JP2000314074A - 生地への模様形成方法及びそれに用いられるミシン並びに針通過孔群形成装置 - Google Patents

生地への模様形成方法及びそれに用いられるミシン並びに針通過孔群形成装置

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JP2000314074A
JP2000314074A JP11070496A JP7049699A JP2000314074A JP 2000314074 A JP2000314074 A JP 2000314074A JP 11070496 A JP11070496 A JP 11070496A JP 7049699 A JP7049699 A JP 7049699A JP 2000314074 A JP2000314074 A JP 2000314074A
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forming
pattern
fabric
sewing machine
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Kiyoshi Mishima
潔 三嶋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 裁断生地層に対し、一度に針通過孔群を形成
し、各生地に対し前記針通過孔群に沿って飾り縫い線を
容易に形成することができる生地への模様形成方法を提
供することにある。 【解決手段】 裁断生地層61の上面に対し予め案内線
41を形成した基型31を載置する。この案内線41に
沿ってミシンにより空縫いを行い案内線と対応する生地
層61に針通過孔群74を形成する。次に、裁断生地層
61の各生地61aを分離し各生地61aに対し針通過
孔群74に沿って本縫いミシンにより本縫い仕上げ縫い
線を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生地への模様形
成方法及びそれに用いられるミシン並びに針通過孔群形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服の外観を向上し、商品価値を
高めるために、衣服の表面には各種の模様が施される。
この種の模様はミシンによって形成され、直線状の仕上
がり縫い目や自由曲線からなる縫い目を含んでいる。縫
い目を形成するにはパーソナルコンピュータによって制
御可能な刺繍ミシンが用いられる。予め刺繍に必要なデ
ータを記憶させたフロッピーディスクがパーソナルコン
ピュータにセットされ、そのデータに応じてミシンを制
御することにより、所定の模様の仕上がり縫い目が形成
される。
【0003】又、別の従来の模様形成方法として、衣服
を構成する数種類の生地の一枚毎に予め案内線を描いて
おき、この案内線に沿って仕上がり縫い目、つまり飾り
縫いを本縫いミシンにより形成することも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の刺繍
ミシンでは、刺繍模様形状のためのデータが所定数のパ
ターンに限定されているので、本縫いミシンによる飾り
縫いを強調するために、生地に対して自由な曲線や直線
を多種類に亘って描き出すことは困難であった。又、刺
繍ミシンでは平面上において仕上がり線を描き出すこと
はできるが、円筒形の生地や、生地の縫い合わせによっ
てできる凹凸のある表面に、自由な曲線や直線を描き出
すことができないという問題があった。
【0005】一方、後者の従来方法においては、一枚の
生地毎にそれぞれ案内線を描かなければならないので、
模様の形成作業が非常に面倒になるばかりでなく、製造
コストが高くなり、現実には普及していない。又、一枚
一枚の生地に対し、手書きにより案内線を描く方法や、
案内線を各生地毎に印刷する方法もあるが、各生地に施
す案内線を、各生地毎に同一に描くことが非常に難し
く、いずれにしても非常に作業が面倒であった。
【0006】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、衣服を形成する生地に対する模様
の形成を容易かつ迅速に行うことができる生地への模様
形成方法を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は生地への模様形成工程
において針通過孔群を容易に形成することができる生地
への模様形成に用いられるミシンを提供することにあ
る。本発明の別の目的は生地への模様形成工程において
生地に針通過孔群を容易に形成することができる生地へ
の模様形成に用いられる針通過孔群形成装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、所定形状に裁断され
た複数枚の生地を積層する工程と、その生地層に針を挿
