JP2000305278A - L型ミラーの固定機構 - Google Patents

L型ミラーの固定機構

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JP2000305278A
JP2000305278A JP11112242A JP11224299A JP2000305278A JP 2000305278 A JP2000305278 A JP 2000305278A JP 11112242 A JP11112242 A JP 11112242A JP 11224299 A JP11224299 A JP 11224299A JP 2000305278 A JP2000305278 A JP 2000305278A
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Makoto Takahashi
誠 高橋
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Jeol Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 L型ミラーの交換が容易なL型ミラーの固定機
構を提供することにある。 【解決手段】 試料ステージ107側に設けられ、L型
ミラー111の第1の反射面113aが当接する第1の
ストッパ201と、試料ステージ107側に設けられ、
L型ミラー111の第1の反射面113aが当接する第
2のストッパ211と、試料ステージ107側に設けら
れ、L型ミラー111の第2の反射面115aが当接す
る第3のストッパ221と、L型ミラー111の第1の
ストッパ201と対向する位置を第1のストッパ201
方向へ押圧する第1の付勢手段301と、L型ミラー1
11の第2のストッパ211と対向する位置を第2のス
トッパ211方向へ押圧する第2の付勢手段311と、
L型ミラー111の第3のストッパ221と対向する位
置を第3のストッパ221方向へ押圧する第3の付勢手
段321とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X軸方向、Y軸方向
のうちの一方の方向からのレーザビームが反射する第1
の反射面を有する第1の辺と、該第1の辺と直交するよ
うに設けられ、X軸方向、Y軸方向のうちの他方の方向か
らのレーザビームが反射する第2の反射面を有する第2
の辺とからなり、試料ステージ上に設けられるL型ミラ
ーの固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、図5を用いて、電子ビーム描画
装置等に設けられる試料室の全体構成を説明する。
【0003】試料室1の上部には、電子線発生部3と電
子線を試料に収束させる対物レンズ5とが設けられてい
る。試料室1内に設けられ、X軸方向、Y軸方向に駆動さ
れる試料ステージ7上には、試料が載置される試料ホル
ダ9が設けられている。
【0004】次に、図5及び図6を用いて、X軸方向、Y
軸方向に駆動される試料ステージの位置を測定する測定
器の説明を行なう。図6は図5の切断線A-Aにおける断
面図である。
【0005】試料ステージ7上には、L型ミラー11が
設けられている。このL型ミラー11は、X軸方向からの
レーザビームが反射する第1の反射面13aを有する第
1の辺13と、第1の辺13と直交するように設けら
れ、Y軸方向からのレーザビームが反射する第2の反射
面15aを有する第2の辺15とからなっている。
【0006】試料室1の外部に設けられたレーザヘッド
21から出射したレーザ光LBは、ビームスプリッタ23
で、X軸方向、Y軸方向の二つの方向に分けられる。Y軸
方向のレーザ光は、試料室1の壁面に設けられたガラス
窓2を透過し、一部はインターフェロメータ25で反射
してレシーバ27に入り、一部はインターフェロメータ
25を通り、L型ミラー11の第2の反射面15aで反
射して、再び、インターフェロメータ25を通り、レシ
ーバ27に入る。
【0007】レーザ光の干渉により、インターフェロメ
ータ25と、L型ミラー11の第2の反射面15aとの
間の距離に変動があれば、レシーバ27により変動量が
カウントされる。
【0008】一方、ビームスプリッタ23で分けられた
X軸方向のレーザ光は、反射ミラー31,33を介し、ガ
ラス窓4を透過し、一部はインターフェロメータ35で
反射してレシーバ37に入り、一部はインターフェロメ
