JP2000316430A - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
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- JP2000316430A JP2000316430A JP11128676A JP12867699A JP2000316430A JP 2000316430 A JP2000316430 A JP 2000316430A JP 11128676 A JP11128676 A JP 11128676A JP 12867699 A JP12867699 A JP 12867699A JP 2000316430 A JP2000316430 A JP 2000316430A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スピニングリールに取り付けるガード体の表
面を平滑にする。 【解決手段】 リール本体1の後部1cに、ガード体3
6を止めネジ37,38により取り付ける。止めネジ3
7,38はリール本体1の前方から通し、そのネジ部3
7b,38bはガード体36の表面36a下に隠蔽す
る。
面を平滑にする。 【解決手段】 リール本体1の後部1cに、ガード体3
6を止めネジ37,38により取り付ける。止めネジ3
7,38はリール本体1の前方から通し、そのネジ部3
7b,38bはガード体36の表面36a下に隠蔽す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体を保護
するガード体を備えたスピニングリールに関する。
するガード体を備えたスピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】実用新案登録第2573312号公報が
開示するスピニングリールは、リール本体の外面に係合
部を設け、ガード体をこの係合部に接触させ、さらに止
めネジからなる取付け手段によりガード体をリール本体
に締め付け、この締め付けの際にガード体を斜面上で滑
らせてガード体をリール本体に強く押し付けるようにな
っている。
開示するスピニングリールは、リール本体の外面に係合
部を設け、ガード体をこの係合部に接触させ、さらに止
めネジからなる取付け手段によりガード体をリール本体
に締め付け、この締め付けの際にガード体を斜面上で滑
らせてガード体をリール本体に強く押し付けるようにな
っている。
【0003】また、実開平5−34861号公報が開示
するスピニングリールも、ガード体をリール本体の後部
に止めネジにより取り付けるようになっている。
するスピニングリールも、ガード体をリール本体の後部
に止めネジにより取り付けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のように止めネジ
をガード体の外方から差し込んでリール本体に取り付け
るようにすると、スピニングリールの使用時に他の物体
が当たったりすることにより止めネジが緩み、ガード体
がリール本体から外れてしまうおそれがある。また、止
めネジがスピニングリールの外面に露出するため見ばえ
が悪い。ガード体はリール本体を保護するだけでなく外
観向上のための装飾的な要素も有するので、止めネジ等
が外から見えない方がよい。特にリール本体の後部は非
常に目立ちやすい位置である上、他の物体等が当たりや
すく、この位置に止めネジ等の取付け手段があるのは好
ましくない。
をガード体の外方から差し込んでリール本体に取り付け
るようにすると、スピニングリールの使用時に他の物体
が当たったりすることにより止めネジが緩み、ガード体
がリール本体から外れてしまうおそれがある。また、止
めネジがスピニングリールの外面に露出するため見ばえ
が悪い。ガード体はリール本体を保護するだけでなく外
観向上のための装飾的な要素も有するので、止めネジ等
が外から見えない方がよい。特にリール本体の後部は非
常に目立ちやすい位置である上、他の物体等が当たりや
すく、この位置に止めネジ等の取付け手段があるのは好
ましくない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)の後部
(1c)に、ガード体(36)が取付け手段(37,3
8,39,40,41,42,43,45,47,5
0,51,52,54)により取り付けられたスピニン
グリールにおいて、上記取付け手段(37,38,3
9,40,41,42,43,45,47,50,5
1,52,54)が上記ガード体(36)の表面(36
a)下に隠蔽されていることを特徴とするスピニングリ
ール。
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)の後部
(1c)に、ガード体(36)が取付け手段(37,3
8,39,40,41,42,43,45,47,5
0,51,52,54)により取り付けられたスピニン
グリールにおいて、上記取付け手段(37,38,3
9,40,41,42,43,45,47,50,5
1,52,54)が上記ガード体(36)の表面(36
a)下に隠蔽されていることを特徴とするスピニングリ
ール。
【0006】請求項2に係る発明は、上記取付け手段
(39)が上記リール本体(1)の内側に設けられ、該
取付け手段(39)が上記ガード体(36)の表面(3
6a)下又は上記リール本体(1)の表面下に隠蔽され
た請求項1に記載のスピニングリールを採用する。
(39)が上記リール本体(1)の内側に設けられ、該
取付け手段(39)が上記ガード体(36)の表面(3
6a)下又は上記リール本体(1)の表面下に隠蔽され
た請求項1に記載のスピニングリールを採用する。
【0007】請求項3に係る発明は、上記取付け手段が
上記リール本体(1)の前面(1b)又は下面(1d)
よりリール本体(1)を貫通して上記ガード体(36)
に螺合される止めネジ(37,38,39,45,5
2)を含んでいる請求項1又は請求項2に記載のスピニ
ングリールを採用する。
上記リール本体(1)の前面(1b)又は下面(1d)
よりリール本体(1)を貫通して上記ガード体(36)
に螺合される止めネジ(37,38,39,45,5
2)を含んでいる請求項1又は請求項2に記載のスピニ
ングリールを採用する。
【0008】請求項4に係る発明は、上記取付け手段が
上記ガード体(36)の突出部(40,41,47,5
4)を含んでおり、該突出部(40,41,47,5
4)が上記リール本体(1)の内部に前後方向に長く形
成された請求項至請求項3のいずれかに記載のスピニン
グリールを採用する。
上記ガード体(36)の突出部(40,41,47,5
