JP2000305318A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2000305318A
JP2000305318A JP11139299A JP11139299A JP2000305318A JP 2000305318 A JP2000305318 A JP 2000305318A JP 11139299 A JP11139299 A JP 11139299A JP 11139299 A JP11139299 A JP 11139299A JP 2000305318 A JP2000305318 A JP 2000305318A
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acid
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Osamu Uchinokura
理 内野倉
Kazuto Watanabe
和人 渡辺
Mitsuo Aoki
三夫 青木
Hachiro Tosaka
八郎 登坂
Hideyuki Ueda
英之 植田
Akira Oyamaguchi
章 大山口
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦帯電性が安定であり、環境安定性にすぐ
れ、連続使用後においても初期画像と同様な画像が得ら
れる耐久性の優れた静電荷像現像用トナーを提供するこ
と。 【解決手段】 少なくともバインダー樹脂、着色剤、
及びスルホン酸基を有する重合体を含有する電子写真用
トナーにおいて、該トナーの含水量が25℃、60%R
H(24時間調湿)において1000〜5000ppm
であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
印刷法等において、静電潜像を現像するための静電荷現
像用トナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体や静電記録体などの静電
潜像担持体上に形成された静電潜像を現像する手段とし
ては、液体現像剤を用いる方法(湿式現像法)と、バイ
ンダー樹脂中に着色剤を分散させたトナーあるいはこの
トナーをキャリアと混合した一成分型または二成分型乾
式現像剤を用いる方法(乾式現像法)とが一般的に採用
されている。これらの方法にはそれぞれ長所・短所があ
るが、現在では乾式現像法が多く利用されている。
【0003】二成分型現像剤はトナーとキャリアを攪拌
混合することにより、それぞれを互いに異なる極性に帯
電せしめ、この帯電したトナーにより反対極性を有する
静電荷像が可視化されるものであり、トナーとキャリア
の種類により、鉄粉キャリアを用いるマグネットブラシ
法、ビーズキャリアを用いるカスケード法、ファーブラ
シ法等がある。また、一成分型現像剤はトナー粒子を噴
霧状態にして用いるパウダークラウド法、トナー粒子を
直接的に静電潜像面に接触させて現像する接触現像法
(タッチダウン現像ともいう)、磁性の導電性トナーを
静電潜像面に接触させる誘導現像法などがある。
【0004】これらの各種の現像方法に適用されるトナ
ーとしては、天然樹脂あるいは合成樹脂からなるバイン
ダー樹脂に、カーボンブラック等の着色剤を分散させた
微粉末が用いられている。例えば、ポリスチレン等のバ
インダー樹脂中に、着色剤を分散させたものを1〜30
μm程度に微粉砕した粒子がトナーとして用いられてい
る。また、これらの成分にさらにマグネタイト等の磁性
材料を含有せしめたものは磁性トナーとして用いられ
る。
【0005】前記したごとく、種々の現像方法に用いら
れるトナーは、現像される静電荷像の極性に応じて、正
または負の電荷が保有せしめられるが、トナーに電荷を
保有せしめるためには、トナーの成分である樹脂の摩擦
帯電性を利用することもできるが、この方法ではトナー
の帯電性が不安定なので、現像によって得られる画像は
カブリ易く、不鮮明なものとなる。そこで、所望の摩擦
帯電性をトナーに付与するために帯電性を付与する染
料、顔料、あるいは荷電制御剤なるものを添加すること
が行なわれている。
【0006】一般に電荷を保有せしめるためには、荷電
制御剤と呼ばれる物質を含有させる。従来より公知の荷
電制御剤には負に帯電するものとしてはモノアゾ染料の
金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、ナ
フトエ酸、ジカルボン酸のFe、Co、Ni、Cr、Z
n等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔
料、ニトロ基等があるがこれらの染料は構造が複雑で性
質が一定せず、安定性に乏しい。また、熱混練時に分
解、機械的衝撃、摩擦、温湿度条件の変化等により分解
または変質しやすく荷電制御性が低下する現象を起こし
やすい。
【0007】さらにこれら荷電制御剤を含有したトナー
については、二成分型現像では高速現像や多数枚複写に
よる現像剤粒子間の衝突、または現像剤粒子と現像機械
との衝突等の機械的衝突、またはこれらの作用による発
熱でキャリア表面上にトナー膜が形成され、いわゆるス
ペント化が生じ、キャリアの帯電性が使用時間と共に低
下しトナー飛散、地肌かぶり等が発生する。一成分型現
像についても現像スリーブとトナーの間にフィルミング
が生じる欠点がある。さらにまたこれらの金属錯体はC
o、Ni、Zn、Cu等の環境問題の懸念される重金属
を含有しており、安全性上使用するのは好ましくない。
さらにまた環境により帯電性が変化するものが多い。こ
のため吸湿などによる摩擦帯電量の変化分を考慮して、
あらかじめ摩擦帯電量を大きくしておくことが必要とな
る。この場合は逆に、低湿下で必要以上に帯電量が大き
くなりすぎる、いわゆるチャージアップの現象が現れ
る。またこうしたトナーは、文字などの線画だけを複写
する場合には、問題はなくてもハーフトーン等の階調性
のある画像を複写する場合には、直前に複写された画像
部が薄くなるいわゆるゴーストと呼ばれる現象が起こり
やすい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は摩擦帯電性が
安定であり、環境安定性にすぐれ、連続使用後において
も初期画像と同様な画像が得られる耐久性の優れた静電
荷像現像用トナーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、摩擦帯電性が安定であり、環境安定性に
すぐれ、連続使用後においても初期画像と同様な画像が
得られる耐久性の優れた静電荷像現像用トナーを提供す
るためには、少なくともバインダー樹脂、着色剤、及び
スルホン酸を含有する帯電性の繰り返し単位を含有する
トナー中の含水量を25℃、60%RH(24時間調
湿)において1000〜5000ppmの範囲にするこ
とが重要である。ここで示されている含水率は25℃、
60%RHで24時間調湿したトナーをカールフィッシ
ャー水分滴定装置の気化装置を用い、水分量を測定した
ものである。
【0010】本発明者らによれば25℃、60%RHで
これらの含水量が5000ppm以上より大きいと水分
の影響が非常に大きくなるためトナーに必要となる十分
な帯電量を得られず、逆に含水量が1000ppm以下
