JP2000314782A - 電子機器、電子制御式機械時計およびそれらの制御方法 - Google Patents
電子機器、電子制御式機械時計およびそれらの制御方法Info
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- JP2000314782A JP2000314782A JP11343262A JP34326299A JP2000314782A JP 2000314782 A JP2000314782 A JP 2000314782A JP 11343262 A JP11343262 A JP 11343262A JP 34326299 A JP34326299 A JP 34326299A JP 2000314782 A JP2000314782 A JP 2000314782A
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Abstract
に、確実かつ十分なブレーキ量を与えることができ、調
速制御の応答性を高め、安定して制御できる電子制御式
機械時計を提供すること。 【解決手段】 電子制御式機械時計は、ゼンマイから伝
達される機械エネルギを電気エネルギに変換する発電機
と、発電機の回転周期を制御する回転制御装置とを備え
る。回転制御装置は、発電機の両端を短絡可能なスイッ
チと、デューティ比および周波数の少なくとも一方が異
なる2種類のチョッピング信号CH31を発生し、かつ
強ブレーキ制御用のチョッピング信号CH31を印加す
る強ブレーキ開始タイミングを発電機のロータ回転検出
信号に同期させるチョッピング信号発生部80とを備え
る。回転検出信号の入力で強ブレーキ制御状態になると
同時に強いブレーキを掛けることができるため、調速制
御が安定し、応答性も早くなる。
Description
的エネルギ源の機械的エネルギを発電機で電気的エネル
ギに変換し、その電気的エネルギにより回転制御装置を
作動させて発電機の回転周期を制御することにより、指
針等の作動部を正確に駆動する電子機器、電子制御式機
械時計およびそれらの制御方法に関する。
発電機で電気的エネルギに変換し、その電気的エネルギ
により回転制御装置を作動させて発電機のコイルに流れ
る電流値を制御することにより、輪列に固定される指針
を正確に駆動して正確に時刻を表示する電子制御式機械
時計として、特公平7−119812号公報に記載され
たものが知られている。
された発明では、水晶振動子などからの基準信号の周期
で周期的に互いに続いて生じる複数の第1時間点の各々
において、ブレーキオフ制御を行うとともに、前記基準
信号の周期の中で第1時間点から隔置された第2時間点
で、ブレーキオン制御を行っており、基準周期の1周期
の中で、必ずブレーキオン制御とブレーキオフ制御とを
行っていた。
準周期の第2時間点で開始されたブレーキオン制御は、
発電機の回転状態に関わらず、次の基準周期の第1時間
点の時にブレーキオフ制御に強制的に切り換えられるた
め、状態によっては十分なブレーキ量を与えることがで
きず、調速するまでに時間が掛かるという問題があっ
た。
812号公報に記載された発明と異なり、チョッピング
信号を印加することで発電機をチョッピング制御し、ブ
レーキトルクを増加させながら発電電力の低下を抑える
制御方法を開発していた。しかし、このようなチョッピ
ング信号を用いたブレーキ制御時に、特公平7−119
812号公報に記載された発明のように、各基準周期に
合わせてブレーキ制御が切り替わると、チョッピング信
号の周期に関係なく切り替わってしまい、精度の良いブ
レーキ制御を行えない可能性がある。
マイやゴムなどの機械的エネルギ源によって回転制御さ
れる部分を有するオルゴールやメトロノーム、おもち
ゃ、電気かみそりなどの各種電子機器においても、精度
の良いブレーキ制御を行って各作動部、例えばオルゴー
ルのドラムやメトロノームの振子の作動を精度良くした
いという要望は常に生じていた。
たブレーキ制御を行っている場合に、確実かつ十分なブ
レーキ量を与えることができ、調速制御の応答性を高
め、安定した制御を行うことができる電子機器、電子制
御式機械時計およびそれらの制御方法を提供することに
ある。
器は、機械的エネルギ源と、前記機械的エネルギ源によ
って駆動されて誘起電力を発生して電気的エネルギを供
給する発電機と、前記電気的エネルギにより駆動されて
前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置とを備え
る電子機器において、前記回転制御装置は、時間標準源
からの信号に基づいて基準信号を発生する基準信号発生
装置と、前記発電機の両端を閉ループ状態に接続可能な
スイッチと、このスイッチに印加されるデューティ比お
よび周波数の少なくとも一方が異なる強ブレーキ制御用
および弱ブレーキ制御用に設定された2種類以上のチョ
ッピング信号を発生し、かつ前記強ブレーキ制御用のチ
ョッピング信号を前記スイッチに印加する強ブレーキ開
始タイミングおよび前記弱ブレーキ制御用のチョッピン
グ信号を前記スイッチに印加する弱ブレーキ開始タイミ
ングの少なくとも一方を前記発電機のロータの回転検出
信号に同期させて前記発電機をチョッピング制御するチ
ョッピング信号発生部と、を備えて構成されていること
を特徴とするものである。
ロータの回転検出信号に同期させていれば、回転検出信
号の入力によって強ブレーキ状態になると同時に強ブレ
ーキを即座にかつ確実に掛けることができ、調速制御を
安定して行うことができるとともに、応答性も早くする
ことができる。また、弱ブレーキ開始タイミングをロー
タの回転検出信号に同期させていれば、強ブレーキ状態
から弱ブレーキ状態への移行タイミングを、強ブレーキ
制御用のチョッピング信号の1周期が終わってからにす
ることができ、ブレーキ量の制御精度を向上することが
できる。
タイミングのみをロータの回転検出信号に同期させても
よく、弱ブレーキ開始タイミングのみをロータの回転検
出信号に同期させてもよく、さらには、強ブレーキ開始
タイミングおよび弱ブレーキ開始タイミングの両方をロ
ータの回転検出信号に同期させてもよい。
前記スイッチに印加するチョッピング信号を強ブレーキ
制御用から弱ブレーキ制御用に切り換える弱ブレーキ開
始タイミング、または、前記スイッチに印加するチョッ
ピング信号を弱ブレーキ制御用から強ブレーキ制御用に
切り換える強ブレーキ開始タイミングを、前記強ブレー
キ制御用のチョッピング信号、または、弱ブレーキ制御
用のチョッピング信号に同期させていることが好まし
い。なお、本発明において、チョッピング制御とは、発
電機のロータに比べて高い周波数の制御信号(チョッピ
ング信号)を用いて、発電機の両端を閉ループにしたり
開ループにしたりする制御である。そして、この制御に
用いられるチョッピング信号(制御信号)は、周波数が
例えばロータの回転周波数の5〜150倍であるような
信号である。
ブレーキ状態への移行タイミングや、弱ブレーキ状態か
ら強ブレーキ状態への移行タイミングが、強ブレーキ制
御用または弱ブレーキ制御用のチョッピング信号の1周
期が終わってからになるため、強ブレーキ制御時あるい
は弱ブレーキ制御時のチョッピング信号を必ずその周期
に応じた時間だけ掛けることができ、ブレーキ量を各周
期の整数倍で制御することができ、制御精度をより一層
向上することができる。
は、閉ループ状態ではない場合と比べて発電機に加わる
ブレーキ力が大きくなる状態であればよく、閉ループと
された回路上に、例えばスイッチと発電機との間等に、
抵抗素子等が設けられていてもよい。但し、閉ループ状
態は、各発電機の端子間を容易に同電位にできてショー