入して各生地に模様を形成するための針通過孔群を形成
する工程と、生地層から各生地を分離する工程と、分離
した各生地に、針通過孔群に沿って飾り模様を形成する
工程とを含むものである。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、針通過孔群を形成した後、形状の異なる複数種類
の生地を本縫いして衣服を縫製する工程を含み、分離し
た各生地に飾り模様を形成することに代えて、該衣服を
構成する生地に対して針通過孔群に沿って飾り模様を形
成する工程を含むものである。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2において、生地層への針の挿入時に針によって着色剤
を針通過孔群に付着する工程を含むものである。請求項
4に記載の発明では、請求項1又は2において、生地層
への針の挿入時に針によって磁気粉末を針通過孔群に付
着する工程と、飾り模様形成装置のテーブルに各生地を
支持する工程と、針通過孔群に付着した磁気粉末を磁気
センサにより感知し、該磁気センサからの検出信号に基
づいて飾り模様形成装置の模様付けヘッドを自動制御す
ることにより、前記テーブルに支持された各生地に飾り
模様を自動的に形成する工程とを含むものである。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項1又は
2において、生地層への針の挿入時に針によって蛍光塗
料を針通過孔群に付着する工程を含むものである。請求
項6に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれかにお
いて、前記針通過孔群はミシンにて生地層を空縫いする
ことによって形成されるようにしている。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかにおいて、前記針通過孔群は、生地層を仕
付け縫いミシンにより仕付け縫いした状態で形成され、
その後、仕付け縫いの上糸及び下糸が除去されるように
している。
【0013】請求項8に記載の発明では、請求項7にお
いて、ミシンによる仕付け縫いに際し、上糸として綿糸
あるいはナイロン糸が用いられ、下糸として熱接着糸が
用いられ、仕付け縫いの後に前記下糸を熱により溶解す
ることにより、上糸が除去されるようにしている。
【0014】請求項9に記載の発明では、請求項6又は
7において、生地層の上面に、案内模様を描いた基型が
載置され、該案内模様に沿ってミシンにより生地層に針
通過孔群が形成されるようにしている。
【0015】請求項10に記載の発明では、請求項1乃
至3のいずれかにおいて、各生地の針通過孔群に沿って
飾りテープを載置した状態で、ミシンにより各生地とテ
ープとを本縫いすることにより飾り模様が形成されるよ
うにしている。
【0016】請求項11に記載の発明では、請求項1乃
至3又は5のいずれかにおいて、取付体に対し複数の針
が模様に倣って取り付られ、該取付体の前記針群を裁断
生地層に挿入することにより、各生地に対して針通過孔
群を同時に形成する。
【0017】請求項12に記載の発明では、ミシンのテ
ーブル又はヘッドの少なくともいずれか一方に着色剤付
着手段が設けられ、その着色剤付着手段によって針に着
色剤を付着することにより、その針によって生地に形成
される針通過孔を着色するようにしている。
【0018】請求項13に記載の発明では、請求項12
において着色剤付着手段は、針の昇降経路に対応して配
設された液状着色剤の含浸体であって、針の貫通を許容
する材料により構成されている。
【0019】請求項14に記載の発明では、請求項13
において、前記液状着色剤の含浸体には、着色剤の貯留
容器から管路を通して液状着色剤が補給される生地への
模様形成に用いられる。
【0020】請求項15に記載の発明では、請求項12
において、ミシンのテーブル側にはミシンの針の外周面
に液状着色剤を供給するノズルが配置され、該ノズルに
は液状着色剤の供給管路を介して液状着色剤の貯留容器
が接続されている。
【0021】請求項16に記載の発明では、請求項15
において、液状着色剤をノズルの先端開口部から湧き出
させるための湧き出し手段と、ノズルから湧き出した液
状着色剤を回収するための手段とを設けている。
【0022】請求項17に記載の発明では、請求項16
において、液状着色剤の貯留容器はノズルの位置よりも
高い位置に配置され、かつ、貯留容器とノズルとを接続
する供給管路には開閉弁が設けられ、その開閉弁にて前
記供給管路が開放された時、液状着色剤はその液圧によ
りノズルから湧き出るように構成されている。
【0023】請求項18に記載の発明では、請求項16
において、液状着色剤は貯留容器からノズルへ至り、還
元手段により前記貯留容器に還元されるように構成され
ている。
【0024】請求項19に記載の発明では、請求項12
において、ミシンの針の上端部には着色剤付与手段を構
