JP2000313592A - ロープ弛み止め器およびロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装置 - Google Patents

ロープ弛み止め器およびロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装置

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JP2000313592A
JP2000313592A JP12377099A JP12377099A JP2000313592A JP 2000313592 A JP2000313592 A JP 2000313592A JP 12377099 A JP12377099 A JP 12377099A JP 12377099 A JP12377099 A JP 12377099A JP 2000313592 A JP2000313592 A JP 2000313592A
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hoisting
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drum
slack
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Koji Funato
孝次 船渡
Kazuhisa Ishida
和久 石田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り荷着床後のロープの余分な繰り出しを防
止する。 【解決手段】 油圧シリンダ34の伸縮により、リンク
32、ローラ33を介して巻上ロープ1aに負荷Fを与
える。このとき、ロープ1aの弛み量に応じてリンク3
2の角度θが変化するが、リンク32の角度変化に応じ
て電磁比例弁27の減圧度を制御し、ロープ1aに作用
する負荷Fを一定(=F0)に保つ。リンク32の角度
θが所定値(θ0+α)を越えると、吊り荷6の着床と
判定して電磁弁24を切り換え、ドラム1の駆動を停止
させる。ドラム停止後にもリンク32の角度θに拘わら
ず巻上ロープ1aには負荷F0が作用し、ロープ1aの
余分な繰り出しを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻上ウインチの巻
下げあるいはフリーフォールによって繰り出される巻上
ロープの弛みを防止するロープ弛み止め器およびロープ
弛み止め器を備えた繰り出し防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クローラクレーンに搭載された巻上ウイ
ンチの巻下あるいはフリーフォールによって吊り荷を着
床させる作業には、バケットを用いた掘削作業(例えば
クラムシェル作業やクラブバケット作業)などがある。
このような作業では、バケットの着床と同時にブレーキ
を掛けて、巻上ロープの余分な繰り出しを防止する。と
ころが、吊り荷の着床を目視することが困難な作業(例
えば大深度の縦孔堀り作業や海中でのテトラポットの据
え付け作業等)においては、ブレーキを適切なタイミン
グでかけることがとくに難しい。この場合、ブレーキを
かけるタイミングが遅れると、ウインチドラムの慣性力
によって着地後もロープが繰り出され、ウインチドラム
は乱巻状態となってしまう。その結果、ウインチドラム
にロープを巻き直す必要が生じ、作業効率が悪化すると
ともに、乱巻によりロープはダメージを受け、ロープ寿
命が低下するなどの問題が生じる。このような問題を解
決するものとして、例えば実開昭63−173190号
公報には、バケットの着床後、自動的にブレーキを掛け
るようにした装置が開示されている。
【0003】この公報記載の装置では、制御弁の巻下操
作が所定時間以上経過したときにオンするタイマ接点
と、バケットの着地により油圧モータの吐出流体圧が所
定値以下となった場合にオンする圧力スイッチとを設
け、タイマ接点と圧力スイッチとがともにオンしたとき
に、リリーフ弁に開信号を出力し、油圧ポンプからの圧
油をリリーフさせる。これによって、油圧モータへの圧
油の供給を遮断して油圧モータの回転を停止し、着地後
のロープの余分な繰り出しを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭63−173190号公報記載の装置では、油圧モ
ータの吐出流体圧によってバケットの着床を検知し、回
路内の圧油を制御することで油圧ブレーキを作動させる
ようにしているので、バケットの着床を即座に検出して
素早くブレーキを作動させることが困難であり、モータ
停止動作の遅れなどの問題が発生する。その結果、前述
したのと同様に、ロープの余分な繰り出しなどが生じて
