JP2006255208A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機において、賞球払出時の異常検出の適正化を図る。
【解決手段】 入賞口への入賞時に賞球を払い出す遊技機において、賞球の払出時には、実際に払い出された賞球数を近接センサなどで構成された計数スイッチによって計数する。この計数結果が本来払い出されるべき賞球数に満たない場合には、リトライと称し、再度、不足分の払出しを実行する。このリトライ回数が判定値Lrt(初期値5)以上となると払出のエラーと判定される。また、払出モータが回転しているにも関わらず計数スイッチによる出力が得られないという異常の発生回数が判定値Ns(初期値30)以上となった場合も同様に払出のエラーと判定される。払出制御基板は、この判定値Lrt、Nsを、エラー発生の履歴に基づいて変動させる。こうすることにより、払い出された賞球の誤差を抑制しつつエラーの監視を行うことが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は入賞時に賞球を払い出す遊技機における賞球払出の制御に関する。
パチンコ機その他の遊技機は、入賞時に所定数の賞球を払い出すようになっている。払出の制御は、主制御基板と払出制御基板の連携によって実現される。まず、主制御基板は、遊技球の入賞を検出すると、払出制御基板にコマンドを送出して、払い出すべき賞球数を指示する。払出制御基板は、指示された数を、未払出カウンタに記憶し、このカウンタ値に基づいて払出機構に駆動信号を出力する。払出機構がステッピングモータを用いて構成されている場合には、駆動信号はステッピングモータを駆動するパルスとなる。賞球の払出通路には、近接スイッチなどによって賞球の通過を検出するセンサ(以下、「計数スイッチ」と呼ぶ)が設けられている。払出制御基板は、計数スイッチの出力によって、実際に払い出された賞球数を計数し、実球カウンタに保持する。こうして、未払出カウンタの値と実球カウンタの値の差分が0となると賞球の払い出しは完了する。賞球数の制御は、上述の態様の他、払い出されるべき賞球数の累積値と、払い出された賞球数の累積値を比較する方法もある(特許文献1参照)。
払い出される賞球数は、必ずしも払出機構に指示した賞球数と一致するとは限らない。払出機構に賞球がかみ込んだり、払出通路で賞球が詰まったりして、正常に払出が行われない場合や、計数スイッチの故障などによって実際に賞球が払い出されているにも関わらず計数されない場合がある。払出機構が払出動作を終えたにも関わらず払い出された賞球数が払い出すべき数に満たない場合には、払出制御基板は、不足分を払い出すための駆動信号を払出機構に再度出力する。この動作をリトライと呼ぶ(特許文献1参照)。
特開2000−317104号公報
従来、遊技機は、計数スイッチの故障や球詰まりなどの不具合が生じると、エラー発生と判断して、払出制御を停止し、エラーを報知していた。エラー発生と判断されるための条件としては、例えば、リトライ数が所定値以上となること、払い出された賞球数と払い出すべき賞球数との差違が所定値以上となること(特許文献1参照)などの条件が用いられていた。また、払出機構が動作しているにも関わらず所定期間継続して計数スイッチの検出結果が得られない状態が続いた場合も、エラー発生と判断されていた。この判断は、計数スイッチの検出結果が得られる度に初期値にリセットされる一種のウォッチドッグタイマを用いることにより行うことができる。
これらの条件では、上述の不具合が生じてからある程度の期間を経た後にエラー発生と判断されることになる。この期間は、本来払い出されるべき賞球数よりも過多か過小な払出しが行われている可能性がある。かかる観点からは、エラー発生と判断されるまでの期間は短い方が好ましいことになる。エラー発生と判断されやすいように条件を設定することで、この期間を短縮することは可能であるが、この場合は、エラーと呼べない程度の偶発的な支障によって頻繁にエラー報知がなされるという別の課題を招く恐れがある。本発明は、こうした課題に鑑み、エラー発生の判断時期の適正化を図ることを目的とする。
本発明は、入賞時に所定数の賞球の払出を行う遊技機を対象とする。遊技機には、例えば、パチンコ機や回胴式遊技機などが含まれる。本明細書における賞球または遊技球などの用語は、球体に限られるものではなく、コイン状のものなど、遊技機に使用される種々の媒体を含んでいる。本発明の遊技機は、入賞時に賞球を払い出すための払出機構を有しており、この払出機構によって払い出された賞球の数を検出する排出球検出部を有している。排出球検出部としては、例えば、近接センサ、光学センサなどを利用した機構を利用可能である。遊技機に設けられた払出制御部は、排出球検出部による検出結果を用いて、所定数の払出を行うよう払出機構を制御する。
本発明の遊技機には、排出球検出部による検出結果に基づき、払出機構の異常を判定する異常判定部が設けられている。遊技機は、この異常の判定結果の履歴を保持可能である。異常判定部は、この履歴に基づき、異常を判定するための判定条件を変更する。本発明では、異常判定のための条件を、画一的な条件ではなく、履歴に応じて変化させることができる。従って、不具合が生じてから異常と判定されるまでの期間を、履歴に応じて調整することができる。
本発明において、異常の判定は種々の条件によって行うことができる。例えば、払出機構の制御中、排出球検出部による検出結果が所定期間得られない場合に異常と判定するようにしてもよい。また、払い出されるべき賞球の所定数と排出球検出部による検出結果との差違の絶対値が所定値以上の場合に、異常と判定するようにしてもよい。
遊技機における払出制御は、所定数分の賞球を払い出すための駆動信号を払出機構に送出して駆動したものの、排出球検出部による検出結果が所定数に満たないと判定された場合には、不足分を排出するよう払出機構を再稼働(以下、「リトライ」と称する)させる態様を適用することもできる。かかる制御を適用する場合には、再稼働の履歴を保持しておき、再稼働の累積数が所定値以上となった場合に、異常と判定するようにしてもよい。
上述したいずれの態様で異常判定を行うかに関わらず、異常判定部は、異常が検出された後は、異常が判定されやすくなるよう判定条件を変更(以下、かかる変更を「判定条件を厳しくする」または「厳格化」と呼ぶ)することが好ましい。一般に異常が検出された遊技機は、その後も再度、異常が検出される可能性が高い。従って、上述の態様で判定条件を変更することにより、異常が生じるおそれが高い遊技機ほど厳しく監視するという適正な監視状態を実現することができる。
このように判定条件を変更した後、払出機構が正常であることを示す所定の正常条件が成立した場合には、異常が判定され難くなるよう判定条件を再度変更(以下、かかる変更を「判定条件を緩める」または「緩和」と呼ぶ)してもよい。これは、異常が検出された後の対処によって異常の発生原因が解消した場合には、異常の監視を緩めることを意味する。仮に、判定条件を緩和しない場合には、偶発的な不具合を過度に検出し、遊技機が頻繁に停止しやすくなるという弊害を招くおそれがあるが、上述の態様によれば、こうした弊害を回避することが可能となる。