トブレーキを効率的に掛けられる点で、発電機の各端子
間を直接短絡して構成することが好ましい。
記強ブレーキ制御用のチョッピング信号の出力を基準信
号の1周期以上に渡って継続可能に構成されていること
が好ましい。
の回転速度が高い際に、連続して強ブレーキ制御を行う
こともできるため、1周期の間に必ずブレーキオフ制御
が組み込まれる特公平7−119812号公報に記載の
発明に比べて、迅速にかつ効率的に調速制御を行うこと
ができる。
ゴールまたはメトロノームであることが好ましい。これ
らによれば、持続時間が長くかつ正確に回転制御される
計時装置やオルゴールまたはメトロノームを提供するこ
とができる。
源と、前記機械的エネルギ源によって駆動されて誘起電
力を発生して電気的エネルギを供給する発電機と、前記
電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期
を制御する回転制御装置と、時刻を表示する時刻表示装
置とを備える電子制御式機械時計において、前記回転制
御装置は、時間標準源からの信号に基づいて基準信号を
発生する基準信号発生装置と、前記発電機の両端を閉ル
ープ状態に接続可能なスイッチと、このスイッチに印加
されるデューティ比および周波数の少なくとも一方が異
なる強ブレーキ制御用および弱ブレーキ制御用に設定さ
れた2種類以上のチョッピング信号を発生し、かつ前記
強ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記スイッチに
印加する強ブレーキ開始タイミングおよび前記弱ブレー
キ制御用のチョッピング信号を前記スイッチに印加する
弱ブレーキ開始タイミングの少なくとも一方を前記発電
機のロータの回転検出信号に同期させて前記発電機をチ
ョッピング制御するチョッピング信号発生部と、を備え
て構成されていることを特徴とする。
ロータの回転検出信号に同期させていれば、回転検出信
号の入力によって強ブレーキ状態になると同時に強いブ
レーキを即座にかつ確実に掛けることができ、調速制御
を安定して行うことができるとともに、応答性も早くす
ることができる。このため、特に調速精度が指針の指示
精度につながる電子制御式機械時計においても、調速精
度を非常に高くでき、高精度の時計を提供することがで
きる。また、弱ブレーキ開始タイミングをロータの回転
検出信号に同期させていれば、強ブレーキ状態から弱ブ
レーキ状態への移行タイミングを、強ブレーキ制御用の
チョッピング信号の1周期が終わってからにすることが
でき、ブレーキ量の制御精度を向上することができる。
は、前記スイッチに印加するチョッピング信号を強ブレ
ーキ制御用から弱ブレーキ制御用に切り換える弱ブレー
キ開始タイミング、または、前記スイッチに印加するチ
ョッピング信号を弱ブレーキ制御用から強ブレーキ制御
用に切り換える強ブレーキ開始タイミングを、前記強ブ
レーキ制御用のチョッピング信号、または、弱ブレーキ
制御用のチョッピング信号に同期させていることが好ま
しい。
ブレーキ状態への移行タイミングや、弱ブレーキ状態か
ら強ブレーキ状態への移行タイミングが、強ブレーキ制
御用または弱ブレーキ制御用のチョッピング信号の1周
期が終わってからになるため、強ブレーキ制御時あるい
は弱ブレーキ制御時のチョッピング信号を必ずその周期
に応じた時間だけ掛けることができ、ブレーキ量を各周
期の整数倍で制御することができ、制御精度をより一層
向上することができる。このため、電子制御式機械時計
の指示精度もより一層高くすることができる。
記強ブレーキ制御用のチョッピング信号の出力を基準信
号の1周期以上に渡って継続可能に構成されていること
が好ましい。
の回転速度が高い際に、連続して強ブレーキ制御を行う
こともできるため、1周期の間に必ずブレーキオフ制御
が組み込まれる特公平7−119812号公報に記載の
発明に比べて、迅速にかつ効率的に調速制御を行うこと
ができる。このため、電子制御式機械時計において、ゼ
ンマイを巻き上げた直後のように、機械的エネルギが非
常に高い場合でも、迅速に調速することができ、指示誤
差の発生を抑えることができる。
源と、前記機械的エネルギ源によって駆動されて誘起電
力を発生して電気的エネルギを供給する発電機と、前記
電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周期
を制御する回転制御装置とを備える電子機器の制御方法
において、前記回転制御装置は、時間標準源からの信号
に基づいて基準信号を発生する基準信号発生装置と、前
記発電機の両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチ
と、このスイッチに印加されるデューティ比および周波
数の少なくとも一方が異なる強ブレーキ制御用および弱
ブレーキ制御用に設定された2種類以上のチョッピング
信号を発生するチョッピング信号発生部を備えていると
ともに、前記発電機のロータの回転検出信号が入力され
た際に、前記強ブレーキ制御用のチョッピング信号を前
記スイッチに印加することを特徴とする。
号が入力された際に、前記スイッチに印加するチョッピ
ング信号を、前記強ブレーキ制御用のチョッピング信号
に同期して弱ブレーキ制御用のチョッピング信号に切り
換えることが好ましい。
ングをロータの回転検出信号に同期させているので、回
転検出信号の入力によって強ブレーキ状態になると同時
に強いブレーキを即座にかつ確実に掛けることができ、
調速制御を安定して行うことができるとともに、応答性
も早くすることができる。
ギ源と、前記機械的エネルギ源によって駆動されて誘起
電力を発生して電気的エネルギを供給する発電機と、前
記電気的エネルギにより駆動されて前記発電機の回転周
期を制御する回転制御装置と、時刻を表示する時刻表示
装置とを備える電子制御式機械時計の制御方法におい
て、前記回転制御装置は、時間標準源からの信号に基づ
いて基準信号を発生する基準信号発生装置と、前記発電
機の両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチと、この
スイッチに印加されるデューティ比および周波数の少な
くとも一方が異なる強ブレーキ制御用および弱ブレーキ
制御用に設定された2種類以上のチョッピング信号を発
生するチョッピング信号発生部を備えているとともに、
前記発電機のロータの回転検出信号が入力された際に、
前記強ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記スイッ
チに印加することを特徴とするものである。
号が入力された際に、前記スイッチに印加するチョッピ
ング信号を、前記強ブレーキ制御用のチョッピング信号
に同期して弱ブレーキ制御用のチョッピング信号に切り
換えることが好ましい。
ングをロータの回転検出信号に同期させているので、回
転検出信号の入力によって強ブレーキ状態になると同時
に強いブレーキを即座にかつ確実に掛けることができ、
調速制御を安定して行うことができるとともに、応答性
も早くすることができる。このため、時計の指示精度も
より一層向上することができる。
象となる発電機の特性等に応じて適宜設定できるが、例
えば500〜1000Hz程度の周波数の高い弱ブレーキ
制御用のチョッピング信号と、10〜100Hz程度の周
波数の低い強ブレーキ制御用のチョッピング信号とを用
いればよい。
も異なるチョッピング信号を用いてチョッピング制御し
てもよい。特に、強ブレーキ制御時には、周波数が低く
デューティ比が高いチョッピング信号を用い、弱ブレー
キ制御時には、周波数が高くデューティ比が小さいチョ
ッピング信号を用いれば、効率的にブレーキ制御を行う
ことができる。
