JP2000311360A - フォーカスサーボ制御方法及び装置 - Google Patents

フォーカスサーボ制御方法及び装置

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JP2000311360A
JP2000311360A JP11119337A JP11933799A JP2000311360A JP 2000311360 A JP2000311360 A JP 2000311360A JP 11119337 A JP11119337 A JP 11119337A JP 11933799 A JP11933799 A JP 11933799A JP 2000311360 A JP2000311360 A JP 2000311360A
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focus
error signal
focus error
focus servo
lens
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Shigeru Murotani
繁 室谷
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2焦点レンズを採用した光ディスク装置のフ
ォーカスサーボの誤動作を防ぐ。 【解決手段】 2焦点レンズを用いた光ディスク装置に
おいて、この2焦点レンズを光ディスクに近づけたり、
光ディスクから遠ざけたりした時に、異常振動がフォー
カス誤差信号の前半に発生する第1のフォーカス誤差信
号と、異常振動がフォーカス誤差信号の後半に発生する
第2のフォーカス誤差信号が生成される場合、第1のフ
ォーカス誤差信号発生時にはフォーカスサーボの引き込
みを禁止し、第2のフォーカス誤差信号の発生時にフォ
ーカスサーボの引き込みを行うようにフォーカスサーボ
の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置のフ
ォーカスサーボ制御方法及び装置に係わり、特に、CD
関係の光ディスクとDVD関係の光ディスクを再生また
は記録することが出来る光ディスク装置のフォーカスサ
ーボ制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD関係の光ディスクやDVD関係の光
ディスクを再生することが出来る従来の光ディスク装置
においては、CD関係の光ディスクを再生するためのレ
ーザ(以下、CDレーザと言う)及びCD用光ピックア
ップ、DVD関係の光ディスクを再生するためのレーザ
(以下、DVDレーザと言う)及びDVD用光ピックア
ップレンズを備えており、CD用光ピックアップにはC
D用レンズ(以下、CDレンズと言う)が備えられ、D
VD用光ピックアップにはDVD用レンズ(DVDレン
ズと言う)が設けられている。この光ディスク装置にお
いては、CD関係の光ディスクが装着されたか、DVD
関係の光ディスクが装着されたかを判別し、装着された
光ディスクに適合するレーザ及び光ピックアップを選択
していた。
【0003】この光ディスク装置において、光ピックア
ップのフォーカス制御を行う場合、CDレンズまたはD
VDレンズを図5に示すように光ディスクに近づける
か、遠ざけることによって、フォーカスサーボ制御を行
っていた。
【0004】図5はフォーカス誤差信号とレンズ駆動信
号の関係を示す信号波形図であり、図5(a)はフォー
カス誤差信号を示し、図5(b)はレンズ駆動信号を示
す。図5(b)に示すように、フォーカス駆動信号を増
加させると光ピックアップのレンズは光ディスクに近づ
くように移動され、光ディスクの記録面に焦点が合った
時に、図5(a)に示すフォーカス誤差信号40が発生
される。フォーカス駆動信号を減少させると、光ピック
アップのレンズは光ディスクから遠ざかるように移動さ
れ、レンズの焦点が光ディスクの記録面に合ったときに
フォーカス誤差信号41が発生される。
【0005】CDレンズとDVDレンズを切替えて使用
する光ディスク装置においては、何れのレンズを使用し
てもフォーカス誤差信号は図5(a)に示すように、き
れいな正弦波になる。このような光ディスク装置におい
て、フォーカスサーボ制御を行うには、CDレンズまた
はDVDレンズのいずれかを光ディスクに近づけるか、
または遠ざけるかする。このレンズの移動によってフォ
ーカス誤差信号が発生するため、このフォーカス誤差信
号の特定の時点でフォーカスサーボをオンして、フォー
カスサーボを掛けるように制御している。
【0006】図6はフォーカスサーボ制御のオンすると
きのタイミングを説明するための信号波形図であり、図
6(a)はフォーカス誤差信号を示し、図6(b)はレ
