JP3673534B2 - Ccd撮像素子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電荷結合素子(Charge Coupled Device:CCD)型の固体撮像素子に係り、特にそのCCD撮像素子の電荷転送部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、例えば、特開平2−78272号公報に開示されるようなものがあった。
【0003】
図6は従来のCCD撮像素子における受光部の断面図、図7はそのCCD撮像素子の電荷転送部の断面図〔図6のVCCD領域についてA−A線断面図〕である。
【0004】
これらの図において、1はP型半導体基板、2はCCDの埋込チャネル型電荷転送部を構成するためのN- 型不純物層、3はゲート酸化膜、4はゲート電極、5,6は受光ダイオードである。
【0005】
このCCD撮像素子における動作を説明すると、受光ダイオード(PD)5,6で光電変換された信号電荷は、転送ゲート(TG)を通り、垂直方向のCCD(VCCD)の埋込チャネル層(N- 型不純物層)2内に転送される。埋込チャネル層2に転送された電荷は、VCCDのゲート電極4に印加されるバイアスに従い、所望の方向に転送される。なお、CSはチャネルストップ領域である。
【0006】
図7には、2層構造のCCDを示しており、3′は第2層目CCDゲート電極のゲート酸化膜、4′はゲート電極であり、第1層目ゲート電極4と第2層目ゲート電極4′は、一部重なり部をもって電荷転送方向に配置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、CCD撮像素子の高解像度化が進み、ハイビジョン対応の200万画素の固体撮像素子が実現されている。このような高密度の撮像素子においては、受光面積が画素数の増加に従い、小さくなってくる。撮像素子の受光エリアは光学レンズ系で決まることから、そのチップサイズは光学系でほぼ決まる。
【0008】
従って、画素数を要求される解像度から決定すると、その1つの画素(受光セル)における面積は、必然的に決まってしまうことになる。CCD撮像素子の場合、単位受光セル内に受光ダイオード(PD)と、転送ゲート(TG)と、垂直CCD(VCCD)領域をそれぞれ設ける必要があり、各々を最適化した面積で分配することとなる。
【0009】
一方、光に対する感度(受光感度)も撮像素子における重要特性であり、感度向上のためには、より大面積の受光部が必要となる。高解像度化のために、画素面積が小さくなる一方で、感度向上のために受光ダイオードを拡げようとすると、必然的に転送ゲート(TG)と垂直CCD(VCCD)領域を狭くせざるを得ない。このことは、VCCDにおける電荷転送領域の狭小化になることから、受光ダイオードで受けた信号電荷の処理が制限されることになる。
【0010】
以上問題点に対して、一般的に考えられる対策としては、VCCDの転送チャネルをトレンチ型(溝型)にして、電荷蓄積容量を確保する必要がある。これは、トレンチと呼ばれる溝を半導体基板内に形成し、その内部にVCCDのゲート電極を形成することで、転送チャネルのキャパシタ面積が大きくなり、電荷の転送量が増加するようにしたものである。
【0011】
しかしながら、上記した方法においては、半導体基板内に深い溝を形成するため、プラズマによるドライエッチングを行う必要があることから、エッチング時のエッチャーから受ける金属汚染、及びプラズマによるダメージが問題となる。
【0012】
また、トレンチ溝の形成以降の工程での、熱処理による半導体結晶の熱歪も問題となる。
【0013】
CCD撮像素子はアナログ信号を扱い、そのダイナミックレンジも大きいことが望まれることから、以上の汚染、ダメージ、歪により発生するリーク電流が、大きな障害となるためである。いわゆる、ノイズとして信号対雑音比(S/N)の劣化につながることになる。
【0014】
本発明は、上記問題点を除去し、汚染、ダメージ、歪によって発生するリーク電流をなくし、ノイズとして信号対雑音比(S/N)の劣化を防止するとともに、高電荷転送量を確保できるCCD撮像素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
