JP2000314315A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2000314315A
JP2000314315A JP11124898A JP12489899A JP2000314315A JP 2000314315 A JP2000314315 A JP 2000314315A JP 11124898 A JP11124898 A JP 11124898A JP 12489899 A JP12489899 A JP 12489899A JP 2000314315 A JP2000314315 A JP 2000314315A
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    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で排気通路の冷却を可能にした船外
機を提供するにある。 【解決手段】エンジンホルダの上方にシリンダヘッド1
4およびシリンダブロック15等から構成されるエンジ
ン3を設置すると共に、上記エンジンホルダの下方にオ
イルパンを設置した船外機において、シリンダヘッド1
4内に形成される排気ポート22とエンジンホルダおよ
びオイルパン5内に形成される排気排出路とを繋ぐ排気
通路24をシリンダブロック15内に形成し、この排気
通路24の周囲に排気通路冷却用のウォータジャケット
25を形成すると共に、このウォータジャケット25を
シリンダブロック15の側面に向かって開口させ、この
開口部25aを排気カバー26で塞いだものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンには例えば複数のシリ
ンダを上下方向に並設したシリンダブロックを有するも
のがある。また、シリンダブロックに接合されたシリン
ダヘッドには各シリンダ毎に吸気ポートおよび排気ポー
トが形成されている。そして、各排気ポートから排出さ
れる排気ガスは共通の排気通路に集合されて船外機外に
排出するようになっている。
【0003】排気通路の形態としては、例えば上記排気
ポートとエンジンホルダに形成された排気通路とをシリ
ンダブロック内に形成した排気通路で連通させたもの
や、エンジンとは別体の排気マニフォールドを設けて排
気ポートとエンジンホルダに形成された排気通路とを連
通させたものがある。
【0004】ところで、船外機においては、エンジンの
冷却水通路など海水(塩水)が接触する金属部分が海水
中に溶け出して腐蝕を発生させることがある。その理由
は、船外機の各部材が多種類の金属材料から構成されて
いることから、海水に接する各部材の金属材料の違いに
よって電位差を生じるためである。特に、エンジンのシ
リンダブロックなどに用いられるアルミ合金は他の材料
に比べて腐蝕しやすい。
【0005】そこで、アルミ合金などの主材料よりも更
に電位の低い亜鉛などの金属を犠牲陽極として船外機の
海水接触部分に設け、シリンダブロックなどの腐蝕を防
止している。
【0006】犠牲陽極の取付位置としては、例えば犠牲
陽極を冷却水の取入口付近やロアーケースなどの海面下
に配置したものがある。
【0007】一方、犠牲陽極はその廻りの海水温が低い
と溶解性が低下してしまうため、近年、犠牲陽極を排気
マニフォールドに形成されたマニフォールド冷却用のウ
ォータジャケット内や、シリンダブロックに形成された
シリンダ冷却用のウォータジャケット内に配置したもの
もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気マ
ニフォールドを用いて排気を導く場合、エンジンが大型
化すると共に、排気マニフォールドが跨るシリンダヘッ
ド、シリンダブロックおよびエンジンホルダの各面が同
一の平面を構成しなければならず、シール性を保つため
には各部材の加工および寸法管理に高い精度を必要とす
る。
【0009】また、排気通路をシリンダブロック内に形
成した場合、電装品などの近接部品に熱害を及ばせない
様、排気通路の冷却を考慮する必要がある。
【0010】一方、マニフォールド冷却用やシリンダ冷
却用のウォータジャケット内に犠牲陽極を配置した場
合、犠牲陽極の点検や交換の度にエンジン分解作業が必
要となり、手間やコストがかかって好ましくない。
【0011】また、犠牲陽極をシリンダブロックより耐
食性の優れる排気マニフォールドに取り付けても高い犠
牲陽極効果を得ることはできない。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で排気通路の冷却を可能にした船外