4)を含んでおり、該突出部(40,41,47,5
4)が上記リール本体(1)の内部に前後方向に長く形
成された請求項至請求項3のいずれかに記載のスピニン
グリールを採用する。
【0009】請求項5に係る発明は、上記ガード体(3
6)が上記リール本体(1)の表面に後部(1c)から
前部(1b)にわたって広く設けられた請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のスピニングリールを採用す
る。
6)が上記リール本体(1)の表面に後部(1c)から
前部(1b)にわたって広く設けられた請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載のスピニングリールを採用す
る。
【0010】請求項6に係る発明は、上記取付け手段
(38)が上記リール本体(1)の前後方向に延設さ
れ、上記スプール(13)を前後方向に往復運動させる
オシレート機構(14)の摺動駒(18)がこの取付け
手段(38)に摺動可能に係合している請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のスピニングリールを採用す
る。
(38)が上記リール本体(1)の前後方向に延設さ
れ、上記スプール(13)を前後方向に往復運動させる
オシレート機構(14)の摺動駒(18)がこの取付け
手段(38)に摺動可能に係合している請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のスピニングリールを採用す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0012】<実施の形態1>図1及び図2に示すよう
に、このスピニングリールは、竿管(図示せず)への取
付脚1aを有するリール本体1と、そのリール本体1に
回転自在に装着されたハンドル軸2と、リール本体1の
前端部に固定ネジ3により固定された保持筒4と、保持
筒4内をリール本体1内から保持筒4外へと貫通する軸
筒5とを有している。軸筒5はリール本体1の前端部と
保持筒4とに夫々ベアリング6,7を介して回転自在に
支持される。
に、このスピニングリールは、竿管(図示せず)への取
付脚1aを有するリール本体1と、そのリール本体1に
回転自在に装着されたハンドル軸2と、リール本体1の
前端部に固定ネジ3により固定された保持筒4と、保持
筒4内をリール本体1内から保持筒4外へと貫通する軸
筒5とを有している。軸筒5はリール本体1の前端部と
保持筒4とに夫々ベアリング6,7を介して回転自在に
支持される。
【0013】ハンドル軸2は、リール本体1の側方に配
置されたハンドル8の操作によって回転駆動する。ハン
ドル軸2にはマスター歯車9が一体回転可能に装着さ
れ、そのマスター歯車9は軸筒5のリール本体1内に入
り込んだ後端部に形成されたピニオン5aと噛み合って
いる。軸筒5の前端部にはロータ10がナット11によ
って一体回転可能に固定されている。従って、ハンドル
軸2が回転すると、その回転がマスター歯車9、ピニオ
ン5a及び軸筒5を介してロータ10に伝達されてロー
タ10が軸筒5と共に回転する。
置されたハンドル8の操作によって回転駆動する。ハン
ドル軸2にはマスター歯車9が一体回転可能に装着さ
れ、そのマスター歯車9は軸筒5のリール本体1内に入
り込んだ後端部に形成されたピニオン5aと噛み合って
いる。軸筒5の前端部にはロータ10がナット11によ
って一体回転可能に固定されている。従って、ハンドル
軸2が回転すると、その回転がマスター歯車9、ピニオ
ン5a及び軸筒5を介してロータ10に伝達されてロー
タ10が軸筒5と共に回転する。
【0014】軸筒5の中心にはスプール軸12がその軸
線方向にスライド自在に挿入される。スプール軸12の
先端(図1の左端)には、スプール13が取り付けられ
ている。スプール軸12の後端はオシレート機構14に
連結される。オシレート機構14は、図1乃至図3に示
すように、ハンドル軸2に固定された第1の歯車15
と、第1の歯車15に噛み合うリール本体1に回転可能
に支持された第2の歯車16と、第2の歯車16の側面
に設けられたピン17と、ピン17が嵌まり込む縦溝1
8aを有するスプール軸12の後端に固定された摺動駒
18とを具備する。マスター歯車9の回転は第1と第2
の歯車15,16を通じてピン17の旋回運動に変換さ
れ、ピン17の旋回運動はピン17と摺動駒18の縦溝
18aとの係合によりスプール軸12の往復直線運動に
変換される。これにより、スプール10はロータ10の
回転と同時にロータ10の回転中心線上を前後方向に往
復運動することになる。
線方向にスライド自在に挿入される。スプール軸12の
先端(図1の左端)には、スプール13が取り付けられ
ている。スプール軸12の後端はオシレート機構14に
連結される。オシレート機構14は、図1乃至図3に示
すように、ハンドル軸2に固定された第1の歯車15
と、第1の歯車15に噛み合うリール本体1に回転可能
に支持された第2の歯車16と、第2の歯車16の側面
に設けられたピン17と、ピン17が嵌まり込む縦溝1
8aを有するスプール軸12の後端に固定された摺動駒
18とを具備する。マスター歯車9の回転は第1と第2
の歯車15,16を通じてピン17の旋回運動に変換さ
れ、ピン17の旋回運動はピン17と摺動駒18の縦溝
18aとの係合によりスプール軸12の往復直線運動に
変換される。これにより、スプール10はロータ10の
回転と同時にロータ10の回転中心線上を前後方向に往
復運動することになる。
【0015】図1に示すように、ロータ10の外周には
一対のサポートアーム19が設けられ、それらのサポー
トアーム19の先端には、ベールアームホルダ20及び
ベールアームレバー21がピン(図示せず)により回転
自在に取り付けられている。ベールアームレバー21に
は釣糸(図示せず)を案内するためのラインローラ22
が取り付けられ、そのラインローラ22とベールアーム
ホルダ20との間にベールアーム23が装着されてい
る。ベールアーム23を釣糸の巻き取り位置へと倒して
ラインローラ22に釣糸を巻き掛けた状態でハンドル8
を正転させると、ロータ10が正転しつつスプール13
上に釣糸を巻き取ける。
一対のサポートアーム19が設けられ、それらのサポー
トアーム19の先端には、ベールアームホルダ20及び
ベールアームレバー21がピン(図示せず)により回転
自在に取り付けられている。ベールアームレバー21に
は釣糸(図示せず)を案内するためのラインローラ22
が取り付けられ、そのラインローラ22とベールアーム
ホルダ20との間にベールアーム23が装着されてい
る。ベールアーム23を釣糸の巻き取り位置へと倒して