判定条件を緩和するために、遊技機が正常であると判断するための条件(以下、「正常条件」と呼ぶ)は任意に設定可能であり、例えば、異常が検出されることなく所定期間経過したという条件とすることができる。所定期間は、実時間で規定してもよいし、繰り返し実行される制御処理の繰り返し数で規定してもよい。また、「排出球検出部から正常な出力が得られるまで」などの条件で規定してもよい。
本発明では、払出機構に備えられた可動部の動作が検出されていない場合には、判定条件の変更を禁止するようにしてもよい。かかる場合には、排出球検出部や排出用の通路詰まりなどの不具合ではないため、判定条件の変更による効果は少ないからである。
以上で説明した通り、本発明の制御では、異常判定の履歴を活用するため、遊技機の電源が切断された場合でも、履歴を保持可能としておくことが好ましい。これを実現するための構成として、遊技機は、電源の切断を予測し、異常の判定に用いられる情報および履歴を、電源が切断された後も保持可能な状態に退避可能な構成することが好ましい。例えば、RAM上に情報を保持する場合には、バックアップ電源によってRAMに電力を供給し続ける構成とすることができる。異常の判定に用いられる情報としては、例えば、未払出カウンタやリトライ回数などの情報が含まれる。
本発明は、払出機構に賞球を払い出すための複数の系統が設けられている遊技機にも適用可能である。この場合は、排出球検出部を系統ごとに設け、系統ごとに異常の判定を行うようにすることが好ましい。複数系統が存在する場合、その一部の系統にのみ異常が発生している場合がある。異常の発生を系統ごとに個別に判定するようにしておけば、このように一部の系統にのみ発生した異常も適格に検出することが可能となる。
本発明は、上述した種々の特徴を必ずしも全て備えている必要はなく、一部を省略したり、適宜組み合わせて適用したりしてもよい。また、本発明は、遊技機としての態様の他、遊技機における払出機構の異常判定方法として構成してもよい。また、異常判定方法を実現するためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記録した記録媒体として構成することもできる。この場合の記録媒体には、例えば、記録媒体としては、ROMカートリッジ、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体が含まれる。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。本実施例では、パチンコ機としての構成を例示するが、本発明は、これに限らず回胴式遊技機など種々の遊技機に適用可能である。
A.装置構成:
B.払出制御概要:
C.異常検出処理概要:
D.払出制御処理:
D1.電源断発生時処理:
D2.電源投入時処理:
D3.計数処理:
E.変形例:
E1.計数スイッチの有効/無効の切り換え:
E2.エラー判定:
A.装置構成:
図1は遊技機10の背面の構造を示す説明図である。実施例としての遊技機10は、遊技球を発射し、遊技盤面上に設けられた入賞口に入賞すると、賞球の払出しを受けることができる装置である。図の中央領域11の表部分には、遊技盤が取り付けられている。遊技盤の背面には、主制御基板、サブ制御基板などの各種制御基板や遊技球の通路などが設けられているが、図示を省略した。
遊技機10には、遊技球を払出すための払出機構250が設けられている。払出機構250の動作は、遊技機下部に設けられた払出制御基板200によって制御される。払出用の遊技球は、上部の球タンク240に貯えられており、タンクレール241を通って払出機構250に供給される。払出機構250は、この遊技球を計数しながら、遊技機前面の下部に設けられた受け皿に指定された数だけ払出す。
図2は払出機構250の構造を示す説明図である。図2(a)は払出機構250の下部の内部構造を示す斜視図である。本実施例の払出機構250は、遊技球258を手前と奥の2条で払出すよう構成されている。払出機構250は、ステッピングモータで構成された払出モータ251によって駆動される。払出モータ251の回転軸には、スプロケット253が取り付けられている。スプロケット253には、外周部分に遊技球を受ける凹部が手前、奥の条ごとに120°間隔で3カ所ずつ設けられている。遊技球の排出部分には、遊技球を検出するための計数スイッチ256、257が設けられている。本実施例では、計数スイッチ256、257は近接スイッチで構成したが、光学センサを用いてもよい。
図2(b)は払出モータ251近傍の構造を示す正面図である。払出モータ251の回転軸には、先端にスプロケット253が取り付けられており、根元付近に回転板252が取り付けられている。回転板252には、周囲に60°間隔で6カ所のスリットが設けられている。そして、払出機構250内に設けられた賞球ケース内基板255には、このスリットを挟むようにして、フォトセンサ254が固定されている。フォトセンサ254は、払出モータ251が回転している時、スリットの通過を検出する。これによって、払出モータ251の回転角を検知することができる。
図2(c)は賞球払出の状況を示す説明図である。横軸は払出モータ251の回転角を表している。上述の通り、払出モータ251が回転すると、スプロケット253に設けられた凹部によって遊技球が一つずつ運び出され、計数スイッチ256、257を通過して排出される。凹部は条ごとに120°間隔で3個ずつ設けられている。従って、手前側、奥側の各条から、120°ごとに1個ずつ遊技球が排出されることになる。図2(c)中のハッチングで示した部分が、遊技球の排出タイミングを表している。各条の排出タイミングは相対的に60°ずらしてあるため、払出モータ251が60°回転する度に、手前側、奥側のいずれかから、遊技球が1つずつ排出されることになる。
図3は遊技機10の制御関連のハードウェア構成を示すブロック図である。遊技機10は、主制御基板100、払出制御基板200、サブ制御基板300などの各制御基板の分散処理によって制御される。各制御基板は、内部にCPU、RAM、ROMなどを備えたマイクロコンピュータとして構成されており、ROMに記録されたプログラムに従って種々の制御処理を実現する。
遊技機10では、種々の不正を防止するため、主制御基板100への外部からの入力が制限されている。主制御基板100とサブ制御基板300とは単方向のパラレル電気信号で接続されており、主制御基板100と払出制御基板200とは、制御処理の必要上、双方向のシリアル電気信号で接続されている。払出制御基板200、サブ制御基板300は、それぞれ主制御基板100からのコマンドに応じて動作する。
遊技機10は、主制御基板100の制御に基づいて、遊技盤面に設けられた入賞口に遊技球が入ると、賞球を払出し、乱数に基づく当たり/はずれの判定を行うとともに、当たりと判定された場合には、遊技盤面に設けられた大入賞口を規定期間だけ解放するよう動作する。遊技時にかかる動作を実現するため、主制御基板100には、入賞口への球の入賞を検出する入賞検出器101の検出結果が入力されている。また、主制御基板100からは、大入賞口を解放するための大入賞口ソレノイド102の制御信号が出力される。