ロープの緩みが発生する。
【0005】ところで、特開昭58−109392号公
報には巻上ロープに負荷を与えてロープの緩みを防止す
るとともに、ロープの緩み量に基づいて油圧モータを停
止させるようにした装置が開示されている。この装置で
は、バネ力によって付勢される伸縮可能なシリンダのピ
ストンロッドの先端にシーブを接続し、そのシーブを巻
上ロープに押し付けることによりロープの緩みを防止す
る。そして、ロープの繰り出しによりロープが緩んでピ
ストンロッドが所定量ストロークすると、ピストンロッ
ドに連結された方向切換弁が切り換えられ、これによっ
て、戻り側管路に配置されたカウンタバランス弁を閉
じ、油圧モータを停止させる。
【0006】しかしながら、上記特開昭58−1093
92号公報記載の装置では、バネ力によってロープに負
荷を与えているため、負荷がシリンダのストローク量
(バネの変位量)によって左右されてしまう。その結
果、ロープに適切な負荷を与えることが困難となり、ロ
ープの弛みに十分に対処することができない。また、油
圧モータ停止時にシリンダはストロークしきっているの
で、その状態でロープに緩みが生じてもそれに対処する
ことができない。
【0007】本発明の目的は、巻上ロープに対して常に
適切な負荷を与え、着床時のロープの弛みにも十分対処
することのできるロープ弛み止め器およびロープ弛み止
め器を備えた繰り出し防止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1) 一実施の形態を
示す図1を参照して説明すると、請求項1の発明は、操
作レバー17からの指令により巻上ドラム1を巻上また
は巻下駆動して巻上ロープ1aを巻き取りまたは繰り出
し、起伏可能なブーム4先端から吊り下げられた吊り荷
6を昇降させる巻上ウインチと、巻上ドラム1の駆動を
停止させるドラム停止手段24と、巻上ロープ1aの弛
み量に応じて巻上ロープ1aに負荷を与えるロープ弛み
止め器3とを備えた繰り出し防止装置に適用される。そ
して、ロープ弛み止め器3の動作量θを検出する動作量
検出手段32aと、動作量検出手段32aによって検出
されたロープ弛み止め器3の動作量θが所定値(θ0+
α)を越えるとドラム停止手段24を駆動して巻上ドラ
ム1の駆動を停止させ、かつ、ドラム停止後の巻上ロー
プ1aの弛み量に応じてロープ弛み止め器3を動作させ
る制御装置25,27とを備えたことにより上述した目
的は達成される。 (2) 請求項2の発明は、ブーム4の起伏角度φを検
出する角度検出器4aを備え、制御装置25,27が、
角度検出器4aによって検出されたブーム4の起伏角度
φに応じてロープ弛み止め器3を動作させるものであ
る。 (3) 請求項3の発明は、操作レバー17の巻下操作
の開始を検出する巻下検出器22Bを備え、制御装置2
5が、操作レバー17の巻下操作開始時のロープ弛み止
め器3の動作量θに基づいて所定値(θ0+α)を設定
するものである。 (4) 請求項4の発明は、操作レバー17の巻上操作
の終了を検出する巻上検出器22Aを備え、制御装置2
5が、操作レバー17の巻上操作終了時のロープ弛み止
め器3の動作量θに基づいて所定値(θ0+α)を設定
するものである。 (5) 請求項5の発明は、ブーム4の起伏動作の終了
を検出する起伏検出器23A,23Bを備え、制御装置
25が、ブーム4の起伏動作終了時のロープ弛み止め器
3の動作量θに基づいて所定値(θ0+α)を設定する
ものである。 (6) 請求項6の発明は、制御装置25,27が、巻
上ロープ1aに一定の負荷F0が作用するようにロープ
弛み止め器3を動作させるものである。 (7) 請求項7の発明は、制御装置25,27が、巻
上ロープ1aに一定の張力T0が作用するようにロープ
弛み止め器3を動作させるものである。 (8) 請求項8の発明は、ロープ弛み止め器において
適用され、巻上ロープ1aに押し付け力Fを負荷するロ
ープ押し付け力手段32〜34と、ロープ押し付け力手
段32〜34の動作量θを検出する動作量検出手段32
aと、動作量検出手段32aによって検出された動作量
θに応じて押し付け力Fを調整する調整手段25,27
と、動作量検出手段32aによって検出された動作量θ
に応じて、吊り荷6の着床を検出する着床検出手段25
とを備えたことにより上述した目的は達成される。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 −第1の実施の形態− 図1は、本発明の実施の形態に係るロープ弛み止め器を
備えた繰り出し防止装置の油圧回路図である。図1に示
すように、油圧回路は、巻上ロープ1aの巻回された巻
上ドラム1の駆動回路と、ブーム起伏ロープ2aの巻回
されたブーム起伏ドラム2の駆動回路と、巻上ロープ1
aに負荷を与えるロープ弛み止め器3の駆動回路とから
構成されている。巻上ドラム1が駆動されると、巻上ロ
