JP6455816B2 - マーキング装置及びマーキング方法 - Google Patents

マーキング装置及びマーキング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6455816B2
JP6455816B2 JP2015026879A JP2015026879A JP6455816B2 JP 6455816 B2 JP6455816 B2 JP 6455816B2 JP 2015026879 A JP2015026879 A JP 2015026879A JP 2015026879 A JP2015026879 A JP 2015026879A JP 6455816 B2 JP6455816 B2 JP 6455816B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
powder
marking
hole
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015026879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016148125A5 (ja
JP2016148125A (ja
Inventor
秀介 前中
秀介 前中
昇平 北川
昇平 北川
政輝 西川
政輝 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takatori Corp
Original Assignee
Takatori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takatori Corp filed Critical Takatori Corp
Priority to JP2015026879A priority Critical patent/JP6455816B2/ja
Publication of JP2016148125A publication Critical patent/JP2016148125A/ja
Publication of JP2016148125A5 publication Critical patent/JP2016148125A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6455816B2 publication Critical patent/JP6455816B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

本発明は、シート材にマーキングを施すシート材のマーキング装置及びマーキング方法に関する。さらに詳しくは、裁断されるシート材にチャコ粉などの紛体で目印となるマーキングを施すマーキング装置及びマーキング方法に関する。
従来から、衣類、寝具、自動車の内装、家具のカバーなど各種の用途に用いられる布、革、ゴム、樹脂などの各種シート材を製造する工程において、前記シート材を裁断テーブル上に吸着保持し、予め設計された裁断パターンに従って裁断するシート材裁断装置が知られている。前記シート材裁断装置で裁断された裁断パーツは、適宜裁断パーツ同士が縫製される。このとき、例えば衣類等に用いられる場合、前記裁断パーツの接合部、ポケットの位置、ボタン孔、縫い止め印等を設ける位置に目印となるマーキングが施される。
前記マーキングの方法としては、一般的に目打ちドリルを用いて穿孔する方法やマーキングペンを用いてインク等で着色する方法が知られている。また、手動でチャコペンなどを用いてマーキングすることも行われている。
また、インク等で着色するものとしてインクタンクのインクを螺旋状の溝を切った目打ちドリルにフェルトを介して押し付け、前記溝を通じて穿孔したシート材にインクを供給することでシート材にマーキングを施すマーキング装置も開示されている(例えば特許文献1)。
また、最近では、これらに代えて糸を使って複数枚のシート材にマーキングをする方法も行われている(例えば特許文献2)。
特許第4467293号公報 特開2014−152426号公報
ところで、目打ちドリルを用いて穿孔する方法は、シート材によっては、穿孔した孔が再び塞がって分からなくなる問題がある。そこで、目打ちドリルを太くし、孔をはっきりさせることも考えられるが、シート材は用途によって、マーキングを極力目立たなくしたいという要請があるものも存在する。従って、用途によっては目打ちドリルを太くすることができない問題があった。
