JP2000305372A - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

転写装置及び画像形成装置

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JP2000305372A
JP2000305372A JP11108873A JP10887399A JP2000305372A JP 2000305372 A JP2000305372 A JP 2000305372A JP 11108873 A JP11108873 A JP 11108873A JP 10887399 A JP10887399 A JP 10887399A JP 2000305372 A JP2000305372 A JP 2000305372A
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belt
transfer
shaped member
tension
image carrier
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JP11108873A
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Mitsuru Takahashi
充 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 虫食い版画や画像の位置ズレの副作用を生じ
ることなく、ベルト状部材のくせによって画像に生じる
横帯ムラの発生を防止することが可能となる画像形成装
置を提供することである。 【解決手段】 中間転写ベルト101と、一次転写バイ
アスローラ102やアースローラ103などの複数の支
持部材と、中間転写ベルトの駆動手段としての駆動ロー
ラ104とを備え、感光体ドラム10に中間転写ベルト
を接触させてニップ部を形成することができる転写装置
において、駆動している中間転写ベルトに必要なテンシ
ョンが発生している第一のテンション状態と、停止して
いる中間転写ベルトに該第一のテンション状態よりも小
さいテンションが発生している第二のテンション状態と
を取り得るように、カム201などから成る切換機構
と、中間転写ベルトの駆動状態に基づいて上記切換機構
を制御する制御手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは、像担
持体とベルト状部材との間に形成されたニップ部におい
て該像担持体上のトナー像を該ベルト状部材等に転写す
る転写装置及び該転写装置を備えた画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、像
担持体上のトナー像を中間転写ベルトを介して転写材に
転写する中間転写方式や、像担持体上のトナー像を該転
写搬送ベルト上に担持された転写材に転写する転写方式
などを採用した画像形成装置が知られている。該中間転
写ベルトや該転写搬送ベルトなどのベルト状部材を介し
て転写を行う画像形成装置においては、該ベルト状部材
が複数の支持部材に掛け渡してあり、該ベルト状部材に
一定のテンションがかかるように構成されている。転写
の際に必要なニップ部は、複数ある支持部材のうちの一
部の支持部材を用いて像担持体に該ベルト状部材を接触
させることで、形成される。例えば、上記支持部材とし
ての押圧部材を用いて像担持体との接触面とは反対の面
から該ベルト状部材を押圧することにより、上記ニップ
部が形成される。また、ベルト状部材を支持する支持部
材間の張架部に像担持体が位置するように支持部材の一
部を配置し該支持部材に掛け渡してある該ベルト状部材
自体のテンションで該像担持体に該ベルト状部材を接触
させることにより、上記ニップ部が形成される。このよ
うにして形成されたニップ部において、該像担持体上の
トナー像が該ベルト状部材に転写される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成に
おいては、例えば上記ベルト状部材の駆動が長時間停止
された場合に、該ベルト状部材に長時間接触された部分
に支持部材の接触面形状に沿ったくせがついてしまうと
いう問題がある。該くせのついた部分が上記ニップ部に
入ってくると、接触圧が高いところと低いところとが生
じて接触圧が変化してしまう。転写された画像は、該く
せに起因して、接触圧が高くなるところでは濃くなり、
低くなるところでは薄くなり、その結果、該画像に該ベ
ルト状部材の移動方向に濃度ムラ、いわゆる横帯ムラが
生じてしまうといった問題点があった。
【0004】上記問題点の解決方法としては、上記ニッ
プ部における上記像担持体に対する上記ベルト状部材の
接触圧を高めに設定する方法や、ベルトテンションを低
めに設定する方法が考えられる。前者の接触圧を高めに
設定する方法は、上記くせがついたあとの対処方法であ
る。該くせによる接触圧の変動があったとしても、該く
せに抗して該像担持体に一定の接触圧がかかるようにす
ることで、上記横帯ムラの発生を抑える方法である。し
かしながら、接触圧が大きくなるにつれて横帯ムラを抑
えることができるものの、接触圧が過度に大きくなると
トナーの凝集力が大きくなった画像、いわゆる虫喰い版
画と呼ばれる異常画像が発生してしまうといった副作用
のおそれがある。
【0005】一方、ベルトテンションを低めに設定する
