JP2000303915A - エンジンの排気ガス還流装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス還流装置

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JP2000303915A
JP2000303915A JP11116734A JP11673499A JP2000303915A JP 2000303915 A JP2000303915 A JP 2000303915A JP 11116734 A JP11116734 A JP 11116734A JP 11673499 A JP11673499 A JP 11673499A JP 2000303915 A JP2000303915 A JP 2000303915A
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intake
valve
engine
air amount
dead zone
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English (en)
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Shinichi Wakutani
新一 涌谷
Shoichi Toyokawa
正一 豊川
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Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】実際の空気量が目標空気量となるようにEGR
ガス量をフィ−ドバック制御する場合に、吸気脈動に起
因した誤制御防止と精度のよい制御の確保とを共に満足
させる。 【解決手段】エアフロ−メ−タ14で検出される実際の
空気量が目標空気量となるように、EGRバルブ24の
開度がフィ−ドバック制御される。多量EGRを行うと
き、EGRガス導入口23bの直上流において吸気通路
12に配設した吸気絞り弁18によって吸気通路12が
絞られ、燃焼安定性を確保するためにスワ−ル弁20が
閉じられる。実際の空気量と目標空気量との偏差DAF
Sが不感帯範囲より小さいときは、フィ−ドバック補正
値はその更新が禁止されて前回値のままとされる。各弁
18、弁20が開いているときは上記不感帯が大きい値
とされ、弁18、20が閉じているときは不感帯が小さ
い値とされる。エンジン負荷やエンジン回転数に応じて
不感帯の大きさを変更することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの排気ガス
還流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のエンジン、特に自動車用ディ−ゼ
ルエンジンでは、排気ガス中のNOXを大幅に低減する
ために、多量のEGRガスをエンジン吸気系に還流する
ことが望まれている。多量EGRを可能にするために、
特開平8−193534号公報には、吸気通路のうち、
EGRガス導入口の上流側に吸気絞り弁を配設して、多
量EGRガスが要求される運転領域では吸気絞り弁を閉
方向へ作動させて吸気通路の有効開口面積を小さくする
こと、つまりEGRガス導入口に作用する負圧を大きく
してEGRガスの吸気通路内への吸引作用を高めること
が提案されている。多量EGRを行った場合、燃焼性が
悪化するため、空気量つまり新気量とEGRガス量とが
所定割合となるように、空気量検出手段で検出された実
際の空気量が目標空気量となるように、EGRガス量を
フィ−ドバック制御することも行われている。
【0003】空気量検出手段には少なからず吸気脈動が
作用するため、実際の空気量と目標空気量との偏差が小
さいときにEGRガス量のフィ−ドバック制御(フィ−
ドバック補正値の更新)を行うと、フィ−ドバック制御
にハンチング等を生じる原因となる。このため、上記偏
差が小さいときは、フィ−ドバック補正値の更新が行わ
れないようにする不感帯を設定することが行われている
(フィ−ドバックによる誤制御防止)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した不感帯の大き