成する供給管路の一端が接続され、供給管路の基端には
液状着色剤の貯留容器が接続され、前記針の内部には液
状着色剤の通路が形成され、該通路は針の外周面に孔を
介して開口されている。
【0025】請求項20に記載の発明では、請求項12
において、前記着色剤付着手段は針通過孔形成動作に同
期して液状着色剤を強制的に針に供給するようにしてい
る。請求項21に記載の発明では、請求項20におい
て、ミシンのテーブル側にはミシンの針の外周面に液状
着色剤を供給するノズルが上向きに配置され、該ノズル
には液状着色剤の供給管路を介して液状着色剤の貯留容
器が接続され、前記供給管路には液状着色剤をノズルに
強制的に供給するためのポンプが設けられ、該ポンプは
ミシンの下糸を収容するボビンを取り外した状態で該ボ
ビンを駆動するための駆動軸により作動されるものであ
る。
【0026】請求項22に記載の発明では、生地層に針
通過孔群を形成するための複数の針を、所定形状の線に
沿って取付体に装着している。請求項23に記載の発明
では、請求項22において、前記取付体は、その取付体
に装着される針の位置を調整するための手段を備えてい
る。
【0027】請求項24に記載の発明では、請求項22
又は23において、前記取付体は生地層を載せるための
テーブルの上方において駆動機構により昇降されるもの
である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の生地への模様形
成方法及びそれに用いられるミシン並びに針通過孔群形
成装置を具体化した一実施形態を図1〜図9に基づいて
説明する。
【0029】図1は生地への模様形成方法に用いられる
ミシンを示す。図1中、符号11はミシンのテーブルで
あって、その上面には針板12が設けられ、該針板12
には送り歯13が図示しない駆動機構により布送り動作
可能に設けられている。テーブル11にはミシンヘッド
14が装設され、該ヘッド14には針15が昇降駆動機
構16により往復動可能に支持されている。前記ミシン
ヘッド14の先端下部には後述する裁断生地層の上面側
を押さえる押さえ足17が支持されている。この押さえ
足17の上面には液状着色剤(以下着色液という)の含
浸体としてのスポンジ18を収容した容器19が取り付
けられ、該容器19には管路20を介して石灰石の粉末
を水で溶解した着色液としての洋裁チャコ溶液21を貯
留する貯留容器22が接続されている。前記容器19の
底面には、前記針15を貫通し得る開口19aが形成さ
れ、該開口19aには針15を昇降可能なゴム等のシー
ル板19bが取り付けられている。
【0030】前記テーブル11の針板12の直下には着
色液の含浸体としてのスポンジ23を収容した容器24
が配設され、該容器24には管路25を介して石灰石を
水で溶解した着色液としての洋裁チャコ溶液21の貯留
容器26が接続されている。前記容器24の上部は開放
され、針15が前記スポンジ23内に進入するようにし
ている。
【0031】従って、ミシンヘッド14側に設けた針1
5の昇降駆動機構16により針15が上下方向に昇降動
作されると、針15の外周面にはスポンジ18に含浸さ
れた洋裁チャコ溶液21が付着し、針板12上の裁断生
地層に対し針通過孔を形成するとともに針通過孔の周囲
に洋裁チャコ溶液21を付着することができる。又、針
15の先端は最下降位置に移動されたとき、スポンジ2
3に進入されてチャコ溶液21が付着され、上昇する過
程において裁断生地層に形成された針通過孔の周囲にチ
ャコ溶液を付着することができる。
【0032】前記テーブル11から押さえ足17までの
高さ寸法は、通常の工業用の本縫いミシンの同じ高さ寸
法よりも大きくなるように設定されている。同様にミシ
ンヘッド14の先端部の高さ寸法、及び針15の高さ寸
法も押さえ足17に合わせて高く設定されている。
【0033】次に、前記のように構成した生地への模様
形成用ミミシンを用いて、衣服を縫製する生地に対し模
様を形成する動作を順次説明する。最初に、図2に示す
ように一着の衣服を構成する複数の生地とほぼ同形状に
形成した第1〜第6の基型31〜36を用意する。これ
らの基型31〜36は、例えば衣服の左前身頃、右前身
頃、後身頃、左袖、右袖、及び襟に対応するものであ
る。前記第1〜第6の基型31〜36の表面には例えば
固形の洋裁チャコあるいはマジックチャコなどで所望す
る形状の案内線41〜46が描かれている。
【0034】次に、図3に示すように、図示しない裁断
台に載せた多数枚の生地層50の上面に第1〜第6の基
型31〜36とほぼ同様の形状をなす裁断用プレート5
1〜56を載せて、左前身頃、右前身頃、後身頃、左
袖、右袖、及び襟用の第1〜第6の生地層61〜66を
裁断して形成する。前記第1〜第6の生地層61〜66
には、それらの裁断工程で図4に示すように複数箇所に
凸部61b〜66b(図4では凸部61bを図示し、凸
部62b〜66bは他図においても図示しない)が形成
