JP2000317104A - パチンコ球の払出装置における排出球異常判定装置 - Google Patents

パチンコ球の払出装置における排出球異常判定装置

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JP2000317104A
JP2000317104A JP11133697A JP13369799A JP2000317104A JP 2000317104 A JP2000317104 A JP 2000317104A JP 11133697 A JP11133697 A JP 11133697A JP 13369799 A JP13369799 A JP 13369799A JP 2000317104 A JP2000317104 A JP 2000317104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メイン制御装置から要求された賞品球の払出
個数に対して、球排出装置から実際に排出されたパチン
コ球の排出個数が、ある程度の大きさの差が生じるよう
な極めて重大な(深刻な)異常が発生した場合に、賞球
異常と判別する排出球異常判定装置を提供すること。 【解決手段】 賞球コマンドに対応して球排出装置2が
排出したパチンコ球を専用に誘導する賞品球排出路6に
排出されたパチンコ球を1球毎に直接的に検出する排出
賞球検出手段8をメイン制御装置10に連絡する。メイ
ン制御装置10により、入賞検出信号に応じた賞品球の
払出個数を累積して累積賞球指令数を算出し、排出賞球
検出手段の検出信号に応じた実排出賞球個数を累積賞球
指令数から減じ、累積賞球指令数と実排出賞球個数との
差分が所定数に達している場合に賞球異常と判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞検出信号に応
じて払い出す賞品球の払出個数を含む賞球コマンドを指
令するメイン制御装置と、パチンコ球を1球ずつ排出す
る球排出装置と、賞球コマンドに応じて指令された払出
個数のパチンコ球を排出するように球排出装置を動作制
御する払出制御装置とを備えたパチンコ球の払出装置に
おいて、指令された払出指令数に対する実排出賞球数の
差により賞球異常を判別する排出球異常判定装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平6−254242号には、球受部
が複数周設された回転球受体と、回転球受体と同軸に設
けられた位置検出板と、回転球受体に設けられた球受部
の数に対応して位置検出板の周縁に等間隔で設けられた
周溝を検出するフォトスイッチとを有する球排出装置
と、球排出装置の制御を行う払出制御装置とを備え、ス
テッピングモータにより回転球受体及び位置検出板を回
転し、回転球受体の球受部に受け入れたパチンコ球を回
転球受体の回転により球送りして1球ずつ排出すると共
に、位置検出板の周縁に設けられた周溝がフォトスイッ
チにより検出されると、払出制御装置により排出される
パチンコ球の球数として計数するパチンコ球の払出装置
が記載されている。
【0003】このものは、パチンコ遊技により発生する
各種の入賞に対応してパチンコ遊技状態の制御を行うメ
イン制御部と、上述の払出制御装置とが別個の装置に構
成されており、メイン制御部が各種の入賞に対応する賞
品球の払出個数を払出信号の形式で払出制御装置に出力
指令し、この指令を受けた払出制御装置が、指令された
払出個数に対応する数のパチンコ球を排出するように球
排出装置を動作制御するように構成されている。
【0004】また、特開平6−343754号には、上
述の特開平6−254242号に記載のパチンコ球の払
出装置と同様の装置構成を備え、カードユニットからの
貸球要求信号に基づく払出信号を受けることにより、1
00円分の球数(例えば、25個)を単位として球排出
装置を作動し、パチンコ球の貸し出しを行うパチンコ球
の払出装置が記載されている。
【0005】これら従来のパチンコ球の払出装置は、球
排出装置に配備されているフォトスイッチが、回転球受
体から排出されるパチンコ球に対応する位置検出板に設
けられた周溝を検出するものであって、球排出装置から
排出されたパチンコ球を直接検出するものではないの
で、実際に排出されるパチンコ球に基いた排出個数の制
御を行っていない。
【0006】このため、メイン制御部から要求された賞
品球の払出個数に対して、実際に排出されたパチンコ球
の排出個数が少なかった場合、その差分を新たに払い出
すことができない。また、賞品球の払出に関しては、メ
イン制御部側が実際に排出されたパチンコ球の排出個数
を把握することができない。
【0007】また、メイン制御部から要求された賞品球
の払出個数に対して、球排出装置から実際に排出された
パチンコ球の排出個数を把握しようとする場合、球排出
装置から排出したパチンコ球を専用に誘導する賞品球排
出路に排出されたパチンコ球を1球毎に直接的に検出す
る排出球検出手段を設け、該排出球検出手段の検出信号
を計数してメイン制御部から要求された賞品球の払出個
数に一致するか否かを判定することが考えられる。
【0008】しかしながら、上述の球排出装置において
も、回転球受体の球受部にパチンコ球が詰まる等のこと
が原因で、球排出装置の排出動作が正常に行われずに、
払出指令数よりも実際に排出された球が少なかったり、
又は、フォトスイッチ自体にごみ等が付着する等の原因
で、フォトスイッチが検出不良を起こしている時にはパ
チンコ球が余分に排出されるといったことが発生する。
このような場合、メイン制御部から要求された賞品球の
払出指令個数に対して、球排出装置から実際に排出され
たパチンコ球の排出個数が不一致となるが、このような
場合、1個程度の差が発生する度に異常と判定すると、
賞球の排出異常が頻繁に発生してしまい、その都度パチ
ンコ遊技を中断しなければならず、遊技者及び遊技場の
双方に不都合となる。
【0009】また、一方、賞品球排出路に排出されたパ
チンコ球を1球毎に直接的に検出する排出球検出手段
を、排出賞球が検出不可能な位置に不正に移動したり、
排出球検出手段を検出不可能な状態に不正に配線を改造
(断線又は短絡)したりする不正改ざん行為に対して
は、これらの不正改ざんを予測して個別に監視するのが
普通とされている。
【0010】上述した排出球検出手段に対する不正改ざ
んが行われた場合には、排出球検出手段は全く機能を果
たさないことから、メイン制御装置から要求された賞品
球の払出個数に対する球排出装置から実際に排出された
パチンコ球の排出個数の差分が1球程度の差にとどまら
ず、必然的に大差となる。また、球排出装置が球詰まり
を繰り返し起こすような動作不良の場合にも、メイン制
御装置から要求された賞品球の払出個数に対する球排出
装置から実際に排出されたパチンコ球の排出個数の差分
が1球程度の差にとどまらず、必然的に大差となること
が予想できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メイ
ン制御装置から要求された賞品球の払出個数に対して、
球排出装置から実際に排出されたパチンコ球の排出個数
が、1球程度の差ではなく、ある程度の大きさの差(例
えば、100球程度の)が生じるような極めて重大な
(深刻な)異常が発生した場合に、賞球異常と判別する
排出球異常判定装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の排出球
異常判定装置は、入賞検出信号に応じて払い出す賞品球
の払出個数を含む賞球コマンドを指令するメイン制御装
置と、パチンコ球を1球ずつ排出する球排出装置と、前
記賞球コマンドに応じて指令された前記払出個数のパチ
ンコ球を排出するように前記球排出装置を動作制御する
払出制御装置とを備えたものであって、前記賞球コマン
ドに対応して前記球排出装置が排出したパチンコ球を誘
導する賞品球排出路と、該賞品球排出路に排出されたパ
チンコ球を1球毎に直接的に検出する排出賞球検出手段
とを設け、該排出賞球検出手段を前記メイン制御装置及
び前記払出制御装置のうちのいずれか一方に連絡すると
共に該排出賞球検出手段を連絡した前記制御装置に、前
記入賞検出信号に応じた賞品球の払出個数を累積して累
積賞球指令数を算出する賞球指令数累積手段と、前記排
出賞球検出手段の検出信号に応じた実排出賞球個数を前
記累積賞球指令数から減じると共に、前記累積賞球指令
数と前記実排出賞球個数との差分が所定数に達している
か否かを判別し、前記差分が前記所定数に達している場
合に賞球異常と判別する賞球異常判別手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の排出球異常判定装置は、
請求項1に記載のものにおいて、前記賞球異常判別手段
が賞球異常を判別した場合に、前記排出賞球検出手段を
連絡した制御装置に賞球異常を報知する賞球異常報知手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の排出球異常判定装置は、
請求項1に記載のものにおいて、前記排出賞球検出手段
を前記払出制御装置に連絡する一方、前記払出制御装置
に、前記賞球コマンドに応じて前記球排出装置を動作制
御した場合、前記球排出装置の動作制御の開始時点から
終了時点までの間に、前記排出賞球検出手段からの検出
信号が全く検出されない場合に、前記球排出装置の排出
動作を停止する異常停止制御手段と賞球排出異常を報知
する賞球排出異常報知手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項4に記載の排出球異常判定装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のものにおい
て、前記賞球異常判別手段が、前記実払出賞球個数が前
記累積賞球指令数を上回り、かつ前記累積賞球指令数と
前記実排出賞球個数との差分が前記所定数に達している
場合に、賞球異常と判別することを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項5に記載の排出球異常判定装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のものにおい
て、前記制御装置に前記排出賞球検出手段からの検出信
号によりリセットされるタイマ手段を設け、前記賞球異
常判別手段が、前記累積賞球指令数が前記実排出賞球個
数を上回り、かつ前記累積賞球指令数と前記実排出賞球
個数との差分が前記所定数に達している場合に、前記タ
イマ手段をセットし、該タイマ手段がリセットされずに
タイムアウトした場合に、賞球異常と判別することを特
徴とするものである。
【0017】請求項6に記載の排出球異常判定装置は、
請求項1に記載のものにおいて、貸球指令を送信するカ
ードユニットが前記払出制御装置に連絡され、前記払出
制御装置が、前記貸球指令に応じた払出個数のパチンコ
球を排出するように前記球排出装置を動作制御するもの
であって、前記貸球指令に対応して前記球排出装置が排
出したパチンコ球を誘導する貸球排出路と、該貸球排出
路に排出されたパチンコ球を1球毎に直接的に検出する
排出貸球検出手段とを設け、該排出貸球検出手段を前記
払出制御装置に連絡する一方、前記払出制御装置に、前
記貸球指令に応じた貸球の払出個数を累積して累積貸球
指令数を算出する貸球指令数累積手段と、前記排出貸球
検出手段の検出信号に応じた実排出貸球個数を前記累積