ータ35を通り、L型ミラー11の第1の反射面13a
で反射して、再び、インターフェロメータ35を通り、
レシーバ37に入る。
【0009】レーザ光の干渉により、インターフェロメ
ータ35と、L型ミラー11の第1の反射面13aとの
間の距離に変動があれば、レシーバ37により変動量が
カウントされる。
【0010】従って、測定開始位置を0リセットすれ
ば、試料ステージ7上のL型ミラー11の位置は常に座
標として得ることができるので、試料ステージ7を駆動
することにより、試料ホルダ9に載置された試料を所望
の位置へ移動させることができる。
【0011】上記構成で、試料を高精度に移動させるた
めには、L型ミラー11の第1及び第2の反射面13a,
15aの平面度がナノメートルオーダの平坦さが必要で
あり、又、L型ミラー11の第1の反射面13aと第2
の反射面面13,15の直角度も必要である。
【0012】従って、L型ミラー11は、試料ステージ
7に対して、精度を維持した状態で固定されることが必
要となり、図6に示すように、重心Gに近い部分を接着
剤41を用いて取り付けられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては以
下のような問題点がある。 (1) L型ミラー11の熱膨張率と、接着剤41の熱膨張
率と、試料ステージ7の熱膨張率とはそれぞれ異なって
いる。
【0014】試料室1は、部屋全体が温度調整された部
屋に設置されているが、少しでも温度変化があると、接
着剤41に熱膨張あるいは熱収縮が発生し、L型ミラー
11の第1及び第2の反射面13a,15aの平坦度
や、第1の反射面13aと第2の反射面15aとの直角
度が悪くなる。
【0015】又、試料ステージ7の上面が歪み、L型ミ
ラー11の底面の精度が悪くなる。L型ミラー11を基
準に試料への描画を行なうので、このような現象が起こ
ると、描画精度が悪化する。
【0016】(2) L型ミラー11は、座標として用いる
ので、L型ミラー11の第1の反射面13aはY軸と平
行、第2の反射面15aはX軸と平行となるように、試
料ステージ7上に取り付ける必要がある。
【0017】しかし、接着剤41を用いて試料ステージ
7上に取り付けるので、精度良く取り付けることが困難
である。 (3) ずれて取り付けられたL型ミラー1を精度の良い位
置に取り付け直す場合や、L型ミラーを交換する場合に
は、接着剤41の剥離及び再接着が必要となる。
【0018】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、L型ミラーの交換が容易なL型
ミラーの固定機構を提供することにある。第2の目的
は、L型ミラーの試料ステージ上での取付け位置の調整
が可能なL型ミラーの固定機構を提供することにある。
【0019】第3の目的は、温度変化があっても、L型
ミラーの取り付け精度が変化しないL型ミラーの固定機
構を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、X軸方向、Y軸方向のうちの一方の方
向からのレーザビームが反射する第1の反射面を有する
第1の辺と、該第1の辺と直交するように設けられ、X
軸方向、Y軸方向のうちの他方の方向からのレーザビー
ムが反射する第2の反射面を有する第2の辺とからな
り、試料ステージ上に設けられるL型ミラーの固定機構
であって、前記試料ステージ側に設けられ、前記L型ミ
ラーの第1の反射面が当接する第1のストッパと、前記
試料ステージ側に設けられ、前記L型ミラーの第1の反
射面が当接する第2のストッパと、前記試料ステージ側
に設けられ、前記L型ミラーの第2の反射面が当接する
第3のストッパと、前記L型ミラーの前記第1のストッ
パと対向する位置を前記第1のストッパ方向へ押圧する
第1の付勢手段と、前記L型ミラーの前記第2のストッ
パと対向する位置を前記第2のストッパ方向へ押圧する
第2の付勢手段と、前記L型ミラーの前記第3のストッ
パと対向する位置を前記第3のストッパ方向へ押圧する
第3の付勢手段とを設けたことを特徴とするL型ミラー
の固定機構である。
【0021】第1〜第3の付勢手段がL型ミラーを押圧
している状態で、第1〜第3の付勢手段に対して、各付
勢手段の押圧方向と逆方向の力を加えることにより、L
型ミラーを容易に取り外すことができる。
【0022】第1〜第3の付勢手段に対して、各付勢手
段の押圧方向と逆方向の力を加えている状態で、L型ミ
ラーをセットし、次に、各付勢手段に加えている各付勢
