JP4061443B2 - 可変ターボチャージャの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、エンジンという)の運転状態に応じて可変翼(可動ベーン)を変更可能な可変ターボチャージャの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可動部材によりタービンへのガス流入速度を変更可能な可変ターボチャージャは、可動部材を適切に制御することによって迅速な過給圧上昇が得られ、低速から高速まで全域でトルク向上が図れるものであり、近年、実用化が進んでいる。
【0003】
一方、排気ガス中に含まれる有害性分の低減は、近年になって一層強く要望されており、有害成分の一つであるNOxを低減するために、排気ガスを吸気通路側に所定割合で還流する排気ガス再循環装置(以下、EGR装置という)が実施されている。周知のように、このEGR装置は、例えば図2に示すマップに従って、燃料噴射量Q及びエンジン回転速度NeよりEGR量(吸気通路側に還流する排気ガスの量)を求め、そのEGR量に基づいて、吸気通路と排気通路との間に設けたEGR弁の開度を制御し、その結果、吸気通路側に還流させた排気ガスにより燃焼温度を低下させて、NOxの発生を抑制している。
【0004】
ところで、前記可変ターボチャージャによって所望の過給圧を得るには、可動部材を運転状態により決まる排ガスエネルギに応じた適切な開度に調整しなければならない。しかしながら、EGR装置により排ガスが吸気通路側に還流されると、排ガスエネルギが減少し、所望の過給圧を得るための可動部材の開度が変化する。そして、可動部材の開度が変化すると、背圧(タービン上流圧)も変化することとなり、背圧と過給圧の差圧、EGR装置により還流されるEGR量にも変化を及ぼす。
【0005】
そこで、一般的にはEGR装置を作動させる領域では、予めEGR装置のEGR制御量と可変ターボチャージャの可動部材制御量とをマップに記憶させて、このマップに基づきEGR装置と可変ターボチャージャとをそれぞれ制御している。例えば、特開平8−338256号公報にはその一例が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の通り予めEGR制御量と可動部材制御量とをマップに記憶させている場合、例えば、EGR装置や可変ターボチャージャの生産バラツキによる、EGR量や過給圧のバラツキをエンジンの個体間で排除できず、排ガスや性能がばらつくことになる。
【0007】
このような問題を解消するには、過給圧やEGR量をフィードバック制御(以下、F/B制御と称す)することが考えられるが、EGR装置及び可変ターボチャージャにそれぞれF/B制御を適用すると、上述した通り、双方がそれぞれの系に外乱として作用するため、収束性に問題が生じる。
【0008】
本発明の目的は、EGR制御による過給圧F/B制御系への外乱を抑制し、適切な過給圧F/B制御を実現させる可変ターボチャージャの制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、内燃機関の排気通路を流れる排気ガスにて回転駆動されて、吸気通路中の吸入空気を過給すると共に、可動部材によりタービンへのガス流入速度を変更可能な可変ターボチャージャと、排気通路中のブースト圧を検出するブースト圧センサと、内燃機関の運転状態に応じて可動部材の基本操作量を設定すると共に目標ブースト圧と前記ブースト圧センサにて検出された実ブースト圧とからフィードバック量を演算しそのフィードバック量により基本操作量を補正して前記可動部材を制御する可動部材制御手段と、排気通路側より吸気通路側に還流されるEGR量に基づいて、EGR量による排ガスの減少分を補うべく可動部材制御手段の基本操作量を補正する制御量補正手段とを備えるように構成した。従って、可動部材制御手段により運転状態に応じて可動部材の基本操作量が設定され、目標ブースト圧と実ブースト圧とから演算されたフィードバック量により基本操作量が補正されて可動部材の制御に適用される。そして、EGR時には、EGR量による排ガスの減少分を補うべく可動部材制御手段の基本操作量が補正されることから、EGRの吸気通路側への還流により排気ガスの流量が変動しているときであっても、それに応じて可変ターボチャージャの可動部材が制御されて、可変ターボチャージャのタービンへのガス流入速度が変更される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をディーゼルエンジン用の可変ターボチャージャの制御装置に具体化した一実施例を説明する。
