JP2000317127A - 遊技媒体貸出機および遊技システム - Google Patents

遊技媒体貸出機および遊技システム

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JP2000317127A
JP2000317127A JP11131307A JP13130799A JP2000317127A JP 2000317127 A JP2000317127 A JP 2000317127A JP 11131307 A JP11131307 A JP 11131307A JP 13130799 A JP13130799 A JP 13130799A JP 2000317127 A JP2000317127 A JP 2000317127A
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game
medal
medium
bill
lending machine
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JP11131307A
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English (en)
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Koyu Kakizawa
孝勇 柿沢
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Oizumi Corp
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Oizumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度の貸出処理にて所定量の遊技媒体を貸し
出すように構成されている遊技媒体貸出機において、高
額紙幣を受け付けて、その高額紙幣により遊技媒体を貸
し出すことができるようにする。 【解決手段】 一度の払い出しで所定量の遊技媒体を払
い出す払出手段16と、その払い出しに必要な紙幣が投
入される紙幣投入口11と、投入された紙幣の金種を識
別する識別手段11bと、投入された紙幣が所定量の遊
技媒体相当額よりも高額であるとこれらの差額を記憶す
るクレジット手段13,19bと、このクレジット手段
13,19bが差額を記憶しているときに指示手段14
からの指示があると前記払出手段16に所定量の遊技媒
体を払い出させるとともに前記差額を減額させる制御手
段19と、を備えて遊技媒体貸出機を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ台
やスロットマシンといった遊技機で使用するパチンコ玉
やメダル等の遊技媒体を貸し出すための遊技媒体貸出
機、並びに、その遊技機および遊技媒体貸出機を具備し
てなる遊技システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコ玉やメダル等を遊技媒
体とするパチンコ台やスロットマシン等の遊技機におい
ては、遊技者がその遊技機に隣接して設置された遊技媒
体貸出機にて遊技媒体を借り受けた後に、その遊技媒体
を用いて遊技を開始するようになっている。
【0003】ところで、従来、遊技機に隣接する遊技媒
体貸出機では、その遊技媒体貸出機への貨幣の投入を遊
技媒体貸出の条件としているが、遊技媒体を貸し出すの
にあたって受け付ける貨幣を硬貨または千円札に限って
いる。これは、一度の貸出処理にて払い出すことが可能
な遊技媒体の量が、所定量(例えば、メダルであれば5
0枚分、金額換算で千円相当分)に定められているから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのために、上述した
従来の遊技媒体貸出機においては、遊技者が硬貨または
千円札の持ち合わせがなく、五千円札または一万円札と
いった高額紙幣しか所持していない場合に、その遊技者
に対して遊技媒体の貸し出しを行うことができない。し
たがって、かかる場合に、その遊技者は、遊技場内に設
置された両替機まで出向いて、高額紙幣を硬貨あるいは
千円札に両替した後に、再び遊技機に戻って遊技媒体貸
出機から遊技媒体を借り受けなければならず、非常に煩
わしさを感じてしまうことになる。
【0005】そこで、本発明は、一度の貸出処理にて所
定量の遊技媒体を貸し出すように構成されていても、高
額紙幣を受付可能であるとともに、その高額紙幣によっ
て遊技媒体を貸し出すことのできる遊技媒体貸出機を提
供することを目的とする。また、本発明は、高額紙幣に
対応可能な遊技媒体貸出機を具備する遊技システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された遊技媒体貸出機で、遊技機に隣
接して設置され、貨幣が投入されるとその遊技機での遊
技に使用する遊技媒体を払い出すものにおいて、前記遊
技媒体の払い出しを行うとともに一度の払い出しで所定
量の遊技媒体を払い出す払出手段と、前記払出手段での
払い出しに必要な紙幣が投入される紙幣投入口と、前記
紙幣投入口に投入された紙幣の金種を識別する識別手段
と、前記識別手段での識別の結果、前記投入された紙幣
が前記所定量の遊技媒体の相当額よりも高額であると、
これらの差額を認識して記憶するとともに、当該差額の
表示を行うクレジット手段と、前記クレジット手段が差
額を表示している場合に前記払出手段による遊技媒体の
払い出しを指示するための指示手段と、前記指示手段に
よる指示があると、前記払出手段に所定量の遊技媒体を
払い出させるとともに、前記クレジット手段が記憶およ
び表示している差額を当該遊技媒体の相当額分だけ減額
させる制御手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0007】上記構成の遊技媒体貸出機によれば、紙幣
