JP2001237409A - 固体撮像素子およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子およびその製造方法

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JP2001237409A
JP2001237409A JP2000052283A JP2000052283A JP2001237409A JP 2001237409 A JP2001237409 A JP 2001237409A JP 2000052283 A JP2000052283 A JP 2000052283A JP 2000052283 A JP2000052283 A JP 2000052283A JP 2001237409 A JP2001237409 A JP 2001237409A
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Koichi Tanigawa
公一 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力回路の変換効率を向上させることにより、
感度や飽和信号量、取扱電荷量が増加された固体撮像素
子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】入射光を電気信号に光電変換する複数の受
光部と、電気信号を受け取る浮遊拡散層と、浮遊拡散層
の電位変化を検出する、駆動トランジスタと定電流トラ
ンジスタとを有するソースフォロワ増幅器とが集積化さ
れた固体撮像素子であって、ソースフォロワ増幅器の駆
動トランジスタは、ゲート電極12とドレイン領域の境
界部分において、ゲート電極側面を含むゲート電極の一
部と、ドレイン領域の一部とを被覆する絶縁膜18を有
し、絶縁膜下部のドレイン領域13aは、それ以外のド
レイン領域13bに比較して、相対的に低不純物濃度で
ある固体撮像素子およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子およ
びその製造方法に関し、特に、出力回路の変換効率を上
げることにより、単位画素サイズを縮小した場合にも高
い感度が得られる固体撮像素子およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図1に、従来のCCD固体撮像素子の全
体図を示す。図1に示すように、CCD固体撮像素子は
入射光を受光して光電変換を行うフォトセンサ101
と、垂直転送CCDレジスタ(Vレジスタ)102を含
む撮像領域103と、Vレジスタ102から転送された
信号電荷を出力回路104に転送する水平転送CCDレ
ジスタ(Hレジスタ)105とを有する。フォトセンサ
101、Vレジスタ102およびそれらの間に形成され
た読み出しゲート106により、単位画素107が構成
される。
【0003】現在、CCD固体撮像素子においては、光
学系の小型化すなわちチップサイズの小型化と、多画素
化が強く望まれている。単位画素サイズを縮小せずに光
学系を小型化しようとすると、画素数を減少させなけれ
ばならないために解像度の低下が問題となる。また、単
位画素サイズを縮小せずに多画素化しようとすると、光
学系の拡大と、それによる製造コストの増加が避けられ
なくなる。したがって、解像度を維持しながら光学系を
小型化する、あるいは、製造コストを増加させずに多画
素化を実現するためには、単位画素サイズを縮小するの
が最も有効な手段である。
【0004】しかしながら、単に単位画素サイズを縮小
した場合には、単位面積当たりの入射光量は変化しない
ため、単位画素サイズにほぼ比例して感度が低下する。
また、飽和信号量や垂直転送レジスタ(Vレジスタ)に
おける取扱電荷量も単位画素サイズに比例して減少す
る。
【0005】感度を向上させる方法としては、センサー
上構造を変更もしくは最適化し、入射光の集光効率を上
げる方法が考えられる。また、CCD固体撮像素子に内
蔵されている出力回路の構造を変更し、変換効率を上げ
る方法が考えられる。ここで、変換効率とは1個の信号
電子を何Vの電圧に変換できるかを示す値である。
【0006】飽和信号量を増加させる方法としては、例
えば、入射光が光電変換された信号電荷を蓄積するセン
サー部のポテンシャルを深くする方法が考えられる。あ
るいは、センサー部をシリコン基板の表面近くに形成す
る方法が考えられる。また、出力回路の変換効率を高く
する方法も考えられる。
【0007】しかしながら、センサー部のポテンシャル
を深くしたり、センサー部をシリコン基板の表面近くに
形成したりすると、センサーのpn接合部における電界
が大きくなる。それにより、電子−正孔対が発生してノ
イズ成分が増加するという問題がある。
【0008】Vレジスタの取扱電荷量を増加させる方法
としては、飽和信号量を増加させる方法と同様に、例え
ば、Vレジスタのポテンシャルを深くする方法が考えら
れる。あるいは、信号電荷の転送領域をシリコン基板の
表面近くに形成する方法が考えられる。また、出力回路
の変換効率を高くする方法が考えられる。さらに、Vレ
ジスタの転送ゲートとシリコン基板との間に形成される
絶縁膜を薄くして、容量を増加させる方法も考えられ
る。
