JP2000307099A - 電荷転送装置およびその製造方法 - Google Patents

電荷転送装置およびその製造方法

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JP2000307099A
JP2000307099A JP11111719A JP11171999A JP2000307099A JP 2000307099 A JP2000307099 A JP 2000307099A JP 11111719 A JP11111719 A JP 11111719A JP 11171999 A JP11171999 A JP 11171999A JP 2000307099 A JP2000307099 A JP 2000307099A
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charge transfer
film
charge
silicon oxide
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Masayuki Furumiya
正之 冨留宮
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製造中デバイスが帯電した場合、ゲート絶縁膜
を構成するONO膜中に電荷がトラップされ、出力電極
やリセット電極のしきい値の変動が生じることなく、浮
遊拡散層からなる検出容量が低減し、検出感度が向上す
る固体撮像装置を提供する。 【解決手段】電荷転送装置の出力電極11とリセット電
極12のゲート絶縁膜17をSiO膜19−1〜4で
形成する。製造中に装置が帯電した場合でも前記両電極
のゲート絶縁膜への電荷注入を防止できるため、両電極
のしきい値の変動やばらつきが抑制され、均一な特性を
もつ装置である。さらにこの部分のSiO膜を厚くす
ることで、浮遊拡散層からなる容量と出力電極、または
浮遊拡散層からなる容量とリセット電極の寄生容量を低
減する。浮遊拡散層からなる検出容量が低減されるの
で、電荷転送装置の信号電荷検出部の電荷電圧変換効
率、検出感度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電荷転送装置に係わ
り、特に信号電荷検出部の検出容量を低減し、検出感度
の向上改良を図った電荷転送装置に関する。さらに、出
力電極とリセット電極のしきい値のばらつきを抑制し、
安定した特性を有する信号電荷検出部を提供する。
【0002】
【従来の技術】入射光や電気信号等の情報を電荷の形で
蓄積、転送し、これを電圧信号として取り出す電荷転送
装置は、固体撮像装置等の用途に広く使われる。固体撮
像装置は、光を電気信号(信号電荷)に変換する光電変
換部、変換された信号電荷を転送する電荷転送部、およ
び電荷転送部により転送された信号電荷を検出する信号
電荷検出部(信号出力部)からなり、電荷転送部として
電荷結合素子(Charge Coupled Device :CCDと略
記)が用いられている。信号電荷を検出するには、一般
にフローティングディフュージョン型の信号電荷検出器
が使用されている。
【0003】図13は、インターライン転送方式のCC
D型固体撮像装置の平面構成図である。この撮像装置
は、撮像領域1、水平CCD2、出力アンプ3からな
る。撮像領域1には、光を信号電荷に光電変換し、信号
電荷を蓄積するフォトダイオード(光電変換素子)4が
2次元マトリックス状に複数個配置されている。さら
に、各フォトダイオード列の隣には垂直方向に信号電荷
を転送する垂直CCD5が設けられている。フォトダイ
オード4と垂直CCD5との間には、各フォトダイオー
ド4から垂直CCD5に信号電荷を読み出す読み出し部
6が設けられている。撮像領域1内の上記以外の部分は
素子分離領域7である。
【0004】次に、この撮像装置の動作を説明する。一
定時間フォトダイオード4で光電変換され蓄積された信
号電荷は、読み出し部6を通って垂直CCD5に読み出
される。垂直CCD5に読み出された信号電荷は、1列
づつ水平CCD2に向かって垂直方向に転送される。水
平CCD2まで転送された信号電荷は、水平CCD2を
水平方向に転送され、出力アンプ3で出力電圧として検
出される。
【0005】図14は、出力アンプ3周辺の平面構造で
あり、図13の信号電荷検出部Aの拡大図である。水平
CCD2の転送チャネル上には、電荷転送電極10が設