ラインローラ22に釣糸を巻き掛けた状態でハンドル8
を正転させると、ロータ10が正転しつつスプール13
上に釣糸を巻き取ける。
【0016】リール本体1の保持筒4の外周には、ベア
リング24を介してドラム型の制動体25が回転自在に
装着されている。制動体25は、その外周に折り返し部
を有しており、この折り返し部の内周に制動面25aが
形成されている。
リング24を介してドラム型の制動体25が回転自在に
装着されている。制動体25は、その外周に折り返し部
を有しており、この折り返し部の内周に制動面25aが
形成されている。
【0017】図1及び図4に示すように、リール本体1
には、ロータ10を制動操作するためのブレーキレバー
26が軸27により回動可能に取り付けられている。ブ
レーキレバー26のロータ10内に入り込んだ先端上面
には、制動体25の制動面25aに当接可能な第1のブ
レーキシュー28が設けられている。
には、ロータ10を制動操作するためのブレーキレバー
26が軸27により回動可能に取り付けられている。ブ
レーキレバー26のロータ10内に入り込んだ先端上面
には、制動体25の制動面25aに当接可能な第1のブ
レーキシュー28が設けられている。
【0018】図1に示すように、ブレーキレバー26を
リール本体1に揺動可能に支持している軸27の上方に
おいて、ブレーキレバー26とリール本体1との間には
バネ29が配置されている。このバネ29の弾発力によ
って、ブレーキレバー26はその非操作状態において図
1中軸27の回りを反時計方向に常時付勢される。
リール本体1に揺動可能に支持している軸27の上方に
おいて、ブレーキレバー26とリール本体1との間には
バネ29が配置されている。このバネ29の弾発力によ
って、ブレーキレバー26はその非操作状態において図
1中軸27の回りを反時計方向に常時付勢される。
【0019】制動体25とロータ10との間には、ラチ
ェット車30とその歯に食い込む爪31とが設けられて
いる。ラチェット車30は内歯のラチェット車としてロ
ータ10と一体化され、爪31は制動体25に取り付け
られている。爪31はロータ10に対し正転(釣糸の巻
取り方向への回転)を許容するが逆転(釣糸の繰出し方
向への回転)は阻止するようにラチェット車30の歯と
噛み合っている。これにより、ロータ10はその正転方
向に制動体25から分離して回転可能であるが、逆転方
向へは制動体25と一体で回転しようとする。
ェット車30とその歯に食い込む爪31とが設けられて
いる。ラチェット車30は内歯のラチェット車としてロ
ータ10と一体化され、爪31は制動体25に取り付け
られている。爪31はロータ10に対し正転(釣糸の巻
取り方向への回転)を許容するが逆転(釣糸の繰出し方
向への回転)は阻止するようにラチェット車30の歯と
噛み合っている。これにより、ロータ10はその正転方
向に制動体25から分離して回転可能であるが、逆転方
向へは制動体25と一体で回転しようとする。
【0020】図1及び図4に示すように、ブレーキレバ
ー26とリール本体1との間には、略C字形に屈曲した
連動レバー32が掛け渡されている。連動レバー32は
リール本体1の前端部に対向するように配置され、リー
ル本体1の前端部上に回動支点となる支点用ネジ33に
より回動可能に取り付けられている。連動レバー32の
一端にはフォーク32aが形成され、このフォーク32
aにブレーキレバー26の先端部が所定のクリアランス
を介し嵌まり込んでいる。連動レバー32の他端はリー
ル本体1の前端部にデッドポイントバネ34を介し連結
されている。また、連動レバー32の所定個所には制動
体25の制動面25aに当接可能な第2のブレーキシュ
ー35が取り付けられている。ブレーキレバー26が図
1及び図4に示す位置にある時は、連動レバー32はデ
ッドポイントバネ34により制動位置に保持される。こ
の状態では連動レバー32上の第2のブレーキシュー3
5は制動体25の制動面25aに当接し、ロータ10に
対しその逆転方向に制動力を加える。図1及び図4に示
す状態においてブレーキレバー26を取付脚1aの方に
引くと、連動レバー32は支点用ネジ33の回りを時計
方向に少しばかり回動し、第2のブレーキシュー35を
制動体25の制動面25aから離反させると共にデッド
ポイントバネ34を反転させる。この反転したデッドポ
イントバネ34の付勢力により、第1と第2のブレーキ
シュー28,35は制動体25の制動面25aから離れ
た位置に留まる。
ー26とリール本体1との間には、略C字形に屈曲した
連動レバー32が掛け渡されている。連動レバー32は
リール本体1の前端部に対向するように配置され、リー
ル本体1の前端部上に回動支点となる支点用ネジ33に
より回動可能に取り付けられている。連動レバー32の
一端にはフォーク32aが形成され、このフォーク32
aにブレーキレバー26の先端部が所定のクリアランス
を介し嵌まり込んでいる。連動レバー32の他端はリー
ル本体1の前端部にデッドポイントバネ34を介し連結
されている。また、連動レバー32の所定個所には制動
体25の制動面25aに当接可能な第2のブレーキシュ
ー35が取り付けられている。ブレーキレバー26が図
1及び図4に示す位置にある時は、連動レバー32はデ
ッドポイントバネ34により制動位置に保持される。こ
の状態では連動レバー32上の第2のブレーキシュー3
5は制動体25の制動面25aに当接し、ロータ10に
対しその逆転方向に制動力を加える。図1及び図4に示
す状態においてブレーキレバー26を取付脚1aの方に
引くと、連動レバー32は支点用ネジ33の回りを時計
方向に少しばかり回動し、第2のブレーキシュー35を
制動体25の制動面25aから離反させると共にデッド
ポイントバネ34を反転させる。この反転したデッドポ
イントバネ34の付勢力により、第1と第2のブレーキ
シュー28,35は制動体25の制動面25aから離れ
た位置に留まる。
【0021】ここで上記したスピニングリールの作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0022】ブレーキレバー26の非操作時には、第2
のブレーキシュー35は制動体25の制動面25aにデ
ッドポイントバネ34の付勢力により当接する。これに
よってロータ10はその逆転方向に制動力が与えられ
る。ただし、ロータ10はラチェット車30及び爪31
の作用により正転方向へは自在に回転可能である。
のブレーキシュー35は制動体25の制動面25aにデ
ッドポイントバネ34の付勢力により当接する。これに
よってロータ10はその逆転方向に制動力が与えられ
る。ただし、ロータ10はラチェット車30及び爪31
