JP2000305722A - データ処理装置およびデータ処理装置のイメージ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理装置のイメージ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JP2000305722A
JP2000305722A JP11111888A JP11188899A JP2000305722A JP 2000305722 A JP2000305722 A JP 2000305722A JP 11111888 A JP11111888 A JP 11111888A JP 11188899 A JP11188899 A JP 11188899A JP 2000305722 A JP2000305722 A JP 2000305722A
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Tokukazu Horiike
徳和 堀池
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑に分割されたイメージデータを受信した
場合でも分割前のイメージに応じてイメージレコード間
の関連づけを行うことである。 【解決手段】 コマンド受信部102が受信するコマン
ドを矩形リスト作成部104により解析して得られるイ
メージデータの描画範囲を外接矩形として特定する外接
矩形リストを作成して、順次受信するコマンド解析時毎
に得られるイメージデータの描画範囲が既に管理されて
いる外接矩形リストで特定される外接矩形範囲との重な
りを矩形リスト参照部105により判定して外接矩形リ
ストの更新あるいは新規作成を管理する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージ描画コマ
ンドを含む印刷描画コマンドを受信して印刷装置に転送
すべき印刷データを処理するデータ処理装置およびデー
タ処理装置のイメージ処理方法およびコンピュータが読
み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタドライバの役割として
は、ホストコンピュータ上で動作させているアプリケー
ションからの印刷描画コマンドを受け取って、プリンタ
が解釈できるようなものに変換するものである。また、
プリンタ本体にページ記述言語などが搭載されていない
場合には、プリンタドライバ側でペイントメモリにビッ
トイメージ展開を行い、この結果をプリンタ本体に転送
している。
【0003】また、プリンタドライバでは、スプーリン
グといわれる手法を用いることがある。これは、OSか
らプリンタドライバ側に渡される描画コマンドを一旦受
信して記憶媒体にレコードとして保持しておき、後に該
記憶保持してあるレコードを参照してペイントメモリに
展開してから、プリンタに転送するものである。
【0004】そして、プリンタドライバに渡される描画
コマンドは、文字コマンドや、直線,点,円などのグラ
フィックスコマンドや、イメージコマンドなどに大別で
きる。また、その際、一層高品質な印刷出力を目指すた
めに、プリンタドライバ側ではこれらのコマンドを解析
し独自の処理を付加することもある。例えば、イメージ
データを他の描画コマンドと分けて色処理などを行うこ
とも考えられる。
【0005】図7,図8は、この種のデータ処理装置の
プリンタドライバに引き渡されるページデータの一例を
示す図である。
【0006】図7に示すように、矩形イメージIM1,
IM2と文字TXTからなるページデータの印刷では、
プリンタドライバに渡ってくる描画コマンドは単純な場
合が多く、イメージデータを他の描画コマンドと分ける
判断は比較的容易である。この場合、矩形イメージIM
1に対応する描画コマンドと、矩形イメージIM2に対
する描画コマンドにそれぞれ識別子を設定すればよい。
そして、それぞれの識別子に対して個別のイメージデー
タ用の処理を施せばよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プリンタドラ
イバに渡されるイメージデータが複雑で多数となる場合
は、イメージデータを他の描画コマンドと分ける判断が
困難になる。
【0008】また、図8は三角形にカットしたイメージ
IM12と、矩形のイメージIM11,13の2個を含
んだページデータである。このようなページデータを印
刷する場合、アプリケーション側では三角形にカットし
たイメージをばらばらに分割して、プリンタドライバに
渡してくるケースが多い。
【0009】例えば三角形のイメージIM12を、小さ
な矩形ブロックイメージと高さ1ラインのイメージの集
合体として捉えて、プリンタドライバに対しては矩形ブ
ロックと1ライン高のイメージコマンドを多数渡すよう
になる。そのため、プリンタドライバ側では、三角形を
構成していたイメージコマンドなのか、独立しているイ
メージコマンドなのかを判別することが非常に困難にな
るという問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、受信するコマンドを
解析して得られるイメージデータの描画範囲を外接矩形
として特定する外接矩形リストを作成して、順次受信す
るコマンド解析時毎に得られるイメージデータの描画範
囲が既に管理されている外接矩形リストで特定される外
接矩形範囲との重なりを判定して外接矩形リストの更新
あるいは新規作成を管理することにより、複雑に分割さ
れたイメージデータを受信した場合でも分割前のイメー
ジに応じてイメージレコード間の関連づけを行うことが
出来るデータ処理装置およびデータ処理装置のイメージ
