ
    ネル(22)を成形する方法において、前記基材(16)を前記
    上型(10)に装着するに際して、該上型(10)の所要個所に
    出没自在に配設した入れ子部材(36)の係止口(36a)に向
    けて、該基材(16)の裏側に突出的に形成した被係止片(3
    8)を挿入し、前記被係止片(38)が前記係止口(36a)に位
    置決めされたタイミングで、前記入れ子部材(36)に出没
    自在に設けたスライドピン(42)を突出させ、このスライ
    ドピン(42)を前記被係止片(38)に設けた挿入孔(38a)に
    挿入して係止を行ない、次いで前記入れ子部材(36)を前
    記上型(10)へ没入させることで、該入れ子部材(36)に係
    止された前記基材(16)を該上型(10)に密着的に固定する
    ようにしたことを特徴とする発泡成形用金型の基材固定
    方法。
  2. 【請求項2】 上型(10)に基材(16)を装着すると共に下
    型(12)に表皮(18)を装着し、前記基材(16)と表皮(18)と
    の間で発泡剤を反応させて発泡体(20)を芯材とするパネ
    ル(22)を成形する発泡成形用金型(14)において、前記上
    型(10)の所要個所に設けた通孔(10a)に出没自在に配設
    され、第1の駆動源(40)により出没駆動される入れ子部
    材(36)と、前記基材(16)の裏側に突出的に形成され、該
    基材(16)を前記上型(10)に装着した際に前記通孔(10a)
    の真上に到来する挿入孔(38a)を設けた被係止片(38)
    と、前記入れ子部材(36)の開放端部に形成されて前記基
    材(16)の装着を受け入れる方向に開口し、該基材(16)の
    装着作業時に前記被係止片(38)の挿入を許容する係止口
    (36a)と、前記入れ子部材(36)に配設され、第2の駆動
    源(48)により駆動されて前記係止口(36a)に出没するス
    ライドピン(42)とからなり、前記上型(10)から突出待機
    する入れ子部材(36)の係止口(36a)に前記基材(16)の被
    係止片(38)を挿入位置決めしたタイミングで、前記スラ
    イドピン(42)を突出させて該被係止片(38)の挿入孔(38
    a)に挿入し、次いで該入れ子部材(36)を没入させること
    で該基材(16)を上型(10)に密着的に固定するよう構成し
    たことを特徴とする発泡成形用金型の基材固定構造。
  3. 【請求項3】 前記入れ子部材(36)には検出ヘッドを前
    記係止口(36a)に臨ませたセンサ(52)が配設され、前記
    基材(16)の被係止片(38)が該係止口(36a)の定位置に挿
    入された時点で該センサ(52)が作動するようになってい
    る請求項1記載の発泡成形用金型の基材固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002160238A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Bridgestone Corp ポリウレタンフォームの流動性解析方法
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