【0009】しかしながら、Vレジスタのポテンシャル
を深くしたり、信号電荷の転送領域をシリコン基板の表
面近くに形成したりすると、シリコン基板表面近傍にお
ける電界が大きくなり、不要な電子−正孔対が発生して
ノイズ成分が増加するという問題がある。また、転送ゲ
ートとシリコン基板との間に形成される絶縁膜の薄膜化
は、耐圧の低下を招くため、絶縁膜の薄膜化には限界が
ある。
【0010】単位画素サイズの縮小に伴う上記の問題点
を同時に解決するためには、変換効率の向上が最も効果
的である。変換効率を上げると、少ない信号電荷量で大
きな出力が得られる。したがって、飽和信号量やVレジ
スタ取扱電荷量を増加させ、固体撮像素子の感度を上げ
ることができる。
【0011】図1に示すCCD固体撮像素子の出力回路
104部分の回路図を、図2に示す。図2に示すよう
に、CCD固体撮像素子の出力回路には1組の駆動トラ
ンジスタ21および定電流トランジスタ22を1段のソ
ースフォロワ増幅器とする、3段のソースフォロワ増幅
器が形成されている。
【0012】従来、出力回路の変換効率を向上させるこ
とを目的として、種々の方法が試みられている。例え
ば、図2のCCD固体撮像素子出力回路を構成するMO
Sトランジスタにおいて、ゲート幅および/またはゲー
ト長を小さくする方法がある。図9に、図2において破
線で囲まれた初段ソースフォロワ増幅器の駆動トランジ
スタ21であるMOSトランジスタのソース領域S、ド
レイン領域Dおよびゲート電極Gの上面図を示す。
【0013】図9(a)はゲート幅(W)および/また
はゲート長(L)が相対的に大きい場合を示し、図9
(b)はゲート幅(W)および/またはゲート長(L)
が相対的に小さい場合を示す。図9(a)の場合に比較
して、図9(b)の場合に変換効率は大きくなる。
【0014】また、図10(a)〜(d)に示すよう
に、浮遊拡散層9(フローティングディフュージョン;
FD)におけるAl配線23の面積を縮小することによ
っても、変換効率は向上される。図10(a)のX−
X’における断面図を図10(c)に、図10(b)の
X−X’における断面図を図10(d)にそれぞれ示
す。
【0015】図10(c)および(d)に示すように、
シリコン基板1の表層部分にn型不純物を含有する浮遊
拡散層9が形成されている。浮遊拡散層9において、H
レジスタから転送されてきた信号電荷が電圧変換され
る。シリコン基板1の上部には絶縁膜(ゲート酸化膜)
4を介してゲート電極12が形成されている。
【0016】ゲート電極12上あるいは絶縁膜4を介し
たシリコン基板1上には、例えばBPSG(borop
hosphosilicate glass)膜あるい
はPSG(phosphosilicate glas
s)膜からなる層間絶縁膜24が形成されている。層間
絶縁膜24にはコンタクトホール25が形成されてい
る。Al配線23はコンタクトホール25内およびその
周囲の層間絶縁膜24上にが形成され、シリコン基板1
表面に形成された浮遊拡散層9と、ポリシリコンからな
るゲート電極12とを接続する。
【0017】図10(a)および(c)は上面から見た
Al配線23の面積が相対的に大きい場合を示し、図1
0(b)および(d)は上面から見たAl配線23の面
積が相対的に小さい場合を示す。図10(a)および
(c)の場合に比較して、図10(b)および(d)の
場合はAl配線23と層間絶縁膜24との寄生容量が小
さく、変換効率が高くなる。
【0018】さらに、図11(a)および(b)に示す
ように、n+ 拡散層である浮遊拡散層9の面積を縮小す
ることによっても、変換効率を上げることができる。図
11の断面図は図11(c)および(d)と同様の構成
を有する。図11(a)は浮遊拡散層9の面積が相対的
に大きい場合を示し、図11(b)は浮遊拡散層9の面
積が相対的に小さい場合を示す。図11(a)の場合に
比較して、図11(b)の場合に浮遊拡散層(n+ 拡散
層)9の寄生容量が小さくなり、変換効率が高くなる。
【0019】上記の従来の出力回路MOSトランジスタ
のソース/ドレイン領域およびゲート電極を含む断面図
を図12(a)に示す。図12(a)に示すように、n
型シリコン基板1の表層部分にp−ウェル2が形成され
ている。p−ウェル2の表層部分にn型ドレイン領域1
3およびn型ソース領域14が形成されている。n型ド
レイン領域13とn型ソース領域14との間のn型シリ
コン基板1上にはゲート酸化膜4を介してゲート電極1
2が形成されている。
【0020】上記のMOSトランジスタの形成方法につ
いて、図12および図13を参照して以下に説明する。
まず、図12(b)に示すように、n型シリコン基板1
の表面部分にp型不純物を拡散させ、pウェル2を形成
する。また、アクティブ領域以外のシリコン基板1の表
面を、例えば選択的に酸化することにより素子分離領域
15を形成する。さらに、pウェル2が形成されたn型
シリコン基板1上に、ゲート酸化膜4となるシリコン酸
化膜を形成する。
【0021】次に、図12(c)に示すように、ゲート
酸化膜4の上層にゲート電極12あるいは転送電極(不
図示)となるポリシリコン層12aを形成する。続い
て、図12(d)に示すように、レジスト(不図示)を
マスクとしてポリシリコン層12aをエッチングし、ゲ
ート電極12と転送電極を形成する。