機を提供することを目的とする。
【0013】本発明の他の目的は、犠牲陽極の効果を高
めると共に、犠牲陽極の点検・交換を容易にした船外機
を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機は、
上述した課題を解決するために、請求項1に記載したよ
うに、エンジンホルダの上方にシリンダヘッドおよびシ
リンダブロック等から構成されるエンジンを設置すると
共に、上記エンジンホルダの下方にオイルパンを設置し
た船外機において、上記シリンダヘッド内に形成される
排気ポートと上記エンジンホルダおよびオイルパン内に
形成される排気排出路とを繋ぐ排気通路を上記シリンダ
ブロック内に形成し、この排気通路の周囲に排気通路冷
却用のウォータジャケットを形成すると共に、このウォ
ータジャケットを上記シリンダブロックの側面に向かっ
て開口させ、この開口部を排気カバーで塞いだものであ
る。
【0015】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、ウォータポンプによって取り
入れられた冷却水を上記エンジンホルダおよびオイルパ
ン内に形成された冷却水通路に導くと共に、上記排気通
路冷却用のウォータジャケットを上記エンジンホルダお
よびオイルパン内の冷却水通路に繋げたものである。
【0016】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記排気カバーを上記シリ
ンダブロックより耐食性の低い素材から形成し、この排
気カバーに犠牲陽極を取り付けたものである。
【0017】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上下に二分割されて構
成されるエンジンカバーの割面より上方の上記排気カバ
ーに上記犠牲陽極の取付口を形成し、この取付口に上記
犠牲陽極を着脱自在に取り付けたものである。
【0018】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、上記取付口の中心部にその
径方向に渡ってブリッジ部を架設したものである。
【0019】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、エンジンホルダの上方
にシリンダヘッドおよびシリンダブロック等から構成さ
れるエンジンを設置すると共に、上記エンジンホルダの
下方にオイルパンを設置した船外機において、上記シリ
ンダヘッド内に形成される排気ポート冷却用のウォータ
ジャケットまたは上記シリンダブロック内に形成される
シリンダ冷却用のウォータジャケットの少なくとも一方
に犠牲陽極を配置したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】図1は、この発明を適用した船外機の第一
実施形態を示す船外機の左側面図である。図1に示すよ
うに、この船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエ
ンジンホルダ2の上方にエンジン3が設置される。な
お、このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を
略垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンであ
る。また、エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5が
配置されると共に、例えばエンジンホルダ2にはブラケ
ット6が取付けられ、このブラケット6を介して船外機
1が図示しない船体のトランサムに装着される。
【0022】また、この船外機1のエンジン3、エンジ
ンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー
7によって覆われる。エンジンカバー7は、エンジン3
下部、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲を覆
うロアカバー7aと、エンジン3上部を覆うアッパーカ
バー7bとに上下二分割されて構成される。
【0023】オイルパン5の下部にはシャフトハウジン
グ8が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5お
よびシャフトハウジング8内にはドライブシャフト9が
略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の
下端部に連結される。ドライブシャフト9はシャフトハ