処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラ
ムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、イメージ描画コマンドを含む印刷描画コマンドを受
信して印刷装置に転送すべき印刷データを処理するデー
タ処理装置であって、前記印刷描画コマンドを解析して
得られるイメージデータの描画範囲を外接矩形として特
定するための複数の要素を含む外接矩形リストを作成す
る矩形作成手段(図1に示す矩形リスト作成部104)
と、前記矩形作成手段により作成された外接矩形リスト
を保持する保持手段(図1に示すRAM110あるいは
ファイル部108)と、受信される前記印刷描画コマン
ドの解析時毎に得られる前記イメージデータの描画範囲
と前記保持手段に保持されているいずれかの外接矩形リ
ストの各要素で決定される外接矩形範囲とが重なり合う
かどうかを判定する判定手段(図1に示す矩形リスト参
照部105)と、前記判定手段により重なり合うと判断
された場合には、前記保持手段により保持されているい
ずれかの外接矩形リストの各要素を更新させ、前記判定
手段により重なり合わないと判断された場合には、前記
矩形作成手段により新規作成される外接矩形リストを前
記保持手段に追加して保持させる外接矩形リスト管理手
段(図1に示す矩形リスト更新部106,レコード処理
部103)とを有するものである。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記外接矩形
リストは、外接矩形が含むイメージレコードを参照する
ためのリンク情報と、外接矩形の識別情報と、対角座標
情報とを含むものである。
【0013】本発明に係る第3の発明は、イメージ描画
コマンドを含む印刷描画コマンドを受信して印刷装置に
転送すべき印刷データを処理するデータ処理装置のイメ
ージ処理方法であって、前記印刷描画コマンドを解析し
て得られるイメージデータの描画範囲を外接矩形として
特定するための複数の要素を含む外接矩形リストを作成
する矩形作成工程(図2に示すステップ(211),
(212))と、前記矩形作成工程により作成された外
接矩形リストをメモリに保持する保持工程(図2に示す
ステップ(211),(212))と、受信される前記
印刷描画コマンドの解析時毎に得られる前記イメージデ
ータの描画範囲と前記保持工程により前記メモリに保持
されているいずれかの外接矩形リストの各要素で決定さ
れる外接矩形範囲とが重なり合うかどうかを判定する判
定工程(図2に示すステップ(204)〜(206))
と、前記判定工程により重なり合うと判断された場合に
は、前記メモリにより保持されているいずれかの外接矩
形リストの各要素を更新させ、前記判定工程により重な
り合わないと判断された場合には、前記矩形作成工程に
より新規作成される外接矩形リストを前記メモリに追加
して保持させる外接矩形リスト管理工程(図2に示すス
テップ(207)〜(209))とを有するものであ
る。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記外接矩形
リストは、外接矩形が含むイメージレコードを参照する
ためのリンク情報と、外接矩形の識別情報と、対角座標
情報とを含むものである。
【0015】本発明に係る第5の発明は、イメージ描画
コマンドを含む印刷描画コマンドを受信して印刷装置に
転送すべき印刷データを処理するデータ処理装置を制御
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
た記憶媒体であって、前記印刷描画コマンドを解析して
得られるイメージデータの描画範囲を外接矩形として特
定するための複数の要素を含む外接矩形リストを作成す
る矩形作成工程(図2に示すステップ(211),(2
12))と、前記矩形作成工程により作成された外接矩
形リストをメモリに保持する保持工程(図2に示すステ
ップ(211),(212))と、受信される前記印刷
描画コマンドの解析時毎に得られる前記イメージデータ
の描画範囲と前記保持工程により前記メモリに保持され
ているいずれかの外接矩形リストの各要素で決定される
外接矩形範囲とが重なり合うかどうかを判定する判定工
程(図2に示すステップ(204)〜(206))と、
前記判定工程により重なり合うと判断された場合には、
前記メモリにより保持されているいずれかの外接矩形リ
ストの各要素を更新させ、前記判定工程により重なり合
わないと判断された場合には、前記矩形作成工程により
新規作成される外接矩形リストを前記メモリに追加して
保持させる外接矩形リスト管理工程(図2に示すステッ
プ(207)〜(209))とを有するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したもので
ある。
【0016】本発明に係る第6の発明は、前記外接矩形
リストは、外接矩形が含むイメージレコードを参照する
ためのリンク情報と、外接矩形の識別情報と、対角座標
情報とを含むコンピュータが読み出し可能なプログラム
を記憶媒体に格納したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
すデータ処理装置を適用可能な印刷システムの一例を示
すブロック図であり、ホストコンピュータ1とプリンタ
2とがプリンタケーブルを介して接続されている場合に
対応する。なお、本実施形態におけるプリンタ2は、ペ
ージ記述言語を搭載していないものであり、このような
プリンタが解釈できるデータは、一般にラスタデータ形
式というもので、プリンタ2の走査方向にビットデータ