その他の遊技時における各動作の制御は、払出制御基板200、サブ制御基板300を介して行われる。払出制御基板200は、遊技中の遊技球の発射および払出しを次の手順で制御する。遊技球の発射は、直接的には発射制御基板202によって制御される。即ち、遊技者が、遊技盤面に設けられた発射ハンドル201を操作すると、発射制御基板202は、発射モータ203を制御し、遊技球を発射する。払出制御基板200は、発射制御基板202に対して、発射可否の制御信号を送出することで、間接的に遊技球の発射を制御する。
入賞した旨のコマンドを主制御基板100から受信すると、払出制御基板200は、払出モータ251を制御し、球数をカウントしながら規定数の賞球を払出す。払出制御基板200は、払出し用に貯えられた球の不足の有無を球切れスイッチ210によって検出可能である。
サブ制御基板300は、音声、表示、ランプ点灯などの演出を制御する。これらの演出は、通常時、入賞時、大当たり時など、遊技中のステータスに応じて変化する。主制御基板100から、各ステータスに応じた演出用のコマンド(以下、「遊技コマンド」と呼ぶ)が送信されると、サブ制御基板300は、各コマンドに対応したプログラムを起動して、主制御基板100から指示された演出を実現する。サブ制御基板300は、主制御基板100からコマンドを受信し、順次実行する。
サブ制御基板300はスピーカ350を直接制御する。表示制御基板360は、CPU、RAM、ROMを搭載しており、このCPUの制御下でVDP(Video Display Processor)を駆動して、液晶表示装置(以下、「LCD」と呼ぶ)361に表示する図柄を生成、記憶させ、LCD361の各セルを駆動制御して所望の図柄を表示させる。サブ制御基板300はこの他、遊技盤面に設けられたパネル装飾ランプ371、遊技盤の枠に設けられた枠装飾ランプ376を制御する。サブ制御基板300は、信号分配用の基板であるランプ中継基板370、375を介して、これらのランプ371、376と接続されており、各ランプを個別に点滅させることができる。
電源制御基板400は、これらの基板その他への電力の供給を行う。電力供給回路404は、外部電源から供給用の電力を生成する回路である。本実施例では、5V、12V、24V、34Vの各電圧で電力を供給する。これらの電力によって、各制御装置、大入賞口ソレノイド102、払出しモータ251等が駆動される。図の煩雑化を回避するため、電力の供給線は図示を省略した。
バックアップ電源回路406は、交流を直流に変換した後に平滑化するための平滑コンデンサ、および電気二重層コンデンサ等から構成される回路であり、外部電源の切断時および停電時(以下、「電源切断時」と総称する)に、遊技機の各部へ一定期間電力を供給する。前者のコンデンサは、直流の平滑化の他、電源切断時の電源断発生時処理が完了するまでの各制御基板の動作確保に使用される。後者の電気二重層コンデンサは、電源切断後数日間のRAMの記憶内容保持に使用される。
停電監視回路402は、電力供給回路404の出力電圧を監視する回路である。電力供給回路404からの出力電圧が、所定値よりも低下した場合には電源が切断されたものと判断し、停電予告信号を払出制御基板200に出力する。停電予告信号は、更に、払出制御基板200から主制御基板100に伝達される。この信号は、直接、電力供給回路404から主制御基板100に出力されるようにしてもよい。払出制御基板200および主制御基板100は、停電予告信号を受けると、後述する電源断発生時処理を実行する。この間の停電電圧の低下は、バックアップ電源回路406の平滑コンデンサの電力によって補償される。
以上で説明したハードウェア構成は、遊技機の一例である。各ハードウェアモジュールの接続先は、図示した例に限らず種々の構成を採ることが可能である。また、遊技機に要求される機能に応じて、図示したハードウェアモジュールの一部を省略した構成、別個のハードウェアモジュールを追加した構成を採ってもよい。
B.払出制御概要:
先に説明した通り、遊技中に入賞が生じると、主制御基板100は払出制御基板200にコマンドを送出して、賞球の払い出しを指示する。遊技球の払出しは、この他、遊技開始時の遊技球の貸出し時にも行われる。本実施例では、払い出されるべき賞球数は入賞した入賞口に応じて15個、7個、3個の3通りに規定されており、貸出し時は25個と規定されている。払出制御基板200は、このコマンドによって指示された数の遊技球を払い出す。以下では、入賞時の払出を例にとって、遊技球の払出制御について詳細を説明する。遊技球の貸出時も同様の制御処理が実行されている。
図4は実施例としての払出制御の概要を示す説明図である。本実施例では、払出制御に関連するパラメータとして、未払出カウンタ、モータカウンタ、実球カウンタの3種類を用いる。これらのパラメータは、払出制御基板200のRAM上の予め決められた領域に保持されている。
未払出カウンタとは、遊技機10が払出すべき遊技球の残数を表す変数である。モータカウンタは、払出モータ251を60°単位で何回、回転させるかを表している。本実施例では、図2(c)で示した通り、60°回転する度に遊技球が一つ排出されるため、モータカウンタは払出機構250が正常に動作していれば払い出されるはずの遊技球数に相当する。以下、遊技球1個の払出しに相当する回転、即ち60°の回転を「1カウント」と称する。本実施例では、先に説明した通り、払出モータ251は96ステップで1回転するステッピングモータで構成されている。従って、1カウントは16ステップ分の回転に相当する。実球カウンタは、計数スイッチ256、257で検出された遊技球数の累計値である。この値は、払出機構250から実際に排出された遊技球数を表すことになる。本実施例では、後述する通り、実球カウンタは払出制御中に適宜、クリアされる。
図4には、これらのパラメータの時間変化を例示した。遊技中の時刻t11において、払出制御基板200が主制御基板100から15個の賞球払出コマンドを受信したとする。払出制御基板200は未払出カウンタに値15を設定する。そして、モータカウンタに、未払出カウンタと同値(この場合は15)を設定する。モータカウンタが設定されると、払出モータ251が駆動され、60°単位で15カウント回転する。モータカウンタは、1カウント回転するごとに、値1ずつ減じられる。この処理は、本実施例では、フォトセンサ254からの検出信号を受けるごとに値1ずつ減じることで実現した。払出モータ251に16ステップ分のパルス数を送出するごとに値1ずつ減じる方法で実現することもできる。モータカウンタが値0となると、払出モータ251は回転を停止する。
払出モータ251の駆動によって、賞球が順次排出される。従って、払出モータ251の回転から計数スイッチ256、257を通過するまでの若干のタイムラグdtを経た時刻t12から、実球カウンタは値1ずつ増加する。払出制御基板200は、払出モータ251の回転が停止した後の時刻t13において、未払出カウンタと実球カウンタの差分を求め、未払出カウンタの値をこの差分値に更新する。正常に払出が行われた場合は、差分値が0となる。また、併せて実球カウンタの値をクリアする。
時刻t14において払出のコマンドを受信したとすると、同様の制御処理が開始される。ここで、払出モータ251が15カウント回転したにもかかわらず、計数スイッチ256、257の故障または払出機構250での球詰まりなどによって、実際に払い出された賞球は13個で留まったものとする。時刻t15において、この状態で差分を求めると、未払出カウンタは値2となる。この場合でも、実球カウンタ値はクリアする。