貸球指令数から減じると共に、前記累積貸球指令数と前
記実排出貸球個数との差分が所定数に達しているか否か
を判別し、前記実排出貸球個数が前記累積貸球指令数を
上回り、かつ前記差分が前記所定数に達している場合に
貸球異常と判別する貸球異常判別手段とを設けたことを
特徴とするものである。
【0018】請求項7に記載の排出球異常判定装置は、
請求項6に記載のものにおいて、前記貸球異常判別手段
が貸球異常を判別した場合に、前記払出制御装置が前記
カードユニットとの通信を停止すると共に、貸球異常を
報知することを特徴とするものである。
【0019】請求項8に記載の排出球異常判定装置は、
請求項6に記載のものにおいて、前記払出制御装置に、
前記貸球要求に応じて前記球排出装置を動作制御した場
合、前記球排出装置の動作制御の開始時点から終了時点
までの間に、前記排出貸球検出手段からの検出信号が全
く検出されない場合に、前記球排出装置の排出動作を停
止する異常停止制御手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0020】請求項9に記載の排出球異常判定装置は、
請求項8に記載のものにおいて、前記異常停止制御手段
が前記球排出装置の排出動作を停止した場合に、前記払
出制御装置が前記カードユニットとの通信を停止すると
共に、貸球異常を報知することを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本実施形態のパチンコ
遊技機に配備されたパチンコ球の払出装置1に関わる制
御系統の要部ブロック図である。
【0022】図1において、球排出装置2は、例えば、
特開平6−254242号公報並びに特開平6−343
754号公報に記載の球排出装置と同等の構成を有する
公知のものであって、球受部が複数周設された回転球受
体と、回転球受体と同軸に設けられた位置検出板と、回
転球受体に設けられた球受部の数に対応して位置検出板
の周縁に等間隔で設けられた周溝を検出するフォトセン
サ3とを有し、正逆回転可能なステッピングモータによ
り回転球受体及び位置検出板を正転/逆転し、回転球受
体の球受部に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転
により球送りして1球ずつ排出するものである。
【0023】なお、本実施形態では、ステッピングモー
タが正転した場合には賞品球の排出が行われる一方、ス
テッピングモータが逆転した場合には貸球の排出が行わ
れるものとする。
【0024】前述のフォトセンサ3は、球排出装置2の
内部に配設されており、回転球受体の回転による1球毎
のパチンコ球の排出動作に応じた位置検出板の周縁に設
けられた周溝を検出することで、パチンコ球の排出を1
球毎に間接的に検出するものである。
【0025】払出制御装置4は、指令された払出個数に
(賞球指令数に)応じてステッピングモータを回転駆動
し、球排出装置2に対するパチンコ球の払出制御を行う
サブCPU5と、サブCPU5が行う各制御プログラム
を格納したROM(図示せず)と、随時データの読み出
し並びに書き込みが可能なRAM(図示せず)とを含ん
で構成されている。なお、払出制御装置4の内部構成に
ついての詳細な図示を省略する。
【0026】球排出装置2の下部には、該球排出装置2
から排出されたパチンコ球(賞品球)が流下する賞品球
排出路6と該球排出装置2から排出されたパチンコ球
(貸球)が流下する貸球排出路7とが別個に設けられ、
賞品球排出路6の中途には該排出路6を流下する賞品球
を直接検出する排出賞球検出器8が設けられる一方、貸
球排出路7の中途には該排出路7を流下する貸球を直接
検出する排出貸球検出器9が設けられている。なお、排
出賞球検出器8及び排出貸球検出器9は、例えば、近接
スイッチにより構成されている。
【0027】メイン制御装置10は、遊技状況に応じて
遊技に関する実質的な制御を行うメインCPU11と、
メインCPU11が行う各制御プログラムを格納したR
OM(図示せず)と、随時データの読み出し並びに書き
込みが可能なRAM(図示せず)とを含んで構成されて
いる。なお、メイン制御装置10の内部構成についての
詳細な図示を省略する。
【0028】メイン制御装置10と払出制御装置4と
は、メイン制御装置10から払出制御装置4への一方向
のみ通信可能に接続され、メイン制御装置10から払出
制御装置4に対して、制御コマンド(例えば、発射停止
コマンド、発射停止解除コマンド、賞球不可コマンド、
賞球不可解除コマンド等)及び入賞検出信号の別に応じ
た払出個数(賞球指令数)を含む賞球コマンド(例え
ば、7個又は15個のいずれかの場合や、5個又は13
個のいずれか場合等がある)が送信される。
【0029】また、払出制御装置4には、カードユニッ
ト12及びパチンコ球を弾発するための発射装置13、
球貸異常を報知するための球貸異常報知手段14(例え
ば、報知ランプや音発生するためのスピーカ等)及び排
出されたはずの賞品球を全く検出しない賞球排出異常を
報知する賞球排出異常報知手段21が接続されている。
カードユニット12は、プリペイドカードを挿入し、該
プリペイドカードに記憶された金額から球貸操作に応じ
た金額を差し引くと共に、球貸操作に応じた金額に相当
する貸球要求信号を払出制御装置4に出力するもので、
1回の球貸操作につき、該プリペイドカードに記憶され
た金額から100円を差し引くと共に、貸球25個を1
単位として貸球要求信号を払出制御装置4に出力する。
【0030】また、発射装置13は、払出制御装置4か
らの制御出力に応じて発射作動可能/作動停止の制御が
行われる。球貸異常報知手段14は、払出制御装置4か
らの制御出力に応じて作動し、貸球排出において異常が
検知された場合にその旨を遊技者や遊技場の係員に報知
する。賞球排出異常報知手段21は、例えば、報知ラン
プ等により構成されるもので、パチンコ機の裏面側もし
くはパチンコ機の前面に配設され、排出されたはずの賞
品球を全く検出しない賞球排出異常を払出制御装置4が
検知した場合、払出制御装置4からの制御出力に応じて
作動し、その旨を報知する
【0031】図1に示すように、球排出装置2の回転球
受体の回転によるパチンコ球1球に対応する排出動作を
検出する(パチンコ球の排出を1球毎に間接的に検出す
る)フォトセンサ3は払出制御装置4に接続されてお
り、フォトセンサ3の検出信号が払出制御装置4に入力
され、フォト計数手段により計数される。
【0032】賞品球排出路6を流下する賞品球を直接検
出する排出賞球検出器8は、メイン制御装置10及び払
出制御装置4に接続されており、排出賞球検出器8の球
検出信号(実排出賞球個数1球に対応)がメイン制御装
置10及び払出制御装置4にそれぞれ入力される。
【0033】また、貸球排出路7を流下する貸球を直接
検出する排出貸球検出器9は、払出制御装置4に接続さ
れており、排出貸球検出器9の球検出信号(実排出貸球
個数1球に対応)が払出制御装置4に入力される。
【0034】また、図1に示すように、パチンコ球を貯
留するための球供給タンク15には、該タンク15内の
パチンコ球の不足状態を検出する球切れ検出器16が配
備されている。なお、球供給タンク15に貯留されたパ
チンコ球は、球排出装置2に誘導されて球排出装置2内
にパチンコ球が補充される。球切れ検出器16はメイン
制御装置10に接続されており、球切れ検出器16によ
る球切れ検出信号はメイン制御装置10に入力される。
【0035】賞品球排出路6の末端と貸球排出路7の末
端とは合流され、合流された排出路(図示せず)は、そ
れぞれ図示しない上球受皿及び下球受皿に連通されてい
る。排出されたパチンコ球を下球受皿に誘導する排出路
の中途には、下球受皿に至る該排出路のパチンコ球の満
タン状態を検出するための満タン検出器17が設けられ
ている。満タン検出器17はメイン制御装置10に接続
されており、満タン検出器17による満タン検出信号は
メイン制御装置10に入力される。
【0036】また、メイン制御装置10には、遊技盤面
に設定された入賞口のうちの第1払出数(例えば、入賞
に対して払い出す賞品球の数を5個に設定した5個払出
口や払い出す賞品球の数を7個に設定した7個払出口)
に設定した入賞口へ入賞したパチンコ球を検出する第1
入賞検出手段18と、入賞口のうちの第2払出数(例え
ば、入賞に対して払い出す賞品球の数を13個に設定し
た13個払出口や払い出す賞品球の数を15個に設定し
た15個払出口)に設定した入賞口へ入賞したパチンコ
球を検出する第2入賞検出手段19とが接続され、これ
らの入賞検出信号がそれぞれメイン制御装置10に入力
される。
【0037】さらに、メイン制御装置10には賞球異常
報知手段20(例えば、報知ランプや音発生するための
スピーカ等)が接続されており、該賞球異常報知手段2
0は、メイン制御装置10からの制御出力に応じて作動
し、賞球排出において異常が検知された場合に、その旨
を遊技者や遊技場の係員に報知する。
【0038】また、メイン制御装置10には、第1入賞
検出手段18及び第2入賞検出手段19からの入賞検出
信号に応じた賞品球の払出個数を累積して累積賞球指令
数を算出する賞球指令数累積手段と、排出賞球検出器8
の球検出信号に応じた実排出賞球個数を累積賞球指令数
から減じると共に、累積賞球指令数と実排出賞球個数と
の差分が所定数に達しているか否かを判別し、差分が所
定数に達している場合に賞球異常と判別する賞球異常判
別手段と、排出賞球検出器8からの球検出信号によりリ
セットされるタイマ手段とが設けられている。なお、こ
れらの手段は図示しないROMに格納されている制御プ
ログラム手段により構成されている。
【0039】累積賞球指令数と実払出賞球個数との差分
と比較される所定数は、1乃至5球程度の差ではなく、
ある程度の大きさの差、例えば、100球程度の差であ
り、本実施形態では、所定数として±127としてい
る。また、前記タイマ手段は、球切れ検出信号及び満タ
ン検出信号によってもリセットされる。また、タイマ手
段は累積賞球指令数が実排出賞球個数を上回り、かつ累
積賞球指令数と実払出賞球個数との差分が所定数(=1
27)に達している場合に、セットされる。
【0040】また、払出制御装置4には、メイン制御装
置10から送られた賞球コマンドに応じて球排出装置2
の動作制御を開始した時点から終了した時点までの間
に、排出賞球検出器8からの球検出信号が全く検出され
ない場合に、球排出装置2の排出動作を停止する異常停
止制御手段及び賞球排出異常を報知制御する賞球排出異
常報知制御手段と、カードユニット12から送られた貸
球指令に応じた貸球の払出個数を累積して累積貸球指令
数を算出する貸球指令数累積手段と、排出貸球検出器9
の検出信号に応じた実排出貸球数を累積貸球指令数から
減じると共に、累積貸球指令数と実排出貸球数との差分
が所定数(=127)に達しているか否かを判別し、実
排出貸球数が累積貸球指令数を上回り、かつ差分が所定
数に達している場合に貸球異常と判別する貸球異常判別
手段とが設けられている。さらに、払出制御装置4に
は、貸球要求に応じて球排出装置2を動作制御した場
合、球排出装置2の動作制御の開始時点から終了時点ま
での間に、排出貸球検出器9からの貸球検出信号が全く
検出されない場合に、球排出装置2の排出動作を停止す
る異常停止制御手段と、異常停止制御手段が球排出装置
2の排出動作を停止した場合に、払出制御装置4とカー
ドユニット12との通信を停止すると共に、貸球異常を
報知する異常処理手段が設けられている。なお、これら
の手段は図示しない払出制御装置4のROMに格納され