ープ1aが巻き取りまたは繰り出されてブーム4先端の
シーブ5から吊り下げられた吊り荷6が昇降される。ブ
ーム起伏ドラム2が駆動されると、ブーム4先端部に連
結されたブーム起伏ロープ2aが巻き取りまたは繰り出
されてブーム4は起伏される。
【0011】巻上ドラム1およびブーム起伏ドラム2の
駆動回路は、それぞれ油圧ポンプ11,12と、油圧ポ
ンプ11,12から吐出される圧油によって駆動する油
圧モータ13,14と、油圧ポンプ11,12から油圧モ
ータ13,14に供給される圧油の流れをそれぞれ制御
する方向制御弁15,16と、油圧モータ13,14から
の駆動トルクによって巻上巻下駆動されるウインチドラ
ム1,2と、オペレータがウインチの巻上巻下指令を入
力する操作レバー17,18と、操作レバー17,18に
より駆動されるパイロット弁19A,19B,20A,2
0Bと、パイロット弁19A,19B,20A,20Bに
圧油を供給するパイロット油圧原21と、巻上巻下指令
時にパイロット弁19A,19B,20A,20Bからの
圧油によりそれぞれオンする圧力スイッチ22A,22
B,23A,23Bとを有している。また、巻上ドラム1
の駆動回路は、制御弁15のパイロット室15Bへのパ
イロット圧油の供給を許容または禁止する電磁弁24を
有している。電磁弁24はコントローラ25からのオン
/オフ信号によって切り換えられる。すなわち、電磁弁
24のソレノイドにオン信号が出力されると、ソレノイ
ドは励磁されて電磁弁24が位置(イ)に切り換えら
れ、オフ信号が出力されると、ソレノイドは消磁されて
電磁弁24が位置(ロ)に切り換えられる。
【0012】ロープ弛み止め器3は、巻上ドラム1の近
傍に固設されたブラケット31に回動可能に軸支された
リンク32と、リンク32の先端に回転可能に取り付け
られたローラ33と、駆動回路からの圧油の給排によっ
て伸縮する油圧シリンダ34とを有している。油圧シリ
ンダ34のピストンロッドの先端はリンク32に回動可
能に連結され、油圧シリンダ34のシリンダチューブは
不図示の構造物に固定されている。ロープ弛み止め器3
の駆動回路は、油圧ポンプ26と、油圧ポンプ26から
油圧シリンダ34へ供給される圧油の圧力を調整する電
磁比例減圧弁27とを有している。油圧ポンプ26から
の圧油は電磁比例減圧弁27で減圧されて油圧シリンダ
34のボトム室に供給され、油圧シリンダ34はその圧
油の圧力に応じて伸縮される。これによって、リンク3
2が回動され、ローラ33を介して巻上ロープ1aに負
荷(押し付け力)が作用し、巻上ロープ1aの弛みが防
止される。電磁比例減圧弁27の減圧度はコントローラ
25からの減圧信号Ipによって後述するように制御さ
れる。
【0013】ブーム4の基端部にはブーム4の角度φ
(対地角度)を検出する角度センサ4aが設けられ、リ
ンク32の基端部にはリンク32の角度θ(対地角度)
を検出する角度センサ4a,32aが設けられている。
また、運転室(不図示)には弛み止め器3からロープ1
aに作用する負荷を設定する負荷設定器28が設けられ
ている。コントローラ25には、角度センサ4a,32
aと、負荷設定器28と、圧力スイッチ22A,22B,
23A,23Bとがそれぞれ接続されている。コントロ
ーラ25では、これらからの入力信号に基づいて後述す
るような処理を実行し、電磁弁24のソレノイドにオン
/オフ信号を出力するとともに、電磁比例減圧弁27の
ソレノイドに減圧信号Ipを出力する。
【0014】図2は、第1の実施の形態に係わる繰り出
し防止装置を構成するコントローラ25での処理を説明
するためのフローチャートである。第1の実施の形態の
コントローラ25では、ロープ弛み止め器3からロープ
1aに作用する負荷Fを常に負荷設定器28で設定され
た設定値F0に制御するための処理が実行される。図2
に示すプログラムは、エンジンキースイッチのオンによ
ってスタートする。まず、ステップS1で角度センサ4
a,32a、負荷設定器28、および圧力スイッチ22
A,22B,23A,23Bからの各種入力信号を読み込
む。次いで、ステップS2で負荷設定器28での設定値
に対応する油圧シリンダ34のボトム室内の圧力Pを演
算する。ステップS2での演算内容については後述す
る。続いて、ステップS3で電磁比例減圧弁27を圧力
Pに対応する減圧度とするために必要な減圧信号Ipを
演算する。この場合、油圧シリンダ34の圧力Pと減圧
信号Ipは、例えば図3に示すような関係を有してい
る。次いで、ステップS4でその減圧信号Ipを電磁比
例減圧弁27のソレノイドに出力する。これによって、
油圧シリンダ34のボトム室には圧力Pの圧油が供給さ
れてシリンダ34が伸縮し、リンク32、ローラ33を
介して巻上ロープ1aに所定の負荷F0が作用する。
【0015】次いで、ステップS5でフラグのオン/オ
フを判定する。エンジン始動直後等でフラグがオフと判