けられている。水平CCD2の最終端と浮遊拡散層8の
間には、出力電極(Output Gate :OG)11が設けら
れている。また、浮遊拡散層8とリセットドレイン9の
間には、リセット電極(φR)12が設けられている。
浮遊拡散層8にはコンタクトがとられ、N+層引き出し
配線13が形成されている。
【0006】図15は、従来の電荷転送装置における信
号電荷検出部A周辺の断面構造である。この断面は、水
平CCD2から浮遊拡散層8、リセットドレイン9へか
けての、電荷転送方向の断面模式図であり、図14のX
−X’断面である。水平CCD2は、N型基板14上の
P型ウェル15に形成された電荷転送チャネルとなるN
型埋め込みチャネル16上に形成されており、ゲート絶
縁膜17を介して形成されたポリシリコン膜等からなる
電荷転送電極10−1、10−2、10−3、10−4
を有している。ゲート絶縁膜17は、窒化シリコン膜
(Si3N4)18の両面に酸化シリコン膜(SiO
2)19−1、19−2を形成した多層膜(ONO膜)
から構成されている。
【0007】水平CCD2のチャネル領域は、第1の水
平電荷転送電極10−1、10−3と第2の水平電荷転
送電極10−2、10−4とで被われている。一般にこ
れらの電極は2層のポリシリコン膜にて構成されてお
り、第1の水平電荷転送電極であるストレージ電極10
−1、10−3と第2の水平電荷転送電極であるバリア
電極10−2、10−4が交互に形成されている。スト
レージ電極10−1と、バリア電極10−2とは同一の
パルス信号が印加され、ストレージ電極10−3と、バ
リア電極10−4とは同一のパルス信号が印加される。
バリア電極下のN型不純物層20は、ストレージ電極下
のN型不純物層16よりも濃度が低くなっているため、
ストレージ電極とバリア電極に同一のパルス信号が印加
されてもチャネル領域では電位ポテンシャルに差が生じ
る。これによって電荷の転送に方向性を持たせている。
【0008】水平CCDの最終端には、出力電極(Outp
ut Gate :OG)11を介して浮遊拡散層8からなる検
出容量21が形成されている。CCDの転送チャネルを
転送されてきた信号電荷は、最終の水平電荷転送電極1
0−1下、出力ゲート11下を通って浮遊拡散層8の電
位を変動させる。この電位変化は、N+層引き出し配線
13を通して出力アンプ3へと伝達され、信号電位の変
化として検出される。検出容量21に蓄積された信号電
荷を取り出すために、高濃度N型不純物層22が形成さ
れている。N+層引き出し配線13のコンタクトは高濃
度N型不純物層22からとられている。信号電荷検出
後、リセット電極(φR)12にプラス電位を与え、リ
セットドレイン9に信号電荷を排出して、検出容量21
の電位をリセットする。
【0009】なお、2次元CCDイメージセンサの場合
は、図示しない他の領域に、フォトダイオードや垂直C
CDが形成されて、固体撮像装置を形づくっている。
【0010】図16乃至図21に、従来の水平CCD2
と信号電荷検出部Aの製造方法の工程図を示す。図16
乃至図21は図15と同じ断面の工程図で、右側が水平
CCD2で、左側が信号電荷検出部Aである。
【0011】図16において、N型基板14上にP型ウ
ェル15を形成し、水平CCD2、信号電荷検出部Aお
よび図示しない垂直CCDとなるべき部分にはN型埋め
込みチャネル16を形成する。次に、N型埋め込みチャ
ネル16上に、ゲート絶縁膜17を形成する。ゲート絶
縁膜17は第1の酸化シリコン膜(SiO2)19−
1、窒化シリコン膜(Si3N4)18、第2の酸化シ
リコン膜(SiO2)19−2からなる、ONO膜であ
る。このゲート絶縁膜17を介して、ポリシリコン膜を
形成したのち、フォトリソグラフィ法によりパターニン
グおよびエッチングを行ない、ストレージ電極10−
1、10−3を形成する。
【0012】次に、図17において、いったんストレー
ジ電極10−1、10−3以外の部分の、ONO膜の上
層の酸化シリコン膜19−2をエッチング後、熱酸化に
より再び酸化シリコン膜19−2を形成することによ
り、ストレージ電極10−1、10−3の上部および側
面に酸化シリコン膜を形成する。
【0013】このとき、水平転送電極下のゲート絶縁膜
17を一層の酸化シリコン膜で形成すると、ストレージ
電極下の酸化シリコン膜厚は変化しないが、バリア電極
の形成予定領域の酸化シリコン膜が露出しており、両者
の厚さに差が生じる可能性がある。しかし、ここでは酸
化シリコン膜19−2下に窒化シリコン膜18を形成す
