JP2000062694A - 船外機の冷却構造 - Google Patents
船外機の冷却構造Info
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- JP2000062694A JP2000062694A JP10236096A JP23609698A JP2000062694A JP 2000062694 A JP2000062694 A JP 2000062694A JP 10236096 A JP10236096 A JP 10236096A JP 23609698 A JP23609698 A JP 23609698A JP 2000062694 A JP2000062694 A JP 2000062694A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構造で送水管を直線配置可能な船外機の
冷却構造を提供するにある。 【解決手段】冷却水をウォータポンプ20で取り入れ、
送水管21を経由してオイルパン11内に形成される上
がり水ジャケット23に導いた後、エンジンの周囲に形
成されたウォータジャケットに導いてエンジンの各部を
冷却し、オイルパン11内に形成される戻し水通路24
を経て排出する様に構成された船外機の冷却構造におい
て、送水管21と上がり水ジャケット23との間に冷却
水連絡通路22をオイルパン11と一体に形成すると共
に、冷却水連絡通路22の一端に送水管21の差込口2
6を形成し、この差込口26をウォータポンプ20の冷
却水吐出口20aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に
形成したものである。
冷却構造を提供するにある。 【解決手段】冷却水をウォータポンプ20で取り入れ、
送水管21を経由してオイルパン11内に形成される上
がり水ジャケット23に導いた後、エンジンの周囲に形
成されたウォータジャケットに導いてエンジンの各部を
冷却し、オイルパン11内に形成される戻し水通路24
を経て排出する様に構成された船外機の冷却構造におい
て、送水管21と上がり水ジャケット23との間に冷却
水連絡通路22をオイルパン11と一体に形成すると共
に、冷却水連絡通路22の一端に送水管21の差込口2
6を形成し、この差込口26をウォータポンプ20の冷
却水吐出口20aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に
形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の冷却構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】水冷式のエンジンを備えた船外機は、例
えばギヤケース付近に設けられた取水口から例えば海水
を冷却水として取り入れ、エンジンの冷却に用いてい
る。冷却水は、一般にドライブシャフトによって駆動さ
れるウォータポンプで取水口から取り入れられ、送水管
を経由してオイルパン内に形成される上がり水ジャケッ
トに導かれた後、エンジンの周囲に形成されたウォータ
ジャケットに導かれてエンジンの各部を冷却し、オイル
パン内に形成される戻し水通路を経て排出する様に構成
されている。上がり水ジャケットや戻し水通路は、オイ
ルパン内に形成される排気通路の側面に配置され、排気
ガスを冷却するようにもなっている。
えばギヤケース付近に設けられた取水口から例えば海水
を冷却水として取り入れ、エンジンの冷却に用いてい
る。冷却水は、一般にドライブシャフトによって駆動さ
れるウォータポンプで取水口から取り入れられ、送水管
を経由してオイルパン内に形成される上がり水ジャケッ
トに導かれた後、エンジンの周囲に形成されたウォータ
ジャケットに導かれてエンジンの各部を冷却し、オイル
パン内に形成される戻し水通路を経て排出する様に構成
されている。上がり水ジャケットや戻し水通路は、オイ
ルパン内に形成される排気通路の側面に配置され、排気
ガスを冷却するようにもなっている。
【0003】ところで、エンジンの冷却に海水を用いた
場合、その塩分がエンジンのウォータジャケット等の冷
却水通路に付着して腐食を引き起こす虞があるため、冷
却水通路を真水(水道水)で定期的に洗浄(フラッシ
ュ)する必要がある。そのために、冷却水通路の途中、
例えばオイルパン内の上がり水ジャケットにフラッシュ
専用の通路を設けていた。
場合、その塩分がエンジンのウォータジャケット等の冷
却水通路に付着して腐食を引き起こす虞があるため、冷
却水通路を真水(水道水)で定期的に洗浄(フラッシ
ュ)する必要がある。そのために、冷却水通路の途中、
例えばオイルパン内の上がり水ジャケットにフラッシュ
専用の通路を設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウォー
タポンプと上がり水ジャケットとは通常平面視オフセッ
ト配置されるため、両者を連通する送水管は必然的に大
きく曲げられてしまう。曲げられた送水管は、その内部
の詰まりを目視点検することが困難であると共に、その
内部の清掃も容易ではない。
タポンプと上がり水ジャケットとは通常平面視オフセッ