また、マーキングペンを使用したマーキング装置は、インク(染料)を使ってマーキングを施すため、マーキングペンのインクがシート材に滲んで広がり、シート材を汚染する場合があった。また、マーキングペンでマーキングする関係上、上層部のシート材のみにしかマーキングできないという問題もあった。また、インクの乾燥防止のために毎回終了時にキャップをする手間やインク詰まりでインクが出なくなる問題もあった。さらには、通常シート材の裁断装置で積層されたシート材を裁断する場合は、シート材をテーブルに吸着保持する関係上、表面に非通気性のナイロンシートが被せられるため、マーキング部のナイロンシートに孔を開けたり、切り裂いたりしてシート材を露出させる必要があった。
また、特許文献1のマーキング装置は、前記マーキングペンと同様にシート材をインクで汚染する問題がある。
また、特許文献2のマーキング装置は、裁断パーツをばらす際に糸が抜けてマーキング位置が分からなくなる問題や糸を結ぶ機構が必要になるため機構が複雑になる問題があった。このように糸を結ぶ機構が必要になるため、マーキング工程に時間を要する問題もある。さらには、糸を打ち込んで結び目を付けるために針の中に糸を通糸する必要があり、針を太くする必要や特殊な中空の針を使用する必要がある。このため、汎用性に欠ける問題があった。
そこで、本発明は上記のような問題を解決し、汎用性があり、マーキング時間も短縮できるシート材のマーキング装置を提供することにある。
請求項1の発明は、テーブル上に吸引保持されたシート材にマーキングを施すシート材のマーキング装置であって、
前記シート材に穿孔する上下動自在の穿孔手段と、
紛体を貯留するとともにその下方から紛体が排出される開口部を備えた貯留部材と、
前記貯留部材の下方で該貯留部材に対して相対的に水平動自在に設けられるとともに前記貯留部材の開口部と対向する位置に穿設された貯留孔を備えた移動枠とを備え、
前記穿孔手段で前記シート材を穿孔した後、前記移動枠を移動させて前記貯留孔を前記シート材の穿孔部上に位置させることで、前記貯留孔中の紛体を前記テーブルの吸引力により前記シート材の孔の内部へと引き込み、それぞれのシート材の穿孔部周囲に付着させるようにした構成を採用するシート材のマーキング装置である。
請求項2の発明は、前記移動枠の下方には、前記穿孔手段の直下に開孔が穿設された底板が設けられ、
前記底板は、前記貯留孔を塞ぐ紛体貯留位置と、前記貯留孔と前記開孔とが一致することで該貯留孔中の紛体を前記シート材上に供給する紛体排出位置とが設定され、
前記穿孔手段が前記底板の開孔を貫通して前記シート材の最下部まで達することで該シート材を穿孔し、前記移動枠を紛体貯留位置から紛体排出位置へと移動させることで、前記貯留孔に保持された紛体を前記底板の開孔を通じてシート材上に供給するようにした構成を採用する請求項1に記載のシート材のマーキング装置である。
請求項3の発明は、前記マーキング装置とは独立して目打ち装置を設け、前記マーキング装置と目打ち装置を選択して、シート材にマーキング及び/または目打ちを施すようにした構成を採用する請求項1または2のいずれかに記載のシート材のマーキング装置である。
請求項4の発明は、テーブル上に吸引保持されたシート材にマーキングを施すシート材のマーキング方法であって、
貯留部材に紛体を保持するとともに前記シート材上を移動自在に設けた貯留孔に前記紛体を供給保持するようにしておき、
前記シート材に穿孔手段で穿孔した後、前記貯留孔を該シート材の穿孔部上に位置させることで、前記シート材の穿孔部上に前記紛体を付着させ、前記テーブルの吸引力により前記紛体を前記シート材の孔を通じてそれぞれのシート材の穿孔部周囲に付着させるようにした構成を採用するシート材のマーキング方法である。
請求項1及び4の発明によれば、シート材に穿孔するとともにその穿孔部周辺に紛体を供給できるので、裁断テーブルの吸引力に伴って、積層されたシート材全体に確実にマーキングを施すことができる。また、紛体に着色性があり、洗浄除去が容易なものを用いれば、裁断パーツの識別が容易になるだけでなく、裁断パーツの汚染も防止できる。また、穿孔手段として穿孔針を用い、該穿孔針に比較的細いものを使用するようにすれば、シート材への損傷を最小限にできるとともに穿孔部が分かり難くなっても紛体によるマーキングが残るので裁断パーツの識別を容易に行うことができる。また、シート材上にナイロンシートが被せられていても、穿孔手段穿孔されるので、別途ナイロンシートを切り裂く装置を必要としない。