さは、従来、吸気脈動が大きい運転状態に合わせてある
一定値として一律に設定されていた。しかしながら、吸
気脈動の大きさは、種々の要因で変化するものであり、
吸気脈動の大きい状態に合わせて不感帯を大きく設定し
たままでは、吸気脈動が小さい状態でのEGRガス量の
フィ−ドバック制御が良好に行われなくなってしまう
(実際の空気量が目標空気量からかなり大きくずれた状
態となって、フィ−ドバック制御の精度悪化となる)。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、吸気脈動の大きさに応じてよ
り適切にEGRガス量のフィ−ドバック制御を行えるよ
うにしたエンジンの排気ガス還流装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような解決手法を採択してあ
る。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載
のように、空気量検出手段により検出された実際の空気
量が目標空気量となるようにEGRガス量をフィ−ドバ
ック制御するフィ−ドバック制御手段を備えたエンジン
の排気ガス還流装置において、前記フィ−ドバック制御
手段には、実際の空気量と目標空気量との偏差が所定値
以下のとき、フィ−ドバック補正値の更新が行われない
ようにするための不感帯が設定され、前記不感帯の大き
さを、吸気脈動に関連するパラメ−タに基づいて変更す
る不感帯変更手段を備えている、ようにしてある。上記
解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲
における請求項2以下に記載のとおりである。
【0007】
【発明の効果】請求項1によれば、吸気脈動の大きさに
応じて不感帯の大きさを変更するので、EGRガス量の
フィ−ドバック制御を、吸気脈動に起因する誤制御を防
止しつつ精度よく行うことができる。請求項2によれ
ば、吸気脈動に大きな影響を与えるエンジン回転数また
はエンジン負荷の少なく一方に基づいて、不感帯の大き
さを適切に設定することができる。
【0008】請求項3によれば、吸気通路内に配設され
た吸気制御弁の作動状態は、吸気脈動に大きな影響を与
えるが、この吸気制御弁の作動状態に応じて不感帯の大
きさを適切に設定することができる。請求項4によれ
ば、吸気絞り弁によって吸気通路を絞ることにより多量
EGRを行うことを可能としつつ、この吸気絞り弁の作
動状態に応じて不感帯を適切な大きさに設定することが
できる。請求項5によれば、スワ−ル弁によってスワ−
ルの強さを強くすることにより、多量EGRを行ったと
きの燃焼安定性を確保しつつ、スワ−ル弁の作動状態に
応じて不感帯を適切な大きさに設定することができる。
【0009】請求項6によれば、吸気脈動が大きいとき
は不感帯を大きくしてEGRガス量のフィ−ドバック制
御が誤制御となってしまう事態を防止しつつ、吸気脈動
が小さいときは不感帯を小さくして当該フィ−ドバック
制御を精度よく行うことができる。請求項7によれば、
吸気脈動が大きくなる吸気絞り弁の開度が大きいときは
不感帯を大きくして、EGRガス量のフィ−ドバック制
御が誤制御となってしまう事態を防止しつつ、吸気脈動
が小さくなる吸気絞り弁の開度が小さいときは不感帯を
小さくして当該フィ−ドバック制御を精度よく行うこと
ができる。請求項8によれば、吸気脈動が大きくなるス
ワ−ル弁の開度が大きいときは不感帯を大きくして、E
GRガス量のフィ−ドバック制御が誤制御となってしま
う事態を防止しつつ、吸気脈動が小さくなるスワ−ル弁
の開度が小さいときは不感帯を小さくして当該フィ−ド
バック制御を精度よく行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、1はエンジンで、
実施形態では、自動車用の多気筒直噴式のディ−ゼルエ
ンジンとされている。すなわち、2はシリンダブロッ
ク、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃料噴射
弁、6はグロープラグ、7は吸気弁、8は排気弁であ
り、燃料噴射弁5は直接筒内へ燃料噴射を行うように設
定されている。そして、吸気弁7、排気弁8はそれぞ
れ、1つの気筒についてそれぞれ2個づつ設けられてい