される。前記凸部61b〜66bが形成される生地には
裁断に先だって高速目打ち機から出力される熱によって
生地が溶かされて接着部61c〜66c(図4では凸部
61cを図示し、凸部62c〜66cは他図においても
図示しない)が形成される。図3の裁断用プレート51
〜56の外周に設けた凸部51a〜56aが高速目打ち
する目印となる。そして、裁断しようとする生地の量産
数を固定し、固定された後で凸部61b〜66bが形成
されるように生地層を裁断し、裁断ずれ又は他の位置へ
の移動時や後述する生地層の仕付け縫い時のずれを防ぐ
ようにしている。図4は多数の生地61a〜61aを積
層した第1の生地層61を示す斜視図である。
【0035】これらの第1〜第6の生地層61〜66に
対し針通過孔群からなる案内線を形成する方法は同様で
あるので、図5〜図8により第1の生地層61について
説明する。
【0036】図5に示すように、前記第1の生地層61
の一枚の生地61aの厚さよりも厚い織布よりなる下敷
布71の上面に、前記模様を形成しようとする第1の生
地層61を載せる。その生地層61の上面に紙よりなる
滑り止めシート72を載置する。さらに、該シート72
の上面に前述した第1の基型31を載置する。この状態
で前記下敷布71、第1の生地層61、滑り止めシート
72及び、第1の基型31を仕付け縫いして、仕付け縫
い糸73により繋ぎ止める。
【0037】次に、図5に示すようにセットした下敷布
71、第1の生地層61、滑り止めシート72及び第1
の基型31を、図1に示すミシンのテーブル11の上面
に載置し、押さえ足17により前記第1の基型31の上
面を押圧しつつ、ミシンを駆動させる。そして、第1の
生地層61等を送り歯13によりテーブル11上で送り
つつ、針15により、前記案内線41に沿って空縫い動
作を行い、図6に示すように第1の生地層61に多数の
針通過孔74aを形成し、案内線に沿った針通過孔群7
4を形成する。このとき、各針通過孔74aには前述し
たようにチャコ溶液21が付着されるので、針通過孔群
74が着色されて鮮明に現れる。
【0038】次に、前記仕付け縫い糸73が解かれ、下
敷布71、滑り止めシート72及び第1の基型31が第
1の生地層61から取り除かれた後、第1の生地層61
の凸部61bが切断除去され、針通過孔群74を形成し
た第1の生地層61は一枚一枚の生地61aに分離され
る。一枚の生地61aには図7に示すように、洋裁チャ
コ溶液により着色された前記針通過孔群74が形成され
る。
【0039】次に、本縫いミシンを用いて針通過孔群7
4に沿って仕上がり飾り縫いを行い、図8に飾り模様と
しての飾り縫い線75を形成する。以上の動作は右前身
頃用の生地61aについて、飾り縫い線75を形成する
までの各種の動作を示すものであるが、第2〜第6の基
型32〜36を用いて左前身頃、後身頃、左袖、右袖、
及び襟の各裁断生地層62〜66に対し同様に空縫いに
よる針通過孔群74を形成するとともに飾り縫い線75
を形成することができる。
【0040】このようにして形成された各種の生地を用
いて、図9に示すような洋服を本縫いミシンにより縫製
して製造することができる。次に、前記のように構成し
た生地への模様形成方法及びそれに用いられるミシンに
つて、その効果を説明する。
【0041】(1)前記実施形態においては、第1〜第
6の生地層61〜66の上面に基型31〜36を載置
し、基型31〜36に描かれた案内線41〜46に沿っ
てミシンにより空縫いを行い、針通過孔群74〜74を
形成したので、多数の生地61a〜66aに対し同時に
針通過孔群74〜74を形成することができ、このため
針通過孔群74〜74に沿って飾り縫い線75〜75を
容易に形成することができる。
【0042】又、前記針通過孔群74〜74の形状は各
生地層61〜66の各生地61a〜66aに対し同様に
形成することができるので、飾り縫い線75〜75の形
状を各生地61a〜66aごとに同じ形状にすることが
できる。
【0043】ミシンの空縫い動作により案内線41〜4
6に倣って、針通過孔群74を形成するので、飾り縫い
線75がどのような形状であっても対応でき、縦横無尽
に自由曲線及び直線の飾り縫い線75を模様として形成
することができる。又、左右対称の飾り縫い線75や、
上下対称の飾り縫い線75、左右斜め対称の飾り縫い線
75、さらには楕円形、円形、平行四辺形、長方形、直
線、一定の間隔をおいた線及び点線等の飾り縫い模様も
可能である。
【0044】(2)前記実施形態では、針15に着色剤
として洋裁チャコ溶液21を付着して空縫い時に生地の
針通過孔74aにチャコ溶液21を付着させるようにし
たので、針通過孔群74の形状を肉眼で容易に識別する
ことができる。
【0045】(3)前記実施形態では、第1〜第6の生
地層61〜66の最上層の生地と基型31〜36との間
に滑り止め用のシート72を介在したので、ミシンによ
る空縫い動作時に最上層の生地と基型31がずれるのを