投入口に紙幣が投入されると、払出手段が所定量の遊技
媒体を払い出す。このとき、所定量の遊技媒体の相当額
よりも高額の紙幣が紙幣投入口から投入されると、その
ことが識別手段での識別の結果から分かるので、クレジ
ット手段はその差額を認識して記憶するとともに、その
差額の表示を行う。その後、制御手段は、クレジット手
段が差額を表示していれば、新たな貨幣の投入を必要と
することなく、指示手段からの指示に応じて、払出手段
に所定量の遊技媒体を払い出させる。また、払出手段が
遊技媒体を払い出すと、制御手段は、クレジット手段が
記憶および表示している差額から払い出した遊技媒体の
相当額分を減額させる。これにより、この遊技媒体貸出
機では、払出手段が一度に払い出す所定量の遊技媒体の
相当額を超える額の紙幣であっても、紙幣投入口からの
投入を受け付け、その紙幣の額に応じた量の遊技媒体の
払い出しを数度に分けて行い得るようになる。
【0008】また、本発明は、上記目的を達成するため
に案出された遊技システムで、遊技媒体の投入によって
遊技を開始する複数の遊技機と、各遊技機に隣接してま
たは各遊技機の間に設置され貨幣が投入されると前記遊
技媒体を払い出す複数の遊技媒体貸出機と、を具備して
なるものにおいて、各遊技媒体貸出機には、前記遊技媒
体の払い出しを行うとともに一度の払い出しで所定量の
遊技媒体を払い出す払出手段と、前記払出手段での払い
出しに必要な紙幣が投入される紙幣投入口と、前記紙幣
投入口に投入された紙幣の金種を識別する識別手段と、
前記識別手段での識別の結果、前記投入された紙幣が前
記所定量の遊技媒体の相当額よりも高額であると、これ
らの差額を認識して記憶するとともに、当該差額の表示
を行うクレジット手段と、前記クレジット手段が差額を
表示している場合に前記払出手段による遊技媒体の払い
出しを指示するための指示手段と、前記指示手段による
指示があると、前記払出手段に所定量の遊技媒体を払い
出させるとともに、前記クレジット手段が記憶および表
示している差額を当該遊技媒体の相当額分だけ減額させ
る制御手段とが設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0009】上記構成の遊技システムによれば、各遊技
媒体貸出機において、紙幣投入口に紙幣が投入される
と、払出手段が所定量の遊技媒体を払い出す。このと
き、所定量の遊技媒体の相当額よりも高額の紙幣が紙幣
投入口から投入されると、そのことが識別手段での識別
の結果から分かるので、クレジット手段はその差額を認
識して記憶するとともに、その差額の表示を行う。その
後、制御手段は、クレジット手段が差額を表示していれ
ば、新たな貨幣の投入を必要とすることなく、指示手段
からの指示に応じて、払出手段に所定量の遊技媒体を払
い出させる。また、払出手段が遊技媒体を払い出すと、
制御手段は、クレジット手段が記憶および表示している
差額から払い出した遊技媒体の相当額分を減額させる。
これにより、各遊技媒体貸出機では、払出手段が一度に
払い出す所定量の遊技媒体の相当額を超える額の紙幣で
あっても、紙幣投入口からの投入を受け付け、その紙幣
の額に応じた量の遊技媒体の払い出しを数度に分けて行
い得るようになる。したがって、この遊技システムで
は、所定量の遊技媒体の相当額を超える額の紙幣により
遊技媒体を払い出し、その遊技媒体を用いて各遊技媒体
貸出機に隣接する遊技機にて遊技を開始する、といった
ことを行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
遊技媒体貸出機および遊技システムについて説明する。
【0011】先ず、本発明に係る遊技媒体貸出機につい
て説明する。なお、ここでは、遊技媒体としてスロット
マシンに使用するメダルを貸し出すメダル貸出機に、本
発明を適用した場合を例に挙げて説明する。図1は本発
明に係るメダル貸出機の一例の機能構成を示すブロック
図であり、図2はそのメダル貸出機がスロットマシンに
付設されている状態を示す構成図であり、図3はそのメ
ダル貸出機の前面を示す外観図である。
【0012】ここで、メダル貸出機の機能について説明
する先立ち、このメダル貸出機の概略構成について説明
する。図2(a)に示すように、本実施の形態のメダル
貸出機10は、スロットマシン20の側部に付設された
状態で用いられるものである。
【0013】スロットマシン20は、その前面に遊技操
作部21とメダル投入口22とを有しており、メダル投
入口22にメダルが投入されると、そのメダル枚数及び
遊技者による遊技操作部21での操作に応じて、所定の
遊技を行うものである。また、遊技操作部21の下方に
は、遊技の結果に応じてメダルを払い戻すための下皿2
3が設けられている。
【0014】なお、メダル投入口22に投入されたメダ
ルは、図示しないメダル循環機構へ送出され、そのメダ
ル循環機構での搬送によって、再びメダル貸出機10へ
補給するためのメダルとして用いられる。また、スロッ
トマシン20内には、下皿23へ払い戻すためのメダル
を貯留しておくメダルホッパー等のメダル貯留部(ただ
し不図示)が設けられており、そのメダル貯留部内に所
定枚数(例えば200枚)のメダルを貯留するようにな
っている。
【0015】このようなスロットマシン20の側部に付
設されたメダル貸出機10は、そのメダル貸出機10へ
の貨幣の投入等を条件に、スロットマシン20のメダル
投入口22へ投入可能なメダルの貸出しを行うものであ
る。
【0016】そのために、メダル貸出機10には、図3
に示すように、その前面側に、紙幣が投入される紙幣投
入口11と、後述するカードが挿抜されるカード挿入口
12と、遊技者に各種情報を通知するLCD(Liquid C
rystal Display)等の表示パネル13と、遊技者が操作
するメダル払出スイッチ(以下、スイッチを「SW」と
略す)14と、メダルが払い出されるメダル払出口15
と、が設けられている。つまり、このメダル貸出機10