手段の押圧方向と逆方向の力を解除すれば、容易にL型
ミラーをセットすることができる。
【0023】従って、L型ミラーの交換が容易となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記第1
〜第3のストッパの前記L型ミラーとの当接部と、前記
第1〜第3の付勢手段の前記L型ミラーの当接部とを球
面状としたことを特徴とするL型ミラーの固定機構であ
る。
【0024】第1〜第3のストッパの前記L型ミラーと
の当接部と、前記第1〜第3の付勢手段の前記L型ミラ
ーの当接部とを球面状としたことにより、第1のストッ
パと第1の付勢手段とからなる組、第2のストッパと第
2の付勢手段とからなる組、第3のストッパと第3の付
勢手段とからなる組の各組自体は、温度変化があって
も、L型ミラーの回転を規制しない。よって、L型ミラー
に反射面の精度を悪くするような力が加わらず、反射面
に歪みが発生しない。
【0025】よって、L型ミラーの取り付け精度が変化
しない。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の
発明の前記第1〜第3のストッパは、前記試料ステージ
に取り付けられ、めねじ穴が刻設されたベースと、前記
めねじ穴に螺合し、前記L型ミラーの反射面に当接可能
なねじとからなることを特徴とするL型ミラーの固定機
構である。
【0026】第1〜第3のストッパの各ねじを回転する
ことにより、ねじがベースに対して進退し、試料ステー
ジ上のL型ミラーの位置が変化し、L型ミラーの取り付け
位置の調整が可能となる。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記第3のストッパと、前記第3の付勢手段とは、
前記L型ミラーの重心を通る直線上に位置することを特
徴とするL型ミラーの固定機構である。
【0028】前記第3のストッパと、前記第3の付勢手
段とは、前記L型ミラーの重心を通る直線上に位置する
ことにより、移動ステージが移動した際に、L型ミラー
の慣性モーメントが小さくなり、L型ミラーの回転を防
止することができる。
【0029】請求項5記載の発明は、X軸方向、Y軸方向
のうちの一方の方向からのレーザビームが反射する第1
の反射面を有する第1の辺と、該第1の辺と直交するよ
うに設けられ、X軸方向、Y軸方向のうちの他方の方向か
らのレーザビームが反射する第2の反射面を有する第2
の辺とからなり、試料ステージ上に設けられるL型ミラ
ーの固定機構であって、前記L型ミラーの第1の辺の前
記試料ステージとの対向面、前記試料ステージ上のいず
れか一方に設けられ、他方に当接する第1の突部と、前
記L型ミラーの第1の辺の前記試料ステージとの対向
面、前記試料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他
方に当接する第2の突部と、前記L型ミラーの第2の辺
の前記試料ステージとの対向面、前記試料ステージ上の
いずれか一方に設けられ、他方に当接する第1の突部
と、前記第1の突部と対向する位置で、前記L型ミラー
を前記試料ステージ方向へ押圧する第4付勢手段と、前
記第2の突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前記
試料ステージ方向へ押圧する第5付勢手段と、前記第3
の突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前記試料ス
テージ方向へ押圧する第6付勢手段とを設けたことを特
徴とするL型ミラーの固定機構である。
【0030】前記L型ミラーの第1の辺の前記試料ステ
ージとの対向面、前記試料ステージ上のいずれか一方に
設けられ、他方に当接する第1の突部と、前記L型ミラ
ーの第1の辺の前記試料ステージとの対向面、前記試料
ステージ上のいずれか一方に設けられ、他方に当接する
第2の突部と、前記L型ミラーの第2の辺の前記試料ス
テージとの対向面、前記試料ステージ上のいずれか一方
に設けられ、他方に当接する第1の突部と、前記第1の
突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前記試料ステ
ージ方向へ押圧する第4付勢手段と、前記第2の突部と
対向する位置で、前記L型ミラーを前記試料ステージ方
向へ押圧する第5付勢手段と、前記第3の突部と対向す
る位置で、前記L型ミラーを前記試料ステージ方向へ押
