JP2000313852A - カチオン電着塗料 - Google Patents

カチオン電着塗料

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JP2000313852A
JP2000313852A JP11123446A JP12344699A JP2000313852A JP 2000313852 A JP2000313852 A JP 2000313852A JP 11123446 A JP11123446 A JP 11123446A JP 12344699 A JP12344699 A JP 12344699A JP 2000313852 A JP2000313852 A JP 2000313852A
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resin
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pigment
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Fumiaki Nakao
文昭 中尾
Katsuhisa Sugizaki
勝久 杉崎
Akira Tominaga
章 冨永
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉛化合物やクロム化合物などの有害物質を含有
させることなく、しかも、その塗膜を150〜160℃
の低温度で硬化しても防食性や付着性などが低下せず、
さらに無処理鋼板に塗装しても防錆性がすぐれ、エッジ
防錆性、つきまわり性、耐薬品性、平滑性などの良好な
塗膜を形成するカチオン電着塗料。 【構成】カチオン電着塗料用樹脂(A)、及び下記
(1)式で表わされるハイドロタルサイト系固溶体
(B)を含有することを特徴とするカチオン電着塗料。 [(Mg2 + y (M2 2 + ( 1 - y ) 1 - X 1 3 + X (OH)2 n - X / n ・mH2 0 ……(1) 式(1)において、M2 2 + はZn、Cd、Ca、Sr
よりなる群から選ばれた2価金属の少なくとも1種を、
1 3 +は3価金属を、An - はn価のアニオンを示
し、x、y及びmは各々下記条件を満足する正数を示
す。 0<x≦0.5、 0<y<1、 0≦m<2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛化合物やクロム
化合物などの有害物質を含有させることなく、耐温塩水
浸漬性がすぐれ、エッジ防錆性、つきまわり性、耐薬品
性、平滑性などが良好な塗膜を形成するカチオン電着塗
料に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】カチオン電着塗料は、つきま
わり性にすぐれ、耐久性や防食性などの性能にすぐれた
塗膜を形成することができるため、それらの性能が要求
される自動車車体や電気製品などの導電性金属製被塗物
の下塗り塗装に広く採用されている。
【0003】この電着塗料には、塗膜の防食性能を維持
させるために、クロム酸鉛、塩基性ケイ酸鉛、クロム酸
ストロンチウムなどの鉛化合物やクロム化合物などが配
合することがあるが、これらの化合物は非常な有害物質
であり、公害対策上その使用には問題がある。そこで、
これらの有害物質に代えて、無毒性又は低毒性のりん酸
亜鉛、りん酸鉄、りん酸アルミニウム、りん酸カルシウ
ム、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウム、酸化
亜鉛、酸化鉄、りんモリブデン酸アルミニウム、りんモ
リブデン酸亜鉛などの化合物を使用することが提案され
ている(例えば特公平3−7224号公報)が、鉛化合
物やクロム化合物が配合された電着塗料に比べ、塗膜の
防食性能が一般的に劣り、実用的に満足できるものでは
ない。また、エポキシ樹脂にP−OH基、S−H基また
は3,4,5−トリヒドロキシフェニル基を有する化合
物を反応させて得られる予備重合物に、さらにエポキシ
基と反応性を有するアミノ基を有する化合物を反応させ
て得られる樹脂組成物、およびハイドロタルサイト(マ
グネシウムとアルミニウムの含水塩基性炭酸塩鉱物)を
含有するカチオン電着塗料が特開平6−136303号
公報に示唆されているが、その塗膜の防食性もまた十分
でなく、特に耐温塩水浸漬性が劣る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は新規なカチオン
