JP2000317714A - クリアランス調整装置、並びに前記クリアランス調整装置を用いた剪断加工装置 - Google Patents

クリアランス調整装置、並びに前記クリアランス調整装置を用いた剪断加工装置

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JP2000317714A
JP2000317714A JP11126115A JP12611599A JP2000317714A JP 2000317714 A JP2000317714 A JP 2000317714A JP 11126115 A JP11126115 A JP 11126115A JP 12611599 A JP12611599 A JP 12611599A JP 2000317714 A JP2000317714 A JP 2000317714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルの位置を容易に且つ精度良く移動し
て上刃と下刃とのクリアランスを調整する。 【解決手段】 テーブル5の幅方向の両側を左右のサイ
ドフレーム9に付勢手段により押圧して保持固定する。
左右のサイドフレーム9に設けた調整ブロック39に押
しボルト41を螺合し、各押しボルト41の後端側が下
刃7と上刃21のクリアランスCを狭める方向に押圧可
能にテーブル5に当接する。各押しボルト41とほぼ同
一軸線上で調整ブロック39の前方端に配置した引きボ
ルト51をクリアランスCを広げる方向に付勢する弾性
部材53を介してテーブル5に当接する。各押しボルト
41にレバー45を連結し、レバー45を揺動すること
により各押しボルト41が僅かに回転され、押しボルト
41の後端でテーブル5はクリアランスCが狭まる方向
にあるいは広がる方向に移動されてクリアランスCが容
易に微調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリアランス調整
装置、並びに前記クリアランス調整装置を用いた剪断加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】剪断加工装置としての例えばシャーリン
グマシンにより材質や板厚が異なる材料が精度良く切断
されるには、材料に応じて上刃と下刃との最適なクリア
ランスで剪断されることが望ましい。そのためにシャー
リングマシンには前記クリアランスを調整するためのク
リアランス調整装置が設けられている。
【0003】従来、クリアランス調整装置101は、図
5及び図6に示されているようにテーブル103の幅方
向の両側が左右のサイドフレーム105に設けた支持ブ
ロック107上に載置されてボルト109で固定されて
おり、テーブル103の後端側が下部フレーム111に
固定されている。
【0004】テーブル103の幅方向の両側には図6に
示されているように切欠部113が設けられており、こ
の切欠部113内に位置して調整ブロック115が支持
ブロック107にボルトBTで固定されている。この調
整ブロック115には調整ねじ117が図5において左
右方向(図6において上下方向)に向けて螺合されてい
る。調整ねじ117の後方端はテーブル103の切欠部
113の後方側端面に当接し、調整ねじ117の前方端
はテーブル103の切欠部113の前方側端面に当接す
るよう構成されている。
【0005】したがって、クリアランスCを調整するに
はサイドフレーム105及び下部フレーム111に固定
しているボルト109を緩めてテーブル103の固定を
解除した後に、上記の調整ねじ117を正逆回転せしめ
ることにより調整ねじ117がテーブル103の切欠部
113の端面を図5において左方向又は右方向に押圧す
るので、テーブル103の後端の下刃119が上刃12
1に離れる方向又は近づく方向に移動されてクリアラン
スCの調整が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のクリ
アランス調整装置101においては、サイドフレーム1
05及び下部フレーム111とのテーブル103の固定
を解除した上で、テーブル103の位置を移動する作業
に時間がかかるため、材料に合わせてクリアランスCを
精度良くしかも容易に変更することが難しいという問題
点があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、テーブルの位置を容易に且つ
精度良く移動して上刃と下刃とのクリアランスを調整し
得るクリアランス調整装置、並びに前記クリアランス調
整装置を用いた剪断加工装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のクリアランス調整装置は、
