JP2000307892A - デジタルpll - Google Patents
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- JP2000307892A JP2000307892A JP11118287A JP11828799A JP2000307892A JP 2000307892 A JP2000307892 A JP 2000307892A JP 11118287 A JP11118287 A JP 11118287A JP 11828799 A JP11828799 A JP 11828799A JP 2000307892 A JP2000307892 A JP 2000307892A
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- Japan
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- phase
- synchronization
- pulse
- counter
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- Granted
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronizing For Television (AREA)
Abstract
の揺らぎの影響を低減することが可能なデジタルPLL
を提供すること。 【解決手段】 シーケンシャルフィルタ32を用いたデ
ジタルPLLにおいて、シーケンシャルフィルタ32
は、同期パルスSypを計数し、第1のカウンタ及び第
2のカウンタの計数値N或はM、またはN及びMが走査
線数の整数分の1になった時点で位相比較器31の検出
信号に応じてデジタルVCO33に対して制御信号を出
力することでフレーム毎に常に同じ走査線数の位置で同
期が掛かるように構成した。
Description
(以下TV受像機と記す)の水平同期信号の同期に用い
られるデジタルPLLに関する。
て処理するTV受像機において、水平同期信号に同期し
た同期パルスを生成する同期パルス生成回路は、一般的
にアナログ型のPLL回路で構成されている。図5は、
テレビジョン信号の処理回路を示す要部構成図である。
映像信号処理回路10の映像入力端子11に入力された
映像信号は、A/D変換器12でデジタル信号に変換さ
れ、Y/C分離回路13及び同期分離回路14に供給さ
れる。Y/C分離回路13は、例えばフレームくし型フ
ィルタ等を用いて3次元的にフィルタ処理を行い、輝度
(Y)信号と色(C)信号とに分離して出力する。
号とQ信号に分離して出力する。信号処理回路16は、
上記Y信号とI信号及びQ信号を用いて後述するPLL
回路17から供給される水平同期信号に同期した色副搬
送波により同期検波され、RGB信号に変換されて出力
される。
から例えば水平同期信号を分離し、PLL回路17に供
給する。かかるPLL回路17は、位相比較器20、L
PF21、VCO18及び分周器19により構成され、
例えば色搬送波の周波数で発振するVCO18の発振周
波数は、映像信号処理回路10に供給すると共に、水平
同期信号の周波数まで分周器19で分周し、位相比較器
20に帰還し、入力される水平同期信号と位相の比較を
行い、位相差に応じて出力される信号(電圧)をLPF
21に入力して直流成分として、VCO18に印加して
発振周波数を電圧制御し、水平同期信号と位相の一致し
た同期パルスを出力する。かかる同期パルスは、図示せ
ぬ表示装置の水平同期信号の同期や水平走査信号を生成
するのに用いられる。
た場合、走行中にビル等で電波が遮られて急激に弱電界
なることでテレビジョン信号が無くなる場合がある。こ
のような場合は、水平同期信号に同期しているPLL回
路17が外れて画面に乱れが生じると共に、弱電界の場
合は同期パルスにジッタが生じ、画面の揺らぎとして現
れるので、車載用のTV受像機は家庭用のTV受像機に
比して広範囲に変化する水平同期信号に対して、安定し
て同期が掛けられる同期パルスが要求される。
水平同期信号の周波数の可変範囲と同じ可変幅を有する
VCO18を使用しないと良好な同期が得られない。し
かしながら、上記可変幅を有するVCO18と、広範囲
の同期範囲を有する回路を構成することは極めて困難で
ある。また、PLL回路17は、供給される水平同期信
号の位相の変化に応じて無条件に位相比較器20から位
相差信号が出力されるため、車の移動に伴う電波障害や
振動等によるTV受像機の検波出力に変動があると、変
動にその都度応答するので安定するまでに時間がかか