に基づいて説明する。
式機械時計の構成を示すブロック図である。
としてのゼンマイ1aと、ゼンマイ1aのトルクを発電
機20に伝達する機械エネルギー伝達装置である増速輪
列(番車)7と、増速輪列7に連結されて時刻表示を行
う時刻表示装置である指針13とを備えている。
イ1aによって駆動され、誘起電力を発生して電気的エ
ネルギを供給する。この発電機20からの交流出力は、
昇圧整流、全波整流、半波整流、トランジスタ整流等か
らなる整流回路21を通して昇圧、整流され、コンデン
サ(電源回路)22に充電供給される。
よって回転制御装置50が駆動され、この回転制御装置
50により発電機20が調速制御されている。回転制御
装置50は、発振回路51、分周回路52、ロータの回
転検出回路53、ブレーキの制動制御回路55を備えて
構成され、図2にも示すように、発電機20に設けられ
たブレーキ回路120を制御することで、発電機20を
調速している。
された交流信号(交流電流)が出力される第1の出力端
子MG1、第2の出力端子MG2を短絡等によって閉ル
ープさせてショートブレーキを掛ける第1および第2の
スイッチ121,122により構成され、調速機を兼用
した発電機20に組み込まれている。
MG2にゲートが接続されたPchの第1の電界効果型
トランジスタ(FET)126と、制動制御回路55か
らのチョッピング信号(チョッピングパルス)CH3が
ゲートに入力される第2の電界効果型トランジスタ12
7とが並列に接続されて構成され、第1の出力端子MG
1とコンデンサ22の第1の入力端子22aとの間に配
置されている。
力端子MG1にゲートが接続されたPchの第3の電界
効果型トランジスタ(FET)128と、制動制御回路
55からのチョッピング信号(チョッピングパルス)C
H3がゲートに入力される第4の電界効果型トランジス
タ129とが並列に接続されて構成され、第1のスイッ
チ121と同様に、第1の出力端子MG1とコンデンサ
22の第1の入力端子22aとの間に配置されている。
と、コンデンサ22の第2の入力端子22bとの間に
は、昇圧用のコンデンサ123、ダイオード124,1
25がそれぞれ配置されている。
コンデンサ123、ダイオード124,125、第1の
スイッチ121、第2のスイッチ122を備えて倍電圧
整流回路21(図1では整流回路21)が構成されてい
る。そして、この整流回路21で整流された直流信号
は、整流回路21から各入力端子22a,22bを介し
てコンデンサ22に充電される。
は、一方向に電流を流す一方向性素子であればよく、そ
の種類は問わない。特に、電子制御式機械時計では、発
電機20の起電圧が小さいため、ダイオード125とし
ては降下電圧Vfが小さいショットキーバリアダイオー
ドを用いることが好ましい。また、ダイオード124と
しては、逆リーク電流が小さいシリコンダイオードを用
いることが好ましい。
にも示すように、時間標準源である水晶振動子51Aを
用いて発振信号(32768Hz)を出力し、この発振信
号は12段のフリップフロップからなる分周回路52に
よってある一定周期まで分周される。分周回路52の1
2段目の出力Q12は、8Hzの基準信号fsとして出力
されている。従って、発振回路51および分周回路52
により、基準信号発生装置が構成されている。なお、分
周回路52の出力Q4は2048Hz、出力Q5は102
4Hz、出力Q6は512Hz、出力Q7は256Hzの各信
号を出力している。
れた波形整形回路61とモノマルチバイブレータ62と
で構成されている。波形整形回路61は、アンプ、コン
パレータで構成され、発電機20のロータの回転に伴い
出力される正弦波を矩形波に変換する。モノマルチバイ
ブレータ62は、ある周期以下のパルスだけを通過させ
るバンドパス・フィルターとして機能し、ノイズを除去
した回転検出信号FG1を出力する。
タ54と、同期回路70と、チョッピング信号発生部8
0とを備えている。
ト入力およびダウンカウント入力には、回転検出回路5
3の回転検出信号FG1および分周回路52からの基準
信号fsが同期回路70を介してそれぞれ入力されてい
る。
つのフリップフロップ71やANDゲート72からな
り、分周回路52の4段目の出力(2048Hz)や5段
目の出力(1024Hz)の信号を利用して、回転検出信
号FG1を基準信号fs(8Hz)に同期させるととも
に、これらの各信号パルスが重なって出力されないよう
に調整している。
カウンタで構成されている。アップダウンカウンタ54
のアップカウント入力には、前記回転検出信号FG1に
基づく信号(UCL:アップカウント信号)が同期回路
70から入力され、ダウンカウント入力には、前記基準
信号fsに基づく信号(DCL:ダウンカウント信号)
が同期回路70から入力される。これにより、基準信号
fsおよび回転検出信号FG1の計数と、その差の算出
とが同時に行えるようになっている。
は、4つのデータ入力端子(プリセット端子)A〜Dが
設けられており、端子A,B,DにHレベル信号が入力
されていることで、アップダウンカウンタ54の初期値
(プリセット値)がカウンタ値「11」に設定されてい
る。
D入力端子には、コンデンサ22に接続されてコンデン
サ22に最初に電力が供給された際に、システムリセッ
ト信号SRを出力する初期化回路91が接続されてい
る。なお、本実施形態では、初期化回路91は、コンデ
ンサ22の充電電圧が所定電圧になるまではHレベルの
信号を出力し、所定電圧以上になればLレベルの信号を
出力するように構成されている。
力つまりシステムリセット信号SRがLレベルになるま
では、アップダウン入力を受け付けないため、アップダ
ウンカウンタ54のカウンタ値は「11」に維持され
る。
出力QA〜QDを有している。従って、カウンタ値が
「12」以上であれば、3,4ビット目の出力QC,Q
Dは共にHレベル信号を出力し、カウンタ値が「11」
以下であれば、3,4ビット目の出力QC,QDの少な
くとも一方は必ずLレベル信号を出力する。
Dゲート110の出力LBSは、アップダウンカウンタ
54のカウンタ値が「12」以上であればHレベル信号
となり、カウンタ値が「11」以下であればLレベル信
号となる。この出力LBSは、チョッピング信号発生部
80に接続されている。
Dゲート111およびORゲート112の各出力は、同
期回路70からの出力が入力されるNANDゲート10
2にそれぞれ入力されている。従って、例えばアップカ
ウント信号の入力が複数個続いてカウンタ値が「15」
になると、NANDゲート111からはLレベル信号が
出力され、さらにアップカウント信号がNANDゲート
102に入力されても、その入力はキャンセルされてア
ップダウンカウンタ54にアップカウント信号がそれ以
上入力されないように設定されている。同様に、カウン
タ値が「0」になると、ORゲート112からはLレベ
ル信号が出力されるため、ダウンカウント信号の入力は
キャンセルされる。これにより、カウンタ値が「15」
を越えて「0」になったり、「0」を越えて「15」に
なったりしないように設定されている。
ョッピング信号CH11を出力する第1チョッピング信
号発生手段81と、第2のチョッピング信号CH21を
出力する第2チョッピング信号発生手段85と、AND
ゲート110からの出力LBSに応じて各チョッピング
信号CH11,21を切り換えて出力する切替回路10
0とを備えて構成されている。
つのANDゲート82〜84で構成され、分周回路52
の出力Q4〜Q7を利用して第1のチョッピング信号C
H11を出力するように構成されている。
周回路52の出力Q6をクロック入力とし、かつ信号U
CLでリセットされる1/5分周回路で構成され、第2
のチョッピング信号CH21を出力するように構成され