【0022】次に、図13(a)に示すように、ポリシ
リコンからなるゲート電極12や転送電極の表面を酸化
して、絶縁膜16を形成する。このとき、MOSトラン
ジスタのソース/ドレイン形成領域の表面にも酸化膜1
6が形成される。そこで、図13(b)に示すように、
例えばフッ酸(HF)を用いたライトエッチングを行
い、ソース/ドレイン形成領域上の酸化膜16を除去す
る。
【0023】続いて、図13(c)に示すように、シリ
コン基板1の表面を再度酸化して、所望の膜厚および膜
質を有する酸化膜17を形成する。その後、図13
(d)に示すように、n型不純物のイオン注入を行って
から、n型不純物を熱拡散させることにより、n型ソー
ス領域14およびn型ドレイン領域13が形成される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示すように、MOSトランジスタのゲート幅(W)やゲ
ート長(L)を縮小すれば変換効率は向上するが、1/
fノイズの増加やショートチャネル効果が起こるという
問題がある。したがって、MOSトランジスタのゲート
幅(W)やゲート長(L)を現状のサイズよりも縮小す
ることは困難である。
【0025】また、図10に示すように、浮遊拡散層9
に接続するAl配線23の面積を縮小しようとすると、
浮遊拡散層9のコンタクトホール25とAl配線23と
の位置合わせを高精度に行うことが困難となる。浮遊拡
散層9のAl配線23は、コンタクトホール25内を含
む層間絶縁膜24上にAl膜を堆積させた後、Al膜を
エッチングすることにより形成される。
【0026】Al配線を微細化すると、エッチングマス
クを形成するためのリソグラフィー工程において位置合
わせを高精度に行うことが困難となる。したがって、A
l配線の接続不良を防止しながら、Al配線を現状のサ
イズ以下に縮小することは困難である。
【0027】さらに、図11に示すように浮遊拡散層9
のn+ 拡散層の面積を縮小した場合にも、n+ 拡散層と
コンタクトホール25との位置合わせが困難となり、n
+ 拡散層とコンタクトホールとの電気的接続の信頼性が
低下する。また、浮遊拡散層の面積の縮小に伴い、コン
タクトホールも微細化する必要がある。浮遊拡散層のコ
ンタクトホールは現状でアスペクト比が1程度まで縮小
されており、コンタクトホール径をさらに縮小しようと
すると、コンタクトホール内にAl配線を良好な被覆性
で形成することが出来なくなる。これにより、n+拡散
層とAl配線との電気的接続の信頼性が低下する。した
がって、浮遊拡散層(n+ 拡散層)の面積を現状のサイ
ズ以下に縮小することも困難である。
【0028】以上のように、変換効率を現状以上に向上
させる有効な手段がないために、現在、出力回路の変換
効率は頭打ち状態となっている。前述したように、出力
回路の変換効率を改善しない限り、感度や飽和信号量、
取扱電荷量を同時に増加させることは出来ない。
【0029】CCD固体撮像素子の単位画素サイズを縮
小して光学系の小型化や多画素化を実現するためには、
感度や飽和信号量、レジスタの取扱電荷量を増加させる
必要がある。したがって、CCD固体撮像素子におい
て、他の特性を低下させずに出力回路の変換効率を向上
させる手段が強く望まれている。
【0030】上記の従来の出力回路MOSトランジスタ
の形成方法によれば、図12(a)に示すように、ゲー
ト電極12と不純物濃度の高いn型ドレイン領域13と
が、非常に近い距離L1で形成される。したがって、ゲ
ート電極12とドレイン領域との間の寄生容量が大き
く、耐圧が低い状態となっている。
【0031】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、出力回路の変換効率を
向上させることにより、感度や飽和信号量、取扱電荷量
が増加された固体撮像素子およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像素子は、光が入射し、前記光を電
気信号に光電変換する複数の受光部と、前記電気信号を
受け取る浮遊拡散層と、前記浮遊拡散層の電位変化を検
出する、駆動トランジスタと定電流トランジスタとを有
するソースフォロワ増幅器とが集積化された固体撮像素
子であって、前記ソースフォロワ増幅器の前記駆動トラ
ンジスタは、ゲート電極とドレイン領域の境界部分にお
いて、前記ゲート電極側面を含む前記ゲート電極の一部
と、前記ドレイン領域の一部とを被覆する絶縁膜を有
し、前記絶縁膜下部の前記ドレイン領域は、前記絶縁膜
が形成されていない部分の前記ドレイン領域に比較し
て、相対的に低濃度の不純物を含有する領域であること
を特徴とする。
【0033】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
ゲート電極側面を被覆する前記絶縁膜下部の前記ドレイ
ン領域は、前記不純物が導入されていない領域であるこ
とを特徴とする。本発明の固体撮像素子は、好適には、
前記ソースフォロワ増幅器は、一つの駆動トランジスタ
と一つの定電流トランジスタを有する一段のソースフォ
ロワ増幅器が複数接続された多段のソースフォロワ増幅
器であり、前記絶縁膜および低濃度の不純物を含有する
前記ドレイン領域は、前記浮遊拡散層に最も近接した1
