JP2000309722A - 金属キレート色素及び該色素を使用した光学記録媒体 - Google Patents

金属キレート色素及び該色素を使用した光学記録媒体

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JP2000309722A
JP2000309722A JP11331147A JP33114799A JP2000309722A JP 2000309722 A JP2000309722 A JP 2000309722A JP 11331147 A JP11331147 A JP 11331147A JP 33114799 A JP33114799 A JP 33114799A JP 2000309722 A JP2000309722 A JP 2000309722A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い波長のレーザー光による記録・再生特性
に優れた光学記録媒体を得ることができる色素を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1)または(2)で示され
るアゾ系化合物と金属との金属キレート色素。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の構造のアゾ
系化合物と金属との金属キレート色素及び該色素を用い
た光学記録媒体に関するものである。近年、発振波長の
短い半導体レーザーの開発が進められ、従来の780n
m、830nmよりも短波長のレーザー光を用いた高密
度の記録再生可能な光学記録媒体が求められている。従
来提案されている光学記録媒体としては、光磁気記録媒
体、相変化記録媒体、カルコゲン酸化物光記録媒体、有
機色素系光記録媒体、等がある。これらの中で、安価で
プロセス上容易であるという点で、有機色素系光学記録
媒体は有意性を有するものと考えられている。現在、有
機色素系光学記録媒体としては、反射率の高い金属層を
有機色素層の上に積層したタイプのCD−Rが、量産化
され広く知られているが、今後、これよりもさらに短波
長半導体レーザーで記録再生可能な、高密度の有機色素
系光学記録媒体が必要になると考えられる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、CD−Rとし
て使用されている媒体は、例えば680nm、650n
m、635nmなどの、本来の記録再生波長(780n
m)より短い波長で使用すると、反射率が低く記録再生
ができないという問題を有している。また、短波長での
記録用として現在提案されている媒体であっても、記録
時の色素分解による記録部の変形が大きい、変調度があ
まり得られない、耐光性や耐久性が不十分である、等の
問題を有している。本発明者らは先に特開平3−268
994号公報において、耐光性と耐久性に優れた新規な
アゾ系金属キレート化合物を使用した光学記録媒体を提
案したが、短波長半導体レーザーによる記録、再生特性
が不十分であった。
【0003】
【課題を解決するための手段】先に本出願人は、アゾ系
金属キレート化合物のカップリング成分のベンゼン環に
結合しているアルキルスルホニルアミノ基がフッ素で置
換され、しかもカップリング成分のベンゼン環が特定の
アミノ基を有することにより、耐光性と耐久性に優れ、
記録、再生特性が著しく改良された光学記録媒体を提供
できる色素を見い出し、出願を行なった。今般本発明者
らは、更にカップリング成分のベンゼン環上のアミノ基
がベンゼン環に縮合する形で環を形成することにより、
光学記録媒体の記録特性がより向上する傾向があること
を見い出し、本発明に到達した。
【0004】すなわち本発明は、下記一般式(1)また
は(2)で示されるアゾ系化合物と金属との金属キレー
ト色素および該色素を記録層に含有する光学記録媒体を
その旨とする。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、環Eはそれぞれ結合している炭素
原子及び窒素原子と一緒になって形成する複素環を表
し、環Aは5〜8員環を表し、環Bは少なくともX1
び/又はX2 で置換されたベンゼン環を表す。環Eおよ
び環Aは置換されていてもよい。C1 は炭素原子を表わ
し、R1 は水素原子、置換されていてもよい直鎖または
分岐のアルキル基、またはC1 の炭素原子と結合して形
成する、6員環以外の環を表す。X1 かX2 の少なくと
もいずれか一方がNHSO2 Y基を表し、Yは少なくと
も2つのフッ素原子で置換されている直鎖または分岐の
アルキル基を表す。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明につき詳細に説明す
る。前記一般式(1)または(2)において、環Eはそ
れぞれ結合している炭素原子及び窒素原子と一緒になっ
て形成する複素環であればよく、それらの群であれば特
に制限されないが、好ましくは下記のものが挙げられ
る。
【0008】
【化3】
【0009】(式中、D1 〜D42は水素原子、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1から6の
直鎖または分岐のアルキル基;シクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の