電着塗料に関し、その目的は、鉛化合物やクロム化合物
などの有害物質を含有させる必要がなく、耐温塩水浸漬
性がすぐれ、エッジ防錆性、つきまわり性、耐薬品性、
平滑性などの良好な塗膜を形成することが可能なカチオ
ン電着塗料を提供することである。
【0005】今回、この目的が、カチオン電着塗料用樹
脂に、特定のハイドロタルサイト系固溶体を含有せしめ
ることにより達成しうることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】かくして本発明は、(A) カチオン電着
塗料用樹脂、(B) 下記(1)式で表わされるハイド
ロタルサイト系固溶体を含有することを特徴とするカチ
オン電着塗料(以下、本塗料という)を提供するもので
ある。
【0007】 [(Mg2 + y (M2 2 + ( 1 - y ) 1 - X 1 3 + X (OH)2 n - X / n ・mH2 0 ……(1) 式(1)において、M2 2 + はZn、Cd、Ca、Sr
よりなる群から選ばれた2価金属の少なくとも1種を、
1 3 +は3価金属を、An - はn価のアニオンを示
し、x、y及びmは各々下記条件を満足する正数を示
す。
【0008】 0<x≦0.5、 0<y<1、 0≦m<2 以下に、本塗料について、詳細に説明する。
【0009】カチオン電着塗料用樹 脂(A):本塗料に
おいて、カチオン電着塗料用樹脂(A)としては、例え
ば、水酸基などの架橋性官能基およびカチオン性基を有
する通常のカチオン電着塗料用樹脂を使用することがで
き、その樹脂骨格はエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリ
ブタジエン、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂などのい
ずれであってもよいが、塗膜の防食性を向上させるため
には、一般に、エポキシ樹脂にアミンを付加してなるポ
リアミン樹脂(アミン付加エポキシ樹脂)が好適であ
る。
【0010】アミン付加エポキシ樹脂としては、例え
ば、(i)ポリエポキシド化合物と1級モノ−またはポ
リアミン、2級モノ−またはポリアミン、1,2級混合
ポリアミンなどとの付加物(例えば、米国特許第398
4299号明細書参照);(ii)ポリエポキシド化合
物とケチミン化された1級アミノ基を有する2級モノ−
またはポリアミンとの付加物(例えば、米国特許第40
17438号明細書参照);(iii)ポリエポキシド
化合物とケチミン化された1級アミノ基を有するヒドロ
キシル化合物とのエ−テル化により得られる反応物(例
えば、特開昭59−43013号公報参照)などがあげ
られる。
【0011】アミン付加エポキシ樹脂の製造に使用され
るポリエポキシド化合物は、エポキシ基を1分子中に2
個以上有する化合物であり、一般に、少なくとも20
0、好ましくは400〜4000、さらに好ましくは8
00〜2000の数平均分子量を有するものが適してお
り、特にポリフェノ−ル化合物とエピクロルヒドリンと
の反応によって得られるものが好ましい。該ポリエポキ
シド化合物の形成のために用いうるポリフェノ−ル化合
物としては、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−2,2−プロパン、4,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−エタ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−イソブ
タン、ビス(4−ヒドロキシ−tert−ブチルフェニ
ル)−2,2−プロパン、ビス(2−ヒドロキシナフチ
ル)メタン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、ビス
(2,4−ジヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4
−ヒドロキシフェニル)−1,1,2,2−エタン、
4,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、フェノ−ル
ノボラック、クレゾ−ルノボラックなどがあげられる。
該ポリエポキシド化合物は、また、ポリオ−ル、ポリエ
−テルポリオ−ル、ポリエステルポリオ−ル、ポリアミ
ドアミン、ポリカルボン酸、ポリイソシアネ−ト化合物
などと一部反応させたものであってもよく、さらにま