ト配置されるため、両者を連通する送水管は必然的に大
きく曲げられてしまう。曲げられた送水管は、その内部
の詰まりを目視点検することが困難であると共に、その
内部の清掃も容易ではない。
【0005】そこで、オイルパンの下面に横方向に延び
て上がり水ジャケットに接続する水通路を別体に設け、
送水管の曲げをなるべく小さくすることも考えられた
が、部品点数が増えると共に、別体の水通路の取付が不
完全であると冷却水漏れを発生させる虞があるので、好
ましいものではない。さらに、水通路をオイルパンの下
面に設けると突出部分がエンジンの分解組立て時に破損
する虞もある。
て上がり水ジャケットに接続する水通路を別体に設け、
送水管の曲げをなるべく小さくすることも考えられた
が、部品点数が増えると共に、別体の水通路の取付が不
完全であると冷却水漏れを発生させる虞があるので、好
ましいものではない。さらに、水通路をオイルパンの下
面に設けると突出部分がエンジンの分解組立て時に破損
する虞もある。
【0006】一方、上がり水ジャケットや戻し水通路を
排気通路の側面に配置して排気ガスを冷却する場合、排
気通路の全側面が冷却されないと、排気通路の冷却効率
が低くなると共に、排気通路の冷却されていない部分近
傍に配置されるシールゴム等の近傍部品の劣化が促進さ
れる虞がある。
排気通路の側面に配置して排気ガスを冷却する場合、排
気通路の全側面が冷却されないと、排気通路の冷却効率
が低くなると共に、排気通路の冷却されていない部分近
傍に配置されるシールゴム等の近傍部品の劣化が促進さ
れる虞がある。
【0007】さらに、オイルパン内にフラッシュ専用の
通路を設けるとオイルパンの容量が減ってしまい、好ま
しくない。
通路を設けるとオイルパンの容量が減ってしまい、好ま
しくない。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で送水管を直線配置可能な船外機の
冷却構造を提供することを目的とする。
もので、簡単な構造で送水管を直線配置可能な船外機の
冷却構造を提供することを目的とする。
【0009】本発明の他の目的は、排気通路の冷却効率
の向上を図った船外機の冷却構造を提供するにある。
の向上を図った船外機の冷却構造を提供するにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、オイルパンの
容量を減らすことなくフラッシュ用通路を確保可能な船
外機の冷却構造を提供するにある。
容量を減らすことなくフラッシュ用通路を確保可能な船
外機の冷却構造を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の冷
却構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、冷却水をウォータポンプで取り入れ、
送水管を経由してオイルパン内に形成される上がり水ジ
ャケットに導いた後、エンジンの周囲に形成されたウォ
ータジャケットに導いて上記エンジンの各部を冷却し、
上記オイルパン内に形成される戻し水通路を経て排出す
る様に構成された船外機の冷却構造において、上記送水
管と上記上がり水ジャケットとの間に冷却水連絡通路を
上記オイルパンと一体に形成すると共に、上記冷却水連
絡通路の一端に上記送水管の差込口を形成し、この差込
口を上記ウォータポンプの冷却水吐出口の、ほぼ真上の
上記オイルパン下面に形成したものである。
却構造は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、冷却水をウォータポンプで取り入れ、
送水管を経由してオイルパン内に形成される上がり水ジ
ャケットに導いた後、エンジンの周囲に形成されたウォ
ータジャケットに導いて上記エンジンの各部を冷却し、
上記オイルパン内に形成される戻し水通路を経て排出す
る様に構成された船外機の冷却構造において、上記送水
管と上記上がり水ジャケットとの間に冷却水連絡通路を
上記オイルパンと一体に形成すると共に、上記冷却水連
絡通路の一端に上記送水管の差込口を形成し、この差込
口を上記ウォータポンプの冷却水吐出口の、ほぼ真上の
上記オイルパン下面に形成したものである。
【0012】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記オイルパンに排気通路を
一体に形成すると共に、上記排気通路の側面に上記上が
り水ジャケットおよび上記戻し水通路を上記排気通路側
面の全周囲をカバーするように配置したものである。
求項2に記載したように、上記オイルパンに排気通路を
一体に形成すると共に、上記排気通路の側面に上記上が
り水ジャケットおよび上記戻し水通路を上記排気通路側
面の全周囲をカバーするように配置したものである。
【0013】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記冷却水連絡通路を船外
機の進行方向とほぼ平行に配置すると共に、この冷却水
連絡通路の後端を上記オイルパンの後面に向かって延設
し、その開口部を上記オイルパン外に突出させてフラッ
シュ口を形成したものである。
請求項3に記載したように、上記冷却水連絡通路を船外
機の進行方向とほぼ平行に配置すると共に、この冷却水