段目のソースフォロワ増幅器の駆動トランジスタに形成
されていることを特徴とする。
【0034】本発明の固体撮像素子は、好適には、前記
絶縁膜はシリコン窒化膜であることを特徴とする。本発
明の固体撮像素子は、好適には、前記受光部上に表面の
反射率を低減する低反射膜を有し、前記低反射膜と前記
絶縁膜は同一の層からなることを特徴とする。
【0035】これにより、固体撮像素子の出力回路のソ
ースフォロワ増幅器において、駆動トランジスタのゲー
ト電極とドレイン領域との間の寄生容量を低減し、トラ
ンジスタの耐圧を向上させることができる。したがっ
て、出力回路の変換効率を向上させ、固体撮像素子の感
度や信号飽和量などの特性を向上させることができる。
また、出力回路の変換効率を向上させることにより、単
位画素サイズを縮小できるため、光学系縮小や多画素化
が可能となる。
【0036】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の固体撮像素子の製造方法は、光が入射し、前記光を
電気信号に光電変換する複数の受光部と、前記電気信号
を受け取る浮遊拡散層と、前記浮遊拡散層の電位変化を
検出する、駆動トランジスタと定電流トランジスタとを
有するソースフォロワ増幅器とが集積化された固体撮像
素子の製造方法であって、前記駆動トランジスタを形成
する工程は、ソース形成領域とドレイン形成領域との間
の前記基板上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲー
ト電極と前記ドレイン形成領域の境界部分において、前
記ゲート電極側面を含む前記ゲート電極の一部と、前記
ドレイン形成領域の一部とを被覆する絶縁膜を形成する
工程と、前記基板に前記絶縁膜を介して不純物を導入
し、前記ソース形成領域および前記絶縁膜が形成されて
いない部分の前記ドレイン形成領域に相対的に高濃度の
不純物を含有するソース領域およびドレイン領域をそれ
ぞれ形成し、前記絶縁膜下部の前記ドレイン形成領域に
相対的に低濃度の不純物を含有する低濃度ドレイン領域
を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0037】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記ゲート電極側面を被覆する前記絶縁膜下部の
前記ドレイン形成領域には、前記不純物を導入しないこ
とを特徴とする。本発明の固体撮像素子の製造方法は、
好適には、前記ソースフォロワ増幅器は、一つの駆動ト
ランジスタと一つの定電流トランジスタを有する一段の
ソースフォロワ増幅器が複数接続された多段のソースフ
ォロワ増幅器であり、前記絶縁膜および前記低濃度ドレ
イン領域は、前記浮遊拡散層に最も近接した1段目のソ
ースフォロワ増幅器の駆動トランジスタに形成すること
を特徴とする。
【0038】本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適
には、前記絶縁膜はシリコン窒化膜であることを特徴と
する。本発明の固体撮像素子の製造方法は、好適には、
前記受光部上に表面の反射率を低減する低反射膜を形成
する工程を有し、前記低反射膜の形成と前記絶縁膜の形
成は同一の工程で行われることを特徴とする。
【0039】これにより、固体撮像素子の出力回路のソ
ースフォロワ増幅器に、ゲート電極とドレイン領域との
間の寄生容量が低減され、耐圧が向上された駆動トラン
ジスタを形成することが可能となる。したがって、出力
回路の変換効率が向上され、感度や信号飽和量などの特
性が向上された固体撮像素子を製造することが可能とな
る。また、出力回路の変換効率が向上することにより、
単位画素サイズを縮小できるため、光学系縮小や多画素
化がなされた固体撮像素子を形成することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の固体撮像素子お
よびその製造方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。 (実施形態1)図1は、本実施形態のCCD固体撮像素
子の全体図である。図1に示すCCD固体撮像素子は、
入射光を受光して光電変換を行うフォトセンサ101
と、垂直転送CCDレジスタ(Vレジスタ)102とか
らなる撮像領域103と、Vレジスタ102から転送さ
れた信号電荷を出力回路104に転送する水平転送CC
Dレジスタ(Hレジスタ)105とを有する。フォトセ
ンサ101、Vレジスタ102およびそれらの間に形成
された読み出しゲート106により、単位画素107が
構成される。
【0041】図1に示すCCD固体撮像素子の出力回路
104部分の回路図を、図2に示す。図2に示すよう
に、CCD固体撮像素子の出力回路には1組の駆動トラ
ンジスタ21および定電流トランジスタ22を1段のソ
ースフォロワ増幅器とする、3段のソースフォロワ増幅
器が形成されている。
【0042】図3は図1に示すCCD固体撮像素子のH
レジスタ105から出力回路11にかけての断面図およ
び回路図である。CCD固体撮像素子におけるHレジス
タの最終段から出力回路にかけての構造について、図3
を参照して説明する。図3に示すように、n型シリコン
基板1の表面部分にp型不純物を含有するpウェル2が
