JP2000313388A - スクータ型車両 - Google Patents
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Abstract
ムにステップフロア並びにアンダカバーを取付けるこ
と。 【解決手段】 スクータ型車両は、ヘッドパイプ12及
びヘッドパイプから後方へ延びる左右一対のメインフレ
ーム62,62を一体鋳造フレーム11Fとし、左右の
メインフレーム62,62に足載せのためのステップフ
ロア33及びこのステップフロア33の下方に配置する
アンダカバー34を取付けたものである。左右のメイン
フレーム62,62間に、第1・第2クロスメンバ6
6,67を取外し可能に取付けた。第1・第2クロスメ
ンバ66,67に、ステップフロア33並びにアンダカ
バー34を取付けた。
Description
にステップフロア並びにアンダカバーの取付構造の改良
に関する。
ア並びにアンダカバーの取付構造に関する技術は、例え
ば、実公平5−41117号公報「スクータ型車両の燃
料タンク装置」(従来の技術)がある。
第3図によれば、足載板7(番号は公報に記載されたも
のを引用した。以下同じ。)の下方に左右のフレームパ
イプ8,8を通し、これらのフレームパイプ8,8の上
部に取付ブラケット9,10を固定し、これらの取付ブ
ラケット9,10に足載板7をボルト止めし、さらに、
フレームパイプ8,8の側部に別位のブラケット(符号
なし)を固定し、これらのブラケットにアンダガード1
8をボルト止めするというものである。このようにし
て、車体フレームFに足載板7並びにアンダガード18
を取付けることができる。アンダガード18は、足載板
7の下方を覆うカバーである。
体フレームFに足載板7並びにアンダガード18を取付
けるために、上部のブラケット9,10及び側部のブラ
ケットを設ける必要がある。従って、ブラケットの数量
が多くなり、しかも、車体フレームFにブラケットを固
定するための作業が必要であり、改良の余地がある。
い部品数によって、フレームにステップフロア並びにア
ンダカバーを取付けることができる技術を提供すること
にある。
に請求項1は、ヘッドパイプ及びヘッドパイプから後方
へ延びる左右一対のメインフレームを一体鋳造フレーム
とし、左右のメインフレームに足載せのためのステップ
フロア及びこのステップフロアの下方に配置するアンダ
カバーを取付けたスクータ型車両であって、左右のメイ
ンフレーム間にクロスメンバを取外し可能に取付け、こ
のクロスメンバにステップフロア並びにアンダカバーを
取付けたことを特徴とする。
ロアとアンダカバーの両方を取付けるようにした。この
ため、鋳造フレームにステップフロアやアンダカバーを
取付けるための取付部材が少なくてすむ。従って、簡単
な構成で少ない部品数で、鋳造フレームにステップフロ
ア並びにアンダカバーを取付けることができる。
部を覆うためのレッグシールドの下部を取付ける取付部
を備えていることを特徴とする。クロスメンバは、レッ
グシールドの下部の取付部材を兼ねる。このため、鋳造
フレームにレッグシールドの下部を取付けるための別異
の取付部材は不要であり、このような取付部材を取付け
る作業も不要である。
ッテリやリレー等の補機を収納するための補機収納ボッ
クスを配置したことを特徴とする。ステップフロアの下
方の空きスペースを有効利用して、補機収納ボックスを
容易に配置することができる。
ジンを配置し、このエンジンの前部に点火プラグを備
え、この点火プラグを点検するためのプラグ点検口をス
テップフロアの後部に設けたことを特徴とする。ステッ
プフロアがあっても、プラグ点検口から点火プラグを点
検することができるので、点火プラグの点検は容易であ
る。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車体中央(車幅中心)を示す。また、図面は
符号の向きに見るものとする。
面図である。スクータ型車両10は、車体フレーム11
と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取付けたフ
ロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付け
た前輪14並びにフロントフェンダ15と、フロントフ
ォーク13に連結したハンドル16と、ハンドル16周
りを覆うハンドルカバー17と、車体フレーム11の中