方法は、該くせ自体が該ベルト状部材につきにくくする
ことで、該くせの発生を予防する方法である。このよう
に上記くせ自体の発生を防止することにより、横帯ムラ
をなくすことができる。しかしながら、この方法では、
ベルトテンションを過度に小さくすると、該ベルト状部
材を駆動するときの該ベルト状部材と上記支持部材の一
つであるベルト駆動部材との間の接触圧も小さくなる。
このため、該ベルト状部材と該ベルト状駆動部材との間
でスリップが生じやすくなり、ベルト状部材の移動方向
に位置ズレを起こしやすくなってしまう。特に、該ベル
ト状部材に接離するクリーニング部材や二次転写部材等
の接離部材を設けている場合は、該接離部材の接離によ
り該ベルト状部材の移動速度が変動し、該ベルト状部材
の移動方向の位置ずれが生じやすい。また、上記支持部
材間にあるねじれによって上記ベルト状部材が一方に寄
っていってしまうことを防止するために該ベルト状部材
に寄り止めガイドを設けている場合、上記ベルトテンシ
ョンを低めに設定すると、該ベルト状部材の寄り止めガ
イドが該支持部材の周面上に乗り上げてしまい、該ベル
ト状部材の寄り止めガイドでベルトの寄りを防止でき
ず、結果として画像の位置ズレを起こしてしまうおそれ
がある。結局、上記ベルト状部材のテンションを低めに
設定する方法では、転写プロセスを通じて該ベルト状部
材が安定したベルト位置で駆動できなくなり、その結
果、該ベルト状部材における画像の位置ズレが生じ、画
像の位置精度が悪くなるといった副作用を引き起こして
しまっていた。
【0006】以上のように、上記像担持体に対する上記
ベルト状部材の接触圧を高めに設定したり、該ベルト状
部材のテンションを低めに設定したりする方法は、該く
せに対して対処あるいは予防することができたとして
も、上述したような副作用をともなってしまうおそれが
あり、根本的な解決方法ではないという問題があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、上記虫食い版画や上記ベルト状部
材の位置ズレの副作用を生じることなく、該ベルト状部
材のくせによって画像に生じる横帯ムラの発生を防止す
ることが可能となる画像形成装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ベルト状部材と、該ベルト状部
材を支持する複数の支持部材と、該支持部材で支持され
た該ベルト状部材を駆動するベルト状部材駆動手段とを
備え、該ベルト状部材の一部を像担持体に接触させて転
写ニップ部を形成することができる転写装置において、
上記ベルト状部材が、上記像担持体からの転写のために
駆動している該ベルト状部材に必要なテンションが発生
している第一のテンション状態と、停止している該ベル
ト状部材に該第一のテンション状態よりも小さいテンシ
ョンが発生している第二のテンション状態とを取り得る
ように、上記支持部材の配置を切り換える切換機構と、
上記ベルト状部材の駆動状態に基づいて該ベルト状部材
のテンション状態を切り換えるように上記切換機構を制
御する制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項1の転写装置では、転写のために上
記ベルト状部材が駆動されるときは、該ベルト状部材の
テンション状態が第一のテンション状態となるように該
支持部材の配置を切り換えることで、上記像担持体から
の転写のために必要なテンションを発生させる。このよ
うに所定のテンションを発生させた状態で該ベルト状部
材を駆動することにより、該ベルト状部材と該像担持体
との間で転写時に必要な所定の接触圧が得られるように
なるとともに、該ベルト状部材の位置ずれが発生しない
ようになる。一方、上記ベルト状部材の駆動が長時間停
止されるときは、該ベルト状部材が上記第二のテンショ
ン状態となるように該支持部材の配置を切り換えること
で、該ベルト状部材のテンションが上記第一のテンショ
ン状態よりも小さくする。このテンションの低下によ
り、該ベルト状部材の停止時に該ベルト状部材の該支持
部材に対する接触圧が小さくなり、該ベルト状部材にく
せが発生しない。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の転写装置に
おいて、上記切換機構で配置を切り換える支持部材が、
複数ある支持部材のうち、上記像担持体との間にニップ
部を形成するように上記ベルト状部材を支持するニップ
部形成用の支持部材であることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項2の転写装置では、転写のために該
ベルト状部材が駆動するときは、該像担持体に該ベルト
状部材を押圧しニップ部を形成するように上記ニップ部
形成用の支持部材の配置を切り換えることで、該ベルト
状部材のテンション状態を上記第一のテンション状態に
する。一方、上記ベルト状部材の駆動が長時間停止され
るときは、該ベルト状部材を該像担持体から離間するよ
うに上記ニップ部形成用の支持部材の配置を切り換える
ことで、該ベルト状部材のテンション状態を上記第二の
テンション状態にする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の転写装置に
おいて、上記切換機構として、上記ニップ部形成用の支
持部材が取付けられ一支点を中心に上記ベルト状部材を
上記像担持体との間にニップ部を形成可能な方向に揺動
可能な揺動部材と、該揺動部材を該像担持体側に選択的