ている制御プログラム手段により構成されている。
【0041】払出制御装置4は、メイン制御装置10か
ら送られた賞球コマンドを受けると、該賞球コマンドに
含まれる指令された賞球指令数を設定し、球排出装置2
を作動させてパチンコ球の排出を監視し、フォトセンサ
3から検出信号が入力される毎にフォト計数値数カウン
トし、フォト計数値が賞球指令数に達したことを条件と
して球排出装置2の作動を停止し、パチンコ球の排出動
作を終了する。
【0042】メイン制御装置10は、払出制御装置4に
対して賞球コマンドを送信すると共に、送信した賞球コ
マンドに含まれる賞球指令数を賞球指令数累積手段に累
積して累積賞球指令数を算出する。そして、排出賞球検
出器8から球検出信号(実払出賞球個数1球に対応)が
入力される毎に賞球指令数累積手段に累積した累積賞球
指令数から実排出賞球数を減算し、累積賞球指令数と実
排出賞球数との差分が所定数に達しているか否かを判別
することによって、賞球払出に異常が発生しているか否
かを判別する。但し、前記差分が所定数に達した場合で
あっても、球切れ検出器16が球切れ状態を検出してい
る場合及び満タン検出器17が満タン状態を検出してい
る場合のうちいずれかの場合である時には、賞球払出に
異常が発生しているか否かを判別しない。
【0043】また、払出制御装置4は、球排出装置2に
対して賞球の排出動作を終了した時点で、排出賞球数が
指令した賞球指令数に達していない場合には、不足分を
新たな賞球指令数として払出制御装置4に再設定し、賞
品球の排出を再度試行する(リトライする)。
【0044】例えば、指令した賞球指令数が15個であ
って、球排出装置2の排出制御が終了した時点で、実際
の排出賞球数が13個であった場合、即ち、実際に排出
されたパチンコ球の個数が13個であった場合、不足し
ている2個を再度球排出装置2に対して排出制御を行
う。但し、この場合には累積賞球指令数に加算しない。
【0045】また、払出制御装置4は、カードユニット
12から送られた貸球要求信号(25個に相当)を受け
ると、貸球要求信号に応じて貸球指令数として25個を
設定し、累積貸球指令数に25を加算する。そして、球
排出装置2を逆転動作させてパチンコ球の排出を監視
し、フォトセンサ3から検出信号が入力される毎にフォ
ト計数値数カウントし、フォト計数値が貸球指令数に達
したことを条件として球排出装置2の作動を停止し、パ
チンコ球の排出動作を終了する。また、排出貸球検出器
9から球検出信号が入力される毎に排出貸球数をカウン
トすると共に累積貸球指令数の値を1つ減じる。
【0046】また、球排出装置2の貸球の排出制御が終
了した時点で、排出貸球数が設定した貸球指令数(25
個)に達していない場合には、不足分を新たに再設定
し、貸球の排出を再度試行する(リトライする)。但
し、この場合、累積貸球指令数には加算しない。
【0047】図2は、賞品球の排出制御における異常判
別のアルゴリズムを示したブロック図である。以下、上
述の賞品球の払出処理及び貸球処理を図3乃至図11の
フローチャートを参照しつつ説明する。図3乃至図6
は、第1実施形態の排出球異常判定装置におけるメイン
制御装置10のメインCPU11が実行する賞品球処理
のフローチャートである。図7乃至図14は、第1実施
形態の排出球異常判定装置における払出制御装置4のサ
ブCPU5が実行する球排出処理のフローチャートであ
り、このうち、ステップA01乃至ステップA50の処
理はサブCPU5が実行する賞品球の排出処理に関し、
ステップA60乃至ステップA86の処理はサブCPU
が実行する貸球の排出処理に関するものである。
【0048】まず、メインCPU11(以下、単にメイ
ンCPUということとする)が実行する賞品球処理とサ
ブCPU5(以下、単にサブCPUということとする)
が実行する賞品球の排出処理について説明する。メイン
CPUは、電源投入後に初期化処理を行い、以下の各処
理において必要な各種カウンタ、識別フラグ、タイマフ
ラグ、タイマT1の値を初期化(0クリア)する(ステ
ップS01)。
【0049】入賞カウンタCA1は、図示しない遊技盤
面に設けられた15個払出口への入賞を検出する毎に1
つアップされるカウンタであって、サブCPUに対して
15個払出の賞球コマンドを送信する毎に、その値を1
つ減じられる。入賞カウンタCA2は、図示しない遊技
盤面に設けられた7個払出口への入賞を検出する毎に1
つアップされるカウンタであって、サブCPUに対して
7個払出の賞球コマンドを送信する毎に、その値を1つ
減じられる。
【0050】累積賞球指令数カウンタSC1は、サブC
PUに対して指令した賞球指令数を累積的に加算するカ
ウンタであり、電源投入直後の初期値は0である。累積
賞球指令数カウンタSC1は、サブCPUに対して15
個払出の賞球コマンドを送信する毎に賞球指令数15が
加算される一方、サブCPUに対して7個払出の賞球コ
マンドを送信する毎に賞球指令数7が加算される。ま
た、賞品球排出路6に配備された排出賞球検出器8の検
出信号が入力される毎に(賞球を1球検出する毎に)、
その値を1つ減じられる。
【0051】賞球不可コマンド識別フラグF1は、賞球
の払出が不可となる条件をメインCPUが検出した場合
にセットされるフラグであり、賞球不可コマンド識別フ
ラグF1がセットされた場合には、サブCPUに対して
賞球不可コマンドが送信される。なお、賞球不可コマン
ド識別フラグF1は、賞球の払出が可能となる条件をメ
インCPUが検出した場合にはクリアされる。
【0052】なお、賞球の払出が不可となる条件は、球
切れ検出器16による球切れ検出信号が検出された場
合、あるいは満タン検出器17による満タン検出信号が
検出された場合である。また、賞球の払出が可能となる
条件は、球切れ検出器16による球切れ検出信号が検出
されない場合、かつ満タン検出器17による満タン検出
信号が検出されない場合である。
【0053】タイマT1は、メインCPUがサブCPU
に対して指令した賞球指令数に対して実際に排出された
賞品球の数が少なすぎる場合、即ち、累積賞球指令数カ
ウンタSC1の値から実際に排出された賞品球1球に応
じて減算した累積賞球指令数カウンタSC1の現在値が
所定数(本実施形態では127としている)に達してし
まった場合に、計時スタートされるタイマであり、該タ
イマT1が所定時間計時されると、賞球排出不足異常と
判別される。
【0054】また、タイマT1は、球切れ検出器16に
よる球切れ検出信号が検出された場合と、満タン検出器
17による満タン検出信号が検出された場合と、賞品球
排出路6に配備された排出賞球検出器8の検出信号が入
力された場合のいずれかの場合には、タイマT1がリセ
ット(再設定)される。なお、タイマフラグは、タイマ
T1が現在計時動作を行っているか否かを識別するため
のフラグである。
【0055】メインCPUは初期化処理を終えるとステ
ップS02乃至ステップS07の入力判別処理に移行す
る。ステップS02においては、第1入賞検出手段18
の入賞検出信号があるか否か、すなわち、15個払出口
への入賞があるか否かが判別される。メインCPUは、
15個払出口への入賞がある場合は入賞カウンタCA1
の値を1つアップしてステップS04に移行する一方
(ステップS03)、15個払出口への入賞がない場合
は直接ステップS04に移行する。
【0056】ステップS04においては、第2入賞検出
手段19の入賞検出信号があるか否か、すなわち、7個
払出口への入賞があるか否かが判別される。メインCP
Uは、7個払出口への入賞がある場合は入賞カウンタC
A2の値を1つアップしてステップS06に移行する一
方(ステップS05)、7個払出口への入賞がない場合
は直接ステップS06に移行する。
【0057】ステップS06においては、球切れ検出器
16の球切れ検出信号の入力があるか否かが判別され
る。メインCPUは球切れ検出信号の入力がある場合は
ステップS31に移行する一方、球切れ検出信号の入力
がない場合はステップS07に移行する。ステップS0
7においては、満タン検出器17の満タン検出信号の入
力があるか否かが判別される。メインCPUは満タン検
出信号の入力がある場合はステップS31に移行する一
方、満タン検出信号の入力がない場合はステップS08
に移行する。
【0058】ステップS08に移行したメインCPUは
賞球不可コマンド識別フラグF1がセットされているか
否かを判別する。球切れ検出信号の入力がなく、かつ満
タン検出信号の入力がない場合には、賞球不可コマンド
識別フラグF1がセットされることはない。メインCP
Uは賞球不可コマンド識別フラグF1がセットされてい
なければステップS09に移行する。
【0059】メインCPUは球切れ検出信号の入力があ
る場合、あるいは満タン検出信号の入力がある場合は、
ステップS31に移行してタイマフラグをクリアし(ス
テップS31)、賞球不可コマンド識別フラグF1に1
をセットし(ステップS32)、サブCPUに対して賞
球不可コマンドを送信し(ステップS33)、ステップ
S09に移行する。なお、賞球不可コマンドを送信した
後の処理については後述することにする。
【0060】ステップS09に移行したメインCPU
は、入賞カウンタCA1の値が0であるか否か、即ち、
15個払出口への入賞記憶がないか否かを判別する(ス
テップS09)。入賞カウンタCA1の値が0でなけれ
ば15個払出口への入賞記憶があることとなる。15個
払出口への入賞記憶がある場合、メインCPUは、15
個払出の賞球コマンドをサブCPUに送信し(ステップ
S10)、累積賞球指令数カウンタSC1に賞球指令数
15を加算し(ステップS11)、入賞カウンタCA1
の値を1つ減じ(ステップS12)、ステップS17に
移行する。
【0061】15個払出口への入賞記憶がない場合、メ
インCPUはステップS13に移行し、入賞カウンタC
A2の値が0であるか否か、即ち、7個払出口への入賞
記憶がないか否かを判別する(ステップS13)。入賞
カウンタCA2の値が0でなければ7個払出口への入賞
記憶があることとなる。7個払出口への入賞記憶がある
場合、メインCPUは、7個払出の賞球コマンドをサブ
CPUに送信し(ステップS14)、累積賞球指令数カ
ウンタSC1に賞球指令数7を加算し(ステップS1
5)、入賞カウンタCA2の値を1つ減じ(ステップS
16)、ステップS17に移行する。また、7個払出口
への入賞記憶がない場合、メインCPUは直接ステップ
S17に移行する。
【0062】ステップS17に移行したメインCPU
は、賞品球排出路6に配備した排出賞球検出器8の検出
信号が入力されているか否かを判別する(ステップS1
7)。球排出装置2の作動によって1球ずつ賞品球が排
出され、排出賞球検出器8によって賞品球が検出された
場合には、メインCPUに排出賞球検出器8の検出信号
が入力される。排出賞球検出器8の検出信号がある場
合、メインCPUは累積賞球指令数カウンタSC1の値
を1つ減じ(ステップS18)、次いでタイマフラグを
0クリアし(ステップS19)、ステップS20に移行
する一方、排出賞球検出器8の検出信号がない場合、メ
インCPUは直接ステップS20に移行する。
【0063】ステップS20に移行したメインCPU
は、タイマフラグがセットされているか否かを判別する
(ステップS20)。なお、タイマフラグがセットされ
ていないものとして説明する。メインCPUは、タイマ
フラグがセットされていなければステップS21に移行
する。
【0064】ステップS21においては、累積賞球指令