では、紙幣投入口11への紙幣の投入、または後述する
条件を満たした場合におけるメダル払出SW14の押下
があると、メダル払出口15からメダルを払い出すよう
になっている。メダル払出口15には、払い出されたメ
ダルをスロットマシン20の下皿23へ案内するための
ノズルシュート15aが付設されている。ただし、メダ
ル払出口15は、払い出されたメダルを遊技者が手で一
旦受け取るように構成されたものであってもよい(図2
参照)。
【0017】メダル払出口15からのメダルの払い出し
を行うために、メダル貸出機10の内部には、図2
(b)に示すように、メダル払出口15の背面側に、メ
ダル払出部16が設けられている。メダル払出部16
は、メダル払出口15から払い出すためのメダルを貯留
しておくメダル払出ホッパー16aと、一度の貸出処理
で所定量のメダル(例えば50枚、金額換算で千円相当
分)をメダル払出ホッパー16aから受け取ってメダル
払出口15へ払い出すメダル払出機構16bと、を備え
ている。なお、メダル払出ホッパー16aには、このメ
ダル払出ホッパー16a内に所定枚数のメダルが貯留さ
れているか否かを検出するためのセンサ(ただし不図
示)が設けられている。このセンサは、例えばメダルが
接触すると導通する接触型のスイッチ、磁気等を利用し
た非接触型の近接スイッチ、あるいは光電式のフォトセ
ンサ等によって構成すればよい。
【0018】メダル払出ホッパー16aの上方には、メ
ダル補給口17aおよびメダル補給路17bが設けられ
ており、さらにメダル補給口17aにはメダル循環機構
が連通している。これにより、メダル補給口17aおよ
びメダル補給路17bは、外部からのメダル補給を受け
るようになっている。
【0019】ただし、メダル補給路17bとメダル払出
ホッパー16aとの間には、メダル振り分け部18が配
設されている。メダル振り分け部18は、一方のメダル
送出口がメダル払出ホッパー16aに連通し、他方のメ
ダル送出口がメダル供給シュート18aを介してスロッ
トマシン20のメダル貯留部に連通している。すなわ
ち、メダル振り分け部18では、詳細を後述するよう
に、メダル補給口17aおよびメダル補給路17bを介
して補給されたメダルを、メダル払出ホッパー16aに
貯留させるか、あるいはスロットマシン20のメダル貯
留部に貯留させるかを切り替えるものである。なお、メ
ダル振り分け部18は、メダル貸出機10に隣接するス
ロットマシン20が複数ある場合に、各スロットマシン
20のメダル貯留部に対してメダルを補給するものであ
ってもよい。
【0020】また、メダル貸出機10の内部には、紙幣
投入口11の背面側に、ビルバリスタッカ11aが設け
られている。ビルバリスタッカ11aは、詳細を後述す
るように、三金種紙幣識別部11bと、三金種紙幣収納
部11cとを備えており、紙幣投入口11に投入された
紙幣の金種を三金種紙幣識別部11bが識別するととも
に、その識別後の紙幣を三金種紙幣収納部11cが収納
するようになっている。
【0021】さらに、メダル貸出機10の内部には、メ
ダル払出部16の下方にメダル貸出機10全体の動作制
御を行う制御部19が設けられている。
【0022】次に、以上のように構成されたメダル貸出
機10の機能、すなわちメダル貸出機10が行う処理動
作について、図1を参照しながら説明する。先ず、メダ
ル貸出機10によるメダルの貸し出し動作について説明
する。メダル貸出機10では、遊技者による紙幣投入口
11への紙幣の投入があると、三金種紙幣識別部11b
が投入された紙幣の金種を識別する。具体的には、投入
された紙幣が千円札であるか、五千円札であるか、ある
いは一万円札であるかを、三金種紙幣識別部11bが識
別する。この識別は、例えばパターン認識といった周知
技術を用いて行うようにすればよい。また、識別の結
果、投入された紙幣がエラー紙幣(例えば偽札)である
場合には、その紙幣の受け付けを拒否することも考えら
れる。
【0023】三金種紙幣識別部11bによる識別結果は
制御部19に通知される。また、識別後の紙幣は、三金
種紙幣収納部11cへ送出され、この三金種紙幣収納部
11c内に収納される。このとき、三金種紙幣収納部1
1cは、送出された紙幣を、その金種毎に分別して収納
するようにしても、あるいは金種に拘わらず混合して収
納するようにしてもよい。
【0024】三金種紙幣識別部11bによる識別結果が
通知されると、制御部19では、所定プログラムを実行
するCPU(Central Processing Unit)19aが、紙幣
投入口11へ投入された紙幣の金種に拘わらず、メダル
払出部16に所定量のメダルを払い出すように指示を与
える。これにより、メダル払出口15からは、所定量の
メダル(例えば50枚、金額換算で千円相当分)が払い
出されることになる。このとき、CPU19aは、メダ
ル払出部16が払い出したメダル枚数を、表示パネル1
3に表示させてもよい。
【0025】ただし、紙幣投入口11に投入された紙幣
が、メダル払出部16が一度に払い出すメダルの量(相
当額)よりも高額であると、その投入額と払い出したメ
ダルの相当額との間に差額が生じてしまう。例えば、紙
幣投入口11へ投入された紙幣が千円札ではなく、五千
円札または一万円札である場合には、四千円分または九
千円分の差額が生じる。したがって、かかる場合に、制
御部19では、CPU19aがこれらの間の差額を認識
するとともに、その差額をメモリ19bが記憶する。ま
た、これと同時に、CPU19aは、その差額の表示を
表示パネル13に行わせる。つまり、紙幣投入口11に
投入された紙幣がメダルの相当額よりも高額であると、
メモリ19bおよび表示パネル13には、その差額が記
憶および表示(以下、これを「クレジット」と称す)さ
れる。なお、CPU19aによる差額の認識は、メダル
払出部16が一度に払い出すメダルの相当額が予め定め
られているので、これと三金種紙幣識別部11bによる
識別結果とを比較することで行えばよい。また、差額を
認識するメモリ19bは、RAM(Random AccessMemor