の作用により正転方向へは自在に回転可能である。
【0023】ブレーキレバー26をバネ29及びデッド
ポイントバネ34の弾発力に抗して引き操作すると、連
動レバー32が図4中支点用ネジ33の回りを時計方向
に回動し、デッドポイントバネ34を反転させると同時
に第2のブレーキシュー35を制動体25の制動面25
aから引き離す。また、このデッドポイントバネ34が
単に反転した状態では、ブレーキレバー26の先端の第
1のブレーキシュー28も制動体25から離反してい
る。これにより、制動体25には制動力が掛からなくな
るので、ロータ10は正転及び逆転の何れも可能にな
る。
ポイントバネ34の弾発力に抗して引き操作すると、連
動レバー32が図4中支点用ネジ33の回りを時計方向
に回動し、デッドポイントバネ34を反転させると同時
に第2のブレーキシュー35を制動体25の制動面25
aから引き離す。また、このデッドポイントバネ34が
単に反転した状態では、ブレーキレバー26の先端の第
1のブレーキシュー28も制動体25から離反してい
る。これにより、制動体25には制動力が掛からなくな
るので、ロータ10は正転及び逆転の何れも可能にな
る。
【0024】ブレーキレバー26をデッドポイントバネ
34の付勢力に抗して更に引き操作すると、第2のブレ
ーキシュー35は制動体25の制動面25aから更に離
れようとするが、ブレーキレバー26の先端に設けられ
た第1のブレーキシュー28が制動体25の制動面25
aに当接して制動力を発生する。この制動力はブレーキ
レバー26に加える力を加減することにより調整可能で
ある。これにより、ロータ10のリール本体1に対する
逆転方向への抵抗力は、釣人により任意にコントロール
されることとなる。
34の付勢力に抗して更に引き操作すると、第2のブレ
ーキシュー35は制動体25の制動面25aから更に離
れようとするが、ブレーキレバー26の先端に設けられ
た第1のブレーキシュー28が制動体25の制動面25
aに当接して制動力を発生する。この制動力はブレーキ
レバー26に加える力を加減することにより調整可能で
ある。これにより、ロータ10のリール本体1に対する
逆転方向への抵抗力は、釣人により任意にコントロール
されることとなる。
【0025】図1、図2及び図5に示すように、このス
ピニングリールのリール本体1の後部は、ガード体36
で覆われ保護されている。リール本体1の後部壁面には
ガード体36が嵌まり込む凹部が形成され、凹部内にガ
ード体36が嵌め込まれた状態でリール本体1の表面と
ガード体36の表面とは面一化する。ガード体36は例
えばステンレス等の金属又は樹脂により形成され、リー
ル本体1の後部を保護すると共に、リール本体の外観を
向上させる。
ピニングリールのリール本体1の後部は、ガード体36
で覆われ保護されている。リール本体1の後部壁面には
ガード体36が嵌まり込む凹部が形成され、凹部内にガ
ード体36が嵌め込まれた状態でリール本体1の表面と
ガード体36の表面とは面一化する。ガード体36は例
えばステンレス等の金属又は樹脂により形成され、リー
ル本体1の後部を保護すると共に、リール本体の外観を
向上させる。
【0026】ガード体36は、リール本体1の後部に対
し取付け手段により固定されている。図1、図4及び図
5に示すように、取付け手段はリール本体1の前面より
リール本体1内を貫通してガード体36に螺合される止
めネジ37,38を含んでいる。止めネジ37,38は
一本であってもよいが望ましくは複数本設けられ、夫々
リール本体1の前壁1bから後壁1cに向かってスプー
ル軸12に平行に伸びている。止めネジ37,38の頭
部37a,38aはリール本体1の前面側に係合し、止
めネジ37,38のネジ部37b,38bがリール本体
1の後壁1cを貫通した後、ガード体36のボス部に形
成された雌ネジに螺合している。雌ネジはガード体36
の肉厚内に留まっており、止めネジ37,38のネジ部
37b,38bはガード体36の表面36a下に隠蔽さ
れている。これにより、ガード体36の止めネジ37,
38はガード体36の外面に露出せず、ガード体36の
外観が向上する。また、止めネジ37,38がリール本
体1の前後方向に掛け渡されるので、リール本体1の剛
性が向上する。
し取付け手段により固定されている。図1、図4及び図
5に示すように、取付け手段はリール本体1の前面より
リール本体1内を貫通してガード体36に螺合される止
めネジ37,38を含んでいる。止めネジ37,38は
一本であってもよいが望ましくは複数本設けられ、夫々
リール本体1の前壁1bから後壁1cに向かってスプー
ル軸12に平行に伸びている。止めネジ37,38の頭
部37a,38aはリール本体1の前面側に係合し、止
めネジ37,38のネジ部37b,38bがリール本体
1の後壁1cを貫通した後、ガード体36のボス部に形
成された雌ネジに螺合している。雌ネジはガード体36
の肉厚内に留まっており、止めネジ37,38のネジ部
37b,38bはガード体36の表面36a下に隠蔽さ
れている。これにより、ガード体36の止めネジ37,
38はガード体36の外面に露出せず、ガード体36の
外観が向上する。また、止めネジ37,38がリール本
体1の前後方向に掛け渡されるので、リール本体1の剛
性が向上する。
【0027】図2に示すように、ガード体36の取付け
手段として第2の止めネジ39をリール本体1の内側に
設けるようにしてもよい。すなわち、この第2の止めネ
ジ39はリール本体1の後壁1cに対し内側から外側へ
と貫通し、止めネジ39の頭部39aがリール本体1の
内壁面に係合し、止めネジ39のネジ部39bがガード
体36の肉厚部内に形成された雌ネジに螺合している。
この第2の止めネジ39は上記止めネジ37,38に代
えて又は上記止めネジ37,38と共に用いられる。
手段として第2の止めネジ39をリール本体1の内側に
設けるようにしてもよい。すなわち、この第2の止めネ
ジ39はリール本体1の後壁1cに対し内側から外側へ
と貫通し、止めネジ39の頭部39aがリール本体1の
内壁面に係合し、止めネジ39のネジ部39bがガード
体36の肉厚部内に形成された雌ネジに螺合している。
この第2の止めネジ39は上記止めネジ37,38に代
えて又は上記止めネジ37,38と共に用いられる。
【0028】図1及び図3に示すように、オシレート機
構14の摺動駒18をガード体36の取付け手段である
止めネジ38に摺動可能に係合させるようにしてもよ
い。止めネジ38にはその頭部38aとネジ部38bと
の間に非ネジ部38cが設けられており、この非ネジ部
38cがスプール軸12に平行にリール本体1内を前後
に伸びている。オシレート機構14の摺動駒18には切
欠溝18bがスプール軸12に平行に形成され、この切