数カウンタSC1の値が0より小さいか否かが判別され
る。例えば、球排出装置2の内部に配備されているフォ
トセンサ3にごみ等が付着する等の原因で、フォトセン
サ3が検出不良を起こしている時にはパチンコ球が余分
に排出されるといったことが発生する。このような場
合、メインCPUがサブCPUに対して指令した賞球指
令数の累積値に対して実際に排出された賞品球の数(排
出賞球検出器8によって1球ずつ検出された賞品球)が
多くなる。即ち、賞品球の出し過ぎとなる。この場合に
は、累積賞球指令数カウンタSC1の値が排出賞球検出
器8の検出信号を検出する毎に1つずつ減算されていく
ので、累積賞球指令数カウンタSC1の値が0より小さ
くなる。
【0065】累積賞球指令数カウンタSC1の値が0よ
り小さい場合、メインCPUは、累積賞球指令数カウン
タSC1の絶対値が所定数(本実施形態では127とし
ている)に達しているか否かを判別する(ステップS2
2)。即ち、実際に排出された賞品球の個数が累積賞球
指令数を上回り、かつ累積賞球指令数と実際に排出され
た賞品球の個数との差分が所定数に達しているか否か
(出し過ぎた賞品球の数が127に達しているか否か)
を判別する(ステップS22)。メインCPUは、累積
賞球指令数カウンタSC1の絶対値が所定数に達してい
る場合には、賞品球異常報知手段20により賞球排出過
多異常を報知し(ステップS23)、サブCPUに発射
不可コマンド及び賞球不可コマンドを送信し(ステップ
S24)、遊技の続行を禁止する。また、メインCPU
は、累積賞球指令数カウンタSC1の値が0より小さい
場合であって、累積賞球指令数カウンタSC1の絶対値
が所定数に達していない場合には、ステップS02に戻
る。なお、賞球排出過多異常の場合には、例えば、特別
図柄表示装置や普通図柄表示装置に関する処理の停止が
行われる。
【0066】また、累積賞球指令数カウンタSC1の値
が0より小さくない場合、メインCPUはステップS2
5に移行する。ステップS25においては、累積賞球指
令数カウンタSC1の値が0より大きいか否かが判別さ
れる。メインCPUは、累積賞球指令数カウンタSC1
の値が0より大きい場合、累積賞球指令数カウンタSC
1の値が所定数(本実施形態では127としている)に
達しているか否かを判別する(ステップS26)。
【0067】累積賞球指令数が実際に排出された賞品球
の個数を上回り、かつ累積賞球指令数と実際に排出され
た賞品球の個数との差分が所定数に達している場合に、
例えば、球排出装置2において、回転球受体の球受部に
パチンコ球が詰まる等のことが原因で、球排出装置の排
出動作が正常に行われない場合には、賞球指令数よりも
実際に排出された賞品球が少なくなる。即ち、賞品球の
排出不足となる。
【0068】メインCPUは、累積賞球指令数カウンタ
SC1の値が所定数に達している場合には、タイマT1
に所定時間に対応する値をセットし(ステップS2
7)、タイマフラグをセットし(ステップS28)、ス
テップS02に戻る。一方、累積賞球指令数カウンタS
C1の値が所定数に達していない場合には、直接ステッ
プS02に戻る。また、累積賞球指令数カウンタSC1
の値が0である場合、即ち、累積賞球指令数と実際に排
出された賞品球の個数とが一致している場合にも、直接
ステップS02に戻る。
【0069】ステップS02に戻ったメインCPUは、
前述のように、15個払出口への入賞があれば入賞カウ
ンタCA1の値を1つアップし、7個払出口への入賞が
あれば入賞カウンタCA2の値を1つアップした後、球
切れ検出器16の球切れ検出信号の入力があるか否か、
満タン検出器17の満タン検出信号の入力があるか否か
を順次判別する。球切れ検出信号の入力がなく、かつ満
タン検出信号の入力がない場合には、賞球不可コマンド
識別フラグF1がセットされることはなく、ステップS
08を偽と判別し、ステップS09に移行し、15個払
出口への入賞記憶があれば、ステップS10〜ステップ
S12を行ってステップS17に移行する一方、15個
払出口への入賞記憶がなく、かつ7個払出口への入賞記
憶があれば、ステップS13〜ステップS16を行って
ステップS17に移行する。また、15個払出口への入
賞記憶がなく、かつ7個払出口への入賞記憶もなけれ
ば、直接ステップS17に移行する。
【0070】本実施形態では、図4のフローチャートに
示すように、15個払出口への入賞記憶に対応する15
個払出の賞球コマンドを7個払出口への入賞記憶に対応
する7個払出の賞球コマンドに優先してサブCPUに送
信している。また、15個払出口及び7個払出口への入
賞記憶がある限り、メインCPUはサブCPUに対して
周期的に賞球コマンド(ステップS10又はステップS
14)を送信している。
【0071】以下、タイマフラグがセットされている場
合についての処理について説明する。ステップS17に
移行したメインCPUは、賞品球排出路6に配備した排
出賞球検出器8の検出信号が入力されているか否かを判
別する(ステップS17)。球排出装置2において、回
転球受体の球受部にパチンコ球が詰まる等が原因で、球
排出装置の排出動作が正常に行われない場合には、賞品
球排出路6に賞品球が排出されることはなく、排出賞球
検出器8の検出信号はない。排出賞球検出器8の検出信
号がない場合、ステップS17を偽と判別してステップ
S20に移行し、タイマフラグがセットされている結
果、ステップS20を真と判別する(ステップS2
0)。
【0072】メインCPUはステップS20を真と判別
すると、タイマ処理を行ってタイマT1にセットされた
所定時間に対応する値を1つ減算し(ステップS2
9)、タイマT1がタイムアウトしたか否かを判別する
(ステップS30)。メインCPUは、タイマT1がタ
イムアウトしていなければステップS09に戻る。以
下、球切れ検出信号の入力がなく、かつ満タン検出信号
の入力がなく、かつ排出賞球検出器8の検出信号もない
場合には、賞球不可コマンド識別フラグF1が0で、か
つタイマフラグがセットされている結果、ステップS2
0、ステップS29、ステップS30が繰り返し実行さ
れることになり、所定時間が経過してタイマT1がタイ
ムアウトする。メインCPUはタイマT1がタイムアウ
トすると、賞品球異常報知手段により賞球排出不足異常
を報知し(ステップS36)、サブCPUに発射停止コ
マンド及び賞球不可コマンドを送信し(ステップS2
4)、遊技の続行を禁止する。なお、賞球排出不足異常
の場合、例えば、特別図柄表示装置や普通図柄表示装置
に関する処理の停止は特に行わない。
【0073】このように、累積賞球指令数が実際に排出
された賞品球の個数を上回り、かつ累積賞球指令数と実
際に排出された賞品球の個数との差分が所定数に達して
いる場合には、賞品球の排出が所定時間行われていない
ことを計るタイマT1をスタートさせ、タイマT1がタ
イムアウトした時に、賞球排出不足異常を報知し、遊技
の続行を停止する。
【0074】なお、タイマフラグがセットされた場合に
おいて、球切れ検出信号の入力あるいは満タン検出信号
の入力がある場合には、ステップS31によりタイマフ
ラグがクリアされ、また、排出賞球検出器8の検出信号
がある場合にも、ステップS19によりタイマフラグが
クリアされ、ステップS20の判別結果が偽となること
によりタイマT1に関するタイマ処理が停止される。
【0075】また、球切れ検出信号の入力がある場合
(ステップS06)、あるいは満タン検出信号の入力が
ある場合は(ステップS07)、ステップS31に移行
してタイマフラグをクリアし(ステップS31)、賞球
不可コマンド識別フラグF1に1をセットし(ステップ
S32)、サブCPUに対して賞球不可コマンドを送信
し(ステップS33)、ステップS09に戻る。なお、
賞球不可コマンドをサブCPUが受信すると、サブCP
Uは球排出装置2の作動を停止する。
【0076】球切れ検出信号の入力がある場合には、球
供給タンク15の球切れ状態が解消されない限り、球切
れ検出器16の球切れ検出信号がメインCPUに入力し
続ける。したがって、メインCPUは、ステップS02
〜ステップS06、ステップS31〜ステップS33に
よって形成される処理ループを繰り返す。
【0077】また、満タン検出信号の入力がある場合
は、下球受皿に至る球排出経路のパチンコ球の満タン状
態が解消されない限り、満タン検出器17の満タン検出
信号がメインCPUに入力し続ける。したがって、メイ
ンCPUは、ステップS02〜ステップS06、ステッ
プS07、ステップS31〜ステップS33の後、ステ
ップS09以降によって形成される処理ループを繰り返
す。
【0078】そして、球供給タンク15の球切れ状態が
解消され、あるいは下球受皿に至る球排出経路のパチン
コ球の満タン状態が解消されることで、球切れ検出器1
6による球切れ検出信号が検出されず、かつ満タン検出
器17による満タン検出信号が検出されない状態となる
と、賞球不可コマンド識別フラグF1に1がセットされ
ている結果、メインCPUは、ステップS08を真と判
別し、賞球不可コマンド識別フラグF1を0クリアし
(ステップS34)、サブCPUに対して賞球不可解除
コマンドを送信し(ステップS35)、ステップS09
に移行する。なお、賞球不可解除コマンドをサブCPU
が受信すると、サブCPUは球排出装置2の作動を可能
とする。
【0079】次に、払出制御装置4のサブCPU5が実
行する賞品球の排出処理について説明する。まず、サブ
CPUは電源投入後に初期化処理を行い、以下の各処理
において必要な各種カウンタ、各種フラグ、タイマT2
の値を初期化(0クリア)する(ステップA01)。
【0080】賞球コマンドカウンタCB1は、サブCP
Uが、メインCPUから送信された15個払出の賞球コ
マンドを受信する毎に1つアップされるカウンタであっ
て、賞品球の15個払出の球排出動作を開始する時点
で、その値を1つ減じられる。賞球コマンドカウンタC
B2は、サブCPUが、メインCPUから送信された7
個払出の賞球コマンドを受信する毎に1つアップされる
カウンタであって、賞品球の7個払出の球排出動作を開
始する時点で、その値を1つ減じられる。
【0081】フォト計数カウンタC1は、球排出装置2
の内部に配備されたフォトセンサ3の1球排出動作に対
応するフォト検出信号の入力毎に1つアップされるカウ
ンタである。また、排出賞球カウンタB1は、賞品球排
出路6に配備した排出賞球検出器8の検出信号の入力毎
に1つアップされるカウンタである。リトライカウンタ
RTCは、払出指令数QT(15個または7個)に対し
て実際に排出された賞品球の数(排出賞球カウンタB1
の値)が不足している場合に、不足分を排出させる排出
動作(リトライ動作)を開始する毎に1つアップされる
カウンタである。
【0082】排出中フラグFFは、賞品球の排出動作及
び貸球の排出動作を行っている最中か否かを識別するた
めのフラグであって、その値が0である場合には排出動
作の開始可能を表し、1である場合には賞品球の15個
払出に関する排出動作中を表し、2である場合には賞品
球の7個払出に関する排出動作中を表し、3である場合
には貸球の排出動作中を表す。
【0083】さらに、貸球指令カウンタCC1は、カー
ドユニット12から送られる貸球指令が入力される毎に
1つアップされるカウンタであって、貸球の25個払出
の球排出動作を開始する時点で、その値を1つ減じられ
る。累積貸球指令数カウンタKC1は、球排出装置2に
対して指令した貸球指令数を累積的に加算するカウンタ
であって、電源投入直後の初期値は0である。累積貸球