払出制御基板200は、上記差分を求めた後の時刻t16において、未払出カウンタに正値が残っているため、再度、これをモータカウンタに設定し、2個分の払出処理を実行する。この再処理を以下、リトライと呼ぶ。図の例では、リトライで正常に遊技球が排出され、時刻t17で実球カウンタが2個となっているため、払出制御基板200は払出処理を終了し、次の払出コマンドを待つ。リトライにも関わらず、正常に排出がされない場合には、更にリトライすることになる。
図中に、実球カウンタ値が過多となった例を示した。ノイズの影響などによって、実球カウンタ値が本来払い出されるべき賞球数よりも多い値になったとする。この場合、未払出カウンタと実球カウンタの差分値は、時刻t18に示すように負値となる。この状態で、15個の賞球の払出コマンドを受けると、未払出カウンタ値は、13個となり、本来の値に対する不足分ΔN(この例では2個)が生じる。この結果、遊技者に払い出される賞球数も本来の値よりも減ることになる。本実施例では、かかる弊害を回避するため、計数スイッチ256、257の有効/無効および未払出カウンタ自体に対する制限によって、未払出カウンタが負値とならないよう規制している。この規制については、払出制御処理の内容と併せて後述する。
C.異常検出処理概要:
図5は異常検出処理の概要を示す説明図である。払出制御時には、計数スイッチ256、257の故障や払出用の通路での球詰まりなどの異常が生じることがある。前者の故障では、払い出された賞球数を正確に検出できなくなるため、本来よりも多くの賞球が払い出される可能性がある。球詰まりの場合には、払い出された賞球数が、本来払い出されるべき賞球数に満たなくなるおそれがある。
本実施例では、これらの弊害を回避するため、図5に示す態様で、異常の検出処理を実行する。異常の検出は、計数スイッチ256、257の検出結果の監視、およびリトライ回数の監視の2通りで行う。図中には、計数スイッチ256、257での異常の発生回数を表す異常パラメータ(Ps)およびリトライ回数の時間変化を示した。
異常パラメータ(Ps)は、払出モータ251が回転しているにも関わらず、計数スイッチ256、257が連続してオンとならなかった(遊技球の排出を検出できなかった)回数を表すパラメータである。かかる異常は、計数スイッチ256、257が故障している場合、および球詰まりの双方で生じ得る。図中の時刻0でこれらの異常が発生し、払出モータ251が回転しているにも関わらず、遊技球が検出できなかったとする。この場合、異常パラメータPsは、払出モータ251が1カウント回転するごとに積算される。本実施例では、異常パラメータPsの上限を表す判定値Nsを30と設定している。時刻t21において、異常パラメータPsの値が判定値Nsに到達すると、払出制御基板200は異常が発生したと判断し、払出制御を停止するとともに、エラーを報知する。計数スイッチ256、257が故障している場合には、この時点で最大30個余分に賞球が払い出されている可能性がある。
本実施例では、エラーが発生すると、次のエラーを速やかに検出するため、判定値を30から10に減ずる。この状態で、上記エラーに対する処置がなされ遊技を再開した後、再び異常パラメータPsが増大し始めたとすると、次は時刻t22でエラーと判定されることになる。計数スイッチ256、257の故障がエラーの原因であるとすると、この時点では最大10個余分に賞球が払い出されている可能性がある。このように判定値を低減することによって、エラーと判定されるまでに払い出される賞球の誤差を抑制することができる利点がある。
払出制御基板200は、リトライについても同様の処理を行って異常を判定する。つまり、払出制御基板200はリトライの回数を積算し、この積算値が予め設定された判定値Lrtに到達した時刻t23の時点で、エラーが発生したと判定する。本実施例では、判定値Lrtは値5に設定した。エラーが発生した後は、リトライの判定値Lrtも値5から値3に減ぜられる。この結果、次からはリトライ回数が3に到達した時刻t25においてエラー発生と判定されることになる。
本実施例では、このように異常判定に用いる判定値をエラー発生の履歴に応じて低減する。また、エラーへの対処が行われた後、遊技機が正常と判断されれば、再び判定値を元に戻す。本実施例では、計数スイッチの異常およびリトライの異常のいずれも検出されない状態が、所定値Tres継続した時に正常と判断するものとした。例えば、図の例では、時刻t24以降、計数スイッチの異常は検出されていない。しかし、時刻t25の時点で、リトライ回数の異常が検出されている。従って、遊技機が正常と判断されるのは、時刻t25から時間Tresだけ経過した時刻t26となる。図示する通り、この時点で、判定値Ns、Lrt共に、初期の設定値に戻される。
判定値を戻すための条件は、種々の設定が可能であり、例えば、計数スイッチ、リトライ回数の異常を個別に評価するようにしてもよい。つまり、判定値Ns計数スイッチの異常については計数スイッチの異常が検出されないまま時刻t24から所定時間経過した時点で元の設定値に戻し、リトライ回数の判定値Lrtについては時刻t25から異常が検出されないまま所定時間経過した時点で元の設定値に戻すようにしてもよい。
判定値は必ずしも元の設定値に戻す必要はなく、低減された値を維持するものとしてもよい。ただし、低減された値を用いる場合は、異常と呼べない程度の偶発的な現象でエラーと判定される可能性が高くなる。判定値を元の設定値に戻すことには、こうした弊害を回避することができる利点がある。
図5の例では、判定値は2段階に変化させているが、更に多段階に変化させても構わない。判定値を3段階以上に変化させる場合、遊技機が正常と判断された時点で、判定値を初期の設定値に戻すようにしてもよいし、段階的に戻すようにしてもよい。
D.払出制御処理:
図6は払出制御処理のフローチャートである。図4、図5で説明した処理を含め、払出制御基板200が、賞球の払出を制御するための全体処理を示した。この処理は、払出制御基板200のCPU(以下、単に「CPU」と称する)によって、遊技機の電源投入をトリガとして実行される。電源投入時処理以降の処理は、所定のタイミングで行われる割込処理を契機に定期的に繰り返し実行されているが、ここでは便宜上、順次実行されるものとして説明する。
電源が投入されると、CPUはまず電源投入時処理を実行する(ステップS100)。電源投入時処理の内容については後述する。次に、CPUは払出制御用の各処理を繰り返し実行するループを開始する。このループ開始時には、CPUは、まず停電予告信号が検知されているか否かを判定する(ステップS200)。外部電源が停電したり、電源が切断されたりした場合などの電源切断時には電源制御基板400から停電予告信号が発信される。CPUは、停電予告信号を検知すると電源断発生時処理を実行する(ステップS300)。これは、電源が復旧した場合に(以下、「復電」と呼ぶ)、遊技機の動作を電源切断時の状態から再開するための処理である。処理内容は、後述するが、本実施例においては、図示する通り、電源断発生時処理は、割込処理ではなく、ループの開始直後に、停電予告信号の検知有無に応じて実行される分岐処理として主制御処理内に組み込まれている。