【0011】
図1に示すように、エンジン1の吸気ポート2には吸気通路3が接続され、その吸気ポート2及び吸気通路3に案内されて吸入空気が各気筒の燃焼室4内に導入される。吸気通路3には、吸入空気を過給する可変ターボチャージャ(以下、単にターボチャージャという)5のコンプレッサ6、コンプレッサ6による圧縮で温度上昇した吸入空気を冷却するインタークーラ7、ソレノイド8にて開閉駆動される吸気絞り弁9、及び吸気圧力(以下、ブースト圧という)を検出するブーストセンサ10が設けられている。又、エンジン1には排気通路13が接続され、燃焼室4内で圧縮着火されて燃焼後の排気ガスが排気通路13を経て外部に排出される。排気通路13には、排気圧力を検出する排気圧センサ14、及び前記コンプレッサ6と同軸上に結合されて、排気ガスにて回転駆動されるターボチャージャ5のタービン15が設けられている。
【0012】
ターボチャージャ5のタービン15内には、タービンロータ15aを取り巻くように可動部材としての多数のベーン16が配設され、これらのベーン16はベーン調整アクチュエータ17のロッド18に連結されて(連結状態の図示は省略)一斉に開度を変更され、その結果、タービン導入ガス流速量が調整される。ロッド18の操作量Lvaneは、ベーン調整アクチュエータ17に取り付けられたポジションセンサ19にて検出される。ベーン調整アクチュエータ17内において、ロッド18はダイアフラム20に連結され、このダイアフラム20に区画されて負圧室21が形成されている。負圧室21内には圧縮ばね22が配設されて、この圧縮ばね22によりロッド18は常に突出側に付勢されている。
【0013】
ベーン調整アクチュエータ17の負圧室21には制御管路23を介して駆動用ソレノイド24が接続され、このソレノイド24にはエンジン1により回転駆動されるバキュームポンプ25及び大気と連通するフィルタ26がそれぞれ接続されている。駆動用ソレノイド24の励磁動作に応じて、ベーン調整アクチュエータ17の負圧室21内にはバキュームポンプ25の負圧、又はフィルタ26を介した大気圧が選択的に導入され、負圧導入時には圧縮ばね22の付勢に抗してロッド18が引込み側に操作され、大気圧導入時には圧縮ばね22の付勢でロッド18が突出側に操作され、それに応じて前記のようにベーン開度が調整される。
【0014】
吸気通路3と排気通路13とは第一のEGR通路28により連結され、この第一のEGR通路28には第一のEGR弁29が設けられている。又、第一のEGR通路28の第一のEGR弁29より吸気通路3側の部分と排気通路13とは第二のEGR通路30により連結され、この第二のEGR通路30には第二のEGR弁31及び排気ガスを冷却するEGRクーラ32が設けられている。詳細は説明しないが、第一のEGR弁29及び第二のEGR弁31には、前記したベーン調整アクチュエータ17と同じく駆動用ソレノイドがそれぞれ接続され、その駆動用ソレノイドの励磁動作に応じてEGR弁29,31が駆動されて、EGR通路28,30の開度を調整する。又、EGR弁29,31のバルブリフト量Legr1,Legr2は、それぞれポジションセンサ29a,31aにて検出される。
【0015】
車室内には、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM,BURAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備えたECU40(エンジン制御ユニット)が設置されており、ターボチャージャ5のベーン開度制御やEGR制御を含めたエンジン1の総合的な制御を行う。ECU40の入力側には、上述した各種のセンサ類等からの検出情報が入力し、ECU40は、これらの検出情報に基づいてベーン開度やEGR量等を決定し、ベーン調整用アクチュエータ17やEGR弁29,31の駆動用ソレノイド24等を駆動制御する。尚、ECU40には、その入力側に図示しない多数のスイッチやセンサ類が接続する一方で、出力側にも各種警告灯や機器類等が接続している。