であると低湿下においてのチャージアップが顕著になる
ため、安定した摩擦帯電性が得られなくなってしまう。
つまり安定した摩擦帯電性を有し、環境の変動を少なく
した安定した帯電性を得るためには、ある程度の水分を
含有している必要がありその適正範囲が請求項に示した
範囲となるのである。
【0011】本発明のトナーにおいて良好な帯電を得る
ためには、スルホン酸を含有する帯電性の繰り返し単位
を必要とする。これらの該極性物質は数多くあるが、中
でもスチレン及び/またはα−メチルスチレンと2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の重合体
はバインダー樹脂との相溶性が非常に良いことから、連
続使用後においてもキャリア等とのスペント、フィルミ
ングのない初期画像と同様な画像が得られることから好
ましい。
【0012】これらの前記極性物質の使用量は、バイン
ダー樹脂の種類、量、分散方法、添加剤の有無などによ
り一義的に限定されるものではないが、通常バインダー
樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲
で用いられ、好ましくは、1〜5重量部の範囲がよい。
0.1重量部未満では、トナーの負帯電性が不足し実用
的でなく、10重量部を越える場合にはトナーの帯電性
が大きすぎ、キャリア等との静電的吸引力の増大のた
め、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。ま
た、トナー中の含水率は上述したスルホン酸を含有する
帯電性繰り返し単位、樹脂、着色剤、製造条件等すべて
のものが関係する。内包される成分としては、例えば前
述した樹脂の酸化や水酸基価、カーボンブラックなどの
着色剤や磁性体等の表面処理、添加物の疎水化処理など
により調整することができる。また製造方法については
混練加熱温度、冷却温度や速度、粒子形状、微粉含有率
等が挙げられる。これらのすべての条件を適時調整し、
トナーの含水率を上記請求項内に作りこんでやることが
必要となる。
【0013】本発明で使用されるバインダー樹脂として
は、例えばポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、
ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単
重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチ
レン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン
共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチ
レン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エステル共重合体、スチレン−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、
スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−
ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−プタジエン共
重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル−インデン共重合体などのスチレン系共
重合体;アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリ
ル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノ
ール樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、天然樹脂変性
マレイン酸樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラ
ン樹脂、エポキシ樹脂、クマロインデン樹脂、シリコン
樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂などが挙げられ、これらを単独あるいは混合して使用
される。
【0014】これらのバインダー樹脂はトナーの成分の
大部分を占めるため、トナー中の含水率にも大きな影響
を与える。上記のバインダー樹脂の中でも特にポリエス
テル樹脂は水酸基等水と結合しやすい極性をもち、はじ
めからある程度の含水部を持つことから含水率を制御し
やすく、また樹脂自身が負極性に帯電していることから
トナー全体の帯電が安定し、かつ極性物質が比較的少な
くすむこと、さらに保存性、現像特性、定着性等が優れ
ることからとくに好ましい。
【0015】ポリエステル樹脂はアルコール成分と酸成
分を原材料に公知の合成方法で製造することができる。
アルコール成分としては、ポリエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、1,4−プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,4−ブテンジオールなどのジオール類、
1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビ
スフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキ
シエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン
化ビスフェノールAなどのエーテル化ビスフェノール
類、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭
化水素基で置換した二価のアルコール単位体、その他の
二価のアルコール単位体、ソルビトール、1,2,3,
6−ヘキサンテトロール、1,4−サルビタン、ペンタ
エスリトール、ジペンタエスリトール、トリペンタエス
リトール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,
2,5−ペンタトリオール、グリセロール、2−メチル
プロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタン
トリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等
の三価以上の他価アルコール単量体が挙げられる。
【0016】酸成分としては、パルミチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸などのモノカルボン酸、マレイン酸、
フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、
グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22の
飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した二価の有機
酸単量体、これらの酸の無水物、低級アルキルエステル
トリノレイン酸の二量体、その他の二価の有機酸単量