ている。
ンタ54からの出力LBSがデータ入力とされ、チョッ
ピング信号CH21がクロック入力とされてブレーキ状
態および非ブレーキ状態の切替信号LBS1を出力する
フリップフロップ86と、切替信号LBS1の状態によ
って弱ブレーキ制御用のチョッピング信号(前記第1の
チョッピング信号CH11を反転した信号)や、強ブレ
ーキ制御用のチョッピング信号(第2のチョッピング信
号CH21を反転した信号)をチョッピング信号CH3
1として出力する各ANDゲート87,88およびNO
Rゲート89とを備えている。
ORゲート89からの出力CH31は、図4,5に示す
ように、周波数が高く(256Hz)、デューティ比(1
周期におけるブレーキ期間、つまりLレベル期間の長
さ)が小さな弱ブレーキ制御用のチョッピング信号(第
1のチョッピング信号CH11を反転した信号)と、周
波数が低く(512/5=102.4Hz)、デューティ
比が大きな強ブレーキ制御用のチョッピング信号(第2
のチョッピング信号CH21を反転した信号)とが出力
LBS1によって切り換えられてチョッピング信号CH
31として出力されている。
キ回路120の各トランジスタ127,129に入力さ
れている。従って、チョッピング信号CH31がLレベ
ル信号となっている時には、各トランジスタ127,1
29つまりスイッチ121,122はオン状態に維持さ
れ、発電機20がショートされて閉ループ状態となり、
ブレーキが掛かる。
ル信号となっている時には、スイッチ121,122は
オフ状態に維持され、発電機20にはブレーキが加わら
ない。従って、チョッピング信号CH31によって発電
機20をチョッピング制御することができる。
5,6のタイミングチャートと、図7のフローチャート
とを参照して説明する。
1からLレベルのシステムリセット信号SRがアップダ
ウンカウンタ54のLOAD入力に入力されると(S1
1)、回転検出信号FG1に基づくアップカウント信号
(UCL)と、基準信号fsに基づくダウンカウント信
号(DCL)とがアップダウンカウンタ54でカウント
される(S12)。これらの各信号は、同期回路70に
よって同時にカウンタ54に入力されないように設定さ
れている。
定されている状態から、アップカウント信号(UCL)
が入力されるとカウンタ値は「12」となり、出力LB
SがHレベル信号となり、チョッピング信号発生部80
のフリップフロップ86に出力される。同時に、UCL
によって第2チョッピング信号発生手段(1/5分周回
路)85がリセットされ、フリップフロップ86のクロ
ック回路にパルス信号が入力される。このため、UCL
が入力されてカウンタ値が「12」になると、フリップ
フロップ86の出力LBS1も即座にHレベル信号に切
り替わる。
力されてカウンタ値が「11」に戻った場合には、出力
LBSはLレベル信号となる。但し、フリップフロップ
86の出力LBS1は、チョッピング信号CH21に同
期して変化するため、図5に示すように、DCLが入力
されても即座にLレベルに切り替わることはなく、チョ
ッピング信号CH21の1周期が終了した時にLレベル
信号に切り替わる。
は、フリップフロップ86の出力LBS1からLレベル
信号が出力されている場合(カウント値「11」以下)
には、ANDゲート88からの出力もLレベル信号に維
持されるため、NORゲート89からのチョッピング信
号CH31は出力CH11が反転したチョッピング信
号、つまりHレベル信号(ブレーキオフ時間)が長く、
Lレベル信号(ブレーキオン時間)が短いデューティ比
(スイッチ121,122をオンしている比率)の小さ
な弱ブレーキ制御用のチョッピング信号となる。従っ
て、基準周期におけるブレーキオン時間が短くなり、発
電機20に対しては、ほとんどブレーキが掛けられな
い、つまり発電電力を優先した弱ブレーキ制御が行われ
る(S13,S15)。
1からHレベル信号が出力されている場合(カウント値
「12」以上)には、ANDゲート87からの出力はL
レベル信号に維持されるため、NORゲート89からの
チョッピング信号CH31は出力CH21が反転したチ
ョッピング信号、つまりデューティ比が大きくかつ周波
数が前記弱ブレーキ制御用のチョッピング信号に比べて
小さな強ブレーキ制御用のチョッピング信号となる。従
って、基準周期におけるブレーキオン時間が長くなり、
発電機20に対しては強ブレーキ制御が行われるが、一
定周期でブレーキがオフされるためにチョッピング制御
が行われ、発電電力の低下を抑えつつ制動トルクを向上
することができる(S13,14)。
制御の開始時は、ロータの回転検出信号FG1に基づく
アップカウント信号(UCL)に同期するが、強ブレー
キ制御の終了時つまり弱ブレーキ制御の開始時は、基準
信号fsに基づくダウンカウント信号(DCL)には同
期せず、チョッピング信号CH31の1周期が終了する
まで待って開始される。この際、強ブレーキ時のチョッ
ピング信号CH31は、ロータの回転検出信号FG1に
同期しているため、強ブレーキ時のチョッピング信号C
H31の1周期終了時に切り替わる弱ブレーキ制御開始
タイミングも、ロータの回転検出信号FG1に同期して
いることになる。
H31(出力CH11の反転信号)は、ロータの回転検
出信号FG1に同期せずに出力されているため、開始タ
イミングは同期していても、実際のチョッピングのタイ
ミングはロータの回転検出信号FG1には同期していな
い。
にして発電機20で発電した電荷をコンデンサ22に充
電している。すなわち、第1の出力端子MG1の極性が
「−」で第2の出力端子MG2の極性が「+」の時に
は、第1の電界効果型トランジスタ(FET)126が
オフされ、第3の電界効果型トランジスタ(FET)1
28がオンされる。このため、発電機20で発生した誘
起電圧の電荷は、第2の出力端子MG2、コンデンサ1
23、ダイオード125、第1の出力端子MG1の回路
によって例えば0.1μFのコンデンサ123に充電さ
れるとともに、第2の出力端子MG2、第2のスイッチ
122、第1の入力端子22a、コンデンサ22、第2
の入力端子22b、ダイオード124,125、第1の
出力端子MG1の回路によって例えば10μFのコンデ
ンサ22に充電される。
「+」で第2の出力端子MG2の極性が「−」に切り替
わると、第1の電界効果型トランジスタ(FET)12
6がオンされ、第3の電界効果型トランジスタ(FE
T)128がオフされる。このため、図2に示す「コン
デンサ123→第2の出力端子MG2→発電機20→第
1の出力端子MG1→スイッチ121→第1の入力端子
22a→コンデンサ22→第2の入力端子22b→ダイ
オード124→コンデンサ123」の回路によって、発
電機20で発生した誘起電圧と、コンデンサ123の充
電電圧とが加えられた電圧でコンデンサ22が充電され
る。
により発電機20の両端が短絡し、開放されると、コイ
ルの両端に高電圧が誘起され、この高い充電電圧によっ
て電源回路(コンデンサ)22を充電することで充電効
率が向上する。
発電機20の回転速度が大きい場合などでは、アップカ
ウント信号によりカウンタ値が「12」になった後に、
さらにアップカウント信号が入力されることがある。こ
の場合には、カウンタ値は「13」となり、前記出力L
BSはHレベルを維持するため、チョッピング信号CH
31により一定周期でブレーキがオフされながらブレー
キが掛けられる強ブレーキ制御が行われる。この強ブレ
ーキ制御は、基準信号fsの1周期に関係なく、アップ
ダウンカウンタ54のカウンタ値が「11」以下に低下
するまで継続される。
り、発電機20の回転速度が低下し、回転検出信号FG
1が入力される前に基準信号fs(ダウンカウント信