圧する第6付勢手段とを設けたことにより、L型ミラー
は三点で支持され、試料ステージの上面の精度が悪い場
合でも、L型ミラーの底面の精度を維持できる。
【0031】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (全体構成)本発明の実施の形態例を説明する要部斜視図
である図1を用いて説明する。
【0032】図において、試料室内に設けられ、X軸方
向、Y軸方向に駆動される試料ステージ107上には、L
型ミラー111が設けられている。このL型ミラー11
1は、X軸方向からのレーザビームが反射する第1の反
射面113aを有する第1の辺113と、第1の辺11
3と直交するように設けられ、Y軸方向からのレーザビ
ームが反射する第2の反射面115aを有する第2の辺
115とからなっている。
【0033】試料ステージ107には、L型ミラー11
1の第1の反射面113aが当接する第1のストッパ2
01と、第2のストッパ211と、第2の反射面115
aが当接節する第3のストッパ221とが設けられてい
る。
【0034】更に、試料ステージ107上には、L型ミ
ラー111の第1の反射面113aと反対側の面であっ
て、第1のストッパ201と対向する位置を第1のスト
ッパ201方向へ押圧する第1の付勢手段301が設け
られている。
【0035】同様に、試料ステージ107上には、L型
ミラー111の第1の反射面113aと反対側の面であ
って、第2のストッパ211と対向する位置を第2のス
トッパ211方向へ押圧する第2の付勢手段311が設
けられている。
【0036】又、試料ステージ107上には、L型ミラ
ー111の第2の反射面115aと反対側の面であっ
て、第3のストッパ221と対向する位置を第3のスト
ッパ221方向へ押圧する第3の付勢手段321が設け
られている。
【0037】試料ステージ107上には、L型ミラー1
11の第1の辺113の下面に当接する第1の突部とし
ての第1のシート401と、同じく第1の辺113の下
面に当接する第2の突部としての第2のシート411
と、L型ミラー111の第2の辺115の下面に当接す
る第3の突部としての第3のシート421とが設けられ
ている。
【0038】尚、本実施の形態例では、第1〜第3のシ
ート401,411,421は、厚みの均一なアルミニウ
ムや樹脂のシートを用いた。L型ミラー111の上部に
は、第1のシート401と対向する位置で、L型ミラー
111を試料ステージ107方向へ押圧する第4付勢手
段501と、第2のシート411と対向する位置で、L
型ミラー111を試料ステージ107方向へ押圧する第
5付勢手段511と、第3のシート421と対向する位
置で、L型ミラー111を試料ステージ107方向へ押
圧する第6付勢手段521とが設けられている。
【0039】(第1〜第3のストッパ)図1の平面構成
図である図2を用いて、第1〜第3のストッパ201,
211,221を説明する。
【0040】第1のストッパ201は、試料ステージ1
07に固着され、めねじ穴203が刻設されたベース2
05と、めねじ穴203に螺合し、L型ミラー111の
第1の面113aに当接可能なねじ207とからなって
いる。
【0041】又、ねじ207のL型ミラー111との当
接部分には、球面状の当接部材209が取り付けられて
いる。第2のストッパ211は、試料ステージ107に
固着され、めねじ穴213が刻設されたベース215
と、めねじ穴213に螺合し、L型ミラー111の第1
の面113aに当接可能なねじ217とからなってい
る。
【0042】又、ねじ217のL型ミラー111との当
接部分には、球面状の当接部材219が取り付けられて
いる。第3のストッパ221は、試料ステージ107に
固着され、めねじ穴223が刻設されたベース225
と、めねじ穴223に螺合し、L型ミラー111の第2
の面115aに当接可能なねじ227とからなってい
る。
【0043】又、ねじ227のL型ミラー111との当
接部分には、球面状の当接部材229が取り付けられて
いる。 (第1〜第3の付勢手段)図2を用いて、第1〜第3の
付勢手段301,311,321を説明する。
【0044】第1の付勢手段301は、試料ステージ1
07上でL型ミラー111の第1の面113aと反対側
の面と間隔を持って設けられたプレート303と、プレ
ート303とL型ミラー111の第1の面113aと反
対側の面との間に配設され、L型ミラー111を第1の
ストッパ201方向へ押圧するスプリング305とから
なっている。