請求項2の発明によれば、穿孔手段の直下に開孔を有する底板が設けられているので、紛体貯留位置では、貯留孔の下方が底板によって塞がれ、紛体排出位置では貯留孔に貯留された紛体が底板の開孔を通じてシート材上に供給される。従って、シート材の穿孔位置と紛体排出位置が一致するので、シート材の穿孔位置に的確に紛体を供給でき精度の良いマーキングが行なえる。また、シート材のマーキング不要部分を汚染することがない。
請求項3の発明によれば、裁断パーツに応じて、目打ちと紛体によるマーキングとを使い分けすることができるので、シート材の種類や裁断パーツの場所に応じて的確なマーキング(目打ちを含む)を行うことができる。
は、本発明のマーキング装置を組み込んだシート材裁断装置である。 は、本発明のマーキング装置部分の斜視図である。 は、本発明のマーキング装置の正面図である。 は、本発明のマーキング装置の右側面図である。 (a)及び(b)は、本発明のマーキング装置のマーキング動作を表す説明図である。 (c)及び(d)は、本発明のマーキング装置のマーキング動作を表す説明図である。 (a)及び(b)は、図5(a)及び(b)の部分断面斜視図である。 (c)及び(d)は、図6(a)及び(b)の部分断面斜視図である。
以下、図1乃至図4に基づき、本発明の一実施形態についての詳細を説明する。
図1は、本発明のマーキング装置11を組み込んだシート材裁断装置1である。前記シート材裁断装置1は、矩形状の本体フレーム2と、該本体フレーム2上に水平に設けられた裁断テーブル3と、該裁断テーブル3上を図示X方向に移動自在に懸架されたYビーム5と、該Yビーム5に沿ってY方向に移動自在な裁断ヘッド7などを備えて構成されている。
前記本体フレーム2は、図示しない吸引ボックスが形成され、該吸引ボックスにはブロアなどが接続されて、前記裁断テーブル3に吸引力を発生させるようになっている。前記裁断テーブル3は、剛毛3aが敷設されてテーブル面を形成しており、該テーブル面上に裁断すべきシート材Sが積層載置され、前記ブロアを作動させることで前記シート材Sが裁断テーブル3上に吸着保持されるようになっている。また、シート材Sが通気性の材料である場合は、図1のようにシート材S上にナイロンシート9が被せられ、裁断テーブル3の吸引力を保持するようになっている。なお、必要により、裁断ヘッド7の移動に同期させて非通気性のカバーを裁断パーツ10上に被せるようにしても良い。また、裁断テーブル3の端部には、裁断パーツ10を排出する際に巻き込みを防止するピックアップ爪8が設けられている。
前記裁断テーブル3のX方向に沿った両側には適宜な駆動源によりX方向に沿って移動自在な支持枠4、4が立設され、両支持枠4、4上にYビーム5が懸架されている。前記Yビーム5は、両支持枠4、4を図示しない適宜の駆動源によって駆動することでX方向に沿って移動するようになっている。
前記Yビーム5は、Y方向に沿ってレール6が敷設され、該レール6に摺動可能に裁断ヘッド7が設けられている。前記裁断ヘッド7は、図示しない適宜の駆動源により前記レール6に沿って移動自在になっている。
前記裁断ヘッド7は、図示しない駆動源によって上下運動が付与される裁断刃14と、該裁断刃14の周囲のシート材Sを押さえ付けるシート押え13と、シート材Sにマーキングを施すマーキング装置11と、シート材Sに目打ち孔62を穿孔する目打ち装置12を備えている。
前記シート材Sを裁断するに当たって、まずシート材Sが裁断テーブル3上に延反され、ナイロンシート9が前記シート材S上に被せられる。前記シート材裁断装置1は、図示しないCAD装置によって予め設計された裁断データが入力されており、図示しない制御装置によって前記裁断データに基づいて裁断ヘッド7が駆動されてシート材Sが裁断されるようになっている。
前記マーキング装置11は、裁断された裁断パーツ10同士を縫製する際の目印となるマーキング10aを施すようになっている。図2乃至4のように前記マーキング装置11は、紛体としてのチャコ粉Pを貯留する貯留部材としてのホッパー41と、マーキング時にシート材Sを穿孔する穿孔手段としての穿孔針40と、前記ホッパー41を保持する保持枠44と、前記シート材Sの上面を押える底板29と、前記保持枠44に摺接可能に嵌合された移動枠46などを備えて構成されている。なお、穿孔針40の太さは、理解が容易なようにやや誇張して描いてある。前記穿孔針40には例えば1.2mm径のものが用いられるが、シート材Sの種類や使用する紛体の種類に応じて適宜変更できる。