指令数カウンタKC1は、貸球の25個払出の球排出動
作を開始する毎に貸球指令数25が加算される一方、貸
球排出路7に配備した排出貸球検出器9の貸球の検出信
号が入力される毎に(貸球を1球検出する毎に)、その
値を1つ減じられる。排出貸球カウンタD1は貸球排出
路7に配備した排出貸球検出器9の貸球の検出信号が入
力される毎に(貸球を1球検出する毎に)、1つアップ
されるカウンタである。
【0084】サブCPUは初期化処理を終えるとステッ
プA02乃至ステップA05のコマンド入力判別処理に
移行する。ステップA02においては、メインCPUか
ら送信されたコマンドが発射停止コマンドであるか否か
が判別される。サブCPUは発射停止コマンドを受信し
た場合には、発射装置13の作動を停止し(ステップA
06)、遊技の続行を停止した後、ステップA10に移
行する。サブCPUは発射停止コマンドを受信しなかっ
た場合にはステップA03に移行する。
【0085】ステップA03においては、メインCPU
から送信されたコマンドが発射可コマンドであるか否か
が判別される。サブCPUは発射可能コマンドを受信し
た場合には、発射装置13の作動を可能とし(ステップ
A07)、ステップA10に移行する。サブCPUは発
射可コマンドを受信しなかった場合にはステップA04
に移行する。
【0086】ステップA04においては、メインCPU
から送信されたコマンドが賞球不可コマンドであるか否
かが判別される。サブCPUは賞球不可コマンドを受信
した場合には、賞球不可フラグをセットし(ステップA
08)、ステップA10に移行する。サブCPUは賞球
不可コマンドを受信しなかった場合にはステップA05
に移行する。
【0087】ステップA05においては、メインCPU
から送信されたコマンドが賞球可コマンドであるか否か
が判別される。サブCPUは賞球可コマンドを受信した
場合には、賞球不可フラグをクリアし(ステップA0
9)、ステップA10に移行する。サブCPUは賞球可
コマンドを受信しなかった場合には直接ステップA10
に移行する。
【0088】ステップA10に移行したサブCPUは、
メインCPUから送信されたコマンドが15個払出の賞
球コマンドであるか否かを判別する(ステップA1
0)。サブCPUは、15個払出の賞球コマンドを受信
した場合には賞球コマンドカウンタCB1を1つアップ
し(ステップA11)、ステップA14に移行する一
方、15個払出の賞球コマンドを受信しなかった場合に
はステップA12に移行する。
【0089】ステップA12においてサブCPUは、メ
インCPUから送信されたコマンドが7個払出の賞球コ
マンドであるか否かを判別する(ステップA12)。サ
ブCPUは、7個払出の賞球コマンドを受信した場合に
は賞球コマンドカウンタCB2を1つアップし(ステッ
プA13)、ステップA14に移行する一方、7個払出
の賞球コマンドを受信しなかった場合には直接ステップ
A14に移行する。
【0090】ステップA14に移行したサブCPUは、
カードユニット12から貸球指令が送信されているか否
かを判別する(ステップA14)。サブCPUは、貸球
指令を受信した場合、排出中フラグFFの値が貸球排出
中を表す値「3」であるか否かを判別し(ステップA1
5)、排出中フラグFFの値が貸球排出中を表す値
「3」でない場合には貸球指令カウンタCC1を1つア
ップし(ステップA16)、ステップA17に移行する
一方、排出中フラグFFの値が貸球排出中を表す値
「3」である場合には直接ステップA17に移行する。
また、サブCPUは、貸球指令を受信しなかった場合に
は直接ステップA17に移行する。
【0091】ステップA17に移行したサブCPUは、
賞球不可フラグがセットされているか否かを判別する
(ステップA17)。この場合、賞球不可フラグがクリ
アされているものとして説明する。サブCPUはステッ
プA17を偽と判別し、ステップA18に移行する。
【0092】ステップA18に移行したサブCPUは、
排出中フラグFFの値が0であるか否かを判別する。排
出中フラグFFの値が0である場合は、排出動作の開始
が可能である。サブCPUはステップA18を真と判別
すると、球貸処理停止フラグがセットされているか否か
を判別する(ステップA20)。この場合、球貸処理停
止フラグがセットされているものとして説明する。サブ
CPUはステップA20を真と判別してステップA22
に移行する。
【0093】ステップA22に移行したサブCPUは、
賞球処理停止フラグがセットされているか否かを判別す
る(ステップA22)。この場合、賞球処理停止フラグ
がセットされていないものとして説明する。サブCPU
はステップA22を偽と判別し、ステップA23に移行
する。以下の説明においては、メインCPUから15個
払出の賞球コマンドを受信したものとして説明する。す
なわち、賞球コマンドカウンタCB1に15個払出の賞
球コマンドの受信記憶があることとなる。
【0094】サブCPUはステップA23に移行し、賞
球コマンドカウンタCB1が0であるか否か、即ち、1
5個払出の賞球コマンドの受信記憶がないか否かを判別
する(ステップA23)。この場合、15個払出の賞球
コマンドの受信記憶があるので偽と判別し、排出中フラ
グFFに1をセットして15個払出に関する排出動作の
開始を記憶し(ステップA24)、払出指令数QTに1
5をセットし(ステップA25)、賞球コマンドカウン
タCB1の値を1つ減じ(ステップA26)、ステップ
A31に移行する。
【0095】なお、ステップA23において15個払出
の賞球コマンドの受信記憶がない場合には、サブCPU
はステップA27に移行し、賞球コマンドカウンタCB
2が0であるか否か、即ち、7個払出の賞球コマンドの
受信記憶がないか否かを判別する(ステップA27)。
そして、7個払出の賞球コマンドの受信記憶がある場合
には、排出中フラグFFに2をセットして7個払出に関
する排出動作の開始を記憶し(ステップA28)、払出
指令数QTに7をセットし(ステップA29)、賞球コ
マンドカウンタCB2の値を1つ減じ(ステップA3
0)、ステップA31に移行する。なお、15個払出の
賞球コマンドの受信記憶がなく、かつ7個払出の賞球コ
マンドの受信記憶もない場合には、直接ステップA02
に戻る。
【0096】サブCPUは、ステップA31に移行する
と、排出賞球カウンタB1を0クリアし(ステップA3
1)、フォト計数カウンタを0クリアし(ステップA3
2)、ステップA33に移行する。
【0097】ステップA33に移行したサブCPUは、
球排出装置2を1球排出分だけ正転駆動する(ステップ
A33)。次いで、サブCPUはフォトセンサ3のフォ
ト検出信号が入力されたか否かを判別する(ステップA
34)。
【0098】以下の説明では、まず、球排出装置2が正
常に賞品球の排出動作を行っており、球1球分の球受体
の回転量を検出するフォトセンサ3が正常に検出動作を
行っており、賞品球排出路6に配備した排出賞球検出器
8が排出された賞品球を正常に検出している正常排出状
態の場合について説明する。
【0099】上述した正常排出状態の場合には、フォト
センサ3のフォト検出信号がサブCPUに入力されるの
で、サブCPUは1球分の排出動作に対応してフォト計
数カウンタC1を1つアップし(ステップA34)、ス
テップA35に移行する。そして、賞品球排出路6に配
備した排出賞球検出器8から賞品球の検出信号が入力さ
れているか否かを判別する(ステップA35)。正常排
出状態の場合には、賞品球の排出動作に対応して賞品球
が賞品球排出路6に排出されるので、排出された賞品球
が排出賞球検出器8により検出される。サブCPUは、
排出賞球検出器8から賞品球の検出信号が入力されたと
判別し、排出賞球カウンタB1のカウント値を1つアッ
プし(ステップA36)、ステップA37に移行する。
【0100】ステップA37に移行したサブCPUは、
フォト計数カウンタC1のカウント値が払出指令数QT
に達しているか否かを判別する(ステップA37)。サ
ブCPUはフォト計数カウンタC1のカウント値が払出
指令数QTに達していなければステップA02に戻る。
以下、サブCPUは、ステップA02乃至ステップA1
8に至る処理の後、排出中フラグFFの値1に基いて、
ステップA18を偽と判別し、続くステップA19を偽
と判別し、ステップA33に戻り、ステップA33乃至
ステップA37に至る処理を行う。サブCPUは、上述
の処理ルーチンを繰り返す。
【0101】正常排出状態の場合、ステップA33乃至
ステップA37の処理を行う毎にフォト計数カウンタC
1のカウント値が1つずつアップしていき、フォト計数
カウンタC1のカウント値が払出指令数QTに達する。
例えば、払出指令数QTに15がセットされた場合に
は、球排出装置2の1球分の正転駆動が15回実行され
ると共に、フォト計数カウンタC1のカウント値が15
に達する。また、球排出装置2の15回分の排出動作に
対応して賞品球が15個排出され、排出賞球検出器8に
より検出されるので、排出賞球カウンタB1のカウント
値が15に達することとなる。
【0102】サブCPUはフォト計数カウンタC1のカ
ウント値が払出指令数QTに達すると、ステップA38
に移行し、排出賞球カウンタB1が0であるか否かを判
別する(ステップA38)。賞品球の排出動作の開始後
に排出賞球検出器8から賞品球の検出信号が入力されて
おり、排出賞球カウンタB1の値が0ではないので、サ
ブCPUは偽と判別してステップA39に移行する。
【0103】ステップA39に移行したサブCPUは、
払出指令数QTが排出賞品カウンタB1のカウント値よ
りも大きいか否かを判別する(ステップA39)。正常
排出状態の場合、排出賞球カウンタB1のカウント値が
払出指令数QTに一致するので、ステップA39の判別
結果が偽となる。サブCPUは、ステップA40に移行
し、排出中フラグFFを0クリアして新規の排出動作の
開始を可能とし(ステップA40)、ステップA02に
戻る。
【0104】以上が、正常排出状態の場合の賞品球の排
出処理である。サブCPUは15個払出の賞球コマンド
の受信記憶があれば新たに賞品球の15個排出動作を開
始する。また、15個払出の賞球コマンドの受信記憶が
なく、7個払出の賞球コマンドの受信記憶があれば、新
たに賞品球の7個排出動作を開始する。
【0105】次に、賞品球の排出動作において異常があ
る場合の処理について説明する。まず、賞品球排出路6
に排出されたパチンコ球を1球毎に直接的に検出する排
出賞球検出器8を、排出賞球が検出不可能な位置に不正
に移動したり、排出賞球検出器8を検出不可能な状態に
不正に配線を改造(断線又は短絡)したりする不正改ざ
ん行為が行われている場合についての処理ついて説明す
る。
【0106】この場合の異常状態は、サブCPUの1球
分の正転駆動指令に対して球排出装置2は正転動作す
る。従って、球1球分の球受体の回転量を検出するフォ
トセンサ3からのフォト検出信号がサブCPUに入力さ
れる。しかしながら、排出賞球検出器8が賞品球排出路
6に排出された賞品球を検出できないので、排出賞球検
出器8からの賞品球の検出信号がサブCPUに全く入力
されない。このため、排出賞球カウンタB1のカウント
値が0のままとなる。
【0107】従って、サブCPUは、ステップA02乃
至ステップA18に至る処理の後、排出中フラグFFの
値1に基いて、ステップA18を偽と判別し、続くステ
ップA19を偽と判別し、ステップA33に戻り、ステ
ップA33、ステップA34、ステップA35、ステッ
プA37と移行する。サブCPUはフォト計数カウンタ