体、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5
−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサ
ントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボ
ン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸エンボール三量体酸、これら酸の無水物等
の三価以上の多価カルボン酸単量体等が挙げられる。
【0017】これらの酸価、水酸基価はバインダー樹脂
の種類、添加剤の種類、量、分散方法により適時決めて
よいが、通常酸価が1〜10mgKOH/g好ましくは
2〜5mgKOH/g、また水酸基価は60mgKOH
/gを超えると必然的に低分子量となり耐オフセット、
耐ブロッキング性に支障をきたすことから60mgKO
H/g以下にすることが好ましい。
【0018】本発明で使用される着色剤としては、カー
ボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシ
ン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン6
G、レーキ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キ
ナクドリン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、ト
リアリルメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、染顔
料等、従来公知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合
して使用し得る。
【0019】本発明で使用されるトナーとしては、必要
に応じて離型剤を使用し得る。低分子量ポリエチレン、
低分子量ポリプロピレン、パラフィンワックス、カルナ
ウバワックス、モンタンワックス、ライスワックス、サ
ゾールワックスが挙げられ、これらを単独あるいは混合
して使用される。添加量はトナーに対して0.5〜5重
量部が好ましい。
【0020】更に、磁性材料を含有させ、磁性トナーと
しても使用し得る。本発明の磁性トナー中に含まれる磁
性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライ
ト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あ
るいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、
マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、
ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレ
ン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の
合金およびその混合物などが挙げられる。これらの強磁
性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のものが望まし
く、トナー中に含有させる量としては樹脂成分100重
量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは樹脂
成分100重量部に対し、40〜150重量部である。
【0021】また、本発明のトナーは必要に応じて添加
物を混合してもよい。添加物としては、例えばテフロ
ン、ステアリン酸亜鉛のごとき滑剤あるいは酸化セリウ
ム、炭化ケイ素等の研磨剤、あるいは例えばコロイダル
シリカ、酸化アルミニウムなどの流動性付与剤、ケーキ
ング防止剤、あるいは例えばカーボンブラック、酸化ス
ズ等の導電性付与剤、あるいは低分子量ポリオレフィン
などの定着助剤等がある。
【0022】本発明のトナーは、二成分系現像剤として
用いる場合にはキャリア粉と混合して用いられる。本発
明に使用し得るキャリアとしては、公知のものがすべて
使用可能であり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル
粉のごとき磁性を有する粉体、ガラスビーズ等及びこれ
らの表面を樹脂などで処理したものなどが挙げられる。
【0023】本発明のトナーを製造するにあたっては、
上述したようなトナー構成材料をヘンシェルミキサー等
の混合機にて十分混合した後、連続混練機あるいはロー
ルニーダ等の混練機にて、加熱混練し、混練物を冷却固
化後、粉砕分級し、所望の平均粒径を有するトナーを得
る方法が好ましい。他には、噴霧乾燥法、重合法及びマ
イクロカプセル法等の方法がある。更にこうして得られ
たトナーを必要に応じて所望の添加剤とヘンシェルミキ
サー等の混合機にて十分に混合し、トナーを製造するこ
とができる。この際、各工程内の装置及び条件はトナー
の含水率が上記請求項内になるように調整してやればよ
い。
【0024】
【実施例】本発明におけるバインダー樹脂の酸価、水酸
基価は、樹脂の重合条件、モノマー組成等により容易に
制御可能だが、あらゆる樹脂に共通する一般則の如きも
のはなく、適宜調整するのが望ましい。
【0025】[ポリエステル樹脂] ポリエステル樹脂A ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンフマル酸 n−ドデセニル無水コハク酸 ハイドロキノン 無水トリメリット酸 以上をガラス製フラスコ中で加熱及び窒素気流中で攪拌
しつつ反応させた。反応時間と加熱時間を変えることに
より3種類のポリエステルを得た。 ポリエステル樹脂A−1 酸価4 水酸基価30 ポリエステル樹脂A−2 酸価2 水酸基価15 ポリエステル樹脂A−3 酸価5 水酸基価65
【0026】ポリエステル樹脂B ポリオキシプロピレン(2、2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンテレフタル酸 n−ドデセニル無水コハク酸 ハイドロキノン 無水トリメリット酸 以上をガラス製フラスコ中で加熱及び窒素気流中で攪拌
しつつ反応させた。反応時間と加熱温度を変えることに
より2種類のポリエステルを得た。 ポリエステル樹脂B−1 酸価5 水酸基価45 ポリエステル樹脂B−2 酸価2 水酸基価30
【0027】 〔実施例1〕 ポリエステル樹脂A−1 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で攪拌混合し
た後、ロールミルで130〜140度の温度で約30分
加熱溶融し、室温まで冷却後得られた混練物を粉砕分級
し、5〜20μmの粉径の粉体を得た。得られた黒色粉
体100部に疎水性シリカを混合し負極性黒色トナーA
を得た。
【0028】このトナーAの25℃60%RHでの含水
率は2200ppmであった。次にトナーA2.5部に
対し、キャリア97.5部をボールミルで混合し、現像
剤を得た。これら上記現像剤を25℃65%RH、10
℃15%RH、30℃90%RHの3環境下で、それぞ
れトナーの帯電量をブローオフ測定法で測定すると共
に、当社製FT−6960にセットし、複写テストを行