定されるとステップS6に進み、電磁弁24のソレノイ
ドにオン信号を出力して電磁弁24を位置(イ)に切り
換える。これによって、巻上用操作レバー17の巻下操
作が可能となる。ステップS5でフラグオンと判定され
ると、ステップS6をパスしてステップS7に進む。ス
テップS7では、圧力スイッチ22Aがオフ直後か否
か、すなわち巻上用操作レバー17の巻上操作が停止直
後か否かを判定し、否定されるとステップS8に進み、
肯定されるとステップS9に進む。ステップS8では、
圧力スイッチ23A,23Bがオフ直後か否か、すなわ
ちブーム起伏用操作レバー18の巻上巻下操作が停止直
後か否かを判定し、肯定されるとステップS9に進む。
ステップS9では角度センサ32aからの検出信号を読
み込んで、その検出値θをリンク角度の初期値θ0とし
て設定する。ステップS8が否定されるとステップS9
をパスしてステップS10に進み、圧力スイッチ22B
がオンか否か、すなわち巻上用操作レバー17が巻下操
作されているか否かを判定する。ステップS10が肯定
されるとステップS11に進み、否定されるとステップ
S15に進む。ステップS15ではフラグをオフしてス
テップS1に戻る。
【0016】ステップ11では角度センサ32aからの
検出信号を読み、次いで、ステップS12でその検出値
θから初期値θ0を減算した値(θ−θ0)が予め設定さ
れた判定値αより大きいか否かを判定する。これは吊り
荷6の着床を判定するためのステップであり、ステップ
S12が否定されると吊り荷6が未だ着床していないと
判定してステップS1に戻り、ステップS12が肯定さ
れると吊り荷6の着床と判定してステップS13に進
む。ステップS13では電磁弁24のソレノイドにオフ
信号を出力して電磁弁24を位置(ロ)に切り換え、次
いで、ステップS14でフラグをオンしてリターンす
る。これによって、巻上ドラム1の巻下駆動が停止され
る。なお、ステップS10で判定値αを設けた意味は、
風などによってロープ1aの張力が変動した際に、ドラ
ム1を誤って停止させることがないようにするためであ
る。したがって、判定値αとしては吊り荷着床前のロー
プ張力の変動分より大きな値が設定される。
【0017】ここで、図1の一部拡大図である図4を用
いて、ステップS2での演算内容について説明する。図
4において、ブーム4の回動中心Aを原点(0,0)とする
と、シーブ5の回転中心Bの座標(Xg,Yg)は、 (Xg,Yg) = (-Lcos(φ+φ'),Lsin(φ+φ')) (I) ただし、 L:AB間の距離 φ:角度センサ4aによって検出されたブーム対地角 φ':ブーム中心線L1と直線ABとのなす角 となる。また、リンク32の回動中心Dの座標を(Xk,Y
k)とすると、ローラ33の回転中心Cの座標(X0,Y0)
は、 (X0,Y0) = (Xk-Dcosθ,Yk+Dsinθ) (II) ただし、 D:CD間の距離(リンク32の長さ) θ:角度センサ32aによって検出されたリンク対地角 となる。BC間の距離Lg0は、 Lg0 = √((Xg-X0)2+(Yg-Y0)2) (III) であり、シーブ5とローラ33に接するロープ部(これ
をシーブ側ロープ部1a'と称す)の対地角度ρは、 ρ = tan-1((Yg-Y0)/(Xg-X0))+sin-1((Rg+R0)/Lg0) (I
V) ただし、 Rg:シーブ5の半径 R0:ローラ33の半径 となる。また、ドラム1の回転中心Eの座標を(Xm,Ym)
とすると、CE間の距離L0mは、 L0m = √((X0-Xm)2+(Y0-Ym)2) (V) であり、ドラム1とローラ33に接するロープ部(これ
をドラム側ロープ部1a''と称す)の対地角度σは、 σ = tan-1((Y0-Ym)/(X0-Xm))-sin-1((Rm+R0)/L0m) (VI) ただし、 Rm:ドラム1の半径 となる。
【0018】ある瞬間におけるシリンダ34の長さc
(シリンダチューブの固定点からピストンロッド先端ま
での長さ)は、 c = √(a2+b2-2ab×cos(τ-θ)) (VII) ただし、 a : DF間の距離 b : DG間の距離 τ: 線分DFの対地角度 であり、そのときシリンダ34とリンク32のなす角δ
は、 δ = cos-1((b2+c2-a2)/2bc) (VIII) となる。シリンダ34の押力Fcは、 Fc = P×A (IX) ただし、 P : ボトム室の圧力 A : シリンダ34の受圧面積 となり、この押力Fcによってローラ33の中心Gには、
リンク32の回動中心Dを支点にした次式(X)のような
モーメント荷重Flが作用する。 Fl = (Fc×b×sinδ)/d (X)
【0019】以下では、ローラ33の半径R0を無視して
説明する。図5は、ローラ33の回転中心Cにおける力
の作用線を示す図である。図5に示すように、ロープ上