ンズ駆動信号を示す。図6(b)に示すように、レンズ
駆動信号を徐々に増加させ、光ピックアップのレンズを
徐々に光ディスクに近づけるとフォーカス誤差信号40
が発生し始める。更にレンズを光ディスクに近づける
と、フォーカス誤差信号がスレッシュレベルXを超え
る。スレッシュレベルXを超えたことを検知し、更にス
レッシュレベルYを超えたときにフォーカスサーボをオ
ンする。このようにすると、フォーカスサーボが掛か
り、以後はフォーカス誤差信号によってサーボが維持さ
れる。なお、フォーカスサーボがオンした時のレンズ駆
動信号は点Zで示すように、レンズの移動を停止するよ
うに制御されるため、凹みが生じる。
【0007】このスレッシュレベルX、Yの値の値を変
えているのは、スレッシュレベルXは雑音等による影響
を少なくするために、最下点に近くに定め、スレッシュ
レベルYはなるべくフォーカス誤差信号がゼロになる時
点の近くに定めると好適である。しかしながら、このス
レッシュレベルX、Yは同じレベルであってもよい。
【0008】このように、従来のCDレーザとCDレン
ズ、DVDレーザとDVDレンズを用いるフォーカスサ
ーボ制御においては、フォーカス誤差信号はきれいな正
弦であるので、光ディスクにレンズを近づける方向、ま
たは光ディスクから遠ざける方向のいずれからでもフォ
ーカスサーボを引き込むことが出来る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近CDレ
ンズとDVDレンズを用いる代わりに、一個の2焦点レ
ンズが用いられるようになってきた。この2焦点レンズ
を用いて、CD関係の光ディスクからフォーカス誤差信
号を発生させると、このフォーカス誤差信号に異常振動
が発生すし、CD関係の光ディスクの場合にフォーカス
サーボが引き込まれないと言う現象が出てきた。この2
焦点レンズは、CD関係の光ディスクからのフォーカス
誤差信号に異常振動が発生しないようにすると、DVD
関係の光ディスクからのフォーカス誤差信号に異常振動
が発生することが分かった。
【0010】本発明の目的は上記欠点を解決したフォー
カスサーボ制御方法及び装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、異常振動を含むフォーカス誤差信号
が発生してもフォーカスサーボを引き込むことができる
フォーカスサーボ制御方法及び装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明によるフォーカスサーボ制御方法は、2
焦点レンズとCDレーザを用いてCD関係の光ディスク
を再生し、前記2焦点レンズとDVDレーザを用いてC
D関係の光ディスクを再生する光ディスク装置のフォー
カス制御方法において、前記2焦点レンズを前記光ディ
スクに近づけたり、前記光ディスクから遠ざけたりした
時に、異常振動がフォーカス誤差信号の前半に生じる第
1のフォーカス誤差信号と、異常振動がフォーカス誤差
信号の後半に生じる第2のフォーカス誤差信号とが生成
される場合、前記第2のフォーカス誤差信号の生成時に
フォーカスサーボの引き込みを行うようにフォーカスサ
ーボを制御する。更に、前記第1のフォーカス誤差信号
生成時にフォーカスサーボの引き込みを禁止すると好適
である。
【0012】このフォーカスサーボ制御方法において、
CD関係の光ディスク再生時に前記第1のフォーカス誤
差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号が生成される
場合がある。この場合、前記第2のフォーカス誤差信号
の生成時にフォーカスサーボの引き込みを行うようにフ
ォーカスサーボを制御する。また、前記第1のフォーカ
ス誤差信号生成時にはフォーカスサーボの引き込みを禁
止する。
【0013】このフォーカスサーボ制御方法において、
DVD関係の光ディスク再生時に前記第1のフォーカス
誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号が生成され
る場合がある。この場合、前記第2のフォーカス誤差信
号の生成時にフォーカスサーボの引き込みを行うように
フォーカスサーボを制御する。また、前記第1のフォー
カス誤差信号生成時にはフォーカスサーボの引き込みを
禁止する。
【0014】本発明の目的を達成するために、本発明に
よるフォーカスサーボ制御装置は、2焦点レンズとCD
レーザを用いてCD関係の光ディスクを再生し、前記2
焦点レンズとDVDレーザを用いてCD関係の光ディス
クを再生する光ディスク装置のフォーカス制御装置にお
いて、前記2焦点レンズを前記光ディスクに近づけた
り、前記光ディスクから遠ざけたりした時に、異常振動
がフォーカス誤差信号の前半に生じる第1のフォーカス
誤差信号と、異常振動がフォーカス誤差信号の後半に生
