JP2000305260A - 感光性導体ペースト - Google Patents
感光性導体ペーストInfo
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Abstract
焼結が進行しないために導電性が悪いという問題があっ
た。非感光性ペーストで用いられる低温焼結性の良好な
鱗片状粉末や超微粒子は、光線の透過を遮るために感光
性ペーストでは使用が困難である。 【解決手段】本発明は、金属粉末と感光性樹脂と、金属
超微粒子からなる感光性ペーストによって達成される。
Description
ガラス基板上に微細配線パターンを形成するための感光
性導体ペーストに関するものである。
するマルチチップモジュール、チップサイズパッケー
ジ、あるいは携帯電話などの移動体通信機器用途の高周
波用フィルター、チップインダクター、積層コンデンサ
ーなどの電子部品あるいはセラミックス多層基板に対し
て、小型化や高密度化、高精細化、高信頼性の要求が高
まってきている。また、プラズマディスプレイなどの表
示装置の高精細化に伴い、電極の微細化への要求も高ま
ってきている。これらの要求に対して、各種の微細な導
体膜形成方法が提案されている。
および厚膜印刷法がある。薄膜法は、スパッタ、蒸着な
どで成膜した後に、フォトリソグラフィー技術で解像度
L/S=20/20μm以上のパターニングが可能であ
るが、この方法では導体膜の膜厚はスパッタや蒸着のプ
ロセス時間に比例し、厚くするためには長時間を有する
ために薄い膜しか得られず、その結果回路としてのイン
ピーダンスが高くなるという欠点がある。またメッキ法
では、焼成工程において抵抗体などの厚膜受動素子の形
成が困難であるという問題がある。
りなるペーストをパターン印刷後、焼成して導体形成さ
れる厚膜印刷法では、導体膜を厚くすることや、抵抗体
などの受動素子を同時形成することが容易であるが、そ
の反面、L/S=50/50μm以下の解像度で、一定
幅のライン形成が困難であり、また断面形状が蒲鉾上に
なり電気的特性面の設計が困難であるという問題があっ
た。
ものとして、感光性ペースト法がある。これは、厚膜印
刷用の導体ペーストとして感光性を有するものを使用
し、印刷後にマスク露光、現像の工程を経ることで高解
像度の厚膜導体パターンを形成し得るものである。感光
性ペーストとしては、金属やカーボンなどの金属粉末を
光硬化性樹脂に混合したものが多く用いられる。
のように優れた方法ではあるが、非感光性のペーストと
比較して材料の設計に制約がある。その一つとして、金
属粉末の形状とサイズの制約があげられる。従来の厚膜
印刷法で使用される非感光性導体ペーストでは、導体の
焼結性を向上させる目的で、鱗片状の金属粉末を用い
る、または非常にサイズの小さい、具体的には0.1μ
m以下の平均粒子径を持つ金属粉末、いわゆる超微粒子
を用いるなどの工夫が行われてきた。鱗片状の粉末や超
微粒子は焼結が容易であるために焼成後の比抵抗値が小
さく電気伝導性に優れた導体が得られる。
末はいずれも使用することが困難である。感光性ペース
トを露光する際に、ペースト中を光線が通過する必要が
あるが、このとき光線は金属粉末の隙間を抜けて通過す
ることになる。鱗片状の粉末は印刷したときに基板に対
して平行に配向する傾向があるために、基板面を隙間無
く覆う形となり光線を遮断してしまう。また、金属粉末
を微細化するほど、粉末間の隙間が小さくなり、やはり
光線の透過は難しくなる。このため感光性の導体ペース
トでは、光線の透過性を良好にし、パターン加工性を向
上させるためには金属粉末は球状または塊状でなければ
ならず、またそのサイズも極端に小さなものは使えない
ために、結果として焼成後の導体の電気伝導性が非感光
性の導体ペーストに比較して劣ったものとなってしまう
欠点があった。この欠点は、焼成温度が低い場合には特
に問題になる。ディスプレイ用途では、ガラス基板上に
導体を形成する必要があり、ガラスの耐熱温度はセラミ
ックスに比較して低いので焼成温度を下げる必要があ
る。従って感光性ペーストの電気伝導性が悪いという欠
点は、特にディスプレイ用途において顕著な問題とな
る。
好な感光性導体ペーストを供給することにある。
光性樹脂を必須成分とする感光性導体ペーストであり、
金属粉末の少なくとも一部として、平均粒子径が0.1
μm以下の金属超微粒子を含むことを特徴とする感光性
導体ペーストである。
る。本発明は、金属粉末として鱗片状粉末を使用せず、
また微細な粉末を含む量は少なく、そのほとんどを平均
粒子径1μm以上6μm未満の粉末としたことによりパ
ターン加工性が良好であり、また少量含んだ微細な0.