ウジング8内を下方に向かって延び、シャフトハウジン
グ8の下部に設けられたギヤケース10内のベベルギヤ
11およびプロペラシャフト12を介してプロペラ13
を駆動するように構成される。
【0024】図2は、図1に示す船外機1のエンジン3
部分の拡大側面図であり、エンジンカバー7のみを断面
で示す。図1および図2に示すように、この船外機1に
搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッド14、
シリンダブロック15およびクランクケース16等を組
み合わせて構成された水冷4サイクル三気筒エンジンで
ある。
【0025】エンジン3の最前部、図1および図2にお
いては最も左側に配置されるクランクケース16の後方
(右側)にはシリンダブロック15が配置される。ま
た、シリンダブロック15の後方にはシリンダヘッド1
4が配置される。さらに、エンジン3の前側から左側面
に向かってはスタータモータ17aや電装品17b、点
火装置17cなどのエンジン機器が配置される。
【0026】そして、この船外機1のエンジン3は水冷
式であって、図1に示すように、ギヤケース10に設け
られた取水口18から取り入れられた例えば海水を冷却
水としてエンジン3の冷却に用いる。冷却水は、ドライ
ブシャフト9によって駆動されるウォータポンプ19で
取水口18から取り入れられ、送水管20を経由してオ
イルパン5内およびエンジンホルダ2内の冷却水通路2
1に導かれ、詳細には図示しないが、この冷却水通路2
1を経てエンジン3内に冷却水が導かれる。
【0027】図3は、図2のIII−III線に沿う断
面図である。また、図4はシリンダブロック15単体の
左側面図であり、図5は図4のV矢視図(シリンダブロ
ック15の後面図)である。さらに、図6は図4のVI
矢視図(シリンダブロック15の上面図)であり、図7
は図4のVII矢視図(シリンダブロック15の下面
図)である。
【0028】図3〜図7に示すように、シリンダブロッ
ク15内にはシリンダヘッド14内に形成される排気ポ
ート22とエンジンホルダ2内に形成される排気排出路
23(図2参照)とを繋ぐ排気通路24が形成される。
この排気通路24の周囲には前記エンジンホルダ2内の
冷却水通路21に繋がる排気通路冷却用のウォータジャ
ケット25が形成され、シリンダブロック15の側面に
向かって開口したこのウォータジャケット25の開口部
25aはシリンダブロック15より耐食性の低い素材か
ら形成される排気カバー26によって塞がれる。
【0029】なお、排気通路冷却用のウォータジャケッ
ト25の下流にはシリンダブロック15内に形成された
シリンダ15a冷却用のウォータジャケット27および
シリンダヘッド14内に形成される排気ポート22冷却
用のウォータジャケット28が設けられる。
【0030】図8は、上記排気カバー26の平面図であ
り、図9は図8のIX−IX線に沿う断面図である。図
8および図9に示すように、上記排気カバー26には犠
牲陽極装置29が設けられる。犠牲陽極装置29は、エ
ンジン3に用いられるアルミ合金よりも電位の低い亜鉛
などの金属を用いた犠牲陽極30と、この犠牲陽極30
を取り付ける犠牲陽極取付口31と、この犠牲陽極30
を保持する犠牲陽極ホルダ32とから構成される。
【0031】排気カバー26には排気通路冷却用のウォ
ータジャケット25に貫通する犠牲陽極取付口31が形
成され、この犠牲陽極取付口31は上記犠牲陽極ホルダ
32によって例えばボルト33等の固定手段で着脱自在
に塞がれる。
【0032】犠牲陽極30は犠牲陽極取付口31内に配
置され、犠牲陽極ホルダ32の内側にボルト34等で一
体的に固定される。また、この時犠牲陽極装置29は、
図2に示すように、ロアカバー7aとアッパーカバー7
bとの割面35より上方に配置されると共に、図9に示
すように、その端面が排気通路冷却用ウォータジャケッ
ト25内に突出しない様、犠牲陽極30の端面が排気カ
バー26内壁面より凹む様に取り付けられる。さらに、
犠牲陽極30の端面と排気カバー26内壁面との間の犠
牲陽極取付口31中心部にはその径方向に渡ってブリッ
ジ部36が架設される。
【0033】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0034】シリンダヘッド14内に形成される排気ポ
ート22とエンジンホルダ2内に形成される排気排出路
23とを繋ぐ排気通路24をシリンダブロック15内に
形成したことにより、排気マニフォールドが不要になっ
てエンジン3の構造が簡素化すると共に、エンジン3の
コンパクト化を図ることができる。また、この排気通路