形成され、pウェル2内に埋め込み型CCDの転送チャ
ネル領域3が形成されている。pウェル2上には、絶縁
膜(ゲート酸化膜)4を介して転送電極5、6、出力ゲ
ート電極7およびリセットゲート電極8が形成されてい
る。出力ゲート電極7は接地されている。
【0043】転送電極5、6に転送パルスHφ1、Hφ
2をそれぞれ印加することにより、信号電荷がB側から
A側に向かって転送チャネル領域3を転送される。B側
からA側に向かって転送されてきた信号電荷は、出力ゲ
ート電極7の下部を通り、浮遊拡散層(フローティング
ディフュージョン:FD)9を通して出力回路で電圧に
変換される。その後、リセットゲート電極8にハイレベ
ルのパルス電圧が印加されることにより、電圧に変換さ
れた信号電荷がVRG電圧の印加されているリセットド
レイン領域10へ排出される。
【0044】浮遊拡散層9に転送されてきた信号電荷量
をQ、浮遊拡散層容量をCとすると、浮遊拡散層9の電
圧変化量VはV=Q/Cで表される。この電圧変化量V
は、3段のソースフォロワ増幅回路である出力回路11
を経て、出力電圧VOUTとして得られる。浮遊拡散層
容量Cが小さいほど、電荷から電圧への変換効率は向上
するため、電圧変化量Vは大きくなり、VOUT変化量
も大きくなる。すなわち、少ない信号電荷量から大きな
出力電圧が得られるようになる。
【0045】この浮遊拡散層容量Cは、浮遊拡散層9と
リセットゲート電極8との間の寄生容量C1、浮遊拡散
層9と出力ゲート電極7との間の寄生容量C2、浮遊拡
散層9とpウェルとの接合容量C3、浮遊拡散層9と初
段駆動MOSトランジスタM1のゲート電極とを接続す
るAl配線がシリコン基板や近傍の金属配線、絶縁膜、
出力ゲート電極等との間に持つ寄生容量C4、初段駆動
MOSトランジスタM1のゲート電極とドレイン領域と
の間の寄生容量C5、初段駆動MOSトランジスタM1
のゲート電極とソース領域との間の寄生容量C6などの
和で表される。
【0046】本実施形態のCCD固体撮像素子によれ
ば、上記の初段駆動トランジスタM1のゲート電極とド
レイン領域との間の寄生容量C5を低減することによ
り、変換効率を向上させ、同時に、ゲート電極とドレイ
ン領域との間の耐圧を向上させることができる。
【0047】ソースフォロワ増幅器において、駆動トラ
ンジスタM1、M3、M5のソース端子は定電流トラン
ジスタM2、M4、M6のドレイン端子にそれぞれ接続
される。初段のソースフォロワ増幅器の増幅率をAとす
ると、入力容量CINは、 CIN=C5+C6(1−A) ・・・(1) と表される。
【0048】ここで、一般にAは1に極めて近いため
(1)式の第2項はほとんど無視できる。したがって、
CINはほぼC5、すなわち初段駆動トランジスタM1
のゲート電極とドレイン領域との間の寄生容量に依存す
ることになる。このため、入力容量を低減するには初段
駆動トランジスタM1のゲート電極とドレイン領域との
間の寄生容量C5をできる限り小さくすることが望まし
い。
【0049】図4(a)に本実施形態のCCD固体撮像
素子の出力回路MOSトランジスタの断面図を示す。図
4(a)に示すMOSトランジスタは、ドレイン領域の
一部13aとゲート電極12の側面および一部を被覆す
る形状の絶縁膜18を有する。絶縁膜18としては例え
ばシリコン窒化膜が用いられる。
【0050】シリコン窒化膜が形成されていない部分の
n型ドレイン領域13bには、相対的に高濃度のn型不
純物が拡散されている。一方、絶縁膜18下部のn型ド
レイン領域は、相対的に低濃度のn型不純物が拡散され
た低濃度n型ドレイン領域13aとなっている。
【0051】また、ゲート電極12の側面を被覆する絶
縁膜18の下部には、n型不純物がほとんど導入されな
いため、n型不純物濃度は低濃度n型ドレイン領域13
aよりもさらに低くなっている。したがって、図4
(a)のMOSトランジスタにおいて、ゲート電極12
とn型ドレイン領域13a、13bとの距離は実質的に
L2で表される。
【0052】上記のように、本実施形態のCCD固体撮
像素子の出力回路MOSトランジスタは、ゲート電極近
傍のドレイン領域の不純物濃度が低く、かつ、ゲート電
極とドレイン領域との距離が大きい。これにより、ゲー
ト電極とドレイン領域との寄生容量が低減され、MOS
トランジスタの耐圧が向上される。したがって、CCD
固体撮像素子の他の特性を低下させずに、出力回路の変
換効率を向上させることができる。すなわち、CCD固
体撮像素子の小型化および多画素化が可能となる。
【0053】以下に、上記の構造の出力回路MOSトラ
ンジスタの形成方法について、図面を参照して説明す
る。まず、図4(b)に示すように、n型シリコン基板
1の表面部分にp型不純物を拡散させ、pウェル2を形
成する。また、アクティブ領域以外のシリコン基板1の
表面を、例えば選択的に酸化することにより素子分離領
域15を形成する。pウェル2が形成されたn型シリコ
ン基板1上に、ゲート酸化膜4となるシリコン酸化膜を
形成する。
【0054】続いて、図4(c)に示すように、ゲート
酸化膜4の上層にゲート電極12あるいは転送電極(不
図示)となるポリシリコン層12aを形成する。その
後、図5(a)に示すように、レジスト(不図示)をマ
スクとしてポリシリコン層12aをエッチングし、ゲー