前記マーキング装置11は、裁断ヘッド7のフレームに支持枠22を介して固定支持されている。また前記支持枠22の上方には該支持枠22と間隔を開けて支持板20が水平に設けられ、該支持板20は、前記支持枠22に固定されている。また支持板20上には、図2のようにそれぞれ間隔を開けて4本の昇降シリンダ21、30、50、58が立設されている。
前記昇降シリンダ21のシリンダ軸は、昇降軸23に接続され、該昇降軸23は、下端に底板29が軸止されている。また前記昇降軸23は、前記支持枠22に設けられたガイド24に昇降動可能に挿通されている。また、前記支持枠22と底板29との間に昇降板26が設けられており、該昇降板26に前記昇降軸23が、ガイド25を介して挿通されている。したがって、前記昇降板26は、昇降動可能になっている。また、前記昇降板26の下方には、前記穿孔針40の先端を案内するとともに針先を保護する保護板28が設けられており、該保護板28に前記昇降軸23が、ガイド27を介して昇降可能に挿通されている。
また、シリンダ30のシリンダ軸は、逆L字形状のガイド33に軸止され、該ガイド33の下方にスプライン軸31が軸支されている。前記ガイド33の前方突出部は、前記支持板20の下方に垂下されたガイド軸32に軸支されている。従ってシリンダ30のシリンダ軸を伸長させることで前記ガイド33がスプライン軸31と一体に押し下げられて下降するようになっており、前記スプライン軸31は、前記ガイド33に対して回動自在に軸支されている。
また、スプライン軸31は、支持枠22に固定されたスプライン軸受38に軸支され、昇降動と回動が自在になっている。また、前記支持枠22の上方部分に従動ギア34が設けられ、前記スプライン軸31に固定されている。図3のように前記従動ギア34は、図示左側に設けられた従動ギア36と噛合し、該従動ギア36は、駆動ギア35と噛合している。前記駆動ギア35には、支持枠22上のモータ枠22aに固定されたモータ37が接続されている。前記モータ37を駆動することで、前記従動ギア34が回転し、スプライン軸31が回転するようになっている。
スプライン軸31の下端は、チャック39が軸止され、該チャック39に穿孔針40が脱着可能に固定されるようになっている。前記チャック39は、前記昇降板26に軸支されている。前記昇降板26はシリンダ30の作用により昇降し、この昇降に伴って前記穿孔針40も昇降するようになっている。
前記穿孔針40の針先は、前記保護板28の開孔28aに挿通され、該保護板28によって針先が保護されるとともに位置振れしないようになっている。また、保護板28の後端部分には、スリット枠28bが立設され、該スリット枠28bのスリット部に前記昇降板26の後方に固定されたストッパ26aが係合している。
前記底板29上には、逆凹形状の保持枠44が固定され、前記保持枠44の側面にシリンダ48が固定されている。前記保持枠44の凹部には、移動枠45が水平動自在に嵌合され、前記移動枠45の前端に固定された支持板46には前記シリンダ48のシリンダ軸47が軸止されている。従ってシリンダ48を作用させることで移動枠45が前記保持枠44に沿って底板29上を水平動するようになっている。
また、前記移動枠45には、貯留孔45aと移動枠開孔45bが穿設されている。前記移動枠4の貯留孔45a上には前記ホッパー41が立設され、該ホッパー41の下端部分、前記保持枠44に内包されている。また、前記保持枠44の前記穿孔針40の直下には、開孔44aが穿設されている。前記移動枠45の開孔45bは、初期位置では、前記保持枠44の開孔44aと一致するようになっている。
前記ホッパー41は、筒状に形成され、下端の開口部41aが初期位置では貯留孔45a上に位置するようになっている。前記ホッパー41は、内部に紛体としてのチャコ粉Pが充填され、上部に錘43が載置され、蓋42が被せられる。前記錘43は、紛体Pの充填時に取り出しが容易なようにツマミ43aが立設されている。なお、前記錘43に代えて紛体Pの性状に応じて撹拌棒等を用いても良い。
以上が、本発明のマーキング装置11の構成であり、次に該マーキング装置11に並設される目打ち装置12について図2及び図3に基づいて以下説明する。なお、マーキング装置11と共通する構成については、一部説明を省略する。
前記シリンダ58は、前記支持板20上に立設され、シリンダ軸は、昇降軸51に接続されている。該昇降軸51は、前記支持枠22に固定されたガイド60に昇降可能に軸支されている。前記昇降軸51の下端は、支持枠57が軸止されている。
また、前記シリンダ50は、前記支持板20上に立設され、シリンダ軸は、ガイド53に接続されている。前記ガイド53は前記ガイド33と同様であるので説明を省略する。前記ガイド53には、スプライン軸61が軸支され、該スプライン軸61は、ガイド軸52に沿った昇降動とガイド53に対しての回動が可能になっている。