号)が2回入力されると、カウンタ値は「12」、「1
1」と低下し、「11」になった際にブレーキが解除さ
れる弱ブレーキ制御に切り替えられる。
定された回転スピード近くになり、アップカウント信号
と、ダウンカウント信号とが交互に入力されて、カウン
タ値が「12」と「11」とを繰り返すロック状態に移
行する。この際は、カウンタ値に応じて強ブレーキ制御
及び弱ブレーキ制御が繰り返される。つまり、ロータが
1回転する基準周期の1周期の期間にデューティ比が大
きいチョッピング信号と、デューティ比が小さいチョッ
ピング信号とがスイッチ121,122に印加されてチ
ョッピング制御が行われる。
クが小さくなると、ダウンカウント信号(DCL)が連
続して入力され、例えばカウンタ値が「11」、「1
0」と低下する場合がある。この際、出力LBS1はL
レベルを維持するため、チョッピング信号CH31も弱
ブレーキ制御用の信号が継続して出力される。これによ
り、強ブレーキを掛けずに発電機20の回転速度を基準
速度に制御することになる。
レーキ制御のみであってもダウンカウント値が多く入力
されるようになり、カウント値が「10」以下の小さな
値になると、ゼンマイ1aのトルクが低下したと判断
し、運針を停止したり、非常に低速にしたり、さらには
ブザー、ランプ等を鳴らしたり、点灯させることで、利
用者にゼンマイ1aを再度巻き上げるように促す。
LBSからHレベル信号が出力し、フリップフロップ8
6の出力LBS1からもHレベル信号が出ている間は、
デューティ比の大きなチョッピング信号による強ブレー
キ制御が行われ、出力LBSからLレベル信号が出力
し、フリップフロップ86の出力LBS1からもLレベ
ル信号が出ている間は、デューティ比の小さなチョッピ
ング信号による弱ブレーキ制御が行われる。従って、ア
ップダウンカウンタ54、より直接的にはフリップフロ
ップ86によって強ブレーキ制御と弱ブレーキ制御とが
切り替えられる。
は、磁束の変化に応じた交流波形が出力される。この
際、出力LBS1の信号に応じて周波数およびデューテ
ィ比の異なるチョッピング信号CH31がスイッチ12
1,122に適宜印加され、出力LBS1がHレベル信
号を出力した時、つまり強ブレーキ制御時には、各チョ
ッピングサイクル内におけるショートブレーキ時間が長
くなってブレーキ量が増えて発電機20は減速される。
そして、ブレーキが掛かる分、発電量も低下するが、こ
のショートブレーキ時に蓄えられたエネルギーを、チョ
ッピング信号CH31によりスイッチ121,122を
オフした際に出力してチョッピング昇圧することができ
るため、ショートブレーキ時の発電量低下を補うことが
でき、発電電力の低下を抑えながら、制動トルクを増加
することができる。
した際、つまり弱ブレーキ制御時には、各チョッピング
サイクル内におけるショートブレーキ時間が短くなって
ブレーキ量が減って発電機20は増速される。この際
も、チョッピング信号CH31によりスイッチ121,
122をオンからオフした際にチョッピング昇圧するこ
とができるので、まったくブレーキを掛けずに制御した
場合に比べても発電電力を向上させることができる。
電圧整流回路21によって昇圧、整流されて電源回路
(コンデンサ)22に充電され、この電源回路22によ
り回転制御装置50が駆動される。
な効果がある。
1の開始タイミングをロータの回転検出信号FG1に基
づくアップカウント信号(UCL)に同期させているの
で、UCLの入力によって強ブレーキ制御状態になると
同時に強いブレーキを即座にかつ確実に掛けることがで
き、調速制御を安定して行うことができるとともに、応
答性も早くすることができる。
レーキ制御状態への移行は、基準信号に基づくダウンカ
ウント信号(DCL)が入力されても即座に移行せず、
強ブレーキ制御用のチョッピング信号CH31の周期に
同期して切り替わるため、強ブレーキ制御時のチョッピ
ング信号CH31を必ずその周期に応じた時間だけスイ
ッチ121,122に加えることができるため、ブレー
キ量の換算が容易になり、調速制御の精度をより一層向
上することができる。
値が「12」以上であれば強ブレーキ制御を継続するた
め、例えば、ゼンマイ1aのトルクが大きく、発電機2
0のロータ回転速度が高い場合に、迅速に基準速度まで
減速することができ、基準信号の1周期の間に必ずブレ
ーキオンおよびブレーキオフ制御を行う場合に比べて、
調速制御の応答性を高めることができる。
ンタ値が「11」以下であれば弱ブレーキ制御を継続す
るため、ゼンマイ1aのトルクが低下して発電機20の
ロータ回転速度が低くなった場合でも、強いブレーキを
掛けないことで基準速度に戻すことができ、この場合も
基準信号の1周期の間に必ずブレーキオンおよびブレー
キオフ制御を行う場合に比べて、調速制御の応答性を高
めることができる。
替制御を、デューティ比および周波数の異なる2種類の
チョッピング信号CH31を用いて行っているので、充
電電圧(発電電圧)を低下させることなくブレーキ(制
動トルク)を大きくすることができる。特に、強ブレー
キ制御時にはデューティ比が大きくかつチョッピング周
波数が小さなチョッピング信号を用いて制御しているの
で、充電電圧の低下を抑えながら制動トルクを大きくす
ることができ、システムの安定性を維持しながら、効率
的なブレーキ制御を行うことができる。これにより、電
子制御式機械時計の持続時間も長くすることができる。
スイッチを設け、このスイッチにチョッピング信号を印
加して発電機20をチョッピング制御した場合、図11
〜14に示すように、駆動トルク(ブレーキトルク、制
動トルク)はチョッピング周波数が低いほど、またデュ
ーティ比が高いほど高くなり、充電電圧(発電電圧)は
チョッピング周波数が高いほど高くなるがデューティ比
が高くなってもそれほど低下せず、逆に50Hz以上の周
波数ではデューティ比が0.8程度になるまでは充電電
圧が高くなる。従って、チョッピング信号CH31の周
波数およびデューティ比を本実施形態のように調整すれ
ば、充電電圧(発電電圧)を低下することなく、ブレー
キを大きくすることができ、効果的な調速制御を行うこ
とができる。なお、図11,12は、チョッピング信号
の周波数を、25,50,100,500,1000H
zの5段階に切り替えた場合であり、図13,14は、
周波数を32,64,128,256,512,102
4Hzの6段階に切り替えた場合であり、それぞれ各デ
ューティー比でのコンデンサ22の充電電圧(発電電
圧)および駆動トルクを測定したものである。
ウント信号(UCL)と、基準信号fsに基づくダウン
カウント信号(DCL)とをアップダウンカウンタ54
に入力することで、それらの各信号の位相の進みまたは
遅れを検出し、その結果に基づいてその直後の1基準周
期の期間のブレーキ制御を行っているので、モータ速度
に短期的なふらつきがあったとしても、時計において
は、長時間にわたって認識できるような時間の進み、遅
れを無くすことができ、高精度の調速制御が行えて時刻
指示精度も高めることができる。
1,MG2にゲートが接続された第1,3の電界効果型
トランジスタ126,128を用いて整流制御を行って
いるので、コンパレータ等を用いる必要が無く、構成が
簡単になって部品点数を少なくでき、かつコンパレータ
の消費電力による充電効率の低下も防止できる。さら
に、発電機20の端子電圧(出力端子MG1,MG2の
電圧)を利用して電界効果型トランジスタ126,12
8のオン、オフを制御しているので、発電機20の端子
の極性に同期して各電界効果型トランジスタ126,1
28を制御することができ、整流効率を向上することが
できる。
4の電界効果型トランジスタ127,129を各トラン
