JP2000310242A - 電磁式作動機構およびこれを備えた駆動力伝達装置 - Google Patents

電磁式作動機構およびこれを備えた駆動力伝達装置

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JP2000310242A
JP2000310242A JP11254326A JP25432699A JP2000310242A JP 2000310242 A JP2000310242 A JP 2000310242A JP 11254326 A JP11254326 A JP 11254326A JP 25432699 A JP25432699 A JP 25432699A JP 2000310242 A JP2000310242 A JP 2000310242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁クラッチの組立て時における磁路面積の変
化を防止して、電磁クラッチのクラッチ特性の変化を防
止する。 【解決手段】磁路形成部材11bの凹所11dに嵌合し
て回転可能に組付けられた支持部材16に支持されてい
る電磁石13を備え、支持部材16は外周側へ突出して
磁路形成部材11bの凹所11dの内周面の一部に対向
する突出部16a1,16a2を備え、電磁石13を基点
として循環する磁束が通る磁路が支持部材16の突出部
16a1,16a2から磁路形成部材11b、摩擦クラッ
チ14およびアーマチャ15を通して形成される電磁ク
ラッチであり、磁路形成部材11bの内周面11d1,
11d2が支持部材16の突出部16a1,16a2を越
えて延出していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式クラッチ、
電磁式トルク発生機構等電磁式作動機構、およびこれを
備えた駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁式クラッチの一形式として、実開平
6−16731号公報に示されているように、磁路形成
部材と、磁路形成部材の一側に位置する摩擦クラッチお
よびアーマチャからなるアクチュエータと、電磁石を支
持して磁路形成部材の他側に位置する支持部材を備え、
電磁石への通電によりアクチュエータを作動させる形式
の電磁式クラッチがある。
【0003】当該形式の電磁式クラッチにおいては、支
持部材と磁路形成部材との互いに対向する一対の対向面
間(第1の対向面と第2の対向面との間)がギャップに
形成されていて、電磁石の電磁コイルへの通電により、
電磁石を基点として支持部材、ギャップ、磁路形成部
材、摩擦クラッチおよびアーマチャを通る磁路が形成さ
れ、磁路を通って循環する磁束により電磁石にアーマチ
ャを吸引する磁力が発生し、アーマチャは摩擦クラッチ
側へ吸引されて摩擦クラッチを磁力に応じて押圧して摩
擦係合させて、アクチュエータを作動させるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該形式の
電磁式クラッチにおいては、支持部材と磁路形成部材の
互いに対向する第1、第2の対向面の面積(対向面積)
が、通電時に形成される磁路の面積(磁路面積)に相当
し、この磁路面積が変わると磁力が変化して摩擦クラッ
チの摩擦係合力に変化をきたすことになる。
【0005】当該電磁式クラッチにおいては、支持部材
は磁路形成部材の他端側の凹所に嵌合されて回転可能に
支持されるもので、支持部材を回転可能に支持するベア
リングのガタのバラツキ、支持部材および磁路形成部材
の寸法誤差、組付誤差等により、磁路形成部材とこれに
嵌合する支持部材とが互いに対向する第1、第2の対向
面の対向面積が変化するおそれがある。これら両部材の
対向面積が設定した値に対して変化すると、磁路面積が
設定した値とはならずに摩擦クラッチの摩擦係合力に変
化をきたすことになる。すなわち、電磁式クラッチのク
ラッチ特性に変化をきたすことになる。
【0006】この結果、当該形式の電磁式クラッチをパ
イロット機構として作動する駆動機構を備えた機器類
は、その作動に大きな影響を受けることになる。例え
ば、当該形式の電磁式クラッチをパイロット機構とする
駆動力伝達装置にあっては、電磁式クラッチのクラッチ