た、ε−カプロラクトン、アクリルモノマ−などをグラ
フト重合させたものであってもよい。
【0012】カチオン電着塗料用樹脂は、外部架橋型及
び内部(自己)架橋型のいずれのタイプのものであって
もよい。外部架橋型は硬化剤を併用するものであり、硬
化剤としては、例えば、ブロックされていてもよいポイ
ソシアネ−ト化合物やアミノ樹脂などの従来から既知の
架橋剤を使用することができ、特にブロックポリイソシ
アネ−ト化合物が好ましい。また、内部(自己)架橋型
は硬化剤を併用することなくそれ自体で架橋硬化するも
のであり、例えば、カチオン電着塗料用樹脂に部分ブロ
ックポリイソシアネ−ト化合物を反応させてなる活性水
素含有官能基とブロックイソシアネ−ト基とを同一分子
中に併存するものがあげられる。
【0013】外部架橋型のカチオン電着塗料用樹脂と併
用されるブロックポリイソシアネ−ト化合物は、ポリイ
ソシアネ−ト化合物のフルブロック付加反応生成物であ
る。このポリイソシアネ−ト化合物は、1分子中にイソ
シアネ−ト基を2個以上有する化合物であり、例えば、
トリレンジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−
ト、フェニレンジイソシアネ−ト、ビス(イソシアネ−
トメチル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシア
ネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、メチレンジ
イソシアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トなどの芳
香族、肪環族または脂肪族のポリイソシアネ−ト化合物
および、これらのポリイソシアネ−ト化合物の過剰量に
エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、トリメチ
ロ−ルプロパン、ヘキサントリオ−ル、ヒマシ油などの
低分子活性水素含有化合物を反応させて得られる末端イ
ソシアネ−ト基含有のプレポリマ−があげられる。
【0014】上記ポリイソシアネ−ト化合物のイソシア
ネ−ト基は、ブロック剤を付加させることによりブロッ
クされ、その付加によって生成するブロックポリイソシ
アネ−ト化合物は常温において安定であるが、解離温度
(例えば100℃以上)より高温に加熱するとブロック
剤が解離してイソシアネ−ト基が再生し、カチオン電着
塗料用樹脂と架橋反応する。この目的に使用されるブロ
ック剤としては、例えば、ε−カプロラクタム、γ−ブ
チロラクタムなどのラクタム系化合物;メチルエチルケ
トオキシム、シクロヘキサノンオキシムなどのオキシム
系化合物;フェノ−ル、p−t−ブチルフェノ−ル、ク
レゾ−ルなどのフェノ−ル系化合物;n−ブタノ−ル、
2−エチルヘキサノ−ルなどの脂肪族アルコ−ル類;フ
ェニルカルビト−ル、メチルフェニルカルビト−ルなど
の芳香族アルコ−ル系化合物;エチレングリコ−ルモノ
ブチルエ−テルなどのエ−テルアルコ−ル系化合物など
があげられる。これらのうち、オキシム系およびラクタ
ム系のブロック剤は比較的低温で解離するため、電着塗
料の低温硬化性の点から好適である。
【0015】カチオン電着塗料用樹脂と架橋剤との構成
比率は、該両成分の合計固形分量を基準に、前者は50
〜90重量%、特に65〜80重量%、後者は50〜1
0重量%、特に35〜20重量%の範囲が適している。
【0016】ブロックイソシアネ−ト基をカチオン電着
塗料用樹脂分子中に有してなる自己架橋タイプの基体樹
脂は、例えば、部分ブロックしたポリイソシアネ−ト化
合物中の遊離のイソシアネ−ト基と該樹脂中の活性水素
と反応させることにより調製することができる。
【0017】さらに、これらのカチオン電着塗料用樹脂
は、1、2または3級アミノ基のような、酸による中和
処理によってカチオン化しうるカチオン性基を含有し、
例えば、ギ酸、酢酸、乳酸などの水溶性有機酸で中和す
ることにより、水溶化もしくは水分散化することができ
る。
【0018】ハイドロタルサイト系 固溶体(B) 本塗料において使用されるハイドロタルサイト系固溶体
は、下記(1)式で表わされるハイドロタルサイト系固
溶体であり、このものは、塗膜の硬化性を促進し、防食
性を向上させるのに有効である。
【0019】 [(Mg2 + y (M2 2 + ( 1 - y ) 1 - X 1 3 + X (OH)2 n - X / n ・mH2 0 ……(1) 式(1)において、M2 2 + はZn、Cd、Ca、Sr