炭素数3から6の環状アルキル基、メトキシ基、エトキ
シ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基、tert−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、
n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基等の炭素
数1から6のアルコキシ基;アセチル基、プロピオル
基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバ
レリル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイ
ル基等の炭素数1〜6のアルキルカルボニル基;ビニル
基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセ
ニル基等の炭素数2〜6の直鎖または分岐のアルケニル
基;シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基等の炭素
数3〜6の環状アルケニル基;フッ素原子、塩素原子、
臭素原子等のハロゲン原子;ホルミル基;ヒドロキシル
基;カルボキシル基;ヒドロキシメチル基、ヒドロキシ
エチル基等の炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基;メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロ
ポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n
−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニ
ル基、sec−ブトキシカルボニル基、n−ペンチルオ
キシカルボニル基、n−ヘキシルオキシカルボニル基等
の炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基;ニトロ基;
シアノ基;アミノ基;メチルアミノ基、エチルアミノ
基、n−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、ジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−n−プロピルア
ミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基等の炭素数1〜10の
アルキルアミノ基;メトキシカルボニルメチル基、エト
キシカルボニルメチル基、n−プロポキシカルボニルメ
チル基、イソプロポキシカルボニルエチル基等の炭素数
3〜7のアルコキシカルボニルアルキル基;メチルチオ
基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、tert−ブ
チルチオ基、sec−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ
基、n−ヘキシルチオ基等の炭素数1〜6のアルキルチ
オ基;メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−
プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、n
−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル
基、sec−ブチルスルホニル基、n−ペンチルスルホ
ニル基、n−ヘキシルスルホニル基等の炭素数1〜6の
アルキルスルホニル基;置換基を有していてもよい炭素
数6〜16のアリール基;置換基を有していてもよい炭
素数7〜17のアリールカルボニル基;−CD43=C
(CN)D44(D43は水素原子またはメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基などの炭素数1から6のアルキル基
を表わし、D44はシアノ基またはメトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボ
ニル基、tert−ブトキシカルボニル基、sec−ブ
トキシカルボニル基、n−ペンチルカルボニル基、n−
ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数2〜7のアルコ
キシ基を表わす。);
【0010】
【化4】
【0011】D45〜D47はそれぞれ独立して水素原子、
ニトロ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭
素数1から6の直鎖または分岐のアルキル基;シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基等の炭素数3から6の環状のアルキル基、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、se
c−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシル
オキシ基等の炭素数1から6のアルコキシ基を表わ
す。);
【0012】
【化5】
【0013】D48〜D50はそれぞれ独立して水素原子、