央低部(低床部分)に取付けた補機収納ボックス18
と、車体フレーム11の後上部に取付けたスイング式パ
ワーユニット21(前部のエンジン22と後部の伝動機
構23の組合せ構造)と、パワーユニット21の後部に
取付けた後輪24と、車体フレーム11の後部上部にパ
ワーユニット21を懸架するリヤサスペンション25
と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボック
ス26と、収納ボックス26の上部に開閉可能に取付け
たシート27と、収納ボックス26の後方で車体フレー
ム11の後部上部に取付けた燃料タンク28と、車体フ
レーム11を覆うボディカバー30とを主要構成とした
自動二輪車である。
前部を覆うフロントカバー31と、運転者の脚部を覆う
ためのレッグシールド32と、運転者の足載せのための
ステップフロア33と、ステップフロア33の下方に配
置して車体フレーム11の下部を覆うアンダカバー34
と、車体フレーム11の後半部を覆うリヤカバー35と
からなる。図中、16aはグリップ、41はフロントサ
スペンション、42はヘッドランプ、43はメインスタ
ンド、44はエンジン始動用のキックアーム、45はテ
イルランプ、46はリヤフェンダ、47はリヤグリッ
プ、48はエアクリーナ、49はキャブレータである。
図であり、スクータ型車両10にメータ51、左右のミ
ラー52,52、ラジエータ53、マフラ54を備えた
ことを示す。ラジエータ53は、パワーユニット21の
右側に一体に設けたものである。
視図である。車体フレーム11は、ステップフロア33
(図1参照)の下方で、前フレーム11Fと後フレーム
11Rとサブフレーム81とに前後三分割した分割フレ
ームである。前フレーム11Fは、ヘッドパイプ12
と、ヘッドパイプ12から下方へ延びるヘッドパイプポ
スト61と、ヘッドパイプポスト61の下端から後方へ
二股状に延びる左右一対のメインフレーム62,62
と、左右のメインフレーム62,62の後端間に掛け渡
した後部クロスメンバ63とからなり、平面視略ロ字状
枠の一体鋳造フレーム、例えば、アルミニウム合金の鋳
造品である。平面視ロ字状枠であるから、中央に空間部
S1を有することになる。
62は、ヘッドパイプ12から後方へ延びる部材であ
り、その後端下部に、後上方へ傾斜した傾斜面を形成
し、この傾斜面を前部結合面64,64としたものであ
る。後部クロスメンバ63は、正面視上開放コ字状部材
であり、その車幅中央部の高さをメインフレーム62,
62よりも下位に設定したものである。
レーム71,71と、左右のメインフレーム71,71
の前後方向の中間部間に掛け渡した前部クロスメンバ7
2と、左右のメインフレーム71,71の後端間に掛け
渡した後部クロスメンバ73とからなる、一体鋳造フレ
ーム、例えば、アルミニウム合金の鋳造品である。左右
のメインフレーム71,71は、前端下部に、後下方へ
傾斜した傾斜面を形成し、この傾斜面を後部結合面7
4,74としたものである。これらのメインフレーム7
1,71は、さらに後方へ延び、その後端から上方へ延
び、その上端からさらに後上方へ延びた、側面視略逆Z
状の部材である。
4に後部結合面74,74を重ね合わせて、ボルト・ナ
ット75・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)にて結合
することにより、前フレーム11Fに後フレーム11R
を一体的に結合したものである。後フレーム11Rは後
端部にサブフレーム81を、ボルト・ナット85・・・に
て結合したものである。サブフレーム81は、左右の起
立した収納ボックス用ポスト82,82と、収納ボック
ス用ポスト82,82間を繋いだ連結ステー83とから
なる。サブフレーム81の結合部分、すなわち、ボルト
・ナット85・・・にて結合する部分は、リヤサスペンシ
ョン取付部77の前後に設けられており、補強を兼ねて
いる。78はハンガピボット部である。
ユニット、補機収納ボックス、ステップフロア並びにア
ンダカバー周りの左側面断面図である。ステップフロア
33は、平板状である足載部33aの前端をレッグシー
ルド32の下部の縁部32aに重ね合わせるとともに、
足載部33aの後端部を上方へ延して後壁部33bと
し、この後壁部33bでエンジン22の前部を覆うよう
にしたものである。後フレーム11Rはハンガピボット
部78に、ハンガプレート91を介してパワーユニット