欠溝18bに止めネジ38の非ネジ部38cが嵌まり込
んでいる。これにより、摺動駒18はスプール13及び
スプール軸12と共にスプール軸12回りでの回転を止
められた状態で前後方向に円滑に往復スライド運動を行
う。
構14の摺動駒18をガード体36の取付け手段である
止めネジ38に摺動可能に係合させるようにしてもよ
い。止めネジ38にはその頭部38aとネジ部38bと
の間に非ネジ部38cが設けられており、この非ネジ部
38cがスプール軸12に平行にリール本体1内を前後
に伸びている。オシレート機構14の摺動駒18には切
欠溝18bがスプール軸12に平行に形成され、この切
欠溝18bに止めネジ38の非ネジ部38cが嵌まり込
んでいる。これにより、摺動駒18はスプール13及び
スプール軸12と共にスプール軸12回りでの回転を止
められた状態で前後方向に円滑に往復スライド運動を行
う。
【0029】なお、上記ガード体36の取付け手段とし
ては上記止めネジ37,38,39に代えてリベット等
を用いることもできる。リベット等の先端をガード体3
6の孔に打ち込むことでガード体36をリール本体1に
固定することができる。
ては上記止めネジ37,38,39に代えてリベット等
を用いることもできる。リベット等の先端をガード体3
6の孔に打ち込むことでガード体36をリール本体1に
固定することができる。
【0030】<実施の形態2>図6に示すように、この
スピニングリールにおけるガード体36の取付け手段
は、止めネジ37,38のほかガード体36の突出部4
0を含んでいる。
スピニングリールにおけるガード体36の取付け手段
は、止めネジ37,38のほかガード体36の突出部4
0を含んでいる。
【0031】この突出部40はガード体36の内面から
リール本体1の内部へとスプール軸12に平行に長く突
出している。突出部40はリール本体1の後壁1cにあ
けられた孔をリール本体1内へと貫通し、その先端がリ
ール本体1の前壁1bの裏面に当接している。突出部4
0がリール本体1の前壁1bの裏面に対向する個所には
雌ネジが形成され、この雌ネジに一方の止めネジ37が
螺合している。止めネジ37の頭部37aはリール本体
1の前壁1bに係合し、止めネジ37のネジ部37bが
リール本体1の前壁1bを貫通した後、突出部40の先
端の雌ネジに螺合している。これにより、止めネジ37
はガード体36の表面36aに露出することなくガード
体36をリール本体1上に固定し保持する。また、突出
部40がリール本体1の前後方向に掛け渡されるので、
リール本体1の剛性が向上する。
リール本体1の内部へとスプール軸12に平行に長く突
出している。突出部40はリール本体1の後壁1cにあ
けられた孔をリール本体1内へと貫通し、その先端がリ
ール本体1の前壁1bの裏面に当接している。突出部4
0がリール本体1の前壁1bの裏面に対向する個所には
雌ネジが形成され、この雌ネジに一方の止めネジ37が
螺合している。止めネジ37の頭部37aはリール本体
1の前壁1bに係合し、止めネジ37のネジ部37bが
リール本体1の前壁1bを貫通した後、突出部40の先
端の雌ネジに螺合している。これにより、止めネジ37
はガード体36の表面36aに露出することなくガード
体36をリール本体1上に固定し保持する。また、突出
部40がリール本体1の前後方向に掛け渡されるので、
リール本体1の剛性が向上する。
【0032】他方の止めネジ38は実施の形態1におけ
ると同様にして取り付けられ、その非ネジ部38cがオ
シレート機構14の摺動駒18の切欠溝18bに嵌まり
込んでいる。
ると同様にして取り付けられ、その非ネジ部38cがオ
シレート機構14の摺動駒18の切欠溝18bに嵌まり
込んでいる。
【0033】<実施の形態3>図7に示すように、この
スピニングリールにおけるガード体36の取付け手段
は、ガード体36と一体の突出部40,41と、突出部
40,41に係合する楔片42,43と、楔片42,4
3を取付板44を介しリール本体1に固定する止めネジ
45とを含んでいる。
スピニングリールにおけるガード体36の取付け手段
は、ガード体36と一体の突出部40,41と、突出部
40,41に係合する楔片42,43と、楔片42,4
3を取付板44を介しリール本体1に固定する止めネジ
45とを含んでいる。
【0034】突出部40,41はガード体36の内面か
らリール本体1の内部へとスプール軸12(図1参照)
に平行に長く突出しており、一本又は複数本設けられ
る。各突出部40,41はリール本体1の後壁1cにあ
けられた孔をリール本体1内へと貫通し、その先端には
孔40a,41aが穿設されている。
らリール本体1の内部へとスプール軸12(図1参照)
に平行に長く突出しており、一本又は複数本設けられ
る。各突出部40,41はリール本体1の後壁1cにあ
けられた孔をリール本体1内へと貫通し、その先端には
孔40a,41aが穿設されている。
【0035】楔片42,43は突出部40,41に対応
して一本又は複数本設けられ、各突出部40,41の孔
40a,41a内に侵入することで突出部40,41を
介しガード体36をリール本体1に押し付けて固定する
ようになっている。一本の楔片42は突出部40の孔4
0aを貫通した後リール本体1側の突起46に接触する
ことで突出部40との係合力を高めている。すべての楔
片42,43は取付板44上に設けられ、取付板44が
リール本体1の底壁1dに止めネジ45で固定されるこ
とで突出部40,41と係合する。止めネジ45はリー
ル本体1の底壁1dに取り付けられることからその頭部
45aに他の物体が当たり難く、また目立ち難いのでリ
ール本体1の外観を損なわない。また、突出部40,4
1と楔片42,43とでリール本体1が補強されること
からリール本体1の剛性が向上する。
して一本又は複数本設けられ、各突出部40,41の孔
40a,41a内に侵入することで突出部40,41を
介しガード体36をリール本体1に押し付けて固定する
ようになっている。一本の楔片42は突出部40の孔4
0aを貫通した後リール本体1側の突起46に接触する
ことで突出部40との係合力を高めている。すべての楔
片42,43は取付板44上に設けられ、取付板44が
リール本体1の底壁1dに止めネジ45で固定されるこ
とで突出部40,41と係合する。止めネジ45はリー
ル本体1の底壁1dに取り付けられることからその頭部
45aに他の物体が当たり難く、また目立ち難いのでリ
ール本体1の外観を損なわない。また、突出部40,4
1と楔片42,43とでリール本体1が補強されること
からリール本体1の剛性が向上する。
【0036】<実施の形態4>図8に示すように、この
スピニングリールにおけるガード体の取付け手段は、ガ