y)等の半導体メモリによって構成すればよい。
【0026】その後、この状態、すなわち上述した差額
がクレジットされている状態で、遊技者によるメダル払
出SW14の押下があると、CPU19aは、再びメダ
ル払出部16に所定量のメダルを払い出すように指示を
与える。これにより、メダル払出口15からは、所定量
のメダルが新たに払い出されることになる。つまり、C
PU19aは、メモリ19bおよび表示パネル13に差
額をクレジットされていれば、紙幣投入口11への新た
な紙幣の投入を必要とすることなく、メダル払出SW1
4の押下に応じて、メダル払出部16に所定量のメダル
を払い出させる。
【0027】そして、メダル払出部16がメダルを払い
出すと、CPU19aは、メモリ19bおよび表示パネ
ル13がクレジットしている差額から、メダル払出部1
6が払い出したメダルの相当額分を減額させる。例え
ば、メモリ19bおよび表示パネル13が九千円分の差
額をクレジットしているときに、メダル払出部16が千
円相当分のメダルを払い出すと、その後はCPU19a
からの減額によってメモリ19bおよび表示パネル13
に八千円分の差額がクレジットされることになる。
【0028】したがって、メダル貸出機10では、メダ
ル払出部16が一度に払い出すメダルの相当額が定めら
れていても、五千円札または一万円札といった高額紙幣
を受け付けることができ、しかもメモリ19bおよび表
示パネル13に差額がクレジットされている間はメダル
払出SW14を押下することによりその差額から減額し
つつメダルの払い出しを行うことができる。つまり、メ
ダル払出部16が一度に払い出すメダルの相当額を超え
る額の紙幣であっても、紙幣投入口11からの投入を受
け付け、その紙幣の額に応じた量のメダルの払い出しを
数度に分けて行い得るようになるので、このメダル貸出
機10では、遊技者が硬貨または千円札の持ち合わせが
なく、五千円札または一万円札といった高額紙幣しか所
持していない場合であっても、その遊技者に高額紙幣の
両替を強いることなく、メダルの払い出しを行うことが
可能となり、遊技者を両替の煩わしさから開放すること
ができる。
【0029】一方、メモリ19bおよび表示パネル13
にクレジットされている差額の全てをメダルの払い出し
に使用しない場合には、メダル貸出機10はカード挿入
口12に挿入されたカードを利用した精算を行う。
【0030】カード挿入口12には、例えばICカード
のように情報記憶機能を具備するカード(以下、このカ
ードを「メモリカード」と称す)が挿入される。メダル
貸出機10内のカード挿入口12の背面側には、カード
挿入口12に挿入されたメモリカードに対して、情報の
書き込みおよび読み出しを行うカードR/W(Reader/W
righter)12aが設けられている。
【0031】このことから、遊技者が差額の精算を希望
する場合に、メダル貸出機10では、カード挿入口12
へのメモリカードの挿入の後に、その挿入、遊技者によ
る図示せぬスイッチ等の操作、または遊技場の店員等に
よる差額表示確認後の所定操作をトリガーとして、CP
U19aがカードR/W12aにメモリカードへの差額
の書き込みを行わせ、これによりその差額の精算を行
う。この差額精算の後は、例えば、カード挿入口12か
らメモリカードを抜去した遊技者が、そのメモリカード
を持って遊技場内の他箇所に設置された精算機まで赴
き、その精算機で現金を受け取るようにすればよい。
【0032】したがって、メダル貸出機10では、五千
円札または一万円札といった高額紙幣を受け付けた場合
であっても、その全額分のメダル払い出しを強いること
なく、遊技者に対して差額の精算を行うことができるよ
うになる。しかも、そのために、例えば釣り銭を払い戻
すための機構や払い戻す額を管理するための機構など複
雑な機構を必要としないので、その差額の精算に対応す
る場合であっても構成の複雑化を招いてしまうことがな
い。
【0033】なお、メダル貸出機10では、カードR/
W12aがメモリカードからの情報読み取り機能をも備
えていることから、メモリカードを利用した貯玉プレー
に対応することも考えられる。すなわち、既にある金額
を記憶しているメモリカードがカード挿入口12へ挿入
された場合に、その金額をカードR/W12aが読み取
って、これをメモリ19bおよび表示パネル13がクレ
ジットした後に、メダル払出SW14を押下に応じてメ
ダル払出部16がメダルを払い出すようにしてもよい。
これにより、遊技者にとっては、より一層利用し易いも
のとなる。
【0034】続いて、メダル貸出機10によるメダルの
補給動作について説明する。メダル貸出機10では、制
御部19からの指示に従いつつ、メダル払出部16が一
度の払い出しで所定量のメダルをメダル払出口15から
払い出す。ただし、メダル払出口15からの払い出しを
重ねて行うと、メダル払出ホッパー16a内に貯留して
いるメダル枚数が減少していく。そのために、メダル貸
出機10では、必要に応じてメダル払出ホッパー16a
へのメダルの補給を行わなければならない。
【0035】このようなメダルの補給を、メダル貸出機
10では次のようにして行っている。メダル払出ホッパ
ー16aにはメダル貯留量を検出するためのセンサが設
けられているので、そのセンサによりメダル貯留量が所
定量よりも少なくなったことが検出されると、メダル払
出部16からその旨が通知された制御部19は、メダル
循環機構に対してメダルの補給を依頼する。この依頼に
応じてメダル循環機構からメダルが送られてくると、メ
ダル貸出機10では、そのメダルをメダル補給口17
a、メダル補給路17bおよびメダル振り分け部18を
介して受け取り、メダル払出ホッパー16a内に貯留す
る。そして、その貯留量が所定量よりも多くなると、制
御部19は、メダルの補給停止を依頼する。このように
してメダルの補給を行うことで、メダル払出ホッパー1
6a内には、常に略一定量のメダルが貯留されることに
なる。
【0036】ところで、このメダル貸出機10では、メ