防止することができ、針通過孔群74の形成位置のずれ
を防止することができる。
【0046】次に、作業能率の効果について具体的に説
明する。例えば、量産時100着の洋服を例にしたと
き、一着を描こうとするパーツ(生地)数が1パーツの
場合、人間の動作により手書きし、案内線を描き出した
場合及び案内線を印刷した場合には、100回の動作が
必要である。しかし、本発明による空縫いによって案内
線を描く場合には、約3回の動作で案内線を描き出すこ
とができ、量産を可能とする。
【0047】又、量産時100着の洋服を例にしたと
き、1着を構成するパーツ数が6パーツの場合には、作
業者がそれぞれの機械に向かって動作し、自由曲線及び
直線の案内線を描いた場合、印刷及び手書きでは6パー
ツについてそれぞれ100回、合わせて600回の動作
が必要であるが、本発明の場合には6パーツでそれぞれ
6回、合計36回の動作で済むことになり、極めて作業
能率を向上することができる。
【0048】次に、この発明の別の実施形態を図10〜
図21に基づいて順次説明する。 〇図10に示す別の実施形態は第1の基型31に対し案
内溝31aを予め形成している。そして、この基型31
を第1の生地層61の最上面に載置してミシンにより案
内溝31aに沿ってミシンにより空縫いを行い、第1の
生地層61に針通過孔群74を形成する。なお、第2〜
第6の生地層62〜66においても第1の生地層61と
同様に針通過孔群74を形成する。
【0049】この別例において、基型31〜36の下面
に細い短い針を数ヶ所以上に植設しておくことにより基
型31〜36の滑りを防止することができる。この別例
においても前述した実施形態の効果(1)、(2)と同
様の作用効果がある。
【0050】○図11に示す別の実施形態は、取付体と
しての取付板81の上面に対し針82aを所定形状に多
数植設して、針通過孔群74を形成する針群82を構成
している。そして、この取付板81を図4に示すような
状態の第1の生地層61の上面に対し作業者が取付板8
1を保持して針群82を下向きに載せて押圧し、第1の
生地層61に1度に針通過孔群74を形成するようにし
ている。なお、第2〜第6の生地層62〜66において
も第1の生地層61と同様に針通過孔群74を形成す
る。
【0051】この別例では、針通過孔群74の形成を極
めて簡単に行うことができるとともに、ミシンによる空
縫い動作と比較して第1〜第6の生地層61〜66の生
地61a〜66aがずれることがないので、針通過孔群
74を生地61a〜66aの所定位置に正確に形成する
ことができる。
【0052】○図12に示す別の実施形態は、第1の生
地層61を載せるテーブル83にコラム84を立設し、
昇降駆動機構としてのエアシリンダ85を下向きに取り
付け、該シリンダ85のロッド86に前記取付板81を
連結している。
【0053】この実施形態では、テーブル83に載置し
た第1〜第6の生地層61〜66のいずれか一つの生地
層に対し、シリンダ85を駆動して取付板81を下方に
移動することにより、針群82が垂直方向に確実に移動
されるので、いずれか一つの生地層への針通過孔群74
の形成が円滑かつ確実に行われる。
【0054】○図13に示すように、取付板81に多数
の挿通孔81a〜81aを形成し、挿通孔81a〜81
aに対する針82a〜82aの取付位置を調整可能にす
ることにより、各種の模様の針群82を形成して、任意
の針通過孔群74を形成することができる。
【0055】○図14に示す別の実施形態は、針15の
上端部外周に水で溶解した洋裁チャコ溶液21の供給ノ
ズル91を配置し、開閉バルブ92を開放することによ
り貯留容器22からチャコ溶液21が針15に滴下され
るようにしている。
【0056】この別例においては、スポンジ18に針1
5を貫通させるのと比較して、構成を簡素化することが
できる。 ○図15に示す別の実施形態は、針15の内部に通路1
5aを形成するとともに、該通路15aと外部を連通す
る孔15bを複数箇所に形成し、針15の上端部に洋裁
チャコ溶液21の供給管路20を接続し、貯留容器22
からチャコ溶液21を針15内に供給するようにしてい
る。
【0057】この別例においては、チャコ溶液21の付
着構造を簡素化することができるとともに、第1の生地
層61の中間部においてもチャコ溶液21を確実に付着
することができる。
【0058】○図16及び図17に示す別の実施形態
は、スポンジ23を収容した容器24に設けたノズル9
5からチャコ溶液21がミシンによる針通過孔の形成作
業中に適度な速さで湧き出すように構成したものであ
る。前記スポンジ容器24は本体99と、その上側に嵌
合したノズル取付体100とにより構成されている。ノ
ズル取付体100にはノズル95が取り外し可能に嵌入
され、各部材を分解して内部に清掃を行えるようにして
いる。
【0059】貯留容器26がノズル95よりも高い位置
に装着され、管路25を通してチャコ溶液21がその液