を回転自在なローラ33はシリンダ34の押力によって
ロープ1aに対して垂直方向に負荷Fを与え、シーブ側
ロープ部1a'とドラム側ロープ部1a''とのなす角(π
-(ρ-σ))を2等分している。したがって、図5の角度
は、(π-(ρ-σ))/2となる。また、リンク32とドラ
ム側ロープ部1a''とのなす角は、σ-θとなり、負
荷Fとリンク32とのなす角は、(π-ρ-σ)/2+θとな
る。モーメント荷重Flはリンク32に対して垂直方向に
作用しており、負荷Fとモーメント荷重Flとのなす角
は、(ρ+σ)/2-θとなる。よって、負荷Fとモーメント
荷重Flの間には、次式(XI)の関係が成立し、 Fl = Fcos((ρ+σ)/2-θ) (XI) 式(IX)〜(XI)より、油圧シリンダ34のボトム室の圧力
Pは、 P = Fcos((ρ+σ)/2-θ)d/Acosδ (XII) となる。上式(XII)に式(I)〜(VIII)で演算した角度ρ,
σ,δ、角度センサの検出値θ、定数d,Fを代入し、負荷
設定器28によって設定された負荷設定値F=F0とす
るための圧力Pを演算する。
【0020】次に、第1の実施の形態の特徴的な動作に
ついて説明する。エンジンキースイッチをオンすると、
前述したように電磁弁24は位置(イ)に切り換えられ
(ステップS6)、巻上用操作レバー17の巻下操作が
可能となる。ここで、巻上用操作レバー17を巻上げ側
に操作すると、その操作量に応じてパイロット弁19A
が駆動され、油圧源21からの圧油は制御弁15のパイ
ロットポート15Aに供給され、圧力スイッチ22Aが
オンされる。これによって、油圧ポンプ11からの圧油
は制御弁15を介して油圧モータ13に供給され、油圧
モータ13が巻上方向に駆動されて吊り荷6が上昇す
る。このとき、ロープ弛み防止器3は以下のように動作
する。
【0021】吊り荷6の上昇に伴いロープ1aが張る
と、ロープ1aによって弛み止め器3のローラ33が押
し戻され、リンク32の角度θが変化する。コントロー
ラ25は、前述したように角度センサ4a,32aから
の信号を取り込んで負荷Fを一定(=F0)とするため
に必要な圧力Pを演算し(ステップS2)、電磁比例減
圧弁27のソレノイドにその圧力Pに応じた減圧信号I
pを出力する。この減圧信号Ipにより電磁比例減圧弁2
7の減圧度が調整され、油圧ポンプ26からの圧油(1
次圧)は所定の圧力P(2次圧)に減圧されて油圧シリ
ンダ34のボトム室へ供給される。これによって、吊り
荷6の上昇に伴いリンク32の角度θが変化しても弛み
防止器3からロープ1aへは常に一定の負荷F0が作用
することとなる。操作レバー17を中立位置に戻すと、
切換弁15が中立位置に切り換えられて油圧モータ13
の駆動が停止され、圧力スイッチ22Aがオフされる。
【0022】ブーム4を起伏させる場合にはブーム起伏
用操作レバー18を巻上または巻下操作する。すると、
その操作量に応じてパイロット弁20Aまたは20Bが
駆動され、油圧源21からの圧油は制御弁16のパイロ
ットポート16A,16Bに供給され、圧力スイッチ2
3Aまたは23Bがオンされる。これによって、油圧ポ
ンプ12からの圧油は制御弁16を介して油圧モータ1
4に供給され、油圧モータ14が巻上または巻下駆動さ
れてブーム4が起伏する。このとき、ブーム起伏に伴い
巻上ロープ1aの位置(角度σ,ρ)が変化してリンク
32の角度θが変化する。コントローラ25は、角度セ
ンサ4a,32aからの信号を取り込んで負荷Fを一定
(=F0)とするために必要な圧力Pを演算し、電磁比
例減圧弁27のソレノイドにその圧力Pに応じた制御信
号Ipを出力する。この制御信号Ipにより電磁比例減圧
弁27の減圧度が調整され、油圧ポンプ26からの圧油
は所定の圧力Pに減圧されて油圧シリンダ34のボトム
室へ供給される。これによって、ブーム起伏に伴い巻上
ロープ1aの位置(角度σ,ρ)が変化しても、弛み止
め器3から巻上ロープ1aへは常に一定の負荷F0が作
用することとなる。操作レバー18を中立位置に戻す
と、切換弁16が中立位置に切り換えられて油圧モータ
14の駆動が停止され、圧力スイッチ23A,23Bが
オフされる。
【0023】操作レバー17の巻上操作が停止され、あ
るいは操作レバー18の起伏操作が停止されると、その
ときのリンク32の角度θをコントローラ25では初期
値θ0として記憶する(ステップS8)。この状態から
操作レバー17を巻下側に操作すると、その操作量に応
じてパイロット弁19Bが駆動され、油圧源21からの
圧油は制御弁15のパイロット室15Bに供給され、圧
力スイッチ22Bがオンされる。これによって、油圧ポ
ンプ11からの圧油は制御弁15を介して油圧モータ1
3に供給され、油圧モータ13が巻下方向に駆動されて
吊り荷6が下降する。やがて、吊り荷6が着床すると、
ロープ張力が低下してロープ1aが弛む。すると、その