特性の変化に起因して伝達トルクが低下する等の変動が
発生する。
【0007】従って、本発明の目的は、この種形式の電
磁式クラッチや電磁式トルク発生機構等、電磁石への通
電によりアクチュエータを作動させる形式の電磁式作動
機構において、支持部材と磁路形成部材の対向面の対向
面積が一定になるようにして、磁路面積の変化に起因す
る磁力の変化を無くし、磁力の変化に起因するアクチュ
エータの作動特性の変化を防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は電磁式作動機構
に関するもので、磁路形成部材と、同磁路形成部材の一
側に位置するアクチュエータと、電磁石を支持して前記
磁路形成部材の他側に位置する支持部材を備えるととも
に、前記支持部材および前記磁路形成部材のいずれか一
方の部材に設けた突出部の第1の対向面と同第1の対向
面に対向する他方の部材の第2の対向面との間に形成さ
れたギャップを備え、前記電磁石への通電により形成さ
れる同電磁石を基点として前記ギャップを透過して循環
する磁束の作用にて、前記アクチュエータを作動させる
形式の電磁式作動機構を適用対象とするものである。
【0009】しかして、本発明に係る電磁式作動機構
は、上記した形式の電磁式作動機構において、前記第2
の対向面が前記第1の対向面を越えて延出していること
を特徴とするものである。
【0010】本発明に係る電磁式作動機構は、前記アク
チュエータが摩擦クラッチとアーマチャにて形成されて
いて、前記電磁石への通電により前記アーマチャが同電
磁石側に吸引されて前記摩擦クラッチを摩擦係合させる
電磁式クラッチや、前記アクチュエータが互いに同心的
で相対回転可能に嵌合する内外一対の回転子にて形成さ
れていて、前記電磁石への通電により前記両回転子間に
トルクを発生させる電磁式トルク発生機構を含む。
【0011】当該電磁式クラッチは、前記摩擦クラッチ
の摩擦係合力を駆動機構の作用力として伝達する電磁式
パイロット機構に構成され、また、当該電磁式トルク発
生機構は、両回転子間で発生するトルクを駆動機構の作
動力として伝達する電磁式パイロット機構に構成され
る。
【0012】また、本発明はこれらの電磁式作動機構を
備えた駆動力伝達装置であり、前記電磁式作動機構と、
同電磁式作動機構の作動力を軸方向力に変換する変換機
構と、相対回転可能な2軸間に配設され前記変換機構に
て押圧される摩擦クラッチを備えていることを特徴とす
るものである。
【0013】
【発明の作用・効果】当該形式の電磁式作動機構におい
ては、支持部材と磁路形成部材間のギャップを介して対
向する一対の対向面の対向面積が磁路面積に相当し、支
持部材と磁路形成部材の組付状態においては、支持部材
を回転可能に支持するベアリングのガタのバラツキや、
支持部材および磁路形成部材の寸法誤差、組付誤差等に
より、支持部材と磁路形成部材とが設定された組付け位
置から相対的に軸方向にずれて、両部材間の対向面同士
が互いにずれて、対向面積(磁路面積)が設定された値
より小さくなるおそれがある。この場合には、製品毎に
アクチュエータの作動特性が変化することになる。ま
た、当該形式の電磁式作動機構を駆動力伝達装置のパイ
ロット機構として採用した場合には、装置全体の作動特
性は製品毎に変化することになる。
【0014】しかしながら、本発明に係る電磁式作動機
構においては、支持部材および磁路形成部材の一方の部
材に設けた突出部が有する第1の対向面と、第1の対向
面に対向する他方の部材が有する第2の対向面との関係
が、第2の対向面が第1の対向面を越えて延出するよう
に設定されているため、支持部材と磁路形成部材の組付
け位置が軸方向にずれても、突出部の第1の対向面が第
2の対向面からはみ出すことはなく、ベアリングのガタ
のバラツキ、支持部材および磁路形成部材の寸法誤差、
組付誤差等に起因する磁路面積の低減、これに起因して
製品毎に作動機構の作動特性が変化するようなおそれは
ない。また、当該電磁式作動機構を、例えば駆動力伝達
装置のパイロット機構として採用した場合には、装置全
体の作動特性が製品毎に変化するようなことは抑制され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1には本発明に係る電磁式作動機構の一例