ることにより、バリア電極の形成予定領域の酸化シリコ
ン膜厚の増加を抑えている。この結果、ストレージ電極
下とバリア電極下の酸化シリコン膜厚差が問題になるこ
とはない。
【0014】図18において、最終の水平電荷転送電極
10−1を境にして、出力電極11、浮遊拡散層8、リ
セット電極12が形成される部分に、フォトレジスト2
3をパターニング形成する。その後、水平電荷転送電極
10−1、10−3に関して自己整合的にボロンイオン
注入をおこなうことにより、バリア電極が形成される予
定の領域のN型埋め込みチャネル20の濃度を低くす
る。
【0015】図19において、フォトレジスト膜23を
除去する。
【0016】図20において、第2層目のポリシリコン
膜を形成したのち、フォトリソグラフィ法によりパター
ニングおよびエッチングを行ない、バリア電極10−
2、10−4、出力電極11、リセット電極12を形成
する。
【0017】図21において、高濃度N型不純物層22
と、リセットドレイン9を形成する。浮遊拡散層容量の
高濃度N型不純物層22にコンタクトが取られ、N+層
引き出し配線13を形成する。このようにして、図15
に示すように従来の電荷転送装置の信号電荷検出部Aが
製造される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、電
荷転送電極10のゲート絶縁膜17にはONO膜を用い
ており、配線や電荷転送電極10のエッチング時のチャ
ージアップなどにより、ゲート絶縁膜内の窒化シリコン
膜18内に電荷がトラップされ、素子毎にゲート電極の
しきい値が変動するという課題があった。一般に、出力
電極11およびリセット電極12には所定の固定値の電
圧を印加しているため、しきい値の変動による出力電極
11の最適電圧の変動や、リセット電圧の変動は、特性
上大きな問題となる。
【0019】このチャージアップなどによるしきい値の
ばらつきの影響は、電極容量の小さい、出力電極11や
リセット電極12が顕著である。これに対し、電荷転送
電極10は、通常複数段の電極から構成されているの
で、全体の容量は、出力電極11やリセット電極12よ
りも段数倍大きい。したがって、チャージアップが発生
しても、出力電極11やリセット電極12のしきい値ば
らつきのような問題を生じない場合が多い。
【0020】本発明は上述の課題を解決しようとするも
ので、製造工程中のエッチングなどによるチャージアッ
プの際にも、電極下のゲート絶縁膜17にチャージが蓄
積することによるしきい値ばらつきが発生することがな
い、電荷転送装置を提供することを目的としている。
【0021】ここで、信号電荷検出部Aの浮遊拡散層容
量と検出感度の関係について説明する。すなわち、この
信号電荷検出部Aにおける浮遊拡散層8からなる検出容
量21、出力回路の出力アンプ3のゲイン、および信号
電荷を信号電圧へ変換するときの検出感度の関係を述べ
る。検出感度は電荷を電圧に変換する変換効率であり、
この効率が高いほど、出力電圧が大きくなる。したがっ
て、いかに検出感度(電荷電圧変換効率)を高くするか
が課題となっている。
【0022】検出容量をCfj(fF)とし、出力アン
プのゲインをgとした場合、検出感度は次の式で表され
る。 検出感度(μV/e)=q×g/Cfj (式1) ここで、qは素電荷である。
【0023】この(式1)から、検出容量Cfjが小さ
いほど検出感度が向上し、ゲインgが大きいほど検出感
度が向上することがわかる。
【0024】さて、検出容量Cfjについて考察する
と、基本的には図15のリセット電極12と高濃度N
型不純物層22間の容量および出力電極11と高濃度N
型不純物層22間の容量、リセット電極12とN+層
引き出し配線13間の容量および出力電極11とN+層
引き出し配線13間の容量(およびで全体の3
割)、浮遊拡散層8の底面のPN接合による容量(全
体の1割)、出力アンプ3の初段トランジスタのゲー
ト入力容量(全体の5割)、N+層引き出し配線13
のその他の寄生容量(全体の1割)などからなってい
る。このうち全体の1割を占めるPN接合による浮遊拡
散層8の底面容量は、浮遊拡散層の面積を縮小するこ
とで減少できる。しかし、微細化による面積縮小で現在
ほぼ限界に達している。
【0025】このため、その他の配線容量やその他の寄
生容量の割合が大きくなっている。特開平5−2181
04では、これらの寄生容量を低減させる方策として、
浮遊拡散層部の上部の絶縁膜を厚くする電荷転送装置を