ード体36と一体の突出部47と、突出部47の先端が
重なるリール本体1の前壁1bの内面に突設された突起
48と、突起48とは反対側から突出部47の先端に接
する取付板49と、取付板49を介し突出部47を突起
48に押し付けて固定する止めネジ45とを含んでい
る。
スピニングリールにおけるガード体の取付け手段は、ガ
ード体36と一体の突出部47と、突出部47の先端が
重なるリール本体1の前壁1bの内面に突設された突起
48と、突起48とは反対側から突出部47の先端に接
する取付板49と、取付板49を介し突出部47を突起
48に押し付けて固定する止めネジ45とを含んでい
る。
【0037】突出部47はガード体36の内面からリー
ル本体1の内部へとスプール軸12(図1参照)に平行
に長く突出している。突出部47はリール本体1の後壁
1cにあけられた孔をリール本体1内へと貫通し、その
先端には止めネジ45を通す孔が穿設されている。
ル本体1の内部へとスプール軸12(図1参照)に平行
に長く突出している。突出部47はリール本体1の後壁
1cにあけられた孔をリール本体1内へと貫通し、その
先端には止めネジ45を通す孔が穿設されている。
【0038】突起48は突出部47の先端に重なるよう
にリール本体1の前壁1bの内面から板状に突出してお
り、その先端には雌ネジが形成されている。
にリール本体1の前壁1bの内面から板状に突出してお
り、その先端には雌ネジが形成されている。
【0039】取付板49は、突出部47の先端に対向す
るようにリール本体1の底壁1dに形成された開口に宛
がわれ、底壁1dの周縁と係合する。また、取付板49
の中央部には止めネジ45の頭部45aを没入させ隠蔽
する凹部49aが形成されている。
るようにリール本体1の底壁1dに形成された開口に宛
がわれ、底壁1dの周縁と係合する。また、取付板49
の中央部には止めネジ45の頭部45aを没入させ隠蔽
する凹部49aが形成されている。
【0040】止めネジ45はリール本体1の底壁1d側
から取付板47及び突出部47を貫通し突起48の雌ネ
ジに螺合している。これにより、突出部47が突起48
と取付板49とで挟持され、突出部47と一体のガード
体36はリール本体1の後壁1c上に固定される。
から取付板47及び突出部47を貫通し突起48の雌ネ
ジに螺合している。これにより、突出部47が突起48
と取付板49とで挟持され、突出部47と一体のガード
体36はリール本体1の後壁1c上に固定される。
【0041】このガード体36の取付け手段によれば、
止めネジ45がリール本体1の底壁1d上に取付板49
を介し取り付けられ、しかも凹部49a内に入り込むこ
とから、その頭部45aに他の物体が当たり難く、また
目立ち難いのでリール本体1の外観を損なわない。ま
た、突出部47がリール本体1の前後間に掛け渡される
のでリール本体1の剛性が高められる。
止めネジ45がリール本体1の底壁1d上に取付板49
を介し取り付けられ、しかも凹部49a内に入り込むこ
とから、その頭部45aに他の物体が当たり難く、また
目立ち難いのでリール本体1の外観を損なわない。ま
た、突出部47がリール本体1の前後間に掛け渡される
のでリール本体1の剛性が高められる。
【0042】<実施の形態5>図9に示すように、この
スピニングリールにおけるガード体36はリール本体1
の表面をその後部から前部にわたって広く覆っている。
すなわち、ガード体36はリール本体1の後壁1cと底
壁1dの表面を覆うように延びている。
スピニングリールにおけるガード体36はリール本体1
の表面をその後部から前部にわたって広く覆っている。
すなわち、ガード体36はリール本体1の後壁1cと底
壁1dの表面を覆うように延びている。
【0043】また、ガード体36の取付け手段は、ガー
ド体36と一体の突出部50と、ガード体36をリール
本体1の前壁1bに固定する止めネジ45とを含んでい
る。
ド体36と一体の突出部50と、ガード体36をリール
本体1の前壁1bに固定する止めネジ45とを含んでい
る。
【0044】突出部50はガード体36の上端からリー
ル本体1の内部へと屈曲した突起である。突出部50が
リール本体1の後壁1cにあけられた孔をリール本体1
内へと貫通することでガード体36の一端がリール本体
1に固定される。
ル本体1の内部へと屈曲した突起である。突出部50が
リール本体1の後壁1cにあけられた孔をリール本体1
内へと貫通することでガード体36の一端がリール本体
1に固定される。
【0045】止めネジ45はリール本体1の前部である
前壁1bにその前面から通される。ガード体36はリー
ル本体1の前壁1bの後面まで伸びており、止めネジ4
5のネジ部45bがガード体36の前端に形成された雌
ネジに螺合する。
前壁1bにその前面から通される。ガード体36はリー
ル本体1の前壁1bの後面まで伸びており、止めネジ4
5のネジ部45bがガード体36の前端に形成された雌
ネジに螺合する。
【0046】このガード体36の取付け手段によれば、
止めネジ45がリール本体1の前壁1b上に取り付けら
れ、しかもロータ10(図1参照)で外部から遮蔽され
ることから、リール本体1の表面への取付け手段の露出
を防止し他の物体の引っ掛かりを防止することができ
る。また、リール本体1の外観を損なうこともない。
止めネジ45がリール本体1の前壁1b上に取り付けら
れ、しかもロータ10(図1参照)で外部から遮蔽され
ることから、リール本体1の表面への取付け手段の露出
を防止し他の物体の引っ掛かりを防止することができ
る。また、リール本体1の外観を損なうこともない。
【0047】<実施の形態6>図10に示すように、こ
のスピニングリールにおけるガード体の取付け手段は、
ガード体36と一体の突出部51と、リール本体1をそ
の底壁1dから後壁1cの方へと貫通し突出部51に螺
合する止めネジ52と、止めネジ52の頭部52aを隠
蔽する取付板49と、取付板49をリール本体1に固定
する他の止めネジ45とを含んでいる。
のスピニングリールにおけるガード体の取付け手段は、
ガード体36と一体の突出部51と、リール本体1をそ
の底壁1dから後壁1cの方へと貫通し突出部51に螺
合する止めネジ52と、止めネジ52の頭部52aを隠
蔽する取付板49と、取付板49をリール本体1に固定
する他の止めネジ45とを含んでいる。
【0048】突出部51はガード体36の内面からリー
ル本体1の内部へとボス状に突出している。突出部51
はリール本体1の後壁1cにあけられた孔をリール本体
1内へと貫通し、その先端には止めネジ52のネジ部5
2bが螺合する雌ネジが形成されている。
ル本体1の内部へとボス状に突出している。突出部51
はリール本体1の後壁1cにあけられた孔をリール本体