る(図1では一方の吸気弁7、排気弁8のみが示され
る)。
【0011】吸気通路10は、途中にサ−ジタンク11
を有する。サ−ジタンク11よりも上流側の共通吸気通
路12は、各気筒共通用とされて、その上流側から下流
側へ順次、エアクリーナ13、空気量検出手段としての
エアフロ−メ−タ14、排気タ−ボ過給機15のコンプ
レッサホイール15a、インタ−ク−ラ16、過給圧検
出手段としての吸気圧センサ17、後述する第1の吸気
制御弁としての吸気絞り弁18が配設されている。吸気
絞り弁18は、全閉のときであっても、共通吸気通路1
2を完全に閉じることなく、所定の小さな有効開口面積
でもって共通吸気通路12を開口させておくように設定
されている。
【0012】サ−ジタンク11と各気筒とは、個々独立
した独立吸気通路19によって、個々独立して接続され
ている。独立吸気通路19内は、隔壁19cによって並
列な2本の分岐独立吸気通路19a、19bに画成され
ており、各分岐独立吸気通路19a、19bが2つの吸
気弁7によって開閉される。一方の分岐独立吸気通路1
9aは、燃焼室内で吸気のスワ−ルを生成すべく、シリ
ンダほぼ接線方向に指向するように燃焼室内に開口され
ており、他方の分岐独立吸気通路19bには、第2の吸
気制御弁としてのスワ−ル弁20が配設されている。ス
ワ−ル弁20が閉じられたとき、他方の分岐独立吸気通
路19bは完全に閉じられて、吸気は一方の分岐独立吸
気通路19aのみから勢いよく燃焼室へと供給されて、
スワ−ルが強化される(吸気流動が大)。
【0013】エンジン1の排気通路21には、その上流
側から下流側へ順次、排気タ−ボ過給機15のタービン
ホイール15b、排気ガス浄化触媒(プレキャタ)22
が配設され、排気ガスは、浄化触媒22を経由した後、
それぞれ図示を略す別の排気ガス浄化触媒(メインキャ
タ)、サイレンサを経て、大気へ排出される。排気タ−
ボ過給機15の各ホイール15aと15bとは、軸15
cを介して一体回転するように連結されている。この排
気タ−ボ過給機15は、後述するように、過給能力(過
給効率)が可変式とされている。
【0014】排気通路21中の排気ガスの一部が、EG
R通路23を経て、共通吸気通路12へと還流されるよ
うになっている。排気ガス還流量つまりEGRガス量
が、EGR通路23に配設されたEGRガス量調整手段
としてのEGRバルブ24によって調整可能とされてい
る。このEGR通路23は、排気通路21に対しては、
タービンホイール15bの上流側においてEGRガス入
口23aとして開口され、また共通吸気通路12に対し
ては、吸気絞り弁18とサ−ジタンク11との間におい
てEGRガス導入口23bとして開口されている。な
お、EGR通路23の外周には、EGRバルブ24より
も排気通路21側において、所定長さに渡ってEGRガ
スを冷却するための冷却フィン25が形成されている。
【0015】前記吸気絞り弁18は、負圧往動式のアク
チュエ−タ31によって開閉駆動される。スワ−ル弁2
0は、負圧往動式のアクチュエ−タ32によって開閉駆
動される。排気タ−ボ過給機15は、負圧往動式のアク
チュエ−タ33によってその過給能力が変更される。さ
らに、EGRバルブ24も、負圧往動式とされている。
上記EGRバルブ24および各アクチュエ−タ31〜3
3の作動のために、エンジン1により駆動されるバキュ
ームポンプ34が設けられている。
【0016】このバキュームポンプ34によって常時負
圧とされた負圧供給用通路35に対して、通路36を介
してアクチュエ−タ31が接続され、通路36には、電
磁式の切換弁37が接続されている。この切換弁37
は、オン、オフ式とされて、アクチュエ−タ31に対し
て負圧を供給して(通路35への接続状態)吸気絞り弁
18を閉とする状態と、アクチュエ−タ31を大気へ開
放して吸気絞り弁18を開とする状態とに切換える。
【0017】前記アクチュエ−タ32が、通路38を介
して負圧供給用通路35に接続され、この通路38に電
磁式の切換弁39が接続されている。この切換弁39
は、オン、オフ式とされて、アクチュエ−タ32に対し
て負圧を供給して(通路35への接続状態)スワ−ル弁
20を閉とする状態と、アクチュエ−タ32を大気へ開
放してスワ−ル弁20を開とする状態とに切換える。