テーブルの幅方向の両側を左右フレームに付勢手段によ
り押圧して保持固定し、前記左右フレームに設けた調整
ブロックに押し部材を螺合すると共に前記各押し部材の
後端側を下刃と上刃のクリアランスを狭める方向に前記
テーブルに対して押圧可能に当接して設け、前記各押し
部材とほぼ同一軸線上で前記調整ブロックの前方端に配
置した引き部材を前記クリアランスを広げる方向に付勢
する弾性部材を介して前記テーブルに対して当接して設
け、前記各押し部材を回転して前記クリアランスを調整
すべく揺動自在なレバーを前記各押し部材に連結してな
ることを特徴とするものである。
【0009】したがって、レバーが一方向に揺動される
と、調整ブロックに螺合されている押し部材が僅かに回
転し、この押し部材の後端でテーブルは下刃が上刃に近
づく方向に押圧されので、テーブルは引き部材の前端に
ある弾性部材の付勢力に抗してクリアランスが狭められ
る方向に移動される。逆にレバーが他方向に揺動される
と、押し部材の後端はテーブルを下刃が上刃から離れる
方向に移動するので、テーブルは引き部材の前端にある
弾性部材の付勢力によりクリアランスを広げる方向に移
動される。
【0010】なお、テーブルは付勢手段の付勢力により
左右フレームに押圧され保持固定されているので、テー
ブルが押し部材で移動されるときに左右フレームへの固
定を解除することなくクリアランスは容易に調整され
る。
【0011】請求項2によるこの発明のクリアランス調
整装置は、請求項1記載のクリアランス調整装置におい
て、前記各押し部材の先端側が球面コマを介して前記テ
ーブルに当接して設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0012】したがって、押し部材の先端側が球面コマ
を介してテーブルに当接しているので、押しボルトは球
面コマの面圧でテーブルの後方端面を確実に押圧する。
【0013】請求項3によるこの発明の剪断加工装置
は、上下動自在なラムの下端に上刃を設け、この上刃と
の協働でワークを剪断加工する下刃をテーブルの後端に
設けた剪断加工装置において、テーブルの幅方向の両側
を左右フレームに付勢手段により押圧して保持固定し、
前記左右フレームに設けた調整ブロックに押し部材を螺
合すると共に前記各押し部材の後端側を下刃と上刃のク
リアランスを狭める方向に前記テーブルに対して押圧可
能に当接して設け、前記各押し部材とほぼ同一軸線上で
前記調整ブロックの前方端に配置した引き部材を前記ク
リアランスを広げる方向に付勢する弾性部材を介して前
記テーブルに対して当接して設け、前記各押し部材にレ
バーを連結すると共に前記各押し部材を回転して前記ク
リアランスを調整すべく前記各レバーを揺動せしめる揺
動駆動手段を設けてなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、揺動駆動手段によりレバーが
一方向に揺動されると、調整ブロックに螺合されている
押し部材が僅かに回転し、この押し部材の後端でテーブ
ルは下刃が上刃に近づく方向に押圧されので、テーブル
は引き部材の前端にある弾性部材の付勢力に抗してクリ
アランスが狭められる方向に移動される。逆に揺動駆動
手段によりレバーが他方向に揺動されると、押し部材の
後端はテーブルを下刃が上刃から離れる方向に移動する
ので、テーブルは引き部材の前端にある弾性部材の付勢
力によりクリアランスを広げる方向に移動される。
【0015】なお、テーブルは付勢手段の付勢力により
左右フレームに押圧され保持固定されているので、テー
ブルが押し部材で移動されるときに左右フレームへの固
定を解除することなくクリアランスは容易に調整され
る。
【0016】請求項4によるこの発明の剪断加工装置
は、請求項3記載の剪断加工装置において、前記揺動駆
動手段は、前記各レバーの先端側に各レバーを揺動せし
める送りねじを螺合し、この送りねじに正逆回転自在な
回転駆動手段を連結してなることを特徴とするものであ
る。
【0017】したがって、回転駆動手段の正逆回転によ
り送りねじが正逆回転し、レバーが揺動されることによ
り、微妙なクリアランス調整が容易に自動的に行われ
る。
【0018】また、レバーは送りねじによって揺動され
るので、テーブルの移動量の左右差が小さくなる。
【0019】また、レバーの位置は送りねじが回転停止
した位置でレバーの揺動が拘束されるので、クリアラン
スが固定される。そのためにクリアランスは剪断時の負
荷によって変化することがなく確実に保持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のクリアランス調
整装置、並びにクリアランス調整装置を用いた剪断加工