1μm以下の粉末(以下金属超微粒子とする)が焼結性
を向上するために、焼成後に電気伝導性の良好な感光性
導体ペーストを得るものであり、感光性樹脂と金属粉末
と、金属超微粒子からなる感光性導体ペーストによって
達成される。
と、1分子中に2つ以上の炭素−炭素2重結合を有する
多官能モノマーと、光重合開始剤を必須成分とする、感
光性ペースト中の感光性を担う有機成分のことである。
いが、感光性樹脂のパターン加工が、有機溶媒ではなく
アルカリ水溶液現像で行えるためにアルカリ可溶性のポ
リマーであることが望ましい。アルカリ可溶性のポリマ
ーとしては、アクリル系共重合体があげられる。アクリ
ル系共重合体とは、共重合成分に少なくともアクリル系
モノマーを含む共重合体であり、アクリル系モノマーと
は、具体的な例としては、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、sec−ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、tert
−ブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、ア
リルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエ
チルアクリレート、ブトキシトリエチレングリコールア
クリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペ
ンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、グリセロールア
クリレート、グリシジルアクリレート、ヘプタデカフロ
ロデシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、イソボニルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、イソデキシルアクリレート、イソオク
チルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−メトキ
シエチルアクリレート、メトキシエチレングリコールア
クリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレー
ト、オクタフロロペンチルアクリレート、フェノキシエ
チルアクリレート、ステアリルアクリレート、トリフロ
ロエチルアクリレート、アクリルアミド、アミノエチル
アクリレート、フェニルアクリレート、フェノキシエチ
ルアクリレート、1−ナフチルアクリレート、2−ナフ
チルアクリレート、チオフェノールアクリレート、ベン
ジルメルカプタンアクリレートなどのアクリル系モノマ
ー、およびこれらのアクリレートをメタクリレートに代
えたものなどが挙げられる。アクリル系モノマー以外の
共重合成分としては、炭素−炭素2重結合を有する全て
の化合物が使用可能であるが、好ましくはスチレン、p
−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、クロロメチルスチレン、
ヒドロキシメチルスチレンなどのスチレン類、γ−メタ
クリロシキプロピルトリメトキシシラン、1−ビニル−
2−ピロリドン等が挙げられる。望ましくはアクリル酸
アルキルあるいはメタクリル酸アルキル、より好ましく
は少なくともメタクリル酸メチルを含むことで、熱分解
性の良好な重合体を得ることが出来る。ポリマーがアル
カリ可溶性を有することで現像液として環境に問題のあ
る有機溶媒ではなくアルカリ水溶液を用いることが出来
る。アクリル系共重合体にアルカリ可溶性を付与するた
めには、モノマーとして不飽和カルボン酸等の不飽和酸
を加えることにより達成される。不飽和酸の具体的な例
としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、フマル酸、酢酸ビニル、または
これらの酸無水物等が挙げられる。これらを加えること
によるポリマーの酸価は、現像性の観点から80〜14
0の範囲であることが好ましい。
の少なくとも一部が、側鎖または分子末端に炭素−炭素
