JP2000305528A - レベル変換回路およびこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

レベル変換回路およびこれを用いた液晶表示装置

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JP2000305528A
JP2000305528A JP11113078A JP11307899A JP2000305528A JP 2000305528 A JP2000305528 A JP 2000305528A JP 11113078 A JP11113078 A JP 11113078A JP 11307899 A JP11307899 A JP 11307899A JP 2000305528 A JP2000305528 A JP 2000305528A
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level
phase clock
clock
clock signal
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Katsuhide Uchino
勝秀 内野
Toshiichi Maekawa
敏一 前川
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のレベルの2相のクロックをレベル変換
し、かつ位相合わせして第2のレベルの2相のクロック
として出力する場合に、レベル変換の際のクロックのデ
ューティ比が崩れると、第2のレベルの2相のクロック
のデューティ比が50%からずれる。 【解決手段】 互いに逆相の2相のクロックを例えば昇
圧し、相互の位相を合わせて出力する構成のレベル変換
回路において、互いに逆相の2相のクロックのレベルを
変換する手段として2つのレベルシフタ11,12を設
け、これらレベルシフタ11,12に対して2相のクロ
ックを互いに逆相で入力するとともに、これらレベルシ
フタ11,12から出力される各1相のクロックを位相
合わせ回路15に供給し、この位相合わせ回路15にお
いて相互の位相合わせを行ってデューティ比50%の互
いに逆相の2相のクロックとして出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レベル変換回路お
よびこれを用いた液晶表示装置に関し、特に第1のレベ
ルの互いに逆相の2相のクロック信号を、第2のレベル
の互いに逆相の2相のクロック信号に変換するレベル変
換回路およびこれを水平走査系や垂直走査系等における
クロック信号のレベル変換に用いたアクティブマトリク
ス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD;Liquid Crystal
Display)では、近年、低消費電力化を目的として、透
明絶縁基板上に画素がマトリクス状に配置されてなるL
CDパネルに対して、外部からクロック信号等を与える
周辺回路の低電圧化が進められている。これに対して、
例えば、各画素のスイッチング素子として薄膜トランジ
スタ(TFT;thin film transistor)を用いたアティ
ブマトリクス型TFT液晶表示装置においては、薄膜ト
ランジスタの駆動能力が低かったり、あるいは液晶のダ
イナミックレンジが例えば9V程度であることから、L
CDパネル内部で用いるクロック信号としては、ある程
度の振幅のものが必要となる。
【0003】そのために、LCDパネルの内部にレベル
変換回路を内蔵することになる。一例として、LCDパ
ネルの外部から5Vのクロック信号を入力し、このクロ
ック信号をレベル変換回路で5Vのクロック信号から1
5Vのクロック信号にレベル変換し、この15Vのクロ
ック信号を水平走査系や垂直走査系に供給する構成が採
られる。従来のレベル変換回路の構成の一例を図7に示
す。ここでは、水平クロックのレベル変換の場合を例に
採って説明する。
【0004】図7において、例えば5Vの互いに逆相の
2相の水平クロックHCK,HCKXは、レベルシフタ
(LVL)101の2入力となる。レベルシフタ101
は、5Vの2相の水平クロックHCK,HCKXを例え
ば15Vの1相のクロックV0に変換して出力する。こ
の1相のクロックV0は、インバータ102で位相反転
されてクロックV1として位相合わせ回路103に供給
される。
【0005】位相合わせ回路103は、1相のクロック
V1から互いに逆相の2相のクロックを生成するため
に、一方の信号経路に2個縦続接続されて設けられた2
つのインバータ104,105と、他方の信号経路に1