21を上下スイング可能に取付けたものである。
サイクル単気筒水冷式エンジンであり、シリンダを車体
前方へ向けてほぼ水平に配置したものである。詳しく
は、エンジン22は、ヘッドカバー92を前向きにして
ステップフロア33の後方に配置し、ヘッドカバー92
に点火コイル93を備えるとともに、シリンダヘッド9
4に(エンジン22の前部に)点火プラグ95を備え、
これらの点火コイル93と点火プラグ95とを高電圧コ
ード96にて接続したものである。
矩形状ボックスであって、前フレーム11Fの空間部S
1に配置し、前部上部のフランジ18aをヘッドパイプ
ポスト61の下端部に載せて、ボルト・ナット101に
て取付けるとともに、後部下部のブラケット18bを後
部クロスメンバ63に載せて、ボルト・ナット102に
て取付けたものである。ステップフロア33の下方に、
補機収納ボックス18を配置したので、ステップフロア
33の下方の空きスペースを有効利用して、補機収納ボ
ックス18を容易に配置することができる。
に収納したバッテリ103を、バンド104で取付けた
こと、(2)アンダカバー34によって、前フレーム1
1Fの下部及び補機収納ボックス18を覆っていること
を示す。
ン、補機収納ボックス、ステップフロア並びにアンダカ
バー周りの平面図である。前フレーム11Fは、左右の
メインフレーム62,62の前部間に第1クロスメンバ
66を掛け渡し、左右のメインフレーム62,62の後
部間に第2クロスメンバ67を掛け渡したものである。
第1・第2クロスメンバ66,67は、鋼板のプレス成
形品である。
18の内部、主にバッテリ103を点検するためのボッ
クス点検口33cと、点火プラグ95を点検するための
プラグ点検口33dを設けたことを特徴とする。ボック
ス点検口33cは、バッテリ103のほぼ真上を通り、
バッテリ103の幅とほぼ同一開口幅を有し、補機収納
ボックス18の概ね全長にわたる開口長さを有した、平
面視矩形状開口であり、リッド105で覆ったものであ
る。リッド105を外すことによって、バッテリ103
の保守・点検作業は容易である。
3の後壁部33bのうち、点火プラグ95の点検作業が
容易な位置に開けた概ね矩形状開口であり、リッド10
6で覆ったものである。ステップフロア33の後方にエ
ンジン22を配置し、このエンジン22の前部に点火プ
ラグ95を備え、この点火プラグ95を点検するための
プラグ点検口33dをステップフロア33の後部に設け
たので、ステップフロア33があっても、プラグ点検口
33dから点火プラグ95を点検することができ、保守
・点検作業は容易である。
のメインフレーム62,62は、車体中央CL寄りの内
側起立壁62a,62aと外寄りの外側起立壁62b,
62bとを有する、背面視略U字状断面部材であり、外
側起立壁62b,62bの上端から外方へ水平にフラン
ジ62c,62cを延したものである。補機収納ボック
ス18は、全長にわたって左右の上部側部から外方へ水
平にフランジ18c,18cを延し、これらのフランジ
18c,18cの下面に前後に延びる嵌合溝18d,1
8dを形成し、嵌合溝18d,18dを内側起立壁62
a,62aの上端に嵌合することによって、左右のメイ
ンフレーム62,62間に載せるようにしたものであ
る。このように、左右のメインフレーム62,62で補
機収納ボックス18を支えるので、補機収納ボックス1
8の荷重を十分に支持することができる。
中央CLから図に示す右又は左に寄せて配置したもので
ある。補機収納ボックス18を右寄り又は左寄りに配置
することで、メインフレーム62と補機収納ボックス1
8の側部との間に隙間S2が開くので、この隙間S2に
アクセルワイヤケーブル107やリヤブレーキワイヤケ
ーブル108を通すことができる。
右端から下方へ縁部33e,33eを延すとともに、足
載部33aの下面から下方へ取付ボス部33f,33f
を突出させたものである。アンダカバー34は、底板部
34aの左右端から、ステップフロア33の縁部33
e,33eの裏側まで側板部34b,34bを延したも
のである。
2間に取外し可能に取付けた第1クロスメンバ66が、
ステップフロア33並びにアンダカバー34の取付部材
を兼ねていることを示す。詳しくは、左右のメインフレ
ーム62,62におけるフランジ62c,62cの上
に、第1クロスメンバ66の左右両端部を重ね、これら
の左右両端部の上に、ステップフロア33の取付ボス部