ニトロ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基などの炭
素数1から6の直鎖または分岐のアルキル基;シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基等の炭素数3から6の環状のアルキル基、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、se
c−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシル
オキシ基等の炭素数1から6のアルコキシ基を表わし、
Lは−SCH2 −、−SO2 −を表わす。);トリフル
オロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオ
ロ−n−プロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基、
パーフルオロ−n−ブチル基、パーフルオロ−sec−
ブチル基、パーフルオロ−n−ペンチル基、パーフルオ
ロ−n−ヘキシル基等の炭素数1〜6のハロゲン化アル
キル基;トリフルオロメトキシ基、ペンタフルオロエト
キシ基、トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエト
キシ基、パーフルオロ−n−ブトキシ基、パーフルオロ
−tert−ブトキシ基、パーフルオロ−sec−ブト
キシ基、パーフルオロ−n−ペンチルオキシ基、パーフ
ルオロ−n−ヘキシルオキシ基等炭素数1から6のハロ
ゲン化アルコキシ基;トリフルオロメチルチオ基、トリ
フルオロエチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基、
ヘプタフルオロ−n−プロピルチオ基、ヘプタフルオロ
イソプロピルチオ基、パーフルオロ−n−ブチルチオ
基、パーフルオロ−t−ブチルチオ基、パーフルオロ−
sec−ブチルチオ基、パーフルオロ−n−ペンチルチ
オ基、パーフルオロ−n−ヘキシルチオ基等炭素数1か
ら6のハロゲン化アルキルチオ基等を表わす。)
【0014】環Eに対する置換基D1 〜D42として挙げ
たもののうち好ましい基は、環Eの構造によって多少異
なるが、水素、無置換のアルキル基、ハロゲン化アルキ
ル基、アルキルチオ基、無置換のアルコキシ基、ハロゲ
ン化アルコキシ基、アルケニル基、アルデヒド基、カル
ボキシル基、アルキルカルボニル基、アルコキシカルボ
ニル基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲン原子であ
る。
【0015】また、前記一般式(1)、(2)における
環Aは置換されていてもよい5〜8員環を表し、より好
ましくは5員環または6員環を表す。置換基としては、
特に制限はないが、以下にR1 として挙げるもの(但
し、炭素原子C1 と結合して環を形成するものを除く)
がいずれも使用できる。中でも無置換のアルキル基が特
に好ましい。R1 は水素原子、置換されてもよい直鎖ま
たは分岐のアルキル基、またはC1の炭素原子と結合し
て形成する6員環以外の環を表すが、置換されてもよい
直鎖または分岐のアルキル基を表す場合、R1 はメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、tert−ブチル基、sec−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−
オクチル基、n−デシル基、n−ドデシル基、n−オク
タデシル基等の炭素数1〜20の直鎖または分岐のアル
キル基、好ましくは炭素数1〜10の直鎖または分岐の
アルキル基、より好ましくは炭素数1〜6の直鎖または
分岐のアルキル基を表わす。
【0016】かかる炭素数1〜20の直鎖または分岐の
アルキル基はメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、tert−ブ
トキシ基、sec−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ
基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n
−オクチルオキシ基、n−デシルオキシ基等の炭素数1
〜10のアルコキシ基;メトキシメトキシ基、エトキシ
メトキシ基、プロポキシメトキシ基、メトキシエトキシ
基、エトキシエトキシ基、プロポキシエトキシ基、メト
キシプロポキシ基、エトキシプロポキシ基、メトキシブ
トキシ基、エトキシブトキシ基等の炭素数2〜12のア
ルコキシアルコキシ基;メトキシメトキシメトキシ基、
メトキシメトキシエトキシ基、メトエキシエトキシメト
キシ基、メトキシエトキシエトキシ基、エトキシメトキ
シメトキシ基、エトキシメトキシエトキシ基、エトキシ
エトキシメトキシ基、エトキシエトキシエトキシ基等の
炭素数3〜15のアルコキシアルコキシアルコキシ基;
アリルオキシ基;フェニル基、トリル基、キシリル基、
ナフチル基等の炭素数6〜12のアリール基;フェノキ
シ基、トリルオキシ基、キシリルオキシ基、ナフチルオ
キシ基等の炭素数6〜12のアリールオキシ基;シアノ
基;ニトロ基;ヒドロキシ基;テトラヒドロフリル基;
テトラヒドロフリル基;メチルスルホニルアミノ基、エ
チルスルホニルアミノ基、n−プロピルスルホニルアミ