【0018】前記アクチュエ−タ33は、連続可変式に
駆動されるもので、このため、デュ−ティ制御される電
磁式の調整弁40が設けられている。この調整弁40
は、3方弁とされて、通路41を介してアクチュエ−タ
33へ接続され、通路42を介して負圧供給用通路35
に接続され、さらに通路43を介してエアクリーナ13
から伸びる大気圧供給用通路44に接続されている。上
記通路42には、負圧貯溜室45が接続されている。調
整弁40によって、通路41(アクチュエ−タ33)の
通路42(負圧供給用通路35)と通路43(大気圧供
給用通路44)とに対する連通度合いを連続可変式に変
更することによって、排気タ−ボ過給機15の過給能力
が連続可変式に変更される。前記調整弁40をバイパス
して、通路41を大気供給用通路44に接続するバイパ
ス通路46が設けられ、このバイパス通路46には、電
磁式の開閉弁47が接続されている。アクチュエ−タ3
3は、供給される負圧が大きいほど過給能力を高くなる
ように作動されるもので、上記開閉弁47を開くことに
より、排気タ−ボ過給機15の過給能力が応答よく一気
に低下される。
【0019】EGRバルブ24の開度調整のため、それ
ぞれデュ−ティ式の調整弁50、51が設けられてい
る。調整弁50は、3方弁とされて、通路52を介して
EGRバルブ24(の負圧往動式アクチュエ−タ24
a)に接続され、通路53を介して負圧供給用通路35
に接続され、通路54を介して大気供給用通路44に接
続されている。そして、他の調整弁51は、上記通路5
3に接続されている。調整弁50によって、通路52
(アクチュエ−タ24a)の通路53と54とに対する
連通度合いが連続可変式に変更され、調整弁51によっ
て、調整弁50へ供給される負圧の大きさが連続可変式
に調整される。アクチュエ−タ24aに供給さされる負
圧が大きいほどEGRバルブ24の開度が大きくなり
(EGRガス量が大)、調整弁50によって通路52を
大気供給用通路54のみに接続することによって、EG
Rバルブ24が応答よく一気に閉弁される。
【0020】図2は、排気タ−ボ過給機15の過給能力
調整部分の一例を示すものである。この図2において、
61はスクロール部であり、タービンホイール15bの
周囲には、周方向等間隔に多数の可変ノズル62が配設
されている。各可変ノズル62は、それぞれ回転軸63
を中心に揺動可能とされて、排気ガスのタービンホイー
ル15bに対する流入方向を変更する。可変ノズル63
が、例えば図2の波線で示す位置にあるときは、図2の
実線で示す位置のときに比して、排気ガスがタービンホ
イール15bに対して勢いよくあたり、過給能力が大き
くされる。勿論、可変ノズル63の揺動位置が、前述し
たアクチュエ−タ33によって変更されることになる。
なお、過給能力の変更のためには、図2で示すような可
変ノズル式とする他、ウエストゲートバルブ式等、適宜
の手法を用いることができる。
【0021】図3は、制御系統例を示すものであり、図
中Uは、マイクロコンピュ−タを利用して構成されたコ
ントロ−ラである。このコントロ−ラUには、前述した
エアフロ−メ−タ14からの実際の空気量を示す信号、
吸気圧センサ17からの吸気圧を示す信号が入力される
他、アクセル開度センサ(検出手段)S1からのアクセ
ル開度を示す信号、およびエンジン回転数センサ(検出
手段)S2からのエンジン回転数を示す信号が入力され
る。また、コントロ−ラUからは、前述した各電磁式の
弁37、39、40、47、50、51に対して所定の
制御信号が出力される。
【0022】次に、コントロ−ラUによる制御の概要に
ついて説明する。まず、図3において、エンジン回転数
とエンジン負荷としての燃料噴射量とをパラメ−タとし
て、エンジンの運転領域がX1〜X4の4つの領域に分
けられている。領域X1、X2、X3、X4の順に、高
回転あるいは高負荷となるようにされている。吸気絞り
弁18およびスワ−ル弁20の開閉制御、EGR制御お
よび過給圧制御のそれぞれについての領域X1〜X4と
の関係は、例えば次のように設定されている。
【0023】(1)吸気絞り弁18およびスワ−ル弁20 領域X1では、吸気絞り弁18およびスワ−ル弁20が
それぞれ閉とされる領域であり、領域X2〜X4ではそ
れぞれ各弁18、20が開かれる。 (2)EGR制御 領域X1とX2では、エアフロ−メ−タ14で検出され