に押圧するように軸に固定されたカムと、該カムの軸を
回動するカム軸回動手段と、該揺動部材の可動部を該像
担持体から離間する方向に付勢する揺動部材付勢手段と
を設け、上記ベルト状部材の駆動状態に基づいて上記カ
ム軸回動手段を制御するように上記制御手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項3の転写装置では、上記揺動部材と
上記カムとは付勢手段によって常時当接されているの
で、該カムの回動によって、上記ニップ部形成用の支持
部材を介し上記像担持体に上記ベルト状部材を接触させ
たり、接触させなかったりすることができる。すなわ
ち、該カムの回動によって、該ベルト状部材に所定の大
きなテンションがかかった第一のテンション状態と、該
第一のテンション状態より小さな所定テンションがかか
った第二のテンション状態とを切り換えることができ
る。このため、該ベルト状部材の駆動状態に基づいて、
単にカムの回動を制御することで、該ベルト状部材のテ
ンションを切り換えることができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の転写装置に
おいて、上記切換機構で配置を切り換える支持部材が、
複数ある支持部材のうち、上記ベルト状部材を付勢する
ように支持する付勢部材であることを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項4の転写装置では、転写のために該
ベルト状部材が駆動するときは、該ベルト状部材を強く
付勢することができるような位置に付勢部材の配置を切
り換えることで、該ベルト状部材のテンション状態を上
記第一のテンション状態にする。一方、上記ベルト状部
材の駆動が長時間停止されるときは、該ベルト状部材を
弱く付勢するような位置に上記付勢部材の配置を切り換
えることで、該ベルト状部材のテンション状態を上記第
二のテンション状態にする。このように上記切換機構を
該ベルト状部材の駆動に基づいて切換及び制御する際
に、上記付勢部材によって常に付勢しているので、急激
にテンションを切り替わるのではなく、徐々にテンショ
ンを切り換えることができる。
【0016】請求項5の発明は、像担持体と、該像担持
体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持
体上のトナー像をベルト状部材としての中間転写ベルト
に転写するベルト転写装置と、該中間転写ベルト上のト
ナー像を転写材に転写する転写材転写装置とを備えた画
像形成装置であって、上記ベルト転写装置として、請求
項1、2、3又は4の転写装置を用いたことを特徴とす
るものである。
【0017】請求項5の画像形成装置では、中間転写ベ
ルトの駆動時には、像担持体からの転写のために必要な
テンションを発生させた状態で該中間転写ベルトを駆動
することにより、該中間転写ベルトと該像担持体との間
で転写時に必要な所定の接触圧が得られるようになると
ともに、該中間転写ベルトの位置ずれが発生しないよう
になる。一方、中間転写ベルトの駆動が長時間停止され
るときは、該中間転写ベルトのテンション状態を上記第
二のテンション状態にすることにより、該中間転写ベル
トのテンションを上記第一のテンション状態よりも小さ
くする。このテンションの低下により、該中間転写ベル
トの停止時に該ベルトの該支持部材に対する接触圧が小
さくなり、該中間転写ベルトにくせが発生しない。
【0018】請求項6の発明は、像担持体と、該像担持
体にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該像担持
体上のトナー像をベルト状部材としての転写搬送ベルト
で搬送されている転写材に転写する転写材転写装置とを
備えた画像形成装置であって、上記転写材転写装置とし
て、請求項1、2、3又は4の転写装置を用いたことを
特徴とするものである。
【0019】請求項6の画像形成装置では、転写搬送ベ
ルトの駆動時には、像担持体から転写材への転写のため
に必要なテンションを発生させた状態で該転写搬送ベル
トを駆動することで、該転写搬送ベルトと該像担持体と
の間で転写時に必要な所定の接触圧が得られるようにな
るとともに、該転写搬送ベルトの位置ずれが発生しない
ようになる。一方、転写搬送ベルトの駆動が長時間停止
されるときは、該転写搬送ベルトのテンション状態を上
記第二のテンション状態にすることで、該転写搬送ベル
トのテンションを上記第1のテンション状態よりも小さ
くする。このテンションの低下により、該転写搬送ベル
トの停止時に該ベルトの該支持部材に対する接触圧が小
さくなり、該転写搬送ベルトにくせが発生しない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という。)に適用した
一実施形態について説明する。まず、図2に基づいて、
本実施形態に係る複写機全体の構成及び動作について説
明する。この複写機は、カラー画像読み取り装置(以
下、「スキャナ部」という。)と、カラー画像記録装置
(以下、「プリンタ部」という。)とから構成されてい
る。
【0021】上記プリンタ部には、図示しない露光する
ための書込光学ユニットと、像担持体としての感光体ド
ラム10とが設けられている。この書込光学ユニット
は、図示しないスキャナ部からのカラー画像データを光
信号に変換して、均一に負極性に帯電された感光体ドラ
ム10に原稿画像に対応した潜像を形成する。上記書込
