JP2001280150A - エンジンの過給圧制御装置 - Google Patents

エンジンの過給圧制御装置

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JP2001280150A
JP2001280150A JP2000092166A JP2000092166A JP2001280150A JP 2001280150 A JP2001280150 A JP 2001280150A JP 2000092166 A JP2000092166 A JP 2000092166A JP 2000092166 A JP2000092166 A JP 2000092166A JP 2001280150 A JP2001280150 A JP 2001280150A
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supercharging pressure
dead zone
engine
negative pressure
exhaust gas
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JP2000092166A
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English (en)
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Shinichi Wakutani
新一 涌谷
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VGTフィードバック制御において、ハンチ
ングを防止しつつ、実過給圧を目標過給圧に一致させる
領域を広げてエミッション性能を向上させる。 【解決手段】 VGTを備えたエンジンにおいて、排気
ガス流量が少ない時は、可動ベーンのベーン角度に対す
る過給圧変化の感度が低いことから、不感帯を可及的に
小さくし実過給圧を目標過給圧に極力一致させてエミッ
ション性能を維持するようにし、排気ガス流量が多い時
には、可動ベーンのベーン角度変化に対する過給圧変化
の感度が高いことから不感帯を大きくしてフィードバッ
クによる過給圧のハンチングを防止するようにする。具
体的には、エンジン回転数とエンジン負荷とを検出し、
低回転かつ低負荷側で不感帯を縮小するよう不感帯を補
正する。この不感帯の補正は、フィードバック比例項お
よびフィードバック微分項に対して行い、積分項に対し
ては不感帯を常時一定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの過給
圧制御装置、特に、タービンに作用する排気ガス流速を
可動ベーンによって変更可能な排気ターボ過給機を備え
たエンジンの過給圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気ターボ過給機を備えたエンジン、特
にディーゼルエンジンにおいて、特に低負荷領域で空気
過剰率を高めて、排気エミッションやスモークを改善す
るため、排気ターボ過給機を、タービンに作用する排気
ガス流速を変更可能な可動ベーンを備え、該可動ベーン
を駆動する負圧アクチュエータを負圧源に連通する負圧
通路に配置した制御弁をエンジンの運転状態に応じて制
御することにより、可動ベーンの角度を制御するよう構
成したものが従来から知られている。このようにタービ
ンに作用する排気ガス流速を可動ベーンによって変更可
能とした排気ターボ過給機を、例えばVGT(バリアブ
ル・ジオメトリ・ターボ)と称している。特開平10−
331650号公報は、こうしたVGTを開示するもの
である。また、特開平7−332097号公報には、エ
ンジン回転数の変化率に応じて過給圧フィードバックゲ
インを変更するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】VGTを備えたエンジ
ンにおいて、吸気圧センサによって過給圧を検出し、そ
の検出された実際の過給圧と目標過給圧との偏差に基づ
いて可動ベーン制御のフィードバック補正量を演算し、
実過給圧が目標過給圧となるようフィードバッ制御する
場合に、検出された過給圧が目標過給圧から少しでも外
れれば直ちにフィードバックが効いて過給圧が変化する
というのでは、ハンチングを起こし、走行安定性に悪影
響がでるということから、目標過給圧に近くて実過給圧
と目標過給圧との偏差が小さいところでは、補正値を動
かさない不感帯を設定する必要があるが、そうした不感
帯を設定するにしても、不感帯が小さいとハンチング防
止の効果が期待できず、逆に不感帯が大きいと、実過給
圧を目標過給圧に一致させてエミッション性能を維持す