33f,33fを重ね、フランジ62c,62cと第1
クロスメンバ66の左右両端部と取付ボス部33f,3
3fとをボルト111,111及びナット112,11
2で共締めにて取付けたものである。ナット112はク
リップ113に取付けたものであり、このクリップ11
3をフランジ62cに差込むことで、位置決めされるこ
とになる。なお、クリップ113の有無は任意である。
さらに第1クロスメンバ66は、左右両端部に背面視略
逆L字状の補助ステー68,68を固定し、補助ステー
68,68の縦板部68a,68aにアンダカバー34
の側板部34b,34bをボルト・ナット114,11
4にて取付けたものである。
のメインフレーム62,62間に取外し可能に取付けた
第2クロスメンバ67が、ステップフロア33並びにア
ンダカバー34の取付部材を兼ねていることを示す。詳
しくは、アンダカバー34は、側板部34b,34bの
上端から車幅中央CLへ向って水平に延びるカバーフラ
ンジ34c,34cを形成したものである。左右のメイ
ンフレーム62,62はフランジ62c,62cの上
に、第2クロスメンバ67の左右両端部と、ステップフ
ロア33の取付ボス部33g,33gと、アンダカバー
34のカバーフランジ34c,34cとを重ねて、ボル
ト止めしたものである。ボルト止め構造の詳細について
は、次の図8にて説明する。
部分の詳細図である。カバーフランジ34cは、メイン
フレーム62のフランジ62cの上に重ねるものであ
り、上下に貫通した比較的大径の貫通孔34dを有す
る。第2クロスメンバ67は、端部に下方へ突出する略
カップ状のボス部67aを形成したものである。ボス部
67aは、貫通孔34dより若干小径である略皿状の下
端部67bと、下端部67bの上端に連なる水平な段差
部67cと、段差部67cに連なり貫通孔34dより大
径の筒部67dとからなる。ステップフロア33は、足
載部33aの下面から下方へ取付ボス部33gを突出さ
せ、この取付ボス部33gの下端面を、第2クロスメン
バ67における下端部67bの底面に載せるようにした
ものである。
ンフレーム62のフランジ62cの上にカバーフランジ
34cを重ね、その上に第2クロスメンバ67のボス部
67aを重ねることで、カバーフランジ34cに段差部
67cを載せ、更にその上にステップフロア33を重ね
ることで、下端部67bの底面に取付ボス部33gの下
端面を載せて、ボルト115及びナット116で共締め
にて取付けたものである。ナット116はクリップ11
7に取付けたものであり、このクリップ117をフラン
ジ62cに差込むことで、位置決めされることになる。
なお、クリップ117の有無は任意である。
2クロスメンバ67に臨む位置に、下方へ突出するボス
部33oを形成し、ボス部33oを第2クロスメンバ6
7に載せるとともに、下方からビス118にて固定した
ことを示す。このように、第2クロスメンバ67は、ス
テップフロア33における足載部33aを支えることも
できる。同様に、図6に示す第1クロスメンバ66に
も、足載部33aを下方からビス止めすることにより、
第1クロスメンバ66で足載部33aを支えることがで
きる。従って、第1・第2クロスメンバ66,67は、
ステップフロア33を支える支持部材(補強部材)であ
るといえる。
ステップフロア33を支持する第1・第2クロスメンバ
66,67が、ステップフロア33並びにアンダカバー
34の取付部材を兼ねる。この結果、車体フレーム11
にステップフロア33やアンダカバー34を取付けるた
めの別異の取付部材は不要であり、このような取付部材
を取付ける作業も不要である。しかも、第1・第2クロ
スメンバ66,67にステップフロア33並びにアンダ
カバー34の両方を取付けるので、取付部材が少なくて
すむ。従って、簡単な構成で少ない部品数で、車体フレ
ーム11にステップフロア33並びにアンダカバー34
を取付けることができる。
持構造の断面図であり、メインフレーム62にアンダカ
バー34の側部を嵌合にて支持したことを示す。具体的
には、アンダカバー側部支持構造は、メインフレーム6
2のフランジ62cの上に、車体前後方向(この図の表
裏方向)に所定ピッチで突起部62dを形成し、フラン
ジ62cの上にアンダカバー34のカバーフランジ34
cを重ね、さらに、カバーフランジ34cに開けた嵌合
孔34eを突起部62dに嵌合することによって引掛け
たものである。