る。また、PLL回路17で生成された同期パルスは、
水平走査信号を生成しているので常に画面の不特定な位
置で同期が掛かかり、フレーム毎に同期位置が異なり、
画面が揺れるという問題があった。
鑑みなされたものであり、その目的は、各フィールド或
はフレームにおいて、常に同じ走査線で同期が掛かり、
フレーム間での画面の揺らぎの影響を低減することが可
能なデジタルPLLを提供することである。
るデジタルPLLは、入力テレビジョン信号の同期信号
より得られる入力パルス信号の位相と同期パルスの位相
とを比較し、入力パルス信号と同期パルス間の位相差に
応じた検出信号を出力する位相比較器と、同期パルスを
計数し、所定の計数値が得られたとき検出信号に応じて
制御信号を出力するシーケンシャルフィルタと、シーケ
ンシャルフィルタが出力する制御信号に基づき周波数を
可変するデジタルVCOと、デジタルVCOの周波数を
分周し、該分周出力を同期パルスとして位相比較器に出
力する分周器を備えるデジタルPLLにおいて、デジタ
ルPLLにおける位相制御動作を入力テレビジョン信号
の1フィールドあるいは1フレームを構成する走査線数
の整数分の1ごとに行うようにしたことを特徴とする。
PLLは、請求項1記載のデジタルPLLであって、所
定の計数値を入力テレビジョン信号の1フィールドある
いは1フレームを構成する走査線数の整数分の1に設定
したことを特徴とする。
PLLは、請求項1記載のデジタルPLLであって、シ
ーケンシャルフィルタは、同期パルスをN計数する第1
のカウンタと、M計数する第2のカウンタを有し、Nあ
るいはMまたはN及びMの値を走査線数の整数分の1と
したことを特徴とする。
号の位相と同期パルスの位相とを比較して入力パルス信
号と同期パルス間の位相差に応じた検出信号を出力する
位相比較器と、同期パルスをN計数する第1のカウンタ
と、M計数する第2のカウンタを有し、同期パルスを計
数し、所定の計数値が得られたとき検出信号に応じて制
御信号を出力するシーケンシャルフィルタと、シーケン
シャルフィルタが出力する制御信号に基づき周波数を可
変するデジタルVCOと、デジタルVCOの周波数を分
周し、位相比較器に同期パルスとして出力する分周器と
で構成されるデジタルPLLにおいて、シーケンシャル
フィルタは、同期パルスを計数し、第1のカウンタ及び
第2のカウンタの計数値N或はMまたはN及びMが走査
線数の整数分の1になった時点で位相比較器の検出信号
に応じてデジタルVCOに対して制御信号を出力するよ
うに構成することにより、各フィールド或はフレームに
おいて、毎に常に同じ走査線でデジタルPLLの位相制
御が掛かる。
デジタルPLLを用いた液晶TV受像機の信号処理回路
を示す要部構成図である。図を参照して信号処理回路の
構成及び動作を以下に説明する。尚、従来例と同一の部
分は同一の符号を付して示してある。
より入力された映像信号は、A/D変換器12によりデ
ジタル信号に変換され、Y/C分離回路13及び同期分
離回路14に入力される。Y/C分離回路13は、映像
信号に含まれる輝度(Y)信号と色(C)信号を分離し
て出力する。色復調回路15は、C信号を復調し、I信
号とQ信号を分離して出力する。信号処理回路16は、
上記Y信号とI信号及びQ信号をデジタルPLL30か
ら供給される水平同期信号Finに同期した色副搬送波
Cscの周波数を用いて同期検波することによりRGB
信号を出力し、後述する信号電極駆動回路35に供給す
る。
から垂直同期信号及び水平同期信号を分離して出力し、
垂直同期信号は後述する信号電極駆動回路35に供給
し、水平同期信号はデジタルPLL30に供給する。か
かるデジタルPLL30は、位相比較器31とシーケン
シャルフイルタ32とデジタルVCO33と固定分周数
の分周器34とで構成している。
水平同期信号Finの位相φinを分周器34の出力信
号(以下、同期パルスSypと記す。)の位相φout
と比較して、両者の位相差に応じた検出信号を出力する
回路である。即ち、位相比較器31は、水平同期信号F
inの位相φinが同期パルスSypの位相φoutよ
り大きい(進み)場合には“H”を出力し、水平同期信
号Finの位相φinが同期パルスSypの位相φou
tより小さい(遅れ)場合には“L”を出力し、後段の
シーケンシャルフィルタ32に供給する。
カウンタとMカウンタとで構成されるN-before-Mと呼ば
れるフィルタであり、後述する分周器34から供給され
る水平同期信号Finに同期した同期パルスSypのパ
ルス数を計数し、Nカウンタ或はMカウンタが所定の計
数値を計数すると、位相比較器31が“H”を出力して
いる時は制御信号としてのボロー(BO)信号を出力