である電磁式クラッチをパイロットクラッチ機構とする
駆動力伝達装置10が示されている。駆動力伝達装置1
0は、図3に示すように、四輪駆動車における後輪側へ
の駆動力伝達経路に搭載される。なお、駆動力伝達装置
10の主要部は、軸線に対して略対称の構成であるた
め、図1には、駆動力伝達装置10の略半分の部位を示
し、他の略半分の部位を省略している。
【0016】当該四輪駆動車において、トアランスアク
スル21はトランスミッション、トランスファおよびフ
ロントディファレンシャルを一体に備えるもので、エン
ジン22の駆動力をトランスアクスル21のフロントデ
ィファレンシャル23を介して、両アクスルシャフト2
4a,24aに出力して左右の前輪24b,24bを駆
動させるとともに、第1プロペラシャフト25側に出力
させる。第1プロペラシャフト25は、駆動力伝達装置
10を介して第2プロペラシャフト26に連結されてお
り、第1プロペラシャフト25と第2プロペラシャフト
26がトルク伝達可能に連結された場合には、駆動力は
リヤディファレンシャル27に伝達され、リヤディファ
レンシャル27から両アクスルシャフト28a,28a
へ出力されて左右の後輪28b,28bを駆動させる。
【0017】駆動力伝達装置10は、第1プロペラシャ
フト25と第2プロペラシャフト26間に配設されてい
るもので、図1に示すように、アウタケース10a、イ
ンナシャフト10b、メインクラッチ機構10c、パイ
ロットクラッチ機構10d、およびカム機構10eを備
えている。本発明に係る電磁式作動機構の一例である電
磁式クラッチは、パイロットクラッチ機構10dとして
採用されている。
【0018】駆動力伝達装置10を構成するアウタケー
ス10aは、有底筒状のハウジング11aと、ハウジン
グ11aの後端開口部に螺着されて同開口部を覆蓋する
リヤカバー11bとにより形成されている。ハウジング
11aは非磁性材料であるアルミ合金にて、かつ、リヤ
カバー11bは磁性材料である鉄にてそれぞれ形成され
ている。リヤカバー11bは本発明の磁路形成部材に該
当する。なお、リヤカバー11bにはその中間部に、非
磁性材料であるステンレス製の筒体11cが埋設されて
おり、筒体11cは環状の非磁性部位を形成している。
【0019】インナシャフト10bは、リヤカバー11
bの中央部を液密的に貫通してアウタケース10aのハ
ウジング11a内に同軸的に挿入されていて、軸方向を
規制された状態で、ハウジング11aとリヤカバー11
bに回転可能に支持されている。インナシャフト10b
には、第2プロペラシャフト26の先端部が挿入され
て、トルク伝達可能に連結される。なお、アウタケース
10aを構成するハウジング11aの前端部には、第1
プロペラシャフト25がトルク伝達可能に連結されてい
る。
【0020】メインクラッチ機構10cは湿式多板式の
摩擦クラッチであり、多数のクラッチプレート(インナ
クラッチプレート12a、アウタクラッチプレート12
b)を備え、ハウジング11a内に配設されている。摩
擦クラッチを構成する各インナクラッチプレート12a
は、インナシャフト10bの外周にスプライン嵌合して
軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各アウタクラッ
チプレート12bはハウジング11aの内周にスプライ
ン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられている。各イ
ンナクラッチプレート12aと各アウタクラッチプレー
ト12bは交互に位置していて、互いに当接して摩擦係
合するとともに互いに離間して自由状態となる。
【0021】パイロットクラッチ機構10dは電磁式ク
ラッチであり、電磁石13、摩擦クラッチ14、アーマ
チャ15、およびヨーク16にて構成されている。電磁
石13は環状を呈し、ヨーク16に嵌着された状態でリ
ヤカバー11bの環状凹所11dに嵌合されている。ヨ
ーク16は本発明の支持部材に該当するもので、リヤカ
バー11bの後端部の外周に回転可能に支持された状態
で車体側に固定されている。パイロットクラッチ機構1
0dにおける摩擦クラッチ14およびアーマチャ15
は、本発明におけるアクチュエータを構成する。
【0022】摩擦クラッチ14は、複数のアウタクラッ
チプレート14aとインナプレート14bとからなる湿