が並んだようなものであり、一部にはデータの転送を効
率化するためにホストコンピュータ側でデータ圧縮を行
い、プリンタ2側に圧縮データ伸長部をもっているもの
もある。
【0018】図1において、101は本発明の方式が実
行されるべきOSであり、これはWindows95や
Windows3.1(米国のマイクロソフト社の登録
商標)などのOSを指し、OS101はRAM110に
ロードされる種々のアプリケーションを実行する。
【0019】プリンタドライバはホストコンピュータ1
の内部に存在してアプリケーションの印刷データをOS
101を通じて受け取り、プリンタ2が解釈できるデー
タ形式に変換する役割を持つ。
【0020】102はコマンド受信部であり、OS10
1からプリンタドライバへ発行された印刷コマンドを受
け取るものである。この印刷コマンドはOS側で仕様が
定められており、レコード処理部103において文字,
グラフィックス,イメージなどの種別に応じて適当にレ
コード化される。このレコードはファイル部108など
の記憶媒体に記憶保持されると矩形リスト作成部104
は、後述する外接矩形をリスト形式としてファイル部1
08あるいはRAM110に作成するものである。 1
05は矩形リスト参照部で、受信した描画コマンドがイ
メージコマンドならば、外接矩形リスト中の外接矩形と
イメージ矩形とを比較参照する。106は矩形リスト更
新部で、イメージ矩形と既存の矩形リスト中の外接矩形
が接していると判断された場合に、既存の外接矩形の位
置情報を更新する。
【0021】107は描画処理部で、ファイル部108
に保持されたレコードを参照してペイントメモリ109
へビットイメージ展開する。このペイントメモリ109
はRAM110上に確保される。
【0022】図2は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(201)〜(212)は各ステップを
示す。
【0023】まず、ステップ(201)で、ホストコン
ピュータ1から送られる描画コマンドをコマンド受信部
102で受信する。次に、ステップ(202)で、受信
したコマンドが終了コマンドかどうかを判定して、YE
Sならば処理を終了する。
【0024】一方、ステップ(202)で、終了コマン
ドでないと判定された場合は、ステップ(203)で、
受信したコマンドがイメージコマンドかどうかを判断
し、イメージコマンドでないと判定した場合は、ステッ
プ(210)で、イメージ以外のレコード処理をレコー
ド処理部103にて行い、ステップ(201)へ戻る。
【0025】一方、ステップ(203)で、イメージコ
マンドであると判断された場合は、ステップ(204)
に進み、外接矩形リストがファイル部108あるいはR
AM110に存在しているかを調べる。
【0026】ここで、外接矩形リストとは、イメージデ
ータが描画される矩形範囲が外接するように囲んだ矩形
がリスト状になっているものである。具体的には、図8
に示すように、イメージが分割されて送られてきた場合
に、一連のイメージが外接するように矩形を考えたもの
である。
【0027】図8中の左側にはブロック状とライン状と
から構成されるイメージを囲むようにひとつの外接矩形
があり、右側には独立したイメージの外接矩形がある。
【0028】ステップ204で、外接矩形が存在しない
と判断された場合は、ステップ(211)に進み、外接
矩形を新たにリストに加える。外接矩形は受信したイメ
ージが描画される範囲を矩形情報として保持するもの
で、具体的には矩形の左上および右下のxy座標のこと
である。さらに、外接矩形の識別子と、次のリスト情報
へのポインタや、イメージレコードリストのポインタも
情報として保持する。
【0029】図3は、図1に示した矩形リスト作成部1
04による外接矩形リストの一例を説明する図であり、
既存の外接矩形リストに新規に外接矩形リストを追加す
る状況を解説したものであり、外接矩形リストの最後に
新規のリストを追加して、リストポインタを更新する。
イメージレコードリストとは、外接矩形の中に含まれる
イメージレコードを参照できるようにしたものである。
【0030】つまり、ステップ(211)で処理する内
容は、イメージレコードが外接する矩形のxy座標(左
上と右下)の情報を設定し、該当イメージレコードを参
照できるようにイメージレコードリストのポインタを設
定し、外接矩形リストの識別子を設定し、外接矩形リス
トのポインタを設定することである。これらの処理は矩
形リスト作成部104で行われる。
【0031】次に、ステップ(212)で、現在のイメ
ージレコードについて外接矩形リストの識別子と同じ値
をレコードに設定する。これはレコード処理部103で
行われる。その後、ステップ(201)に戻り、以後の
コマンド受信処理を続ける。
【0032】一方、ステップ(204)で外接矩形リス
トが存在していたと判断されたならば、ステップ(20
5)に進み、外接矩形リストとイメージレコードの情報
を比較参照する。これは外接矩形リストにある矩形と、
受信したイメージレコードが重なっているかどうかを判
断することを意味し、詳細は後述する。
【0033】次に、ステップ(206)で、ステップ
(205)の比較参照結果を見て重なっているか(外接
しているか)どうかを判断し、外接していないと判断さ
れたならば、ステップ(209)に進み、次の外接矩形
リストへ参照先を変更し、ステップ(204)に戻る。
【0034】そして、ステップ(204)の比較処理の
結果、既存の外接矩形リストとイメージレコードが重な
っていないならばステップ(211)に進み、前述の処
理を行って外接矩形リストを追加する。
【0035】一方、ステップ(206)で重なっている