(1)CCD撮像素子において、VCCDチャネル領域と転送ゲート領域とで構成されるVCCD領域部を有し、LOCOS法によりVCCD領域部以外の領域に厚いシリコン酸化膜を形成し、厚いシリコン酸化膜をエッチングすることによりVCCD領域部が半円形の凸状に形成される半導体基板と、この半円形の凸状のVCCD領域部におけるVCCDチャネル領域にそって、凸状に形成されるN-型埋込チャネル不純物層と、この凸状のN-型埋込チャネル不純物層上及び転送ゲート領域上にまたがって形成されるゲート絶縁膜と、この凸状のゲート絶縁膜上に形成されるゲート電極と、VCCD領域部に隣接して形成されるホトダイオード部と、を設けるようにしたものである。
【0016】
(2)上記(1)記載のCCD撮像素子において、前記凸状のN-型埋込チャネル不純物層の下に、N - 型埋込チャネル不純物層の下部と接触するように、イオン注入によりP型不純物層を設けるようにしたものである。
【0017】
(3)上記(1)記載のCCD撮像素子において、前記凸状のゲート絶縁膜として、Si3N4膜、又はSi3N4膜とSiO2膜の積層膜を用いるようにしたものである。
【0018】
(4)上記(3)記載のCCD撮像素子において、前記VCCD領域部における電荷転送方向に、前記ゲート電極がポリシリコン膜又はポリサイド膜の単層ゲートとして配置されるようにしたものである。
【0019】
(5)CCD撮像素子の製造方法において、半導体基板を用意し、この半導体基板における、VCCDチャネル領域と転送ゲート領域とで構成されるVCCD領域部に隣接するVCCD領域部以外の領域に、半円形の凸状部がバ−ズビークの下部に形成されるように、LOCOS法により厚いシリコン酸化膜を形成し、この厚いシリコン酸化膜をエッチングで除去し、VCCDチャネル領域と転送ゲート領域の個所に半円形の凸状部を露出し、この半円形の凸状部に沿って、VCCDチャネル領域にN-型埋込チャネル不純物層をイオン注入法により形成し、N - 型埋込チャネル不純物層上及び転送ゲート領域上にまたがるように、ゲート酸化膜を熱酸化法で形成し、このゲート酸化膜上にゲート電極をCVD法で形成し、VCCD領域部に隣接する領域に、ホトダイオード部としてのN+層をイオン注入法で形成するようにしたものである。
【0020】
【作用】
本発明によれば、VCCDの半導体基板を凸状に形成し、そのチャネル表面積を増やすようにしたので、VCCDのチャネル容量を増やすことができる。また、凸状のVCCDチャネル領域にN- 型埋込チャネル不純物層を凸状に形成したので、N- 層と基板間の接合容量を増やすことができる。更に、MOSのゲート電極を凸状のVCCDのチャネル上に設けるようにしたので、VCCDのMOSゲート容量を増やすことができる。
【0021】
したがって、高電荷転送量の確保が可能となる。
【0022】
また、その製造方法としては、LOCOS法によりVCCD以外の領域に厚いシリコン酸化膜を形成し、この厚いシリコン酸化膜をエッチングすることにより、N- 型埋込チャネル不純物層及びMOSのゲート電極を凸状のVCCDのチャネル上に設けるようにしたので、従来のように、プラズマのドライエッチングによる溝の形成を行う必要がないので、汚染、ダメージ、歪によって発生するリーク電流をなくし、信号対雑音比(S/N)の劣化を防止することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の第1実施例を示すCCD撮像素子の画素の要部断面図、図2は本発明の第1実施例を示すCCD撮像素子の画素における製造工程断面図である。
【0025】
まず、製造方法を説明すると、図2(a)に示すように、P型半導体基板11上に、VCCD及び転送ゲートTG領域にシリコン酸化膜12を熱酸化法により形成する。その上にシリコン窒化膜13をCVD法により形成する。
【0026】
次いで、図2(b)に示すように、LOCOS法により、シリコン窒化膜13をマスクに、VCCD及びTG以外の領域に厚いシリコン酸化膜14を熱酸化法で形成する。この時、バーズビークAは、図に示すように、シリコン窒化膜13及びシリコン酸化膜12の下部に形成される。
【0027】