個設けられたインバータ106と、インバータ107,
108が互いに逆方向で並列接続され、インバータ10
5,106の各出力クロックをラッチするラッチ回路1
09と、このラッチ回路109の2つの出力クロックを
2相の水平クロックV2(HCK),V3(HCKX)
として出力するインバータ110,111とから構成さ
れている。
【0006】次に、上記構成の従来のレベル変換回路の
回路動作について、図8のタイミングチャートを用いて
説明する。なお、図8のタイミングチャートにおいて、
波形(a)〜(f)は、図7の各部(a)〜(f)の波
形をそれぞれ対応関係を持って示している。
【0007】互いに逆相の2相の水平クロックHCK,
HCKXは、レベルシフタ101でレベルシフト(昇
圧)され、さらにインバータ102で位相反転されて1
相のクロックV1(a)となって位相合わせ回路103
に供給される。この位相合わせ回路103において、1
相のクロックV1(a)はインバータ104で位相反転
されることで、クロックV1(a)に対して若干位相が
遅れたクロック(b)となる。
【0008】このクロック(b)はインバータ105で
さらに位相反転されてラッチ回路109にその一方の入
力として与えられるが、このとき、ラッチ回路109を
構成するインバータ107,108の作用により、ラッ
チ回路109にその他方の入力として与えられるインバ
ータ106の出力波形(c)の立ち上がりとインバータ
105の出力波形(d)の立ち下がりの位相が揃い、ま
たインバータ105の出力波形(d)の立ち上がりとイ
ンバータ106の出力波形(c)の立ち下がりの位相も
揃う。
【0009】このようにして、位相合わせ回路103で
は、1相のクロックV1(a)から互いに逆相の2相の
クロック(c),(d)を生成するとともに、2相のク
ロック(c),(d)の相互の位相を合わせる処理が行
われる。そして、2相のクロック(d),(c)は、イ
ンバータ110,111で波形整形されて、デューティ
比が50%の逆相の2相の水平クロックHCK(f),
HCKX(e)として出力され、水平走査回路を構成す
る水平シフトレジスタ(図示せず)に供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のレベル変換
回路において、電源電圧の変動等によってレベルシフタ
101の出力クロックV0のデューティ比が崩れると、
図9のタイミングチャートに示すように、2相の水平ク
ロックHCK,HCKXのデューティ比(期間t1と期
間t2の比)が50%からずれる。
【0011】一方、水平走査回路においては、この2相
の水平クロックHCK,HCKXに同期して水平シフト
レジスタが動作し、当該水平シフトレジスタの各転送段
(……,S/Rn,S/Rn+1,……)から、映像信
号をサンプリングするためのサンプリングパルス(…
…,HSWDn,HSWDn+1,……)が生成される
ことになる。
【0012】したがって、2相の水平クロックHCK,
HCKXのデューティ比が50%からずれると、映像信
号が画素配列のn列目ではサンプリングパルスHSWD
nに基づいてVn電位まで書き込まれるが、n+1列目
ではサンプリングパルスHSWDn+1に基づいてVn
+1電位までしか書き込まれない。これにより、隣り合
う画素列間で書込みレベルにΔV(=Vn−Vn+1)
の差が生じ、それが列方向において繰り返される。その
結果、図10に示すように、タテ縞不良として画質劣化
を引き起こすことになる。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、電源電圧の変動等に
よってレベルシフタの出力クロックのデューティ比が崩
れても、最終的に出力する2相のクロック信号のデュー
ティ比を50%に維持できるレベル変換回路および2相
の水平クロックのデューティ比のずれに伴うタテ縞不良
を改善し、画質を向上できる液晶表示装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるレベル変換
回路は、第1のレベルの互いに逆相の2相のクロック信
号を2入力とし、この2相のクロック信号を第2のレベ
ルの1相のクロック信号に変換して出力する第1のレベ
ル変換手段と、上記2相のクロック信号を第1のレベル
変換手段とは逆相で2入力とし、この2相のクロック信
号を第2のレベルの1相のクロック信号に変換して出力
する第2のレベル変換手段と、第1,第2のレベル変換
手段から出力される各1相のクロック信号の相互の位相
を合わせて第2のレベルの互いに逆相の2相のクロック
信号として出力する位相合わせ手段とを備えた構成とな