るというVGTフィードバック本来の効果が期待できな
くなるというので、ハンチングの防止と、実過給圧を目
標過給圧に一致させることの両方を十分に達成すること
ができなかった。
【0004】そこで、VGTフィードバック制御におい
て、ハンチングを防止しつつ、実過給圧を目標過給圧に
一致させる領域を広げてエミッション性能を向上させる
ことが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、排気ガス流
量が少ない時は、ガスエネルギーが小さいために、排気
ガス流量の変化に対する感度が低くて、VGTのベーン
角度が多少動いても過給圧の変化として現れないのに対
し、排気ガス流量が多い時は、ガスエネルギーが元々大
きいために、ガス流量の変化に対する感度が高く、ベー
ン角度の少しの動きで過給圧が敏感に変化するというよ
うに、排気ガス流量によって過給圧変化の感度が違って
くることに着目し、排気ガス流量が少ない時は、実過給
圧を目標過給圧にできるだけ一致させるよう不感帯を小
さくし、排気ガス流量が多い時にはハンチングを十分抑
制できるよう不感帯を大きくするものである。
【0006】すなわち、この発明によるエンジンの過給
圧制御装置は、排気ガスのエネルギーによってタービン
が回転しブロワを駆動してエンジンを過給する排気ター
ボ過給機を備え、該排気タービン過給機は、上記タービ
ンに作用する排気ガス流速を変更可能な可動ベーンを備
え、過給圧を検出する過給圧検出手段と、該過給圧検出
手段により検出された過給圧と目標過給圧との偏差に基
づいて上記可動ベーン制御のフィードバック補正量を設
定するフィードバック補正量設定手段と、上記検出され
た過給圧と目標過給圧との偏差が所定値以下のときは上
記フィードバック補正量を固定するよう不感帯を設定す
る不感帯設定手段とを備えたエンジンの過給圧制御装置
において、排気ガス流量に関連する運転パラメータを検
出する運転パラメータ検出手段と、該運転パラメータ検
出手段により検出された運転パラメータに基づき、排気
ガス流量に応じて、排気ガス流量が少ない時は排気ガス
流量が多い時に対して上記不感帯を縮小する不感帯補正
手段を設けたことを特徴とする。
【0007】この場合、排気ガス流量が少ない時は、不
感帯が小さくなるため、フィードバック補正により実過
給圧を目標過給圧に極力一致させてエミッション性能を
維持することができ、排気ガス流量が多い時には不感帯
を十分大きくして過給圧のハンチングを防止することが
できる。
【0008】ここで、上記運転パラメータ検出手段は、
エンジン回転数とエンジン負荷とを検出するものであっ
てよく、上記不感帯補正手段は、検出されたエンジン回
転数とエンジン負荷とに基づいて、低回転かつ低負荷側
で不感帯を縮小するものであってよい。排気ガス流量
は、低回転、低負荷側で多く、高回転、高負荷側で少な
い。したがって、低回転かつ低負荷側で不感帯を縮小す
るよう構成することにより、初期の目的を達成すること
ができる。
【0009】また、上記不感帯補正手段は、フィードバ
ック比例項およびフィードバック微分項に対する不感帯
を補正するとするのがよく、積分項に対する不感帯は常
時一定であってよい。つまり、積分項は、VGTのバラ
ツキ等の補正を狙った補正項であって、運転状態の変化
を追いかけるものではないので、運転状態に拘わらず不
感帯は一定の幅に固定し、それに対し、比例項と微分項
は、運転状態の変化を追いかける補正項であることか
ら、比例項および微分項について不感帯を補正するのが
よい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0011】図1は実施の形態の一例の全体系統図、図
2は排気ターボ過給機の可動ベーン機構を示す要部拡大
断面図、図3は制御系統図、図4は制御領域図、図5は
EGRフィードバック補正値演算のテーブル特性図、図
6は始動後のVGT負圧導入禁止の制御を示すタイムチ
ャート、図7はVGTフィードバック補正の積分項演算
のテーブル特性図、図8はVGTフィードバック補正の
比例項と微分項とを足した値を対象とする不感帯設定の
説明図、図9はVGTフィードバック補正の比例項およ
び微分項演算のための不感帯設定のマップ特性図、図1
0はVGTフィードバック制御のメインルーチンを示す
フローチャート、図11は実施の形態におけるVGTフ
ィードバック制御の補正項演算のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【0012】この実施の形態のエンジンは、自動車用の
多気筒直噴式ディーゼルエンジンで、図1において、1
はエンジン本体である。また、2はシリンダブロック、