【0045】又、スプリング305のL型ミラー111
との当接部分には、球面状の当接部材307が取り付け
られている。第2の付勢手段311は、試料ステージ1
07上でL型ミラー111の第1の面113aと反対側
の面と間隔を持って設けられたプレート313と、プレ
ート313とL型ミラー111の第1の面113aと反
対側の面との間に配設され、L型ミラー111を第2の
ストッパ211方向へ押圧するスプリング315とから
なっている。
【0046】又、スプリング315のL型ミラー111
との当接部分には、球面状の当接部材317が取り付け
られている。第3の付勢手段321は、試料ステージ1
07上でL型ミラー111の第2の面115aと反対側
の面と間隔を持って設けられたプレート323と、プレ
ート323とL型ミラー111の第2の面115aと反
対側の面との間に配設され、L型ミラー111を第3の
ストッパ221方向へ押圧するスプリング325とから
なっている。
【0047】又、スプリング325のL型ミラー111
との当接部分には、球面状の当接部材327が取り付け
られている。尚、本実施の形態例では、第3のストッパ
221と、第3の付勢手段321とは、L型ミラー11
1の重心Gを通る直線上に位置するように設けた。
【0048】(第4〜第6の付勢手段)図1の切断線A-A
における断面図である図3を用いて、第4の付勢手段5
01を説明する。
【0049】L型ミラー111には、第1のシート40
1に対応して大径部601と小径部603とからなる段
付き貫通穴605が形成されている。試料ステージ10
7上には、L型ミラー111の段付き貫通穴605を挿
通するシャフト503が立設されている。
【0050】段付き貫通穴605の大径部601内に
は、段付き貫通穴605の段部607に当接するスプリ
ング505が配置されている。シャフト503の上部端
面には、ねじを507を用いて、スプリング押えプレー
ト509が取り付けられている。
【0051】従って、スプリング505の勢力により、
L型ミラー111は試料ステージ107方向に付勢され
ている。尚、他の第5及び第6の付勢手段の構成も、第
4の付勢手段の構成と同一なので、説明は省略する。
【0052】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。 (1) 第1〜第3の付勢手段301,311,321がL型
ミラー111を押圧している状態で、第1〜第3の付勢
手段301,311,321に対して、各付勢手段の押圧
方向と逆方向の力を加えることにより、L型ミラー11
1を容易に取り外すことができる。
【0053】第1〜第3の付勢手段301,311,32
1に対して、各付勢手段の押圧方向と逆方向の力を加え
ている状態で、L型ミラー111をセットし、次に、各
付勢手段に加えている各付勢手段の押圧方向と逆方向の
力を解除すれば、容易にL型ミラー111をセットする
ことができる。
【0054】従って、L型ミラーの交換が容易となる。 (2) 第1〜第3のストッパ201,211,221のL型
ミラー111との当接部に球面状の当接部材209,2
19,229を設け、第1〜第3の付勢手段301,31
1,321のL型ミラー111の当接部に球面状の当接部
材307,317,327を設けたことにより、第1のス
トッパ201と第1の付勢手段301とからなる組、第
2のストッパ211と第2の付勢手段311とからなる
組、第3のストッパ221と第3の付勢手段321とか
らなる組の各組自体は、温度変化があっても、L型ミラ
ー111の回転を規制しない。よって、L型ミラー11
1に反射面の精度を悪くするような力が加わらず、反射
面に歪みが発生しない。
【0055】よって、L型ミラー111の取り付け精度
が変化しない。 (3) 第1〜第3のストッパ201,211,221の各ね
じ207,217,227を回転することにより、ねじ2
07,217,227がベース205,215かなm 22
5に対して進退し、試料ステージ107上のL型ミラー
111の位置が変化し、L型ミラー111の取り付け位
置の調整が可能となる。
【0056】(4) 第3のストッパ221と、第3の付勢
手段321とは、L型ミラー111の重心Gを通る直線上
に位置することにより、試料ステージ107が移動した
時に、L型ミラー111に発生する慣性モーメントが小
さくなり、L型ミラー111の回転を防止することがで
きる。
【0057】(5) 試料ステージ107上に、第1の突部