提案している。
【0026】しかし、この従来技術では、浮遊拡散層の
上部の絶縁膜が厚いだけであり、上記の成分を減少さ
せるだけである。依然として出力電極11およびリセッ
ト電極12のゲート膜厚は、電荷転送電極10のゲート
膜厚17と同じ厚さしかないので、の成分であるリセ
ット電極12と高濃度N型不純物層22間の容量、出力
電極11と高濃度N型不純物層22間の容量などは依然
として低減されていない。
【0027】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、浮遊拡散層8からなる検出容量21の低減をはか
り、検出感度の向上を図ることができる固体撮像装置を
提供することを目的としている。さらに、製造工程中の
エッチングなどによるチャージアップの際にも、電極下
のゲート絶縁膜17にチャージが蓄積することによるし
きい値ばらつきが発生することがない、電荷転送装置を
提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、電荷転送チャネルと、該電荷転送
チャネル上に形成され電圧を順次印加することにより前
記電荷転送チャネル内の電荷を転送する複数の電極から
なる電荷転送電極と、前記電荷転送チャネルの一端に前
記電荷転送電極の最終電荷転送電極に隣接する出力電極
と、該出力電極に接し前記電荷転送チャネルを転送され
てきた信号電荷を蓄積する容量と、該容量に接し前記出
力電極と異なる側に前記容量に蓄積された電荷をリセッ
トするリセット電極とが形成されている電荷転送装置に
おいて、前記電荷転送電極のゲート絶縁膜が第1の酸化
シリコン膜と窒化シリコン膜と第2の酸化シリコン膜の
多層膜であるONO膜からなり、前記電荷転送電極のゲ
ート絶縁膜以外のゲート絶縁膜のうち少なくとも一部
が、第3の酸化シリコン膜からなることを特徴とする、
電荷転送装置が得られる。また、電荷転送電極のゲート
絶縁膜が第1の酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と第2
の酸化シリコン膜の多層膜であるONO膜からなり、出
力電極およびリセット電極のゲート絶縁膜が第3の酸化
シリコン膜からなることを特徴とする、電荷転送装置が
得られる。さらに、容量が浮遊拡散層からなり、該浮遊
拡散層の上部に形成された絶縁膜と、出力電極のゲート
絶縁膜と、リセット電極のゲート絶縁膜の少なくとも一
部の絶縁膜が、電荷転送電極のゲート絶縁膜よりも厚い
ことを特徴とする、電荷転送装置が得られる。また、電
荷転送チャネル上に、第1の酸化シリコン膜を形成し、
該第1の酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を形成し、
該窒化シリコン膜上に第2の酸化シリコン膜を形成する
ことによりONO膜を形成する工程と、該第2の酸化シ
リコン膜上に第1層目のポリシリコン膜を形成およびパ
ターニングし第1の電荷転送電極を形成し、次に最終電
荷転送電極に自己整合的になるように電荷転送チャネル
をフォトレジスト膜で覆い、出力電極と浮遊拡散層容量
とリセット電極とが形成される部分のONO膜の少なく
とも上層の第2の酸化シリコン膜と窒化シリコン膜を除
去する工程と、前記フォトレジスト膜を除去したのちに
全面に酸化シリコン膜を形成する工程と、最終電荷転送
電極と自己整合的になるように前記出力電極と前記浮遊
拡散層容量と前記リセット電極とが形成される部分をフ
ォトレジスト膜で覆い、第2層目のポリシリコン膜が形
成される部分にボロン注入をおこなったのちにフォトレ
ジスト膜を除去し、その後第2層目のポリシリコン膜を
形成およびパターニングし、第2層目のポリシリコン膜
からなる第2の電荷転送電極と出力電極とリセット電極
を形成する工程を有する、電荷転送装置の製造方法が得
られ、全面に酸化シリコン膜を形成する工程において、
該酸化シリコン膜の膜厚を、ONO膜の膜厚よりも厚く
形成することを特徴とする電荷転送装置の製造方法が得
られる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す電荷転送装置の、水平CCD2から浮遊拡散層
8、リセットドレイン9へかけての、電荷転送方向の断
面模式図であり、図6のX−X’断面である。水平CC
D2、出力電極11、浮遊拡散層8、リセット電極12
下の、N型基板14、P型ウェル15、電荷転送チャネ
ルとなるN型埋め込みチャネル16は、図7と同様であ
