JP2000315608A - トランス磁心 - Google Patents

トランス磁心

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JP2000315608A
JP2000315608A JP11123415A JP12341599A JP2000315608A JP 2000315608 A JP2000315608 A JP 2000315608A JP 11123415 A JP11123415 A JP 11123415A JP 12341599 A JP12341599 A JP 12341599A JP 2000315608 A JP2000315608 A JP 2000315608A
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JP
Japan
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core
cores
inductance
transformer
joints
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Pending
Application number
JP11123415A
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English (en)
Inventor
Toru Hirohashi
徹 廣橋
Yasuo Yamashita
康雄 山下
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の通信機などに組み込むフィルタやIS
DNトランス等の構成部品として用いるトランス磁心に
おいて、そのインダクタンスを簡便に高める。 【解決手段】 ロ形のコア5の対向二辺に接合部5a、
5bを形成するとともに、H形のコア6の両端に接合部
6a、6bを形成する。これらコア5、6の接合部5
a、5b、6a、6bを互いに接合して閉磁路を形成す
る。これにより、コア5、6同士の接合面積が広くな
り、それに反比例してギャップの磁気抵抗が減少する。
そのため、磁束ひいてはインダクタンスが増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の通信機など
に組み込むフィルタやISDNトランス等の構成部品と
して用いるのに好適なインダクタンスの大きいトランス
磁心に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のトランス磁心の一例を示す
斜視図であり、(a)はその組立図、(b)はその分解
図である。
【0003】従来この種のトランス磁心としては、図3
に示すように、一対のE形のコア2、3を対向させる形
で接合して閉磁路を形成したトランス磁心1が広く採用
されている。そして、このトランス磁心1のインダクタ
ンスを高めるべくギャップの磁気抵抗を小さくするに
は、各コア2、3の接合面を鏡面研磨加工によって高精
度に仕上げることにより、これらコア2、3間のギャッ
プ長をできるだけ短くするようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コア2、3の
鏡面研磨加工は技術的な困難を伴い、それがコストの高
騰につながることから、インダクタンスの大きいトラン
ス磁心1を低廉に製造することができないという不都合
があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、同一の
インダクタンスを得る場合は研磨加工精度を下げること
ができ、また、同じ研磨加工精度の場合はインダクタン
スをさらに高めることが可能なトランス磁心を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、ギャップの
磁気抵抗がコア同士の接合面積に反比例することに着目
した。
【0007】すなわち本発明に係るトランス磁心(1)
は、ロ形のコア(5)の対向二辺に接合部(5a、5
b)を形成するとともに、H形のコア(6)の両端に接
合部(6a、6b)を形成し、これらコアの接合部を互
いに接合して閉磁路を形成するようにして構成される。
【0008】また本発明に係るトランス磁心(1)は、
ロ形のコア(5)の対向二辺に接合部(5a、5b)を
形成するとともに、I形のコア(7)の両端に接合部
(7a、7b)を形成し、これらコアの接合部を互いに
接合して閉磁路を形成するようにして構成される。
【0009】これらの構成を採用することにより、コア
同士の接合面積が広くなり、それに反比例してギャップ
の磁気抵抗が減少するため、磁束ひいてはインダクタン
スが増大するように作用する。
【0010】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、従って、本発明は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは
「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に係るトランス磁心の第1の
実施形態を示す斜視図であり、(a)はその組立図、
(b)はその分解図である。
【0013】このトランス磁心1は、図1(b)に示す
ように、ロ形のコア5とH形のコア6から構成されてお
り、コア5の対向二辺には接合部5a、5bが、コア6
の両端には接合部6a、6bがそれぞれ形成されてい
る。そして、これらコア5、6は、図1(a)に示すよ
うに、その接合部5a、5bと接合部6a、6bとが互