装置における実施の形態について、図面を参照して説明
する。
【0021】以下、本発明の剪断加工装置の実施の形態
の例について、一般的なシャーリングマシンを例にとっ
て図面を参照して説明する。
【0022】図4を参照するに、本実施の形態の例に係
わる剪断加工装置としての例えばシャーリングマシン1
は、詳細にはギロチン式と呼ばれる剪断加工装置で、下
部フレーム3の上部にテーブル5が設けられており、テ
ーブル5の後方肩部には下刃7が設けられている。下部
フレーム3の左右端は垂直に立設した2枚のサイドフレ
ーム9に支持されており、サイドフレーム9には下刃7
の後方にギャップ部11が形成されている。
【0023】前記テーブル5から板状のワークWが挿入
されると、板押え13によりテーブル5へ押圧された
後、流体圧シリンダ15がラム17を駆動昇降する。
【0024】ラム17は図示せざるガイド盤に案内さ
れ、ガイドローラ19にガイドされて上下に移動するも
ので、ラム17の前方側下端には上刃21が装着されて
いる。
【0025】また、下刃7の後方にはワークWの一端を
突き当てて位置決めするためのバックゲージ装置23が
設けられている。
【0026】なお、材質や板厚が異なる材料が精度良く
切断されるには、材料に応じて上刃21と下刃7との最
適なクリアランスCで剪断されることが望ましいので、
図1に示されているように前記クリアランスCを調整す
るためのクリアランス調整装置25が設けられている。
【0027】次に、この発明の主要部であるクリアラン
ス調整装置25について詳細に説明する。
【0028】図1,図2および図3を参照するに、テー
ブル5の幅方向の両側は図2に示されているように左右
のサイドフレーム9に設けた支持ブロック27上に載置
され、さらにテーブル5の両側には例えば図3に示され
ているように前後方向に長い長穴29がそれぞれ3ヶ所
設けられており、合計6ヶ所の各長穴29にはボルト3
1が挿通されて支持ブロック27に螺着され、各ボルト
31によりテーブル5が上記の支持ブロック27に押圧
せしめる付勢手段としての例えばテーブル保持用皿バネ
33を介して押圧されて保持固定されている。
【0029】なお、テーブル5の後端側は図1に示され
ているようにジャッキ調整ボルト35により高さ方向が
調整されて下部フレーム3に固定されている。
【0030】テーブル5の幅方向の両側には図3に示さ
れているように切欠部37が設けられており、この切欠
部37内に位置して調整ブロック39が支持ブロック2
7にボルトBTで固定されている。この調整ブロック3
9にはテーブル5を上刃21と下刃7のクリアランスC
を狭める方向に押圧する押し部材としての例えば押しボ
ルト41が図1において左右方向(図3において上下方
向)に向けて螺合されている。押しボルト41の後方側
は図1に示されているように調整ブロック39より後方
側に突出されており、押しボルト41の後方端は球面状
の凹面に形成されており、この凹面に嵌合するように表
面が半球面をなす球面コマ43を介してテーブル5の切
欠部37の後方側端面に当接するよう構成されている。
【0031】押しボルト41の前方側は図1に示されて
いるように調整ブロック39より前方側に突出されてお
り、この突出した部分にレバー45が下向きに延伸され
て取り付けられている。
【0032】また、調整ブロック39の後方側には図3
に示されているように上記の押しボルト41及びレバー
45を避けるように左右に配置した支持板47の前方端
に調整ブロック補助部49が一体的に固定されている。
この調整ブロック補助部49の前方端には上記の押しボ
ルト41とほぼ同一軸線上に位置する引き部材としての
例えば引きボルト51が設けられており、この引きボル
ト51の先端側は前記クリアランスCを広げる方向に付
勢する弾性部材としての例えば突張り用皿バネ53を介
してテーブル5の切欠部37の前方側端面に当接して設
けられている。
【0033】上記のレバー45の下方端は揺動駆動手段
55により図2に示されているように左右方向に揺動さ
れるように構成されている。揺動駆動手段55として
は、例えば図2において下方端側には送りねじ57が螺
合されており、この送りねじ57はテーブル5の下面に
軸受部59を介して軸承される駆動シャフト61にユニ
バーサルジョイント63を介して連結されている。駆動
シャフト61は図2及び図3に示されているようにテー
ブル5の下面に設けられた減速機65を介して正逆回転
自在な回転駆動手段としての例えばモータ67に連結さ
れている。
【0034】なお、図2において左側のレバー45の下
端にはレバー45の位置を検出するための検出部として
の例えばドグ69が設けられており、このドグ69を検
出するための検出器71が左側のサイドフレーム9に設