なった。さらに常温常湿下で15万枚の画像出しテスト
を行なった。評価結果は表1に示した。
【0029】 〔実施例2〕 ポリエステル樹脂A−1 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 3重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーBを得た。このトナーBの25℃60%RHでの含水
率は1800ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0030】 〔実施例3〕 ポリエステル樹脂A−2 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーCを得た。このトナーCの25℃60%RHでの含水
率は1200ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0031】 〔実施例4〕 ポリエステル樹脂B−1 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーDを得た。このトナーDの25℃60%RHでの含水
率は4200ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0032】 〔実施例5〕 ポリエステル樹脂B−1 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 3重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーEを得た。このトナーEの25℃60%RHでの含水
率は3250ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0033】 〔実施例6〕 スチレン・ブチルアクリレート共重合体 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーFを得た。このトナーFの25℃60%RHでの含水
率は2600ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0034】 〔比較例1〕 (トナーG) ポリエステル樹脂A−2 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 3重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーGを得た。このトナーGの25℃60%RHでの含水
率は950ppmであった。更に実施例1と同様にトナ
ーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0035】 〔比較例2〕 (トナーH) ポリエステル樹脂A−3 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーHを得た。このトナーHの25℃60%RHでの含水
率は5200ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0036】 〔比較例3〕 (トナーI) ポリエステル樹脂A−3 100重量部 スチレン及びαメチルスチレンと 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーIを得た。このトナーIの25℃60%RHでの含水
率は900ppmであった。更に実施例1と同様にトナ
ーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0037】 〔比較例4〕 (トナーJ) ポリエステル樹脂B−1 100重量部 含クロムアゾ化合物 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーJを得た。このトナーJの25℃60%RHでの含水
率は2050ppmであった。更に実施例1と同様にト
ナーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0038】 〔比較例5〕 (トナーK) ポリエステル樹脂B−1 100重量部 ハロアルキル基結合オルガノポリシロキサンレジン 5重量部 カーボンブラック 10重量部 カルナウバワックス 5重量部 上記混合物を実施例1と同様にトナーを作成し黒色トナ
ーKを得た。このトナーKの25℃60%RHでの含水率
は1900ppmであった。更に実施例1と同様にトナ
ーの評価を行なった。評価結果を表1に示す。
【0039】
【表1】 ◎:1.4以上 ○:1.3以上 △:1.1以上 ×:1.1以下
【0040】
【発明の効果】以上詳細かつ具体的な説明から明らかな
ように、本発明の静電荷像現像用トナーは、摩擦帯電性
が安定であり、環境安定性に優れ、連続使用後において
も初期画像と同様な画像が得られる耐久性の優れたトナ
ーを提供することができるという極めて優れた効果を奏
するものである。
フロントページの続き (72)発明者 青木 三夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 登坂 八郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 植田 英之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大山口 章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 CA05 CA08 CA09 EA07 EA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともバインダー樹脂、着色剤、及
    びスルホン酸基を有する重合体を含有する電子写真用ト
    ナーにおいて、該トナーの含水量が25℃、60%RH
    (24時間調湿)において1000〜5000ppmで
    あることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記スルホン酸を含有する重合体が2−
    アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸を重合
    成分として含むものであることを特徴とする重合体にお
    いて請求項1に記載の負帯電性静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 バインダー樹脂にポリカルボン酸成分と
    ポリオール成分とを構成単位としたポリエステル樹脂を
    用いることを特徴とする請求項1に記載の負帯電性静電
    荷像現像用トナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6846601B2 (en) 2002-03-11 2005-01-25 Canon Kabushiki Kaisha Negatively chargeable toner, image-forming method and process cartridge

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