としての第1のシート401,第2の突部としての第2
のシート411,第3の突部としての第3のシート42
1を設け、L型ミラー111を第1のシート401と対
向する第4の付勢手段501,第2のシート411と対
向する第5の付勢手段511,第3のシート421と対
向する第6の付勢手段521の付勢力を用いて、試料ス
テージ107方向へ押圧することにより、L型ミラー1
11は三点で支持され、試料ステージ107の上面の精
度が悪い場合でも、L型ミラー111の底面の精度を維
持できる。
【0058】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。第1〜第3の突部としてのシート40
1,411,421は試料ステージ107上に設けたが、
L型ミラー111の試料ステージ107との対向面、す
なわち、L型ミラー111の底面に設けてもよい。
【0059】又、第4〜第6の付勢手段501,511,
521としては、図4に示すように、L型ミラー111
の上面で、第1〜第3のシート401,411,421と
対向した位置を押圧する板ばね701であってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、第1〜第3の付勢手段がL型ミラーを押圧し
ている状態で、第1〜第3の付勢手段に対して、各付勢
手段の押圧方向と逆方向の力を加えることにより、L型
ミラーを容易に取り外すことができる。
【0061】第1〜第3の付勢手段に対して、各付勢手
段の押圧方向と逆方向の力を加えている状態で、L型ミ
ラーをセットし、次に、各付勢手段に加えている各付勢
手段の押圧方向と逆方向の力を解除すれば、容易にL型
ミラーをセットすることができる。
【0062】従って、L型ミラーの交換が容易となる。
請求項2記載の発明によれば、第1〜第3のストッパの
前記L型ミラーとの当接部と、前記第1〜第3の付勢手
段の前記L型ミラーの当接部とを球面状としたことによ
り、第1のストッパと第1の付勢手段とからなる組、第
2のストッパと第2の付勢手段とからなる組、第3のス
トッパと第3の付勢手段とからなる組の各組自体は、温
度変化があっても、L型ミラーの回転を規制しない。よ
って、L型ミラーに反射面の精度を悪くするような力が
加わらず、反射面に歪みが発生しない。
【0063】よって、L型ミラーの取り付け精度が変化
しない。請求項3記載の発明によれば、第1〜第3のス
トッパの各ねじを回転することにより、ねじがベースに
対して進退し、試料ステージ上のL型ミラーの位置が変
化し、L型ミラーの取り付け位置の調整が可能となる。
【0064】請求項4記載の発明によれば、前記第3の
ストッパと、前記第3の付勢手段とは、前記L型ミラー
の重心を通る直線上に位置することにより、移動ステー
ジが移動した際に、L型ミラーの慣性モーメントが小さ
くなり、L型ミラーの回転を防止することができる。
【0065】請求項5記載の発明によれば、前記L型ミ
ラーの第1の辺の前記試料ステージとの対向面、前記試
料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他方に当接す
る第1の突部と、前記L型ミラーの第1の辺の前記試料
ステージとの対向面、前記試料ステージ上のいずれか一
方に設けられ、他方に当接する第2の突部と、前記L型
ミラーの第2の辺の前記試料ステージとの対向面、前記
試料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他方に当接
する第1の突部と、前記第1の突部と対向する位置で、
前記L型ミラーを前記試料ステージ方向へ押圧する第4
付勢手段と、前記第2の突部と対向する位置で、前記L
型ミラーを前記試料ステージ方向へ押圧する第5付勢手
段と、前記第3の突部と対向する位置で、前記L型ミラ
ーを前記試料ステージ方向へ押圧する第6付勢手段とを
設けたことにより、L型ミラーは三点で支持され、試料
ステージの上面の精度が悪い場合でも、L型ミラーの底
面の精度を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を説明する要部斜視図で
ある。
【図2】図1の平面構成図である。
【図3】図1の切断線A-Aにおける断面図である。
【図4】他の実施の形態例を説明する図である。
【図5】試料室の正面断面図である。
【図6】図5の切断線A-Aにおける断面図である。
【符号の説明】