連絡通路の後端を上記オイルパンの後面に向かって延設
し、その開口部を上記オイルパン外に突出させてフラッ
シュ口を形成したものである。
【0014】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記冷却水連絡通路を
上記オイルパンの下部に配置したものである。
に、請求項4に記載したように、上記冷却水連絡通路を
上記オイルパンの下部に配置したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0016】図1は、この発明を適用した船外機の一例
を示す左側面図である。図1に示すように、この船外機
1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2に
取り付けられたブラケット3を介して図示しない船舶の
船体に装着される。また、エンジンホルダ2の上部には
エンジン4が設置され、その周囲はエンジンカバー5に
より覆われる。
を示す左側面図である。図1に示すように、この船外機
1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2に
取り付けられたブラケット3を介して図示しない船舶の
船体に装着される。また、エンジンホルダ2の上部には
エンジン4が設置され、その周囲はエンジンカバー5に
より覆われる。
【0017】図2は、この船外機1の縦断面図である。
図2に示すように、このエンジン4は、例えば水冷4サ
イクル二気筒エンジンであり、シリンダヘッド6、シリ
ンダブロック7およびクランクケース8等を組み合わせ
て構成され、オイルポンプケース9を介してエンジンホ
ルダ2上に載置される。
図2に示すように、このエンジン4は、例えば水冷4サ
イクル二気筒エンジンであり、シリンダヘッド6、シリ
ンダブロック7およびクランクケース8等を組み合わせ
て構成され、オイルポンプケース9を介してエンジンホ
ルダ2上に載置される。
【0018】エンジン4の最前部、図2においては左側
に配置されるクランクケース8の後方、図2においては
右側にシリンダブロック7が配置される。また、シリン
ダブロック7の後方にはシリンダヘッド6が配置され
る。さらに、クランクケース8とシリンダブロック7と
の接合部内にはクランクシャフト10が略垂直に配置さ
れる。
に配置されるクランクケース8の後方、図2においては
右側にシリンダブロック7が配置される。また、シリン
ダブロック7の後方にはシリンダヘッド6が配置され
る。さらに、クランクケース8とシリンダブロック7と
の接合部内にはクランクシャフト10が略垂直に配置さ
れる。
【0019】図1および図2に示すように、エンジンホ
ルダ2の下方には潤滑オイルを貯蔵するオイルパン11
が配置され、その下方にはシャフトハウジング12が配
置される。シャフトハウジング12内にはクランクシャ
フト10の下端に連結されたドライブシャフト13が配
置され、下方に向かって延設される。そして、このドラ
イブシャフト13がシャフトハウジング12下部に設け
られたギヤケース14内のベベルギヤ15およびプロペ
ラシャフト16を介してプロペラ17を回転駆動する。
ルダ2の下方には潤滑オイルを貯蔵するオイルパン11
が配置され、その下方にはシャフトハウジング12が配
置される。シャフトハウジング12内にはクランクシャ
フト10の下端に連結されたドライブシャフト13が配
置され、下方に向かって延設される。そして、このドラ
イブシャフト13がシャフトハウジング12下部に設け
られたギヤケース14内のベベルギヤ15およびプロペ
ラシャフト16を介してプロペラ17を回転駆動する。
【0020】また、オイルポンプケース9内にはクラン
クシャフト10によって駆動され、オイルパン11内の
潤滑オイルをエンジン4各部に圧送するオイルポンプ1
8が備えられる。
クシャフト10によって駆動され、オイルパン11内の
潤滑オイルをエンジン4各部に圧送するオイルポンプ1
8が備えられる。
【0021】図3は、船外機1の中間部を拡大した断面
図である。また、図4はオイルパン11の上面図、図5
はオイルパン11の下面図である。そして、図6は、図
4および図5のVI−VI線に沿う断面図であり、図7
は図4および図5のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
図である。また、図4はオイルパン11の上面図、図5
はオイルパン11の下面図である。そして、図6は、図
4および図5のVI−VI線に沿う断面図であり、図7
は図4および図5のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【0022】この船外機1のエンジン4は水冷式であっ
て、ギヤケース14に設けられた取水口19から取り入
れられた例えば海水を冷却水としてエンジン4の冷却に
用いる。冷却水は、図2および図3に示すように、ドラ
イブシャフト13によって駆動されるウォータポンプ2
0で取水口19から取り入れられ、送水管21を経由し
てオイルパン11内に導かれる。
て、ギヤケース14に設けられた取水口19から取り入
れられた例えば海水を冷却水としてエンジン4の冷却に