光学ユニットとしては、例えば、半導体レーザと、その
発光及び駆動を制御する図示しない発光駆動制御部と、
ポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転駆動するポ
リゴンモータと、f/θレンズと、反射ミラーとから構
成されたものを使用することができる。また、上記感光
体ドラム10は、図2における矢印cの向きすなわち反
時計回りに回転駆動する。
【0022】上記感光体ドラム10の周囲には、感光体
をクリーニングするための感光体クリーニング装置11
と、感光体ドラム10を除電するための図示しない除電
ランプ(QL)と、感光体ドラム10を帯電させるため
の帯電器である帯電チャージャ12と、該感光体ドラム
10上の静電潜像を現像するための回転型現像装置であ
るリボルバ現像ユニット13と、該感光体ドラム10上
のトナー像を中間転写体であるベルト状部材としての中
間転写ベルト101上に転写する転写装置としての中間
転写ユニット100とが配設されている。
【0023】上記リボルバ現像ユニット13は、ブラッ
ク(Bk)の現像器13aと、イエロー(Y)の現像器
13bと、シアン(C)の現像器13cと、マゼンタ
(M)の現像器13dとを有し、該リボルバ現像ユニッ
トが回転することで、各色の現像器における感光体ドラ
ム10と対向する現像位置を位置決めすることができ
る。これら4つの現像器は、複写機が待機状態にあると
き、それぞれの現像スリーブ上の現像剤を穂切りして不
動作状態となる。
【0024】上記感光体クリーニング装置11は、感光
体クリーニングブレード11aとファーブラシ11bと
を有し、一次転写後の感光体ドラム10の表面をクリー
ニングする。
【0025】また、上記中間転写ユニット100は、中
間転写体であるベルト状部材としての中間転写ベルト1
01が該中間転写ベルト101を支持する複数の支持部
材によって支持される構成となっている。上記複数の支
持部材としては、具体的には、電荷を付与するための一
次転写バイアスローラ102、一次転写前除電手段とし
てのアースローラ103、ベルト状部材駆動部材として
の駆動ローラ104、付勢部材としてのテンションロー
ラ105、二次転写対向ローラ106、及びクリーニン
グ対向ローラ107などが挙げられる。これら支持部材
に中間転写ベルト101が掛け渡され、一定のテンショ
ンがかかった構成となっている。上記一次転写バイアス
ローラ102及び上記駆動ローラ104は電源である一
次転写電源108及び図示しない駆動モータにそれぞれ
接続されており、該駆動モータにより上記中間転写ベル
ト101の駆動が制御されている。上記中間転写ベルト
101を張架する支持部材全てのローラは導電性材料で
形成されており、上記一次転写バイアスローラ102以
外の各ローラはそれぞれ接地されている。
【0026】また、上記支持部材のうち、一次転写バイ
アスローラ102とアースローラ103との間の直線上
に感光体ドラム10が位置するように両ローラを配置
し、該両ローラに掛け渡してある中間転写ベルト101
自体のテンションでもって、感光体ドラム10に該ベル
トを接触させてニップ部を形成している。このニップ部
の中間転写ベルト移動方向下流側に、上記一次バイアス
ローラ102が配置されている。この一次転写バイアス
ローラ102には、上記一次転写電源108によって定
電流又は定電圧制御された直流若しくは交流のバイア
ス、又は直流及び交流の一次転写バイアスが印加され
る。また、上記一次転写領域に対してベルト回転方向上
流側には、接地されたアースローラ103が配置されて
いる。そして、中間転写ユニット100には、複数ある
支持部材と中間転写ベルトとのあいだに働く接触圧を切
り換えるために、中間転写ベルト101のテンションを
切り換える切換機構が設けられている。この切換機構に
ついては、後で詳述する。
【0027】上記中間転写ベルト101の周囲には、ベ
ルトクリーニングブレード109aと、潤滑剤を塗布す
るためのブラシローラ109bとが配設されており、図
示しないクリーニングソレノイド(SOL)によってそ
れぞれ中間転写ベルト101から接離可能となってい
る。
【0028】また、上記中間転写ベルト101の周囲に
は、中間転写ベルト101上のトナー像を転写紙上に転
写する転写材転写装置としての紙転写ユニット120も
配置されている。この紙転写ユニットは、図示しない接
離機構によって、二点鎖線で示すように中間転写ベルト
101から接離可能となっている。そして、この紙転写
ユニット120は、転写材を搬送するためのベルト状部
材である転写搬送ベルトとしての紙転写ベルト121
と、該紙転写ベルト表面をクリーニングする転写クリー
ニングブレード122と、上記中間転写ユニット100
の二次転写対向ローラ106に対向する二次転写バイア
スローラ123と、これに接続された二次転写用電源1
24と、給紙部側の端部に位置する第一支持ローラ12
5aと、定着ユニット130側の端部に位置する第二支
持ローラ125bと、上記転写クリーニングブレード1
22に対向する第三支持ローラ125cと、転写紙除電
チャージャ126と、紙転写ベルト除電チャージャ12
7とを有する。
【0029】また、このプリンタ部には、更に、上記転
写ユニット120の二次転写バイアスローラ123と上
記中間転写ベルト101の二次転写対向ローラ106と
の間に形成されるニップ部において転写材である転写紙
140を送り込む図示しない給紙部及び制御部、紙搬送