C1のカウント値が払出指令数QTに達すると、ステッ
プA38に移行し、排出賞球カウンタB1が0である結
果、ステップA38を真と判別し、賞球処理停止フラグ
をセットし(ステップA41)、図1に示す賞球排出異
常報知手段21によって賞球排出異常を報知し(ステッ
プA50)、再びステップA02に戻る。
【0108】そして、賞球処理停止フラグがセットされ
た結果、ステップA22の判別処理を真と判別し、直接
ステップA02に戻る。この結果、新規の賞品球の15
個排出動作及び7個排出動作を開始することはなく、1
5個払出及び7個払出に関する賞球コマンドのカウント
のみが行われる。
【0109】また、何らかの原因で、例えば、球詰まり
等の原因で、フォト計数カウンタC1のカウント値が払
出指令数QTに達しているが、排出賞球カウンタB1の
カウント値が(実際に排出された賞品球の数が)払出指
令数QTに達していない場合がある。この場合には、ス
テップA37を真、ステップA38を偽と判別後に行う
ステップA39の判別結果が真となる。
【0110】サブCPUは、ステップA39を真と判別
後、払出指令数QTから排出賞球カウンタB1のカウン
ト値を差し引いて不足分を算出し(ステップA42)、
新たに払出指令数QTに不足分を再設定し(ステップA
43)、排出賞球カウンタB1を0クリアし(ステップ
A44)、フォト計数カウンタC1を0クリアし(ステ
ップA45)、リトライカウンタRTCを1つアップし
(ステップA46)、リトライカウンタRTCのカウン
ト値が上限回数5を超えているか否かを判別し(ステッ
プA47)、リトライカウンタRTCのカウント値が上
限回数5を超えていなければ、ステップA02に移行
し、排出中フラグFFの値「1」または「2」に基いて
ステップA33に移行し、ステップA33乃至ステップ
A37の処理を行って、球排出装置2に対して不足分の
賞品球を排出させるリトライ動作を行う。
【0111】このリトライ動作により、払出指令数QT
に再設定した不足分の賞品球が賞品球排出路6に排出さ
れれば、排出賞球検出器8により検出されて排出賞球カ
ウンタB1のカウント値が(実際に排出された賞品球の
数が)払出指令数QTに達することとなり、ステップA
39の判別結果が偽となって、ステップA40の処理を
行ってステップA02に戻る。
【0112】また、リトライ動作によっても、払出指令
数QTに再設定した不足分の賞品球が賞品球排出路6に
排出されなければ、排出賞球カウンタB1のカウント値
が払出指令数QTに達することがなく、再び、ステップ
A39の判別結果が真となり、ステップA42乃至ステ
ップA47の処理が行われる。即ち、リトライカウンタ
RTCのカウント値が上限回数5を超えるまでリトライ
動作が5回繰り返し行われる。そして、リトライカウン
タRTCのカウント値が6となって上限回数5を超える
と、ステップA47の判別結果が真となり、この場合、
サブCPUは、賞球処理停止フラグをセットし(ステッ
プA48)、ステップA02に戻る。
【0113】そして、賞球処理停止フラグがセットされ
た結果、ステップA22の判別処理を真と判別し、直接
ステップA02に戻る。この結果、新規の賞品球の15
個排出動作及び7個排出動作を開始することはなく、1
5個払出及び7個払出に関する賞球コマンドのカウント
のみが行われる。
【0114】また、メインCPUから賞球不可コマンド
が送信された場合、ステップA04を真と判別して賞球
不可フラグをセットした後(ステップA18)、ステッ
プA10に移行する。賞球不可フラグがセットされた結
果、ステップA17の判別処理を真と判別し、球排出装
置2の作動を停止し(ステップA49)、ステップA0
2に戻る。以下、賞球不可フラグがセットされている結
果、ステップA02乃至ステップA17による処理ルー
プを、メインCPUから送信される賞球不可解除コマン
ドを受信するまで繰り返す。
【0115】そして、メインCPUから送信された賞球
可コマンドを受信すると、サブCPUはステップA05
を真と判別し、賞球不可フラグをクリアし(ステップA
09)、ステップA10に移行後、ステップA17を偽
と判別するので、賞球の排出動作が再開される。
【0116】なお、フォトセンサ3自体にごみ等が付着
する等の原因で、フォトセンサ3が検出不良を起こして
いる時は(1球分の正転動作に対してフォト検出信号の
入力があったりなかったりするような状態)、払出指令
数QTに対してフォト計数カウンタC1のカウント値が
達した時点では、フォト計数カウンタC1のカウント値
よりも実際の1球分の正転動作の回数が上回ってしま
い、賞品球の出し過ぎ状態が起こる。したがって、払出
指令数QTよりも排出賞球カウンタB1のカウント値の
方が大きくなる。この場合の異常状態についての処理は
払出制御装置4では監視せずに、前述したメイン制御装
置10において賞球排出過多異常を判別する処理におい
て監視するようにしている。
【0117】次に、サブCPUによる貸球の排出処理に
ついて説明する。前述のように、サブCPUは、カード
ユニット12から送られた貸球指令を受信した場合(ス
テップA14)、排出中フラグFFの値が貸球の排出中
を表す「3」でない場合には、貸球指令カウンタCC1
を1つアップし(ステップA16)、ステップA17に
移行する。そして、賞球不可フラグがセットされている
か否かを判別し(ステップA17)、賞球不可フラグが
クリアされていれば、排出中フラグFFが排出開始が可
能である「0」であるかを判別し(ステップA18)、
排出中フラグFFが「0」であれば、球貸処理停止フラ
グがセットされているか否かを判別し(ステップA2
0)、球貸処理停止フラグがクリアされていれば、貸球
指令カウンタCC1の値が0であるか否かを判別する
(ステップA21)。
【0118】サブCPUは、貸球指令カウンタCC1の
カウント値が0である場合、即ち、貸球指令の受信記憶
がない場合は、ステップA21を真と判別後、ステップ
A22に移行する。この場合には、貸球の排出動作は行
われない。サブCPUは、貸球指令カウンタCC1のカ
ウント値が0でない場合、即ち、貸球指令の受信記憶が
ある場合は、ステップA21を偽と判別後、ステップA
60に移行する。
【0119】そして、サブCPUは、排出中フラグFF
に3をセットして貸球の排出動作の開始を記憶し(ステ
ップA60)、貸球指令数PTに貸球数25をセットし
(ステップA61)、累積貸球指令数カウンタKC1に
貸球指令数25を累積加算し(ステップA62)、貸球
指令カウンタCC1の値を1つ減じ(ステップA6
3)、排出貸球カウンタD1を0クリアし(ステップA
64)、フォト計数カウンタC1を0クリアし(ステッ
プA65)、ステップA66に移行する。
【0120】ステップA66に移行したサブCPUは、
球排出装置2を1球排出分だけ逆転駆動する(ステップ
A66)。次いで、サブCPUはフォトセンサ3のフォ
ト検出信号が入力されたか否かを判別する(ステップA
67)。
【0121】以下の説明では、まず、球排出装置2が正
常に貸球の排出動作を行っており、球1球分の球受体の
回転量を検出するフォトセンサ3が正常に検出動作を行
っており、貸球排出路7に配備した排出賞球検出器9が
排出された貸球を正常に検出している正常排出状態の場
合について説明する。
【0122】上述した正常排出状態の場合には、フォト
センサ3のフォト検出信号がサブCPUに入力されるの
で、サブCPUは1球分の排出動作に対応してフォト計
数カウンタC1を1つアップし(ステップA68)、ス
テップA69に移行する。そして、貸球排出路7に配備
した排出貸球検出器9から貸球の検出信号が入力されて
いるか否かを判別する(ステップA69)。正常排出状
態の場合、貸球の排出動作に応じて貸球が貸球排出路7
に排出されて排出貸球検出器9により検出される。サブ
CPUは、排出貸球検出器9から貸球の検出信号が入力
された場合、ステップA69を真と判別し、排出貸球カ
ウンタD1を1つアップし(ステップA70)、貸球の
検出に対応して累積貸球指令数カウンタKC1の値を1
つ減じ(ステップA71)、ステップA72に移行す
る。。
【0123】ステップA72に移行したサブCPUは、
累積貸球指令数カウンタKC1の値が0よりも小さいか
否かを判別する(ステップA72)。正常排出状態の場
合、累積貸球指令数カウンタKC1の値が0よりも小さ
くなることはない。サブCPUは、ステップA72を偽
と判別しステップA74に移行する。
【0124】ステップA74に移行したサブCPUは、
フォト計数カウンタC1のカウント値が貸球指令数PT
(=25)に達しているか否かを判別する(ステップA
74)。サブCPUはフォト計数カウンタC1のカウン
ト値が貸球指令数PTに達していなければステップA0
2に戻る。
【0125】以下、サブCPUは、ステップA02乃至
ステップA18に至る処理の後、排出中フラグFFの値
3に基いて、ステップA18を偽と判別し、続くステッ
プA19を真と判別し、ステップA66に移行する。そ
して、ステップA66乃至ステップA72及びステップ
A74に至る各処理を行い、ステップA74を偽と判別
するとステップA02に戻る。サブCPUは、上述の処
理ルーチンを繰り返す。
【0126】正常排出状態の場合、ステップA66乃至
ステップA74の処理を行う毎にフォト計数カウンタC
1のカウント値が1つずつアップしていき、フォト計数
カウンタC1のカウント値が貸球指令数PTに達する。
例えば、貸球指令数PTに25がセットされた場合に
は、球排出装置2の1球分の逆転駆動が25回実行され
ると共に、フォト計数カウンタC1のカウント値が25
に達する。また、球排出装置2の25回分の排出動作に
対応して貸球が25個排出され、排出貸球検出器9によ
り検出されるので、排出貸球カウンタD1のカウント値
が25に達することとなる。
【0127】サブCPUはフォト計数カウンタC1のカ
ウント値が貸球指令数PTに達するとステップA74を
真と判別してステップA75に移行し、ステップA75
においては、排出貸球カウンタD1が0であるか否かを
判別する(ステップA75)。正常排出状態では貸球の
排出動作の開始後に排出貸球検出器9から賞品球の検出
信号が入力されているので排出貸球カウンタD1が0で
なく、サブCPUは偽と判別してステップA76に移行
する。
【0128】ステップA76に移行したサブCPUは、
貸球指令数PTが排出貸球賞品カウンタD1のカウント
値よりも大きいか否かを判別する(ステップA76)。
正常排出状態の場合、排出貸球カウンタD1のカウント
値が貸球指令数PTに一致するので、ステップA76の
判別結果が偽となる。サブCPUは、ステップA77に
移行し、排出中フラグFFを0クリアして新規の排出動
作の開始を可能とし(ステップA77)、ステップA0
2に戻る。以上が、正常排出状態の場合の貸球の排出処
理である。サブCPUは貸球指令の受信記憶があれば新
たに貸球の25個排出動作を開始する。
【0129】次に、貸球の排出動作において異常がある
場合の処理について説明する。貸球排出路7に排出され
たパチンコ球を1球毎に直接的に検出する排出貸球検出
器9を、排出貸球が検出不可能な位置に不正に移動した
り、排出貸球検出器9を検出不可能な状態に不正に配線
を改造(断線又は短絡)したりする不正改ざん行為が行
われている場合についての処理ついて説明する。
【0130】この場合の異常状態は、サブCPUの1球
分の逆転駆動指令に対して球排出装置2は逆転動作す
る。従って、球1球分の球受体の回転量を検出するフォ