弛み量に応じてシリンダ34が伸長し、リンク32の角
度θ(角度変化(θ−θ0))が増加する。そして、リ
ンク32の角度変化(θ−θ0)が所定値αを越える
と、電磁弁24にオフ信号が出力されて電磁弁24は位
置(イ)に切り換えられる(ステップS13)。これに
よって、油圧源21からの圧油の供給が停止され、油圧
モータ13の駆動が停止される。油圧モータ13が停止
された後も、巻上ロープ1aには弛み止め器3から一定
の負荷F0が継続的に作用し(ステップS1〜ステップ
S4)、ロープ1aの弛みは防止される。
【0024】このように第1の実施の形態によると、巻
下時、ロープ1aの弛み量に応じて移動するリンク32
の角度θ(角度変化θ−θ0)が所定値αを越えたとき
に、吊り荷6の着床と判定して油圧モータ13の駆動を
停止させるとともに、着床の前後に拘わらずロープ弛み
止め器3からロープ1aに常に弛み量(リンク32の角
度変化量θ−θ0)に応じた負荷F0を作用させるように
したので、ロープ1aの弛みは常に防止される。この場
合、吊り荷6の着床判定の基準となるリンク角θの初期
値θ0は、巻上ウインチの巻上操作およびブーム起伏ウ
インチの起伏操作終了時の値としたので、巻上および起
伏操作の度に初期値θ0は更新されることなり、したが
って、例えばブーム起伏角φが大きく変化し、それに伴
ってリンク角θが所定値αを越えて変化たときに誤って
油圧モータ13が停止されることはなく、吊り荷6の正
確な着床判定を行うことができる。また、ロープ弛み止
め器3に着床判定機能を持たせるようにしたので、着床
判定器を別に設ける必要がなく部品点数を低減すること
ができる。さらに、油圧シリンダ34へ供給される圧油
の圧力Pを制御することで、ロープ1aに一定の負荷F
0を作用させるようにしたので、リンク32の角度θに
拘わらずロープ1aには常に適切な負荷F0が作用する
こととなり、過負荷によるロープ1aの損傷を防止する
ことができるとともに、過小な負荷によるロープ1aの
弛みをも防止することができる。
【0025】−第2の実施の形態− 続いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は第1の実施の形態と同様の油圧回路
を有している。第2の実施の形態が第1の実施の形態と
異なるのは、コントローラ25での処理である。その相
違点を簡単に説明すると、第1の実施の形態が負荷一定
(F=F0)の制御を行ったのに対し、第2の実施の形
態ではロープ張力一定(T=T0)の制御を行う。ま
た、第1の実施の形態が巻上操作終了時および起伏操作
終了時のリンク角θを初期値θ0としたのに対し、第2
の実施の形態では巻下操作開始時のリンク角θを初期値
θ0として設定する。
【0026】図6は、第2の実施の形態に係わるコント
ローラでの処理を説明するためのフローチャートであ
る。なお、図6において、図2と同一の箇所には同一の
符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。図6
に示すように、ステップS21ではロープ張力Tを所定
値T0とするために必要なシリンダ34内の圧力Pを演
算する。この場合の所定値T0は、負荷設定器28によ
って入力される。負荷Fとロープ張力Tとの間には以下
のような関係式が成立する。図5において、負荷Fとロ
ープ1aとのなす角は、(π+ρ-σ)/2となる。よっ
て、負荷Fとロープ張力Tとの関係は、 T = F/(2cos((π+ρ-σ)/2)) (XIII) となる。この式(XIII)と前述した式(XII)により、ロー
プ張力Tを一定(=T0)とするための圧力Pを演算
し、以降、前述したのと同様に電磁比例減圧弁27の減
圧度を制御してロープ張力Tを適正値T0に保つ。
【0027】また、ステップS5でフラグのオン/オフ
を判定し、ステップS6で電磁弁24にオン信号を出力
する、あるいはステップS6をパスするとステップS2
2に進む。ステップS22では圧力スイッチ22Aがオ
ンかオフか、すなわち巻上用操作レバー17が巻上操作
されているか否かを判定し、否定されるとステップS2
3に進み、肯定されるとステップS15に進む。ステッ
プS23では圧力スイッチ22Bがオンかオフか、すな
わち巻上用操作レバー17が巻下操作されているか否か
を判定し、肯定されるとステップS24に進み、否定さ
れるとステップS15に進む。ステップS24ではさら
に圧力スイッチ22Bがオン直後か否か、すなわち巻上
用操作レバー17の巻下操作が開始された直後か否かを
判定し、肯定されるとステップS9に進んで角度センサ
32aからの検出値θを初期値θ0として設定する。ス
テップS24が否定されるとステップS11に進んで角
度センサ32aからの検出値θを読み込み、次いでステ
ップS12でθ−θ0>αを判定して吊り荷6の着床を
判定する。このような処理によって、巻下操作の度に初