前記スプライン軸61は、前記支持枠22に設けられたスプライン軸受54に軸支され昇降動と回動とが自在になっている。また、スプライン軸受54には前記従動ギア36が軸止されている。前記モータ37を駆動することで前記駆動ギア35と噛合した従動ギア36が回転しスプライン軸61が回転するようになっている。
前記スプライン軸61の下端にはチャック55が軸止され、該チャック55に目打ち針56が固定されている。前記シリンダ58と前記シリンダ50を作動させることで、目打ち針56と支持枠57が下降し、該支持枠57がシート材Sの上面に達すると、目打ち針56が回転しながらシート材Sを貫通し、目打ち孔62(図1参照)が形成されるようになっている。
次にマーキング装置11でのマーキング10aの形成動作について図5乃至図8に基づいて以下に説明する。なお、以下のシート材Sへの穿孔行程中は、図示白抜きの矢印で示すように絶えずシート材Sの裁断テーブル3への真空吸着が行なわれている。また、穿孔針40、シート材Sの孔63は、理解が容易なように誇張して描いている。
図5(a)及び図7(a)のように初期位置では、移動枠45が保持枠44の図示左側に突出した状態で位置する。このとき、貯留孔45aは、ホッパー41の下方に位置し、該ホッパー41に充填されたチャコ粉Pが前記貯留孔45aの内部に供給される。また、移動枠45の開孔45bは、前記保持枠44の開孔44aと一致するように位置させる。また、底板29がシート材S(表層には必要に応じてナイロンシート9が被せられる)から離間した状態にある。
次に図5(b)及び図7(b)のように前記シリンダ21とシリンダ30のシリンダ軸を伸長させることで、底板29及び穿孔針40が下降していく。また、このときモータ37を駆動することで穿孔針40に回転が付与される。前記底板29がシート材Sの表層に達し、保護板28が保持枠44に接すると、シリンダ21のシリンダ軸の伸長を止める。次に前記シリンダ30のシリンダ軸をさらに伸長させることで昇降板26と穿孔針40が一体に下降し、該穿孔針40が開孔44a、開孔45b及び開孔29aを貫通してシート材Sに達した後、該シート材Sを貫通して剛毛3aに達する。これにより、シート材Sに孔63が施される。
次に図6(c)及び図8(c)のように穿孔針40が昇降板26と一体に上昇し、底板29から前記穿孔針40が抜去される。なお、前記穿孔針40が保持される昇降板26のストッパ26aは、該昇降板26が上昇する際に前記保護板28のスリット枠28bのスリット穴上部と係合するようになっており、これにより、前記保護板28は前記昇降板26に牽引されて上昇する。
続いて、前記移動枠45が、図6(c)の2点鎖線位置へと水平動し、貯留孔45aが底板29の開孔29aの直上に位置するとともに保持枠44の開孔44aの直下に位置する。
次に図6(d)及び図8(d)のように貯留孔45の内部に保持されたチャコ粉Pが裁断テーブル3の吸引により、シート材Sの表層部の孔63の近傍に付着し、さらに孔63の内部に吸い込まれて積層された各シート材Sの孔63の周囲に付着する。これにより、積層されたシート材Sのそれぞれにチャコ粉Pが付着し、マーキングが完了する。なお、マーキングが不十分な場合は、前記移動枠45を複数回水平移動させ、チャコ粉Pを複数回シート材Sの孔63の近傍に供給するようにしても良い。また、このとき穿孔針40を複数回作用させることで、シート材Sの下層にチャコ粉Pが入り易いようにすることもできる。
なお、必要により適宜マーキング装置11と目打ち装置12とを併用したり、使い分けしたりすることができる。例えば、比較的大きな目打ち孔62を施しても良い場合は、目打ち装置12で目打ちを行ない、あまり目打ち孔62が目立っては困るような用途(例えば高級婦人服)ではマーキング装置11を用いるなど、選択的にマーキング装置11と目打ち装置12を使い分けすることができる。
以上が、本発明の実施形態であるが、発明の範囲に応じて適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態においては、チャコ粉を用いたが、チャコ粉以外であっても各種の紛体を使用することができ、例えばベビーパウダーのようなものも用いることができる。また、各種の色彩のものも用途に応じて使用できる。また、シート材Sに穿孔63を施す際に、針だけでなくドリルや打抜き刃など各種のものが採用できる。また、紛体Pをシート材S上に供給する場合も、各種の機構を採用でき、穿孔したシート材の穿孔部周辺に紛体Pを供給できるものであれば採用できる。