トセンサ3からのフォト検出信号がサブCPUに入力さ
れる。しかしながら、排出貸球検出器9が貸球排出路7
に排出された貸球を検出できないので、排出貸球検出器
9からの貸球の検出信号がサブCPUに全く入力されな
い。このため、上述した球詰まりを起こす等の異常状態
と同様に排出貸球カウンタD1のカウント値が0のまま
となる。
【0131】従って、サブCPUは、ステップA67を
真と判別し、ステップA68によってフォト計数カウン
タC1のカウント値を1つアップした後、排出貸球信号
の入力がなしと判別し、ステップA72に移行する。こ
の結果、ステップA66乃至ステップA74の処理を行
う毎にフォト計数カウンタC1のカウント値が1つずつ
アップしていき、フォト計数カウンタC1のカウント値
が貸球指令数PTに達する。しかしながら、排出貸球カ
ウンタD1の値は0のままとなる。サブCPUは、ステ
ップA75の判別処理を真と判別し、カードユニット1
2に通信停止を指令し(ステップA78)、球貸処理停
止フラグをセットし(ステップA79)、球貸異常報知
手段14により球貸異常を報知し(ステップA80)、
ステップA02に戻る。
【0132】なお、球貸処理停止フラグがセットされる
結果、ステップA20の球貸処理停止フラグがセットさ
れているか否かの判別処理を真と判別し、貸球指令カウ
ンタCC1の受信記憶があるか否かを判別するルーチン
に入らないため、貸球の排出処理が停止となる。
【0133】また、何らかの原因で、例えば、球詰まり
等の原因で、フォト計数カウンタC1のカウント値が貸
球指令数PTに達しているが、排出貸球カウンタD1の
カウント値が(実際に排出された賞品球の数が)貸球指
令数PTに達していない場合がある。この場合には、ス
テップA76の判別結果が真となる。
【0134】サブCPUは、ステップA76を真と判別
後、貸球指令数PTから排出貸球カウンタD1のカウン
ト値を差し引いて不足分を算出し(ステップA81)、
新たに貸球指令数PTに不足分を再設定する(ステップ
A82)。なお、この場合には、累積貸球指令数カウン
タKC1への不足分の加算は行わない。次いで、排出貸
球カウンタD1を0クリアし(ステップA83)、フォ
ト計数カウンタC1を0クリアし(ステップA84)、
リトライカウンタRTCを1つアップし(ステップA8
5)、リトライカウンタRTCのカウント値が上限回数
5を超えているか否かを判別し(ステップA86)、リ
トライカウンタRTCのカウント値が上限回数5を超え
ていなければ、ステップA02に戻り、排出中フラグF
Fの値「3」に基きステップA66に移行し、ステップ
A66乃至ステップA72を行って球排出装置2に対し
て不足分の貸球を排出させるリトライ動作を行う。
【0135】このリトライ動作により、貸球指令数PT
に再設定した不足分の貸球が貸球排出路7に排出されれ
ば、排出貸球検出器9により検出されて排出貸球カウン
タD1のカウント値が(実際に排出された貸球の数が)
貸球指令数PTに達することとなり、さらにステップA
76の判別結果が偽となって、ステップA77の処理に
より排出中フラグFFの0クリアを行ってステップA0
2に戻る。
【0136】また、リトライ動作によっても、貸球指令
数PTに再設定した不足分の貸球が貸球排出路7に排出
されなければ、排出貸球カウンタD1のカウント値が貸
球指令数PTに達することはなく、再び、ステップA7
6の判別結果が真となり、ステップA81乃至ステップ
A86の処理が行われる。即ち、リトライカウンタRT
Cのカウント値が上限回数5を超えるまでリトライ動作
が5回繰り返し行われる。そして、リトライカウンタR
TCのカウント値が6となって上限回数5を超えると、
ステップA86の判別結果が真となり、この場合も、サ
ブCPUは、カードユニット12に通信停止を指令し
(ステップA78)、球貸処理停止フラグをセットし
(ステップA79)、球貸異常報知手段14により球貸
異常を報知する(ステップA80)。
【0137】また、フォトセンサ3自体にごみ等が付着
する等の原因で、フォトセンサ3が検出不良を起こして
いる時は(1球分の逆転動作に対してフォト検出信号の
入力があったりなかったりするような状態)、フォト計
数カウンタC1のカウント値よりも実際の1球分の逆転
動作の回数が上回ってしまい、貸球の出し過ぎ状態が起
こる。したがって、貸球指令数PTよりも排出貸球カウ
ンタD1のカウント値の方が大きくなる。
【0138】この場合、貸球指令に応じた貸球の排出動
作を数回繰り返し行ううちに、貸球指令に応じた貸球指
令数を累積加算している累積貸球指令数カウンタKC1
の値よりも、実際に貸球として排出される球数が多いた
め、ステップA71の累積貸球指令数カウンタKC1の
減算処理を行ううちに累積貸球指令数カウンタKC1の
値が0より小さくなり、ステップA72の判別結果が真
となる。
【0139】サブCPUは、ステップA72の判別結果
が真となった場合、累積貸球指令数カウンタKC1の値
の絶対値が所定数(本実施形態では127としている)
に達しているか否かを判別する(ステップA73)。即
ち、実際に排出された貸球の個数が累積貸球指令数を上
回り、かつ累積貸球指令数と実際に排出された貸球の個
数との差分が所定数に達しているか否か(排出過多とな
った貸球の数が127に達しているか否か)を判別す
る。
【0140】サブCPUは、累積貸球指令数カウンタK
C1の値の絶対値が所定数に達していない場合は、ステ
ップA74以下の処理に移行する。そして、このような
異常状態では、やがて、累積貸球指令数カウンタKC1
の値の絶対値が所定数に達することとなる。サブCPU
は、累積貸球指令数カウンタKC1の値の絶対値が所定
数に達している場合は、ステップA78に移行し、カー
ドユニット12に通信停止を指令し(ステップA7
8)、球貸処理停止フラグをセットし(ステップA7
9)、球貸異常報知手段14により球貸異常を報知する
(ステップA80)。
【0141】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図15は、排出賞球検出器8を払い出し制御装置
4に連絡すると共に、賞球指令数累積手段及び賞球異常
判別手段を払出制御装置4に設けた実施形態の要部ブロ
ック図である。尚、図15においては、貸球の排出に関
する異常判別系は図示を省略してある。
【0142】メイン制御装置10からは、第1入賞検出
手段の検出信号に応じた賞球コマンド(賞球指令数15
あるいは賞球指令数7)及び制御コマンド(発射停止、
発射可、賞球不可、賞球可等)が払出制御装置4に送信
される。払出制御装置4のサブCPUは、賞球コマンド
を受信すると、賞球コマンドの賞球指令数15あるいは
賞球指令数7の別に応じて受信記憶を賞球コマンドカウ
ンタ(CB1あるいはCB2)に記憶保持する。
【0143】サブCPUは、球排出装置2が貸球排出を
行っていないこと、賞球の排出中でないこと、賞球不可
フラグがセットされていないことを判別し、これらがす
べて真である時、球排出装置2に対する賞球指令数の賞
球の排出処理を開始する。これと同時に、賞球指令数を
累積賞球指令数カウンタに累積加算する。
【0144】球排出装置2が正常動作して賞球が賞球排
出路6に排出された場合、球排出装置2の賞球1球の排
出動作に対応してフォトセンサ3からフォト検出信号が
入力され、実排出数判定手段(フォト計数カウンタC
1)によりフォト検出回数が賞球指令数に達したか否か
が判別される。また、賞球排出路6に排出された賞球
は、排出賞球検出器8により検出され、この検出信号が
払出制御装置4に入力される。
【0145】サブCPUは、排出賞球検出器8の検出信
号の入力毎に排出賞球カウンタB1のカウント値をアッ
プする。また、排出賞球検出器8の検出信号の入力毎に
累積賞球指令数カウンタの値を1つ減じる。そして、累
積賞球指令数カウンタの値が0より小さく、かつ累積賞
球指令数カウンタの絶対値が所定数に達しているか否か
を判別する。この時、累積賞球指令数カウンタの絶対値
が所定数に達している場合には賞球排出過多異常として
賞品球異常報知手段20により報知し、発射装置(図示
を省略)の作動を停止し、賞球の排出に関する処理を停
止する。
【0146】累積賞球指令数カウンタの値が0より小さ
くない場合(累積賞球指令数カウンタの値が0以上の場
合)、次に、累積賞球指令数カウンタの絶対値が所定数
に達しているか否かを判別する。この時、累積賞球指令
数カウンタの絶対値が所定数に達している場合には、タ
イマを作動して所定時間の期間に球切れ検出器16、満
タン検出器17、排出賞球検出器8のいずれかから検出
信号が入力されるかを監視する。タイマ作動中に、これ
らの検出信号が入力された場合には、タイマをリセット
する。タイマの作動期間中に、球切れ検出器16から球
切れ検出信号がなく、満タン検出器17から満タン検出
信号がなく、排出賞球検出器8からの排出賞球の検出信
号もない場合、賞球排出不足異常として賞品球異常報知
手段20により報知し、発射装置(図示を省略)の作動
を停止し、賞球の排出に関する処理を停止する。
【0147】累積賞球指令数カウンタの値が0以上の場
合で、累積賞球指令数カウンタの絶対値が所定数に達し
ていない場合には、サブCPUは、フォト計数カウンタ
C1のカウント値が今回の賞球指令数に達しているか否
かを判別し、フォト計数カウンタC1のカウント値が賞
球指令数に達している場合、排出賞球カウンタB1のカ
ウント値が0であるか否かを判別する。排出賞球カウン
タB1のカウント値が0である場合には、排出賞球検出
器8に対する不正改ざんによる異常であり、賞品球異常
報知手段20により報知し、発射装置(図示を省略)の
作動を停止し、賞球の排出に関する処理を停止する。
【0148】排出賞球カウンタB1のカウント値が0で
ない場合、次に、サブCPUは、賞球指令数が排出賞球
カウンタB1のカウント値よりも大きいか否かを判別す
る。賞球指令数が排出賞球カウンタB1のカウント値よ
りも大きい場合には、賞球指令数に実際に排出された賞
品球の個数が足りないこととなり、賞球排出不足分を再
設定し、不足分の賞球排出に関する球排出装置2のリト
ライ動作を行う。
【0149】賞球指令数が排出賞球カウンタB1のカウ
ント値よりも大きくにければ、賞球の排出を終了し、新
たな賞球コマンドの受信記憶に関する賞球の排出動作を
開始する。
【0150】
【発明の効果】請求項1に記載の排出球異常判定装置に
よれば、入賞検出信号に応じた賞品球の払出個数を累積
して累積賞球指令数を算出する一方、排出賞球検出手段
の検出信号に応じた実際に排出された排出賞球個数を累
積賞球指令数から減じ、累積賞球指令数と実排出賞球個
数との差分が所定数に達している場合に賞球異常と判別
するので、メイン制御装置から要求された賞品球の払出
個数に対して、球排出装置から実際に排出されたパチン
コ球の排出個数が、1球程度の差ではなく、ある程度の
大きさの差(例えば、100球程度の)が生じるような
極めて重大な(深刻な)異常が発生した場合に、賞球異
常と判別することができる。したがって、1個程度の差
が発生しても異常と判定しないので、賞球の排出異常が
頻繁に発生してしまうことがなく、1個程度の差が発生
する都度賞球異常と判別するという遊技者及び遊技場の
双方に不都合な状況を解消することができる。
【0151】請求項2に記載の排出球異常判定装置によ
れば、賞球異常判別手段が賞球異常を判別した場合に、
当該パチンコ遊技動作を停止すると共に、賞球異常を報
知するので、累積賞球指令数と実排出賞球個数との差分
が所定数に達するような極めて重大な異常が発生した場