用いる。冷却水は、図2および図3に示すように、ドラ
イブシャフト13によって駆動されるウォータポンプ2
0で取水口19から取り入れられ、送水管21を経由し
てオイルパン11内に導かれる。
【0023】図3〜図7に示すように、オイルパン11
内には冷却水連絡通路22、上がり水ジャケット23、
戻し水通路24および排気通路25がそれぞれオイルパ
ン11と一体に形成される。冷却水連絡通路22はオイ
ルパン11の下部に略水平に、且つ船外機1の進行方向
とほぼ平行に配置される。冷却水連絡通路22の前端は
オイルパン11の下面に向かって折曲され、上記送水管
21の差込口26を形成する。なお、この差込口26に
はグロメット27が配置される。
内には冷却水連絡通路22、上がり水ジャケット23、
戻し水通路24および排気通路25がそれぞれオイルパ
ン11と一体に形成される。冷却水連絡通路22はオイ
ルパン11の下部に略水平に、且つ船外機1の進行方向
とほぼ平行に配置される。冷却水連絡通路22の前端は
オイルパン11の下面に向かって折曲され、上記送水管
21の差込口26を形成する。なお、この差込口26に
はグロメット27が配置される。
【0024】この差込口26はウォータポンプ20の冷
却水吐出口20aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に
形成される。一方、冷却水連絡通路22の後端はオイル
パン11の後面に向かって延設され、その開口部がオイ
ルパン11外に突出してフラッシュ口28を形成する。
なお、このフラッシュ口28は通常フラッシュキャップ
29により塞がれる。
却水吐出口20aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に
形成される。一方、冷却水連絡通路22の後端はオイル
パン11の後面に向かって延設され、その開口部がオイ
ルパン11外に突出してフラッシュ口28を形成する。
なお、このフラッシュ口28は通常フラッシュキャップ
29により塞がれる。
【0025】オイルパン11には略四角形の平断面を有
する排気通路25が縦方向に貫通して形成される。排気
通路25の四側面のうち、二側面には略L字状の平断面
を有する上がり水ジャケット23が縦方向に形成される
と共に、他の二側面には略L字状の平断面を有する戻し
水通路24が縦方向に貫通して形成される。そして、送
水管21と上がり水ジャケット23とが冷却水連絡通路
22によって連通される。
する排気通路25が縦方向に貫通して形成される。排気
通路25の四側面のうち、二側面には略L字状の平断面
を有する上がり水ジャケット23が縦方向に形成される
と共に、他の二側面には略L字状の平断面を有する戻し
水通路24が縦方向に貫通して形成される。そして、送
水管21と上がり水ジャケット23とが冷却水連絡通路
22によって連通される。
【0026】冷却水は上がり水ジャケット23から図示
しない冷却水通路によってエンジの周囲に形成されたウ
ォータジャケット30に導かれ、エンジン4の各部を冷
却する。そして、エンジン4各部を冷却した冷却水は図
示しない冷却水排水管によってオイルパン11内の戻し
水通路24に導かれた後シャフトハウジング12内に放
出され、同様にオイルパン11内の排気通路25を経て
シャフトハウジング12内に放出されるエンジン4から
の排気ガスと共にプロペラシャフト16廻りに設けられ
る図示しない排出通路から水中に排出される。
しない冷却水通路によってエンジの周囲に形成されたウ
ォータジャケット30に導かれ、エンジン4の各部を冷
却する。そして、エンジン4各部を冷却した冷却水は図
示しない冷却水排水管によってオイルパン11内の戻し
水通路24に導かれた後シャフトハウジング12内に放
出され、同様にオイルパン11内の排気通路25を経て
シャフトハウジング12内に放出されるエンジン4から
の排気ガスと共にプロペラシャフト16廻りに設けられ
る図示しない排出通路から水中に排出される。
【0027】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0028】ウォータポンプ20から延びる送水管21
と、オイルパン11内に形成される上がり水ジャケット
23との間に冷却水連絡通路22をオイルパン11と一
体に形成することにより、部品点数が増えることがな
く、また、取付不良による冷却水漏れも発生しない。さ
らに、オイルパン11下部に突出する部分がないので、
エンジン4の分解組立て時に破損する部分がない。
と、オイルパン11内に形成される上がり水ジャケット
23との間に冷却水連絡通路22をオイルパン11と一
体に形成することにより、部品点数が増えることがな
く、また、取付不良による冷却水漏れも発生しない。さ
らに、オイルパン11下部に突出する部分がないので、
エンジン4の分解組立て時に破損する部分がない。
【0029】また、冷却水連絡通路22の前端に形成さ
れる差込口26をウォータポンプ20の冷却水吐出口2
0aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に形成すること
により、冷却水吐出口20aと差込口26とを連通する
送水管21を直線的に配置可能となる。その結果、送水