P チャコ粉(紛体)
S シート材
1 シート材裁断装置
2 本体フレーム
3 裁断テーブル
3a 剛毛
4 支持枠
5 Yビーム
6 レール
7 裁断ヘッド
8 ピックアップ爪
9 ナイロンシート
10 裁断パーツ
10a マーキング
11 マーキング装置
12 目打ち装置
13 シート押え
14 裁断刃
20 支持板
21 昇降シリンダ
22 支持枠
22a モータ枠
23 昇降軸
24 ガイド
25 ガイド
26 昇降板
26a ストッパ
26b ベアリング
27 ガイド
28 保護板
28a 開孔
28b スリット枠
29 底板
29a 開孔
30 昇降シリンダ
31 スプライン軸
32 ガイド軸
33 ガイド
34 従動ギア
35 駆動ギア
36 従動ギア
37 モータ
38 スプライン軸受
39 チャック
40 穿孔針(穿孔手段)
41 ホッパー(貯留部材)
41a 開口部
42 蓋
43 錘
43a ツマミ
44 保持枠
44a 開孔
45 移動枠
45a 貯留孔
45b 開孔
46 支持板
47 シリンダ軸
48 シリンダ
50 昇降シリンダ
51 昇降軸
52 ガイド軸
53 ガイド
54 スプライン軸受
55 チャック
56 目打ち針
57 支持枠
58 昇降シリンダ
60 ガイド
61 スプライン軸
62 目打ち孔
63 孔

Claims (4)

  1. テーブル上に吸引保持されたシート材にマーキングを施すシート材のマーキング装置であって、
    前記シート材に穿孔する上下動自在の穿孔手段と、
    紛体を貯留するとともにその下方から紛体が排出される開口部を備えた貯留部材と、
    前記貯留部材の下方で該貯留部材に対して相対的に水平動自在に設けられるとともに前記貯留部材の開口部と対向する位置に穿設された貯留孔を備えた移動枠とを備え、
    前記穿孔手段で前記シート材を穿孔した後、前記移動枠を移動させて前記貯留孔を前記シート材の穿孔部上に位置させることで、前記貯留孔中の紛体を前記テーブルの吸引力により前記シート材の孔の内部へと引き込み、それぞれのシート材の穿孔部周囲に付着させるようにしたことを特徴とするシート材のマーキング装置。
  2. 前記移動枠の下方には、前記穿孔手段の直下に開孔が穿設された底板が設けられ、
    前記底板は、前記貯留孔を塞ぐ紛体貯留位置と、前記貯留孔と前記開孔とが一致することで該貯留孔中の紛体を前記シート材上に供給する紛体排出位置とが設定され、
    前記穿孔手段が前記底板の開孔を貫通して前記シート材の最下部まで達することで該シート材を穿孔し、前記移動枠を紛体貯留位置から紛体排出位置へと移動させることで、前記貯留孔に保持された紛体を前記底板の開孔を通じてシート材上に供給するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシート材のマーキング装置。
  3. 前記マーキング装置とは独立して目打ち装置を設け、前記マーキング装置と目打ち装置を選択して、シート材にマーキング及び/または目打ちを施すようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のシート材のマーキング装置。
  4. テーブル上に吸引保持されたシート材にマーキングを施すシート材のマーキング方法であって、
    貯留部材に紛体を保持するとともに前記シート材上を移動自在に設けた貯留孔に前記紛体を供給保持するようにしておき、
    前記シート材に穿孔手段で穿孔した後、前記貯留孔を該シート材の穿孔部上に位置させることで、前記シート材の穿孔部上に前記紛体を付着させ、前記テーブルの吸引力により前記紛体を前記シート材の孔を通じてそれぞれのシート材の穿孔部周囲に付着させるようにしたことを特徴とするシート材のマーキング方法。
JP2015026879A 2015-02-13 2015-02-13 マーキング装置及びマーキング方法 Active JP6455816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026879A JP6455816B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 マーキング装置及びマーキング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015026879A JP6455816B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 マーキング装置及びマーキング方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016148125A JP2016148125A (ja) 2016-08-18