よりなる群から選ばれた2価金属の少なくとも1種を、
1 3 +は3価金属を、An - はn価のアニオンを示
し、x、y及びmは各々下記条件を満足する正数を示
す。
【0020】 0<x≦0.5、 0<y<1、 0≦m<2 式(1)において、M2 2 + は、Zn、Cd、Ca、S
rよりなる群から選ばれた2価金属の少なくとも1種で
あればよく、適宜に選択できるがこれらの中でもZnが
好ましい。また、M1 3 + は3価の金属であって、例え
ばAl、Fe、Crなどを例示することができる。さら
に、式(1)において、An - はn価のアニオンを示
し、例えば、I- 、OH- 、HCO3 - 、CO2 - 3
サリチル酸イオン、CrO2 - 4 、(OOC−COO)
2 - 、[Fe(CN)6 4 - 、ClO4 - などを例示
することができる。
【0021】式(1)において、xは0<x≦0.5、
好ましくは0.2<x≦0.5、より好ましくは0.2
<x≦0.4の正数であり、yは0<y<1,好ましく
は0.5≦y<1であり、そしてmは0≦m<2の数で
ある。
【0022】式(1)で示されるハイドロタルサイト系
固容体は、ハイドロタルサイトMg6 Al2 (OH)
1 6 CO3 ・4H2 Oと同様な結晶構造を有し、従って
該ハイドロタルサイトと類似の粉末X線回析パタ−ンを
示す化合物である。ただし、格子定数は固容体の一般法
則に従って変化する。すなわち、Mg2 + よりもイオン
半径の大きいM2 + 2 の固容する量が増える程、またM
2 + 2 のイオン半径が大きいほどM2 + がMgだけの場
合即ち、ハイドロタルサイトに比べて格子定数が大きく
なる。
【0023】本塗料で用いる式(1)のハイドロタルサ
イト系固溶体は、塗膜の下地金属との密着をよりよくす
ることにより、空気や水のような糸状腐食の原因物質が
金属と塗膜との界面への侵入することを防ぐため、そし
て酸の中和及びアルカリOH- との反応をより効率的に
するため、微粒子状とし良く塗料中に分散することが必
要である。このような観点から、式(1)のハイドロタ
ルサイト系固溶体の粒径は約0.1〜2μm程度が好ま
しく、またBET比表面積を約30m2 /g以下とする
ことが好ましい。
【0024】また、式(1)の固溶体を約120〜35
0℃で約1〜40時間、空気中又はN2 、He等の雰囲
気中で処理して脱結晶水し、m=0かそれに近くした物
を用いることが好ましく、このように加熱脱結晶水処理
によりハイドロタルサイト系固溶体の耐糸状腐食性は処
理しない場合に比べて向上する。
【0025】本塗料において、樹脂との相溶性、分散性
などをさらに向上させ、本塗料の効果をより改善するの
に役立たせるために、式(1)のハイドロタルサイト系
固溶体を表面処理剤で表面処理することが好ましい。
【0026】このような表面処理剤としては、高級脂肪
酸類、アニオン系界面活性剤類、シラン系カップリング
剤類、チタネ−ト系カップリング剤類、グリセリンと脂
肪酸のエステル類などを例示することができる。このよ
うな表面処理剤の具体例としては、例えば、ステアリン
酸、オレイン酸、ラウリン酸などのような高級脂肪酸
類;例えばステアリン酸ソ−ダ、オレイン酸ソ−ダ、ラ
ウリルベンゼンスルホン酸ソ−ダなどにようなアニオン
系界面活性剤類;例えばビニルトリエトキシシラン、γ
−メトクリロキシプロピルトリエトキシシラン、イソプ
ロピルトリイソステアロイルチタネ−ト、イソプロピル
トリデシルベンゼンスルホニルチタネ−トなどのような
シラン系またはチタネ−ト系のカップリング剤;例えば
グリセリンモノステアレ−ト、グリセリンモノオレエ−
トなどのようなグリセリンと脂肪酸のエステル類などを
例示することができる。
【0027】表面処理剤による式(1)のハイドロタル
サイト系固溶体の表面処理は、例えば、該表面処理剤が
それ自体液状の場合、或いは例えば水、アルコ−ル類な
どに溶解して液状にした場合には、これらの液体状の表
面処理剤と式(1)のハイドロタルサイト系固溶体粉末
もしくはその水性懸濁液を、加熱条件下もしくは非加熱
条件下に機械的に混合することによって行うことができ
るし、また例えば該表面処理剤が加熱条件下に溶融する
場合には加熱溶融条件下に式(1)のハイドロタルサイ
ト系固溶体粉末と機械的に混合することによって行うこ
ともできる。十分に混合処理した必要に応じて、例えば
水洗、脱水、乾燥、粉砕、分級などの手段を適宜選択し
て施し、表面処理物を得ることができる。
【0028】以上の表面処理において用いられる表面処