3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃料噴射弁、
6はグロープラグ、7は吸気弁、8は排気弁である。吸
気弁7および排気弁8は、各気筒にそれぞれ2個づつ設
けられている(図1では一方の吸気弁7と排気弁8のみ
が示されている)。
【0013】エンジン本体1の一側には吸気通路10が
延設されている。そして、吸気通路10は、途中にサー
ジタンク11を有し、サージタンク11よりも上流側が
各気筒に共通の共通吸気通路12とされて、その上流側
から下流側へ順次、エアクリーナ13、空気量検出手段
としてのエアフローメータ14、排気ターボ過給機15
のブロア15a、インタークーラ16、過給圧検出手段
としての吸気圧センサ17、吸気絞り弁18が配設され
ている。
【0014】吸気絞り弁18は、全閉時でも共通吸気通
路12を完全には閉じないで、所定の小さな有効開口面
積でもって共通吸気通路12を開通させておくように設
定されている。
【0015】サージタンク11と各気筒とは、個々の独
立吸気通路19によりそれぞれ独立して接続されてい
る。そして、気筒毎のそれら独立吸気通路19は、それ
ぞれが隔壁19cによって並列な2本の分岐独立吸気通
路19a、19bに区画されている。上記各気筒の2個
の吸気弁7は、これら気筒毎の2本の分岐独立吸気通路
19a、19bをそれぞれ開閉する。
【0016】各気筒の独立吸気通路19は、一方の分岐
独立吸気通路19aが、燃焼室内で吸気のスワールを生
成すべく、略シリンダ接線方向に指向するように燃焼室
内に開口され、他方の分岐独立吸気通路19bには、ス
ワール弁20が配設されている。スワール弁20が閉じ
られたとき、上記他方の分岐独立吸気通路19bが完全
に閉じられ、吸気は上記一方の分岐独立吸気通路19a
にのみ流れて、勢いよく燃焼室へと供給され、それによ
り、吸気流動が大となり、スワールが強化される。
【0017】エンジン本体1には、また、上記吸気通路
10とは反対側に排気通路21が延設され、該排気通路
21には、その上流側から下流側へ向け順次、排気ター
ボ過給機15のタービン15b,排気ガス浄化用の触媒
装置(プレキャタ)22が配設されている。エンジンの
排気ガスは、上記触媒装置22を経由した後、排気ガス
浄化用のもう一つの触媒装置(メインキャタ)およびサ
イレンサ(共に図示せず)を経て、大気へ排出される。
【0018】排気ターボ過給機15は、ブロア15aと
タービン15bの各ホイールが、軸15cを介して一体
回転するように連結されている。この排気ターボ過給機
15は、可変ベーン機構を備えた所謂VGTで、後述す
るように、過給能力(過給効率)を連続的に変更可能で
ある。
【0019】吸気通路10と排気通路21の間には、所
定運転状態において排気通路21から排気ガスの一部を
共通吸気通路12へと還流するEGR通路23が設けら
れ、該EGR通路の途中には、EGR量(排気ガス還流
量)を調整可能とするようEGRバルブ24が配設され
ている。EGR通路23は、排気通路21に対しては、
タービン15bの上流側に開口するEGRガス取入口2
3aにて接続し、共通吸気通路12に対しては、吸気絞
り弁18とサージタンク11との間に開口するEGRガ
ス導入口23bにて接続する。また、EGR通路23の
外周には、EGRバルブ24よりも排気通路21側で、
所定長さに亙ってEGRガス冷却用の冷却フィン25が
形成されている。
【0020】上記吸気絞り弁18、スワール弁20、排
気ターボ過給機15の可変ベーン機構は、いずれも負圧
応動式で駆動するもので、そのため、吸気絞り弁18に
負圧アクチュエータ31が連結され、スワール弁20に
別の負荷アクチュエータ32が連結され、また、排気タ
ーボ過給機15の可変ベーン機構には、さらに別の負圧
アクチュエータ33が連結されている。また、EGRバ
ルブ24も、負圧応動式で、それ自体が負圧アクチュエ
ータ24aを備えている。
【0021】そして、負圧源として、エンジンにより駆
動されるバキュームポンプ34が設けられ、このバキュ
ームポンプ34に、上記各負圧アクチュエータ31〜3
3およびEGRバルブ24の負圧アクチュエータ24a
が連通されている。
【0022】すなわち、バキュームポンプ34によって
常時負圧とされた負圧供給用通路35に対して、負圧通
路36を介して吸気絞り弁18駆動用の負圧アクチュエ
ータ31が接続され、その負圧通路36の途中には、電
磁式の切換弁37が配設されている。この切換弁37
は、負圧アクチュエータ31に対して負圧を供給し吸気
絞り弁18を閉とするよう、負圧通路35を負圧供給用
通路35に接続する状態と、負圧アクチュエータ31を
大気へ開放して吸気絞り弁18を開とするよう負圧通路
35と負圧供給用通路35との接続を遮断する状態と
に、オン、オフ式に切換える。