管21内部の目視点検および清掃が容易になる。
れる差込口26をウォータポンプ20の冷却水吐出口2
0aの、ほぼ真上のオイルパン11下面に形成すること
により、冷却水吐出口20aと差込口26とを連通する
送水管21を直線的に配置可能となる。その結果、送水
管21内部の目視点検および清掃が容易になる。
【0030】さらに、排気通路25の側面に上がり水ジ
ャケット23および戻し水通路24を排気通路25側面
の全周囲をカバーするように配置したことにより、排気
通路25が効率よく冷却され、排気ガスの温度が低下し
て騒音の低下、エンジン4出力の向上が図れる。また、
排気通路25がその全周に亘って冷却されることにより
排気通路25近傍に配置されるシールゴム(図示せず)
等の近傍部品の劣化を促進させることもない。
ャケット23および戻し水通路24を排気通路25側面
の全周囲をカバーするように配置したことにより、排気
通路25が効率よく冷却され、排気ガスの温度が低下し
て騒音の低下、エンジン4出力の向上が図れる。また、
排気通路25がその全周に亘って冷却されることにより
排気通路25近傍に配置されるシールゴム(図示せず)
等の近傍部品の劣化を促進させることもない。
【0031】さらにまた、冷却水連絡通路22の後端を
オイルパン11の後面に向かって延設し、その開口部を
オイルパン11外に突出させてフラッシュ口28を形成
したことにより、冷却水連絡通路22をフラッシュ通路
として兼用できるので、従来のようなフラッシュ専用通
路が不要となる。その結果、オイルパン11の容量を減
らすことがない。
オイルパン11の後面に向かって延設し、その開口部を
オイルパン11外に突出させてフラッシュ口28を形成
したことにより、冷却水連絡通路22をフラッシュ通路
として兼用できるので、従来のようなフラッシュ専用通
路が不要となる。その結果、オイルパン11の容量を減
らすことがない。
【0032】また、冷却水連絡通路22はオイルパン1
1の下部に配置されるため、オイルパン11内の潤滑オ
イルの冷却も可能である。
1の下部に配置されるため、オイルパン11内の潤滑オ
イルの冷却も可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の冷却構造によれば、冷却水をウォータポンプで取り
入れ、送水管を経由してオイルパン内に形成される上が
り水ジャケットに導いた後、エンジンの周囲に形成され
たウォータジャケットに導いて上記エンジンの各部を冷
却し、上記オイルパン内に形成される戻し水通路を経て
排出する様に構成された船外機の冷却構造において、上
記送水管と上記上がり水ジャケットとの間に冷却水連絡
通路を上記オイルパンと一体に形成すると共に、上記冷
却水連絡通路の一端に上記送水管の差込口を形成し、こ
の差込口を上記ウォータポンプの冷却水吐出口の、ほぼ
真上の上記オイルパン下面に形成したため、別体の部品
を使用することなく送水管を直線的に配置することがで
き、送水管のメンテナンス性が向上する。
機の冷却構造によれば、冷却水をウォータポンプで取り
入れ、送水管を経由してオイルパン内に形成される上が
り水ジャケットに導いた後、エンジンの周囲に形成され
たウォータジャケットに導いて上記エンジンの各部を冷
却し、上記オイルパン内に形成される戻し水通路を経て
排出する様に構成された船外機の冷却構造において、上
記送水管と上記上がり水ジャケットとの間に冷却水連絡
通路を上記オイルパンと一体に形成すると共に、上記冷
却水連絡通路の一端に上記送水管の差込口を形成し、こ
の差込口を上記ウォータポンプの冷却水吐出口の、ほぼ
真上の上記オイルパン下面に形成したため、別体の部品
を使用することなく送水管を直線的に配置することがで
き、送水管のメンテナンス性が向上する。
【0034】また、上記オイルパンに排気通路を一体に
形成すると共に、上記排気通路の側面に上記上がり水ジ
ャケットおよび上記戻し水通路を上記排気通路側面の全
周囲をカバーするように配置したため、排気通路の冷却
効率が向上する。
形成すると共に、上記排気通路の側面に上記上がり水ジ
ャケットおよび上記戻し水通路を上記排気通路側面の全
周囲をカバーするように配置したため、排気通路の冷却
効率が向上する。
【0035】さらに、上記冷却水連絡通路を船外機の進
行方向とほぼ平行に配置すると共に、この冷却水連絡通
路の後端を上記オイルパンの後面に向かって延設し、そ
の開口部を上記オイルパン外に突出させてフラッシュ口
を形成したため、フラッシュ専用通路が不要となってオ
イルパンの容量も減らない。
行方向とほぼ平行に配置すると共に、この冷却水連絡通
路の後端を上記オイルパンの後面に向かって延設し、そ
の開口部を上記オイルパン外に突出させてフラッシュ口
を形成したため、フラッシュ専用通路が不要となってオ
イルパンの容量も減らない。
【0036】さらにまた、上記冷却水連絡通路を上記オ
イルパンの下部に配置したため、オイルパン内の潤滑オ
イルを冷却することができる。
イルパンの下部に配置したため、オイルパン内の潤滑オ
イルを冷却することができる。
【図1】本発明に係る船外機の冷却構造の一実施形態を
示す船外機の左側面図。
示す船外機の左側面図。
【図2】図1に示す船外機の縦断面図。