ユニット、及び定着するための定着ユニット130など
も設けられている。
【0030】次に、図1に基づいて、本実施形態の特徴
部分である中間転写ベルト101が2つのテンション状
態を取り得るように該ベルトの支持部材の配置を切り換
える切換機構について詳述する。この切換機構は、前述
のように感光体ドラム10と中間転写ベルト101との
接触ニップ部を形成するニップ部形成用の支持部材とし
ての一次転写バイアスローラ102及びアースローラ1
03の配置を切り換えるように構成されている。このニ
ップ部形成用の支持部材としての一次転写バイアスロー
ラ102及びアースローラ103は、クリーニング対向
ローラ107とともに、支点200aを中心に揺動可能
な揺動部材としての揺動ブラケット200bに取付けら
れている。この揺動ブラケット200bは、中間転写ユ
ニット本体に固定されたカム軸201aを中心に回動可
能なカム201の外周面に対して、揺動部材付勢手段と
してのテンションローラで付与された中間転写ベルト1
01自体のテンションによって常に当接されるように構
成されている。また、上記切換機構で配置切換をしない
駆動ローラ104等の支持部材は、中間転写ユニット本
体に固定されたもう一つの固定ブラケット200cに固
定されている。
【0031】また、上記カム201は、カム軸201a
に対して少なくとも次のような二つの半径をもつように
外周面が形成された回動体である。第一の半径は、該カ
ム201が揺動ブラケット200bに当接したときに、
該揺動ブラケット200bに取り付けられた一次転写バ
イアスローラ102及びアースローラ103に掛け渡さ
れた中間転写ベルト101が転写に必要な接触圧で感光
体ドラム10と接触するように設定された半径である。
一方、第二の半径は、該カム201が揺動ブラケット2
00bに当接したときに、該揺動ブラケット200bに
取り付けられている一次転写バイアスローラ102及び
アースローラ103に掛け渡してある中間転写ベルト1
01が感光体ドラム10に当接しないように、すなわち
ニップ部を形成しないように設定された半径である。こ
のカム201の第二の半径の部分が揺動ブラケット20
0bに当接したときは、中間転写ベルト101が感光体
ドラム10によって押圧されることがなくなるので、該
ベルト101のテンションが小さくなる。このように少
なくとも上記二つの半径をもつように外周面が形成され
たカムのカム軸201aを回動させることにより、上記
ニップ部を形成する一次転写バイアスローラ102及び
アースローラ103の配置が切り替わり、中間転写ベル
ト101が二つのテンション状態を取り得ることができ
る機構となっている。
【0032】上記切換機構を備えた中間転写ユニットで
は、図1の実線で示される上記カム201の第一の半径
の部分で揺動ブラケット200bを押圧する位置で、中
間転写ベルト101は、該揺動ブラケット200b上に
取り付けられた一次転写バイアスローラ102及びアー
スローラ103に押圧されいるときに所定のテンション
がかかった状態(以下、「第一のテンション状態」とい
う。)となる。一方、図1の二点鎖線で示す上記カム2
01の第一の半径の部分で揺動ブラケット200bを押
圧する位置で、中間転写ベルト101は、該揺動ブラケ
ット200b上に取り付けられた一次転写バイアスロー
ラ102及びアースローラ103に押圧されているとき
に該第一のテンション状態よりも小さいテンションが発
生しているテンション状態(以下、「第二のテンション
状態」という。)となる。この中間転写ベルト101の
テンション状態は、カム軸201aの回動によって切り
換えることができる。
【0033】また、上記テンションローラ105の軸1
05aの両端部は、図1に示すように、支持部材202
aに回動自在に取り付けられ、該支持部材202aと固
定ブラケット200cの固定部202cとの間にはスプ
リング202bが圧縮された状態で取付けられている。
このスプリング202bの復元力により、テンションロ
ーラ105が中間転写ベルト101を内側から押圧する
ように付勢し、該中間転写ベルトに所定のテンションが
発生する。
【0034】図3は、本実施形態に係るプリンタ部の制
御系の部分ブロック図である。このプリンタ部の制御系
における主制御部300は、制御プログラムを実行する
CPU301、該制御プログラムを格納しているROM
302、該制御プログラムを実行するときにデータ保持
に利用されるRAM303、CPU301と外部との間
のデータ入出力を司るI/Oインターフェース304な
どにより構成されている。CPU301からの制御信号
は、I/Oインターフェース304を介してモータ制御
回路305に送られ、カム軸回動モータ306、感光体
モータ307、中間転写ベルト駆動モータ308、リボ
ルバモータ309、及び搬送モータ310などの駆動タ
イミングや駆動時間が制御される。上記カム軸回動モー
タ306等からなる切換機構を制御する制御手段は、主
制御部300及びモータ制御回路305などにより構成
されている。
【0035】図4は、本実施形態に係る複写機のプリン
タ部の制御のタイミングチャートである。最初、停止中
であるとき、上記揺動ブラケット200bは中間転写ベ
ルト101を感光ドラム10から離間させた位置にあ
り、上記第二のテンション状態にあるとする。まず、プ
リントスタートの信号を受けると、はじめにポリゴンモ
ータを回転させる。そして、カム軸を回動させるカム軸