っている。そして、本発明による液晶表示装置は、上記
構成のレベル変換回路を、水平走査系や垂直走査系等に
おけるクロック信号のレベル変換回路として用いてい
る。
【0015】上記構成のレベル変換回路において、互い
に逆相の2相のクロック信号は、第1,第2のレベル変
換手段でレベルシフトされ、それぞれ1相のクロック信
号として出力される。これらレベル変換手段から出力さ
れる各1相のクロック信号は位相合わせ手段に供給され
る。このとき、2つのクロック信号は、同一周期でかつ
デューティ比が同じ、位相が互いに180°ずれた関係
となる。そして、2つのクロック信号は位相合わせ手段
で位相が合わされることで、互いに逆相でかつデューテ
ィ比が50%の2相のクロック信号として出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係るレベル変換回路の回路例を示すブロック
図である。
【0017】図1において、本実施形態に係るレベル変
換回路は、例えば5Vの互いに逆相の2相のクロックC
K,CKXを、例えば15Vの同一周期の2相のクロッ
クに変換する第1,第2のレベル変換手段である2つの
レベルシフタ(LVL)11,12と、この2つのレベ
ルシフタ11,12の各出力クロックの位相を反転する
2つのインバータ13,14と、この2つのインバータ
13,14の各出力クロックの位相を合わせる位相合わ
せ回路15とを有する構成となっている。
【0018】上記構成のレベル変換回路において、互い
に逆相の2相のクロックCK,CKXは、レベルシフタ
11のa,b入力になるとともに、レベルシフタ12の
b,a入力になる。すなわち、レベルシフタ11,12
には、2相のクロックCK,CKXが互いに逆相で入力
されることになる。レベルシフタ11,12は各々ほぼ
等しい回路特性を持ち、互いに逆相の1相のクロックを
それぞれ出力する。これらレベルシフタ11,12とし
て用いられる2入力1出力のレベルシフタの回路構成の
一例を図2に示す。
【0019】図2において、一方の回路入力端子21と
電源電圧VDD(例えば、15V)の電源ライン22と
の間には、ダイオード接続のNchMOSトランジスタ
Q11と電流源23とが直列に接続されている。また、
他方の回路入力端子24と電源ライン22との間には、
ダイオード接続のNchMOSトランジスタQ12と電
流源25とが直列に接続されている。
【0020】NchMOSトランジスタQ11のベース
には、NchMOSトランジスタQ13のベースが接続
されている。このNchMOSトランジスタQ13のソ
ースは、回路入力端子24に接続されている。また、N
chMOSトランジスタQ12のベースには、NchM
OSトランジスタQ14のベースが接続されている。こ
のNchMOSトランジスタQ14のソースは、回路入
力端子21に接続されている。
【0021】NchMOSトランジスタQ13,Q14
の各ドレインと電源ライン22との間には、ダイオード
接続のPchMOSトランジスタQ15と、このPch
MOSトランジスタQ15とゲートが共通に接続された
PchMOSトランジスタQ16とからなるカレントミ
ラー回路26が接続されている。そして、NchMOS
トランジスタQ14とPchMOSトランジスタQ16
のドレイン共通接続点から出力OUTが導出されるよう
になっている。
【0022】かかる構成の2入力1出力のレベルシフタ
を、図1のレベルシフタ11として用いるときには、一
方の回路入力端子21にクロックCKが、他方の回路入
力端子24にクロックCKXがそれぞれ入力され、出力
OUTとしてクロックCKと同相のクロックが導出され
る。また、レベルシフタ12として用いるときには、一
方の回路入力端子21にクロックCKXが、他方の回路
入力端子24にクロックCKがそれぞれ入力され、出力
OUTとしてクロックCKXと同相のクロックが導出さ
れる。
【0023】再び図1において、位相合わせ回路15
は、インバータ13,14の各出力クロックの位相を反
転するインバータ151,152と、インバータ15
3,154が互いに逆方向に並列接続され、インバータ
151,152の各出力クロックをラッチするラッチ回
路155と、このラッチ回路155の2つの出力クロッ
クの位相を反転し、互いに逆相の2相のクロックCK,
CKXとして出力するインバータ156,57とを有す
る構成となっている。
【0024】次に、上記構成の本実施形態に係るレベル
変換回路の回路動作について、図3のタイミングチャー
トを用いて説明する。なお、図3のタイミングチャート
において、波形(a)〜(f)は、図1の各部(a)〜
(f)の波形をそれぞれ対応関係を持って示している。