けられている。
【0035】上記構成により、モータ67の正転により
駆動シャフト61及び送りねじ57が正回転し、図2に
おいて左右のレバー45が左方向に揺動されると、押し
ボルト41が図2において時計回り方向に僅かに回転さ
れる。押しボルト41は調整ブロック39に螺合されて
いるので図1において右方向へ移動し、換言すればテー
ブル5の切欠部37の後方端面を球面コマ43を介して
図1において右方向へ押圧することになる。
【0036】テーブル5は切欠部37の前方端面に当接
している突張り用皿バネ53による図1において左方向
への付勢力に抗して右方向へ、すなわち下刃7が上刃2
1に近づく方向であるクリアランスCを狭める方向に移
動される。なお、このときテーブル5の上面はテーブル
保持用皿バネ33の付勢力により押圧され保持固定され
ているので、テーブル5は容易に移動可能である。した
がって、テーブル5をサイドフレーム9や下部フレーム
3への固定を解除することなくクリアランスCが調整さ
れる。
【0037】一方、モータ67の逆転により駆動シャフ
ト61及び送りねじ57が逆回転し、図2において左右
のレバー45が右方向に揺動されると、押しボルト41
が図2において反時計回り方向に僅かに回転される。押
しボルト41は調整ブロック39に螺合されているので
図1において左方向へ移動するので、テーブル5は切欠
部37の前方端面に当接している突張り用皿バネ53に
よる図1において左方向への付勢力により左方向へ、す
なわち下刃7が上刃21から離れる方向であるクリアラ
ンスCを広げる方向へ引っ張られることになる。
【0038】以上のように、モータ67を正逆回転する
ことにより微妙なクリアランス調整が容易に自動的に行
われる。また、レバー45は送りねじ57によって揺動
されるので、テーブル5の移動量の左右差が小さくな
る。
【0039】さらに、レバー45の位置は送りねじ57
が回転停止した位置でレバー45の揺動が拘束されるの
で、クリアランスCが固定される。そのためにクリアラ
ンスCは剪断時の負荷によって変化することがなく確実
に保持される。
【0040】なお、検出器71によりレバー45の揺動
位置が容易に検出されるので、ワークWの板厚に合った
クリアランスCのデータを予め制御装置(図示省略)の
加工プログラムに設定しておくことにより、この加工プ
ログラムに基づいてモータ67を正逆回転せしめ、自動
的にクリアランス調整をすることができる。
【0041】あるいは、モータ67の出力軸の回転数を
カウントする回転数検出装置を設け、この回転数検出装
置により検出されたデータに基づいてクリアランスCの
位置を検出し、予め設定された加工プログラムによりク
リアランス調整を自動的に行なうことも可能である。
【0042】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0043】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、レバー
を一方向に揺動することにより、調整ブロックに螺合さ
れている押し部材を僅かに回転せしめて押し部材の後端
でテーブルを下刃が上刃に近づく方向に押圧でき、この
ときにテーブルを引き部材の前端にある弾性部材の付勢
力に抗してクリアランスを狭められる方向に容易に微妙
に移動できる。逆にレバーを他方向に揺動することによ
り、押し部材をテーブルが下刃が上刃から離れる方向に
移動でき、このときにテーブルを引き部材の前端にある
弾性部材の付勢力によりクリアランスを広げる方向に容
易に微妙に移動できる。
【0044】なお、テーブルを付勢手段の付勢力により
左右フレームに押圧され保持固定しているので、押し部
材でテーブルを移動するときに左右フレームへテーブル
の固定を解除することなく容易にクリアランスを調整で
きる。
【0045】請求項2の発明によれば、押し部材の先端
側を球面コマを介してテーブルに当接しているので、押
しボルトは球面コマの面圧でテーブルの後方端面に確実
に押圧できる。
【0046】請求項3の発明によれば、揺動駆動手段に
よりレバーを一方向に揺動することにより、調整ブロッ
クに螺合されている押し部材を僅かに回転せしめて押し
部材の後端でテーブルを下刃が上刃に近づく方向に押圧
でき、このときにテーブルを引き部材の前端にある弾性
部材の付勢力に抗してクリアランスを狭められる方向に
容易に微妙に自動的に移動できる。逆に揺動駆動手段に
よりレバーを他方向に揺動することにより、押し部材を
テーブルが下刃が上刃から離れる方向に移動でき、この
ときにテーブルを引き部材の前端にある弾性部材の付勢
力によりクリアランスを広げる方向に容易に微妙に自動
的に移動できる。
【0047】なお、テーブルを付勢手段の付勢力により