回動モータを始動し、カムを180度回動させて停止す
る。このとき、このカム軸の回動によって、揺動可能な
揺動ブラケット200bは中間転写ベルトを感光体ドラ
ム10に接触させた位置にあり、第一のテンション状態
になる。上記ポリゴンモータが立ち上がり且つ中間転写
ベルトが第一のテンション状態になった後で、感光体モ
ータ、中間転写ベルト、除電ランプ(QL)、ベルトク
リーニングSOLをオンにする。そして、まず感光体モ
ータ10の駆動にともなって、第一色(Bk)のために
感光体ドラムを帯電させて、感光ドラム10上にの画像
書き込みを行う。続いて現像バイアスを印可して第一現
像色(Bk)について、中間転写ベルト上へニップ部を
介して一次転写を行った後、第一現像色(Bk)のトナ
ー像を中間転写ベルト101へ一次転写する。中間転写
ベルト101上で、次の現像色を重ねるために、ベルト
クリーニングSOLをオフにして、クリーニングブレー
ド109aを離間させてある。そして、第二、第三及び
第四現像色について、中間転写ベルトの周期毎に繰り返
し、中間転写ベルト上に4色の画像として形成する。な
お、帯電、現像、つづく一次転写は、各色毎に出力を切
り換える。その後、二次転写SOL及び二転写用電源を
オンにして中間転写ベルトから紙転写ベルト121によ
って搬送される転写紙へ二次転写される。紙転写ベルト
によって、二次転写された転写紙が定着ユニットへ送ら
れた後、搬送モータは停止する。そして、感光体ドラム
10、QL、中間転写ベルトの駆動ローラ、及びベルト
SOLをオフになり、中間転写ベルトの回転が停止す
る。一定時間後、カム軸回動モータを駆動し、180度
回動させることで、中間転写ベルトを第二のテンション
状態にし、一連の画像形成シーケンスを終了する。
【0036】以上、本実施形態によれば、中間転写ベル
ト101の駆動が停止した状態で該ベルト101と上記
一次転写バイアスローラ102等の支持部材とが強い接
触圧で接触し続けることがないので、該接触による該ベ
ルト101のくせの発生を防止できる。従って、該ベル
ト101のくせによって画像に生じる横帯ムラの発生を
防止できるとともに、該くせが発生した場合のように過
剰な接触圧で該ベルト101と感光体ドラム10とを接
触させる必要もないので虫食い版画の発生も防止でき
る。しかも、中間転写ベルト101の駆動時にはテンシ
ョンを高めて該ベルト101を駆動するので、該ベルト
101を低めのテンションで駆動することで発生するお
それがあった画像の位置ズレも防止できる。
【0037】また、本実施形態によれば、テンションロ
ーラ105で中間転写ベルト101を内側から押圧する
ように付勢しているので、中間転写ベルト101のテン
ションが急激に変化することがなく、画像の位置ズレの
発生をより確実に防止することができる。
【0038】ここで、上記テンションローラ105の付
勢力が大きいほど中間転写ベルト101のテンションが
大きくなりその効果は大きいが、付勢力が強すぎると、
感光体ドラム10と中間転写ベルト101の接触ニップ
部における接触圧が過度に上昇し、トナーの凝集力が高
くなりすぎ、いわゆる虫喰い画像と呼ばれる異常画像が
発生するおそれがある。本実施形態の装置では、中間転
写ベルトのテンションとして6Nから10N程度の範囲
のテンションが得られるように上記切換機構を設計した
ところ、虫食い版画や、位置ズレがおこらず、上記くせ
がつかないようにすることができた。
【0039】また、本実施形態の画像形成装置では、中
間転写ベルト101が駆動しているときに各支持部材間
のねじれなどによって中間転写ベルト101が移動する
方向とは直角な方向に寄っていってしまうのを防止する
ために、寄り止めガイド211を設けている。図5に、
一次転写バイアスローラ102などのローラについての
寄り止めガイドを設けた中間転写ベルトの断面図を示
す。支持部材のローラに中間転写ベルト101が接触し
ており、中間転写ベルトの両端に補強テープ212が施
されており、該補強テープに寄り止めガイド210が、
支持部材のローラと隙間、たとえば1mmを設けるよう
にして構成されている。寄り止めガイド211を設けて
いる場合に中間転写ベルトの駆動時にベルトテンション
を低めに設定すると、支持部材への中間転写ベルト10
1の接触圧が小さくなるため、中間転写ベルト101が
駆動にともなって各支持部材のローラに乗り上げてしま
うおそれがある。本実施形態の画像形成装置によれば、
過度に接触圧が小さくならないように中間転写ローラを
付勢しているので、上記寄り止めガイドの乗り上げを防
止する効果もある。
【0040】なお、上記実施形態では、カム軸201a
を回動させるカム軸回動モータ306を直接ON/OF
Fすることによりカム軸201aの回動を制御する例を
示したが、カム軸とモータとの間にクラッチを設け、該
クラッチをON/OFFすることによりカム軸201a
の回動を制御するように構成してもよい。また、上記カ
ム201等からなるカム機構に代えて、上記揺動ブラケ
ット200bの可動部に連結されたソレノイドからなる
駆動機構を用いてもよい。
【0041】また、上記実施形態においては、中間転写
ベルト101のテンションの切換機構としてカム機構を
用い、該切換機構を制御する手段としてカム軸201a
の回動を制御する制御手段を用いた例を説明したが、複
数ある支持部材のうち、上記感光体ドラム10との間に
ニップ部を形成するように中間転写ベルト101を支持
するニップ部形成用支持部材の配置を切り換える切換機