式多板式の摩擦クラッチであり、各アウタクラッチプレ
ート14aはハウジング11aの内周にスプライン嵌合
して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ、各インナク
ラッチプレート14bは後述するカム機構10eを構成
する第1カム部材17の外周にスプライン嵌合して軸方
向へ移動可能に組付けられている。
【0023】アーマチャ15は環状を呈するもので、ハ
ウジング11aの内周にスプライン嵌合して軸方向へ移
動可能に組付けられていて、摩擦クラッチ14の前側に
位置して対向している。
【0024】以上の構成のパイロットクラッチ機構10
dにおいては、電磁石13の電磁コイルへの通電によ
り、電磁石13を基点としてヨーク16、リヤカバー1
1b、摩擦クラッチ14およびアーマチャ15を循環す
る磁束が通る磁路が形成される。この場合、ヨーク16
の環状の外周側の突出部16a1の外周面がリヤカバー
11bの凹所11dの外周側内面11d1の一部に対向
し、かつ、ヨーク16の環状の内周側の突出部16a2
の内周面がリヤカバー11bの凹所11dの内周側外面
11d2の一部に対向して、これらの対向面同士の対向
面積が磁路面積を形成し、磁路はこれらの磁路面積を通
って形成される。
【0025】なお、電磁石13の電磁コイルへの通電の
断続は、スイッチの切替え操作によりなされ、後述する
3つの駆動モードを選択できるようになっている。当該
スイッチは、車室内の運転席の近傍に配設されて、運転
者が容易に操作し得るようになっている。なお、駆動力
伝達装置10を後述する第2の駆動モードのみの構成と
すれば、当該スイッチを省略できる。
【0026】カム機構10eは、第1カム部材17、第
2カム部材18、およびカムフォロアー19にて構成さ
れている。第1カム部材17は、インナシャフト10b
の外周に回転可能に嵌合されていて、リヤカバー11b
に回転可能に支承されており、その外周に摩擦クラッチ
14のインナクラッチプレート14bがスプライン嵌合
している。第2カム部材18は、インナシャフト10b
の外周にスプライン嵌合されて一体回転可能に組付けら
れていて、メインクラッチ機構10cのインナクラッチ
プレート12aの後側に対向して位置している。第1カ
ム部材17と第2カム部材18の互いに対向するカム溝
には、ボール状のカムフォロアー19が介在している。
【0027】かかる構成の駆動力伝達装置10において
は、パイロットクラッチ機構10dを構成する電磁石1
3の電磁コイルが非通電状態にある場合には磁路は形成
されず、摩擦クラッチ14は非係合状態にある。このた
め、パイロットクラッチ機構10dは非作動の状態にあ
って、カム機構10eを構成する第1カム部材17はカ
ムフォロアー19を介して第2カム部材18と一体回転
可能であり、メインクラッチ機構10cは非作動の状態
にある。このため、車両は二輪駆動である第1駆動モー
ドを構成する。
【0028】一方、電磁石13の電磁コイルへの通電が
なされると、パイロットクラッチ機構10dには電磁石
13を基点として循環する磁路が形成されて、電磁石1
3はアーマチャ15を吸引する。このため、アーマチャ
15は摩擦クラッチ14を押圧して摩擦係合させ、カム
機構10eの第1カム部材17をアウタケース10a側
へ連結させて、第2カム部材18との間に相対回転を生
じさせる。この結果、カム機構10eにおいては、カム
フォロアー19が両カム部材17,18を互いに離間す
る方向へ押圧する。
【0029】このため、第2カム部材18はメインクラ
ッチ機構10c側へ押圧されて、メインクラッチ機構1
0cを摩擦クラッチ14の摩擦係合力に応じて摩擦係合
させ、アウタケース10aとインナシャフト10b間で
トルク伝達が生じる。これにより、車両は第1プロペラ
シャフト25と第2プロペラシャフト26が非直結状態
と直結状態間での四輪駆動である第2の駆動モードを構
成する。この駆動モードでは、車両の走行状態に応じ
て、前後輪間の駆動力分配比を100:0(二輪駆動状
態)〜50:50(直結状態)の範囲で制御することが
できる。
【0030】また、電磁石13の電磁コイルへの通電電
流を所定の値に高めると電磁石13のアーマチャ15に
対する吸引力が増大し、アーマチャ15は強く吸引され