理剤の使用量は適当に選択変更できるが、通常、式
(1)のハイドロタルサイト系固溶体粉末の重量に基づ
いて、約0.1〜10重量%の範囲が適当である。
【0029】式(1)のハイドロタルサイト系固溶体
は、式(1)におけるMgとM2 + 2 を与える成分の少
なくとも1種とを併用する外はそれ自体既知の方法で製
造することができる。例えば、特公昭46−2280号
公報、特公昭47−32198号公報、特公昭50−3
0039号公報、特公昭48−29477号公報、特公
昭51−29129号公報などに記載の製法において、
式(1)におけるMg2 + を与える成分とM2 + 2 を与
える成分の少なくとも1種とを併用する外は上記の公知
の方法に従って製造することができる。さらに、BET
比表面積が約30m2 /g以下で粒径が約2μm以下で
ある式(1)のハイドロタルサイト系固溶体は、好まし
くは、上述のようにして製造した固容体を例えば水性媒
体中でさらに加熱して得ることができる。
【0030】この好適態様によれば、上記の例示の方法
で得られる式(1)のハイドロタルサイト系固溶体を、
例えばオ−トクレ−ブ中、水媒体中で、例えば約120
〜250℃の温度及び約5〜40時間のような条件下で
加熱処理することにより、所望のBET比表面積及び粒
径を有する式(1)のハイドロタルサイト系固溶体を得
ることができる。この加熱処理は、前記BET比表面積
及び粒径の条件を満足するようになるので、加圧条件下
に水熱処理すればよく高温側の採用がより好ましい。約
250℃を越える処理条件を採用することもできるが、
それによって特別の利益が得られるわけではないので、
上記範囲の温度の採用が好ましい。
【0031】本塗料において、(A)カチオン電着塗料
用樹脂と(B)式(1)式で表わされるハイドロタルサ
イト系固溶体との固形分配合比率は、(A)成分100
重量部あたり、(B)成分は0.1〜20重量部、特に
1〜10重量部の範囲内が好ましい。
【0032】本塗料は、(A)カチオン電着塗料用樹脂
及び(B)式(1)式で表わされるハイドロタルサイト
系固溶体を水性媒体中に混合分散せしめることにより調
製することができ、さらに必要に応じて、硬化触媒、着
色顔料、体質顔料、防錆顔料、有機溶剤、沈降防止剤な
どの通常の塗料用添加剤を適宜含有せしめることも可能
である。
【0033】硬化触媒としては錫化合物、亜鉛化合物、
ビスマス化合物など使用することが最も良い。錫化合物
としては、例えば、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル
錫オキサイドなどの有機錫酸化物;ジブチル錫ジラウレ
−ト、ジオクチル錫ジラウレ−ト、ジブチル錫ジアセテ
−ト、ジブチル錫ベンゾエ−トオキシ、ジオクチル錫ジ
ベンゾエ−ト、ジブチル錫ジベンゾエ−トなどのジアル
キル錫の脂肪酸または芳香族カルボン酸塩等を挙げるこ
とができる。本塗料中での錫化合物の含有量は、電着塗
料に要求される性能等に応じて広範囲に変えることがで
き、通常、電着塗料中の樹脂固形分100重量部あた
り、金属錫として0〜8重量部、好ましくは0.05〜
5重量部の範囲内が好適である。
【0034】亜鉛化合物としては、例えば、リン酸亜
鉛、亜リン酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、ぎ酸亜鉛、酢酸亜鉛、
モリブデン酸亜鉛、酸化亜鉛、リンモリブデン酸亜鉛等
を挙げることができる。本塗料中での亜鉛化合物の含有
量は、電着塗料に要求される性能等に応じて広範囲にわ
たって変えることができ、通常、電着塗料中の樹脂固形
分100重量部あたり、金属亜鉛として0〜8重量部、
好ましくは0.05〜5重量部の範囲内が好適である。
【0035】ビスマス(Bi) 化合物としては、無機系
ビスマス含有化合物及び有機系ビスマス含有化合物を挙
げることができる。無機系としては、例えば、ケイ酸ビ
スマス、水酸化ビスマス、三酸化ビスマス、硝酸ビスマ
ス、オキシ炭酸ビスマスなどがあげられる。このうち水
酸化ビスマスが特に好適である。有機系としては、例え
ば、乳酸ビスマス、トリフェニルビスマス、没食子酸ビ
スマス、安息香酸ビスマス、クエン酸ビスマス、メトキ
シ酢酸ビスマス、酢酸ビスマス、ぎ酸ビスマス、2、2
−ジメチロ−ルプロピオン酸ビスマスなどが挙げられ
る。本塗料中でのビスマス化合物の含有量は、電着塗料
に要求される性能等に応じて広範囲にわたって変えるこ
とができ、通常、電着塗料中の樹脂固形分100重量部
あたり金属Bi量として0.1〜10重量部、特に0.