ノ基、イソプロピルスルホニルアミノ基、n−ブチルス
ルホニルアミノ基、tert−ブチルスルホニルアミノ
基、sec−ブチルスルホニルアミノ基、n−ペンチル
スルホニル基アミノ、n−ヘキシルスルホニルアミノ基
等の炭素数1〜6のアルキルスルホニルアミノ基;フッ
素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン基;メトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシ
カルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
sec−ブトキシカルボニル基、n−ペンチルオキシカ
ルボニル基、n−ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素
数2〜7のアルコキシカルボニル基;メチルカルボニル
オキシ基、エチルカルボニルオキシ基、n−プロピルカ
ルボニルオキシ基、イソプロピルカルボニルオキシ基、
n−ブチルカルボニルオキシ基、tert−ブチルカル
ボニルオキシ基、sec−ブチルカルボニルオキシ基、
n−ペンチルカルボニルオキシ基;n−ヘキシルカルボ
ニルオキシ基等の炭素数2〜7のアルキルカルボニルオ
キシ基;メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボ
ニルオキシ基、n−プロポキシカルボニルオキシ基、イ
ソプロポキシカルボニルオキシ基、n−ブトキシカルボ
ニルオキシ基、tert−ブトキシカルボニルオキシ
基、sec−ブトキシカルボニルオキシ基、n−ペンチ
ルオキシカルボニルオキシ基、n−ヘキシルオキシカル
ボニルオキシ基等の炭素数2〜7のアルコキシカルボニ
ルオキシ基等で置換されていてもよい。これらR1 の中
で、特に好ましいのは、無置換のアルキル基、ハロゲン
原子またはアルケニル基で置換されたアルキル基であ
る。
【0017】またR1 がC1 の炭素原子と環を形成する
場合は6員環以外の環を表し、より好ましくは5員環、
7員環または8員環を表す。環Bは少なくともX1 及び
/又はX2 で置換されたベンゼン環であるが、その置換
基X1 、X2 としてはそれぞれ−NHSO2 Y(Yは少
なくとも2つのフッ素原子で置換されている直鎖または
分岐のアルキル基である)か、または、ハロゲン原子、
置換されていてもよい直鎖または分岐のアルキル基、置
換されていてもよい直鎖または分岐のアルコキシ基等が
挙げられる。置換されていてもよい直鎖または分岐のア
ルキル基としては、R1 として挙げたものがいずれも使
用できるが、中でも無置換のアルキル基またはハロゲン
化アルキル基が好ましい。また置換されていてもよい直
鎖または分岐のアルコキシ基としても、そのアルキル鎖
部分がR1 の「置換されていてもよい直鎖または分岐の
アルキル基」として挙げたもののいずれかであるアルコ
キシ基が使用できるが、中でも好ましいのは、無置換の
アルコキシ基およびハロゲン化アルコキシ基である。こ
れらは環Bにおいて、C1 で表される炭素原子に結合し
ていても、X1 またはX2 のいずれか一方のみが−NH
SO2 Y基であった場合の他方に相当しても、どちらで
もよい。なお、環Bは炭素原子C1 でも置換されていて
よく、その場合の置換基としては、X1 およびX2 とし
て上述した基がいずれも使用できる。
【0018】本発明では、X1 かX2 の少なくともいず
れか1つは−NHSO2 Yを表し、Yは少なくとも2つ
のフッ素原子で置換されている直鎖または分岐のアルキ
ル基である。Yは具体的にはトリフルオロメチル基、ペ
ンタフルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル基、
2,2,2−トリフルオロエチル基、3,3,3−トリ
フルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピル基、等が挙げられ、合計の炭素数が1〜6
のアルキル基がより好ましく、吸収スペクトル形状及び
耐光性、耐久性の点から−CH2 CF3 、−CF3 が特
に好ましい。一般式(1)または(2)で表されるアゾ
系化合物のうち、好ましい化合物の例としては下記のも
のが挙げられる。
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】
【化8】
【0022】
【化9】
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】
【化12】
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】
【0031】
【化18】
【0032】
【化19】
【0033】これらの中でも、R1 がC1 の炭素と結合
せず、水素原子または置換されていても良い直鎖または
分岐のアルキル基を表す場合が、特に好ましい。また、
前記環Eの具体例の中でも、より好ましいものは、
【0034】
【化20】
【0035】(式中、D1 〜D33は前出と同様)であ
る。一般式(1)または(2)で表される色素に対して
は、構造以外の制限は特にないが、今後ますます必要と
される、短波長のレーザー光による記録再生可能な光学
記録媒体への利用の点からは、色素単層膜について測定
した時に波長650nm以下に吸収極大を有する色素が