ジスタ126,128に並列に接続することで、チョッ
ピング制御を独立して行うことができ、かつ構成も簡易
にできる。従って、構成が簡易で、発電機20の極性に
同期し、かつ昇圧しながらチョッピング整流を行える倍
電圧整流回路21を提供することができる。
を用いた昇圧に加えて、チョッピングによる昇圧を行う
ことができるので、整流回路21の直流出力電圧つまり
コンデンサ22への充電電圧を高めることができ、充電
効率を向上することができる。
を用いているので、16個のカウント値をカウントする
ことができる。このため、アップカウンタ信号が続けて
入力された場合などに、その入力値を累積してカウント
することができ、設定された範囲つまりアップカウンタ
信号やダウンカウンタ信号が連続して入力されてカウン
タ値が「15」や「0」になるまでの範囲では、その累
積誤差を補正することができる。このため、仮に発電機
20の回転速度が基準速度から大きく外れても、ロック
状態になるまでは時間が掛かるが、その累積誤差を確実
に補正して発電機20の回転速度を基準速度に戻すこと
ができ、長期的には正確な運針を維持することができ
る。
替は、カウンタ値が「11」以下であるか「12」以上
であるかのみで設定され、ブレーキ時間等を別途設定す
る必要もないため、回転制御装置50をシンプルな構成
にでき、部品コストや製造コストを低減でき、電子制御
式機械時計を安価に提供できる。
〜10を参照して説明する。なお、本実施形態におい
て、前述の第1実施形態と同一もしくは同様の構成部分
には、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
ーキ制御時のチョッピング信号CH32の周波数が同じ
になるように、前記第1実施形態のチョッピング信号発
生部80とは構成が異なるチョッピング信号発生部18
0を用いたものである。
0は、アップカウント信号(UCL)によってリセット
される分周回路181を備えている。
3(4096Hz)をクロック入力とし、Q4a(204
8Hz)〜Q7a(256Hz)の信号を出力するものであ
る。
は、3つのANDゲート82〜84で構成され、分周回
路181の出力Q4a〜Q7aを利用して第1のチョッ
ピング信号CH12を出力する第1チョッピング信号発
生手段81と、2つのORゲート186,187で構成
され、分周回路181の出力Q4a〜Q7aを利用して
第2のチョッピング信号CH22を出力する第2チョッ
ピング信号発生手段185と、第2のチョッピング信号
CH22に同期して切替信号LBS2を出力するフリッ
プフロップ86等を含む前記第1実施形態と同様の切替
回路100とを備えている。
NORゲート89からの出力CH32は、図9,10に
示すように、デューティ比が小さな弱ブレーキ制御用の
チョッピング信号(第1のチョッピング信号CH12を
反転した信号)と、この信号と周波数は同一であるが、
デューティ比が大きな強ブレーキ制御用のチョッピング
信号(第2のチョッピング信号CH22を反転した信
号)とが出力LBS2によって切り換えられてチョッピ
ング信号CH32として出力されている。
ンジスタ127,129に入力されている。従って、チ
ョッピング信号CH32がLレベル信号となっている時
は、各トランジスタ127,129つまりスイッチ12
1,122はオン状態に維持され、発電機20がショー
トされて閉ループ状態とされ、ブレーキが掛かる。
ル信号となっている時は、スイッチ121,122はオ
フ状態に維持され、発電機20にはブレーキが加わらな
い。従って、チョッピング信号CH32によって発電機
20をチョッピング制御することができる。
0のタイミングチャートを参照して説明する。
1からLレベルのシステムリセット信号SRがアップダ
ウンカウンタ54のLOAD入力に入力されると、回転
検出信号FG1に基づくアップカウント信号(UCL)
と、基準信号fsに基づくダウンカウント信号(DC
L)とがアップダウンカウンタ54でカウントされる。
る状態から、アップカウント信号(UCL)が入力され
るとカウンタ値は「12」となり、出力LBSがHレベ
ル信号となり、チョッピング信号発生部180のフリッ
プフロップ86に出力される。同時に、UCLによって
分周回路181がリセットされ、各出力Q4a〜Q7a
がそのUCLに同期して新たなタイミングで出力され
る。
ことで、出力CH22からフリップフロップ86のクロ
ック回路に最初のパルス信号が入力される。このため、
アップカウント信号(UCL)が入力されてカウンタ値
が「12」になると、フリップフロップ86の出力LB
S2も即座にHレベル信号に切り替わる。
力されてカウンタ値が「11」に戻った場合には、出力
LBSはLレベル信号となる。但し、フリップフロップ
86の出力LBS2は、前記第1実施形態と同様に、C
H22に同期して変化するため、図10に示すように、
DCLが入力されても即座にLレベルに切り替わること
はなく、チョッピング信号CH22の1周期が終了した
時にLレベル信号に切り替わる。
は、フリップフロップ86の出力LBS2からLレベル
信号が出力されている場合(カウント値「11」以下)
には、ANDゲート88からの出力もLレベル信号に維
持されるため、NORゲート89からの出力CH32は
出力CH12が反転したチョッピング信号、つまりデュ
ーティ比の小さなチョッピング信号となる。従って、基
準周期におけるブレーキオン時間が短くなり、発電機2
0に対しては、ほとんどブレーキが掛けられない、つま
り発電電力を優先した弱ブレーキ制御が行われる。
2からHレベル信号が出力されている場合(カウント値
「12」以上)には、ANDゲート87からの出力はL
レベル信号に維持されるため、NORゲート89からの
出力CH32は出力CH22が反転したチョッピング信
号、つまりデューティ比の大きなチョッピング信号とな
る。従って、基準周期におけるブレーキオン時間が長く
なり、発電機20に対しては強ブレーキ制御が行われる
が、一定周期でブレーキがオフされるためにチョッピン
グ制御が行われ、発電電力の低下を抑えつつ制動トルク
を向上することができる。
キ制御の開始時は、ロータの回転検出信号FG1に基づ
くアップカウント信号(UCL)に同期するが、強ブレ
ーキ制御の終了時つまり弱ブレーキ制御の開始時は、基
準信号fsに基づくダウンカウント信号(DCL)には
同期せず、チョッピング出力CH32の1周期が終了す
るまで待って開始され、前記第1実施形態と同様に、各
チョッピング信号で調速制御が行われる。
切替を制御するフリップフロップ86の出力は、出力C
H22に同期して出力される。そして、この出力CH2
2は、ロータの回転検出信号FG1に基づくアップカウ
ント信号(UCL)によってリセットされる分周回路1
81からの信号を用いて作られており、回転検出信号F
G1に同期して出力されている。従って、弱ブレーキか
ら強ブレーキに変化する強ブレーキ開始タイミングと、
強ブレーキから弱ブレーキに変化する弱ブレーキ開始タ
イミングとは、共にロータの回転検出信号FG1に同期
している。
信号(第1のチョッピング信号CH12を反転した信
号)と、強ブレーキ制御用のチョッピング信号(第2の
チョッピング信号CH22を反転した信号)とは、共
に、ロータの回転検出信号FG1によってリセットされ
る分周回路181からの信号を利用して作られているた
め、それぞれの信号によるチョッピングのタイミング
は、いずれもロータの回転検出信号FG1には同期して
いる。
形態の(1) 〜(3),(5) 〜(10)と同じ作用効果を奏するこ
とができる。
と、弱ブレーキ制御時に用いられるチョッピング信号
(第1のチョッピング信号CH12を反転した信号)C
H31とが共にロータの回転検出信号FG1に同期して