合に、パチンコ遊技動作を停止して賞球異常を報知で
き、賞球異常の発生に対応できる。
【0152】請求項3に記載の排出球異常判定装置によ
れば、排出賞球検出手段を排出賞球が検出可能な位置に
不正に移動したり不正に配線を断線又は短絡したりする
不正改ざんが行われ、球排出装置から排出された賞球が
全く検出されない場合、球排出装置の排出動作を停止す
ることができ、特に、不正改ざんを予測して個別に監視
しなくてよい。
【0153】請求項4に記載の排出球異常判定装置によ
れば、実際に排出された賞品球の個数が累積賞球指令数
を上回り、かつ累積賞球指令数と実際に排出された賞品
球の個数との差分が所定数に達している場合に、賞品球
の出し過ぎ(賞球排出過多)を賞球異常として判別でき
る。
【0154】請求項5に記載の排出球異常判定装置によ
れば、累積賞球指令数が実際に排出された賞品球の個数
を上回り、かつ累積賞球指令数と実際に排出された賞品
球の個数との差分が所定数に達している場合、かつ球排
出装置の排出動作が所定時間に亘って停止されているよ
うな場合に、賞品球の出し不足(賞球排出不足)として
賞球異常を判別することができる。
【0155】請求項6に記載の排出球異常判定装置によ
れば、貸球の払出個数に対して、球排出装置から実際に
排出されたパチンコ球の排出個数が、1球程度の差では
なく、ある程度の大きさの差(例えば、100球程度
の)が生じるような極めて重大な(深刻な)異常が発生
した場合に、球貸異常と判別することができる。したが
って、1個程度の差が発生しても異常と判定しないの
で、貸球の排出異常が頻繁に発生してしまうことがな
い。
【0156】請求項7に記載の排出球異常判定装置によ
れば、貸球異常を判別した場合に、払出制御装置がカー
ドユニットとの通信を停止すると共に、貸球異常を報知
するので、累積貸球指令数と実排出貸球個数との差分が
所定数に達するような極めて重大な異常が発生した場合
に、貸球動作を停止して貸球異常を報知でき、貸球異常
の発生に対応できる。
【0157】請求項8に記載の排出球異常判定装置によ
れば、球排出装置から排出された貸球が全く排出されな
い場合、例えば、貸球排出路に排出されたパチンコ球を
1球毎に直接的に検出する排出貸球検出手段を、排出貸
球が検出不可能な位置に不正に移動したり、排出貸球検
出手段を検出不可能な状態に不正に配線を改造(断線又
は短絡)したりする不正改ざん行為が行われているよう
な場合、球排出装置の排出動作を停止することができ、
特に、不正改ざんを予測して個別に監視しなくてよい。
【0158】請求項9に記載の排出球異常判定装置によ
れば、球排出装置から貸球が全く排出されない場合や排
出貸球検出手段に対して不正改ざんがなされている場合
に、直ちに貸球動作を停止して貸球異常を報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のパチンコ球の払出装置
に関わる制御系統の要部ブロック図
【図2】第1実施形態のパチンコ球の払出装置における
賞品球の排出制御の異常判別のアルゴリズムを示したブ
ロック図
【図3】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたメイン
CPUが実行する賞品球の払出処理の一部を示すフロー
チャート
【図4】図3のフローチャートのつづき
【図5】図4のフローチャートのつづき
【図6】図3並びに図4のフローチャートのつづき
【図7】実施形態のパチンコ遊技機に配備されたサブC
PUが実行する球排出処理の一部を示すフローチャート
【図8】図7のフローチャートのつづき
【図9】図8のフローチャートのつづき
【図10】図9のフローチャートのつづき
【図11】図10のフローチャートのつづき
【図12】図8のフローチャートのつづき
【図13】図12のフローチャートのつづき
【図14】図13のフローチャートのつづき
【図15】本発明の第2実施形態のパチンコ球の払出装
置に関わる制御系統の要部ブロック図
【符号の説明】
1 払出装置 2 球排出装置 3 フォトセンサ 4 払出制御装置 5 サブCPU 6 賞品球排出路 7 貸球排出路 8 排出賞球検出器 9 排出貸球検出器 10 メイン制御装置 11 メインCPU 12 カードユニット 13 発射装置 14 球貸異常報知手段 15 球供給タンク 16 球切れ検出器 17 満タン検出器 18 第1入賞検出手段 19 第2入賞検出手段 20 賞球異常報知手段 21 賞球排出異常報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 秀俊 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大万内 (72)発明者 土川 晃司 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 Fターム(参考) 2C088 BA04 BA13 BA17 BA32 BA88 BB06 BB07 BC30 BC39 BC53 BC54 CA08 CA16 CA17 CA26 CA30 CA31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞検出信号に応じて払い出す賞品球の
    払出個数を含む賞球コマンドを指令するメイン制御装置
    と、パチンコ球を1球ずつ排出する球排出装置と、前記
    賞球コマンドに応じて指令された前記払出個数のパチン
    コ球を排出するように前記球排出装置を動作制御する払
    出制御装置とを備えたパチンコ球の払出装置において、
    前記賞球コマンドに対応して前記球排出装置が排出した
    パチンコ球を誘導する賞品球排出路と、該賞品球排出路
    に排出されたパチンコ球を1球毎に直接的に検出する排
    出賞球検出手段とを設け、該排出賞球検出手段を前記メ
    イン制御装置及び前記払出制御装置のうちのいずれか一
    方に連絡すると共に該排出賞球検出手段を連絡した前記
    制御装置に、前記入賞検出信号に応じた賞品球の払出個
    数を累積して累積賞球指令数を算出する賞球指令数累積
    手段と、前記排出賞球検出手段の検出信号に応じた実排
    出賞球個数を前記累積賞球指令数から減じると共に、前
    記累積賞球指令数と前記実排出賞球個数との差分が所定
    数に達しているか否かを判別し、前記差分が前記所定数
    に達している場合に賞球異常と判別する賞球異常判別手
    段とを設けたことを特徴とするパチンコ球の払出装置に
    おける排出球異常判定装置。
  2. 【請求項2】 前記賞球異常判別手段が賞球異常を判別
    した場合に、前記排出賞球検出手段を連絡した制御装置
    に賞球異常を報知する賞球異常報知手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のパチンコ球の払出装置にお
    ける排出球異常判定装置。
  3. 【請求項3】 前記排出賞球検出手段を前記払出制御装
    置に連絡する一方、前記払出制御装置に、前記賞球コマ
    ンドに応じて前記球排出装置を動作制御した場合、前記
    球排出装置の動作制御の開始時点から終了時点までの間
    に、前記排出賞球検出手段からの検出信号が全く検出さ
    れない場合に、前記球排出装置の排出動作を停止する異
    常停止制御手段と賞球排出異常を報知する賞球排出異常
    報知手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    パチンコ球の払出装置における排出球異常判定装置。
  4. 【請求項4】 前記賞球異常判別手段が、前記実排出賞
    球個数が前記累積賞球指令数を上回り、かつ前記累積賞
    球指令数と前記実排出賞球個数との差分が前記所定数に
    達している場合に、賞球異常と判別することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1つに記載のパチンコ球の
    払出装置における排出球異常判定装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置に前記排出賞球検出手段か
    らの検出信号によりリセットされるタイマ手段を設け、
    前記賞球異常判別手段が、前記累積賞球指令数が前記実
    排出賞球個数を上回り、かつ前記累積賞球指令数と前記
    実排出賞球個数との差分が前記所定数に達している場合
    に、前記タイマ手段をセットし、該タイマ手段がリセッ
    トされずにタイムアウトした場合に、賞球異常と判別す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記
    載のパチンコ球の払出装置における排出球異常判定装
    置。
  6. 【請求項6】 貸球指令を送信するカードユニットが前
    記払出制御装置に連絡され、前記払出制御装置が、前記
    貸球指令に応じた払出個数のパチンコ球を排出するよう
    に前記球排出装置を動作制御するものであって、前記貸
    球指令に対応して前記球排出装置が排出したパチンコ球
    を誘導する貸球排出路と、該貸球排出路に排出されたパ
    チンコ球を1球毎に直接的に検出する排出貸球検出手段
    とを設け、該排出貸球検出手段を前記払出制御装置に連
    絡する一方、前記払出制御装置に、前記貸球指令に応じ
    た貸球の払出個数を累積して累積貸球指令数を算出する
    貸球指令数累積手段と、前記排出貸球検出手段の検出信
    号に応じた実排出貸球個数を前記累積貸球指令数から減
    じると共に、前記累積貸球指令数と前記実排出貸球個数
    との差分が所定数に達しているか否かを判別し、前記実
    排出貸球個数が前記累積貸球指令数を上回り、かつ前記
    差分が前記所定数に達している場合に貸球異常と判別す
    る貸球異常判別手段とを設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のパチンコ球の払出装置における排出球異常判
    定装置。
  7. 【請求項7】 前記貸球異常判別手段が貸球異常を判別
    した場合に、前記払出制御装置が前記カードユニットと
    の通信を停止すると共に、貸球異常を報知することを特
    徴とする請求項6に記載のパチンコ球の払出装置におけ
    る排出球異常判定装置。
  8. 【請求項8】 前記払出制御装置に、前記貸球要求に応
    じて前記球排出装置を動作制御した場合、前記球排出装
    置の動作制御の開始時点から終了時点までの間に、前記
    排出貸球検出手段からの検出信号が全く検出されない場
    合に、前記球排出装置の排出動作を停止する異常停止制
    御手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載のパチ
    ンコ球の払出装置における排出球異常判定装置。
  9. 【請求項9】 前記異常停止制御手段が前記球排出装置
    の排出動作を停止した場合に、前記払出制御装置が前記
    カードユニットとの通信を停止すると共に、貸球異常を
    報知することを特徴とする請求項8に記載のパチンコ球
    の払出装置における排出球異常判定装置。
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