【0023】また、上記負圧供給用通路35に対して、
負圧通路38を介してスワール弁20駆動用の負圧アク
チュエータ32が接続され、その負圧通路38の途中に
電磁式の切換弁39が接続されている。この切換弁39
は、負圧アクチュエータ32に対して負圧を供給しスワ
ール弁20を閉とするよう、負圧通路38を負圧供給用
通路35に接続する状態と、負圧アクチュエータ32を
大気へ開放してスワール弁20を開とするよう負圧通路
38と負圧供給用通路35との接続を遮断する状態と
に、オン、オフ式に切換える。
【0024】また、上記排気ターボ過給機15の可変ベ
ーン機構を駆動する負圧アクチュエータ33は、デュー
ティ制御される電磁式の調整弁40によって連続可変式
に作動負圧が調整される。調整弁40は、三方弁であっ
て、負圧通路41を介して負圧アクチュエータ33に接
続されるとともに、他の負圧通路42を介して負圧供給
用通路35に接続され、さらに大気圧通路43を介し
て、エアクリーナ13から延びる大気圧供給用通路44
に接続されている。また、負圧供給用通路35に接続す
る負圧通路42には、負圧貯溜室45が配設されてい
る。
【0025】そして、調整弁40によって、負圧アクチ
ュエータ33側の負圧通路41の、負圧供給用通路35
側の負圧通路42と、大気圧供給用通路44側の大気圧
通路43とに対する連通度合を連続可変式に変更するこ
とにより、排気ターボ過給機15の可変ベーン機構が制
御され、過給能力が連続可変式に変更される。
【0026】また、上記調整弁40をバイパスして、負
圧アクチュエータ33側の負圧通路41を大気供給用通
路44に接続するバイパス通路46が設けられ、このバ
イパス通路46には、電磁式の開閉弁47が接続されて
いる。
【0027】上記負圧アクチュエータ33は、供給され
る負圧が大きいほど過給能力が高くなるように可変ベー
ン機構を駆動するよう設定されたもので、上記開閉弁4
7を開くことにより、負圧アクチュエータ33に作用す
る負圧が下がり、排気ターボ過給機15の過給能力が応
答よく一気に低下する。
【0028】EGRバルブ24は、デューティ式の二つ
の調整弁50、51によって開度調整されるもので、一
方の調整弁50は三方弁とされて、負圧通路52を介し
てEGRバルブ24の負圧アクチュエータ24aに接続
されるとともに、他の負圧通路53を介して負圧供給用
通路35に接続され、また、大気圧通路54を介して大
気供給用通路44に接続されている。また、もう一つの
調整弁51は、負圧供給用通路35側の上記負荷通路5
3に接続されている。
【0029】そして、上記一方の調整弁50によって、
負圧アクチュエータ24a側の負圧通路52の、負圧供
給用通路35側の負圧通路53と大気圧通路54とに対
する連通度合が連続可変式に変更され、もう一つの調整
弁51によって、上記一方の調整弁50へ供給される負
圧の大きさが連続可変式に調整される。
【0030】EGRバルブ24の負圧アクチュエータ2
4aは、供給される負圧が大きいほどEGRバルブ24
の開度が大きくし、EGR量を増大させるもので、上記
一方の調整弁50によって負圧アクチュエータ24a側
の通路52を大気供給用通路54のみに接続することに
より、EGRバルブ24が応答よく一気に閉弁される。
【0031】また、図1において、55はブレーキ用の
真空倍力装置である。真空倍力装置55は、やはり上記
バキュームポンプ34を負圧源とするよう接続されてい
る。
【0032】図2は、排気ターボ過給機15の可変ベー
ン機構の要部を示すものである。図2において、61は
スクロール部であり、タービン15bのホイール周囲
に、周方向等間隔に多数の可動ベーン62が配設されて
いる。各可動ベーン62は、それぞれの回転軸63を中
心に揺動可能で、揺動しベーン角度が変わることによっ
て、排気ガスのタービン15bに対する流入方向を変え
る。そして、可動ベーン62が、例えば図2の波線で示
す角度位置にあるときには、図2の実線で示す角度位置
にあるときに比べて、タービン15bに作用する排気ガ
ス流速が増大し、、過給効率が増大する。その可動ベー
ン62の角度位置が、前述した負圧アクチュエータ33
によって変更されるのである。
【0033】図3は、制御系統例を示すものであり、図
中Uは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコ
ントローラである。このコントローラUには、前述した
エアフローメータ14からの実際の空気量を示す信号、
吸気圧センサ17からの吸気圧を示す信号が入力される
他、アクセル開度センサS1からのアクセル開度を示す
信号、およびエンジン回転数センサS2からのエンジン
回転数を示す信号が入力される。また、コントローラU