圧によりノズル95から湧き出るので、ミシンの針に対
するチャコ溶液21の塗布を確実に行うことができる。
又、ノズル95から湧き出たチャコ溶液は回収通路24
aから回収管路96を通して回収手段としての回収容器
97に回収されるようにしている。管路25には開閉弁
98が設けられ、針通過孔形成作業中に手動又は電動に
より開放される。
【0060】この上記の別例において、図示しないポン
プにより着色液を回収容器97から貯留容器26に循環
させるようにすれば、チャコ溶液21を有効に利用する
ことができる。
【0061】○前記実施形態では、ミシンにより空縫い
動作して針通過孔群74を形成したが、これに代えてミ
シンにより仕付け縫いをして針通過孔群74を形成する
ようにしても良い。この場合、上糸としてナイロン糸あ
るいは綿糸を用い、下糸として熱接着糸を使用すること
により、生地層61を熱接着糸を加熱して溶かすことに
より上糸を生地61から容易に除去することができるの
で、各生地61a〜61aの分離を容易に行うことがで
きる。又、針通過孔群74を形成する工程が終了した
後、例えば別の工場において、本縫いミシンによる飾り
縫い線75を形成したり、飾り縫い線75の形成を数日
後に行ったりする場合に、生地層61の運搬中あるいは
保管中の形くずれを防止できる。
【0062】○図18に示すようにミシンのテーブル1
1の下方において、ミシンの下糸を収容するボビンを取
り外した状態で、該ボビンを駆動するための駆動軸10
1に対し、インク強制供給機構としてのポンプ102を
設け、針15による模様形成動作に同期してポンプ10
2を駆動してチャコ溶液21を強制的にノズル95に供
給するように構成してもよい。なお、103は余剰とな
った溶液21の回収用受け皿である。
【0063】この場合には針通過孔群74の形成動作と
同期してチャコ溶液21を適量供給することができ、針
通過孔群74への着色動作を適正に行うことができる。 ○前記実施形態では、チャコ溶液21を使用して針通過
孔群74に着色すようにしたが、この溶液21にさらに
磁気粉末を混入したり、溶液21無しで磁気粉末のみを
針通過孔群74に付着するようにしたりしてもよい。
【0064】○図19に示すように、飾り縫い線75を
形成するミシンのヘッド105に対し、生地61aに付
着した磁気粉末を検出する磁気センサ106を取り付
け、このセンサ106からの信号により制御装置107
からブザー108に動作信号が送られるようにする。そ
して、生地61aに対する飾り縫い工程において、飾り
縫い線75が許容範囲から逸れようとした場合に警報ブ
ザー108を作動するように構成してもよい。
【0065】この場合には、作業者が飾り縫い線75を
形成する作業を正確に行うことができる。 ○図20に示すように、針通過孔群74に付着した磁気
粉末を磁気センサ106により感知し、該磁気センサ1
06からの検出信号に基づいて飾り模様形成装置の模様
付けヘッド111を図示しないX軸駆動機構及びY軸駆
動機構によりX、Y軸方向に自動制御し、テーブル11
2に支持された生地61aに対し、例えばテープあるい
は印刷模様等の飾り模様を自動的に付着形成するように
構成することもできる。
【0066】この実施形態では針通過孔群を形成した各
布地に対し自動的に飾り模様を形成することができる。 ○図21に示すように、婦人用の洋服に飾り縫い線75
を本縫いミシンにより形成することもできる。同図から
明らかなように、洋服の縫製完了後に本縫い線87を跨
ぐように飾り縫い線75を形成することができる。
【0067】○前記着色液に蛍光塗料を混入することも
できる。この場合には、暗い作業室におて針通過孔群の
全体形状が識別し易くなり、飾り模様の形成が容易とな
る。 ○アイロン等によって加熱すると、針通過孔群に付着し
たインクが消滅するように該インクとして例えばアイバ
ナ(群馬県桐生市広沢町1−2782番地、有限会社
加藤エンブ織物 製のインク商品名)を用いてもよい。
【0068】この明細書においては、着色剤は前記洋裁
チャコ溶液の他、インクのような着色液、着色剤粉末、
あるいは半流動性の着色流体等も含むものとする。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜11に記載
の生地への模様形成方法の発明によれば、衣服を形成す
る生地に対する模様の形成を容易かつ迅速に行うことが
できる。
【0070】請求項12〜21に記載の生地への模様形
成方法に用いられるミシンの発明によれば、衣服を形成
する生地に対する模様の形成工程において針通過孔群を
容易かつ迅速に行うことができるとともに、針通過孔群
の識別を容易に行う着色剤を付着する作業を容易に行う
ことができる。
【0071】請求項22〜24に記載の生地への模様形
成方法に用いられる針通過孔群形成装置の発明によれ
ば、衣服を形成する生地に対する模様の形成工程におい