し、位相比較器31が“L”を出力している時は制御信
号としてのキャリー(CA)信号を出力し、後段のデジ
タルVCO33に供給する。尚、シーケンシャルフィル
タ32の詳細な動作説明は後述する。
の周波数の整数倍(例えば6倍)で発振する基準発振器
の周波数を分周するため、例えば5進カウンタ、6進カ
ウンタ、7進カウンタ等の3つのカウンタを切り替える
ように構成され、シーケンシャルフィルタ32からイン
クリメント端子INCRへキャリー信号が入力され、デ
クリメント端子DECRにボロー信号が入力されない時
は、5進カウンタとして動作させる。また、インクリメ
ント端子INCRへキャリー信号が入力されない状態
で、デクリメント端子DECRにボロー信号が入力た時
は、7進カウンタとして動作させる。そして、インクリ
メント端子INCRにキャリー信号が、デクリメント端
子DECRにボロー信号が共に入力されない状態の時
は、6進カウンタとして動作するようにしている。
シャルフィルタ32からキャリー信号もボロー信号も供
給されない時は6進カウンタとして動作し、基準発振器
の周波数を6分周して色副搬送波Cscの周波数を出力
する。デジタルVCO33から出力される色副搬送波C
scの周波数は、分周器34に供給される。分周器34
は、デジタルVCO33から供給される色副搬送波Cs
cの周波数を水平同期信号Finの周波数まで分周した
後、同期パルスSypとして位相比較器31に供給す
る。位相比較器31は、入力される水平同期信号Fin
の位相φinと同期パルスSypの位相φoutが同一
であり、位相差信号を出力しない同期状態にある。
入力された時は、位相比較器31は“L”を出力するの
で、シーケンシャルフィルタ32からキャリー信号が出
力される。デジタルVCO33は、シーケンシャルフィ
ルタ32からキャリー信号がインクリメント端子INC
Rに供給されると5進カウンタとして動作し、基準発振
器の周波数を5分周した周波数を出力し、分周器34に
供給する。分周器34は、デジタルVCO33から供給
される周波数を分周した後、位相比較器31へ周波数を
高めた同期パルスSypとして供給する。
入力された時は、位相比較器31は“H”を出力するの
で、シーケンシャルフィルタ32からボロー信号が出力
される。デジタルVCO33は、シーケンシャルフィル
タ32からボロー信号がデクリメント端子DECRへ入
力されると7進カウンタとして動作し、基準発振器の周
波数を7分周した周波数を出力し、分周器34に供給す
る。分周器34は、デジタルVCO33から供給される
周波数を分周した後、位相比較器31へ周波数を低めた
同期パルスSypとして供給する。
期信号Finの位相φinと同期パルスSypの位相φ
outを比較し、両者の位相差に応じた信号を出力す
る。従って、デジタルPLL30は、水平同期信号Fi
nの位相φinと同期パルスSypの位相φoutを一
致させるように追従し、その後水平同期信号Finの位
相φinと同期パルスSypの位相φoutが一致した
状態(同期)で安定する。デジタルPLL30は、水平
同期信号Finに同期した色副搬送波Cscの周波数を
映像信号処理回路10に供給し、RGB信号の復調等に
用いると共に、水平同期信号Finに同期した同期パル
スSypを後述する液晶パネル37を駆動するための信
号電極駆動回路35及び走査電極駆動回路36に供給
し、駆動信号の極性反転や水平走査パルスの生成に用い
られる。
路16から供給されるRGB信号を画素パルスに変換
し、液晶パネル37の信号電極に供給する回路であり、
後述する液晶パネル37を構成するTFT等に供給する
複数の制御電圧を重畳して出力すると共に、供給される
同期パルスSypに基づき液晶パネル37を1走査期間
毎に反転して交流駆動するためのタイミングパルスが生
成される。また、走査電極駆動回路36は、液晶パネル
37の走査電極を駆動する回路であり、供給される同期
パルスSypに同期した水平走査パルス(走査線電圧)
が生成される。また、液晶パネル37は、図示しない平
行配置された多数の走査電極と、各走査電極に直交する
平行配置の多数の信号電極と、各走査電極及び各信号電
極の交点にそれぞれ配置されたTFT及び液晶セルとに
よって構成されており、それぞれのTFT及び液晶セル
からなる回路部分は1画素を形成している。
と動作を図2及び3を用いて以下に説明する。図2に示
すように、シーケンシャルフィルタ32は、1つの反転
アンプ32aと、例えば2つのAND回路(D−FFで
構成しても良い)32b、32cと、2つのOR回路3
2d、32hと、第1のカウンタであるN計数する2つ
のNカウンタ32e、32gと、第2のカウンタである
M計数するMカウンタ32fとで構成している。