からは、前述した各電磁式の弁37、39、40、4
7、50、51に対して所定の制御信号が出力される。
【0034】次に、コントローラUによる制御の概要に
ついて説明する。
【0035】この実施の形態の制御では、図4に示すよ
うに、エンジン回転数とエンジン負荷(燃料噴射量)と
をパラメータとして、エンジンの運転領域をX1〜X4
の4つの領域に分けている。領域X1、X2、X3、X
4は、その順に、低回転、低負荷側から高回転、高負荷
側となるように設定されたものである。吸気絞り弁18
およびスワール弁20の開閉制御、EGR制御、過給圧
制御は、それぞれ、領域X1〜X4に対し次のように設
定されている。
【0036】吸気絞り弁18およびスワール弁20の制
御では、領域X1では、吸気絞り弁18およびスワール
弁20はそれぞれ閉とされ、領域X2〜X4では、それ
ぞれ開とされる。
【0037】EGR制御では、領域X1とX2では、エ
アフローメータ14で検出される実際の空気量が目標空
気量となるように、EGRバルブ24の開度がフィード
バック制御される。また、領域X3とX4では、EGR
が停止される。
【0038】過給圧制御では、全領域X1〜X4で過給
が行われるが、領域X4では、吸気圧センサ17で検出
される実際の過給圧が目標過給圧となるように、排気タ
ーボ過給機15の可動ベーンの角度位置がフィードバッ
ク制御される。また、領域X1〜X3では、実際の過給
圧が目標過給圧となるように、オープンループ制御され
る。
【0039】EGR制御は、所謂エアフロー・フィード
バックEGRで、上述のように、エアフローメータ14
で検出される実際の空気量が目標空気量となるように、
EGRバルブ24の開度をフィードバック制御する。エ
ミッション改善の要求に沿ってNOxを最大限低減する
には、EGR量を増やす必要があるが、EGR量が増え
ると、その分新気の入る量が減ることになって、失火等
の問題が発生するため、新気吸入量すなわちエアフロー
メータ14で検出される空気量に目標値を設定して、そ
の目標空気量となるように、EGRバルブ24の開度を
フィードバック制御するのである。
【0040】そして、そのEGRフィードバック制御に
おいては、実際の空気量と目標空気量との偏差が所定値
よりも小さい状態では、フィードバック補正値の更新を
行わないよう、図5に示すように不感帯が設定され、不
感帯ではフィードバック補正値として前回値がそのまま
ホールドされる。そして、この不感帯は、吸気脈動の大
きさに関連したパラメータに基づいて変更され、吸気脈
動が大きいほど不感帯が拡大される。例えば、吸気絞り
弁18が開弁されたとき(スワール弁20が開弁された
とき)は、閉弁されているときに比して吸気脈動が大き
いとして、不感帯が拡大されるのである。
【0041】EGRフィードバック制御は、不感帯を設
定した上記図5のマップによってフィードバック補正値
を演算する。図5は、横軸に実際の空気量から目標空気
量を差し引いた偏差DAFSをとり、縦軸にフィードバ
ック補正値(EGRバルブ24の開度補正値)に相当す
るデューティ制御値(Duty)を設定するものであっ
て、上記偏差DAFSがプラスの値で大きいときは、実
際の空気量が多すぎるということで、このときはフィー
ドバック補正値(デューティ制御値)を大きくする(フ
ィードバック補正値が大きくなると、EGRバルブ24
の開度が大きくなる)。また、逆に、上記偏差DAFS
がマイナスの値で大きいときは、実際の空気量が少なす
ぎるということで、このときはフィードバック補正値を
小さくする(フィードバック補正値が小さくなると、E
GRバルブ24の開度が小さくなる)。偏差DAFS
が、図5に示す不感帯範囲となるような小さな値のとき
は、フィードバック補正値は前回値にホールドする。
【0042】領域X1は、EGRガス量の増大が要求さ
れる領域であり、このため吸気絞り弁18が閉じられ
(吸気通路12の有効開口面積が最小となる)、EGR
量増大に伴う燃焼性確保のためにスワール弁20が閉じ
られて吸気流動が強化される。目標空気量は、例えば燃
料噴射量とエンジン回転数とに応じてあらかじめ設定さ
れたマップに照合して決定されるが、吸気絞り弁18が
閉じられたとき、目標空気量が減量される(小さい値に
変更される)。その際の目標空気量の減量分は、吸気絞
り弁18が閉じられたことによる実際の空気量の減量分
相当である。吸気通路12を流れることのできる最大空
気量は、吸気絞り弁18の開度が小さいほど小さくな
る。そこで、吸気絞り弁18が全開のときに確保可能な
最大空気量と、吸気絞り弁18が全閉のときに確保可能
な最大空気量との差分が、上記目標空気量の減量分とさ
れるのである。
【0043】過給圧制御では、上述のように、図4に示
す領域X4で、吸気圧センサ17で検出される実際の過