じる第2のフォーカス誤差信号とが生成される場合、前
記第2のフォーカス誤差信号の生成時にフォーカスサー
ボをオンする手段を備える。更に、前記第1のフォーカ
ス誤差信号生成時にはフォーカスサーボの引き込みを禁
止する手段を設けると好適である。
【0015】上記のフォーカスサーボ制御装置におい
て、第1及び第2のスレッシュレベルを設け、第2のフ
ォーカス誤差信号が前記第1のスレッシュレベルを超え
たことを検知する手段と、前記第2のスレッシュレベル
を超えたことを検知する手段と、前記第2のスレッシュ
レベルを超えた時にフォーカスサーボをオンする手段と
を備えると好適である。また、前記第1のスレッシュレ
ベルと前記第2のスレッシュレベルとが同一のレベルに
してもよい。
【0016】このフォーカスサーボ制御装置において、
CD関係の光ディスク再生時に前記第1のフォーカス誤
差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号が生成される
場合がある。この場合、CD関係の光ディスク再生時に
は、前記第2のフォーカス誤差信号の生成時にフォーカ
スサーボをオンする手段を備える。また、前記第1のフ
ォーカス誤差信号生成時にはフォーカスサーボの引き込
みを禁止する手段を設ける。
【0017】このフォーカスサーボ制御装置において、
DVD関係の光ディスク再生時に前記第1のフォーカス
誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号が生成され
る場合がある。この場合、CD関係の光ディスク再生時
には、前記第2のフォーカス誤差信号の生成時にフォー
カスサーボをオンする手段を備える。また、前記第1の
フォーカス誤差信号生成時にはフォーカスサーボの引き
込みを禁止する手段を設けると好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるフォーカス
サーボ制御方法及び装置の実施の形態について、実施例
を用い、図を参照して説明する。図1は本発明によるフ
ォーカス制御装置の一実施例を示すブロック図である。
図において、1は光ピックアップであり、光ピックアッ
プ1には2焦点レンズ2が搭載されている。光ピックア
ップ1の2焦点レンズ2を通して光ディスク6にレーザ
光が照射され、光ディスク6の記録面から反射された反
射光は2焦点レンズ2を通して光ピックアップ1で検出
され、信号処理回路3に入力される。信号処理回路3で
フォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号等が生成さ
れ、マイコン4に供給される。マイコン4からは光ピッ
クアップ1のディスク半径方向への移動制御信号、2焦
点レンズ2のフォーカス制御信号、トラッキング制御信
号、レーザ切替信号、レーザのオン、オフ制御信号、デ
ィスク判別信号等が生成され、駆動回路5に供給され
る。駆動回路5によって、CDディスク用レーザとDV
Dディスク用レーザの切り替え、フォーカス制御、トラ
ッキング制御等が行われる。また、信号処理回路3から
音声信号や映像信号等の再生信号が信号再生回路7に供
給され、音声信号及び映像信号が再生される。
【0019】図1において、フォーカスサーボを掛ける
ためのレンズ駆動信号はマイコン4から駆動回路5に供
給され、この駆動回路5によって光ピックアップ1の2
焦点レンズ2が駆動される。なお、図1の光ディスク6
としてはCD関係のディスク6a及びDVD関係のディ
スク6bがある。
【0020】図2はCDレーザと2焦点レンズを用い、
2焦点レンズを移動させた場合に得られるフォーカス誤
差信号を示す信号波形図であり、図2(a)はフォーカ
ス誤差信号を示し、図2(b)は2焦点レンズの駆動信
号を示す。図2(a)に示すように、2焦点レンズ2の
駆動信号20を矢印Rで示すように徐々に増加させて2
焦点レンズ2をCD関係の光ディスク6aに近づける
と、図2(a)に示すようにフォーカス誤差信号21の
前半に異常振動22が発生する。また、2焦点レンズ2
の駆動信号を矢印Sで示すように徐々に減少させて、2
焦点レンズ2をCD関係の光ディスク6aから遠ざける
とフォーカス誤差信号24の後半に異常振動25が発生
する。
【0021】一般に、光ディスク装置の電源がオフの
時、光ピックアップ1のレンズ2は光ディスクに近づい
た状態に配置されため、フォーカスサーボをオンさせる
には、このレンズ2を更に光ディスク6に近づけて、フ
ォーカスサーボをオンさせている。ところが、図2に示
すように、フォーカス誤差信号21に異常振動22が含
まれると、図3を用いて説明するように、フォーカスサ
ーボが掛からないと言う現象が生じる。
【0022】図3は2焦点レンズを用いた場合のフォー
カスサーボ制御を説明するためのフォーカス誤差信号と