停電予告信号が検知されていない場合、CPUは主制御基板100からの払出コマンドを入力し(ステップS201)、払出コマンドがある場合には指定された賞球数を加えることで未払出カウンタを更新する(ステップS202)。CPUは、未払出カウンタが0または負値の場合には(ステップS203)、未払出カウンタを値0でクリアした後(ステップS204)、ステップS200以降を繰り返す。未払出カウンタをクリアすることにより、先に図4の時刻t18で示した弊害、即ち未払出カウンタが負値となることによって払い出される賞球数が過少となる弊害を回避することができる。もっとも、本実施例では、この処理は省略することも可能である。
未払出カウンタが正値の場合には(ステップS203)、以下で示す手順に従って賞球の払出しを実行する。まず、払出モータ251のモータカウンタに、未払出カウンタの値を設定する(ステップS205)。そして、このモータカウンタに応じたカウント数だけ、払出モータ251を回転駆動する(ステップS206)。
この処理と並行して、CPUは賞球の計数処理を実行する(ステップS400)。この処理は、後で詳述する通り、計数スイッチ256、257を用いて、排出された賞球数を求め、実球カウンタに保存する処理である。払出モータ251が停止すると、CPUは「未払出カウンタ−実球カウンタ」の差分値で、未払出カウンタを更新する(ステップS500)。また、実球カウンタは値0でクリアする(ステップS500)。
以後の処理について、説明の便宜上、まず賞球の払出が行われている間、一度も入賞が起きず、未払出カウンタの値が更新されなかった場合について説明する。このケースでは、賞球の払出が正常に行われている場合には、この時点で未払出カウンタは値0となっているはずである。未払出カウンタが更新されていないにも関わらず正値となっている場合には、払出に異常が生じていることを意味する。従って、CPUは未払出カウンタが正値、かつ未払出カウンタの更新がなされていない場合には(ステップS501、S502)、リトライが必要と判断し、ステップS205以降の処理を繰り返し実行する。また、リトライが行われたことでリトライ履歴を更新し、リトライの累積回数を増加する(ステップS503)。このリトライ履歴は、払出制御に必要なパラメータの一つとして、払出制御基板200のRAM上の所定領域に格納される。未払出カウンタが値0となると、CPUは正常に払出が完了したものと判断し、払出制御ループの先頭(ステップS200)に戻って、処理を繰り返す。
上記説明では、ステップS205以降で払出が行われている期間、未払出カウンタの値が更新されないものとしていた。図示した処理の各部分は並列的に実行することが可能である。例えば、払出を行っている間でも、入賞があると、主制御基板100からのコマンドを受信し、未払出カウンタの更新(ステップS202)が行われる。この場合、ステップS500で得られる差分値は正値となるため、ステップS501で「YES」と判断され、ステップS205以降を実行することになる。ただし、これは払出の異常によるものではないため、リトライ履歴に反映するのは適切ではない。従って、払出中に未払出カウンタが更新された場合には(ステップS502)、リトライ履歴の更新(ステップS503)をスキップさせるようにしている。
払出処理中(ステップS205〜S500の処理中)に、未払出カウンタ値の更新があったか否かの判断(ステップS502)は、種々の方法で行うことができる。例えば、このような更新の有無を示すフラグを設け、このフラグのオン・オフによって判断するようにしてもよい。また、未払出カウンタ値とは別に、払出制御用のカウンタ(「払出制御カウンタ」と称する)を設けるようにしてもよい。つまり、ステップS205で、払出制御カウンタに未払出カウンタ値をコピーし、ステップS500において、更に、「払出制御カウンタ←払出制御カウンタ値−実球カウンタ値」という処理も行う。そして、この払出制御カウンタ値が正値となっている(当然、未払出カウンタ値も正値となっている)場合には、未払出カウンタの更新がなされていないと判断し(ステップS502)、リトライ履歴を更新するのである。この他にも種々の方法で、未払出カウンタ値の更新の有無を判定し、リトライ履歴の更新に反映させることは可能である。
以下では、図6で示した各処理の具体的内容について、電源断発生時処理(ステップS300)、電源投入時処理(ステップS100)、計数処理(ステップS400)の順に説明する。
D1.電源断発生時処理:
図7は電源断発生時処理のフローチャートである。この処理が開始されると、CPUは、まず割込処理が実行されないよう、割込禁止設定を行う(ステップS302)。そして、RAMのチェックサムを算出し、RAM内の所定領域に保存する(ステップS304)。このチェックサムは、後述する通り、復電時に、停電前のRAMの内容が保持されているか否かをチェックするのに使用される。
次に、CPUは、RAMの所定領域に設けられたバックアップフラグに、電源断発生時処理が実行されたことを表す規定値を設定する(ステップS306)。以上の処理を終えると、CPUはRAMへのアクセスを禁止し(ステップS308)、無限ループに入って、電源切断に備える。この処理によって、払出制御処理に使用される種々のパラメータが保持されることになる。かかるパラメータには、未払出カウンタ、モータカウンタ、実球カウンタ、およびリトライ履歴や後述するエラー履歴が含まれる。
なお、この処理では、ごく短時間の停電など(以下、「瞬停」と呼ぶ)で電源電圧が不安定となることによって、電源断発生時処理が開始されてしまった場合に支障が生じることがある。かかる場合、実際には電源は停止されないため、図示した処理のみでは、無限ループから復帰することができなくなるおそれがあるからである。かかる弊害を回避するため、本実施例のCPUには、ウォッチドッグタイマが設けられており、所定時間、ウォッチドッグタイマが更新されないと、リセットがかかるよう構成されている。ウォッチドッグタイマは、正常に処理が行われている間は、定期的に更新されるが、電源断発生時処理に無限ループに入ると更新が行われなくなる。この結果、瞬停によって、電源断発生時処理に入り図7の無限ループに入った場合でも、所定時間経過後にリセットがかかり、電源投入時と同じプロセスで払出制御基板200を起動させることができる。
D2.電源投入時処理:
図8は電源投入時処理(「起動処理」または「ブート処理」と呼ぶこともある)のフローチャートである。払出制御処理(図6)のステップS100に相当する処理である。電源が投入されると、CPUは、まず割込モードの設定(ステップS101)、停電予告信号を一定時間監視(ステップS102)、RAMのアクセス許可(ステップS103)という電源投入後の規定の設定処理を実行する。
その後、スタックポインタに規定値Aを設定する(ステップS104)。スタックポインタは、CPUが主制御処理を実行するために必要となる種々の制御情報、例えば、サブルーチンからの戻りアドレスやレジスタの値の一時的保存に使用されるメモリ領域を表す値である。スタックポインタは、主制御処理の実行中には、上述の制御情報の量に応じて変動するが、少なくともループ(図6参照)の開始時(ステップS200を実行する直前)では、サブルーチンコールや割込処理が行われていないため、常に一定の値(この値が規定値Aとなる)となっている。従って、本実施例では、スタックポインタをバックアップするまでなく、一定の規定値Aを設定することで、遊技機を停電直前の状態に復旧させることができる。