給圧が目標過給圧となるように、実過給圧と目標過給圧
との偏差に基づいて排気ターボ過給機15の可動ベーン
62の角度位置をフィードバック制御し、領域X1〜X
3では、実際の過給圧が目標過給圧となるように、オー
プンループ制御するが、例えばエンジン始動直後でバキ
ュームポンプに十分な負圧が発生していない状態で、V
GT用の負圧アクチュエータ33と真空倍力装置55と
が同時に作動すると、真空倍力装置55を作動させるた
めの負圧が不足して、ブレーキ性能を確保できなくなる
ため、そうした始動直後等で、負圧源であるバキューム
ポンプに十分な負圧が発生していない状態では、運転状
態に拘わらずVGT用の負圧アクチュエータ33に対す
るバキュームポンプ34からの負圧の導入を禁止する。
例えば、図6に示すように、エンジ回転数(Ne)が始
動回転数に達したときに、禁止タイマーをセットし、一
定期間(図6の例では8秒間)フラグを立てて負圧導入
を禁止する。また、タイマーの代わりに、エンジン回転
数が所定回転数に達するまではVGT用の負圧アクチュ
エータ33に対する負圧導入を禁止するものであってよ
い。さらに、真空倍力装置55に負圧センサを付けて、
真空倍力装置55に所定の負圧が得られたかどうかを直
接検知し、所定の負圧が得られるまではVGT用の負圧
アクチュエータ33に対する負圧導入を禁止するように
してもよい。また、いずれの場合も、VGT用の負圧ア
クチュエータ33に対する負圧導入を完全に禁止するの
ではなく、所定の制限を加えるものであってもよい。な
お、この例では、実過給圧と目標過給圧との偏差に基づ
くフィードバック制御は領域X4のみで行うようにして
いるが、全領域(X1〜X4)で行ってもよい。
【0044】VGT用の負圧アクチュエータ33は、該
負圧アクチュエータ33に負圧が導入された時に可動ベ
ーン62の角度がタービン15bに作用する排気ガス流
速を高めて過給効果を増大させる角度となり、該負圧ア
クチュエータ33に対する負圧の導入が禁止ないし制限
された時には過給効果を低減させる角度となるよう、可
動ベーン62との関係が設定されている。そのため、V
GT用の負圧アクチュエータ33に対する負圧の導入を
禁止ないし制限している状態で例えばエンジンが加速し
て高負荷域に入っても、過過給が発生することはない。
【0045】VGTフィードバック制御では、上述のよ
うに実過給圧と目標過給圧との偏差に基づいて排気ター
ボ過給機15の可動ベーン62の角度位置をフィードバ
ック制御するが、その際、フィードバック補正項として
積分項(I値)、比例項(P値)および微分項(D値)
を演算し、それら積分項、比例項および微分項を足して
最終のフィードバック補正項を設定する。そして、積分
項は、上記偏差に基づいて例えば図7に示すような特性
のテーブルから演算し、比例項および微分項もまた、そ
れぞれのテーブルから演算する。また、その際、積分項
演算のテーブルには、実過給圧と目標過給圧との偏差が
所定値以下であるときは補正値を前回値に固定するよ
う、不感帯を設定し、また、比例項および微分項につい
ても、同様に不感帯を設定する。そして、その不感帯
は、積分項については常時一定幅に設定するが、比例項
および微分項については、エンジンの運転状態に応じて
不感帯の幅を変えるものとする。
【0046】実過給圧が目標過給圧となるようフィード
バッ制御する場合に、検出された過給圧が目標過給圧か
ら少しでも外れれば直ちにフィードバックが効いて過給
圧が変化するというのでは、ハンチングを起こし、走行
安定性に悪影響がでるということから、目標過給圧に近
くて実過給圧と目標過給圧との偏差が小さいところでは
補正値を動かさないよう不感帯を設定する必要がある
が、そうした不感帯を設定するにしても、不感帯が小さ
いハンチング防止の効果が期待できず、逆に不感帯が大
きいと、実過給圧を目標過給圧に一致させてエミッショ
ン性能を維持するというVGTフィードバック本来の効
果が期待できなくなる。そこで、ハンチングを防止しつ
つ、実過給圧を目標過給圧に一致させる領域を広げてエ
ミッション性能を向上させる制御ということで、エンジ
ン運転状態に応じて過給圧制御の不感帯を補正するので
ある。
【0047】つまり、排気ガス流量が少ない時は、ガス
エネルギーが小さいために、排気ガス流量の変化に対す
る感度が低くて、VGTのベーン角度が多少動いても過
給圧の変化として現れないのに対し、排気ガス流量が多
い時は、ガスエネルギーが元々大きいために、ガス流量
の変化に対する感度が高く、ベーン角度の少しの動きで
過給圧が敏感に変化するというように、排気ガス流量に
よって過給圧変化の感度が違ってくる。そこで、排気ガ
ス流量が少ない時は、実過給圧を目標過給圧にできるだ
け一致させるよう不感帯を小さくし、排気ガス流量が多