より好ましく、波長650〜500nmに吸収極大をも
つものであれば更に好ましい。
【0036】本発明において、アゾ系化合物とキレート
を形成する金属としては、錯体形成可能な各種の金属を
用いることができるが、吸収スペクトルの形状が良好で
あるという点から遷移金属、中でもNi、Co、または
Cuが好ましく、また各種溶媒への溶解度や耐光性、耐
久性の点から特にNiが好ましい。本発明の金属キレー
ト色素は、例えば一般式(1)で表されるアゾ系化合物
を、一般式(3)
【0037】
【化21】
【0038】で示されるアミノ化合物を公知の方法によ
りジアゾ化し、一般式(4)
【0039】
【化22】
【0040】で示されるカップリング成分と反応させる
ことにより合成し、メタノール、テトラヒドロフラン、
アセトンなどの有機溶媒中で金属化合物のメタノール溶
液や水溶液を加えることにより得られる。一般式(2)
で表されるアゾ系化合物の金属キレート色素の場合も同
様である。本発明の光学記録媒体は、少なくとも基板と
前記アゾ系化合物の金属キレート色素を含む記録層を有
するが、必要に応じて基板上に下引き層、金属反射層、
保護層等を設けても良い。好ましい層構成の一例として
は、基板上に記録層、金属反射層および保護層を設けた
高反射率の媒体が挙げられる。
【0041】以下、この構造の媒体を例に、本発明の光
学記録媒体について説明する。本発明の光学記録媒体に
おける基板の材質としては、基本的には記録光及び再生
光の波長で透明であればよい。例えば、ポリカーボネー
ト樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリメタクリル産メチル等
のアクリル樹脂、ポリスチレン系樹脂、エポキシ系樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリイミド系樹脂等
の高分子材料やガラス等の無機材料が利用されるが、高
生産性、コスト、耐吸湿性、などの点からポリカーボネ
ート樹脂が好ましい。
【0042】これらの基板材料は射出成形法等により円
盤状に基板に成形される。必要に応じて、基板表面に案
内溝やピットを形成することもある。このような案内溝
やピットは、基板の成形時に付与することが好ましい
が、基板の上に紫外線硬化樹脂層を用いて付与すること
もできる。案内溝がスパイラル状の場合、この溝ピッチ
が0.5〜1.2μm程度であることが好ましい。
【0043】基板上、または必要に応じ下引き層等を設
けた上に、本発明の金属キレート色素を含む記録層を形
成する。記録層の成膜方法としては、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、ドクターブレード法、キャスト法、スピ
ンコート法、浸漬法等一般に行われている薄膜形成法が
挙げられるが、量産性、コスト面からスピンコート法が
特に好ましい。スピンコート法による成膜の場合、回転
数は500〜5000rpmが好ましく、スピンコート
の後、場合によっては、加熱あるいは溶媒蒸気にあてる
等の処理を行っても良い。
【0044】ドクターブレード法、キャスト法、スピン
コート法、浸漬法等の塗布方法により記録層を形成する
場合の塗布溶媒としては、基板を侵さない溶媒であれば
よく、特に限定されない。例えば、ジアセトンアルコー
ル、3−ヒドロキシ−3−メチル−2−ブタノン等のケ
トンアルコール系溶媒、メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ等のセロソルブ系溶媒、n−ヘキサン、n−オク
タン等の鎖状炭化水素系溶媒、シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジメチルシク
ロヘキサン、n−ブチルシクロヘキサン、t−ブチルシ
クロヘキサン、シクロオクタン等の環状炭化水素系溶
媒、テトラフルオロプロパノール、オクタフルオロペン
タノール、ヘキサフルオロブタノール等のパーフルオロ
アルキルアルコール系溶媒、乳酸メチル、乳酸エチル、
イソ酪酸メチル等のヒドロキシカルボン酸エステル系溶
媒等が挙げられる。
【0045】記録層を成膜する際に、必要に応じて、前
記の色素に、クエンチャー、紫外線吸収剤、接着剤等の
添加剤を混合か、あるいは、そのような効果を有する置
換基として導入することも可能である。記録層の耐光性
や耐久性向上のために加える一重項酸素クエンチャーと
しては、アセチルアセトナート系、ビスジチオ−α−ジ
ケトン系やビスフェニルジチオール系などのビスジチオ
ール系、チオカテコール系、サリチルアルデヒドオキシ
ム系、チオビスフェノレート系等の金属錯体が好まし
い。またアミン系化合物も好適である。
【0046】また、記録特性などの改善のために、他の
色素を併用してもよい。併用可能な色素としては、本発
明の色素と同系統の、アゾ系色素またはアゾ系金属キレ
ート色素であっても、シアニン系色素、スクアリリウム
系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、
ポルフィリン系色素、テトラピラポルフィラジン系色
素、インドフェノール系色素、ピリリウム系色素、チオ
ピリリウム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニル
メタン系色素、キサンテン系色素、インダンスレン系色