て摩擦クラッチ14の摩擦係合力を増大させ、両カム部
材17,18間の相対回転を増大させる。この結果、カ
ムフォロアー19は第2カム部材18に対する押圧力を
高めて、メインクラッチ機構10cを結合状態とする。
このため、車両は第1プロペラシャフト25と第2プロ
ペラシャフト26が直結状態の四輪駆動である第3の駆
動モードを構成する。
【0031】しかして、パイロットクラッチ機構10d
においては、リヤカバー11bの凹所11dに嵌合して
組付けられているヨーク16の突出部16a1の外周
面、および突出部16a2の内周面がリヤカバー11b
の凹所11dの外周側内面11d1および内周側外面1
1d2の一部に対向し、リヤカバー11bとヨーク16
の突出部16a1,16a2の対向面のエアギャップにて
磁路面積を形成しているが、ヨーク16の突出部16a
1,16a2はリヤカバー11bの凹所11d内に位置
し、相対的に、リヤカバー11bの凹所11dの外周側
内面11d1および内周側外面11d2がヨーク16の突
出部16a1,16a2を越えて延出している。
【0032】通常、ヨーク16をリヤカバー11bの凹
所11dに嵌合して回転可能に組付ける場合には、ヨー
ク16を回転可能に支持するベアリング16bのガタの
バラツキ、ヨーク16およびリヤカバー11bの寸法誤
差、組付誤差等により、ヨーク16が設定された組付け
位置から軸方向にずれて、ヨーク16の突出部16a
1,16a2がリヤカバー11bの凹所11dからはみ出
して、対向面同士の重なる対向面積(磁路面積)が設定
された値より小さくなるおそれがある。この場合には、
パイロットクラッチ機構10dのクラッチ特性が変化す
ることになる。
【0033】しかしながら、パイロットクラッチ機構1
0dにおいては、リヤカバー11bの凹所11dの外周
側内面11d1および内周側外面11d2がヨーク16の
突出部16a1,16a2を越えて延出するように形成さ
れているため、ヨーク16の組付け位置が軸方向にずれ
てもヨーク16の突出部16a1,16a2がリヤカバー
11bの凹所11dの外周側内面11d1および内周側
外面11d2からはみ出すことはなく、ベアリング16
bのガタのバラツキ、ヨーク16およびリヤカバー11
bの寸法誤差、組付誤差等に起因する磁路面積の低減、
これに起因するパイロットクラッチ機構10dのクラッ
チ特性が変化するおそれはない。
【0034】図2には、ヨーク16をリヤカバー11b
の凹所11dに組付ける状態を模式的に示しており、組
付け時、ヨーク16がリヤカバー11bの凹所11d内
にて1点鎖線で示す範囲で軸方向に位置ずれを生じたと
しても、ヨーク16の突出部16a1,16a2が凹所1
1dの外周側内面11d1および内周側外面11d2から
はみ出ることはなく、両者の対向面により形成される磁
路面積が変化することはない。
【0035】従って、かかる構成のパイロットクラッチ
機構10dを構成部品とする当該駆動力伝達装置10に
おいては、パイロットクラッチ機構10dのクラッチ特
性の変化に起因するメインクラッチ機構10cでの伝達
トルクの変動(伝達トルクの低下)を防止することがで
きる。
【0036】なお、本実施の形態では、磁路形成部材と
支持部材とを径方向に対向させ、これら対向面のうち支
持部材側に突出部を設け、磁路形成部材側の対向面が突
出部を越えて軸方向へ延出するように構成したが、磁路
形成部材側の対向面に突出部を設け、支持部材側の対向
面が突出部を越えて軸方向へ延出するようにしてもよ
い。また、磁路形成部材と支持部材とを軸方向に対向さ
せ、これら対向面の一方に突出部を設け、対向面の他方
が突出部を越えて径方向へ延出するようにしてもよい。
【0037】図4には、本発明に係る電磁式作動機構の
他の一例である電磁式トルク発生機構をパイロット機構
とする駆動力伝達装置30が示されている。駆動力伝達
装置30は、外側回転部材であるアウタケース30a、
内側回転部材であるインナシャフト30b、摩擦クラッ
チ30c、パイロット機構30d、およびカム機構30
eを備えているもので、パイロット機構30dおよびカ
ム機構30eがパイロットクラッチ機構10dおよびカ
ム機構10eと相違する点を除き、駆動力伝達装置10
とは同様に構成されていて同様に作動する。
【0038】アウタケース30aは、有底筒状のハウジ