レンズ駆動信号の波形図であり、図3(a)はフォーカ
ス誤差信号を示し、図3(b)はフォーカス誤差信号を
示す。図3(a)に示すように、CDレーザと2焦点レ
ンズ2を使用した場合、CD関係の光ディスク6aから
得られるフォーカス誤差信号21には異常振動22が含
まれるため、図3(b)に示すレンズ駆動信号20を徐
々に増加させて、フォーカスが合う時点に近づくと、フ
ォーカス誤差信号21に異常振動22が発生する。スレ
ッシュレベルAが異常振動22の電圧の範囲にあると、
マイコン4はフォーカス誤差信号21がスレッシュレベ
ルAを超えたと判断する。次に、この異常振動22の電
圧がスレッシュレベルBに達すると、マイコン4はフォ
ーカスサーボをオンする信号を発生するが、この場合は
サーボが引き込まれず、フォーカスサーボを掛けること
はできない。このように、異常振動22によって、フォ
ーカスサーボがオンしてしまい、フォーカスサーボが掛
からないと言う現象が発生する。
【0023】フォーカス誤差信号21に異常振動22が
発生することによって、フォーカスサーボが掛からなく
なるという現象を避け、正しくフォーカスサーボを掛け
るために、本発明の実施例においては、CDレーザと2
焦点レンズ2を用いてCD関係の光ディスク6aを再生
する場合、2焦点レンズ2の駆動信号20を矢印Rで示
すように増加させて、この2焦点レンズ2をCD関係の
光ディスク6aに近づける場合にはマイコン4からの指
令によってフォーカスサーボをオンさせないようにし、
2焦点レンズ2のレンズ駆動信号20が徐々に減少し、
2焦点レンズ2がCD関係の光ディスク6aから遠ざか
る時に発生するフォーカス誤差信号を用いてフォーカス
サーボをオンさせるようにしている。
【0024】図4は本発明によるフォーカスサーボ制御
方法及び装置を説明するための信号波形図であり、図4
(a)はフォーカス誤差信号を示し、図4(b)は2焦
点レンズの駆動信号を示す。図4(a)に示すフォーカ
ス誤差信号は図2(a)に示すフォーカス誤差信号24
と同じであり、同一の参照番号で示す。2焦点レンズ2
がCD関係の光ディスク6aに近づく方向に移動した時
に生じるフォーカス誤差信号21はその前半に異常振動
22を持っているが、2焦点レンズ2がCD関係の光デ
ィスク6aから遠ざかる方向に移動した時に生じるフォ
ーカス誤差信号24はその後半に異常振動25を持って
いる。従って、フォーカス誤差信号21に基づいてフォ
ーカスサーボをオンさせると、図3を用いて説明したよ
うに、誤動作が生じる。
【0025】本実施例においては、光ピックアップ1に
搭載されている2焦点レンズ2をCD関係の光ディスク
6aに近づけるように移動させる場合にはフォーカスサ
ーボをオンさせる動作を禁止する。即ちマイコン4から
の指令によって2焦点レンズ2がCD関係の光ディスク
6aに近づくように移動している場合には、フォーカス
サーボのがオン動作を禁止する。
【0026】2焦点レンズ2がCD関係の光ディスク6
aから遠ざかるように移動する場合には、フォーカス誤
差信号24が発生される。マイコン4にスレッシュレベ
ルC、Dを設定する。2焦点レンズ2がCD関係の光デ
ィスク6aの最も接近した状態から2焦点レンズ2をC
D関係の光ディスク6aから遠ざけていくと、フォーカ
ス誤差信号24が発生し始める。フォーカス誤差信号2
4の振幅がスレッシュレベルCを超えるとマイコン4は
これを検出する。2焦点レンズ2が更にCD関係の光デ
ィスク6aから遠ざかり、フォーカス誤差信号24の振
幅がが最大値を超えて減少し、スレッシュレベルDを超
えるとマイコン4はこれを検知してフォーカスサーボを
オンする。このようにすると、フォーカス誤差信号24
に含まれている異常振動25はフォーカスサーボの引き
込みに影響されないので、誤動作することなく、フォー
カスサーボを制御することができる。
【0027】2焦点レンズ2を用い、DCレーザとDV
Dレーザを切替えて使用する光ディスク装置において、
本実施例ではCD関係の光ディスクのフォーカス誤差信
号21,24に異常信号が発生する場合について説明し
たが、2焦点レンズ2の構造によっては図2に示すフォ
ーカス誤差信号がDVD関係の光ディスク6bを再生す
る時に生じる。この場合には、DVD関係の光ディスク
6bのフォーカスサーボを引き込む場合、2焦点レンズ
2がDVD関係の光ディスク6bに近づくように移動す
る場合にはフォーカスサーボの引き込みを禁止し、2焦
点レンズ2がDVD関係の光ディスク6bから遠ざかる
方向に移動した時にフォーカスサーボをオンにする。マ
イコン4によって、このように動作するように設定する
ことによって、この場合もフォーカスサーボを正しく制
御することができる。
【0028】CDレーザと2焦点レンズ2を用いて、C
D関係の光ディスク6aを再生する場合、2焦点レンズ