る。その上の、ゲート絶縁膜17が、水平CCD2の水
平電荷転送電極10のゲート絶縁膜17については、従
来と同様にONO膜を形成しているが、出力電極11お
よびリセット電極12のゲート絶縁膜17は酸化シリコ
ン膜19−3からなることを特徴としている。
【0030】出力電極11およびリセット電極12のゲ
ート絶縁膜がONO膜ではなく、酸化シリコン膜19−
3により形成されているため、製造時のエッチングなど
によるチャージアップが発生した場合でも、これらの電
極下に電荷がトラップされることがない。そのため、出
力電圧のばらつきや転送不良などの問題が無くなり、ま
た、リセット電圧がばらつくことによる製造マージンの
低下も無くなる。これは、製造時にたとえチャージアッ
プが発生したとしても、ゲート絶縁膜中に、チャージが
トラップされやすい窒化シリコン膜部分がないからであ
る。このように、出力電極11およびリセット電極12
のゲート絶縁膜が酸化シリコン膜19−3のみから形成
されることにより、製造上のばらつきや特性の変動を抑
えることができる。
【0031】一方、水平CCD2および図示しない垂直
CCDの電荷転送電極のゲート絶縁膜は、従来と同様に
ONO膜からなっている。これらの領域は、製造中にチ
ャージアップが発生した場合でも、出力電極11やリセ
ット電極12に比べ、電極の容量が遙かに大きいため、
ほとんどしきい値ばらつきが見られない。そのため、水
平CCD2や垂直CCD部分のゲート絶縁膜は、ONO
膜で形成されていてもなんら問題は発生しない。
【0032】図2は、図1に示す各部における電位分布
を示す模式図である。図2中、実線で示すように最終の
水平電荷転送電極10−1の電位をLレベルにすること
で、信号電荷は、出力電極11下を通り、浮遊拡散層8
へ転送されて一時的に蓄積される。この状態で浮遊拡散
層の電位変化を出力アンプ3で検出する。信号電荷検出
後、リセット電極12の電位をHレベルにすることで、
信号電荷はリセットドレイン9へ排出され、浮遊拡散層
8の電位がリセットされる。
【0033】次に、図3乃至図11を参照して、本発明
の第1の実施の形態による、固体撮像装置の製造方法の
工程図を示す。図3乃至図11は、図1と同じ断面の工
程図で、右側が水平CCD2で、左側がリセットドレイ
ン9となる。
【0034】図3において、N型基板14上にP型ウェ
ル15を形成し、水平CCD2、浮遊拡散層8、リセッ
ト電極12、および図示しない垂直CCDとなるべき部
分にはN型埋め込みチャネル16を形成する。次に、N
型埋め込みチャネル16上に、ゲート絶縁膜17を形成
する。ゲート絶縁膜17は酸化シリコン膜(SiO2)
19−1、窒化シリコン膜(Si3N4)18、酸化シ
リコン膜(SiO2)19−2からなる、ONO膜であ
る。このゲート絶縁膜17を介して、ポリシリコン膜を
形成したのち、フォトリソグラフィ法によりパターニン
グおよびエッチングを行ない、ストレージ電極10−
1、10−3を形成する。
【0035】次に、図4において、最終の水平電荷転送
電極10−1を境にして、出力電極11、浮遊拡散層
8、リセット電極12が形成される(信号電荷検出部
A)予定領域以外を、フォトレジスト23でパターニン
グする。
【0036】その後、図5において、最終の水平電荷転
送電極10−1に関して自己整合的にエッチングをおこ
なうことにより、信号電荷検出部Aの予定領域のONO
膜を除去する。図5では、ONO膜を完全に除去して、
シリコン基板表面が露出しているが、エッチングによる
ダメージを低減させるため、ONO膜のうちシリコン窒
化膜18まではエッチングして、最下層のシリコン酸化
膜19−1を薄く残す程度のエッチングを行なってもよ
い。
【0037】次に、図6において、フォトレジスト膜2
3を除去する。
【0038】次に、図7において、信号電荷検出部Aお
よび水平CCD領域2の双方に熱酸化により酸化シリコ
ン膜を形成する。ストレージ電極10−1、10−3の
上部および側壁に酸化シリコン膜19−4を形成する。
信号電荷検出部Aとなる領域にも酸化シリコン膜19−
3が形成される。
【0039】このとき、ストレージ電極下の酸化シリコ
ン膜は露出しておらず、バリア電極の形成予定領域の酸
化シリコン膜が露出しているために、熱酸化により両者
の厚さに差が生じる可能性がある。そこで、酸化シリコ
ン膜19−2下に窒化シリコン膜18を設けることによ
り、バリア電極の形成予定領域の酸化シリコン膜厚の増
加を抑える必要がある。この結果、ストレージ電極下と