1内へと貫通し、その先端には止めネジ52のネジ部5
2bが螺合する雌ネジが形成されている。
【0049】止めネジ52はリール本体1の底壁1dに
形成された凹部53内の斜壁から突出部51へと伸びて
おり、その頭部52aが凹部53内の斜壁に係合し、ネ
ジ部52bが突出部51の雌ネジに螺合している。これ
により、ガード体36はリール本体1上に固定される。
形成された凹部53内の斜壁から突出部51へと伸びて
おり、その頭部52aが凹部53内の斜壁に係合し、ネ
ジ部52bが突出部51の雌ネジに螺合している。これ
により、ガード体36はリール本体1上に固定される。
【0050】取付板49はリール本体1の底壁1dにお
ける凹部53に宛がわれ底壁1dの周縁に接することで
止めネジ52の頭部52aを隠している。取付板49は
他の止めネジ45によりリール本体1の底壁1dに固定
される。他の止めネジ45の頭部45aは取付板49の
中央部に設けられた凹部49a内に没入することでリー
ル本体1の表面下に埋没する。
ける凹部53に宛がわれ底壁1dの周縁に接することで
止めネジ52の頭部52aを隠している。取付板49は
他の止めネジ45によりリール本体1の底壁1dに固定
される。他の止めネジ45の頭部45aは取付板49の
中央部に設けられた凹部49a内に没入することでリー
ル本体1の表面下に埋没する。
【0051】このガード体36の取付け手段によれば、
止めネジ52のネジ部52b及び頭部52aがリール本
体1の表面下に隠蔽され、しかも他の止めネジ45の頭
部45aは取付板49の凹部49a内に入り込むことか
ら、他の物体が当たるような突起物がリール本体1の表
面上から排除され、リール本体1の見栄えも向上する。
また、止めネジ52がリール本体1内に斜めに掛け渡さ
れるのでリール本体1の剛性が高められる。
止めネジ52のネジ部52b及び頭部52aがリール本
体1の表面下に隠蔽され、しかも他の止めネジ45の頭
部45aは取付板49の凹部49a内に入り込むことか
ら、他の物体が当たるような突起物がリール本体1の表
面上から排除され、リール本体1の見栄えも向上する。
また、止めネジ52がリール本体1内に斜めに掛け渡さ
れるのでリール本体1の剛性が高められる。
【0052】<実施の形態7>図11に示すように、こ
のガード体36の取付け手段においては、図10に示し
た実施の形態6における取付板49及びその止めネジ4
5が省かれている。
のガード体36の取付け手段においては、図10に示し
た実施の形態6における取付板49及びその止めネジ4
5が省かれている。
【0053】<実施の形態8>図12に示すように、こ
のガード体36の取付け手段においては、図8に示した
実施の形態4における突起48、取付板49、止めネジ
45等が省かれているが、ガード体36と一体の突出部
54の先端にはフック54aが形成されている。このフ
ック54aがリール本体1の前壁1bの開口縁に引っ掛
けられることでガード体36がリール本体1上に固定さ
れる。
のガード体36の取付け手段においては、図8に示した
実施の形態4における突起48、取付板49、止めネジ
45等が省かれているが、ガード体36と一体の突出部
54の先端にはフック54aが形成されている。このフ
ック54aがリール本体1の前壁1bの開口縁に引っ掛
けられることでガード体36がリール本体1上に固定さ
れる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、取付け手
段をガード体の表面付近に露出させないようにしたの
で、スピニングリールの使用時等において、取付け手段
に他の物体が当らなくなり、取付け手段が緩んだり外れ
たりすることなく、確実にガード体をリール本体上に固
定することができる。
段をガード体の表面付近に露出させないようにしたの
で、スピニングリールの使用時等において、取付け手段
に他の物体が当らなくなり、取付け手段が緩んだり外れ
たりすることなく、確実にガード体をリール本体上に固
定することができる。
【0055】請求項2にかかる発明によれば、リール本
体の内面に取付け手段を設け、取付け手段をリール本体
又はガード体の外面に露出させないようにしたので、ス
ピニングリールの使用時等において、取付け手段に他の
物体が当らなくなり、取付け手段が緩んだり外れたりす
ることなく、確実にガード体をリール本体上に固定する
ことができる。
体の内面に取付け手段を設け、取付け手段をリール本体
又はガード体の外面に露出させないようにしたので、ス
ピニングリールの使用時等において、取付け手段に他の
物体が当らなくなり、取付け手段が緩んだり外れたりす
ることなく、確実にガード体をリール本体上に固定する
ことができる。
【0056】請求項3に係る発明によれば、取付け手段
がリール本体の前面又は下面よりリール本体内部を貫通
してガード体に螺合するので、リール本体の剛性が向上
し、頑丈で壊れ難くなる。
がリール本体の前面又は下面よりリール本体内部を貫通
してガード体に螺合するので、リール本体の剛性が向上
し、頑丈で壊れ難くなる。
【0057】請求項4に係る発明によれば、ガード体の
突出部がリール本体の前後方向に長く延びているので、
突出部によりリール本体の剛性が向上し、頑丈で壊れ難
くなる。
突出部がリール本体の前後方向に長く延びているので、
突出部によりリール本体の剛性が向上し、頑丈で壊れ難
くなる。
【0058】請求項5に係る発明によれば、ガード体は
リール本体の表面の後部から前部にわたって広く設けら
れているので、リール本体を広い範囲に亘って保護する
ことができ、また外観も一層向上させることができる。
リール本体の表面の後部から前部にわたって広く設けら
れているので、リール本体を広い範囲に亘って保護する
ことができ、また外観も一層向上させることができる。
【0059】請求項6に係る発明によれば、取付け手段
がリール本体の前後方向に長く延び、スプールを前後方
向に往復摺動させるオシレート機構の摺動駒がこの取付
け手段に摺動可能に係合しているので、摺動駒をより正
確に位置決めして滑らかに摺動させることができる。
がリール本体の前後方向に長く延び、スプールを前後方
向に往復摺動させるオシレート機構の摺動駒がこの取付
け手段に摺動可能に係合しているので、摺動駒をより正
確に位置決めして滑らかに摺動させることができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るスピニングリール
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図1に示したスピニングリールの部分切欠底面
図である。
図である。
【図3】図1中III−III線矢視断面図である。