24の周囲に排気通路冷却用のウォータジャケット25
を形成したことにより、電装品17bなどの排気通路2
3に近接したエンジン機器に熱害が及ばない。
【0035】さらに、このウォータジャケット25をシ
リンダブロック15の側面に向かって開口させ、この開
口部25aを排気カバー26で塞ぐようにしたことによ
り、ウォータジャケット25の形成が簡素化する。
【0036】一方、排気通路冷却用のウォータジャケッ
ト25をエンジンホルダ2内の冷却水通路21に繋げた
ことにより、ウォータポンプ19からの上がり水が最初
にこのウォータジャケット25に導かれる。上がり水は
エンジン3各部を冷却してきた戻り水に比べ、格段に水
温が低く、排気通路24を充分に冷却できる。
【0037】また、シリンダブロック15より耐食性の
低い素材から形成された排気カバー26に犠牲陽極装置
29を取り付けたことにより、犠牲陽極30の効果を最
大限に利用できる。
【0038】さらに、犠牲陽極装置29を、ロアカバー
7aとアッパーカバー7bとの割面35より上方の排気
カバー26に犠牲陽極ホルダ32を介して着脱自在に取
り付けたことにより、エンジン3を分解しなくても犠牲
陽極30の点検・交換が可能になる。
【0039】さらにまた、犠牲陽極30が取り付けられ
る取付口31の中心部にその径方向に渡ってブリッジ部
36を架設したことにより、犠牲陽極30取付時、ウォ
ータジャケット25内に犠牲陽極30が落下するのが防
止される。
【0040】ところで、上述した実施形態においては排
気通路冷却用のウォータジャケット25近傍に犠牲陽極
装置29を配置した例を示したが、図10(a)および
(b)に示すように、シリンダヘッド14内に形成される
排気ポート22冷却用のウォータジャケット28やシリ
ンダブロック15内に形成されるシリンダ15a冷却用
のウォータジャケット27に犠牲陽極装置29を配置し
ても良い。なお、整備性の観点から、いずれの場合も犠
牲陽極装置29はロアカバー7aとアッパーカバー7b
との割面35より上方に配置されるのが望ましい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機によれば、エンジンホルダの上方にシリンダヘッドお
よびシリンダブロック等から構成されるエンジンを設置
すると共に、上記エンジンホルダの下方にオイルパンを
設置した船外機において、上記シリンダヘッド内に形成
される排気ポートと上記エンジンホルダおよびオイルパ
ン内に形成される排気排出路とを繋ぐ排気通路を上記シ
リンダブロック内に形成し、この排気通路の周囲に排気
通路冷却用のウォータジャケットを形成すると共に、こ
のウォータジャケットを上記シリンダブロックの側面に
向かって開口させ、この開口部を排気カバーで塞いだた
め、エンジンのコンパクト化を図ることができると共
に、排気通路に近接したエンジン機器に熱害が及ばず、
さらに、ウォータジャケットの形成が簡素化する。
【0042】また、ウォータポンプによって取り入れら
れた冷却水を上記エンジンホルダおよびオイルパン内に
形成された冷却水通路に導くと共に、上記排気通路冷却
用のウォータジャケットを上記エンジンホルダおよびオ
イルパン内の冷却水通路に繋げたため、排気通路の冷却
が充分に行える。
【0043】さらに、上記排気カバーを上記シリンダブ
ロックより耐食性の低い素材から形成し、この排気カバ
ーに犠牲陽極を取り付けたため、犠牲陽極の効果を最大
限に利用できる。
【0044】さらにまた、上下に二分割されて構成され
るエンジンカバーの割面より上方の上記排気カバーに上
記犠牲陽極の取付口を形成し、この取付口に上記犠牲陽
極を着脱自在に取り付けたため、犠牲陽極の点検・交換
が容易に行える。
【0045】そして、上記取付口の中心部にその径方向
に渡ってブリッジ部を架設したため、ウォータジャケッ
ト内への犠牲陽極の落下が防止される。
【0046】そしてまた、エンジンホルダの上方にシリ
ンダヘッドおよびシリンダブロック等から構成されるエ
ンジンを設置すると共に、上記エンジンホルダの下方に
オイルパンを設置した船外機において、上記シリンダヘ
ッド内に形成される排気ポート冷却用のウォータジャケ
ットまたは上記シリンダブロック内に形成されるシリン
ダ冷却用のウォータジャケットの少なくとも一方に犠牲
陽極を配置したため、エンジンの腐蝕を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の一実施形態を示す船外機
の左側面図。
【図2】図1に示す船外機のエンジン部分の拡大側面