ト電極12と転送電極を形成する。
【0055】次に、図5(b)に示すように、ポリシリ
コンからなるゲート電極12や転送電極の表面を酸化し
て、絶縁膜16を形成する。このとき、MOSトランジ
スタのソース/ドレイン形成領域の表面にも酸化膜16
が形成される。そこで、図5(c)に示すように、例え
ばフッ酸(HF)を用いたライトエッチングを行い、ソ
ース/ドレイン領域13、14表面の酸化膜16を除去
する。続いて、図5(d)に示すように、シリコン基板
1の表面を再度酸化して、所望の膜厚および膜質を有す
る酸化膜17を形成する。
【0056】次に、図6(a)に示すように、シリコン
窒化膜18aを例えばCVD法により堆積する。続い
て、図6(b)に示すように、シリコン窒化膜18aを
エッチングして、n型ドレイン形成領域とゲート電極1
2のそれぞれ一部を被覆する形状のシリコン窒化膜18
とする。
【0057】次に、図6(c)に示すように、膜厚がt
1 である酸化膜17を介してn型不純物をイオン注入す
る。これにより、シリコン窒化膜18が形成されていな
い部分のn型ドレイン形成領域と、n型ソース形成領域
には高濃度のn型不純物がイオン注入される。イオン注
入後、不純物を熱拡散させることにより、n型ドレイン
領域13bおよびn型ソース領域14が形成される。
【0058】一方、シリコン窒化膜18が形成されてい
る部分のn型ドレイン形成領域には、シリコン窒化膜1
8および酸化膜17を透過したイオンのみが注入され
る。図6(c)に示すように、膜厚の合計がt2 (t2
>t1 )である絶縁膜を介してイオン注入が行われる。
これにより、n型ドレイン領域13bに比較して低濃度
のn型不純物が導入される。イオン注入後、不純物を熱
拡散させることにより、n型ドレイン領域13bよりも
n型不純物濃度の低い低濃度n型ドレイン領域13aが
形成される。
【0059】上記のMOSトランジスタの形成方法によ
れば、ゲート電極12近傍で不純物濃度が低減されたn
型ドレイン領域13aを形成することができるため、M
OSトランジスタのショートチャネル効果を防止するこ
とができる。また、図4(a)に示すように、ゲート電
極12とn型ドレイン領域13との距離L2を従来構造
よりも大きくすることができるため、ゲート電極12と
n型ドレイン領域13との寄生容量を低減し、ゲート電
極−ドレイン領域間の耐圧を向上させることができる。
【0060】本実施形態の固体撮像素子の製造方法によ
れば、出力回路に寄生容量が低減され、耐圧が向上され
たMOSトランジスタを形成することができるため、変
換効率が向上された固体撮像素子を製造することが可能
となる。したがって、光学系の小型化および多画素化が
実現された固体撮像素子を製造することが可能となる。
【0061】(実施形態2)本実施形態の固体撮像素子
は、出力回路に実施形態1に示すMOSトランジスタを
有し、さらに、フォトセンサに低反射膜としてのシリコ
ン窒化膜を有する。これにより、受光部に入射する光量
を増加させることができる。
【0062】本実施形態の固体撮像素子は、図1に示す
実施形態1の固体撮像素子と同様に、入射光を受光して
光電変換を行うフォトセンサ101と、Vレジスタ10
2とからなる撮像領域103と、Vレジスタ102から
転送された信号電荷を出力回路104に転送するHレジ
スタ105とを有する。フォトセンサ101、Vレジス
タ102およびそれらの間に形成された読み出しゲート
106により、単位画素107が構成される。
【0063】図7に、本実施形態の固体撮像素子の撮像
領域の拡大図を示す。撮像領域のフォトセンサ101に
は、Al等からなる遮光膜108に開口部109が設け
られている。また、光電変換された信号の読み出しおよ
び転送を行う転送電極110a、110bが形成されて
いる。各開口部109の上部に、シリコン窒化膜からな
り入射光の反射を防止する低反射膜111a、111
b、111c、111dが形成されている。
【0064】図8に、開口部107の断面図を示す。図
8に示すように、シリコン基板1上に絶縁膜4を介して
転送電極110が形成されている。転送電極110は層
間絶縁膜112によって被覆されている。開口部109
の層間絶縁膜112上には、シリコン窒化膜からなり入
射光の反射を防止する低反射膜111a、b、c、dが
形成されている。その上層に、保護膜113を介して、
表面を平坦化する絶縁膜114が形成されている。絶縁
膜114上にカラーフィルター115を介して、オンチ
ップレンズ116が形成されている。
【0065】各開口部107にはマゼンダ、シアン、イ
エローおよびグリーンのいずれかのカラーフィルター1
15が形成される。カラーフィルター115の4色に対
応させて、各開口部107の低反射膜111a、b、
c、dの膜厚や屈折率は互いに異なる値に調整されてい
てもよい。
【0066】上記のように、フォトセンサの開口部に低
反射膜を形成することにより感度を向上させた固体撮像
素子は、特開平10−256518号公報に記載されて
いる。実施形態1の固体撮像素子において、出力回路の
ゲート電極とドレイン領域のそれぞれ一部を被覆するシ
リコン窒化膜は、本実施形態の固体撮像素子のフォトセ
ンサに形成される低反射膜と共通のプロセスで形成する
ことが可能である。
【0067】上記の本実施形態の固体撮像素子によれ