された場合には、AND回路32bは、一方の入力端子
が“H”なので、他方の入力端子に供給される同期パル
スSypにより論理積が形成され、同期パルスSypを
出力してNカウンタ32eに供給する。Nカウンタ32
eは、AND回路32bから供給される同期パルスSy
pを計数し、予め設定された計数値(N)を計数すると
ボロー信号を出力すると共に、Nカウンタ32eの出力
に設けられたOR回路32hを介して2つのNカウンタ
32e、32g及びMカウンタ32fの計数値をリセッ
トする。
れた場合には、AND回路32bは論理積が形成しない
ので同期パルスSypは出力されないが、位相比較器3
1からの入力電圧が反転アンプ32aで反転されてAN
D回路32cの一方の入力端子に供給されるので、AN
D回路32cは同期パルスSypにより論理積が形成さ
れて、同期パルスSypを出力してNカウンタ32gに
供給する。Nカウンタ32eは、AND回路32cから
供給される同期パルスSypを計数し、上記N値を計数
するとキャリー信号を出力すると共に、Nカウンタ32
gの出力に設けられたOR回路32hを介して2つのN
カウンタ32e、32g及びMカウンタ32fの計数値
をリセットする。
出力側に設けられたOR回路32dは、2つのAND回
路32b、32cから出力される同期パルスSypの論
理和をMカウンタ32fに供給する。Mカウンタ32f
は、OR回路32dから出力される同期パルスSypを
計数し、予め設定された計数値(M)を計数すると、リ
セットパルスを出力する。かかるリセットパルスは、M
カウンタ32fの出力に設けられたOR回路32hを介
して2つのNカウンタ32e、32g及びMカウンタ3
2fの計数値をリセットする。
e、32gは、位相比較器31の入力信号に応じて同期
パルスSypを単独で計数するのに対して、Mカウンタ
32fは2つのAND回路32b、32cが出力する同
期パルスSypの論理和を計数するようにしている。例
えば、Nカウンタ32e、32gの計数値(N)とMカ
ウンタの計数値(M)を同一(N=M=2)に設定す
る。そして、2つのNカウンタ32e、32gが交互に
1回計数したような場合は、N=1であるがMカウンタ
32fの計数値は、M=2となるので、OR回路32h
により全てのカウンタをリセットするようにしている。
具体的には図3を用いて説明する。
作説明図である。尚、シーケンシャルフィルタ32の計
数値を例えばN=M=2とした時の例で以下に説明す
る。図中(a)は水平同期信号Finを、(b)は分周
器34の出力である同期パルスSypを、(c)は位相
比較器31の出力を示している。尚、図3(a)の図中
(イ)は水平同期信号の位相が分周器出力の位相より遅
れた場合を、(ロ)は分周器出力の位相が水平同期信号
の位相より遅れた場合を、(ハ)は水平同期信号の位相
と分周器出力の位相が交互に変化する場合を夫々示して
いる。また、図3(b)の図中の数字はNカウンタの計
数値を示した。
ルスSypの位相より遅れている場合(図中(イ)に示
す(a)と(b)の関係)、位相比較器31は“L”を
出力している。シーケンシャルフィルタ32は、位相比
較器31から“L”が供給されるとシーケンシャルフィ
ルタ32のAND回路32bはOFFとなり、反転アン
プ32a側のAND回路32cはONとなって同期パル
スSypをNレジスタ32gに供給する。Nレジスタ3
2gは、同期パルスSypを計数し、計数値がN=2と
なると図3(d)に示すようにキャリー信号を出力し、
その後OR回路32hを介して全てのレジスタをリセッ
トする。
ィルタ32からキャリー(CA)信号が出力されると、
上述したように5進カウンタを動作させ、位相比較器3
1へ周波数を高めた同期パルスSypとして供給する。
すると、位相比較器31は、水平同期信号Finの位相
φinが同期パルスSypの位相φoutより進んでい
る(図中(ロ)の(a)と(b)の関係)ので“H”を
出力する。シーケンシャルフィルタ32は、位相比較器
31から“H”が供給されるとAND回路32bにより
同期パルスSypをNレジスタ32eに供給する。Nレ
ジスタ32eは、同期パルスSypを計数し、計数値が
N=2となると図3(e)に示すようにボロー(BO)
信号を出力し、その後OR回路32hを介して全てのレ
ジスタをリセットする。
32eが1回計数し、続いてNカウンタ32gが1回計
数した場合は、2つのカウンタ32e、32gの計数値
が共にN=1であるが、Mカウンタ32fの計数値はM
=2となっている。このような場合は、水平同期信号F
inと同期パルスSypとの位相差が上下する状態、即
ち水平同期信号Finと同期パルスSypの位相差が極