JP2016148125A5 JP2016148125A5 (ja) 2018-04-12
JP6455816B2 true JP6455816B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=56688231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015026879A Active JP6455816B2 (ja) 2015-02-13 2015-02-13 マーキング装置及びマーキング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6455816B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108065484B (zh) * 2016-11-15 2023-08-18 浙江友谊菲诺伞业股份有限公司 一种全自动冲孔铆扣机
CN111642849B (zh) * 2020-05-13 2022-09-02 佛山市珠艺手袋实业有限公司 一种制衣布料纽扣孔自动开孔设备
CN112045653B (zh) * 2020-09-03 2023-06-27 诺伯特智能装备(山东)有限公司 一种全自动智能划线机及其工作方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241027A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Oonuki Seni Kk マーキング用糸
JP4467293B2 (ja) * 2003-12-11 2010-05-26 株式会社タカオカ マーキング装置、裁断機及びマーキング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016148125A (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6455816B2 (ja) マーキング装置及びマーキング方法
JP5828689B2 (ja) 裁断機の目打ち装置および方法
JP5779450B2 (ja) 目打ち装置を備える裁断機、およびその目打ち屑除去方法
JP5155610B2 (ja) 布地への飾り材の縫い付け方法と、連続裁断装置及び裁断機能付き飾り付けミシン
JP6846716B2 (ja) 剣ボロ折込み縫着方法
JP5116091B2 (ja) 裁断機およびそのマーキング方法
JP2013063637A (ja) インクジェット捺染装置
JP2019155489A (ja) 穴あけ装置
CN110154147B (zh) 冲孔装置
JP2009011594A (ja) ミシンによる刺繍方法及びミシン
JP5766405B2 (ja) ミシン
JP2013096036A (ja) インクジェット捺染装置
JPWO2004062858A1 (ja) シート材の裁断方法
JP2016148125A5 (ja)
JP2011125387A (ja) ミシン
JP2014129628A (ja) シート材の糸目打ち装置および方法
JPH05195421A (ja) 裁断機における被裁断材へのマーキング装置
JP6543043B2 (ja) エンボス加工機
JP6084461B2 (ja) シート材の糸目打ち装置および方法
JP6890499B2 (ja) 着色式目打ち装置及びその制御方法
JP5995742B2 (ja) 目印付加装置および方法
KR200462652Y1 (ko) 스팡글 자수기용 바늘대
WO2005091707A3 (en) Repositionable adhesive mounted fabric assembly and decoration process
JP5995741B2 (ja) シート材の糸目打ち装置
JP6249903B2 (ja) 糸目打ち装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6455816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250