バリア電極下の酸化シリコン膜厚差が問題になることは
ない。
【0040】信号電荷検出部Aの酸化シリコン膜19−
3は、下地が一様であるために、均一な厚さで形成する
ことができる。酸化シリコン膜19−3は、膜厚が40
nmから100nmになるように形成する。本発明の目
的である浮遊拡散層の容量低減のためには、膜厚は大き
いほうが好ましい。しかし、酸化シリコン膜19−3に
は、図11の工程において高濃度N型不純物層22に達
するコンタクトを形成する必要があり、さらに、このコ
ンタクトは、他の絶縁膜の薄い部分のコンタクトと共通
に形成する。そのため、厚くしすぎるとコンタクト形成
が困難になるので100nmが上限である。
【0041】図8において、最終の水平電荷転送電極1
0−1を境にして、信号電荷検出部Aとなる領域に、フ
ォトレジスト24をパターニング形成する。その後、最
終の水平電荷転送電極10−1に関して自己整合的にボ
ロンイオン注入をおこなうことにより、バリア電極が形
成される部分のN型埋め込みチャネル20の濃度を低く
する。
【0042】図9において、フォトレジスト膜24を除
去する。
【0043】図10において、第2層目のポリシリコン
膜を形成したのち、フォトリソグラフィ法によりパター
ニングおよびエッチングを行い、バリア電極10−2、
10−4、出力電極11、リセット電極12を形成す
る。
【0044】図11において、高濃度N型不純物層22
と、リセットドレイン9の形成を行なう。浮遊拡散層容
量の高濃度N型不純物層22部分にコンタクトが取ら
れ、出力アンプ3へのN+層引き出し配線13を形成す
る。このようにして、図1に示す本発明の第1の実施例
における電荷転送装置の信号電荷検出部Aが製造され
る。
【0045】従来技術のように、信号電荷検出部Aの絶
縁膜をONO膜で形成した場合との検出容量値を比較す
ると、本発明では、検出容量値を20%削減することが
出来る。前述のように、検出容量は大きく以下の5つの
成分に分けられる。すなわち、リセット電極12と高
濃度N型不純物層22間の容量および出力電極11と高
濃度N型不純物層22間の容量、リセット電極12と
N+層引き出し配線13間の容量および出力電極11と
N+層引き出し配線13間の容量(およびで全体の
3割)、浮遊拡散層の底面のPN接合による容量(全
体の1割)、出力アンプの初段トランジスタのゲート
入力容量(全体の5割)、N+層引き出し配線13の
その他の寄生容量(全体の1割)である。このうち本発
明では、特に検出容量全体の3割を占めるおよびの
低減を図っている。信号電荷検出部Aのゲート絶縁膜1
7を従来の70nmから100nmへと増加させたため
に、およびの成分は従来の70%になる。したがっ
て、検出容量全体で見ると、従来の20%減である。こ
の場合のリセット電極―引き出し電極間の距離、出力電
極―引き出し電極間の距離、高濃度N型不純物層―リセ
ット電極間の距離、および高濃度N型不純物層―出力電
極間の距離はそれぞれ0.5μmから1.5μm程度で
ある。また、高濃度N型不純物層の不純物濃度は1017
から1019atm/cm3である。
【0046】従来、信号電荷検出部のゲート絶縁膜は、
水平電荷転送電極下の絶縁膜と同一工程で作成するON
O膜を用いていた。そのため、信号電荷検出部のゲート
絶縁膜のみの膜厚を増加させることができなかった。信
号電荷検出部の絶縁膜を同時に作成される、転送チャネ
ル上の絶縁膜は、フリンジ電界を強くして電荷の転送効
率を上げるためにはある程度の膜厚が必要である。しか
し一方で、膜厚を大きくしすぎると、転移電極面積当た
り転送可能な電荷量が減少してしまうので、膜厚は70
nmから80nm程度より大きくすることができない。
これは、電極間の幅が広がると蓄積できる電荷量が減る
のと同じ原理である。したがって、信号電荷検出部のゲ
ート絶縁膜も膜厚70nmから80nm程度となってい
た。
【0047】これに対し、本発明では、図7において、
信号電荷検出部Aおよび水平CCD領域2のストレージ
電極10−1、10−3の上部および側壁に、熱酸化に
より酸化シリコン膜を形成する。このとき、ストレージ
電極下の絶縁膜の膜厚変化はない。また、バリア電極形
成予定領域の絶縁膜もONO膜を用いているために、熱
酸化による膜厚変化はない。したがって、信号電荷検出
部Aに必要な厚さの酸化シリコン膜になるまで熱酸化を
行なうことができる。
【0048】また、本発明ではおよびの成分の低減
を図っているのに対し、特開平5−218104に記載