【0016】
次に、上記のように構成された可変ターボチャージャの制御装置のECU40によって行われるベーン開度の制御処理を説明する。
【0017】
ここで、本実施例のターボチャージャ5のベーン開度は、排気通路13から吸気通路3に還流されるEGR量に関連して制御される。よって、まず、EGR制御の概要を説明する。
【0018】
EGR量は、例えば、図2のマップに従って燃料噴射量Q及びエンジン回転速度Neより求められ、その演算結果に応じてECU40によりEGR弁29,31の開度が制御される。尚、図では、EGRの実行領域をW/−EGRで示し、EGRの非実行領域をW/O−EGRで示している。
【0019】
本実施例ではEGRを必要に応じて冷却している。冷却水温が所定値未満のエンジン冷機状態では排気ガス温度が低いことから、第二のEGR弁31を全閉保持した状態で第一のEGR弁29を開度制御して、第一のEGR通路28を経て冷却することなくそのまま排気ガスを還流させる。又、冷却水温が所定値以上のエンジン暖気状態では、第一のEGR弁29を全閉保持した状態で第二のEGR弁31の開度制御して、第二のEGR通路30を経てEGRクーラ32にて高温の排気ガスを冷却した後に還流させている。
【0020】
以上の制御は、図示しないEGR制御ルーチンに従ってECU40により行われ、その際にECU40は、EGRを実行していないときにEGR実行判別フラグFegrをリセットし、EGRを実行しているときにEGR実行判別フラグFegrをセットする。
【0021】
一方、ECU40は図3に示すベーン操作量制御ルーチンを所定の制御インターバルで実行する。まず、ECU40はステップS2で、図4に示すように、燃料噴射量Q及びエンジン回転速度Neよりベーン基本操作量SFF、つまり前記ベーン調整アクチュエータ17のロッド18の操作量を設定する。次いで、ステップS4で前記したEGR実行判別フラグFegrがセットされているか否かを判定し、判定がNO(否定)でEGRを実行していない場合には(図4において、スイッチがW/O−EGR側に切換えられた場合)、ステップS6でブースト圧フィードバック処理を実行する。
【0022】
具体的には、燃料噴射量Q及びエンジン回転速度Neより目標ブースト圧を求めると共に、目標ブースト圧とブーストセンサ10にて検出された実際のブースト圧Pbとからフィードバック量(ロッド18の操作量に換算した値)を演算し、そのフィードバック量により前記ベーン基本操作量SFFを補正してベーン操作量SFBを求める。次いで、ステップS8で、ポジションセンサ19が検出した現在のロッド操作量Lvaneを参照しつつ、ベーン操作量SFBに基づいて駆動用ソレノイド24を駆動制御してベーン調整アクチュエータ17によりベーン開度を調整する。本実施例では、以上のステップS2,ステップS6,及びステップS8の処理を実行するときのECU40が可動部材制御手段として機能する。
【0023】
又、ステップS4での判定がYES(肯定)でEGRを実行中の場合(図4において、スイッチがW/−EGR側に切換えられた場合)、ECU40はステップS10に移行してベーン補正量Kegrを演算する。EGRの実行中において、タービン15に導入される排気ガスはEGR量の相当分減少するが、ベーン補正量Kegrは、その排気ガスの減少を補うことを目的として、ベーン16を絞り側に調整して排気ガスの動圧を増大させるための補正量である。このベーン補正量Kegrは、予め設定されたマップに従ってEGR量Grから求められる。
【0024】
又、EGR量Grは、次式に従って演算される。
【0025】
Gr=A×Ko×Ket×Nef×KPLoss
ここに、Aは、排気通路13側と吸気通路3側との実質的な連通面積を表わす等価開口面積定数、Koは、EGR弁前後の差圧(排気通路13と吸気通路3との圧力差)DEPに基づいて設定されるオリフィス係数、Ketは、EGR温度に基づく補正のためのEGR温度補正係数、Nefは、エンジン1の1/2回転に要する時間を表すエンジン回転周期、KPLossは、EGRクーラ32の圧損分の補正のための圧損補正係数である。以下、各項の設定手順を説明する。