次に、RAMクリアスイッチ、即ちRAMを強制的に初期化するためのスイッチがONとなっていなければ(ステップS105)、CPUはRAMのチェックサムを算出する(ステップS106)。そして、算出結果を、先に電源断発生時処理(図7)で保存したチェックサムと比較する。両者が一致している場合には、チェックサムは正常と判断する(ステップS107)。
チェックサムが正常であれば、CPUはバックアップフラグが正常か否か、即ち電源断発生時処理の設定値となっているか否かを判断する(ステップS108)。バックアップフラグが正常でない場合には、電源切断時の情報はRAMに保持されていないものと判断し、RAMの全てをクリアするとともに、初期設定を行う(ステップS120、S121)。この処理は、RAMクリアスイッチ110がONとなっている場合(ステップS105)およびチェックサムの値が異常である場合(ステップS107)にも同様に行われる。
バックアップフラグが正常値である場合には(ステップS108)、バックアップフラグをクリアし(ステップS110)、RAMの復電時処理を実行する(ステップS111)。遊技機を電源切断時の状態に復旧させるためには、CPUのレジスタも電源切断時の状態に復旧させる必要がある。本実施例の復電時処理では、この復旧のためにレジスタに設定されるべき値をRAM上の予め設定された領域にロードする。CPUは初期設定としてこの領域に格納された情報をレジスタに読み込むようプログラムされているため、上述のロードによってレジスタの値を復旧させることができる。CPUのレジスタの内容は、払出制御処理の実行中には変動するが、図6のループ開始時点(ステップS200の直前)では、サブルーチンコールや割込処理がなされていないため、常に一定値となる。従って、復電時処理(ステップS111)では、停電の発生タイミングに関わらず規定値を設定すれば足りる。
以上の処理を完了すると、CPUは周辺デバイスの初期設定を実行し(ステップS130)、割込許可の設定を行って(ステップS131)、電源投入時処理を終了する。図6に示した通り、この後、払出制御用のループが開始されることになる。復電時には、電源投入時処理によって、停電時のスタックポインタおよびレジスタの状態が復旧されていることになるため、遊技機の動作も停電時の状態から再開されることになる。
例えば、払出制御中に電源が切断された場合、上述の処理によって、電源切断時の未払出カウンタの値が復旧する。この結果、主制御基板100から払出コマンドを受信していない状態であっても、未払出カウンタは正値となっている可能性がある。かかる場合には、先に示した図6の処理に従って、遊技球の払出が行われることになる。
D3.計数処理:
図9は計数処理のフローチャートである。図6のステップS400に相当する処理である。この処理では、払出制御基板200のCPUは、以下に示す手順で、計数スイッチ256、257を通過する遊技球の数を計数する。また、先に図5で示したように、計数スイッチの異常やリトライ回数に基づいて、払出のエラーの有無を判定する。
計数処理が開始されると、CPUは判定値Lrt、Nsを読み込む(ステップS401)。先に図5で説明した通り、判定値Lrtはリトライ回数に基づいて払出のエラー発生の判定に用いられる値であり、初期値は5に設定されている。判定値Nsは計数センサの異常発生回数に基づいて払出のエラー発生の判定に用いられる値であり、初期値は30に設定されている。
CPUはリトライ回数が、上述の判定値Lrt以上となっている場合には(ステップS402)、エラー発生と判断して払出を停止するとともに、エラー時の処理としてエラー履歴の更新、エラー報知およびタイマリセットを行う(ステップS409)。エラー履歴の更新とは、リトライ回数に基づくエラーが発生した旨をエラー履歴として保存する処理である。エラー報知は、遊技機のランプの点灯や音声発生などによって、係員にエラー発生を知らせる処理である。タイマリセットとは、エラーが発生しない状態での経過時間を計測するタイマをリセットする処理である。先に図5で示した通り、本実施例では、判定値Lrt、Nsは、エラーの発生状況に応じて変動するが、エラーが発生することなく時間Tresだけ経過すると初期設定値に戻される。タイマは、この時間Tresの経過を計測するためのものであり、エラー発生時には上述の通りリセットされる。判定値を元に戻す処理を行わない場合には、タイマのリセットは省略してもよい。
リトライ回数が判定値Lrtに満たない場合には(ステップS402)、計数スイッチ256、257による計数を開始する。CPUは計数スイッチ256、257の異常を判定するためのパラメータ(「異常パラメータ」と呼ぶ)Psに初期値として判定値Nsを設定する(ステップS403)。このPsの値が0になると、エラー発生と判定されることになる(ステップS404)。当然、判定値Nsが設定された直後では、エラーと判定されることなく、次の処理に移行する。
CPUは回転角センサ(図2のフォトセンサ254を意味する)で払出モータ251の回転が検出されているか否かを判定する(ステップS405)。回転が検出されている場合には、回転に応じて異常パラメータPsの値を1ずつ減算する(ステップS406)。次に、計数スイッチ256、257がオン、即ち遊技球の通過を検出したか否かを判定する(ステップS407)。計数スイッチ256、257がオンとなっている場合には、実球カウンタ値を1ずつ増加することで更新する(ステップS408)。この場合には、払出は正常と判断されるため、異常パラメータPsの値を判定値Nsにリセットする(ステップS403)。
一方、払出モータ251の回転が検出されているにもかかわらず、計数スイッチ256、257がオンとならない時は(ステップS407)、実球カウンタを更新することなく、再度、ステップS404以降の処理を実行する。この場合には、払出に異常が発生していると考えられるため、異常パラメータPsのリセットも行わない。かかる処理の結果、払出モータ251が回転しているにも関わらず、計数スイッチ256、257がオンとならない状態が継続すると、異常パラメータPsの値は順次減少し、いずれは値0となる。この時点で、CPUはエラー発生と判定し(ステップS404)、払出を停止するとともに、エラー時の処理としてエラー履歴の更新、エラー報知およびタイマリセットを行う(ステップS409)。
本実施例の遊技機は、2つの計数スイッチ256、257を備えている。従って、本実施例では、計数スイッチ256、257にそれぞれ対応させて2つの異常パラメータPsを用意し、エラー判定(ステップS404)も個別に行うようにした。こうすることによって、計数スイッチ256、257のいずれか一方でスイッチの故障や球詰まりなどの支障が生じた場合、他方での払出が正常であったとしても、エラー判定がなされることになる。