ダル循環機構から受け取ったメダルを、メダル振り分け
部18がスロットマシン20のメダル貯留部にも送出し
得るようになっている。これは、以下に述べる理由によ
るためである。一般に、メダルの補給は、スロットマシ
ンおよびメダル貸出機の双方とも受ける必要がある。そ
のために、従来のスロットマシンおよびメダル貸出機で
は、スロットマシンとメダル貸出機とがそれぞれ個別に
メダル循環機構に連通しており、それぞれが独自にメダ
ル循環機構からのメダル補給を受けている。ところが、
スロットマシンは、遊技者の好みや流行等の影響を受け
るため、そのライフサイクルがメダル貸出機に比べて短
い。したがって、スロットマシンとメダル貸出機とが互
いに隣接して設置されていても、スロットマシンについ
ては、頻繁に機種交換(変更)される可能性が高い。か
かる場合に、機種の異なるスロットマシン同士は、その
外形や形状等も異なるのが一般的であるため、メダル循
環機構とのインターフェース(メダル循環機構との連通
路の取り回し等)もその都度変更しなければならず、結
果として作業負荷が多大なものとなってしまう。
【0037】そこで、このメダル貸出機10では、メダ
ル振り分け部18のメダル送出口のうちの一つを、メダ
ル供給シュート18aを介してスロットマシン20のメ
ダル貯留部に連通させ、メダル貸出機10側で受け取っ
たメダルをスロットマシン20側にも補給し得るように
することで、スロットマシン20とメダル循環機構とを
直接連通させる必要をなくし、スロットマシン20の機
種変更が頻繁にあってもその際の作業負荷を従来よりも
軽減することを可能にしている。
【0038】詳しくは、メダル貸出機10側で受け取っ
たメダルをスロットマシン20側に補給する場合に、メ
ダル貸出機10では、メダル振り分け部18がメダル通
過ルートの切り替えを行う。例えば、メダル振り分け部
18は、メダル補給路17bに連なる案内路(ただし不
図示)の位置を、電磁ソレノイド等の駆動手段を用いて
移動させることによって、メダル補給路17bからのメ
ダルをメダル払出ホッパー16a側に送出するか、メダ
ル供給シュート18a側に送出するかを切り替える。
【0039】この切り替えは、メダルの補給依頼の発生
元に対応して行えばよい。例えば、メダル払出ホッパー
16a内のメダル枚数減に応じた補給依頼であれば、メ
ダル振り分け部18は、補給すべきメダルをメダル払出
ホッパー16a側に送出するように切り替えを行う。ま
た、スロットマシン20のメダル貯留部内のメダル枚数
減に応じた補給依頼であれば、メダル振り分け部18
は、補給すべきメダルをメダル供給シュート18a側に
送出するように切り替えを行う。なお、スロットマシン
20側からのメダルの補給依頼も、先に説明したメダル
貸出機10側からの補給依頼と同様にして発行されるも
のとする。
【0040】メダル振り分け部18とスロットマシン2
0のメダル貯留部との間を連通するメダル供給シュート
18aは、例えば樹脂部材等で形成したり位置調整機構
を付加することによってフレキシブルな位置調整をし得
るように構成するのが好ましいが、スロットマシン20
のメダル貯留部は例えばメダル払出ホッパー16aと同
様に通常その上部開口が広く開放されているため、スロ
ットマシン20の機種変更があってもこれに対応して細
かな位置調整をすることなくメダルをメダル貯留部内に
貯留することが可能になる。つまり、補給されるメダル
は、メダル供給シュート18aの細かな位置調整を必要
としなくても、メダル貯留部内に確実に貯留されること
になる。なお、スロットマシン20側には、メダル供給
シュート18aに対応して、側部に開口が設けられてい
るものとする。
【0041】このように、メダル貸出機10では、メダ
ル振り分け部18およびスロットマシン20のメダル貯
留部に連通するメダル供給シュート18aを備えること
によって、メダル循環機構から受け取ったメダルを、ス
ロットマシン20側とメダル貸出機10側とに選択的に
補給し得るようになっている。したがって、このメダル
貸出機10によれば、隣接するスロットマシン20を直
接メダル循環機構と連通させる必要がなくなるので、そ
のスロットマシン20の機種交換に対し、多大な作業負
荷を要することなく柔軟に対応することが可能となる。
特に、スロットマシン20側においては、メダル供給シ
ュート18aに対応して側部に開口が設けられていれ
ば、メダル循環機構との連通が不要になることから、構
成の簡素化およびこれに伴う低コスト化も期待できる。
【0042】なお、メダル振り分け部18のメダル送出
口またはメダル供給シュート18aには、メダル枚数を
計数する計数器を設けてもよい。メダル供給シュート1
8aに計数器を設けた場合には、メダル振り分け部18
からメダル供給シュート18aへ送出されたメダル枚
数、すなわちスロットマシン20のメダル貯留部に補給
されるメダル枚数が分かるようになる。この場合、スロ
ットマシン20の制御部、メダル貸出機10の制御部1
9またはこれらの上位装置であるホストコンピュータに
おいては、スロットマシン20のメダル貯留部へのメダ
ル補給枚数およびスロットマシン20が遊技の結果に応
じて下皿23へ払い戻すメダルの枚数を把握することに
より、スロットマシン20のメダル貯留部内に貯留され
ているメダル枚数を正確に管理できるようになるので、
例えば不正行為によるメダルの抜き取り等が発生して
も、これを迅速に検出することができる。
【0043】次に、本発明に係る遊技システムについて
説明する。なお、ここでも、スロットおよびそのスロッ
トマシンに使用するメダルを貸し出すメダル貸出機を具
備してなる遊技システムに、本発明を適用した場合を例
に挙げて説明する。図4は本発明に係る遊技システムの
一例の概略構成を示す外観図であり、図5はその遊技シ
ステムに用いられるメダル貸出機前面の一例を示す外観
図である。
【0044】図4(a)に示すように、本実施の形態の
遊技システムは、複数のスロットマシン20と、各スロ