図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】シリンダブロック単体の左側面図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】図4のVI矢視図。
【図7】図4のVII矢視図。
【図8】排気カバーの平面図。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】(a)および(b)はそれぞれ犠牲陽極の他
の取付例を示す図。
【符号の説明】
1 船外機 2 エンジンホルダ 3 エンジン 7 エンジンカバー 14 シリンダヘッド 15 シリンダブロック 19 ウォータポンプ 21 冷却水通路 22 排気ポート 23 排気排出路 24 排気通路 25 排気通路冷却用のウォータジャケット 25a ウォータジャケットの開口部 26 排気カバー 27 シリンダ冷却用のウォータジャケット 28 排気ポート冷却用のウォータジャケット 30 犠牲陽極 31 犠牲陽極取付口 32 犠牲陽極ホルダ 35 エンジンカバーの割面 36 ブリッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 礒部 聡 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3G024 AA06 AA11 AA21 AA36 AA38 AA60 BA29 CA05 DA18 DA23 EA11 FA00 FA09 HA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンホルダの上方にシリンダヘッド
    およびシリンダブロック等から構成されるエンジンを設
    置すると共に、上記エンジンホルダの下方にオイルパン
    を設置した船外機において、上記シリンダヘッド14内
    に形成される排気ポート22と上記エンジンホルダ2お
    よびオイルパン5内に形成される排気排出路23とを繋
    ぐ排気通路24を上記シリンダブロック15内に形成
    し、この排気通路24の周囲に排気通路冷却用のウォー
    タジャケット25を形成すると共に、このウォータジャ
    ケット25を上記シリンダブロック15の側面に向かっ
    て開口させ、この開口部25aを排気カバー26で塞い
    だことを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 ウォータポンプ19によって取り入れら
    れた冷却水を上記エンジンホルダ2およびオイルパン5
    内に形成された冷却水通路21に導くと共に、上記排気
    通路冷却用のウォータジャケット25を上記エンジンホ
    ルダ2およびオイルパン5内の冷却水通路21に繋げた
    請求項1記載の船外機。
  3. 【請求項3】 上記排気カバー26を上記シリンダブロ
    ック15より耐食性の低い素材から形成し、この排気カ
    バー26に犠牲陽極30を取り付けた請求項1または2
    記載の船外機。
  4. 【請求項4】 上下に二分割されて構成されるエンジン
    カバー7の割面35より上方の上記排気カバー26に上
    記犠牲陽極30の取付口31を形成し、この取付口31
    に上記犠牲陽極30を着脱自在に取り付けた請求項1、
    2または3記載の船外機。
  5. 【請求項5】 上記取付口31の中心部にその径方向に
    渡ってブリッジ部36を架設した請求項4記載の船外
    機。
  6. 【請求項6】 エンジンホルダの上方にシリンダヘッド
    およびシリンダブロック等から構成されるエンジンを設
    置すると共に、上記エンジンホルダの下方にオイルパン
    を設置した船外機において、上記シリンダヘッド14内
    に形成される排気ポート22冷却用のウォータジャケッ
    ト28または上記シリンダブロック15内に形成される
    シリンダ15a冷却用のウォータジャケット27の少な
    くとも一方に犠牲陽極30を配置したことを特徴とする
    船外機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100398804C (zh) * 2001-09-25 2008-07-02 株式会社久保田 纵式多气缸发动机的水冷装置
JP2010241269A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 犠牲電極の取付構造

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