2〜5重量部の範囲内が好適である。
【0036】着色顔料としては、例えば、チタン白、亜
鉛華、カ−ボンブラック、モリブデ−トオレンジ、ベン
ガラ、ナフト−ル系、ピラゾロン系、ベンツイミダゾロ
ン系、アントラキノン系、チオインジゴ系、ペリレン
系、キナクリドン系、チタンイエロ−、モノアゾ系、ジ
スアゾ系、縮合アゾ系、アンソラピリミジン系、コバル
トグリ−ン、フタロシアニングリ−ン、群青、コバルト
ブル−、フタロシアニンブル−、コバルトバイオレット
などの無機系及び有機系の顔料があげられる。体質顔料
としては、例えば、炭酸カルシウム、カオリン、クレ
−、けい藻土、含水けい酸、タルク、バライト、硫酸バ
リウム、炭酸バリウム、ケイ砂、ガラスビ−ズ、マイカ
などがあげられる。
【0037】防錆顔料としては、例えば、アルカリ土類
金属及び酸化亜鉛から選ばれる1種以上と酸化鉄との複
合酸化物、亜鉛華、りん酸亜鉛、亜りん酸亜鉛、りん酸
カルシウム、りん酸アルミニウム、トリポリりん酸アル
ミニウムのようなポリりん酸アルミニウム、オルトりん
酸アルミニウム、オルトりん酸カルシウム、ホウ酸系防
錆顔料、タングステン酸系防錆顔料、亜りん酸系防錆顔
料、次亜りん酸系防錆顔料、亜硝酸系防錆顔料、バナジ
ン酸系防錆顔料などがあげられる。さらに、Zr(O
H)4 ・Mg4 Al2 (OH)1 2 CO3 ・3H2 0、
Mg6 Al2 (OH)1 6 CO3 ・5H2 0、Mg6
7 (OH)1 6 CO3 ・4H2 0などの化合物も防錆
顔料として併用できる。
【0038】着色顔料、体質顔料及び防錆顔料は、一般
に、粉末状で使用することができ、その粒径は15μm
以下、特に0.01〜5μmの範囲内であることが好ま
しい。また、これらの顔料の配合量は目的に応じて任意
に選択することができるが、通常、(A)カチオン電着
塗料用樹脂100重量部あたり、それぞれ、固形分比
で、0.5〜100重量部、特に1〜50重量部の範囲
内が適している。
【0039】本塗料は、カチオン電着塗料用樹脂(A)
及び(1)式で表わされるハイドロタルサイト系固溶体
(B)を含有せしめ、必要に応じて、着色顔料、体質顔
料、防錆顔料、有機溶剤、沈降防止剤などの通常の塗料
用添加剤を水性媒体中に混合・分散せしめることによっ
て調製することができる。これらの各成分の混合方法は
特に制限されないが、具体的には、例えば下記に示す方
法があげられる。
【0040】a):(A)成分のエマルジョンに、
(B)成分を、さらに必要に応じて使用する顔料などと
共に水ペ−スト状にしてから、さらに水を加えて、混合
・分散せしめる。
【0041】b):(B)成分と更に必要に応じて使用
する顔料などと共に水に分散させて固形分含有率約5〜
20重量%のスラリ−状とし、これらをスラリ−状にし
なかった残りの(B)成分及び顔料と混合した後(すべ
てをスラリ−にすればこの工程は省略される)、(A)
成分のエマルジョンに配合し、さらに水を加えて、混合
・分散せしめる。
【0042】c):顔料の粒子表面に(B)成分を沈着
させたものを、(A)成分のエマルジョンに配合し、さ
らに水を加えて、混合・分散せしめる。
【0043】d):(B)成分の粒子表面に顔料を沈着
させたのち、(A)成分のエマルジョンに配合しさらに
水を加えて、混合・分散せしめる。
【0044】このうち、d)による方法が好ましい。
【0045】粒子状の顔料の表面に(B)成分を沈着
(被覆)させる方法として、例えば、顔料を炭素数1〜
8の低級アルコ−ルなどの水溶性有機溶剤と脱イオン水
との混合溶剤中に分散し、ついで(B)成分をこの分散
液中に均一に混合したのち、該溶剤を蒸発乾固すること
によって行うことができる。具体的には、顔料を、pH
を5〜9に調整した(B)成分の水分散液(濃度は0.