素、インジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニ
ン系色素、ビスピロメテン系色素、チアジン系色素、ア
クリジン系色素、オキサジン系色素、インドアニリン系
色素など、他系統の色素でもよい。
【0047】色素の熱分解促進剤としては、例えば、金
属系アンチノッキング剤、メタロセン化合物、アセチル
アセトナト系金属錯体等の金属化合物が挙げられる。さ
らに、必要に応じて、バインダー、レベリング剤、消泡
剤等を併用することもできる。好ましいバインダーとし
ては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケトン系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ウレタン系樹脂、
ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリオレフ
ィン等が挙げられる。色素層の膜厚は、特に限定するも
のではないが、好ましくは50〜300nmである。色
素層の膜厚を50nmよりあまり薄くすると、熱拡散が
大きいため記録出来ないか、記録信号に歪みが発生する
上、信号振幅が小さくなる傾向がある。また、膜厚が3
00nmよりあまり厚い場合は反射率が低下し、再生信
号特性が悪化するおそれがある。
【0048】次に記録層の上に、好ましくは、厚さ50
〜300nmの反射層を形成する。反射層の材料として
は、再生光の波長で反射率の十分高いもの、例えば、A
u、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、T
a、Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にして用い
ることが可能である。この中でもAu、Al、Agは反
射率が高く反射層の材料として適している。これ以外で
も下記のものを含んでいてもよい。例えば、Mg、S
e、Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、C
o、Rh、Ir、Cu、Zn、Cd、Ga、In、S
i、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及
び半金属を挙げることができる。中でもAgを主成分と
しているものはコストが安い点、アゾ金属キレート系色
素と組み合わせた時に反射率が向上する傾向がある点、
更に後に述べる印刷受容層を設ける場合には地色が白く
美しいものが得られる点、等から、特に好ましい。ここ
で主成分とは含有率が50%以上のものをいう。金属以
外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率薄膜を交互に積み重
ねて多層膜を形成し、反射層として用いることも可能で
ある。
【0049】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真
空蒸着法等が挙げられる。また、基板の上や反射層の下
に反射率の向上、記録特性の改善、密着性の向上等のた
めに公知の無機系または有機系の中間層、接着層を設け
ることもできる。反射層の上に形成する保護層の材料と
しては、反射層を外力から保護するものであれば特に限
定しない。有機物質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂、電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げるこ
とができる。また、無機物質としては、SiO2 、Si
4 、MgF2 ,SnO2 等が挙げられる。熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液を
塗布し、乾燥することによって形成することができる。
UV硬化性樹脂は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解
して塗布液を調製した後にこの塗布液を塗布し、UV光
を照射して硬化させることによって形成することができ
る。UV硬化性樹脂としては、例えば、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレ
ートなどのアクリレート系樹脂を用いることができる。
これらの材料は単独であるいは混合して用いてもよい
し、1層だけでなく多層膜にして用いてもよい。
【0050】保護層の形成の方法としては、記録層と同
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、この中でも
スピンコート法が好ましい。保護層の膜厚は、一般には
0.1〜100μmの範囲であるが、本発明において
は、3〜30μmであり、好ましくは5〜20μmがよ
り好ましい。また、反射層面に基板を貼り合わせる、あ
るいは反射層面相互を内側とし対向させ光記録媒体2枚
を貼り合わせる等の手段を用いてもよい。基板鏡面側
に、表面保護やゴミ等の付着防止のために紫外線硬化樹
脂、無機系薄膜等を成膜してもよい。反射層上に受けた
保護層の上、又は反射層面に貼りあわせた基板の上等に
更に印刷受容層を形成することもできる。
【0051】上記のようにして得られた光学記録媒体へ
の記録は、基板の両面または片面に設けた記録層にレー