る実際の空気量が目標空気量となるように、EGRバル
ブ24の開度がフィ−ドバック制御される。領域X3と
X4では、EGRが停止される(EGRガスの吸気通路
への還流なし)。 (3)過給圧制御 全領域X1〜X4で過給が行われるが、領域X4では、
吸気圧センサ17で検出される実際の過給圧が目標過給
圧となるように、排気タ−ボ過給機15の過給能力(可
変ノズル62の揺動位置)がフィ−ドバック制御され
る。領域X1〜X3では、実際の過給圧が目標過給圧と
なるように、オ−プンル−プ制御される。
【0024】上述したEGRガス量のフィ−ドバック制
御においては、実際の空気量と目標空気量との偏差が所
定値よりも小さい状態では、フィ−ドバック補正値の更
新を行わないように、図5に示すように不感帯が設定さ
れる(フィ−ドバック補正値として前回値がそのまま用
いられるホールド状態とされる)。この不感帯の大きさ
(上記所定値の大きさ)は、吸気脈動の大きさに関連し
たパラメ−タに基づいて変更され、吸気脈動が大きいほ
ど不感帯が大きく設定される。実施形態では、吸気絞り
弁18が開弁されたとき(スワ−ル弁20が開弁された
とき)は、閉弁されているときに比して吸気脈動が大き
いときであるとして、不感帯が大きい値に変更される。
【0025】不感帯の設定例を示す図5において、横軸
に実際の空気量から目標空気量を差し引いた偏差DAF
Sが設定され、縦軸にフィ−ドバック補正値(EGRバ
ルブ24の開度補正値)を示すことになる調整弁51へ
のデュ−ティ制御値が設定される。上記偏差DAFSが
プラスの値で大きいときは、実際の空気量が多すぎると
きであり、このときは補正値(デュ−ティ値)が増加さ
れる(EGRバルブ24の開度が大きくされる方向の補
正)。逆に、上記偏差DAFSがマイナスの値で大きい
ときは、実際の空気量が少なすぎるときであり、このと
きは補正値が減少される(EGRバルブ24の開度が減
少される)。偏差DAFSが、図5に示す不感帯範囲と
なるような小さいときは、フィ−ドバック補正値は更新
されないことになる(前回値のまま)。
【0026】以上のことを前提として、コントロ−ラU
による制御内容のうち、特にEGRガス量のフィ−ドバ
ック制御の点に着目して、図6のフロ−チャ−トを参照
しつつ説明する。なお、以下の説明でQはステップを示
す。まず、Q1において、アクセル開度、エンジン回転
数、実際の空気量等のデータが入力される。Q2では、
アクセル開度とエンジン回転数とに基づいて、燃料噴射
量が演算される。Q3では、図5に示すようなマップに
照合して、現在の運転状態がEGRガス量のフィ−ドバ
ック制御を実行すべき状態であるか否かが判別される
(図5の領域X1、Xであるか否かの判別)。Q3の判
別でNOのときは、Q4において、吸気絞り弁18およ
びスワ−ル弁20をそれぞれ開弁させて、リタ−ンされ
る。
【0027】Q3の判別でYESのときは、Q5におい
て、現在の運転状態が領域X1であるか否かが判別され
る。このQ5の判別でYESのときは、Q6において、
吸気絞り弁18およびスワ−ル弁20がそれぞれ閉弁さ
れる。この後、Q7において、目標空気量が、エンジン
の運転状態(例えばエンジン負荷とエンジン回転数)に
応じて決定されるベ−ス値から、補正値(正の値)を差
し引いた小さい値に設定される。この補正値は、吸気絞
り弁18を閉じたことにより、実際の空気量が大幅に減
少されることに起因して、EGRバルブ24の開度が小
さくなり過ぎるのを防止するためのものである(目標空
気量を補正しないままの場合、実際の空気量を目標空気
量とするためにEGRバルブ24が最終的に閉弁されて
しまうような事態となってしまうおそれを防止する)。
そして、Q8において、不感帯(図5参照)があらかじ
め設定された小さい値に設定された後、Q12へ移行さ
れる。
【0028】前記Q5の判別でNOのときは、Q9にお
いて、吸気絞り弁18およびスワ−ル弁20をそれぞれ
全開とした後、Q10において、目標空気量がエンジン
の運転状態に応じて決定されるベ−ス値として設定され
る(Q7とは異なり、目標空気量の補正はなし)。この
後、Q11において、不感帯があらかじめ設定された大
きい値に設定された後、Q12へ移行される。
【0029】Q12では、実際の空気量から目標空気量