構で、かつ、その切換機構を制御するものであればよ
い。該ニップ部形成用の支持部材の配置を切り換える機
構であれば、感光体ドラムとの接触をなくすことができ
るので、感光体ドラムによるくせが発生しないようにす
ることができる。
【0042】また、上記実施形態においては、中間転写
ベルト101のテンションの切換機構としてニップ部形
成用支持部材の配置を切り換え、第一のテンション状態
と第二のテンション状態との切換機構を設け、かつ該切
換機構を制御する例を説明したが、複数ある支持部材の
うち、上記ニップ部形成用支持部材の配置を切り換える
場合のみならず、支持部材のうちいずれかの支持部材の
配置を切り換えることで第一のテンション状態と第二の
テンション状態とを切り換える切換機構を設け、かつ、
その切換を制御するものであれば、中間転写ベルトのテ
ンションを所望のタイミングで所定のテンション状態に
切り換えることができる。よって、長時間停止する間、
大きなテンションで支持部材に接触することがなくなる
ので、支持部材によるくせがつかなくすることができ
る。
【0043】例えば、図6に示すように、上記実施形態
における支持部材のうちテンションローラ105の配置
を切り換えるように切換機構を構成することもできる。
図6の構成例では、テンションローラ105のローラ軸
202aにソレノイド機構の心棒203が取り付けら
れ、ソレノイド204における電気信号のオンオフに従
ってローラ軸202aを移動させることができるソレノ
イド機構を有している。電気信号がオフのとき、実線で
示す位置でテンションローラ105は、中間転写ベルト
101を付勢し、第二のテンション状態となっている。
電気信号をオンにすると、ソレノイド機構によって、実
線で示す位置から二点差線で示す位置へローラ軸の位置
が移動し、これにともなって、テンションローラ105
が中間転写ベルト101にテンションを付与するので、
第一のテンション状態となる。一方、電気信号をオフに
すると二点差線で示す位置から実線で示す位置へ移動
し、これにともなって、テンションローラ105による
中間転写ベルト101のテンション状態が第2テンショ
ン状態に戻る。よって、中間転写ベルト101の駆動状
態に応じて、ソレノイドの電気信号のオンオフを切り換
えることで、所望のタイミングで第一のテンション状態
と第二のテンション状態とを切り換えることができる。
【0044】さらに、上述した実施形態においてはベル
ト状部材として中間転写ベルト101を考慮し、そのテ
ンションの切換機構と該切換機構を制御する例を説明し
たが、複数の支持部材で支持され一定のテンションで張
架されるベルト状部材であれば、適用できるものであ
る。たとえば、図2で転写ユニット130における紙転
写ベルト121について、上記中間転写ベルト101の
場合と同様な切換機構と該切換機構を制御する制御手段
を設けることで、紙転写ベルト121のテンション状態
を所望のタイミングで切り換えることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、ベルト
状部材の駆動が停止した状態で該ベルト状部材とその支
持部材とが強い接触圧で接触し続けることがないので、
該接触による該ベルト状部材のくせの発生を防止でき
る。従って、該ベルト状部材のくせによって画像に生じ
る横帯ムラの発生を防止できるとともに、該くせが発生
した場合のように過剰な接触圧で該ベルト状部材と該像
担持体とを接触させる必要もないので虫食い版画の発生
も防止できる。しかも、上記ベルト状部材の駆動時には
テンションを高めて該ベルト状部材を駆動できるので、
該ベルト状部材を低めのテンションで駆動することで発
生するおそれがあった画像の位置ズレも防止できるとい
う効果がある。
【0046】特に、請求項2及び3の発明によれば、上
記ベルト状部材の駆動停止中に、該ベルト状部材が強い
接触圧で像担持体と接触することがなくなるので、該像
担持体と該ベルト状部材との間のニップ部において発生
しやすい上記くせをさらに防止できるという効果があ
る。
【0047】特に、請求項3の発明によれば、カム軸を
回動させるという簡単な切換制御で上記ベルト状部材の
テンション状態を切り換えることができるという効果が
ある。
【0048】特に、請求項4の発明によれば、上記切換
機構の制御の際に、上記ベルト状部材のテンションが急
激に変化することなく、所望のテンション状態へ切り換
えることができるので、位置ズレの発生をより確実に防
止することができるという効果がある。
【0049】請求項5の発明によれば、上記虫食い版画
や上記中間転写ベルトの位置ズレの副作用を生じること
なく、該中間転写ベルトのくせによって画像に生じる横
帯ムラの発生を防止することができるという効果があ
る。
【0050】請求項6の発明によれば、上記虫食い版画
や上記転写搬送ベルトの位置ズレの副作用を生じること
なく、該転写搬送ベルトのくせによって画像に生じる横
帯ムラの発生を防止することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る複写機のプリンタ部に
おける中間転写体の概略構成図。
【図2】同複写機のプリンタ部の概略構成図。
【図3】同複写機のプリンタ部の制御系の部分ブロック
図。
【図4】中間転写ベルトのテンション切換を制御する際
のタイミングチャート。
【図5】寄り止めガイドを設けた中間転写ベルトの断面
図。
【図6】変形例に係るテンションローラの配置の切換機