ザー光をあてることにより行う。レーザー光の照射され
た部分には、レーザー光エネルギーの吸収による分解、
発熱、溶融等の記録層の熱的変形が起こる。記録された
情報の再生は、レーザー光により熱的変形が起きている
部分と起きてない部分の反射率の差を読みとることによ
り行う。本発明の光記録媒体は、記録・再生に使用する
波長のレーザー光に対して、基板側から測定した反射率
が20%以上であることが好ましい。
【0052】記録・再生に使用するレーザーに特に限定
はないが、例えば、可視領域の広範囲で波長選択のでき
る色素レーザーや、波長633nmのヘリウムネオンレ
ーザー、最近開発されている波長680、650、63
5nm付近の高出力半導体レーザー、波長532nmの
高調波変換YAGレーザーなどが挙げられるが、軽量
性、取り扱いの容易さ、コンパクト性、コスト等の点で
は半導体レーザーが好適である。本発明では、これらか
ら選択される一波長または複数波長において高密度記録
及び再生が可能となる。
【0053】
【実施例】以下実施例によりこの発明を具体的に説明す
るが、かかる実施例はその要旨を越えない限り、本発明
を限定するものではない。尚、ε(分子吸光係数)は、
金属−原子に対して二原子のアゾ系化合物が配位したも
のとして算出した。 実施例1 (a)製造例
【0054】
【化23】
【0055】窒素気流下でトリフルオロメタンスルホン
酸無水物7.90gを攪拌しながら20℃以下に保ち、
これにUSP5543086号公報に記載の方法にて得
られた上記構造式(a)で示される化合物3.81gの
トルエン35ml溶液を滴下した。引き続き10〜15
℃で2時間攪拌した後、一晩放置した。10〜25℃で
反応溶液に水2mlを添加し1時間攪拌後、析出した固
体をろ別し、これをアセトンで溶解させ、水200ml
を加え酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、酢酸エチルを留去しn−ヘキサンを加えて析出さ
せた結晶をろ別した。乾燥して下記構造式(b)で示さ
れる褐色結晶5.37gを得た。
【0056】
【化24】
【0057】上記構造式(c)で示される2−アミノ−
5−tert−ブチル−1,3,4−チアジアゾール
0.39gを酢酸5ml、プロピオン酸3mlに溶解
し、0〜5℃で硫酸1mlを滴下し、0〜5℃で43%
ニトロシル硫酸0.89gを加えジアゾ化した。構造式
(b)で示される化合物0.97g、尿素0.1g、酢
酸ナトリウム1.0gをメタノール20mlに溶解させ
た溶液に、得られたジアゾ液を0〜5℃で滴下し、3時
間攪拌後、一晩放置した。析出した結晶をろ別し、乾燥
して下記構造式(d)で示される赤色結晶0.69gを
得た。
【0058】
【化25】
【0059】前記のようにして得られた構造式(d)で
示されるアゾ化合物0.60gをTHF40mlに溶解
し、室温で酢酸ニッケル四水和物0.18gのメタノー
ル3ml溶液を加えた後、室温で3時間攪拌し、水40
mlを加えた。析出した結晶をろ別し、これを水で洗浄
し、乾燥してニッケルキレート化合物0.29gを得
た。この化合物のλmax (クロロホルム中)は589n
m(ε=9.5×104)であった。
【0060】(b)記録媒体例 前記のようにして得られたニッケルキレート化合物をオ
クタフルオロペンタノールに溶解し、1.1wt%にし
た。これを50℃以下で30分間超音波分散した後、
0.2μmのフィルターでろ過し、その液を回転数80
0rpmで0.6mm厚のポリカーボネート基板にスピ
ンコートした。なお、この基板の溝幅は0.35μmで
あり、(トラックピッチ0.8μm)溝深さは140n
mである。次にこの塗布膜を80℃のオーブンで乾燥し
た後、塗布膜の上にスパッタリング法により膜厚100
nmのAg膜を成膜し、反射層を形成した。さらに、こ
の反射層の上に紫外線硬化樹脂を3μmスピンコート
し、これに紫外線を照射して硬化させ、記録媒体とし
た。さらにホットメルト接着剤をつけ、全く同様にして
得られた記録媒体同士を接着し、光ディスクとした。塗
布膜のλmax は601nmであった。記録層の膜厚は約
90nmであった。
【0061】(c)光記録法 635nmの半導体レーザー(NA=0.6)で、線速
2.6m/s、再生パワー0.7mWでCD−Rの4倍
速記録用のEFM信号を入力して記録したところ、記録
パワー5.0mW、1top反射率49%、変調度60
%の良好な記録特性が得られた。
【0062】実施例2 (a)製造例 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン13.99g、
炭酸カリウム14.52gをメタノール350mlに溶
解させ攪拌しながら45〜50℃に保ち、そこに硫酸ジ
メチル25.54gを滴下した。引き続き45〜50℃
で3時間攪拌した後、一晩放置した。この反応液にトル
エン350ml、水350mlを加えてトルエン抽出し
た。抽出したトルエン溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、トルエンを留去して褐色液体を得た。これをカラム
精製することにより下記構造式(e)で示される淡黄色
溶液12.9gを得た。
【0063】
【化26】
【0064】上記構造式(e)で示される化合物12.
9gを0〜5℃に冷却した濃硫酸230g中に0〜5℃
に保ちながら滴下し、続いて濃硫酸36g、濃硝酸9.