いるので、弱ブレーキ制御に切り替わったときに、弱ブ
レーキ制御用のチョッピング信号も1周期の始めからス
タートするため、弱ブレーキ制御時のチョッピング信号
CH31も、必ずその周期に応じた時間だけスイッチ1
21,122に加えることができる。従って、弱ブレー
キ時においてもブレーキ量の換算が容易になり、調速制
御の精度をより一層向上することができる。
のではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、
改良等は、本発明に含まれるものである。
ップダウンカウンタ54を用いていたが、3ビット以下
のアップダウンカウンタを用いてもよいし、5ビット以
上のアップダウンカウンタを用いても良い。ビット数が
大きなアップダウンカウンタを用いれば、カウントでき
る値が増えるため、累積誤差を記憶できる範囲が大きく
でき、特に発電機20の起動直後等の非ロック状態での
制御が有利になる。一方で、ビット数の小さなカウンタ
を用いれば、累積誤差を記憶できる範囲が小さくなる
が、特にロック状態になればアップおよびダウンを繰り
返すことになるため、1ビットのカウンタでも対応でき
るとともに、コストを低減できる利点がある。
ダウンカウンタを用いたものに限らず、基準信号用fs
および回転検出信号FG1用にそれぞれ設けた第1およ
び第2の計数手段と、各計数手段の計数値を比較する比
較回路とで構成されたものでもよい。ただし、アップダ
ウンカウンタ54を用いたほうが回路構成が簡易になる
という利点がある。さらに、制動制御回路55として
は、発電機20の回転周期を検出してその回転周期に基
づいて強ブレーキ制御および弱ブレーキ制御を切り替え
ることができるものであればよく、その具体的構成は実
施にあたって適宜設定すればよい。
比および周波数の異なる2種類のチョッピング信号CH
31を用いてブレーキ制御をし、第2実施形態ではデュ
ーティ比のみが異なる2種類のチョッピング信号CH3
2を用いてブレーキ制御をしていたが、周波数のみが異
なるチョッピング信号を用いてブレーキ制御してもよ
い。さらに、例えば、アップダウンカウンタのカウンタ
値の大きさに応じて、強ブレーキ制御用のチョッピング
信号を複数のものから選択して切り換える等すること
で、デューティ比や周波数が異なる3種類以上のチョッ
ピング信号を用いてもよい。
タイミングのみをロータの回転検出信号に同期させても
よく、弱ブレーキ開始タイミングのみをロータの回転検
出信号に同期させてもよく、さらには、強ブレーキ開始
タイミングおよび弱ブレーキ開始タイミングの両方をロ
ータの回転検出信号に同期させてもよく、これらは実施
にあたって適宜設定すればよい。
0、回転制御装置50、チョッピング信号発生部80,
180等の具体的な構成は前記各実施形態に限らず、実
施にあたって適宜設定すればよい。特に、整流回路21
としては、例えば3倍以上の昇圧が可能な昇圧回路を組
み込んで構成してもよく、発電機や整流回路を組み込む
電子制御式機械時計の種類等に応じて適宜設定すればよ
い。
ング信号の周波数は、実施にあたって適宜設定すればよ
いが、例えば50Hz(発電機20のロータの回転周波数
の5倍)程度以上あれば、充電電圧を一定値以上に維持
しながら、ブレーキ性能を向上できる。また、チョッピ
ング信号のデューティ比も実施にあたって適宜設定すれ
ばよい。
子制御式機械時計に適用するものに限らず、置き時計、
クロック等の各種時計、携帯型時計、携帯型の血圧計、
携帯電話機、ページャ、万歩計、電卓、携帯用パーソナ
ルコンピュータ、電子手帳、携帯ラジオ、オルゴール、
メトロノーム、電気かみそり等にも適用することができ
る。特に、本発明では、発電機の回転速度を一定速度に
効率的に制御でき、かつ発電電圧も一定以上に維持する
ことができるため、各種電子機器を安定してかつ長時間
作動させることができる。
合には、前記実施形態における輪列7の歯車で、回転円
板や回転ドラム(シリンダ)を回転させ、この回転ドラ
ムなどに植設されたピンで振動板を弾いて音を発生させ
るようにすればよい。この場合も、時計の針と同様に回
転ドラムなどを一定速度で回転させることができ、かつ
長時間作動させ続けることができるため、正確な演奏を
長時間行うことができる。
合にも、輪列の歯車にメトロノーム音発信車を付け、そ
の車の回転により、メトロノーム音片を弾いて周期的な
メトロノーム音を発音させるようにすればよい。
一定の回転速度に制御される場合だけでなく、何段階か
の設定回転速度に制御される場合にも適用することがで
きる。例えば、メトロノームは、各種のテンポに対応し
た音を発生させる必要があり、1分間に60拍の場合も
あれば、72拍や120拍の場合もある。これらの場合
には、回転制御される発電機20の回転数がそれぞれ6
0拍、72拍、120拍に対応する回転数に制御される
ように発電機20の制御回転数を可変できるようにすれ
ばよい。この制御回転数を変化させるには、例えば、基
準信号発生装置の分周段を適宜切り換えて基準信号の周
期を可変することなどで可能になる。
ギ源としては、ゼンマイ1aに限らず、ゴム、スプリン
グ、重錘、圧縮空気などの流体等でもよく、本発明を適
用する対象などに応じて適宜設定すればよい。さらに、
これらの機械的エネルギ源に機械的エネルギを入力する
手段としては、手巻き、回転錘、位置エネルギ、気圧変
化、風力、波力、水力、温度差等でもよい。
源からの機械的エネルギを発電機20に伝達する機械エ
ネルギー伝達装置としては、前記実施形態のような輪列
7(歯車)に限らず、摩擦車、ベルト(タイミングベル
ト等)及びプーリ、チェーン及びスプロケットホイー
ル、ラック及びピニオン、カムなどを利用したものでも
よく、本発明を適用する電子機器や電子制御式機械時計
の種類などに応じて適宜設定すればよい。
限らず、円板、円環状や円弧形状のものを用いてもよ
い。さらに、液晶パネル等を用いたデジタル表示式の時
刻表示装置を用いてもよい。
器、電子制御式機械時計およびそれらの制御方法によれ
ば、チョッピング信号を用いたブレーキ制御を行ってい
る場合に、確実かつ十分なブレーキ量を与えることがで
き、調速制御の応答性を高め、安定した制御を行うこと
ができるという効果がある。
ば、安定した調速制御を行うことができるため、時刻指
示精度も高めることができ、高精度の時計にすることが
できるという効果がある。
時計の要部の構成を示すブロック図である。
す回路図である。
図である。
るタイミングチャートである。
るタイミングチャートである。
るタイミングチャートである。
ャートである。
図である。
るタイミングチャートである。
けるタイミングチャートである。
示すグラフである。
すグラフである。
示すグラフである。
すグラフである。
Claims (12)
- 【請求項1】 機械的エネルギ源と、前記機械的エネル
ギ源によって駆動され、誘起電力を発生して電気的エネ
ルギを供給する発電機と、前記電気的エネルギにより駆
動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置
とを備える電子機器において、 前記回転制御装置は、 時間標準源からの信号に基づいて基準信号を発生する基
準信号発生装置と、 前記発電機の両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチ
と、 このスイッチに印加されるデューティ比および周波数の
少なくとも一方が異なる強ブレーキ制御用および弱ブレ
ーキ制御用に設定された2種類以上のチョッピング信号
を発生し、かつ前記強ブレーキ制御用のチョッピング信
号を前記スイッチに印加する強ブレーキ開始タイミング