期値θ0が更新されることとなり、吊り荷6の正確な着
床判定を行うことができる。
【0028】なお、上記実施の形態では、巻下作業時に
ロープ1aの繰り出し防止制御(ドラム1の停止+ロー
プ1aの弛み止め)を行うようにしたが、フリーフォー
ル作業時に行うようにしてもよい。また、上記実施の形
態では、吊り荷6の着床時に巻下回路を遮断することで
ブレーキをかけるようにしたが、バンドブレーキなどの
ブレーキ装置を用いてウインチドラム1の駆動を停止す
るようにしてよい。さらに、上記実施の形態では角度セ
ンサ32aからの検出値に基づいて巻上ロープ1aを押
し付けるローラ33の動作量を検出したが、リンク32
の角度以外によってローラ33の動作量を検出してもよ
い。さらにまた、上記実施の形態では電磁弁24をコン
トローラ25からのオン/オフ信号によって即座に切り
換えるようにしたが、信号、すなわち制御電流を比例的
に増減させることで電磁弁24を徐々に切り換えるよう
にしてもよい。これによって、切換時のショックが低減
される。
【0029】また、上記実施の形態では、リンク32の
回動軸(図4のD)とローラ33の中心(図4のC)の
間に油圧シリンダ34を連結してロープ弛み止め器3を
構成したが、図7(a)に示すように、リンク32の回
動軸Dを挟んでローラ33とは逆側に油圧シリンダ34
を連結するようにしてもよい。また、図7(b)に示す
ように、リンク32の回動軸Dにロータリーアクチュエ
ータ35を連結し、その回転力によって回動軸Dを回転
させることでリンク32を回動させるようにしてもよ
い。この場合、ロータリーアクチュエータ35として
は、電気モータなどが考えられる。
【0030】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、電磁弁24がドラム停止手段を、角度センサ32a
が動作量検出手段を、コントローラ25と電磁比例減圧
弁27が制御装置および調整手段を、角度センサ4aが
角度検出器を、圧力スイッチ22Bが巻下検出器を、圧
力スイッチ22Aが巻上検出器を、圧力スイッチ23
A,23Bが起伏検出器を、油圧シリンダ34とリンク
32とローラ33がロープ押し付け力手段を、コントロ
ーラ25が着床検出手段をそれぞれ構成し、初期値θ0
+判定値αが所定値に対応する。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、巻上ロープに負荷を与えるロープ弛み止め器が所
定値を越えて動作すると巻上ドラムの駆動を停止させる
とともに、ドラム停止後の巻上ロープの弛み量に応じて
ロープ弛み止め器の動作させるようにしたので、巻上ロ
ープに対して常に適切な負荷が作用し、吊り荷着床時の
ロープの弛みを防止することができる。また、請求項2
の発明によれば、ブームの起伏角度に応じてロープ弛み
止め器を動作させるようにしたので、ブーム起伏角の大
きさに拘わらず、常に適切な負荷をロープに作用するこ
とができる。
【0032】さらに、請求項3〜5の発明によれば、巻
上ドラムや起伏ドラムの操作レバーの操作状態に基づい
て巻上ドラムの停止の基準となる所定値を設定するよう
にしたので、吊り荷の着床判定が正確になる。さらにま
た、請求項6、7の発明によれば、巻上ロープに一定の
負荷や張力が作用するようにロープ弛み止め器を動作さ
せたので、過負荷の作用によるロープの損傷等も防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るロープ弛み止め器を
備えた繰り出し防止装置の回路図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る繰り出し防止
装置を構成するコントローラで実行される処理として、
フローチャートの一例を示す図。
【図3】油圧シリンダの圧力と減圧信号の関係を示す
図。
【図4】図1の一部拡大図。
【図5】本発明の実施の形態に係わるロープ弛み止め器
を構成するローラの中心部における力の作用線を示す
図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る繰り出し防止
装置を構成するコントローラで実行される処理として、
フローチャートの一例を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係わるロープ弛み止め器
の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 巻上ドラム 1a 巻上ロープ 3 ロープ弛み止め器 32 リンク 32a 角度センサ 33 ローラ 34 油圧シリンダ 4 ブーム 4a 角度センサ 6 吊り荷 17 巻上用操作レバー 18 起伏用操作レバー 22A,22B,23A,23B 圧力センサ 24 電磁弁 25 コントローラ 27 電磁比例減圧弁 28 負荷設定器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーからの指令により巻上ドラム