ング31aと、ハウジング31aの後端開口部に螺着さ
れて同開口部を覆蓋するリヤカバー31bからなるもの
で、インナシャフト30bはリヤカバー31bの中央部
を液密的に貫通してハウジング31a内に延びていて、
軸方向の移動を規制された状態で回転可能に支持されて
いる。リヤカバー31bは、後述する外側回転子を兼ね
ている。アウタケース30aにおけるハウジング31a
の前端部には、第1プロペラシャフト25がトルク伝達
可能に連結され、かつインナシャフト30bには、第2
プロペラシャフト26がトルク伝達可能に連結される。
【0039】摩擦クラッチ30cは、多数のインナクラ
ッチプレート32aとアウタクラッチプレート32bを
備えた湿式多板の摩擦クラッチで、各インナクラッチプ
レート32aはインナシャフト30bの外周側にスプラ
イン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ各ア
ウタクラッチプレート32bはハウジング31aの内周
側にスプライン嵌合して軸方向へ移動可能に組付けられ
ている。各インナクラッチプレート32aと各アウタク
ラッチプレート32bとは交互に位置していて、互いに
当接して摩擦係合するとともに互いに離間して自由状態
となる。
【0040】パイロット機構30dは、電磁石33、外
側回転子34および内側回転子35を備えている。電磁
石33は、電磁コイルをボビンに巻回してなるもので、
ヨーク36に組付けられた状態でリヤカバー31bに回
転可能に支持されている。かかる構成においては、リヤ
カバー31b、ヨーク36および両回転子34,35は
本発明における磁路形成部材、支持部材、およびアクリ
ュエータに該当する。
【0041】外側回転子34は、リヤカバー31bと一
体に形成されているもので、アウタケース30aにおけ
るハウジング31aの開口端部に螺着されていて、その
内端部が摩擦クラッチ30cの近傍に臨んでいる。内側
回転子35は環状を呈するもので、外側回転子34の内
端部とインナシャフト30b間にて、これら両者に対し
て回転可能に位置している。外側回転子34の内端部の
内周面、および内側回転子35の外周面には、図5に示
すように、周方向に所定間隔を保持して位置する複数の
凹部34a,35aおよび凸部34b,35bが形成さ
れている。これらの凹部34a,35aおよび凸部34
b,35bは互いに対向し得る位置にあり、凸部34
b,35b同士は所定の最小隙間を介在させて対向し得
るようになっている。
【0042】カム機構30eは、外側回転子34(リヤ
カバー31b)および内側回転子35を構成部材とする
もので、外側回転子34の内周側にて周方向に所定間隔
を保持して形成された複数のカム溝37aと、内側回転
子35の内周側にて周方向に所定間隔を保持して形成さ
れた複数のカム溝37bと、互いに対向するカム溝37
a,37b間に介在する複数のカムフォロア37cにて
構成されている。カム機構30eは、内側回転子35を
外側回転子34に対して位置決めする機能を有してお
り、ニードルベアリングを介して摩擦クラッチ30cに
支持されている内側回転子35を、両回転子34,35
の凸部34b,35b同士が図5に示すように周方向に
所定量ずれた状態に位置決めしている。
【0043】かかる構成の駆動力伝達装置30において
は、パイロット機構30dを構成する電磁石33が非通
電状態にある場合には磁路は形成されず、パイロット機
構30dおよびカム機構30eは非作動の状態にある。
このため、両回転子34,35はカムフォロア37cを
介して一体回転可能であり、摩擦クラッチ30cは非作
動の状態にある。このため、車両は二輪駆動の駆動モー
ドを構成する。
【0044】一方、電磁石33へ通電されると、パイロ
ット機構30dに磁路が形成されて、図5の1点鎖線で
示すように、両回転子34,35は互いの凸部34b,
35b間で凸部34b,35bが完全に対向すべく吸引
しあって、内側回転子35を1点鎖線で示す周方向へわ
ずかに回転させる。これにより、両回転子34,35に
はトルクが発生する。内側回転子35の回転によりカム
機構30eが作動して、カムフォロア37cの押圧作用
にて内側回転子35を摩擦クラッチ30c側へ押動す
る。この結果、摩擦クラッチ30cは内側回転子35か
らの押圧力に応じて摩擦係合して、アウタケース30a