された従来技術はの成分の低減しか実現できていない
という相違がある。
【0049】図12は、本発明の第2の実施の形態によ
る電荷転送装置の断面模式図である。第2の実施の形態
の電荷転送装置は、第1の実施の形態の電荷転送装置に
くらべ、出力電極11下のゲート絶縁膜19−3と浮遊
拡散層上部の絶縁膜19−3とリセット電極のゲート絶
縁膜19−3の膜厚が、水平電荷転送電極のゲート絶縁
膜17よりも厚いことを特徴としている。これにより、
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の電荷転送装
置と比較し、さらに浮遊拡散層8部分の検出容量を小さ
くすることができる。
【0050】第2の実施の形態では、従来、特開平5−
218104で提案されていた電荷転送装置に比べ、出
力電極11下とリセット電極12下のゲート絶縁膜19
−3まで厚くしており、さらに検出容量を低減すること
ができる。特に、出力電極11とN+層引き出し配線1
3の下部との間の容量およびリセット電極12とN+
引き出し配線13の下部との間の容量を低減している。
【0051】この実施の形態では、前述したように、出
力電極やリセット電極のしきい値ばらつきを抑制するこ
とができる上、検出容量も低減することができるため、
検出感度の向上も同時に得ることができる。
【0052】本発明の第2の実施の形態における電荷転
送装置の製造方法のうち、第1の実施の形態と共通する
部分については説明は省略する。異なる部分は、図7に
おいて形成する酸化シリコン膜19−3の膜厚を、第1
の実施例においては、電荷転送電極10のゲート膜厚1
7と等しくなるようにしたが、第2の実施の形態では、
出力電極、浮遊拡散層上部、リセット電極のゲート膜厚
を、転送電極のゲート膜厚よりも厚くすることである。
【0053】なお、これまでの実施例では、水平CCD
などの電荷転送電極10が2層のポリシリコン膜からな
るデバイスを示したが、電荷転送電極はポリシリコンに
限定されない。また、デバイス全体で用いるポリシリコ
ン層数が2層ではなく、図示しない部分、例えば垂直C
CDに関しては3層のポリシリコンあるいは1層(単
層)のポリシリコンから形成されていてもよい。また、
これまでの実施例では、2次元CCDイメージセンサの
水平CCDの出力部分を取り上げたが、もちろん、1次
元CCD型固体撮像装置でもよいし、必ずしもイメージ
センサにとらわれず、例えばCCDメモリにおいても実
施可能であることは明らかである。
【0054】
【発明の効果】このように、本発明では、電荷転送装置
の信号電荷検出部付近において、出力電極およびリセッ
ト電極のゲート絶縁膜を酸化シリコン膜にするので、従
来のONO膜のゲート絶縁膜で生じる、ゲート絶縁膜へ
の電荷注入が無くなる。そのため、出力電極やリセット
電極のしきい値変動が無くなり、出力電圧のばらつき
や、リセット不良などの特性劣化を防止できる。
【0055】さらに、出力電極、浮遊拡散層、リセット
電極の酸化シリコン膜厚を、これらの部分以外の電荷転
送電極下の絶縁膜厚よりも厚く形成することにより、浮
遊拡散層の寄生容量を低減することができる。浮遊拡散
層上の絶縁膜厚だけを厚くする従来技術と比較して、本
発明では、さらに検出容量の低減を図ることができる。
検出容量の低減により、信号電荷を信号電圧に変換する
変換効率が向上し、検出感度が増大する。検出感度が増
大したことにより、従来よりも大きな電圧信号として、
出力信号を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、信号電荷検出部周辺の断面構成図である。
【図2】図1に示す各部における電位分布を示す模式図
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置にお
ける、製造方法を示す工程図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置に
おける、製造方法を示す工程図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置に
おける、製造方法を示す工程図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の電荷転送装置に
おける、信号電荷検出部周辺の断面構成図である。
【図13】インターライン転送方式のCCD固体撮像装
置の平面構成図である。
【図14】図13のCCD固体撮像装置の信号電荷検出