左右フレームに押圧され保持固定しているので、押し部
材でテーブルを移動するときに左右フレームへテーブル
の固定を解除することなく容易にクリアランスを調整で
きる。
【0048】請求項4の発明によれば、回転駆動手段の
正逆回転して送りねじを正逆回転することによりレバー
を容易に揺動できるので、微妙なクリアランス調整を容
易に自動的に行うことができる。
【0049】また、送りねじによってレバーを揺動する
ので、テーブルの移動量の左右差を小さくできる。
【0050】また、送りねじを回転停止した位置でレバ
ーの揺動を拘束できるので、クリアランスを固定でき
る。その結果としてクリアランスが剪断時の負荷によっ
て変化しないので調整されたクリアランスを確実に保持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、クリアラン
ス調整装置の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、クリアラン
ス調整装置の正面図で、特に図の右側は図1の矢視II
−II線に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、クリアラン
ス調整装置の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態で使用されるシャーリング
マシンの全体的な側面図である。
【図5】従来のクリアランス調整装置の側面図である。
【図6】従来のクリアランス調整装置の正面図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン(剪断加工装置) 3 下部フレーム 5 テーブル 7 下刃 9 サイドフレーム(左右フレーム) 21 上刃 25 クリアランス調整装置 27 支持ブロック 33 テーブル保持用皿バネ(付勢手段) 37 切欠部 39 調整ブロック 41 押しボルト(押し部材) 43 球面コマ 45 レバー 49 調整ブロック補助部 51 引きボルト(引き部材) 53 突張り用皿バネ(弾性部材) 55 揺動駆動手段 57 送りねじ 67 モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの幅方向の両側を左右フレーム
    に付勢手段により押圧して保持固定し、前記左右フレー
    ムに設けた調整ブロックに押し部材を螺合すると共に前
    記各押し部材の後端側を下刃と上刃のクリアランスを狭
    める方向に前記テーブルに対して押圧可能に当接して設
    け、前記各押し部材とほぼ同一軸線上で前記調整ブロッ
    クの前方端に配置した引き部材を前記クリアランスを広
    げる方向に付勢する弾性部材を介して前記テーブルに対
    して当接して設け、前記各押し部材を回転して前記クリ
    アランスを調整すべく揺動自在なレバーを前記各押し部
    材に連結してなることを特徴とするクリアランス調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各押し部材の先端側が球面コマを介
    して前記テーブルに当接して設けてなることを特徴とす
    る請求項1記載のクリアランス調整装置。
  3. 【請求項3】 上下動自在なラムの下端に上刃を設け、
    この上刃との協働でワークを剪断加工する下刃をテーブ
    ルの後端に設けた剪断加工装置において、 テーブルの幅方向の両側を左右フレームに付勢手段によ
    り押圧して保持固定し、前記左右フレームに設けた調整
    ブロックに押し部材を螺合すると共に前記各押し部材の
    後端側を下刃と上刃のクリアランスを狭める方向に前記
    テーブルに対して押圧可能に当接して設け、前記各押し
    部材とほぼ同一軸線上で前記調整ブロックの前方端に配
    置した引き部材を前記クリアランスを広げる方向に付勢
    する弾性部材を介して前記テーブルに対して当接して設
    け、前記各押し部材にレバーを連結すると共に前記各押
    し部材を回転して前記クリアランスを調整すべく前記各
    レバーを揺動せしめる揺動駆動手段を設けてなることを
    特徴とする剪断加工装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動駆動手段は、前記各レバーの先
    端側に各レバーを揺動せしめる送りねじを螺合し、この
    送りねじに正逆回転自在な回転駆動手段を連結してなる
    ことを特徴とする請求項3記載の剪断加工装置。
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