を差し引いた偏差DAFSが算出される。この後、Q1
3において、偏差DAFSが、前記不感帯の範囲を越え
た大きい値であるか否かが判別される。このQ13の判
別でYESのときは、Q14において、図5に示すよう
に、偏差DAFSに基づいてフィ−ドバック補正値が更
新される。Q13の判別でNOのときは、Q15におい
て、フィ−ドバック補正値の更新が禁止されて、フィ−
ドバック補正値が前回の値にホールドされる。Q14あ
るいはQ15の後はそれぞれ、Q16において、フィ−
ドバック補正値(に対応したデュ−ティ値)が出力され
る。
【0030】図7は、図5に示す不感帯の別の設定例を
示すものである。すなわち、吸気脈動の大きさに影響を
与えるエンジン負荷とエンジン回転数とをパラメ−タと
して、不感帯の大きさを、小、中、大の3段階に変更す
るようにしてある。すなわち、エンジン負荷が大きくな
るほど不感帯が大きくされ、エンジン回転数が大きくな
るほど不感帯が大きくなるようにされている。不感帯の
大きさ変更は、エンジン負荷およびエンジン回転数に応
じて、連続可変式に変更することもできる。また、エン
ジン負荷のみ、あるいはエンジン回転数のみに応じて、
不感帯の大きさを変更することもできる(段階式の変更
でも、連続可変式の変更のいずれでも可)。なお、図7
に示す例は、吸気脈動に極めて大きな影響を与える吸気
絞り弁18やスワ−ル弁20のような吸気制御弁が存在
しない場合に好適なものである。
【0031】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。吸気制御弁の作動状態と組み合わせて図7のよう
な不感帯変更を行うこともできる。例えば、吸気制御弁
の作動状態に応じて不感帯の基本値を設定する一方、エ
ンジン負荷とエンジン回転数との少なくとも一方に応じ
た補正値でもって上記基本値を補正して、最終的な不感
帯の大きさを得るようにすればよい。不感帯の大きさ変
更は、吸気制御弁の作動状態、エンジン負荷、エンジン
回転数という実施形態で示すパラメ−タに限らず、吸気
脈動に関連した適宜のパラメ−タに応じて行うことがで
きる。
【0032】直噴式以外のエンジンや、過給を行わない
エンジンにも本発明を適用することができる。勿論、E
GRガス量のフィ−ドバック制御を実行する領域設定
は、実施形態とは異なる領域に設定することも可能であ
る。フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)あ
るいはセンサやスイッチ等の各種部材は、その機能の上
位表現に手段の名称を付して表現することができる。ま
た、フロ−チャ−トに示すステップ(ステップ群)は、
コントロ−ラU内に構成された機能部として表現するこ
とも可能である。本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現された
ものを提供することをも暗黙的に含むものである。さら
に、本発明は、制御方法として表現することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体系統図。
【図2】排気タ−ボ過給機の過給能力変更部分を示す要
部拡大断面図。
【図3】図1の実施形態での制御系統図。
【図4】EGRガス量のフィ−ドバック制御領域等の領
域設定例を示す図。
【図5】フィ−ドバック補正値についての不感帯設定例
を示す図。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】不感帯の大きさ変更の別の例を示す図。
【符号の説明】
1:エンジン 10:吸気通路 14:エアフロ−メ−タ(空気量検出手段) 18:吸気絞り弁 20:スワ−ル弁 21:排気通路 23:EGR通路 24:EGRバルブ 31:アクチュエ−タ(吸気絞り弁用) 32:アクチュエ−タ(スワ−ル弁用) 37:調整弁(吸気絞り弁用) 39:調整弁(スワ−ル弁用) 50、51調整弁:(EGRバルブ用) S1:アクセル開度センサ S2:エンジン回転数センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/02 361 F02D 9/02 361F 361H 11/06 11/06 E 21/08 301 21/08 301B 301E 311 