て針通過孔群を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の生地への針通過孔群の形成に用い
られるミシンの略体正面図。
【図2】 案内線を形成した基型の正面図。
【図3】 生地層を形成する方法を説明する斜視図。
【図4】 生地層の裁断後の斜視図。
【図5】 下敷布、生地層及び基型を積層した斜視図。
【図6】 針通過孔群を形成した生地層の斜視図。
【図7】 針通過孔群を形成した一枚の生地の斜視図。
【図8】 針通過孔群に沿って飾り縫い線を形成した一
枚の生地の斜視図。
【図9】 洋服の正面図。
【図10】 基型の別例を示す斜視図。
【図11】 針通過孔群形成装置の斜視図。
【図12】 針通過孔群形成装置の正面図。
【図13】 針通過孔群形成装置の斜視図。
【図14】 着色剤付着装置の別例を示す略体正面図。
【図15】 着色剤付着装置の別例を示す断面図。
【図16】 着色剤付着装置の別例を示す断面図。
【図17】 着色剤付着装置の別例を示す部分平面図。
【図18】 着色剤付着装置の別例を示す略体正面図。
【図19】 飾り縫い線の形成方法の別例を示す側断面
図。
【図20】 飾り縫い模様の形成方法の別例を示す斜視
図。
【図21】 飾り縫い線の別例を示す正面図。
【符号の説明】
11…テーブル、12…針板、14…ミシンヘッド、
15…針、18、23…着色剤含浸体としてのスポン
ジ、19、24…貯留容器、20、25…管路、21…
着色剤としての洋裁チャコ溶液、22、26…洋裁チャ
コ溶液貯留容器、31〜36…第1〜第6の基型、41
〜46…第1〜第6の案内線、31〜36…第1〜第6
の裁断生地層、61〜66…裁断生地層、61a…生
地、74…針通過孔群、74a…針通過孔、75…飾り
縫い線。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に裁断された複数枚の生地を積
    層する工程と、 その生地層に針を挿入して各生地に模様を形成するため
    の針通過孔群を形成する工程と、 生地層から各生地を分離する工程と、 分離した各生地に、針通過孔群に沿って飾り模様を形成
    する工程とを含むことを特徴とする生地への模様形成方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、針通過孔群を形成し
    た後、形状の異なる複数種類の生地を本縫いして衣服を
    縫製する工程を含み、分離した各生地に飾り模様を形成
    することに代えて、該衣服を構成する生地に対して針通
    過孔群に沿って飾り模様を形成する工程を含む生地への
    模様形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、生地層への針
    の挿入時に針によって着色剤を針通過孔群に付着する工
    程を含む生地への模様形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、 生地層への針の挿入時に針によって磁気粉末を針通過孔
    群に付着する工程と、 飾り模様形成装置のテーブルに各生地を支持する工程
    と、 針通過孔群に付着した磁気粉末を磁気センサにより感知
    し、該磁気センサからの検出信号に基づいて飾り模様形
    成装置の模様付けヘッドを自動制御することにより、前
    記テーブルに支持された各生地に飾り模様を自動的に形
    成する工程とを含む生地への模様形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、生地層への針
    の挿入時に針によって蛍光塗料を針通過孔群に付着する
    工程を含む生地への模様形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
    記針通過孔群はミシンにて生地層を空縫いすることによ
    って形成される生地への模様形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
    記針通過孔群は、生地層を仕付け縫いミシンにより仕付
    け縫いした状態で形成され、その後、仕付け縫いの上糸
    及び下糸が除去される生地への模様形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、ミシンによる仕付け
    縫いに際し、上糸として綿糸あるいはナイロン糸が用い
    られ、下糸として熱接着糸が用いられ、仕付け縫いの後
    に前記下糸を熱により溶解することにより、上糸が除去
    される生地への模様形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項6又は7において、生地層の上面
    に、案内模様を描いた基型が載置され、該案内模様に沿
    ってミシンにより生地層に針通過孔群が形成される生地