【0025】また、ここでは、電源電圧の変動等によっ
てレベルシフタ11,12の出力クロックのデューティ
比が崩れた場合を例に採って示している。ここで、電源
電圧の変動等とは、入力の電源電圧の設定を変えたりす
る場合や、デバイスのばらつきがあった場合等である。
【0026】互いに逆相の2相のクロックCK,CKX
は、レベルシフタ11,12でそれぞれレベルシフト
(昇圧)され、さらにインバータ13,14で位相反転
されてそれぞれ1相のクロック(a),(b)となって
位相合わせ回路15に供給される。このとき、2つのク
ロック(a),(b)は、同一周期でかつデューティ比
が同じ、位相が互いに180°ずれた関係となる。
【0027】この2つのクロック(a),(b)が位相
合わせ回路15に入力され、インバータ151,152
でそれぞれ位相反転されてラッチ回路155に供給され
る。このとき、インバータ153,154の作用によ
り、一方のラッチ出力クロック(c)の立ち下がりに対
して他方のラッチ出力クロック(d)の立ち上がりの位
相が合わされ、他方のラッチ出力クロック(d)の立ち
下がりに対して一方のラッチ出力クロック(c)の立ち
上がりの位相が合わされる。
【0028】そして、2つのラッチ出力クロック
(c),(d)は、インバータ156,157で波形整
形されて、2相のクロックCK,CKXとして出力され
る。このとき、位相合わせ回路15に入力される2つの
クロック(a),(b)は位相が互いに180°ずれた
関係にあるとともに、同一周期でかつデューティ比が同
じであることから、最終的に出力される2相のクロック
CK,CKXは互いに逆相でかつデューティ比が50%
の波形となる。
【0029】上述したように、互いに逆相の2相のクロ
ックを例えば昇圧し、相互の位相を合わせて出力する構
成のレベル変換回路において、互いに逆相の2相のクロ
ックのレベルを変換する手段として2つのレベルシフタ
11,12を設け、これらレベルシフタ11,12に対
して2相のクロックを互いに逆相で入力し、レベルシフ
タ11,12の各出力クロックの位相を合わせるように
したことにより、電源電圧の変動等によってレベルシフ
タ11,12の各出力クロックのデューティ比が崩れた
としても、これら出力クロックの相互の関係が同一周期
でかつデューティ比が同じとなるため、最終的に、互い
に逆相でかつデューティ比が50%の2相のクロックC
K,CKXを得ることができる。
【0030】図4に、電源電圧VDDが8V,13V,
18Vの場合のデューティ比のシミュレーション結果を
示す。図4において、(A)は従来例の場合のシミュレ
ーション結果を、(B)は本発明の場合のシミュレーシ
ョン結果をそれぞれ示している。図4(A),(B)の
各シミュレーション結果から明らかなように、従来例
(A)では、特にVDD=8Vの場合にデューティ比が
大きく崩れているのに対して、本発明(B)では、電源
電圧VDDの変動に関係なくデューティ比がほぼ一定で
あることがわかる。
【0031】図5に、クロックの高レベル期間の時間を
t1、低レベル期間の時間をt2とし、時間差(t1−
t2)をΔtとしたときの、電源電圧VDDに対する時
間差Δtのシミュレーション結果を示す。同図から明ら
かなように、従来例(図中、点線で示す)の場合には、
電源電圧VDDが14V以下では時間差Δtが10ns
ecを超え、特に8Vのときには50nsec近くにな
るのに対して、本発明(図中、実線で示す)の場合に
は、電源電圧VDDが8V〜18Vの全範囲において3
nsec以下になり、デューティ比のずれが小さいこと
がわかる。
【0032】図6は、水平走査系における2相の水平ク
ロックHCK,HCKXのレベル変換回路として、上記
構成のレベル変換回路を用いた本発明に係る点順次駆動
方式のアクティブマトリクス型TFT液晶表示装置の構
成例を示す回路図である。ここでは、簡単のために、4
行4列の画素配列の場合を例に採って示している。
【0033】図6において、ゲートラインVg1〜Vg
4の各々と信号ラインsig1〜sig4の各々の交差
部に、画素31がマトリクス状に配置されて画素部32
を構成している。画素31は、ゲート電極がゲートライ
ンVg1〜Vg4に、ソース電極(又は、ドレイン電
極)が信号ラインsig1〜sig4にそれぞれ接続さ
れた薄膜トランジスタTFTと、この薄膜トランジスタ
TFTのドレイン電極(又は、ソース電極)に画素電極
が接続された液晶セルLCと、薄膜トランジスタTFT
のドレイン電極に一方の電極が接続された保持容量Cs
とを有する構成となっている。
【0034】これら画素31の各々において、液晶セル
LCの対向電極および保持容量Csの他方の電極は各画