および前記弱ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記
スイッチに印加する弱ブレーキ開始タイミングの少なく
とも一方を前記発電機のロータの回転検出信号に同期さ
せて前記発電機をチョッピング制御するチョッピング信
号発生部と、 を備えて構成されていることを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器において、 前記チョッピング信号発生部は、前記スイッチに印加す
るチョッピング信号を強ブレーキ制御用から弱ブレーキ
制御用に切り換える弱ブレーキ開始タイミング、また
は、前記スイッチに印加するチョッピング信号を弱ブレ
ーキ制御用から強ブレーキ制御用に切り換える強ブレー
キ開始タイミングを、前記強ブレーキ制御用のチョッピ
ング信号、または、弱ブレーキ制御用のチョッピング信
号に同期させていることを特徴とする電子機器。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子機
器において、 前記チョッピング信号発生部は、前記強ブレーキ制御用
のチョッピング信号の出力を基準信号の1周期以上に渡
って継続可能に構成されていることを特徴とする電子機
器。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子機
器は、計時装置であることを特徴とする電子機器。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子機
器は、オルゴールまたはメトロノームであることを特徴
とする電子機器。 - 【請求項6】 機械的エネルギ源と、前記機械的エネル
ギ源によって駆動され、誘起電力を発生して電気的エネ
ルギを供給する発電機と、前記電気的エネルギにより駆
動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置
と、時刻を表示する時刻表示装置とを備える電子制御式
機械時計において、 前記回転制御装置は、 時間標準源からの信号に基づいて基準信号を発生する基
準信号発生装置と、 前記発電機の両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチ
と、 このスイッチに印加されるデューティ比および周波数の
少なくとも一方が異なる強ブレーキ制御用および弱ブレ
ーキ制御用に設定された2種類以上のチョッピング信号
を発生し、かつ前記強ブレーキ制御用のチョッピング信
号を前記スイッチに印加する強ブレーキ開始タイミング
および前記弱ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記
スイッチに印加する弱ブレーキ開始タイミングの少なく
とも一方を前記発電機のロータの回転検出信号に同期さ
せて前記発電機をチョッピング制御するチョッピング信
号発生部と、 を備えて構成されていることを特徴とする電子制御式機
械時計。 - 【請求項7】 請求項6に記載の電子制御式機械時計に
おいて、 前記チョッピング信号発生部は、前記スイッチに印加す
るチョッピング信号を強ブレーキ制御用から弱ブレーキ
制御用に切り換える弱ブレーキ開始タイミング、また
は、前記スイッチに印加するチョッピング信号を弱ブレ
ーキ制御用から強ブレーキ制御用に切り換える強ブレー
キ開始タイミングを、前記強ブレーキ制御用のチョッピ
ング信号、または、弱ブレーキ制御用のチョッピング信
号に同期させていることを特徴とする電子制御式機械時
計。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の電子制
御式機械時計において、 前記チョッピング信号発生部は、前記強ブレーキ制御用
のチョッピング信号の出力を基準信号の1周期以上に渡
って継続可能に構成されていることを特徴とする電子制
御式機械時計。 - 【請求項9】 機械的エネルギ源と、前記機械的エネル
ギ源によって駆動され、誘起電力を発生して電気的エネ
ルギを供給する発電機と、前記電気的エネルギにより駆
動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装置
とを備える電子機器の制御方法において、 前記回転制御装置は、時間標準源からの信号に基づいて
基準信号を発生する基準信号発生装置と、前記発電機の
両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチと、このスイ
ッチに印加されるデューティ比および周波数の少なくと
も一方が異なる強ブレーキ制御用および弱ブレーキ制御
用に設定された2種類以上のチョッピング信号を発生す
るチョッピング信号発生部を備えているとともに、前記
発電機のロータの回転検出信号が入力された際に、前記
強ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記スイッチに
印加することを特徴とする電子機器の制御方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の電子機器の制御方法
において、 前記回転制御装置は、前記基準信号が入力された際に、
前記スイッチに印加するチョッピング信号を、前記強ブ
レーキ制御用のチョッピング信号に同期して弱ブレーキ
制御用のチョッピング信号に切り換えることを特徴とす
る電子機器の制御方法。 - 【請求項11】 機械的エネルギ源と、前記機械的エネ
ルギ源によって駆動されて誘起電力を発生して電気的エ
ネルギを供給する発電機と、前記電気的エネルギにより
駆動されて前記発電機の回転周期を制御する回転制御装
置と、時刻を表示する時刻表示装置とを備える電子制御
式機械時計の制御方法において、 前記回転制御装置は、時間標準源からの信号に基づいて
基準信号を発生する基準信号発生装置と、前記発電機の
両端を閉ループ状態に接続可能なスイッチと、このスイ
ッチに印加されるデューティ比および周波数の少なくと
も一方が異なる強ブレーキ制御用および弱ブレーキ制御
用に設定された2種類以上のチョッピング信号を発生す
るチョッピング信号発生部を備えているとともに、前記
発電機のロータの回転検出信号が入力された際に、前記
強ブレーキ制御用のチョッピング信号を前記スイッチに
印加することを特徴とする電子制御式機械時計の制御方
法。 - 【請求項12】 請求項11に記載の電子制御式機械時
計の制御方法において、 前記回転制御装置は、前記基準信号が入力された際に、
前記スイッチに印加するチョッピング信号を、前記強ブ
レーキ制御用のチョッピング信号に同期して弱ブレーキ
制御用のチョッピング信号に切り換えることを特徴とす
る電子制御式機械時計の制御方法。
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JP2019020410A (ja) * | 2017-07-17 | 2019-02-07 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 電気機械式時計 |
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1999
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JP2019020410A (ja) * | 2017-07-17 | 2019-02-07 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 電気機械式時計 |
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