【図4】図1に示したスピニングリールからロータ、ハ
ンドル等を除去して示す正面図である。
ンドル等を除去して示す正面図である。
【図5】図1に示したスピニングリールからロータ、ハ
ンドル等を除去して示す背面図である。
ンドル等を除去して示す背面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係るスピニングリール
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係るスピニングリール
の部分縦断面図である。
の部分縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るスピニングリール
の部分縦断面図である。
の部分縦断面図である。
【図9】本発明の実施の形態5に係るスピニングリール
の部分縦断面図である。
の部分縦断面図である。
【図10】本発明の実施の形態6に係るスピニングリー
ルの部分縦断面図である。
ルの部分縦断面図である。
【図11】本発明の実施の形態7に係るスピニングリー
ルの部分縦断面図である。
ルの部分縦断面図である。
【図12】本発明の実施の形態8に係るスピニングリー
ルの部分縦断面図である。
ルの部分縦断面図である。
1:リール本体 1b…リール本体の前壁 1c…リール本体の後壁 1d…リール本体の底壁 13…スプール 14…オシレート機構 18…摺動駒 36…ガード体 36a…ガード体の表面 37,38,39,45,52…止めネジ 40,41,47,50,51,54…突出部 42,43…楔片
Claims (6)
- 【請求項1】 リール本体の後部に、ガード体が取付け
手段により取り付けられたスピニングリールにおいて、
上記取付け手段が上記ガード体の表面下に隠蔽されてい
ることを特徴とするスピニングリール。 - 【請求項2】 上記取付け手段が上記リール本体の内側
に設けられ、該取付け手段が上記ガード体の表面下又は
上記リール本体の表面下に隠蔽されたことを特徴とする
請求項1に記載のスピニングリール。 - 【請求項3】 上記取付け手段が上記リール本体の前面
又は下面よりリール本体を貫通して上記ガード体に螺合
される止めネジを含んでいることを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載のスピニングリール。 - 【請求項4】 上記取付け手段が上記ガード体の突出部
を含んでおり、該突出部が上記リール本体の内部に前後
方向に長く形成されたことを特徴とする請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載のスピニングリール。 - 【請求項5】 上記ガード体は上記リール本体の表面に
後部から前部にわたって広く設けられたことを特徴とす
る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスピニング
リール。 - 【請求項6】 上記取付け手段は上記リール本体の前後
方向に延設され、上記スプールを前後方向に往復運動さ
せるオシレート機構の摺動駒がこの取付け手段に摺動可
能に係合していることを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれかに記載のスピニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11128676A JP2000316430A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | スピニングリール |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11128676A JP2000316430A (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | スピニングリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000316430A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125411A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Shimano Inc | スピニングリールのロータ |
JP2008154482A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Shimano Inc | スピニングリールのリール本体 |
JP2008154481A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Shimano Inc | スピニングリールのリール本体 |
JP2014003923A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Shimano Inc | スピニングリール及びスピニングリールのリール本体 |
KR101396773B1 (ko) | 2006-12-21 | 2014-05-19 | 가부시키가이샤 시마노 | 스피닝 릴의 릴 본체 |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP11128676A patent/JP2000316430A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125411A (ja) * | 2006-11-20 | 2008-06-05 | Shimano Inc | スピニングリールのロータ |
JP2008154482A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Shimano Inc | スピニングリールのリール本体 |
JP2008154481A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Shimano Inc | スピニングリールのリール本体 |
KR101396773B1 (ko) | 2006-12-21 | 2014-05-19 | 가부시키가이샤 시마노 | 스피닝 릴의 릴 본체 |
JP2014003923A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Shimano Inc | スピニングリール及びスピニングリールのリール本体 |
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