い時にはハンチングを十分抑制できるよう不感帯を大き
くする。そして、その場合に、積分項は、VGTのバラ
ツキ等の補正を狙った補正項であって、運転状態の変化
を追いかけるものではないので、運転状態に拘わらず不
感帯は一定の幅に固定し、それに対し、比例項と微分項
は、運転状態が変わる過渡状態においてハンチングを抑
制し、収束性を高めるのに効いてくる補正項であり、そ
うした運転状態の変化を追いかける補正項であることか
ら、、比例項および微分項については、運転状態に応じ
て不感帯の幅を変え、最適な不感帯を設定するのであ
る。
【0048】そして、その比例項と微分項の演算におけ
る不感帯は、図8に示すように、比例項と微分項を足し
た値を対象として、その比例項と微分項を足した値につ
いて設定する不感帯の幅を、図9に示すように、低回
転、低負荷側では小さく、高回転、高負荷側では大きく
するのである。図9は、横軸をエンジン回転数(Ne)
とし、縦軸を燃料噴射量(QCONT)として、矢印の
方向に不感帯が大きくなるマップ特性を示したものであ
る。
【0049】上記VGTフィードバック制御は、例えば
図10に示すフローチャートによって実行するもので、
スタートすると、まず、ステップS1で、VGTフィー
ドバック制御のための各種信号(アクセル開度、エンジ
ン回転数、冷却水温等)を読み込む。
【0050】そして、ステップS2で、調整弁40をデ
ューティ制御するための基本デューティ比を、エンジン
回転数と燃料噴射量から演算する。
【0051】次いで、ステップS3で、高地で気圧が下
がった場合等の密度補正としての大気圧補正項を演算す
る。
【0052】また、ステップS4で、アクセル開度の変
化から加速状態が検出された時の補正項である加速補正
項を演算する。
【0053】さらに、ステップS5で、後述のサブルー
チンによりフィードバック補正項を演算する。
【0054】そして、ステップS6で、最終のデューテ
ィ比を演算する。
【0055】つぎに、ステップS7で、始動後所定期間
が経過したかどうかを判定し、所定期間経過していれ
ば、上記演算した最終デューティの制御信号を過給圧制
御弁である上記調整弁40に出力する。この場合、負圧
アクチュエータ33側の負圧通路41の、負圧供給用通
路35側の負圧通路42と、大気圧供給用通路44側の
大気圧通路43とに対する連通度合がデューティ比に応
じて調整され、負圧アクチュエータ33に作用する負圧
が調整されて、可動ベーン62の角度が制御される。
【0056】ステップS7で始動後所定期間が経過して
いないときは、ステップS8で、最終デューティを強制
的にゼロに戻す。この場合、調整弁40は、負圧アクチ
ュエータ33側の負圧通路41を大気圧通路43側に完
全開放する。この状態では、負圧アクチュエータ33に
負圧は導入されず、可動ベーン62は図2に実線で示す
角度に固定される。
【0057】なお、上記ステップS7〜9は、図6にお
ける禁止タイマーを用いた場合の処理であって、この部
分は、前述のようにエンジン回転数が所定回転数に達す
るまではVGT用の負圧アクチュエータ33に対する負
圧導入を禁止するものであってよく、また、真空倍力装
置55の負圧を負圧センサによって直接検知し、所定の
負圧が得られるまではVGT用の負圧アクチュエータ3
3に対する負圧導入を禁止するものであってよい。
【0058】上記ステップS5におけるフィードバック
補正項の演算は、図11のフローチャートによって実行
する。このフローチャートは、スタートして、まずステ
ップT1で、エンジン回転数、エンジン負荷(アクセル
開度、燃料噴射量)等の各種信号を読み込む。
【0059】そして、ステップT2で、エンジン回転数
とエンジン負荷とから目標過給圧を演算する。
【0060】つぎに、ステップT3で大気圧補正項を演
算し、次いで、ステップT4で、大気圧補正後の目標過
給圧と実過給圧との偏差を演算し、その演算した偏差に
基づいて、ステップT5でフィードバック補正の積分項
を演算し、ステップT6で比例項を演算し、また、ステ
ップT7で微分項を演算する。
【0061】そして、ステップT8で、運転状態に応じ
て比例項+微分項の不感帯を設定し、ステップT9で、
不感帯を設定したテーブルから比例項+微分項の値を演
算する。
【0062】そして、ステップT10で、積分項と比例
項と微分項を足した最終のフィードバック補正項を演算
し、ステップT11で最終フィードバック補正項が上限
ガードを越えたかどうかを判定して、上限ガードを越え
たら、ステップT12でその上限ガードの値に固定す
る。
【0063】また、ステップT11の判定で上限ガード
以下のときは、ステップT13で下限ガードを下回った
かどうかを判定して、下限ガードを下回ったら、ステッ
プT14で下限ガードの値に固定する。