ットマシン20のそれぞれに隣接して配置された複数の
メダル貸出機10と、を具備してなるものである。な
お、メダル貸出機10は、各スロットマシン20に個別
に対応して設置されたものではなく、各スロットマシン
20の台間に設置されたものであってもよい。
【0045】各メダル貸出機10および各スロットマシ
ン20は、それぞれが上述した実施の形態の場合とほぼ
同様に構成されたものである。
【0046】ただし、この遊技システムでは、これらメ
ダル貸出機10およびスロットマシン20の上方に高額
紙幣対応部30が設けられている点で、単にメダル貸出
機10およびスロットマシン20を複数並べたものとは
異なっている。高額紙幣対応部30は、各メダル貸出機
10に対応して設けられた紙幣投入口31と、これら紙
幣投入口31に個別に付設された三金種紙幣識別部32
と、各三金種紙幣識別部32にて識別された後の紙幣を
水平方向へ搬送する搬送コンベア33と、この搬送コン
ベア33によって搬送されてきた紙幣を受け取って収納
する三金種紙幣識別部34と、を備えてなるものであ
る。
【0047】紙幣投入口31、三金種紙幣識別部32お
よび三金種紙幣収納部34は、既に説明した紙幣投入口
11、三金種紙幣識別部11bおよび三金種紙幣収納部
11cと同様の機能を有するものである。なお、各三金
種紙幣識別部32による識別結果は、それぞれ対応する
メダル貸出機10の制御部19に通知されるものとす
る。また、三金種紙幣収納部34は、収納している紙幣
に関する情報を、遊技システムの売上情報として、上位
装置であるホストコンピュータへ通知するようにしても
よい。
【0048】搬送コンベア33は、周知の搬送技術、例
えばモータによって駆動されるベルトやフィードローラ
等を用いて、各三金種紙幣識別部32による識別後の紙
幣を、搬送コンベア33の端部に設けられた三金種紙幣
収納部34まで搬送するものである。
【0049】このように構成された高額紙幣対応部30
の前面側は、図4(b)に示すように、開閉可能な覆い
板35によって覆われており、通常は遊技者に見えない
ようになっている。
【0050】これら複数のメダル貸出機10およびスロ
ットマシン20、並びに高額紙幣対応部30によって、
いわゆるスロットマシン島が構成されている。このスロ
ットマシン島には、各スロットマシン20にて投入され
たメダルを受け取って、これを各スロットマシン20が
遊技の結果に応じて払い戻すメダルまたは各メダル貸出
機10が遊技者に対して貸し出すメダルとすべく循環さ
せる、図示しないメダル循環機構も設けられている。メ
ダル循環機構は、例えば、スロットマシン20およびメ
ダル貸出機10の下方で各スロットマシン20に投入さ
れたメダルを受け取って貯留するメダル補給機と、スロ
ットマシン20およびメダル貸出機10の上方で各メダ
ル貸出機10にメダルを供給するメダル供給機と、メダ
ル補給機が貯留しているメダルをメダル供給機へ搬送す
るリフタと、によって構成すればよい。
【0051】ここで、以上のように構成された遊技シス
テムにおけるメダルの貸し出し動作について説明する。
この遊技システムでは、あるメダル貸出機10に対応す
る紙幣投入口31にて紙幣の投入があると、三金種紙幣
識別部32が投入された紙幣の金種を識別する。このと
き、メダル払出部16が一度に払い出すメダルの相当額
よりも高額の紙幣が紙幣投入口31から投入されると、
その紙幣投入口31に対応するメダル貸出機10では、
既に説明した場合と同様に、メモリ19bおよび表示パ
ネル13がその差額をクレジットするとともに、その状
態でメダル払出SW14の押下があると、新たな紙幣の
投入を必要とすることなくメダル払出部16が所定量の
メダルを払い出し、メモリ19bおよび表示パネル13
がクレジットしている差額から払い出したメダルの相当
額分を減額する。
【0052】したがって、この遊技システムでは、各メ
ダル貸出機10のメダル払出部16が一度に払い出すメ
ダルの相当額を超える額の紙幣であっても、紙幣投入口
31からの投入を受け付け、その紙幣の額に応じた量の
メダルの払い出しを数度に分けて行い得るようになるの
で、遊技者が硬貨または千円札の持ち合わせがなく、五
千円札または一万円札といった高額紙幣しか所持してい
ない場合であっても、その遊技者に高額紙幣の両替を強
いることなく、メダルの払い出しを行うことが可能とな
り、遊技者を両替の煩わしさから開放することができ
る。
【0053】このことから、この遊技システムでは、高
額紙幣対応部30が設けられていれば、各メダル貸出機
10が、例えば従来のように硬貨および千円札にのみ対
応したものであっても、あるいは図5に示すように紙幣
投入口11をはじめとして三金種紙幣識別部11bおよ
び三金種紙幣収納部11cとしての機能を備えていなく
ても、高額紙幣に対応し得るようになる。すなわち、既
存の遊技システムであっても、軽微な修正を加えるだけ
で、高額紙幣に対応するシステムとすることができる。
なお、各メダル貸出機10は、高額紙幣対応部30とは
別に紙幣投入口11、三金種紙幣識別部11bおよび三
金種紙幣収納部11cとしての機能を有していたり、あ
るいは紙幣投入口11へ投入された紙幣を高額紙幣対応
部30の搬送コンベア33で搬送するように構成されて
いてもよい。
【0054】また、メモリ19bおよび表示パネル13
にクレジットされている差額を精算する場合には、既に
説明した場合と同様に、各メダル貸出機10にてメモリ
カードを利用した精算を行えばよいので、高額紙幣対応
部30で高額紙幣を受け付けた場合であっても、その全
額分のメダル払い出しを強いることなく、遊技者に対し
て差額の精算を行うことができるようになる。しかも、
そのために、例えば釣り銭を払い戻すための機構や払い
戻す額を管理するための機構など複雑な機構を必要とし
ないので、その差額の精算に対応する場合であっても構
成の複雑化を招いてしまうことがない。
【0055】ところで、紙幣投入口31へ投入された紙
幣は、三金種紙幣識別部32にてその金種が識別された