1〜80重量%、特に1〜60重量%が適している)に
混合し、20〜80℃で放置すると、顔料の粒子表面に
(B)成分が沈着し、沈殿する。その後、必要により分
級し、水洗、精製、乾燥することにより、(B)成分で
被覆された顔料の粒子が得られる。
【0046】粒子状の(B)成分の表面に、顔料を沈着
させる方法も、これらと同様にして行うことができる。
【0047】本塗料は、固形分含有率を約5〜40重量
%になるように脱イオン水などを加えて希釈し、さらに
pHを5.5〜9.0に調整して電着浴とし、その浴温
を15〜35℃、負荷電圧100/400Vの条件下
で、被塗物を陰極として浸漬し通電することによって電
着塗装を行うことができる。その際の塗装膜厚は硬化塗
膜を基準にして、通常、10〜40μmの範囲内が好ま
しい。通電後、電着浴から引上げ水洗してから、約10
0〜約200℃で10〜40分間加熱することにより塗
膜を硬化せしめることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明のカチオン電着塗料(本塗料)
は、鉛化合物やクロム化合物などの有害物質を使用する
ことなしに、耐温塩水浸漬性、エッジ防錆性、つきまわ
り性、耐薬品性、平滑性などのすぐれた塗膜を形成する
ことができる。
【0049】
【実施例】以下に実施例及び比較例をあげて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。部及び%は原則として重量に基づい
ている。膜厚は硬化塗膜についてである。
【0050】1.試 料 1)カチオン電着塗料用樹脂エマルション(A) (a):「エポン1004」(油化シェル社製、商品
名、ビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂、エポキシ当量約
950)1900部をブチルセロソルブ1012部に溶
解し、80〜100℃に加熱してからジエチルアミン1
24部を滴下し、ついで120℃で2時間保持してアミ
ン価47のアミン付加エポキシ樹脂を得た。次に、アミ
ン価100のダイマ−酸タイプポリアミド樹脂(「バ−
サミド460」、ヘンケル白水社製、商品名)1000
部をメチルイソブチルケトン429部に溶かし、130
〜150℃で加熱還流し、生成水を留去して該アミド樹
脂の末端アミノ基をケチミンに変えたものを150℃で
約3時間保持し、水の留出が停止したら60℃に冷却す
る。ついでこのものを前記アミン付加エポキシ樹脂に加
えて100℃に加熱し、1時間保持後室温に冷却して、
固形分68%及びアミン価65のアミン付加エポキシ樹
脂−ポリアミド変性樹脂のワニスを得た。
【0051】このワニス103部(樹脂固形分で70
部)に、トリレンジイソシアネ−トの2−エチルヘキシ
ルアルコ−ルフルブロック化物30部(固形分とし
て)、10%酢酸水溶液15部を配合し、均一に混合し
た後、脱イオン水150部を強く撹拌しながら約15分
し、固形分含有率34%のカチオン電着用樹脂エマルシ
ョン(a)を得た。
【0052】2)ハイドロタルサイト系固溶体(B) a):Mg3 . 0 Zn1 . 0 Al2 . 0 (OH)
1 2 (CO3 1 . 0 ・3.1H2 O、粒子径0.2μ
m、BET比表面積15m2 /gのハイドロタルサイト
系固容体。
【0053】b):Mg3 . 5 Zn0 . 5 Al
2 . 0 (OH)1 2 (CO3 1 . 0 ・3.2H2 O、
粒子径0.2μm、BET比表面積15m2 /gのハイ
ドロタルサイト系固容体。
【0054】3)顔料分散ペ−スト a):75%樹脂液(脂肪酸変性エポキシ樹脂にジエタ
ノ−ルアミンを反応せしめ、さらに酢酸で中和してなる
固形分含有率75%の水溶液)17部、酢酸1部、ハイ
ドロタルサイト系固溶体(B)a)5部、チタン白30
部、カ−ボンブラック1部、ジオクチル錫オキサイド3
部、脱イオン水44部(合計100部)をボ−ルミルに
仕込み、40時間を要して分散処理を行って、固形分含
有率55%の顔料分散ペ−ストa)を得た。
【0055】b):75%樹脂液(脂肪酸変性エポキシ
樹脂にジエタノ−ルアミンを反応せしめ、さらに酢酸で
中和してなる固形分含有率75%の水溶液)17部、酢
酸1部、ハイドロタルサイト系固溶体(B)b)5部、
チタン白30部、カ−ボンブラック1部、ジオクチル錫
オキサイド3部、脱イオン水44部(合計100部)を
ボ−ルミルに仕込み、40時間を要して分散処理を行っ
て、固形分含有率55%の顔料分散ペ−ストc)を得
た。
【0056】c):75%樹脂液(脂肪酸変性エポキシ
樹脂にジエタノ−ルアミンを反応せしめ、さらに酢酸で
中和してなる固形分含有率75%の水溶液)17部、酢
酸1部、チタン白30部、カ−ボンブラック1部、ジオ