2をCD関係の光ディスク6bに近づける方向に移動さ
せた時に、フォーカス誤差信号の後半に異常振動が発生
し、2焦点レンズ2をCD関係の光ディスク6bから遠
ざける方向に移動させた時に、フォーカス誤差信号の前
半に異常振動が発生する場合には、2焦点レンズ2をC
D関係の光ディスク6aに近づける方向に移動させた時
に、フォーカスサーボをオンし、2焦点レンズ2をCD
関係の光ディスク6aから遠ざける方向に移動させた時
にはフォーカスサーボのオンを禁止すればよい。
【0029】また、DVDレーザと2焦点レンズ2を用
いて、DVD関係の光ディスク6bを再生する場合、2
焦点レンズ2をDVD関係の光ディスク6bに近づける
方向に移動させた時に、フォーカス誤差信号の後半に異
常振動が発生し、2焦点レンズ2をDVD関係の光ディ
スク6bから遠ざける方向に移動させた時に、フォーカ
ス誤差信号の前半に異常振動が発生する場合には、2焦
点レンズ2をDVD関係の光ディスク6bに近づける方
向に移動させた時に、フォーカスサーボをオンさせ、2
焦点レンズ2をDVD関係の光ディスク6bから遠ざけ
る方向に移動させた時にはフォーカスサーボのオンを禁
止すればよい。
【0030】以上述べたように、本発明においては、2
焦点レンズを採用することによって、フォーカス誤差信
号の前半或いは後半に異常振動が発生するが、この場合
には、フォーカス誤差信号の後半に異常振動が発生する
方向に2焦点レンズを移動させた時にフォーカスサーボ
をオンさせ、フォーカス誤差信号の前半に異常振動が発
生する場合にはフォーカスサーボのオンを禁止、即ち、
フォーカスサーボの引き込みを禁止する。これによっ
て、フォーカスサーボの誤動作を防ぎ、フォーカスサー
ボ制御を正しく行うことが出来る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ォーカス誤差信号に異常振動が発生した場合にも、フォ
ーカスサーボの誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォーカス制御装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】CDレーザと2焦点レンズを用い、2焦点レン
ズを移動させた場合に得られるフォーカス誤差信号を示
す信号波形図である。
【図3】2焦点レンズを用いた場合のフォーカスサーボ
制御を説明するためのフォーカス誤差信号とレンズ駆動
信号の波形図である。
【図4】本発明によるフォーカスサーボ制御方法及び装
置を説明するための信号波形図である。
【図5】フォーカス誤差信号とレンズ駆動信号の関係を
示す信号波形図である。
【図6】フォーカスサーボ制御のオンするときのタイミ
ングを説明するためのフォーカス誤差信号とレンズ駆動
信号の信号波形図である。
【符号の説明】
1…光ピックアップ、2…2焦点レンズ、3…信号処理
回路、4…マイコン、5…駆動回路、6…光ディスク、
7…信号再生回路。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2焦点レンズとCDレーザを用いてCD関
    係の光ディスクを再生し、前記2焦点レンズとDVDレ
    ーザを用いてDVD関係の光ディスクを再生する光ディ
    スク装置のフォーカス制御方法において、前記2焦点レ
    ンズを前記光ディスクに近づけたり、前記光ディスクか
    ら遠ざけたりした時に、異常振動がフォーカス誤差信号
    の前半に生じる第1のフォーカス誤差信号と、異常振動
    がフォーカス誤差信号の後半に生じる第2のフォーカス
    誤差信号とが生成される場合、前記第2のフォーカス誤
    差信号の生成時にフォーカスサーボの引き込みを行うよ
    うにフォーカスサーボの制御を行うことを特徴とするフ
    ォーカスサーボ制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフォーカスサーボ制御方法
    において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時にはフ
    ォーカスサーボの引き込みを禁止することを特徴とする
    フォーカスサーボ制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のフォーカスサーボ制御方法
    において、CD関係の光ディスク再生時に前記第1のフ
    ォーカス誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号が
    生成されることを特徴とするフォーカスサーボ制御方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のフォーカスサーボ制御方法