素間で共通にCsライン33に接続されている。そし
て、このCsライン33を介して所定の直流電圧がコモ
ン電圧Vcomとして、液晶セルLCの対向電極および
保持容量Csの他方の電極にそれぞれ与えられるように
なっている。
【0035】スキャンドライバ34は、1垂直期間(1
フィールド期間)ごとにゲートラインVg1〜Vg4を
順次走査して画素31を行単位で選択する処理を行う。
一方、ソースドライバ35は、映像信号videoを1
水平期間(1H)ごとに順次サンプリングし、スキャン
ドライバ34によって選択された行の画素31に対して
書き込む処理を行う。そのために、ソースドライバ35
には、互いに逆相の2相の水平クロックHCK,HCK
Xに同期してサンプリングパルスVh1〜Vh4を順次
出力する水平シフトレジスタ36が設けられている。
【0036】このソースドライバ35において、画素部
32の信号ラインsig1〜sig4の各々と、映像信
号videoを伝送する映像信号ライン37との間に、
サンプリングスイッチsw1〜sw4がそれぞれ接続さ
れている。そして、これらサンプリングスイッチsw1
〜sw4は、水平シフトレジスタ36の各転送段から順
に出力されるサンプリングパルスVh1〜Vh4に応答
して順次オンするようになっている。
【0037】また、水平シフトレジスタ36に供給され
る互いに逆相の2相の水平クロックHCK,HCKX
は、LCDパネル(図示せず)の外部から例えば5Vの
クロックとして入力される。そして、この5Vの水平ク
ロックHCK,HCKXは、レベル変換回路38で例え
ば15Vのクロックにレベル変換されて水平シフトレジ
スタ36に供給される。このレベル変換回路38とし
て、図1に示した回路構成のレベル変換回路が用いられ
る。
【0038】このように、点順次駆動方式アクティブマ
トリクス型TFT液晶表示装置において、LCDパネル
の外部から入力される水平クロックHCK,HCKXを
昇圧するレベル変換回路38として、図1に示すよう
に、2つのレベルシフタ11,12を設け、これらレベ
ルシフタ11,12に対して2相のクロックを互いに逆
相で入力し、レベルシフタ11,12の各出力クロック
の位相を合わせる構成のレベル変換回路を用いたことに
より、先述したように、当該レベル変換回路は電源電圧
の変動等によってレベルシフタ11,12の各出力クロ
ックのデューティ比が崩れたとしても、互いに逆相でか
つデューティ比が50%の2相のクロックCK,CKX
を得ることができる。その結果、2相の水平クロックH
CK,HCKXのデューティ比の崩れに伴うタテ縞不良
を改善できるため、画質を向上できることになる。
【0039】なお、本適用例では、本発明に係るレベル
変換回路を、水平クロックHCK,HCKXのレベルを
昇圧するレベル変換回路38として用いる場合を例に採
って説明したが、スキャンドライバ34に供給する垂直
クロックVCK,VCKX等のクロック信号のレベルを
昇圧するレベル変換回路として用いることも可能であ
る。
【0040】また、液晶表示装置におけるレベル変換回
路への適用に限らず、電源電圧の変動等によってデュー
ティ比が崩れる懸念のあるパルス信号に対するレベル変
換回路全般、さらにはパルス信号のレベルを昇圧するタ
イプのレベル変換回路に限らず、パルス信号のレベルを
降圧するタイプのレベル変換回路にも同様に適用可能で
ある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互いに逆相の2相のクロック信号をレベル変換し、相互
の位相を合わせて出力する構成のレベル変換回路におい
て、2つのレベル変換手段を設け、これらレベル変換手
段に対して2相のクロック信号を互いに逆相で入力し、
この2つのレベル変換手段から出力される各1相のクロ
ックの相互の位相を合わせるようにしたことにより、電
源電圧の変動等によってレベル変換手段の各出力クロッ
クのデューティ比が崩れたとしても、これら出力クロッ
クの関係が同一周期でかつデューティ比が同じとなるた
め、互いに逆相でかつデューティ比が50%の2相のク
ロック信号を得ることができる。
【0042】また、本発明に係るレベル変換回路を、液
晶表示装置の例えば水平クロックのレベル変換に用いる
ことにより、電源電圧の変動等によってレベルシフト後
のクロックのデューティ比が崩れた場合であっても、互
いに逆相でかつデューティ比が50%の2相の水平クロ
ックを得ることができることから、2相の水平クロック
のデューティ比のずれに伴うタテ縞不良を改善できるた
め、画質を向上できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレベル変換回路の回