クチル錫オキサイド3部、脱イオン水44部(合計10
0部)をボ−ルミルに仕込み、40時間を要して分散処
理を行って、固形分含有率55%の顔料分散ペ−スト
e)を得た。
【0057】2.実施例及び比較例 実施例 1 カチオン電着塗料用樹脂エマルジョン(A)a)500
部と顔料ペ−ストa)100部とを混合し、さらに脱イ
オン水で希釈して固形分含有率20%のカチオン電着塗
料浴を調製した。
【0058】実施例 2 カチオン電着塗料用樹脂エマルジョン(A)a)500
部と顔料ペ−ストb)100部とを混合し、さらに脱イ
オン水で希釈して固形分含有率20%のカチオン電着塗
料浴を調製した。
【0059】比較例 1 カチオン電着塗料用樹脂エマルジョン(A)a)500
部と顔料ペ−ストc)100部とを混合し、さらに脱イ
オン水で希釈して固形分含有率20%のカチオン電着塗
料浴を調製した。
【0060】3.塗膜性能試験結果 実施例及び比較例で得たカチオン電着塗料浴に、化成処
理を全く行っていない脱脂ずみの冷延ダル鋼板(大きさ
0.8×150×70mm)をカソ−ドとして浸漬し、
電圧300Vで膜厚が20μmになるように電着塗装
し、水洗してから、加熱して塗膜を硬化せしめた。加熱
は電気熱風式乾燥機で170℃の温度で20分間行なっ
た。かくして硬化せしめた電着塗膜の性能試験を下記の
ようにして行った。その結果を表1に示す。
【0061】
【表1】
【0062】耐温塩水浸漬性:50℃の5%食塩水に2
0日間浸漬し、水洗、乾燥後、粘着セロハンテ−プを貼
着し、それを急激にはがした跡の残存塗膜の面積率を調
べた。○は剥離面積が0〜20%、△は剥離面積が21
〜40%、×は剥離面積が41%以上であることを示
す。
【0063】平滑性:電気熱風式乾燥機で170℃の温
度で20分間加熱して硬化せしめた電着塗膜の表面を目
視観察した。○はヘコミ、フクレなどが殆どなく良好、
△はヘコミ、フクレなどが少し発生し、やや劣る、×は
ヘコミ、フクレなどが多く発生し、劣ることを示す。
【0064】エッジ防錆性:被塗物として、刃の部分の
角度が約30度エッジ部を有するカッタナイフを使用し
た以外は上記と同様に電着塗装し、170℃の温度で2
0分間加熱して硬化した試験塗板を、JISZ2371
の耐塩水噴霧試験方法に準じて、168時間試験を行
い、約30度エッジ部の錆発生の程度を目視観察した。
○は錆発生が殆どなく良好、△は錆が少し発生し、やや
劣る、×は錆が多く発生し、劣ることを示す。
【0065】耐薬品性:170℃の温度で20分間加熱
して塗膜を硬化した試験板を、10%NaOH水溶性に
50℃において10日間浸漬し、引上げ、水洗乾燥して
から、ガ−ゼで電着塗膜を強く拭き取るように擦った跡
の塗面を目視評価した。○はフクレ、ハガレが全く無
し、△はフクレ、ハガレが少しある、×はフクレ、ハガ
レ著しくあることを示す。
【0066】つきまわり性:大きさ70×150×0.
8mmのりん酸亜鉛処冷延鋼板を4枚準備し、このうち
3枚の中央部に直径8mmの開穴部を設ける。開穴部を
有する鋼板3枚を陽極側から順次遠ざかるように20m
m間隔で並べ、最も遠い位置に開穴部を設けていない鋼
板1枚を置き、そして最も先頭の鋼板と陽極との距離を
150mmとした。陽極側から見て、最も手前にある開
穴部を設けた鋼板の陽極側をA面とし、最も遠い位置に
ある開穴部を設けていない鋼板の陽極側をG面とする。
このG面での電着塗膜の厚さを測定した(BOX法)。
この膜厚が厚いとつきまわり性が良好である。電着塗装
条件は、電圧250V、通電時間180秒である。塗膜
は170℃の温度で20分間加熱して硬化せしめた。○
はG面での膜厚が10μm以上である、△はG面での膜
厚が5〜9μmである、×はG面での膜厚が4μm以下
である を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カチオン電着塗料用樹脂(A)、及び下記
    (1)式で表わされるハイドロタルサイト系固溶体
    (B)を含有することを特徴とするカチオン電着塗料。 [(Mg2 + y (M2 2 + ( 1 - y ) 1 - X 1 3 + X (OH)2 n - X / n ・mH2 0 ……(1) 式(1)において、M2 2 + はZn、Cd、Ca、Sr
    よりなる群から選ばれた2価金属の少なくとも1種を、
    1 3 +は3価金属を、An - はn価のアニオンを示
    し、x、y及びmは各々下記条件を満足する正数を示
    す。0<x≦0.5、 0<y<1、 0≦m<2
  2. 【請求項2】式(1)のM2 がZnであって、かつ0.
    5≦y<1 である請求項1記載のカチオン電着塗料。
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