    において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時にはフ
    ォーカスサーボの引き込みを禁止することを特徴とする
    フォーカスサーボ制御方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のフォーカスサーボ制御方法
    において、DVD関係の光ディスク再生時に前記第1の
    フォーカス誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号
    が生成されることを特徴とするフォーカスサーボ制御方
    法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のフォーカスサーボ制御方法
    において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時にはフ
    ォーカスサーボの引き込みを禁止することを特徴とする
    フォーカスサーボ制御方法。
  7. 【請求項7】2焦点レンズとCDレーザを用いてCD関
    係の光ディスクを再生し、前記2焦点レンズとDVDレ
    ーザを用いてDVD関係の光ディスクを再生する光ディ
    スク装置のフォーカス制御装置において、前記2焦点レ
    ンズを前記光ディスクに近づけたり、前記光ディスクか
    ら遠ざけたりした時に、異常振動がフォーカス誤差信号
    の前半に生じる第1のフォーカス誤差信号と、異常振動
    がフォーカス誤差信号の後半に生じる第2のフォーカス
    誤差信号とが生成される場合、前記第2のフォーカス誤
    差信号の生成時にフォーカスサーボをオンする手段を備
    えることを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載のフォーカスサーボ制御装置
    において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時にはフ
    ォーカスサーボの引き込みを禁止する手段を設けること
    を特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載のフォーカスサーボ制御装置
    において、第1及び第2のスレッシュレベルを設け、第
    2のフォーカス誤差信号が前記第1のスレッシュレベル
    を超えたことを検知する手段と、前記第2のスレッシュ
    レベルを超えたことを検知する手段と、前記第2のスレ
    ッシュレベルを超えた時にフォーカスサーボをオンする
    手段とを備えることを特徴とするフォーカスサーボ制御
    装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のフォーカスサーボ制御装
    置において、前記第1のスレッシュレベルと前記第2の
    スレッシュレベルとが同一のレベルであることを特徴と
    するフォーカスサーボ制御装置。
  11. 【請求項11】請求項7記載のフォーカスサーボ制御装
    置において、CD関係の光ディスク再生時に前記第1の
    フォーカス誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信号
    が生成されることを特徴とするフォーカスサーボ制御装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11記載のフォーカスサーボ制御
    装置において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時に
    はフォーカスサーボの引き込みを禁止する手段を設ける
    ことを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
  13. 【請求項13】請求項7記載のフォーカスサーボ制御装
    置において、DVD関係の光ディスク再生時に前記第1
    のフォーカス誤差信号及び前記第2のフォーカス誤差信
    号が生成されることを特徴とするフォーカスサーボ制御
    装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載のフォーカスサーボ制御
    装置において、前記第1のフォーカス誤差信号生成時に
    はフォーカスサーボの引き込みを禁止する手段を設ける
    ことを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
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