2重結合を有することが好ましい。炭素−炭素2重結合
を有する基としては、ビニル基、アリル基、アクリル
基、メタクリル基などが挙げられる。このような官能基
をポリマーに付加させるには、ポリマー中のメルカプト
基、アミノ基、水酸基、カルボキシル基に対して、グリ
シジル基やイソシアネート基と炭素炭素2重結合を有す
る化合物や、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロ
ライドまたはアリルクロライドを付加反応させてつくる
方法がある。
る化合物としては、グリシジルメタクリレート、グリシ
ジルアクリレート、アリルグリシジルエーテル、グリシ
ジルエチルアクリレート、クロトニルグリシジルエーテ
ル、グリシジルクロトネート、グリシジルイソクロトネ
ートなどが挙げられる。イソシアナート基と炭素−炭素
2重結合を有する化合物としては、アクリロイルイソシ
アネート、メタクロイルイソシアネート、アクリロイル
エチルイソシアネート、メタクリロイルエチルイソシア
ネート等がある。
−炭素2重結合を2つ以上有する化合物が用いられ、そ
の具体的な例としては、アリル化シクロヘキシルジアク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,3−ブチレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジア
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
ポリエチレングリコールジアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルモノヒドロキシペンタアクリレート、ジトリメチロー
ルプロパンテトラアクリレート、グリセロールジアクリ
レート、メトキシ化シクロヘキシルジアクリレート、ネ
オペンチルグリコールジアクリレート、プロピレングリ
コールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジア
クリレート、トリグリセロールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ビスフェノールA
ジアクリレート、ビスフェノールA−エチレンオキサイ
ド付加物のジアクリレート、ビスフェノールA−プロピ
レンオキサイド付加物のジアクリレート、または上記化
合物のアクリル基を一部または全てメタクリル基に代え
た化合物等が挙げられる。
開始剤が好適に使用できる。例えば、2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタノン−1、あるいはビス(2,4,6−トリメチ
ルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、2
−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モ
ルフォリノプロパン−1−オンに、2,4−ジエチルチ
オキサントンなどが例として挙げられるが、本発明に使
用できる光重合開始剤系はこれらに限定されるものでは
ない。
0.1μm以下である金属粒子を指し、好ましくは0.
05μm以下、さらに好ましくは0.01μm以下であ
る。金属超微粒子は非常に粒子が細かいために表面エネ
ルギーが大きく、焼結に要する熱エネルギーが小さいた
めに、少量の添加によって、ペースト全体の低温での焼
結性を向上させる。また、感光性ペーストに含まれる金
属粉末のごく一部しか占めないので、露光時に光線を遮
る効果は小さく、パターン加工性への悪影響は僅かであ
る。
%以上10%重量%未満であることが好ましい。1重量
%未満では、低温における焼結性の向上の効果は小さ
く、また、10重量%以上では露光時の光線を遮断する
効果が大きくなりパターン加工性が大幅に低下してしま
う。
粉末は、粒度分布が0.3μm以上10μm未満の範囲
にあり、平均粒子径が1μm以上、6μm未満の範囲で
あることが望ましい。平均粒子径が1μm未満である
と、樹脂に対して同体積の金属粉末を添加した場合に、
粉末の表面積が大きくなり、また空隙が少なくなるため