ば、出力回路における変換効率の向上と、入射光量の増
加により、固体撮像素子の感度をさらに向上させること
ができる。また、上記の本実施形態の固体撮像素子の製
造方法によれば、出力回路のMOSトランジスタのゲー
ト電極とドレイン領域との境界部分を被覆するシリコン
窒化膜と、受光部に低反射膜として形成されるシリコン
窒化膜は、共通のプロセスで形成可能であるため、製造
工程数の増加を避けることができる。
【0068】本発明の固体撮像素子およびその製造方法
の実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、ソ
ースフォロワ増幅器に形成される駆動トランジスタのゲ
ート電極の一部および側面と、低濃度ドレイン領域上を
被覆するシリコン窒化膜は、他の材料からなる絶縁膜に
変更することができる。その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で、種々の変更が可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明の固体撮像素子によれば、出力回
路のソースフォロワ増幅器において、駆動トランジスタ
のゲート電極とドレイン領域との間の寄生容量を低減
し、トランジスタの耐圧を向上させることができる。し
たがって、固体撮像素子の出力回路の変換効率を向上さ
せ、固体撮像素子の感度や信号飽和量などの特性を向上
させることができる。
【0070】また、本発明の固体撮像素子の製造方法に
よれば、ソースフォロワ増幅器にゲート電極とドレイン
領域との寄生容量が低減され、耐圧が向上した駆動トラ
ンジスタを形成することができる。したがって、出力回
路の変換効率を向上させることができる。これにより、
単位画素サイズを縮小できるため、光学系縮小や多画素
化が実現された固体撮像素子を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来の固体撮像素子の全体を表す
概略図である。
【図2】本発明および従来の固体撮像素子の出力回路を
表す図である。
【図3】本発明の固体撮像素子のHレジスタから出力回
路に至る断面図および回路図を示す。
【図4】(a)は本発明の実施形態1に係る固体撮像素
子の出力回路の駆動MOSトランジスタの断面図であ
り、(b)および(c)はその製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の実施形態1に係る固
体撮像素子の製造方法において、出力回路の駆動MOS
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の実施形態1に係る固
体撮像素子の製造方法における、出力回路の駆動MOS
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係る固体撮像素子の撮像
領域の拡大図である。
【図8】本発明の実施形態2に係る固体撮像素子の撮像
領域の開口部周辺の断面図である。
【図9】固体撮像素子の出力回路の変換効率を向上させ
る従来の方法を説明するための、MOSトランジスタの
上面図であり、(a)はゲート長および/またはゲート
幅が大きい場合、(b)はゲート長および/またはゲー
ト幅が小さい場合を示す。
【図10】固体撮像素子の出力回路の変換効率を向上さ
せる従来の方法を説明するための、MOSトランジスタ
の上面図((a)、(b))および断面図((b)およ
び(d))であり、(a)および(c)はAl配線の面
積が大きい場合、(b)および(d)はAl配線の面積
が小さい場合を示す。
【図11】固体撮像素子の出力回路の変換効率を向上さ
せる従来の方法を説明するための、MOSトランジスタ
の断面図であり、(a)は浮遊拡散層の面積が大きい場
合、(b)は浮遊拡散層の面積が小さい場合を示す。
【図12】(a)は従来の固体撮像素子の出力回路の駆
動MOSトランジスタの断面図であり、(b)〜(d)
はその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図13】(a)〜(d)は従来の固体撮像素子の製造
方法における、出力回路の駆動MOSトランジスタの製
造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1…n型シリコン基板、2…pウェル、3…転送チャネ
ル領域、4…絶縁膜(ゲート酸化膜)、5、6…転送電
極、7…出力ゲート電極、8…リセットゲート電極、9
…浮遊拡散層、10…リセットドレイン領域、11…出
力回路、12…ゲート電極、12a…ポリシリコン層、
13、13b…n型ドレイン領域、13a…低濃度n型
ドレイン領域、14…n型ソース領域、15…素子分離
領域、16…絶縁膜、17…酸化膜、18、18a…絶
縁膜(シリコン窒化膜)、21…駆動トランジスタ、2
2…定電流トランジスタ、23…Al配線、24…層間
絶縁膜、25…コンタクトホール、101…フォトセン
サ、102…Vレジスタ、103…撮像領域、104…
出力回路、105…Hレジスタ、106…読み出しゲー
ト、107…単位画素、108…遮光膜、109…開口
部、110a、110b…転送電極、111a、b、
c、d…低反射膜、112…層間絶縁膜、113…保護