部周辺の平面構造である。
【図15】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の断面構成図である。
【図16】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【図17】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【図18】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【図19】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【図20】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【図21】従来の電荷転送装置における、信号電荷検出
部周辺の製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 撮像領域 2 水平CCD 3 出力アンプ 4 フォトダイオード(光電変換素子) 5 垂直CCD 6 読み出し部 7 素子分離領域 8 浮遊拡散層 9 リセットドレイン 10 電荷転送電極 10−1、10−3 電荷転送電極(ストレージ電
極) 10−2、10−4 電荷転送電極(バリア電極) 11 出力電極(OG) 12 リセット電極(φR) 13 N+層引き出し配線 14 N型基板 15 P型ウェル 16 N型埋め込みチャネル 17 ゲート絶縁膜(ONO膜) 18 窒化シリコン膜(Si3N4) 19−1、19−2、19−3、19−4 酸化シリ
コン膜(SiO2) 20 バリア電極下のN型不純物層 21 検出容量 22 高濃度N型不純物層 23 フォトレジスト 24 フォトレジスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷転送チャネルと、前記電荷転送チャ
    ネル上に形成された電荷転送電極と、前記電荷転送チャ
    ネルの一端であって前記電荷転送電極のうち最終の電荷
    転送電極に隣接する位置にある出力電極と、前記出力電
    極に隣接し前記電荷転送チャネルを転送されてきた信号
    電荷を蓄積する拡散領域と、前記拡散領域に隣接し前記
    出力電極と異なる側に前記拡散領域に蓄積された電荷を
    排出するリセット電極とが形成されている電荷転送装置
    であって、前記電荷転送電極のゲート絶縁膜が第1の酸
    化シリコン膜と窒化シリコン膜と第2の酸化シリコン膜
    の多層膜からなり、前記出力電極あるいは前記リセット
    電極のゲート絶縁膜のうち少なくとも一方が、第3の酸
    化シリコン膜からなることを特徴とする電荷転送装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の酸化シリコン膜が前記第1の
    酸化シリコン膜よりも厚いことを特徴とする請求項1記
    載の電荷転送装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の酸化シリコン膜が前記多層膜
    よりも厚いことを特徴とする請求項1記載の電荷転送装
    置。
  4. 【請求項4】 電荷転送チャネル上に第1の酸化シリコ
    ン膜を形成する工程と、前記第1の酸化シリコン膜上に
    窒化シリコン膜を形成する工程と、前記窒化シリコン膜
    上に第2の酸化シリコン膜を形成することにより多層膜
    を形成する工程と、前記第2の酸化シリコン膜上に第1
    層目のポリシリコン膜からなる第1の電荷転送電極を形
    成する工程と、出力電極とリセット電極とが形成される
    領域の少なくとも第2の酸化シリコン膜と窒化シリコン
    膜とを除去する工程と、少なくとも前記領域に第3の酸
    化シリコン膜を形成する工程と、第2層目のポリシリコ
    ン膜からなる第2の電荷転送電極と出力電極とリセット
    電極とを形成する工程を有する電荷転送装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第3の酸化シリコン膜を前記多層膜
    よりも厚く形成することを特徴とする請求項4記載の電
    荷転送装置の製造方法。
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