と判断されたならば、ステップ(207)に進み、外接
矩形リストの内容を更新する。
【0036】ここでは、後述する図5に示すように、既
存の外接矩形の位置情報の左座標がmin(l,x
1)、上座標がmin(t,ty)、右座標がmax
(r,rx)、下座標がmax(b,by)となるよう
に更新する。
【0037】こうすることで、この外接矩形は今回のイ
メージレコードの描画範囲を含んだことになる。
【0038】次に、ステップ(208)で、イメージレ
コードにはこの外接矩形リストの識別子と同じ値を設定
して、ステップ(201)に戻って新たなコマンドの受
信を続ける。
【0039】図4は、本発明に係るデータ処理装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、図1に示した矩形リスト参照部105による図
2に示した外接矩形リストとの比較処理の詳細手順に対
応する。なお、(301)〜(304)は各ステップを
示す。
【0040】図5は、図1に示した矩形リスト参照部1
05による図2に示した外接矩形リストとの比較処理を
説明するための図である。
【0041】図5の(A)において、外接矩形リストの
外接矩形の左上が(l,t)、右下が(r,b)とし、
イメージレコードの描画範囲の左上が(x1,ty)、
右下が(rx,by)とする。
【0042】図4において、まず、ステップ(301)
で、y方向の比較を行う。図5の例では、最大値をma
x(t,ty)に求め、下の最小値をmin(b,b
y)に求めて両者を比較し、比較の結果max(t,t
y)0<min(b,by)であると判断した場合は、
ステップ(304)に進んで両矩形はy方向で重なって
いないと判断する。
【0043】続いて、ステップ(302)で、x方向の
比較を行う。図5の例では、左の最大値をmax(l,
xl)に求め、右の最小値をmin(r,xr)に求め
て両者を比較し、比較の結果max(l,xl)<mi
n(r,xr)であると判断した場合は、ステップ(3
04)に進んで、両矩形はy方向で重なっていないと判
断する。そうでなければどちらかが重なっていることに
なるのでステップ(303)に進み、重なっていると判
断する。
【0044】これにより、例えば図5の(B)に示すよ
うに、イメージコマンドが既存の外接矩形と重なって
(接して)いる場合、既存の外接矩形の左上と右下の座
標が(l0G,t0)、(r0,b0)であり、イメー
ジレコードの描画範囲が左上が(xl,yt)、右下が
(xr,yb)であった場合、図5の(C)に示すよう
に、更新された外接矩形が左上が(xl,t0)、右下
が(r0,b0)となる。
【0045】以上の処理を行うことにより、一連のイメ
ージレコードが一つの外接矩形に関連づけられ、この外
接矩形のレコードリストを参照することで、同一のイメ
ージ処理を施すことが可能になる。また、図7のような
ページデータでは外接矩形が2個作成されるので、その
それぞれの外接矩形に関連づけられるイメージレコード
を独自に処理することが可能になる。
【0046】以下、図6に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0047】図6は、本発明に係るデータ処理装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0048】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0049】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0050】本実施形態における図2,図4に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0051】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0052】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0053】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0054】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0055】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第6の発明によれば、複雑に分割されたイメージデー
タを受信した場合でも分割前のイメージに応じてイメー
ジレコード間の関連づけを行うことが出来るようにな
る。
【0057】さらに、個々の外接矩形リストに対応する
イメージグループについての個別の処理を施すことが可
能になるため、より高度なイメージ処理を行うことが可
能になるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すデータ処理装置を適
用可能な印刷システムの一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ処理装置における第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示した矩形リスト作成部による外接矩形
リストの一例を説明する図である。
【図4】本発明に係るデータ処理装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図1に示した矩形リスト参照部による図2に示
した外接矩形リストとの比較処理を説明するための図で
ある。