を引掛けるだけで、メインフレーム62にアンダカバー
34を支持させることができ、この部分をボルト、ビ
ス、リベット等で止める必要はない。従って、部品数が
少なく、取付け作業が容易であり、コストダウンにな
る。なお、アンダカバー34の取付構造は、(1)この
図に示す引掛け構造だけでメインフレーム62に取付け
る構造と、(2)上記図6〜図8に示す如くメインフレ
ーム62に第1・第2クロスメンバ66,67を介して
ボルト止めする構造とを、併用することは任意である。
ダカバーの後部支持構造の断面図である。(a)は、ア
ンダカバー34における底板部34aの後部に設けた薄
肉状のヒンジ部34fと、ヒンジ部34fから後方へ延
びたヒンジアーム片34gと、ヒンジアーム片34gの
後端から上方へ突出した鈎部34hとを、一体に形成し
たことを示す。(b)は、ヒンジアーム片34gを上方
へ弾性変形して、鈎部34hを前フレーム11Fの後部
クロスメンバ63に引掛けたことを示す。このように引
掛けるだけで、メインフレーム62にアンダカバー34
の後部下部を支持させることができ、この部分をボル
ト、ビス、リベット等で止める必要はない。さらに、底
板部34aは、ヒンジアーム片34gを上方へ弾性変形
させることによって、冷却風導入用開口部34mが開
く。この冷却風導入用開口部34mを通して、外部から
エンジン冷却風を導入することにより、エンジン22
(図4参照)を冷却することができる。なお、アンダカ
バー34の後部支持構造並びに冷却風導入構造について
は、上記図4にも示す。
側面断面図であり、ボックス点検口33cの前部縁部3
3hに嵌合孔33iを開け、この嵌合孔33iにリッド
105の前端部105aを差込むとともに、ボックス点
検口33cの後部縁部33jにリッド105の後端部1
05bをビス119にて止めたことを示す。ビス119
を外せば、リッド105を取外すことができる。
面断面図であり、プラグ点検口33dの前部縁部33k
に嵌合孔33mを開け、この嵌合孔33mにリッド10
6の前端部106aを差込むとともに、プラグ点検口3
3dの後部上部の縁部33nに、リッド106の後端部
106bにおける鈎部106cを引掛けて止めたことを
示す。鈎部106cを外せば、リッド106を取外すこ
とができる。
平面図であり、補機収納ボックス18において、前部上
部にフランジ18aを設け、後部下部にブラケット18
bを設け、上部左右にフランジ18c,18cを設けた
ことを示す。さらにこの図は、補機収納ボックス18に
スクータ型車両の補機としての、バッテリ103、バッ
テリ用レギュレータ121、3個のリレー122,12
3,124並びに2個のヒューズ125,126と、ラ
ジエータ用リザーブタンク127を収納したことを示
す。このように、補機収納ボックス18に各種補機10
3,121〜127を一括して収納するので、ステップ
フロア33の下方に各種補機103,121〜127を
取付けることは、極めて容易であり、取付け作業性が高
まる。図中、18eはバッテリ収納壁部、18f,18
g,18hはリレー取付部、18i,18iはヒューズ
取付部、18jはレギュレータ取付部、18kはハーネ
ス取付部である。
第2クロスメンバ、補機収納ボックス、レッグシール
ド、ステップフロア、アンダカバーの分解斜視図であ
り、上記図3〜図13にて説明した各構造の理解を一層
容易にするために示したものである。なお、図面を見易
くするために、一部の部品を省略した。
(3)の取付構造をなすものである。 (1)レッグシールド32の下部後部の縁部32aから
下方へ、左右の位置決めピン32b,32bを延し、こ
れらの位置決めピン32b,32bを第1クロスメンバ
66のピン孔66a,66aに嵌合することで、レッグ
シールド32の位置決めをした。 (2)レッグシールド32の下部後部の縁部32aから
後方へ、左右のボス部32c,32cを延し、これらの
ボス部32c,32cを第1クロスメンバ66の補助ス
テー68,68のアーム68b,68bに、ビス13
1,131にて取付けた。
へ、左右の係止部32d,32dを延し、これらの係止
部32d,32dに、アンダカバー34の前壁部34i
の背面に形成した係止爪34j,34jを掛け止めし
た。 (4)アンダカバー34における前壁部34iの背面か
ら後方へ、膨出部34kを膨出させ、この膨出部34k
をヘッドパイプポスト61に、ビス132にて取付け
た。
32の下部を取付ける取付部としてのアーム68b,6