0gの混合液を0〜5℃に保ちながら滴下した。滴下終
了後、室温に戻して2時間攪拌した。その反応液を氷水
300mlに注入し、冷却しながら50%水酸化ナトリ
ウム水溶液を添加してpH9にし、1時間攪拌後、析出
した結晶をろ別し、乾燥して下記構造式(f)で示され
る赤色結晶12.4gを得た。
【0065】
【化27】
【0066】鉄粉31.4gをDMF−水(2:1)1
83mlに懸濁させ、攪拌しながら85〜90℃に加熱
し、そこに塩酸6.7ml、DMF−水(2:1)9
1.5mlを混合させた溶液を滴下した。続いて上記構
造式(f)で示される化合物12.0gのDMF溶液1
83mlを85〜95℃に保ちながら15分間で滴下し
た。80〜90℃で20分間攪拌し、その後放冷しなが
ら炭酸水素ナトリウム6.39gを添加して10分間攪
拌後、ろ過して鉄粉を除去し、そのろ液を氷水500m
lに注入しトルエン抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、トルエンを留去し下記構造式(g)で示される褐
色液体5.47gを得た。
【0067】
【化28】
【0068】窒素気流下でトリフルオロメタンスルホン
酸無水物9.31gを攪拌しながら20℃以下に保ち、
上記構造式(g)で示される化合物5.47gのトルエ
ン40ml溶液を滴下した。引き続き10〜15℃で4
時間攪拌した後、一晩放置した。10〜25℃で反応溶
液に水2mlを添加し1時間攪拌後、析出した固体をろ
別し、これを酢酸エチルで溶解させ、水150mlを加
え酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、酢酸エチルを留去して下記構造式(h)で示される
濃褐色液体6.87gを得た。
【0069】
【化29】
【0070】上記構造式(i)で示される2−アミノ−
5−メチル−1,3,4−チアジアゾール0.58gを
酢酸5ml、プロピオン酸3mlに溶解し、0〜5℃で
硫酸1mlを滴下し、0〜5℃で43%ニトロシル硫酸
1.78gを加えジアゾ化した。構造式(h)で示され
る化合物1.77g、尿素0.2g、酢酸ナトリウム
2.0gをメタノール20mlに溶解させた溶液に、得
られたジアゾ液を0〜5℃で滴下し、3時間攪拌後、一
晩放置した。析出した結晶をろ別し、乾燥して下記構造
式(j)で示される赤色結晶1.44gを得た。
【0071】
【化30】
【0072】前記のようにして得られた構造式(j)で
示されるアゾ化合物1.30gをTHF50mlに溶解
し、室温で酢酸ニッケル四水和物0.46gのメタノー
ル6ml溶液を加えた後、室温で3時間攪拌し、水50
mlを加えた。析出した結晶をろ別し、これを水で洗浄
し、乾燥してニッケルキレート化合物0.59gを得
た。この化合物のλmax (クロロホルム中)は591n
m(ε=9.9×104)であった。
【0073】(b)記録媒体例 前記のようにして得られたニッケルキレート化合物を実
施例1と同様の方法で光ディスクを作製した。塗布膜の
λmax は613nmであった。記録層の膜厚は約90n
mであった。
【0074】(c)光記録法 660nmの半導体レーザー(NA=0.6)で、線速
3.5m/s、再生パワー0.7mWでDVD−Rの
3.95GBの規格のベーシックストラテジーで記録し
たところ、記録パワー9.0mW、1top反射率49
%、変調度60%の良好な記録特性が得られた。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、金属とのキレート形成
に寄与する基であるX1 またはX2 がフッ素原子を2つ
以上含む特定の構造の金属キレート色素を使用すること
により、比較的短波長での記録に対して感度がよく、ま
た耐光性にも優れた光学記録媒体を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 516 B41M 5/26 Y (72)発明者 鈴木 夕起 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA22 EA25 EA33 EA39 EA43 FA01 FB42 5D029 HA05 JA01 JA04 JB04 JB21 JC01 WD10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)または(2)で示され
    るアゾ系化合物と金属との金属キレート色素。 【化1】 (式中、環Eはそれぞれ結合している炭素原子及び窒素
    原子と一緒になって形成する複素環を表し、環Aは5〜
    8員環を表し、環Bは少なくともX1 及び/又はX2
    置換されたベンゼン環を表す。環Eおよび環Aは置換さ
    れていてもよい。C1 は炭素原子を表わし、R1 は水素
    原子、置換されていてもよい直鎖または分岐のアルキル
    基、またはC1 の炭素原子と結合して形成する、6員環
    以外の環を表す。X1 かX2 の少なくともいずれか一方
    がNHSO2 Y基を表し、Yは少なくとも2つのフッ素
    原子で置換されている直鎖または分岐のアルキル基を表
    す。)
  2. 【請求項2】 環Aは5〜8員環を表し、R1 は置換さ
    れても良い炭素数1〜6の直鎖または分岐のアルキル基
    である請求項1の金属キレート色素。
  3. 【請求項3】 金属がNi、Co、またはCuである、
    請求項1又は2に記載の金属キレート色素。
  4. 【請求項4】 透明基板上に光ビームによる情報の書き
    込み及び/または読みとりが可能な記録層が設けられた
    光学記録媒体において、記録層に請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の金属キレート色素を含有することを特徴
    とする光学記録媒体。
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