に多くの光を遮り、ペースト内部への光線透過率を低下
させる。6μm以上の場合は、塗布した場合の表面粗さ
が大きくなり、さらにパターン精度や寸法精度が低下す
るため好ましくない。
法としては、光散乱法が好ましく用いられる。光散乱法
では粒子径の分布が得られるので、個数分布累積量の5
0%量に相当する粒子径、いわゆるD50粒子径をもっ
て平均粒子径とする。
微粒子の形状は、単分散で凝集がなく、球状あるいは粒
状であることが望ましい。この場合、球状とは球形率が
80個数%以上が好ましい。球状率の測定は、粉末を光
学顕微鏡で300倍の倍率にて撮影して計数し球状のも
のの比率を表した。球状であると露光時に光線の散乱が
非常に少なくなり、膜の内部まで光線を透過させやす
い。
超微粒子としては、金、銀、銅、ニッケル、タングステ
ン、モリブデンなどがあるが、特にこれらに限定される
ものではない。本発明の低温焼成で低抵抗の導体を得る
という目的を考慮すると、比較的融点が低く、比抵抗値
の低い金属が好適であり、金、銀、銅が好ましい。さら
に、金は非常に高価であること、銅は酸化しやすいので
空気中では焼成できないことなどから最も好適であるの
は銀である。
パターンの形成例について説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
ーン印刷でペーストを塗布し、乾燥する。70℃〜10
0℃で数分から1時間加熱して乾燥した後、マスクを介
して露光する。マスクは、所望する電極形状に対してネ
ガ型のものを使用し、露光は高圧水銀灯等により、露光
量は例えばi線(365nm)における測定で10〜3
00mJ/cm2で行う。露光後、アルカリ水溶液を現
像液として現像を行う。アルカリ水溶液は、金属分の残
留を防ぐためにテトラメチルアンモニウムヒドロキシド
やエタノールアミンなどの有機アルカリが好ましい。現
像液で所定時間現像した後、水洗を行う。これら現像と
水洗は、浸漬、スプレー、パドルなどで行うことが出来
るが、より高い解像度のパターンが得られるのでスプレ
ー現像が好ましい。現像液のスプレー時間は20秒から
200秒であり、水洗は同じくスプレーで10秒から6
0秒で行う。スプレーする際に、基板を回転させておく
ことが現像の均一性の点から好ましい。回転速度は10
0〜1000rpmが好ましい。水洗後、回転を上げて
余分な水を振り切り、乾燥させる。このときの回転数は
1000〜4000回転である。必要であればオーブン
などで完全に水分を除去した後、電気炉、ベルト炉等で
焼成を行い、有機成分を揮発させると共に無機粉末を焼
結させることにより導体膜ないし絶縁層を形成できる。
焼成の雰囲気は、大気中、または窒素雰囲気で行われ
る。金属粉末が銅などの酸化しやすい金属である場合
は、酸素を10〜100ppm含有する窒素雰囲気、水
素雰囲気等で、800〜1000℃の温度で1〜60分
保持して焼成し、パターンを作成する。
パターン加工性に優れた感光性ペーストが得られるもの
である。
ターンは、低温で焼成する場合に特にその効果が発揮さ
れるため、セラミックス基板に比べて耐熱性の低いガラ
ス基板上に導体形成する場合に好適であり、特にディス
プレイ用途に好適であるが、ノートパソコンや携帯電話
に実装されるMCM(マルチチップモジュール)用基板
の電極、CSP(チップサイズパッケージ)用基板の電
極をはじめ、チップインダクター、チップコンデンサー
などのチップ部品の電極、モジュール基板の電極など、
セラミックスまたはガラスセラミックス基板上に導体形
成する場合にも適用可能である。
が、本発明はこれら実施例により何等の制限を受けるも
のではない。表1に示した各組成について、以下に述べ
る要領でペーストの調整を行い、パターン加工性の試験
を行った。使用した原料類を以下に示す。
分布範囲 1.1μm〜6.7μm 比表面積1.0
(m2/g) タップ密度 4.5(g/cm3)(三井
金属) b.銀超微粒子 単一粒子径 5nm ワックス中に分
散したもの銀含有率80%(大研化学工業) B.ポリマー(感光性有機成分中) グリシジルメタクリレート変性メタクリル酸−メタクリ
ル酸メチル共重合体 a.酸価84 重量平均分子量 10000 (ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)