【図6】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【図7】この種のデータ処理装置のプリンタドライバに
引き渡されるページデータの一例を示す図である。
【図8】この種のデータ処理装置のプリンタドライバに
引き渡されるページデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
101 OS 102 コマンド受信部 103 レコード処理部 104 矩形リスト作成部 105 矩形リスト参照部 106 矩形リスト更新部 107 描画処理部 108 ファイル部 109 ペイントメモリ 110 RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージ描画コマンドを含む印刷描画コ
    マンドを受信して印刷装置に転送すべき印刷データを処
    理するデータ処理装置であって、 前記印刷描画コマンドを解析して得られるイメージデー
    タの描画範囲を外接矩形として特定するための複数の要
    素を含む外接矩形リストを作成する矩形作成手段と、 前記矩形作成手段により作成された外接矩形リストを保
    持する保持手段と、 受信される前記印刷描画コマンドの解析時毎に得られる
    前記イメージデータの描画範囲と前記保持手段に保持さ
    れているいずれかの外接矩形リストの各要素で決定され
    る外接矩形範囲とが重なり合うかどうかを判定する判定
    手段と、 前記判定手段により重なり合うと判断された場合には、
    前記保持手段により保持されているいずれかの外接矩形
    リストの各要素を更新させ、前記判定手段により重なり
    合わないと判断された場合には、前記矩形作成手段によ
    り新規作成される外接矩形リストを前記保持手段に追加
    して保持させる外接矩形リスト管理手段と、を有するこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記外接矩形リストは、外接矩形が含む
    イメージレコードを参照するためのリンク情報と、外接
    矩形の識別情報と、対角座標情報とを含むことを特徴と
    する請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 イメージ描画コマンドを含む印刷描画コ
    マンドを受信して印刷装置に転送すべき印刷データを処
    理するデータ処理装置のイメージ処理方法であって、 前記印刷描画コマンドを解析して得られるイメージデー
    タの描画範囲を外接矩形として特定するための複数の要
    素を含む外接矩形リストを作成する矩形作成工程と、 前記矩形作成工程により作成された外接矩形リストをメ
    モリに保持する保持工程と、 受信される前記印刷描画コマンドの解析時毎に得られる
    前記イメージデータの描画範囲と前記保持工程により前
    記メモリに保持されているいずれかの外接矩形リストの
    各要素で決定される外接矩形範囲とが重なり合うかどう
    かを判定する判定工程と、 前記判定工程により重なり合うと判断された場合には、
    前記メモリにより保持されているいずれかの外接矩形リ
    ストの各要素を更新させ、前記判定工程により重なり合
    わないと判断された場合には、前記矩形作成工程により
    新規作成される外接矩形リストを前記メモリに追加して
    保持させる外接矩形リスト管理工程と、を有することを
    特徴とするデータ処理装置のイメージ処理方法。
  4. 【請求項4】 前記外接矩形リストは、外接矩形が含む
    イメージレコードを参照するためのリンク情報と、外接
    矩形の識別情報と、対角座標情報とを含むことを特徴と
    する請求項3記載のデータ処理装置のイメージ処理方
    法。
  5. 【請求項5】 イメージ描画コマンドを含む印刷描画コ
    マンドを受信して印刷装置に転送すべき印刷データを処
    理するデータ処理装置を制御するコンピュータが読み出
    し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記印刷描画コマンドを解析して得られるイメージデー
    タの描画範囲を外接矩形として特定するための複数の要
    素を含む外接矩形リストを作成する矩形作成工程と、 前記矩形作成工程により作成された外接矩形リストをメ
    モリに保持する保持工程と、 受信される前記印刷描画コマンドの解析時毎に得られる
    前記イメージデータの描画範囲と前記保持工程により前
    記メモリに保持されているいずれかの外接矩形リストの
    各要素で決定される外接矩形範囲とが重なり合うかどう
    かを判定する判定工程と、 前記判定工程により重なり合うと判断された場合には、
    前記メモリにより保持されているいずれかの外接矩形リ
    ストの各要素を更新させ、前記判定工程により重なり合
    わないと判断された場合には、前記矩形作成工程により
    新規作成される外接矩形リストを前記メモリに追加して
    保持させる外接矩形リスト管理工程と、 を有することを特徴とするコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 前記外接矩形リストは、外接矩形が含む
    イメージレコードを参照するためのリンク情報と、外接
    矩形の識別情報と、対角座標情報とを含むことを特徴と
    する請求項5記載のコンピュータが読み出し可能なプロ
    グラムを格納した記憶媒体。
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