【図3】図1に示す船外機の中間部を拡大した断面図。
【図4】オイルパンの上面図。
【図5】オイルパンの下面図。
【図6】図4および図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図4および図5のVII−VII線に沿う断面
図。
図。
1 船外機
4 エンジン
11 オイルパン
20 ウォータポンプ
20a 冷却水吐出口
21 送水管
22 冷却水連絡通路
23 上がり水ジャケット
24 戻し水通路
25 排気通路
26 送水管の差込口
28 フラッシュ口
30 ウォータジャケット
Claims (4)
- 【請求項1】 冷却水をウォータポンプで取り入れ、送
水管を経由してオイルパン内に形成される上がり水ジャ
ケットに導いた後、エンジンの周囲に形成されたウォー
タジャケットに導いて上記エンジンの各部を冷却し、上
記オイルパン内に形成される戻し水通路を経て排出する
様に構成された船外機の冷却構造において、上記送水管
21と上記上がり水ジャケット23との間に冷却水連絡
通路22を上記オイルパン11と一体に形成すると共
に、上記冷却水連絡通路22の一端に上記送水管21の
差込口26を形成し、この差込口26を上記ウォータポ
ンプ20の冷却水吐出口20aの、ほぼ真上の上記オイ
ルパン11下面に形成したことを特徴とする船外機の冷
却構造。 - 【請求項2】 上記オイルパン11に排気通路25を一
体に形成すると共に、上記排気通路25の側面に上記上
がり水ジャケット23および上記戻し水通路24を上記
排気通路25側面の全周囲をカバーするように配置した
請求項1記載の船外機の冷却構造。 - 【請求項3】 上記冷却水連絡通路22を船外機の進行
方向とほぼ平行に配置すると共に、この冷却水連絡通路
22の後端を上記オイルパン11の後面に向かって延設
し、その開口部を上記オイルパン11外に突出させてフ
ラッシュ口28を形成した請求項1または2記載の船外
機の冷却構造。 - 【請求項4】 上記冷却水連絡通路22を上記オイルパ
ン11の下部に配置した請求項1、2または3記載の船
外機の冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236096A JP2000062694A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 船外機の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10236096A JP2000062694A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 船外機の冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062694A true JP2000062694A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16995679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10236096A Pending JP2000062694A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | 船外機の冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168701A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Yamaha Marine Co Ltd | 船外機の水冷却装置 |
US7409930B2 (en) | 2005-02-08 | 2008-08-12 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Water cooling device for outboard motor |
-
1998
- 1998-08-21 JP JP10236096A patent/JP2000062694A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168701A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-29 | Yamaha Marine Co Ltd | 船外機の水冷却装置 |
JP4605768B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2011-01-05 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機の水冷却装置 |
US7409930B2 (en) | 2005-02-08 | 2008-08-12 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Water cooling device for outboard motor |
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