構の概略構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 12 帯電チャージャ 13 リボルバ現像ユニット 100 中間転写ユニット 101 中間転写ベルト 102 一次転写バイアスローラ 103 アースローラ 104 駆動ローラ 105 テンションローラ 106 二次転写対向ローラ 107 クリーニング対向ローラ 108 一次転写電源 120 紙転写ユニット 121 紙転写ベルト 122 転写クリーニングブレード 123 二次転写バイアスローラ 124 二次転写用電源 125a 第一支持ローラ 125b 第二支持ローラ 125c 第三支持ローラ 126 転写紙除電チャージャ 127 紙転写ベルト除電チャージャ 140 転写紙 200a 支点 200b 揺動ブラケット(揺動部材) 200c 固定ブラケット(固定部材) 201 カム 201a カム軸 202a ローラ軸 202b スプリング 202c 取付ネジ 203 ソレノイド 300 主制御部 301 CPU 302 ROM 303 RAM 304 I/Oインターフェース 305 モータ制御回路 306 カム軸回動モータ 307 感光体モータ 308 中間転写ベルト駆動モータ 309 リボルバモータ 310 搬送モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト状部材と、該ベルト状部材を支持す
    る複数の支持部材と、該支持部材で支持された該ベルト
    状部材を駆動するベルト状部材駆動手段とを備え、該ベ
    ルト状部材の一部を像担持体に接触させて転写ニップ部
    を形成することができる転写装置において、 上記ベルト状部材が、上記像担持体からの転写のために
    駆動している該ベルト状部材に必要なテンションが発生
    している第一のテンション状態と、停止している該ベル
    ト状部材に該第一のテンション状態よりも小さいテンシ
    ョンが発生している第二のテンション状態とを取り得る
    ように、上記支持部材の配置を切り換える切換機構と、
    上記ベルト状部材の駆動状態に基づいて該ベルト状部材
    のテンション状態を切り換えるように上記切換機構を制
    御する制御手段とを設けたことを特徴とする転写装置。
  2. 【請求項2】請求項1の転写装置において、 上記切換機構で配置を切り換える支持部材が、複数ある
    支持部材のうち、上記像担持体との間にニップ部を形成
    するように上記ベルト状部材を支持するニップ部形成用
    の支持部材であることを特徴とする転写装置。
  3. 【請求項3】請求項2の転写装置において、 上記切換機構として、上記ニップ部形成用の支持部材が
    取付けられ一支点を中心に上記ベルト状部材を上記像担
    持体との間にニップ部を形成可能な方向に揺動可能な揺
    動部材と、該揺動部材を該像担持体側に選択的に押圧す
    るように軸に固定されたカムと、該カムの軸を回動する
    カム軸回動手段と、該揺動部材の可動部を該像担持体か
    ら離間する方向に付勢する揺動部材付勢手段とを設け、
    上記ベルト状部材の駆動状態に基づいて上記カム軸回動
    手段を制御するように上記制御手段を設けたことを特徴
    とする転写装置。
  4. 【請求項4】請求項1の転写装置において、 上記切換機構で配置を切り換える支持部材が、複数ある
    支持部材のうち、上記ベルト状部材を付勢するように支
    持する付勢部材であることを特徴とする転写装置。
  5. 【請求項5】像担持体と、該像担持体にトナー像を形成
    するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像をベ
    ルト状部材としての中間転写ベルトに転写するベルト転
    写装置と、該中間転写ベルト上のトナー像を転写材に転
    写する転写材転写装置とを備えた画像形成装置であっ
    て、 上記ベルト転写装置として、請求項1、2、3又は4の
    転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、該像担持体にトナー像を形成
    するトナー像形成手段と、該像担持体上のトナー像をベ
    ルト状部材としての転写搬送ベルトで搬送されている転
    写材に転写する転写材転写装置とを備えた画像形成装置
    であって、 上記転写材転写装置として、請求項1、2、3又は4の
    転写装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006053492A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7593664B2 (en) 2005-03-25 2009-09-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device and belt unit having belt tension-adjusting mechanism
JP2016156951A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社沖データ ベルトユニットおよび画像形成装置

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