111 L型ミラー 113a 第1の反射面 115a 第2の反射面 201 第1のストッパ 211 第2のストッパ 221 第3のストッパ 301 第1の付勢手段 311 第2の付勢手段 321 第3の付勢手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向、Y軸方向のうちの一方の方向か
    らのレーザビームが反射する第1の反射面を有する第1
    の辺と、該第1の辺と直交するように設けられ、X軸方
    向、Y軸方向のうちの他方の方向からのレーザビームが
    反射する第2の反射面を有する第2の辺とからなり、試
    料ステージ上に設けられるL型ミラーの固定機構であっ
    て、 前記試料ステージ側に設けられ、前記L型ミラーの第1
    の反射面が当接する第1のストッパと、 前記試料ステージ側に設けられ、前記L型ミラーの第1
    の反射面が当接する第2のストッパと、 前記試料ステージ側に設けられ、前記L型ミラーの第2
    の反射面が当接する第3のストッパと、 前記L型ミラーの前記第1のストッパと対向する位置を
    前記第1のストッパ方向へ押圧する第1の付勢手段と、 前記L型ミラーの前記第2のストッパと対向する位置を
    前記第2のストッパ方向へ押圧する第2の付勢手段と、 前記L型ミラーの前記第3のストッパと対向する位置を
    前記第3のストッパ方向へ押圧する第3の付勢手段と、 を設けたことを特徴とするL型ミラーの固定機構。
  2. 【請求項2】 前記第1〜第3のストッパの前記L型ミ
    ラーとの当接部と、 前記第1〜第3の付勢手段の前記L型ミラーの当接部と
    を球面状としたことを特徴とする請求項1記載のL型ミ
    ラーの固定機構。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第3のストッパは、 前記試料ステージに取り付けられ、めねじ穴が刻設され
    たベースと、 前記めねじ穴に螺合し、前記L型ミラーの反射面に当接
    可能なねじとからなることを特徴とする請求項1又は2
    記載のL型ミラーの固定機構。
  4. 【請求項4】 前記第3のストッパと、前記第3の付勢
    手段とは、前記L型ミラーの重心を通る直線上に位置す
    ることを特徴とする請求項1記載のL型ミラーの固定機
    構。
  5. 【請求項5】 X軸方向、Y軸方向のうちの一方の方向か
    らのレーザビームが反射する第1の反射面を有する第1
    の辺と、該第1の辺と直交するように設けられ、X軸方
    向、Y軸方向のうちの他方の方向からのレーザビームが
    反射する第2の反射面を有する第2の辺とからなり、試
    料ステージ上に設けられるL型ミラーの固定機構であっ
    て、 前記L型ミラーの第1の辺の前記試料ステージとの対向
    面、前記試料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他
    方に当接する第1の突部と、 前記L型ミラーの第1の辺の前記試料ステージとの対向
    面、前記試料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他
    方に当接する第2の突部と、 前記L型ミラーの第2の辺の前記試料ステージとの対向
    面、前記試料ステージ上のいずれか一方に設けられ、他
    方に当接する第1の突部と、 前記第1の突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前
    記試料ステージ方向へ押圧する第4付勢手段と、 前記第2の突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前
    記試料ステージ方向へ押圧する第5付勢手段と、 前記第3の突部と対向する位置で、前記L型ミラーを前
    記試料ステージ方向へ押圧する第6付勢手段と、 を設けたことを特徴とするL型ミラーの固定機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056158A3 (en) * 2006-11-09 2009-02-19 Vistec Lithography Inc Component mounting in movement-sensitive equipment

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