    を巻上または巻下駆動して巻上ロープを巻き取りまたは
    繰り出し、起伏可能なブーム先端から吊り下げられた吊
    り荷を昇降させる巻上ウインチと、 前記巻上ドラムの駆動を停止させるドラム停止手段と、 前記巻上ロープの弛み量に応じて前記巻上ロープに負荷
    を与えるロープ弛み止め器とを備えた繰り出し防止装置
    において、 前記ロープ弛み止め器の動作量を検出する動作量検出手
    段と、 前記動作量検出手段によって検出された前記ロープ弛み
    止め器の動作量が所定値を越えると前記ドラム停止手段
    を駆動して前記巻上ドラムの駆動を停止させ、かつ、ド
    ラム停止後の前記巻上ロープの弛み量に応じて前記ロー
    プ弛み止め器を動作させる制御装置とを備えたことを特
    徴とする繰り出し防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ブームの起伏角度を検出する角度検
    出器を備え、前記制御装置は、前記角度検出器によって
    検出された前記ブームの起伏角度に応じて前記ロープ弛
    み止め器を動作させることを特徴とする請求項1に記載
    のロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装置。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーの巻下操作の開始を検出
    する巻下検出器を備え、前記制御装置は、前記操作レバ
    ーの巻下操作開始時の前記ロープ弛み止め器の動作量に
    基づいて前記所定値を設定することを特徴とする請求項
    1または2に記載のロープ弛み止め器を備えた繰り出し
    防止装置。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーの巻上操作の終了を検出
    する巻上検出器を備え、前記制御装置は、前記操作レバ
    ーの巻上操作終了時の前記ロープ弛み止め器の動作量に
    基づいて前記所定値を設定することを特徴とする請求項
    1または2に記載のロープ弛み止め器を備えた繰り出し
    防止装置。
  5. 【請求項5】 前記ブームの起伏動作の終了を検出する
    起伏検出器を備え、前記制御装置は、前記ブームの起伏
    動作終了時の前記ロープ弛み止め器の動作量に基づいて
    前記所定値を設定することを特徴とする請求項1または
    2に記載のロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御装置は、前記巻上ロープに一定
    の負荷が作用するように前記ロープ弛み止め器を動作さ
    せることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    ロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装置。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、前記巻上ロープに一定
    の張力が作用するように前記ロープ弛み止め器を動作さ
    せることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    ロープ弛み止め器を備えた繰り出し防止装置。
  8. 【請求項8】 巻上ロープに押し付け力を負荷するロー
    プ押し付け力手段と、 前記ロープ押し付け力手段の動作量を検出する動作量検
    出手段と、 前記動作量検出手段によって検出された動作量に応じ
    て、前記押し付け力を調整する調整手段と、 前記動作量検出手段によって検出された動作量に応じ
    て、吊り荷の着床を検出する着床検出手段とを備えたこ
    とを特徴とするロープ弛み止め器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182521A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Chugoku Electric Power Co Inc:The ワイヤたるみ検出装置及びゲート開閉装置
CN103008416A (zh) * 2012-12-21 2013-04-03 南通金晟元机械制造有限公司 弧板卷板机液压系统
WO2022107616A1 (ja) 2020-11-17 2022-05-27 コベルコ建機株式会社 クレーン及びクレーンの制御方法

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