とインナシャフト30b間のトルク伝達を行う。このた
め、車両は両プロペラシャフト25,26が二輪駆動の
結合状態でリアルタイムの四輪駆動の駆動モードを構成
する。
【0045】また、電磁石33への印加電流を所定の値
に高めると、両回転子34,35同士はさらに強く吸引
しあって内側回転子35の回転量を増大させる。この結
果、カムフォロア37cは、内側回転子35に対する押
圧力を高めて摩擦クラッチ30cを結合状態とする。こ
のため、車両は両プロペラシャフト25,26が直結し
た四輪駆動の駆動モードを構成する。
【0046】このように、当該駆動力伝達装置30を構
成するパイロット機構30dにおいては、電磁石33へ
の通電により磁力が発生して両回転子34,35間に磁
路が発生し、両回転子34,35は互いに吸引しあって
相対回転してトルクが発生する。これにより、パイロッ
ト機構30dは、電磁石33へ通電する電流に応じたト
ルクを発生し、摩擦クラッチ30cを作動させる駆動力
源として機能する。この場合、磁路は電磁石33を基点
としてヨーク36、リヤカバー31b、外側回転子3
4、内側回転子35、リヤカバー31b、およびヨーク
36を循環して形成される。
【0047】しかして、パイロット30dにおいては、
リヤカバー31bの凹所31cに嵌合して組付けられて
いるヨーク36の突出部36a1の外周面、突出部36
a2の内周面がリヤカバー31bの凹所31cの外周側
内面31c1および内周側外面31c2の一部に対向し、
リヤカバー31bとヨーク36の突出部36a1,36
a2の対向面のエアギャップにて磁路面積を形成してい
るが、ヨーク36の突出部36a1,36a2はリヤカバ
ー31bの凹所31c内に位置し、相対的に、リヤカバ
ー31bの凹所31cの外周側内面31c1および内周
側外面31c2がヨーク36の突出部36a1,36a2
を越えて延出している。
【0048】このため、パイロット機構30dにおいて
は、図6(b)および図7(a)〜(c)に示すよう
に、ヨーク36の組付け位置が軸方向にずれてもヨーク
36の突出部36a1,36a2がリヤカバー31bの凹
所31cの外周側内面31c1および内周側外面31c2
からはみ出すことはなく、ベアリング36bのガタのバ
ラツキ、ヨーク36およびリヤカバー31bの寸法誤
差、組付誤差等に起因する磁路面積の低減、これに起因
するパイロット機構30dのクラッチ特性が変化するお
それはない。
【0049】従って、かかる構成のパイロット機構30
dを構成部品とする当該駆動力伝達装置30において
は、パイロット機構30dのトルク特性の変動に起因す
るクラッチ機構30cでの伝達トルクの変動(伝達トル
クの低下)を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁式作動機構の一例である電磁
クラッチをパイロットクラッチ機構とする駆動力伝達装
置の部分断面図である。
【図2】同パイロットクラッチ機構を構成するヨークの
リヤカバーへの組付け状態を示す模式図である。
【図3】同駆動力伝達装置を搭載した四輪駆動車の概略
構成図である。
【図4】本発明に係る電磁式作動機構の他の一例である
電磁式トルク発生機構をパイロット機構とする駆動力伝
達装置の部分断面図である。
【図5】同パイロット機構を構成する両回転子の一部を
拡大して示す部分断面図である。
【図6】同パイロット機構を構成するヨークのリヤカバ
ーへの組付け状態を示す部分断面図(a)、およびその
部分拡大図(b)である。
【図7】同パイロット機構を構成するヨークのリヤカバ
ーへの組付け状態の3つの状態をを示す模式図(a),
(b),(c)である。
【符号の説明】
10…駆動力伝達装置、10a…アウタケース、10b
…インナシャウト、10c…メインクラッチ機構、10
d…パイロットクラッチ機構、10e…カム機構、11
a…ハウジング、11b…リヤカバー、11c…筒体、
11d…凹所、11d1…外周側内面、11d2…内周側
外面、12a…インナクラッチプレート、12b…アウ
タクラッチプレート、13…電磁石、14…摩擦クラッ
チ、14a…アウタクラッチプレート、14b…インナ
クラッチプレート、15…アーマチャ、16…ヨーク
(支持部材)、16a1,16a2…突出部、16b…ベ