いに接着される形で接合されて閉磁路が形成されてい
る。
【0014】その結果、コア5、6同士の接合面積は、
コア6の接合部6a、6bの全面積に等しくなり、しか
もコア5の接合部5a、5bおよびコア6の接合部6
a、6bが長くなれば、それに比例して接合面積が拡大
する。したがって、従来の一対のE形のコア2、3を対
向させて接合した場合(図3参照)と異なり、コア5、
6のサイズ(幅)を必要に応じて大きくすることによっ
てインダクタンスを高めることができる。
【0015】すなわち、一般に、インダクタンスL、磁
束φ、コイルに流れる電流I、起磁力F、トランス磁心
1の磁気抵抗Rc、ギャップの磁気抵抗Rg、ギャップ
長lg、透磁率μ、コア5、6同士の接合面積Aの間に
は、数1、数2、数3に示す関係式が成り立つので、コ
ア5、6同士の接合面積Aが増大すると、数3に示す関
係式から、接合面積Aに反比例してギャップの磁気抵抗
Rgが減少し、そのため、数2に示す関係式から、磁束
φが増大し、その結果、数1に示す関係式から、磁束φ
に比例してインダクタンスLが増大することになる。
【数1】L=φ/I
【数2】φ=F/(Rc+Rg)
【数3】Rg=lg/(μ*A)
【0016】このように、コア5、6同士の接合面積A
を広くすることでギャップの磁気抵抗Rgが小さくなる
ので、同一のインダクタンスを得るためのギャップ長l
gは長くてよいことから、研磨加工精度を下げることが
できる。また、同じ研磨加工精度であれば一層インダク
タンスを高めることができる。その結果、インダクタン
スLの大きいトランス磁心1を製造するのに要するコス
トを削減することが可能となる。
【0017】なお、上述の実施形態においては、ロ形の
コア5とH形のコア6とを組み合わせたトランス磁心1
について説明したが、H形のコア6に代えてI形のコア
を採用することもできる。以下、第2の実施形態とし
て、このI形のコアを用いたトランス磁心1について説
明する。
【0018】図2は本発明に係るトランス磁心の第2の
実施形態を示す斜視図であり、(a)はその組立図、
(b)はその分解図である。
【0019】このトランス磁心1は、図2(b)に示す
ように、ロ形のコア5とI形のコア7から構成されてお
り、コア5の対向二辺には接合部5a、5bが、コア7
の両端には接合部7a、7bがそれぞれ形成されてい
る。そして、これらコア5、7は、図2(a)に示すよ
うに、その接合部5a、5bと接合部7a、7bとが互
いに接着される形で接合されて閉磁路が形成されてい
る。
【0020】その結果、コア5、7同士の接合面積は、
コア7の接合部7a、7bの全面積に等しくなり、しか
もコア7の幅が広くなれば、それに比例して接合面積が
拡大する。したがって、上述した第1の実施形態と同
様、コア7のサイズ(幅)を必要に応じて大きくするこ
とによってインダクタンスを高めることができ、インダ
クタンスの大きいトランス磁心1を製造するのに要する
コストを削減することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
形のコア5の対向二辺に接合部5a、5bを形成すると
ともに、H形のコア6の両端に接合部6a、6bを形成
し、これらコア5、6の接合部5a、5b、6a、6b
を互いに接合して閉磁路を形成するようにして構成した
ので、コア5、6同士の接合面積が広くなり、それに反
比例してギャップの磁気抵抗が減少するため、磁束ひい
てはインダクタンスが増大することから、インダクタン
スの大きいトランス磁心1を低廉に製造することが可能
となる。
【0022】また本発明によれば、ロ形のコア5の対向
二辺に接合部5a、5bを形成するとともに、I形のコ
ア7の両端に接合部7a、7bを形成し、これらコア
5、7の接合部5a、5b、7a、7bを互いに接合し
て閉磁路を形成するようにして構成したので、コア5、
7同士の接合面積が広くなり、それに反比例してギャッ
プの磁気抵抗が減少するため、磁束ひいてはインダクタ
ンスが増大することから、インダクタンスの大きいトラ
ンス磁心1を低廉に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトランス磁心の第1の実施形態を
示す斜視図であり、(a)はその組立図、(b)はその
分解図である。
【図2】本発明に係るトランス磁心の第2の実施形態を
示す斜視図であり、(a)はその組立図、(b)はその
分解図である。
【図3】従来のトランス磁心の一例を示す斜視図であ
り、(a)はその組立図、(b)はその分解図である。
【符号の説明】
1……トランス磁心 5……ロ形のコア 5a、5b……接合部 6……H形のコア 6a、6b……接合部 7……I形のコア 7a、7b……接合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ形のコア(5)の対向二辺に接合部
    (5a、5b)を形成するとともに、H形のコア(6)
    の両端に接合部(6a、6b)を形成し、これらコアの
    接合部を互いに接合して閉磁路を形成したことを特徴と
    するトランス磁心。
  2. 【請求項2】 ロ形のコア(5)の対向二辺に接合部
    (5a、5b)を形成するとともに、I形のコア(7)
    の両端に接合部(7a、7b)を形成し、これらコアの
    接合部を互いに接合して閉磁路を形成したことを特徴と
    するトランス磁心。
JP11123415A 1999-04-30 1999-04-30 トランス磁心 Pending JP2000315608A (ja)

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