後に、搬送コンベア33によって搬送され、三金種紙幣
収納部34内に収納される。すなわち、この遊技システ
ムでは、各メダル貸出機10に対応する紙幣投入口31
で投入された紙幣が、すべて三金種紙幣収納部34へ搬
送されて、その三金種紙幣収納部34内に収納されるこ
ととなる。したがって、この遊技システムでは、三金種
紙幣収納部34内の紙幣の管理やその回収等が、各メダ
ル貸出機10毎にビルバリスタッカ11aが設けられて
いる場合に比べて容易になる。これは、遊技システムを
構成するメダル貸出機10の台数が多くなるほど、その
度合いが大きくなる。
【0056】また、このように構成された遊技システム
によるメダルの補給動作については、既に説明したよう
に、各メダル貸出機10がメダル振り分け部18および
隣接するスロットマシン20のメダル貯留部に連通する
メダル供給シュート18aを備えることから、各スロッ
トマシン20を直接メダル循環機構と連通させなくて
も、メダル循環機構からのメダルをメダル貸出機10と
スロットマシン20との双方に補給し得るようになる。
つまり、この遊技システムでは。各スロットマシン20
を直接メダル循環機構と連通させる必要がないので、シ
ステム構成の簡素化およびこれに伴う低コスト化を実現
できる。しかも、スロットマシン20の機種変更が頻繁
にあっても、その際の作業負荷を従来よりも軽減するこ
とが可能になる。
【0057】さらに、メダル貸出機10から隣接するス
ロットマシン20へ補給するメダル枚数を計数する計数
器を設けた場合には、各スロットマシン20のメダル貯
留部に補給されるメダル枚数を正確に管理できるので、
例えば不正行為によるメダルの抜き取り等が発生して
も、これを迅速に検出することができるようになる。
【0058】なお、上述した実施の形態においては、本
発明をメダル貸出機10に適用した場合、およびメダル
貸出機10とスロットマシン20とを具備してなる遊技
システムに適用した場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば遊技媒体と
してパチンコ玉を貸し出す玉貸出機等であっても適用す
ることが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の遊技媒
体貸出機および遊技システムでは、所定量の遊技媒体の
相当額よりも高額の紙幣が紙幣投入口から投入される
と、そのことが識別手段での識別の結果から分かるの
で、クレジット手段がその差額を認識して記憶するとと
もに、その状態で指示手段からの指示があると、払出手
段が所定量の遊技媒体を払い出し、またクレジット手段
が記憶している差額から払い出した相当額を減額するよ
うになっている。したがって、本発明の遊技媒体貸出機
および遊技システムでは、払出手段が一度に払い出す遊
技媒体の相当額を超える額の紙幣であっても、紙幣投入
口からの投入を受け付け、その紙幣の額に応じた量の遊
技媒体の払い出しを数度に分けて行い得るようになるの
で、遊技者が硬貨または千円札の持ち合わせがなく、五
千円札または一万円札といった高額紙幣しか所持してい
ない場合であっても、その遊技者に高額紙幣の両替を強
いることなく、遊技媒体の払い出しを行うことが可能と
なり、結果として遊技者を両替の煩わしさから開放する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技媒体貸出機の実施の形態の一
例の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る遊技媒体貸出機の実施の形態の一
例が遊技機に付設されている状態を示す構成図であり、
(a)はその正面図、(b)はその側断面図である。
【図3】本発明に係る遊技媒体貸出機の実施の形態の一
例の前面を示す外観図である。
【図4】本発明に係る遊技システムの実施の形態の一例
の概略構成を示す外観図であり、(a)はその正面図、
(b)はその側面図である。
【図5】図4の遊技システムに用いられる遊技媒体貸出
機の一例の前面を示す外観図である。
【符号の説明】
10…メダル貸出機(遊技媒体貸出機)、11…紙幣投
入口、11b…三金種紙幣識別部、11c…三金種紙幣
収納部、12…カード挿入口、13…表示パネル、14
…メダル払出SW、16…メダル払出部、17a…メダ
ル補給口、18…メダル振り分け部、18a…メダル供
給シュート、19…制御部、19a…CPU、19b…
メモリ、20…スロットマシン(遊技機)、30…高額
紙幣対応部、31…紙幣投入口、32…三金種紙幣識別
部、33…搬送コンベア、34…三金種紙幣識別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA87 BA88 BA89 BB23 BB25 BC73 BC74 3E044 AA05 AA06 BA02 BA04 CA01 CA06 CC03 CC04 DA01 DA02 DA03 DA08 DB02 DB05 DC05 DD03 EA02 EA06 EB01 FB05 FB07 FB08 FB09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に隣接して設置され、貨幣が投入
    されると該遊技機での遊技に使用する遊技媒体を払い出
    す遊技媒体貸出機において、 前記遊技媒体の払い出しを行うとともに一度の払い出し
    で所定量の遊技媒体を払い出す払出手段と、 前記払出手段での払い出しに必要な紙幣が投入される紙
    幣投入口と、 前記紙幣投入口に投入された紙幣の金種を識別する識別
    手段と、 前記識別手段での識別の結果、前記投入された紙幣が前
    記所定量の遊技媒体の相当額よりも高額であると、これ
    らの差額を認識して記憶するとともに、当該差額の表示
    を行うクレジット手段と、 前記クレジット手段が差額を表示している場合に前記払
    出手段による遊技媒体の払い出しを指示するための指示