アリング、17…第1カム部材、18…第2カム部材、
19…カムフォロアー、21…トランスアクスル、22
…エンジン、23…フロントディファレンシャル、24
a…アクスルシャフト、24b…前輪、25,26…プ
ロペラシャフト、27…リヤディファレンシャル、28
a…アクスルシャフト、28b…後輪、30…駆動力伝
達装置、30a…アウタケース、30b…インナシャウ
ト、30c…クラッチ機構、30d…パイロット機構、
30e…カム機構、31a…ハウジング、31b…リヤ
カバー、31c…凹所、31c1…外周側内面、31c2
…内周側外面、32a…インナクラッチプレート、32
b…アウタクラッチプレート、33…電磁石、34…外
側回転子、35…内側回転子、34a,35a…凹部、
34b,35b…凸部、36…ヨーク(支持部材)、3
6a1,36a2…突出部、36b…ベアリング、37
a,37b…カム溝、37c…カムフォロア。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁路形成部材と、同磁路形成部材の一側に
    位置するアクチュエータと、電磁石を支持して前記磁路
    形成部材の他側に位置する支持部材を備えるとともに、
    前記支持部材および前記磁路形成部材のいずれか一方の
    部材に設けた突出部の第1の対向面と同第1の対向面に
    対向する他方の部材の第2の対向面との間に形成された
    ギャップを備え、前記電磁石への通電により形成される
    同電磁石を基点として前記ギャップを透過して循環する
    磁束の作用にて前記アクチュエータを作動させる電磁式
    作動機構であり、前記第2の対向面が前記第1の対向面
    を越えて延出していることを特徴とする電磁式作動機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁式作動機構は、前記
    アクチュエータが摩擦クラッチとアーマチャにて形成さ
    れていて、前記電磁石への通電により前記アーマチャが
    同電磁石側に吸引されて前記摩擦クラッチを摩擦係合さ
    せる電磁式クラッチに構成されていることを特徴とする
    電磁式作動機構。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電磁式作動機構は、前記
    摩擦クラッチの摩擦係合力を駆動機構の作動力として伝
    達する電磁式パイロット機構に構成されていることを特
    徴とする電磁式作動機構。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電磁式作動機構は、前記
    アクチュエータが互いに同心的で相対回転可能に嵌合す
    る内外一対の回転子にて形成されていて、前記電磁石へ
    の通電により前記両回転子間にトルクを発生させる電磁
    式トルク発生機構に構成されていることを特徴とする電
    磁式作動機構。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の電磁式作動機構は、前記
    電磁式トルク発生機構のトルクを駆動機構の作動力とし
    て伝達する電磁式パイロット機構に構成されていること
    を特徴とする電磁式作動機構。
  6. 【請求項6】請求項3または5に記載の電磁式作動機構
    を備え、同電磁式作動機構の作動力を軸方向力に変換す
    る変換機構と、相対回転可能な2軸間に配設され前記変
    換機構にて押圧される摩擦クラッチを備えていることを
    特徴とする駆動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003065363A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Toyoda Mach Works Ltd 電磁パイロット式クラッチ装置及びその製造方法
JP2003097599A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Toyoda Mach Works Ltd 駆動力伝達装置

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