でポリスチレン換算) C.多官能モノマー プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリア
クリレート 3官能モノマー 2重結合当量 157g/mol T
PA−330(日本化薬)。
ォリノフェニル)−ブタノン−1(チバスペシャリティ
ケミカルズのイルガキュア369:以下IC369とす
る) E.溶剤 γブチロラクトン F.分散剤 分散剤a:“ノプコスパース092”(サンノプコ製) G.レベリング剤 LC−951(楠本化成)(有効濃度は10重量%、残
りは溶剤) H.現像液 テトラエチルアンモニウムヒドロキシド 0.1重量%
水溶液。
て溶解させた。 (2)ポリマー溶液を室温に冷却し、その他の有機組成
と、金属粉末、および金属超微粒子を混合し、モーター
と撹拌羽を用いて200rpmで30分室温で均一に混
合した。 (3)得られたスラリーを、3本ロール(EXACT
model 50)で混練し、ペーストを得た。
(ニッコー製)にスクリーン印刷で全面塗布した。
用した。 (2)印刷した基板を熱風オーブンで80℃で40分乾
燥した。乾燥後の膜厚は15μmであった。 (3)高圧水銀灯(15mW/cm2)を用いて、パタ
ーンマスクを介してペーストの露光を行った。パターン
マスクは長さ374.4mm、幅0.3mmのミアンダ
状パターンを用いた。 (4)アルカリ現像液(0.1%TMAH水溶液)を用
いて、露光後の基板を浸漬し、揺動させて現像し、その
後水シャワーでリンスした。
気炉に入れ、大気中で2時間かけて580℃に昇温し
た。 (2)580℃で20分間保持した。 (3)加熱を停止して自然冷却した。
A)を使用し、焼成後のミアンダパターンの膜厚を測定
した。 (2)テスターを用いて、ミアンダパターンの両端間の
電気抵抗値を測定した。 (3)下式を用いて導体の比抵抗を測定した。
m w :導体の幅 (mm) ここでは0.3mm h :導体の厚さ (μm) 結果は全て表1に示した。
ーストの銀粒子全量中、それぞれ1重量%、5重量%、
10重量%の銀超微粒子を含む場合の例である。超微粒
子を全く用いなかった比較例1に対して、いずれの場合
も焼成後の導体の比抵抗は低下しており、導電性が向上
したことが示された。
量%としたところ、導体比抵抗の低下はほとんど見られ
ず、比較例3では同じく添加量を20重量%としたとこ
ろ、パターン加工性が大幅に低下し、実質パターン加工
は不可能であった。
により、感光性ペーストの焼結性をさせ、600℃未満
の低温において導電性の良好な導体を形成し得るペース
トが得られるものである。
Claims (6)
- 【請求項1】金属粉末と感光性樹脂と溶剤を必須成分と
する導体ペーストであり、金属粉末の少なくとも一部分
として粒子径0.1μm以下の金属超微粒子を含有する
ことを特徴とする感光性導体ペースト。 - 【請求項2】金属超微粒子の含有量が、金属粉末全量
中、1重量%以上、10重量%未満であることを特徴と
する請求項1記載の感光性導体ペースト。 - 【請求項3】金属粉末のうち、金属超微粒子を除いた残
りの部分が、粒度分布が0.3μm以上10μm未満の
範囲にあり、平均粒子径が1μm以上6μm未満である
ことを特徴とする請求項1記載の感光性導体ペースト。 - 【請求項4】金属超微粒子と、それ以外の金属粉末が、
少なくともその一部として互いに同種の金属を含むこと
を特徴とする請求項1記載の感光性導体ペースト。 - 【請求項5】金属粉末の少なくとも一部が銀粉末である
ことを特徴とする請求項1記載の感光性導体ペースト。 - 【請求項6】金属粉末が球状または粒状であることを特
徴とする請求項1記載の感光性導体ペースト。
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- 1999-04-26 JP JP11783799A patent/JP4306012B2/ja not_active Expired - Fee Related
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