次に、このようなバーズビークAが形成された後、図2(c)に示すように、シリコン窒化膜13、シリコン酸化膜12、更に厚いシリコン酸化膜14をエッチング除去する。エッチング方法としては、シリコン窒化膜13はCF4 プラズマによるドライエッチングか、リン酸によるウェットエッチングが可能である。また、シリコン酸化膜12,14は弗酸によるウェットエッチングを行う。
【0028】
以上の工程により、図2(c)に示すように、VCCDとTG領域は半導体表面に凸状の突起11aができる。この突起11aの高さは厚いシリコン酸化膜14の厚さをコントロールすることにより変えられる。また、その時にできるバーズビークAの長さは、シリコン窒化膜13とシリコン酸化膜12の厚さをコントロールすることで調整できる。
【0029】
この実施例においては、TGとVCCD領域に半円形の滑らかな凸状の曲線ができるように調整している。
【0030】
次に、図2(d)に示すように、VCCD領域のN- 型埋込チャネル不純物層15及びTGとVCCD領域のゲート酸化膜16、更にゲート電極17(多結晶シリコン又はポリサイド膜)を所望の形状に形成する。この時、N- 型埋込チャネル不純物層15とゲート酸化膜16、ゲート電極17は、下の半導体基板の形状に従い、図のように凸型に突起した形状となる。
【0031】
次いで、図2(e)に示すように、ホトダイオード領域に、N+ 層(ホトダイオード部)18,19をイオン注入法で形成する。
【0032】
これ以降の工程については、通常のCCD撮像素子の構造と同様にコンタクトホール、配線層等が形成されるが、図では省略されている。
【0033】
以上、この第1実施例におけるCCD撮像素子の画素としては、図1に示すように、P型半導体基板11、凸状に形成されたN- 型埋込チャネル不純物層15、凸状に形成されたVCCD領域のゲート酸化膜16、凸状に形成されたVCCDチャネル上のゲート電極17、N+ 層(ホトダイオード部)18により構成されている。
【0034】
以上、詳細に説明したように、本発明の第1実施例においては、VCCD部を半導体基板が凸状になるように形成していることから、その表面積が従来の平面型のVCCDに比べ増加し、MOS容量が増大する。また、N- 型埋込チャネル不純物層が同じ理由で、N- 領域の面積が増加することから、N- 層と基板の接触面積が増加する。すなわち、N- 層と基板の接合容量が増大する。
【0035】
以上、2つの容量の増大により、従来のVCCD以上に電荷の蓄積容量が増加することは明らかである。
【0036】
以上の効果により、従来並の転送電荷を確保するには、この実施例では従来のVCCDよりも小面積で可能になることから、画素内でのホトダイオード面積が相対的に拡大可能となるため、より高感度の受光素子を形成できる。
【0037】
また、従来のようなトレンチを使用せず、既存の安定した技術であるLOCOS法により、VCCD部を形成していることから、汚染、ダメージ、歪のない低リーク特性を有する、高S/N(広いダイナミックレンジ)の撮像素子が形成できる。
【0038】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0039】
第2実施例として、第1実施例の凸状に形成したVCCD領域のN- 型埋込チャネル不純物層15の下に、図3に示すように、半導体基板と同じ不純物タイプであるP型不純物層21を形成する。このP型不純物層21はボロンのイオン注入で形成されるが、拡散法等で予め形成しておいても良い。
【0040】
また、イオン注入であれば、より高エネルギータイプのイオン注入が望ましい。その理由としては、常温にて基板内の深い部分に注入できることから、熱処理のような横方向への拡散を防止でき、かつ、N- 型埋込チャネル不純物層15と高濃度のP型不純物層21を接触できるためである。
【0041】
第2の実施例においては、イオン注入したP型不純物層21をN- 型埋込チャネル不純物層15に接触させることで、第1の実施例よりも、より大きな接合容量が得られる。従って、VCCDにおける多量の電荷転送が可能となる。
【0042】
また、イオン注入により、N- 型埋込チャネル不純物層15との接触部におけるP型不純濃度を自由にコントロールできることから、そこでの接合容量を広い範囲に設定できる。しかも、前述のように、イオン注入法は横方向の不純物拡散が少ないため、より高集積度のデバイスが高容量に形成できる。