8bを備えているので、レッグシールド32を取付ける
ための別異の取付部材は不要であり、このような取付部
材を取付ける作業も不要である。従って、簡単な構成で
少ない部品数で、前フレーム11Fにレッグシールド3
2の下部を取付けることができる。
(1)車体フレーム11は、前後二分割した分割フレー
ムに限定されるものではなく、一体形フレームであって
もよい。さらには、車体フレーム11は鋳造フレームの
他に、溶接構造のフレームにしたり、ガラス繊維で補強
された熱可塑性樹脂で一体成形した合成樹脂製フレーム
にすることもできる。 (2)車体フレーム11における左右のメインフレーム
62,62間に取外し可能に取付けるクロスメンバとし
ては、上記図5に示す第1・第2クロスメンバ66,6
7に限定されるものではなく、また、前後2個に限定さ
れるものでもなく、取付位置や取付構造についても任意
である。 (3)ボックス点検口33cやプラグ点検口33dの位
置、形状、寸法については、バッテリ103や点火プラ
グ95の保守・点検作業が容易なものであればよい。
する。請求項1は、左右のメインフレーム間にクロスメ
ンバを取外し可能に取付け、このクロスメンバにステッ
プフロア並びにアンダカバーを取付けたので、鋳造フレ
ームにステップフロアやアンダカバーを取付けるための
取付部材が少なくてすむ。従って、簡単な構成で少ない
部品数で、鋳造フレームにステップフロア並びにアンダ
カバーを取付けることができる。
部を覆うためのレッグシールドの下部を取付ける取付部
を備えているので、レッグシールドを取付けるための別
異の取付部材は不要であり、このような取付部材を取付
ける作業も不要である。従って、簡単な構成で少ない部
品数で、鋳造フレームにレッグシールドの下部を取付け
ることができる。
ッテリやリレー等の補機を収納するための補機収納ボッ
クスを配置したので、ステップフロアの下方の空きスペ
ースを有効利用して、補機収納ボックスを容易に配置す
ることができる。
ジンを配置し、このエンジンの前部に点火プラグを備
え、この点火プラグを点検するためのプラグ点検口をス
テップフロアの後部に設けたので、ステップフロアがあ
っても、プラグ点検口から点火プラグを点検することが
でき、点検作業が容易になる。
補機収納ボックス、ステップフロア並びにアンダカバー
周りの左側面断面図
ボックス、ステップフロア並びにアンダカバー周りの平
面図
図
面図
断面図
メンバ、補機収納ボックス、レッグシールド、ステップ
フロア、アンダカバーの分解斜視図
フレーム)、11F…前フレーム、11R…後フレー
ム、12…ヘッドパイプ、18…補機収納ボックス、2
2…エンジン、32…レッグシールド、33…ステップ
フロア、33d…プラグ点検口、34…アンダカバー、
62…メインフレーム、66,67…クロスメンバ(第
1・第2クロスメンバ)、68b…レッグシールド取付
部(アーム)、95…点火プラグ、103…バッテリ
(補機)、122〜124…リレー(補機)。
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘッドパイプ及びヘッドパイプから後方
へ延びる左右一対のメインフレームを一体鋳造フレーム
とし、前記左右のメインフレームに足載せのためのステ
ップフロア及びこのステップフロアの下方に配置するア
ンダカバーを取付けたスクータ型車両であって、前記左
右のメインフレーム間にクロスメンバを取外し可能に取
付け、このクロスメンバに前記ステップフロア並びにア
ンダカバーを取付けたことを特徴とするスクータ型車
両。 - 【請求項2】 前記クロスメンバは、運転者の脚部を覆
うためのレッグシールドの下部を取付ける取付部を備え
ていることを特徴とした請求項1記載のスクータ型車
両。 - 【請求項3】 前記ステップフロアの下方に、バッテリ
やリレー等の補機を収納するための補機収納ボックスを
配置したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車
両。 - 【請求項4】 前記ステップフロアの後方にエンジンを
配置し、このエンジンの前部に点火プラグを備え、この
点火プラグを点検するためのプラグ点検口をステップフ
ロアの後部に設けたことを特徴とする請求項1記載のス
クータ型車両。
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