311B 41/02 360 41/02 360 380 380E 41/18 41/18 D 43/00 301 43/00 301N 301U 301K Fターム(参考) 3G062 AA01 BA04 BA06 CA06 DA08 EA05 ED08 GA02 GA04 GA05 GA06 GA14 GA15 GA21 GA23 3G065 AA01 AA03 AA04 AA06 AA07 CA12 DA02 EA07 EA10 GA01 GA05 GA10 GA41 HA02 KA03 KA12 3G084 AA01 BA05 BA20 BA21 DA05 EA12 EB12 FA07 FA10 FA11 FA33 3G092 AA02 AA06 AA10 AA17 AA18 BA01 DB03 DC06 DC09 DF01 DF09 DG06 DG09 EA01 EA08 EA13 EA19 EA22 EC03 EC08 FA05 FA08 FA44 HA01X HA01Z HA02Z HA05Z HA06Z HA11Z HA16X HA16Z HD07X HE01Z HF08Z 3G301 HA02 HA04 HA09 HA11 HA13 JA03 LA00 LA01 LA05 ND03 NE20 NE25 PA01Z PA07Z PA11Z PE01Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気量検出手段により検出された実際の空
    気量が目標空気量となるようにEGRガス量をフィ−ド
    バック制御するフィ−ドバック制御手段を備えたエンジ
    ンの排気ガス還流装置において、 前記フィ−ドバック制御手段には、実際の空気量と目標
    空気量との偏差が所定値以下のとき、フィ−ドバック補
    正値の更新が行われないようにするための不感帯が設定
    され、 前記不感帯の大きさを、吸気脈動に関連するパラメ−タ
    に基づいて変更する不感帯変更手段を備えている、こと
    を特徴とするエンジンの排気ガス還流装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記吸気脈動に関連するパラメ−タが、エンジン負荷ま
    たはエンジン回転数の少なくとも一方とされている、こ
    とを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記空気量検出手段の下流側の吸気通路内に、吸気制御
    弁が配設され、 前記前記吸気脈動に関連するパラメ−タが、前記吸気制
    御弁の作動状態とされている、ことを特徴とするエンジ
    ンの排気ガス還流装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記吸気制御弁が、吸気通路のうち前記空気量検出手段
    とEGRガス導入口との間に配設されて吸気通路の開度
    を変更するための吸気絞り弁とされている、ことを特徴
    とするエンジンの排気ガス還流装置。
  5. 【請求項5】請求項3において、 前記吸気制御弁が、燃焼室内での吸気のスワ−ルの強さ
    を調整するスワ−ル弁とされている、ことを特徴とする
    エンジンの排気ガス還流装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記不感帯変更手段が、吸気脈動が大きいときは小さい
    ときに比して前記不感帯が大きくなるように変更する、
    ことを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置。
  7. 【請求項7】請求項4おいて、 前記不感帯変更手段が、前記吸気絞り弁の開度が大きい
    ときは小さいときに比して前記不感帯が大きくなるよう
    に変更する、ことを特徴とするエンジンの排気ガス還流
    装置。
  8. 【請求項8】請求項5において、 前記不感帯変更手段が、前記スワ−ル弁の開度が大きい
    ときは小さいときに比して前記不感帯が大きくなるよう
    に変更する、ことを特徴とするエンジンの排気ガス還流
    装置。
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