エラー時の処理が完了した後(ステップS409)、および払出モータ251の回転が検出されなくなった後(ステップS405)には、CPUは判定値の更新を行う(ステップS410)。エラーが発生した後は、先に図5で示した通り、次回以降のエラーが検出されやすくなるように判定値を変更する。例えば、リトライ回数の異常によってエラー判定がなされた場合には、リトライ回数用の判定値Lrtを値3に低減する。異常パラメータPsに基づいてエラー判定がなされた場合には、判定値Nsを値10に低減する。また、異常が検出されないまま、タイマ値が時間Tres以上となった場合には、上述の判定値Lrt、Nsはそれぞれ初期値5、30に戻される。
エラーが発生した場合には、払出しが停止されるとともに、エラーが報知され(ステップS409)、係員によってエラー解除操作が行われる。本実施例では、払出制御基板に設けられたエラー解除スイッチを操作することによって、エラー情報がリセットされるようになっている。エラー判定に用いられるリトライ回数の累積値がクリアされ、異常パラメータPsは判定値Nsで初期化される(ステップS403に相当)。この他、払出しの停止を示すフラグなど、エラー状態であることを示す制御情報があれば、これらの値もクリアされる。払出制御基板は、エラー解除操作によって、再び賞球の払出制御を実行する。
本実施例では、上述の通り、エラーの履歴に基づき判定値を変動させている。従って、エラー解除操作が行われた場合でも、少なくとも判定値Lrt、Nsは更新後の値が保持される。こうすることで、エラー解除操作後は、エラーの判定条件が厳しく設定されていることになるから、エラー解除後に再度エラー判定される可能性が高くなる。エラー解除操作時に、エラー発生の異常原因が取り除かれていない場合には、遊技再開後、すぐにエラーが検出可能となる。係員は、しばらくその場に待機していれば、異常原因が取り除かれていないことが比較的容易に確認できるようになるため、エラーへの対処を速やかに行うことができるようになる。
以上で説明した本実施例の遊技機では、計数処理(図6のステップS400)の時にのみ計数スイッチ256、257の検出結果を有効化している(図9のステップS407)。こうすることによって、遊技機は、賞球の払出しとは無関係の時期に遊技球の払出しを誤検出することによる弊害を抑制することができる。例えば、かかる誤検出によって、未払出カウンタ値が負値となり、実際に遊技者に払い出される賞球数が本来払い出されるべき数よりも少なくなるといった弊害を回避することができる。
また、本実施例の遊技機では、リトライ回数や計数スイッチの検出結果に基づくエラー判定を行う際に、その判定値をエラー発生履歴に基づいて変動させている(図5および図9のステップS410参照)。具体的には、エラー発生後にはエラー判定がされやすいように判定値を低減している。このように判定値を変更することによって、エラーを速やかに検出することが可能となるため、実際に払い出される賞球と本来払い出されるべき賞球との誤差を抑制することができる。また、実施例では、エラー判定がなされないまま所定期間経過した場合には判定値を初期値に戻すようにしている。こうすることによって、異常と呼べない程度の偶発的な支障によって頻繁に払出が停止してしまうという不具合が生じることを回避することができる。
E.変形例:
E1.計数スイッチの有効/無効の切り換え:
本実施例で説明した払出制御には、種々の変形例が適用可能である。計数スイッチの有効/無効の切り換えに関する変形例について説明する。実施例では、計数処理においてのみ計数スイッチ256、257の出力を監視し、有効化する例を示した(図9のステップS407)。併せて、実施例の処理では、未払出カウンタのリセットを行う例を示した(図6のステップS204)。未払出カウンタが負値となるのは、例えば、先に図4のt18で示したように、計数スイッチ256、257の出力が誤検出された後、図6のステップS500の演算(未払出カウンタ値−実球カウンタ値)が行われることによって生じる。上述のリセット(ステップS204)は、このように生じた未払出カウンタ値を強制的に0とすることで、未払出カウンタの負値が以後の払出処理に影響を与えないようにする処理である。つまり、上述のリセットは、未払出カウンタの値が0以下となる時には、計数スイッチ256、257の出力を実質的に無視するという意味で、計数スイッチ256、257の無効化に相当する。実施例では、上述の2つの無効化を併用しているが、いずれか一方の処理を省略することも可能である。また、未払出カウンタのリセットに代えて、または未払出カウンタのリセットと併せて、図6のステップS204において、実球カウンタをリセットするようにしてもよい。
実施例では、未払出カウンタが0以下となると(図6のステップS501)、計数処理(ステップS400)が行われなくなるため、計数スイッチは再び無効化されることになる。払出制御処理においては、図6のステップS500の処理を省略し、実球カウンタの値を未払出カウンタの値に反映させない態様を採ることもできる。かかる場合には、実球カウンタの値が、未払出カウンタの初期値、即ち払出制御を開始する時点での値を超えることをトリガとして、計数スイッチを無効化するようにしてもよい。計数スイッチの無効化は、上述した種々の条件が成立した直後に行う他、条件が成立してから一定の期間経過するのを待ってから行うようにしてもよい。
実施例では、未払出カウンタは、直接に数値を表すパラメータとして説明した。本実施例のように、払い出すべき賞球数が数通りに限られているような場合には、25個、15個、7個、3個の各払出数を、モードA、B、C、Dのようにコード化することができる。この場合、各モードを実行すべき回数を未払出カウンタに保存するようにし、間接的に払い出すべき賞球数を表すようにしてもよい。この場合には、未払出カウンタが間接的に示す賞球数に基づいて、上述した計数スイッチの有効/無効を切り換えるための各条件を適用することが可能である。
E2.エラー判定:
図10は変形例としての計数処理のフローチャートである。図9で説明した計数処理(図6のステップS400に相当する処理)の変形例に相当する。変形例では、異常パラメータPsを用いずにエラー判定を行う点で、実施例とは、計数時の異常の検出方法が相違する。
処理が開始されると図9のステップS401と同様、図6のステップS503で更新されるリトライ回数の履歴に基づいて異常を判定するための判定値Lrtを読み込み(ステップS420)、実施例と同様、リトライ回数が判定値Lrt以上であればエラー時の処理を実行する(ステップS421、S427)。この処理は、実施例と同様である(図9のS409参照)。
リトライ回数が判定値Lrtに満たない場合には(ステップS421)、計数スイッチ256、257による計数を開始する。具体的に、CPUは払出モータ251の回転が検出されている間(ステップS422)、計数スイッチ256、257を監視し、これらのスイッチがオンとなっている時は、それに応じて実球カウンタを更新して払い出された賞球数を計算する(ステップS424)。オンとなっていない時には、そのまま計数を継続する。