    手段と、 前記指示手段による指示があると、前記払出手段に所定
    量の遊技媒体を払い出させるとともに、前記クレジット
    手段が記憶および表示している差額を当該遊技媒体の相
    当額分だけ減額させる制御手段とを備えることを特徴と
    する遊技媒体貸出機。
  2. 【請求項2】 情報記憶機能を具備するカードを挿抜す
    るためのカード挿入口を有し、かつ、該カード挿入口に
    挿入されたカードに対し情報の書き込みを行う情報書き
    込み手段を備えるとともに、 前記制御手段は、前記クレジット手段が差額を記憶およ
    び表示している場合に前記カード挿入口にカードが挿入
    されると、挿入されたカードへの差額の書き込みを前記
    情報書き込み手段に行わせて該差額を精算するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技媒体貸出機。
  3. 【請求項3】 前記払出手段が払い出すための遊技媒体
    を貯留しておく貯留手段と、 外部から遊技媒体の補給を受けるための媒体補給口と、 隣接する遊技機が該遊技機内に有する遊技媒体貯留部と
    連通する媒体供給路と、 前記媒体補給口を介して補給された遊技媒体を前記媒体
    貯留手段と前記媒体供給路とのいずれかへ送出するため
    の切り替えを行う媒体振り分け手段とを備えることを特
    徴とする請求項1または2記載の遊技媒体貸出機。
  4. 【請求項4】 前記媒体供給路へ送出された遊技媒体の
    数を計数する計数手段を備えることを特徴とする請求項
    3記載の遊技媒体貸出機。
  5. 【請求項5】 遊技媒体の投入によって遊技を開始する
    複数の遊技機と、各遊技機に隣接してまたは各遊技機の
    間に設置され貨幣が投入されると前記遊技媒体を払い出
    す複数の遊技媒体貸出機と、を具備してなる遊技システ
    ムにおいて、 各遊技媒体貸出機には、 前記遊技媒体の払い出しを行うとともに一度の払い出し
    で所定量の遊技媒体を払い出す払出手段と、 前記払出手段での払い出しに必要な紙幣が投入される紙
    幣投入口と、 前記紙幣投入口に投入された紙幣の金種を識別する識別
    手段と、 前記識別手段での識別の結果、前記投入された紙幣が前
    記所定量の遊技媒体の相当額よりも高額であると、これ
    らの差額を認識して記憶するとともに、当該差額の表示
    を行うクレジット手段と、 前記クレジット手段が差額を表示している場合に前記払
    出手段による遊技媒体の払い出しを指示するための指示
    手段と、 前記指示手段による指示があると、前記払出手段に所定
    量の遊技媒体を払い出させるとともに、前記クレジット
    手段が記憶および表示している差額を当該遊技媒体の相
    当額分だけ減額させる制御手段とが設けられたことを特
    徴とする遊技システム。
  6. 【請求項6】 各遊技媒体貸出機は、情報記憶機能を具
    備するカードを挿抜するためのカード挿入口を有し、か
    つ、該カード挿入口に挿入されたカードに対し情報の書
    き込みを行う情報書き込み手段を備えるとともに、 各遊技媒体貸出機の制御手段は、当該遊技媒体貸出機の
    クレジット手段が差額を記憶および表示している場合に
    当該遊技媒体貸出機のカード挿入口にカードが挿入され
    ると、挿入されたカードへの差額の書き込みを当該遊技
    媒体貸出機の情報書き込み手段に行わせて該差額を精算
    するものであることを特徴とする請求項5記載の遊技シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 各遊技媒体貸出機の紙幣投入口に投入さ
    れ金種が識別された後の紙幣を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送された紙幣を受け取って収納
    する紙幣収納手段とを備えることを特徴とする請求項5
    または6記載の遊技システム。
  8. 【請求項8】 各遊技機にて投入された遊技媒体を受け
    取ってこれを各遊技機が遊技の結果に応じて払い戻す遊
    技媒体または各遊技媒体貸出機の払出手段が払い出す遊
    技媒体とすべく循環させる媒体循環手段を備えるととも
    に、 各遊技媒体貸出機には、 前記払出手段が払い出すための遊技媒体を貯留しておく
    媒体貯留手段と、 前記媒体循環手段から遊技媒体の補給を受けるための媒
    体補給口と、 隣接する遊技機が該遊技機内に有する遊技媒体貯留部と
    連通する媒体供給路と、 前記媒体補給口を介して補給された遊技媒体を前記媒体
    貯留手段と前記媒体供給路とのいずれかへ送出するため
    の切り替えを行う媒体振り分け手段とが設けられたこと
    を特徴とする請求項5,6または7記載の遊技システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記媒体供給路へ送出された遊技媒体の
    数を計数する計数手段を備えることを特徴とする請求項
    8記載の遊技システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010391A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Takasago Electric Ind Co Ltd スロットマシン及び遊技媒体貸出機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010391A (ja) * 2001-06-29 2003-01-14 Takasago Electric Ind Co Ltd スロットマシン及び遊技媒体貸出機

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