めて近い状態にある場合(図中(ハ)の(a)と(b)
の関係)なので、シーケンシャルフィルタ32は、キャ
リー信号もボロー信号も出力しないようにしている。そ
して、Mカウンタ32fは所定の計数値(M=2)を計
数しているので、OR回路32hを介して2つのカウン
タ32e、32gとMカウンタ32fの計数値を共にリ
セットされる。従って、デジタルVCO33は、何ら制
御されない。
ルタ32を構成する2つのNカウンタ32e、32gと
Mカウンタ32fは、同期パルスSypを所定の計数値
を計数しないとデジタルVCO33に対して制御信号を
出力しない。換言すれば、一旦全てのカウンタがリセッ
トされた後、2つのNカウンタ32e、32gの何れか
一方が所定の計数値を計数しないと、デジタルVCO3
3に対して制御信号が供給されない。従って、デジタル
PLL30は、水平同期信号Finに同期した同期パル
スSypと色副搬送波Cscの周波数を継続して出力す
る。
デジタルPLLは、シーケンシャルフィルタ32の2つ
のNカウンタ32e、32gの計数値(N)と、Mカウ
ンタ32fの計数値(M)を共にテレビジョン信号の走
査線数の整数分の1に設定している。TV受像機がNT
SC方式の場合は、走査線の数は1画面(1フィール
ド)で262.5本、2画面(1フレーム)で525本
である。図4は、インターレス走査方式の画面の走査線
を示したものであり、図中の数字は、走査線数を示し、
実線は1フィールド目の走査線を、点線は2フィールド
目走査線を示している。
て1、3、5、7、15を選定すると、例えば525本
の1/7に相当する計数値は、N=M=75となるの
で、図4(a)に示すように、1フィールドは走査線数
が75本目、150本目、225本目となり、2フィー
ルドは走査線数が300本目、375本目、450本目
そして525本目が上記計数値を満足する。従って、デ
ジタルPLL30は、上記の走査線数の時だけ入力され
る水平同期信号Finの変動に対して動作する。また、
同様に525本の1/5に相当する計数値(N=M=1
05)の場合を図4(b)に示し。525本の1/3に
相当する計数値(N=M=175)の場合を図4(c)
に示した。
るデジタルPLLは、TV受像機の画面を成形する水平
走査パルスを同期パルスSypに基づいて生成すると共
に、走査線数を計数し、所定の計数値を計数した時だ
け、水平同期信号Finに対する制御を行うようにして
いる。
ーケンシャルフィルタのカウンタの計数値を走査線数の
整数分の1に設定し、計数値に達した時だけ同期パルス
Sypを制御するようにしたので、例えば車が走行中に
ビル等の陰で電波が遮られて急激に弱電界になった場合
においてもデジタルPLL30から色副搬送波Cscの
周波数が映像信号処理回路10に供給されると共に、同
期パルスSypが信号電極駆動回路35及び走査電極駆
動回路36に供給されるので、画面の乱れや雑音を低減
することができる。また、常に同じ走査線数でデジタル
PLLの制御が行われるので、各フィールド或はフレー
ムにおいて、フレーム間での画面の揺らぎの影響を低減
することが可能となる。
機の信号処理回路を示す要部構成図。
ャルフィルタの回路構成図。
ャルフィルタの動作説明図。
V受像機の信号処理回路を示す要部構成図。
Claims (3)
- 【請求項1】 入力テレビジョン信号の同期信号より得
られる入力パルス信号の位相と同期パルスの位相とを比
較し、前記入力パルス信号と同期パルス間の位相差に応
じた検出信号を出力する位相比較器と、 前記同期パルスを計数し、所定の計数値が得られたとき
前記検出信号に応じて制御信号を出力するシーケンシャ
ルフィルタと、 前記シーケンシャルフィルタが出力する前記制御信号に
基づき周波数を可変するデジタルVCOと、 前記デジタルVCOの周波数を分周し、該分周出力を前
記同期パルスとして位相比較器に出力する分周器を備え
るデジタルPLLにおいて、 前記デジタルPLLにおける位相制御動作を入力テレビ
ジョン信号の1フィールドあるいは1フレームを構成す
る走査線数の整数分の1ごとに行うようにしたことを特
徴とするデジタルPLL。 - 【請求項2】 前記所定の計数値を入力テレビジョン信
号の1フィールドあるいは1フレームを構成する走査線
数の整数分の1に設定したことを特徴とする請求項1記
載のデジタルPLL。 - 【請求項3】 前記シーケンシャルフィルタは、前記同
期パルスをN計数する第1のカウンタと、M計数する第
2のカウンタを有し、NあるいはMまたはN及びMの値
を走査線数の整数分の1としたことを特徴とする請求項
1記載のデジタルPLL。
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