膜、114…絶縁膜、115…カラーフィルター、11
6…オンチップレンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 Fターム(参考) 4M118 AA01 AA10 AB01 BA13 DA03 DA32 DB06 DC05 DC08 DC10 DD04 DD07 DD20 EA08 FA06 FA33 GA07 GA08 GA09 GB03 GB07 GB11 GB18 GC09 GC14 GD04 GD07 5C024 CX41 CY47 GY01 5F040 DA04 DA11 DA16 DA20 DB01 DC01 EB02 EC07 EF02 EF14 EF18 FA05 FA07 FA10 FA12 FC02 FC16 5F088 BA03 BB03 EA04 HA01 JA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光が入射し、前記光を電気信号に光電変換
    する複数の受光部と、 前記電気信号を受け取る浮遊拡散層と、 前記浮遊拡散層の電位変化を検出する、駆動トランジス
    タと定電流トランジスタとを有するソースフォロワ増幅
    器とが集積化された固体撮像素子であって、 前記ソースフォロワ増幅器の前記駆動トランジスタは、
    ゲート電極とドレイン領域の境界部分において、前記ゲ
    ート電極側面を含む前記ゲート電極の一部と、前記ドレ
    イン領域の一部とを被覆する絶縁膜を有し、 前記絶縁膜下部の前記ドレイン領域は、前記絶縁膜が形
    成されていない部分の前記ドレイン領域に比較して、相
    対的に低濃度の不純物を含有する領域である固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】前記ゲート電極側面を被覆する前記絶縁膜
    下部の前記ドレイン領域は、前記不純物が導入されてい
    ない領域である請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】前記ソースフォロワ増幅器は、一つの駆動
    トランジスタと一つの定電流トランジスタを有する一段
    のソースフォロワ増幅器が複数接続された多段のソース
    フォロワ増幅器であり、 前記絶縁膜および低濃度の不純物を含有する前記ドレイ
    ン領域は、前記浮遊拡散層に最も近接した1段目のソー
    スフォロワ増幅器の駆動トランジスタに形成されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】前記絶縁膜はシリコン窒化膜である請求項
    1記載の固体撮像素子。
  5. 【請求項5】前記受光部上に表面の反射率を低減する低
    反射膜を有し、前記低反射膜と前記絶縁膜は同一の層か
    らなる請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 【請求項6】光が入射し、前記光を電気信号に光電変換
    する複数の受光部と、 前記電気信号を受け取る浮遊拡散層と、 前記浮遊拡散層の電位変化を検出する、駆動トランジス
    タと定電流トランジスタとを有するソースフォロワ増幅
    器とが集積化された固体撮像素子の製造方法であって、 前記駆動トランジスタを形成する工程は、ソース形成領
    域とドレイン形成領域との間の前記基板上にゲート電極
    を形成する工程と、 前記ゲート電極と前記ドレイン形成領域の境界部分にお
    いて、前記ゲート電極側面を含む前記ゲート電極の一部
    と、前記ドレイン形成領域の一部とを被覆する絶縁膜を
    形成する工程と、 前記基板に前記絶縁膜を介して不純物を導入し、前記ソ
    ース形成領域および前記絶縁膜が形成されていない部分
    の前記ドレイン形成領域に相対的に高濃度の不純物を含
    有するソース領域およびドレイン領域をそれぞれ形成
    し、前記絶縁膜下部の前記ドレイン形成領域に相対的に
    低濃度の不純物を含有する低濃度ドレイン領域を形成す
    る工程とを有する固体撮像素子の製造方法。
  7. 【請求項7】前記ゲート電極側面を被覆する前記絶縁膜
    下部の前記ドレイン形成領域には、前記不純物を導入し
    ない請求項6記載の固体撮像素子の製造方法。
  8. 【請求項8】前記ソースフォロワ増幅器は、一つの駆動
    トランジスタと一つの定電流トランジスタを有する一段
    のソースフォロワ増幅器が複数接続された多段のソース
    フォロワ増幅器であり、 前記絶縁膜および前記低濃度ドレイン領域は、前記浮遊
    拡散層に最も近接した1段目のソースフォロワ増幅器の
    駆動トランジスタに形成する請求項6記載の固体撮像素
    子の製造方法。
  9. 【請求項9】前記絶縁膜はシリコン窒化膜である請求項
    6記載の固体撮像素子の製造方法。
  10. 【請求項10】前記受光部上に表面の反射率を低減する
    低反射膜を形成する工程を有し、 前記低反射膜の形成と前記絶縁膜の形成は同一の工程で
    行われる請求項6記載の固体撮像素子の製造方法。
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