【0043】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0044】
この第3実施例としては、第1実施例に示した凸状に形成したVCCD領域のゲート酸化膜として、図4に示すように、Si3 N4 膜、又はSi3 N4 膜とSiO2 膜の積層膜等からなる高誘電率膜31をCVD法や熱酸化法で形成して使用する。
【0045】
このような誘電率膜は、比誘電率としては、Si3 N4 が7.5と高く、SiO2 の4に比べて、非常に大きな値となる。また、Si3 N4 膜とSiO2 膜の積層膜はSiO2 膜のみに比べて実効的な容量を大きくできる。
【0046】
従って、このような膜をゲート膜として使うことにより、第1実施例よりも、更に大容量のVCCD部を形成できることから、高電荷転送量の確保が可能となる。
【0047】
また、このような高誘電率膜を用いることにより、VCCDのゲート電極構造を変えることも可能となる。
【0048】
図5は本発明の第3実施例を示すCCD撮像素子のCCD転送部の断面(図4のB−B線断面)図である。
【0049】
従来は2層のゲート電極(多結晶シリコン電極)により電荷の転送を行っていたが、この第3実施例においては、高誘電率膜をゲートに用いることにより、1層のゲート電極でも転送が可能となる。これは、従来例の図7に示すように、ゲート電極4をある間隔をもって配置した場合、通常のゲート酸化膜(SiO2 )では、電極間のギャップにおいて、ポテンシャルディップができて、電荷の転送がスムーズに行われなくなるが、高誘電率膜ではポテンシャルを電気的に引きずり上げる作用をすることが一般に知られており、この作用で従来構造のような問題が解消されるためである。
【0050】
従って、以上の理由でゲート電極を単層で形成できることから、第1実施例における凸状のVCCDを、より凹凸の少ないゲート電極で構成できる。すなわち、第1実施例で凸状に形成したVCCDでは、撮像素子のVCCDでの段差が大きくなってしまう危険があるが、第3実施例では、これを緩和できることから、例えば、配線等の断線のない信頼性の高いCCD撮像素子を形成できる。
【0051】
また、この単層ゲートにすることで、従来の多結晶シリコンのみによる方法でなく、ポリサイド等の低抵抗電極で構成できることから、高速な素子も実現可能となる。
【0052】
この点、従来の2層構造ではゲート重なり部での信頼性(絶縁不良に対する)を確保するためには、多結晶シリコン以外は使えなかった。
【0053】
なお、CCD撮像素子以外の、例えば、CCD遅延線、CCDトランスバーサルフィルタ、CCDメモリ等のCCD電荷転送部にも応用できる。
【0054】
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0055】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0056】
(1)請求項1記載の発明によれば、
▲1▼VCCD領域部において、VCCD領域の電荷転送チャネル部がLOCOS法によりVCCD以外の領域に厚いシリコン酸化膜を形成し、該厚いシリコン酸化膜をエッチングすることにより凸状に形成される半導体基板を設けるようにしたので、汚染、ダメージ、歪によって発生するリーク電流をなくし、ノイズとして信号対雑音比(S/N)の劣化を防止するとともに、高電荷転送量を確保できる。
【0057】
▲2▼凸状のVCCDチャネル領域に、N- 型埋込チャネル不純物層を凸状にしたことから、N- 層と基板間の接合容量を増やすことができる。
【0058】
▲3▼MOSのゲート電極を、凸状のVCCDのチャネル上に設けたことから、VCCDのMOSゲート容量を増やすことができる。
【0059】
(2)請求項2記載の発明によれば、凸状に形成したN- 型埋込チャネル不純物層下に沿って、P型不純物層を設けたことから、上記(1)の▲3▼よりも、その接合部における接合容量を増やすことができる。
【0060】
(3)請求項3記載の発明によれば、凸状のVCCDを構成するMOSゲートのゲート絶縁膜を、Si3 N4 膜、又はSi3 N4 膜とSiO2 膜の積層膜にしたので、そのMOS容量が増大する。