    への模様形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    各生地の針通過孔群に沿って飾りテープを載置した状態
    で、ミシンにより各生地とテープとを本縫いすることに
    より飾り模様が形成される生地への模様形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至3又は5のいずれかにお
    いて、取付体に対し複数の針が模様に倣って取り付ら
    れ、該取付体の前記針群を裁断生地層に挿入することに
    より、各生地に対して針通過孔群を同時に形成する生地
    への模様形成方法。
  12. 【請求項12】 ミシンのテーブル又はヘッドの少なく
    ともいずれか一方に着色剤付着手段が設けられ、その着
    色剤付着手段によって針に着色剤を付着することによ
    り、その針によって生地に形成される針通過孔を着色す
    るようにしたことを特徴とする生地への模様形成に用い
    るミシン。
  13. 【請求項13】 請求項12において着色剤付着手段
    は、針の昇降経路に対応して配設された液状着色剤の含
    浸体であって、針の貫通を許容する材料により構成され
    ている生地への模様形成に用いられるミシン。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記液状着色剤
    の含浸体には、着色剤の貯留容器から管路を通して液状
    着色剤が補給される生地への模様形成に用いられるミシ
    ン。
  15. 【請求項15】 請求項12において、ミシンのテーブ
    ル側にはミシンの針の外周面に液状着色剤を供給するノ
    ズルが配置され、該ノズルには液状着色剤の供給管路を
    介して液状着色剤の貯留容器が接続されている生地への
    模様形成に用いられるミシン。
  16. 【請求項16】 請求項15において、液状着色剤をノ
    ズルの先端開口部から湧き出させるための湧き出し手段
    と、ノズルから湧き出した液状着色剤を回収するための
    手段とを設けた生地への模様形成に用いられるミシン。
  17. 【請求項17】 請求項16において、液状着色剤の貯
    留容器はノズルの位置よりも高い位置に配置され、か
    つ、貯留容器とノズルとを接続する供給管路には開閉弁
    が設けられ、その開閉弁にて前記供給管路が開放された
    時、液状着色剤はその液圧によりノズルから湧き出るよ
    うに構成されている生地への模様形成に用いられるミシ
    ン。
  18. 【請求項18】 請求項16において、液状着色剤は貯
    留容器からノズルへ至り、還元手段により前記貯留容器
    に還元されるように構成されている生地への模様形成に
    用いられるミシン。
  19. 【請求項19】 請求項12において、ミシンの針の上
    端部には着色剤付与手段を構成する供給管路の一端が接
    続され、供給管路の基端には液状着色剤の貯留容器が接
    続され、前記針の内部には液状着色剤の通路が形成さ
    れ、該通路は針の外周面に孔を介して開口されている生
    地への模様形成に用いられるミシン。
  20. 【請求項20】 請求項12において、前記着色剤付着
    手段は針通過孔形成動作に同期して液状着色剤を強制的
    に針に供給する生地への模様形成に用いるミシン。
  21. 【請求項21】 請求項20において、ミシンのテーブ
    ル側にはミシンの針の外周面に液状着色剤を供給するノ
    ズルが上向きに配置され、該ノズルには液状着色剤の供
    給管路を介して液状着色剤の貯留容器が接続され、前記
    供給管路には液状着色剤をノズルに強制的に供給するた
    めのポンプが設けられ、該ポンプはミシンの下糸を収容
    するボビンを取り外した状態で該ボビンを駆動するため
    の駆動軸により作動されるものである生地への模様形成
    に用いられるミシン。
  22. 【請求項22】 生地層に針通過孔群を形成するための
    複数の針を、所定形状の線に沿って取付体に装着したこ
    とを特徴とする生地への模様形成に用いられる針通過孔
    群形成装置。
  23. 【請求項23】 請求項22において、前記取付体は、
    その取付体に装着される針の位置を調整するための手段
    を備えている生地への模様形成に用いられる針通過孔群
    形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項22又は23において、前記取
    付体は生地層を載せるためのテーブルの上方において駆
    動機構により昇降されるものである生地への模様形成に
    用いられる針通過孔群形成装置。
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