払出モータ251の回転が停止すると(ステップS422)、CPUは「未払出カウンタ−実球カウンタ」の絶対値を差分として求める(ステップS425)。そして、この差分が予め定められた所定値Thを超える場合には(ステップS426)、異常と判断し、エラー発生時の処理を実行する(ステップS427)。差分値がTh以下の時には、本来払い出されるべき賞球数と実際に払い出された賞球数との誤差が許容範囲内と判断されるため、エラー時の処理は行わない。CPUは、以上の処理を実行した後、実施例と同様、判定値を更新して(ステップS428)、変形例の計数処理を完了する。
変形例の処理によれば、異常パラメータを用いるまでなく簡易な処理で異常検出が可能であるという利点がある。また、払出モータ251が、未払出カウンタに基づいて設定されたカウント数だけ回転した時点で異常判定を行うため(ステップS422、425)、異常時でも賞球の払い出し過ぎを抑制することができる利点もある。
本実施例では、リトライ回数に基づく異常検出と計数スイッチ256、257の出力に基づく異常検出を併用している。計数スイッチ256、257の出力に基づく異常検出は、特に球詰まりによるエラーに有用である。リトライ回数による異常判定では、5回のリトライが行われるまでエラー判定がなされないのに対し、計数スイッチ256、257で遊技球が検出されないため、払出モータ251が30カウント駆動された時点、即ち最大でも30個分の賞球排出動作が行われた時点で速やかにエラー判定がなされるからである。
一方、リトライ回数による異常判定は、計数スイッチ256、257の故障に特に有用である。一例として、計数スイッチ256、257が数回に1回の割合で賞球の通過を検出するような不具合を生じている場合を考える。この場合、図9に示した異常パラメータは賞球の通過が検出された時点で、値0に至る前にリセットされることになり、計数スイッチ256、257の異常を検出できないおそれがある。しかし、計数スイッチ256、257が全賞球を計数していない場合には、リトライが行われることになるため(図6のステップS503)、リトライ回数に基づく異常検出によればエラー判定がなされることになる。
本実施例では、計数スイッチに基づく異常判定とリトライ回数に基づく異常判定を併用しているため、計数スイッチ256、257自体の不具合と、球詰まりによる不具合をそれぞれ精度良く検出することができる利点がある。ただし、これらの異常判定は必ずしも併用する必要はなく、いずれか一方を省略することも可能である。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。例えば、実施例においてソフトウェア的に示した処理は、それぞれハード的に実現しても構わない。
遊技機10の背面の構造を示す説明図である。 払出機構250の構造を示す説明図である。 遊技機10の制御関連のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例としての払出制御の概要を示す説明図である。 異常検出処理の概要を示す説明図である。 払出制御処理のフローチャートである。 電源断発生時処理のフローチャートである。 電源投入時処理のフローチャートである。 計数処理のフローチャートである。 変形例としての計数処理のフローチャートである。
符号の説明
10…遊技機
11…中央領域
100…主制御基板
101…入賞検出器
102…大入賞口ソレノイド
200…払出制御基板
201…発射ハンドル
202…発射制御基板
203…発射モータ
210…スイッチ
240…球タンク
241…タンクレール
250…払出機構
251…払出モータ
252…回転板
253…スプロケット
254…フォトセンサ
255…賞球ケース
256、257…計数スイッチ
258…遊技球
300…サブ制御基板
350…スピーカ
360…表示制御基板
361…LCD
370、375…ランプ中継基板
371…パネル装飾ランプ
376…枠装飾ランプ
400…電源制御基板
402…停電監視回路
404…電力供給回路
406…バックアップ電源回路

Claims (10)

  1. 入賞時に所定数の賞球の払出を行う遊技機であって、
    賞球を払い出すための払出機構と、
    前記払出機構によって、払い出された賞球の数を検出する排出球検出部と、
    前記排出球検出部による検出結果を用いて、前記所定数の払出を行うよう前記払出機構を制御する払出制御部と、
    前記検出結果に基づき、前記払出機構の異常を判定する異常判定部と、
    前記異常の判定結果の履歴を保持する履歴保持部とを有し、
    前記異常判定部は、前記履歴に基づき、前記異常を判定するための判定条件を変更する遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記異常判定部は、前記払出機構の制御中、前記排出球検出部による検出結果が所定期間得られない場合に、異常と判定する遊技機。
  3. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記異常判定部は、払い出されるべき所定数と前記排出球検出部による検出結果との差違の絶対値が所定値以上の場合に、異常と判定する遊技機。
  4. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記払出制御部は、
    払い出されるべき所定数分の賞球を払い出すための駆動信号を前記払出機構に送出して駆動する駆動制御部と、
    前記駆動の結果、前記排出球検出部による検出結果が、前記所定数に満たないと判定された場合には、不足分を新たな所定数として前記駆動制御部を再稼働させる再稼働制御部と、
    前記再稼働の履歴を保持する再稼働履歴保持部とを有し、
    前記異常判定部は、前記再稼働の累積数が所定値以上となった場合に、異常と判定する遊技機。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の遊技機であって、
    前記異常判定部は、前記異常が検出された後は、前記判定条件を厳しくする遊技機。
  6. 請求項5記載の遊技機であって、
    前記異常判定部は、前記判定条件が変更された後、前記払出機構が正常であることを示す所定の正常条件が成立した場合には、前記判定条件を緩める遊技機。
  7. 請求項6記載の遊技機であって、
    前記正常条件は、異常が検出されることなく所定期間経過するという条件である遊技機。
  8. 請求項1〜7いずれか記載の遊技機であって、
    前記払出を行うため前記払出機構に備えられた可動部が動作しているか否かを検出する動作検出部と、
    前記可動部の動作が検出されない場合には、前記判定条件の変更を禁止する禁止部とを有する遊技機。
  9. 請求項1〜8いずれか記載の遊技機であって、
    電源の切断を予測する停電予測部と、
    前記予測がなされた場合に、前記異常の判定に用いられる情報および前記履歴を、前記電源が切断された後も保持可能な状態に退避するバックアップ部とを有する遊技機。
  10. 請求項1〜9いずれか記載の遊技機であって、
    前記払出機構は、前記賞球を払い出すための複数の系統を有しており、
    前記排出球検出部は前記系統ごとに設けられており、
    前記異常判定部は、前記系統ごとに前記異常の判定を行う遊技機。

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