【0061】
(4)請求項4記載の発明によれば、上記(1)の▲3▼のVCCDのゲート電極を単層で構成することから、ゲート構造が単純なものになり、信頼性が増す。
【0062】
(5)請求項5記載の発明によれば、LOCOS法により、凸状のVCCDチャネル部を製造するようにしたので、従来の安定したプロセスで素子を形成でき、歩留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すCCD撮像素子の画素の要部断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すCCD撮像素子の画素における製造工程断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すCCD撮像素子の画素の要部断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すCCD撮像素子の画素の要部断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】従来のCCD撮像素子における受光部の断面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【符号の説明】
11 P型半導体基板
11a 凸状の突起
12,14 シリコン酸化膜
13 シリコン窒化膜
15 VCCD領域のN- 型埋込チャネル不純物層
16 VCCD領域のゲート酸化膜
17 ゲート電極
18,19 N+ 層(ホトダイオード部)
21 P型不純物層
31 高誘電率膜
Claims (5)
- (a)VCCDチャネル領域と転送ゲート領域とで構成されるVCCD領域部を有し、LOCOS法により該VCCD領域部以外の領域に厚いシリコン酸化膜を形成し、該厚いシリコン酸化膜をエッチングすることにより該VCCD領域部が半円形の凸状に形成される半導体基板と、
(b)前記半円形の凸状の前記VCCD領域部における前記VCCDチャネル領域にそって、凸状に形成されるN-型埋込チャネル不純物層と、
(c)前記凸状のN-型埋込チャネル不純物層上及び前記転送ゲート領域上にまたがって形成される凸状のゲート絶縁膜と、
(d)前記凸状のゲート絶縁膜上に形成されるゲート電極と、
(e)前記VCCD領域部に隣接して形成されるホトダイオード部と、
を設けるようにすることを特徴とするCCD撮像素子。 - 請求項1記載のCCD撮像素子において、前記凸状のN-型埋込チャネル不純物層の下に、該N-型埋込チャネル不純物層の下部と接触するように、イオン注入によりP型不純物層を設けたことを特徴とするCCD撮像素子。
- 請求項1記載のCCD撮像素子において、前記凸状のゲート絶縁膜として、Si3N4膜、又はSi3N4膜とSiO2膜の積層膜を用いたことを特徴とするCCD撮像素子。
- 請求項3記載のCCD撮像素子において、前記VCCD領域部における電荷転送方向に、前記ゲート電極がポリシリコン膜又はポリサイド膜の単層ゲートとして配置されることを特徴とするCCD撮像素子。
- (a)半導体基板を用意し、
(b)前記半導体基板における、VCCDチャネル領域と転送ゲート領域とで構成されるVCCD領域部に隣接するVCCD領域部以外の領域に厚いシリコン酸化膜が形成されるとともに、前記VCCD領域部が半円形の凸状部としてシリコン酸化膜のバーズビークの下部に残るように、LOCOS法によりシリコン酸化膜を形成し、
(c)前記シリコン酸化膜をエッチングで除去し、前記VCCDチャネル領域と前記転送ゲート領域の個所に前記半円形の凸状部を露出し、
(d)前記半円形の凸状部に沿って、前記VCCDチャネル領域にN-型埋込チャネル不純物層をイオン注入法により形成し、
(e)前記N - 型埋込チャネル不純物層上及び前記転送ゲート領域上にまたがるように、ゲート酸化膜を熱酸化法で形成し、
(f)前記ゲート酸化膜上にゲート電極をCVD法で形成し、
(g)前記VCCD領域部に隣接する領域に、ホトダイオード部としてのN+層をイオン注入法で形成することを特徴とするCCD撮像素子の製造方法。
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