路例を示すブロック図である。
【図2】2入力1出力のレベルシフタの回路構成の一例
を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るレベル変換回路の回
路動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】電源電圧VDDに応じて変化するデューティ比
のシミュレーション結果を示す図であり、(A)は従来
例の場合のシミュレーション結果を、(B)は本発明の
場合のシミュレーション結果をそれぞれ示している。
【図5】クロック信号の高レベル期間と低レベル期間の
時間差Δtの電源電圧VDDに対する変化のシミュレー
ション結果を示す図である。
【図6】本発明に係る点順次駆動方式のアクティブマト
リクス型TFT液晶表示装置の構成例を示す回路図であ
る。
【図7】従来のレベル変換回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図8】従来例の回路動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図9】従来例の課題を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図10】タテ縞不良を示す図である。
【符号の説明】
11,12…レベルシフタ、15…位相合わせ回路、2
6…カレントミラー回路、31…画素、34…スキャン
ドライバ、35…ソースドライバ、36…水平シフトレ
ジスタ、38…レベル変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA42 NA53 NC03 NC16 NC22 NC26 NC34 NC44 ND15 ND34 5C006 BB16 BF04 BF27 BF46 FA21 FA47 5C080 AA10 BB05 DD05 FF11 JJ01 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 5J039 CC04 EE03 KK16 KK17 KK26 MM01 MM06 NN02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレベルの互いに逆相の2相のクロ
    ック信号を2入力とし、この2相のクロック信号を第2
    のレベルの1相のクロック信号に変換して出力する第1
    のレベル変換手段と、 前記2相のクロック信号を前記第1のレベル変換手段と
    は逆相で2入力とし、この2相のクロック信号を第2の
    レベルの1相のクロック信号に変換して出力する第2の
    レベル変換手段と、 前記第1,第2のレベル変換手段から出力される各1相
    のクロック信号の相互の位相を合わせて第2のレベルの
    互いに逆相の2相のクロック信号として出力する位相合
    わせ手段とを備えたことを特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2のレベル変換手段は各々
    ほぼ等しい回路特性を持つことを特徴とする請求項1記
    載のレベル変換回路。
  3. 【請求項3】 第1のレベルの互いに逆相の2相のクロ
    ック信号を2入力とし、この2相のクロック信号を第2
    のレベルの1相のクロック信号に変換して出力する第1
    のレベル変換手段と、 前記2相のクロック信号を前記第1のレベル変換手段と
    は逆相で2入力とし、この2相のクロック信号を第2の
    レベルの1相のクロック信号に変換して出力する第2の
    レベル変換手段と、 前記第1,第2のレベル変換手段から出力される各1相
    のクロック信号の相互の位相を合わせて第2のレベルの
    互いに逆相の2相のクロック信号として出力する位相合
    わせ手段とを備えたレベル変換回路を用いたことを特徴
    とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2のレベル変換手段は各々
    ほぼ等しい回路特性を持つことを特徴とする請求項3記
    載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2のレベル変換手段に入力
    される2相のクロック信号は、水平走査または垂直走査
    のためのクロック信号であることを特徴とする請求項3
    記載の液晶表示装置。
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