【0064】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
の過給圧制御装置によれば、VGTを備えたエンジンに
おいて、排気ガス流量が少ない時は、可動ベーンのベー
ン角度に対する過給圧変化の感度が低いことから、不感
帯を可及的に小さくし実過給圧を目標過給圧に極力一致
させてエミッション性能を維持するとともに、排気ガス
流量が多い時には、可動ベーンのベーン角度変化に対す
る過給圧変化の感度が高いことから不感帯を大きくして
フィードバックによる過給圧のハンチングを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の全体系統図
【図2】実施の形態における排気ターボ過給機の可動ベ
ーン機構を示す要部拡大断面図
【図3】実施の形態における制御系統図
【図4】実施の形態における制御領域図
【図5】実施の形態におけるEGRフィードバック補正
値演算のテーブル特性図
【図6】実施の形態における始動後のVGT負圧導入禁
止の制御を示すタイムチャート
【図7】実施の形態におけるVGTフィードバック補正
の積分項演算のテーブル特性図
【図8】実施の形態におけるVGTフィードバック補正
の比例項と微分項とを足した値を対象とする不感帯設定
の説明図
【図9】実施の形態におけるVGTフィードバック補正
の比例項および微分項演算のための不感帯設定のマップ
特性図
【図10】実施の形態におけるVGTフィードバック制
御のメインルーチンを示すフローチャート
【図11】実施の形態におけるVGTフィードバック制
御の補正項演算のサブルーチンを示すフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン本体 5 燃料噴射弁 15 排気ターボ過給機 15b タービン 40 調整弁 62 可動ベーン
フロントページの続き Fターム(参考) 3G005 EA15 FA06 FA07 GA04 GB24 GD11 GD16 GE01 GE08 JA24 JA39 3G084 BA00 BA04 BA05 BA07 BA20 BA21 DA08 EB15 EB16 FA07 FA10 FA12 FA13 FA33 3G092 AA02 AA10 AA17 AA18 BA02 DB03 DC03 DC06 DC09 DF04 DF09 DG06 DG09 EA02 EA13 EA14 EA19 EA22 EB02 EB03 EC02 EC08 FA05 FA39 GA05 GA17 HA01Z HA05Z HA06X HA11Z HA16X HA16Z HD07X HE01Z HF09Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ガスのエネルギーによってタービン
    が回転しブロワを駆動してエンジンを過給する排気ター
    ボ過給機を備え、該排気タービン過給機は、上記タービ
    ンに作用する排気ガス流速を変更可能な可動ベーンを備
    え、過給圧を検出する過給圧検出手段と、該過給圧検出
    手段により検出された過給圧と目標過給圧との偏差に基
    づいて上記可動ベーン制御のフィードバック補正量を設
    定するフィードバック補正量設定手段と、上記検出され
    た過給圧と目標過給圧との偏差が所定値以下のときは上
    記フィードバック補正量を固定するよう不感帯を設定す
    る不感帯設定手段とを備えたエンジンの過給圧制御装置
    において、 排気ガス流量に関連する運転パラメータを検出する運転
    パラメータ検出手段と、該運転パラメータ検出手段によ
    り検出された運転パラメータに基づき、排気ガス流量に
    応じて、排気ガス流量が少ない時は排気ガス流量が多い
    時に対して上記不感帯を縮小する不感帯補正手段を設け
    たことを特徴とするエンジンの過給圧制御装置。
  2. 【請求項2】 上記運転パラメータ検出手段は、エンジ
    ン回転数とエンジン負荷とを検出し、上記不感帯補正手
    段は、低回転かつ低負荷側で不感帯を縮小する請求項1
    記載のエンジンの過給圧制御装置。
  3. 【請求項3】 上記不感帯補正手段は、フィードバック
    比例項およびフィードバック微分項に対する不感帯を補
    正する請求項1記載のエンジンの過給圧制御装置。
JP2000092166A 2000-03-29 2000-03-29 エンジンの過給圧制御装置 Pending JP2001280150A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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