等価開口面積定数Aは、現在開度制御されている側のEGR弁、つまりエンジン冷機状態であれば第一のEGR弁29、暖気状態であれば第二のEGR弁31のバルブリフト量Legr1,Legr2から、予め設定されたマップに従って求める。
【0026】
オリフィス係数Koは、まず、EGR弁前後の差圧DEPを次式に従って演算し、その差圧DEPから予め設定されたマップに従って求める。
【0027】
DEP=Pex−Pbavr
尚、Pexは、排気圧センサ14にて検出された排気圧力、Pbavrは、ブーストセンサ10にて検出されたブースト圧Pbの平均値である。
【0028】
EGR温度補正係数Ketは、所定のEGR温度のときを基準として、エンジン回転速度Neと燃料噴射量Qとから、予め設定されたマップに従って演算する。又、エンジン回転周期Nefは、エンジン回転速度Neより演算する。
【0029】
クーラ圧損補正係数KPLossは、エンジン冷機状態であればEGRクーラ32の通過によるEGRの圧損が生じないため1.0に設定され、暖気状態では圧損が生じるため、予め設定した所定値(KPLoss<1.0)に設定される。
【0030】
ステップS10では、このようにして求められたEGR量Grから最終的にベーン補正量Kegrが演算される。次いで、ECU40はステップS12でベーン補正量Kegrを用いてベーン基本操作量SFFを絞り側に補正し、その後、ステップS6で前記と同様にブースト圧フィードバック処理を、ステップS8でベーン操作処理を実行して、このルーチンを終了する。
ここで、本実施例では、上記ステップS12の処理を実行するときのECU40が制御量補正手段として機能する。
【0031】
以上のように、EGR制御の実行により排気ガスが吸気通路側に還流されているときには、ステップS10及びステップS12の処理によって、EGR量Grに応じてターボチャージャ5のベーン開度が絞り側に調整される。その結果、排気ガスの動圧が増大して排気ガスの減少分が補われ、排気ガスの減少によって引き起こされるブースト圧の低下が未然に防止される。従って、EGRによる過給圧F/B系への外乱が極小化され、又、これによりEGR導入中も空気量を確保でき、吸入空気、EGR両方の増量が可能となる。
【0032】
以上で実施例の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では、ディーゼルエンジン用の可変ターボチャージャの制御装置に具体化したが、要は可変ターボチャージャにEGR装置を組み合わせたものであれば、本発明を適用可能であり、エンジン1の種類をガソリンエンジンに変更したり、ターボチャージャ5の形式を本実施形態のベーンタイプではなく、ツインスクロールタイプ等に変更したりすることができる。
【0033】
又、上記実施例では、吸気通路3側に還流されるEGR量Grを、EGR弁29,31のバルブリフト量Legr1,Legr2や前後差圧DEP等に基づいてステップS10の演算処理で推定した。これはエンジン1に設けられている既存のセンサ類の検出情報を利用した結果であるが、例えば、EGR量Grを直接的に計測する手段をEGR通路に設け、その計測結果に基づいてベーン開度を調整してもよい。本発明のEGR量判定手段は、このような場合も含む。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の可変ターボチャージャの制御装置によれば、EGR量に応じて可変ターボチャージャの可動部材を制御するため、EGRの吸気通路側への還流により排気ガスの流量が変動しているときであっても、ブースト圧の変動を未然に防止できるので、EGR制御に関係なく、過給圧F/B制御を常に適切に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の可変ターボチャージャの制御装置を示す概略構成図である。
【図2】EGR量を設定するためのマップを示す説明図である。
【図3】ECUが実行するベーン操作量制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】ベーン操作量の設定手順を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関)
3 吸気通路
5 ターボチャージャ
13 排気通路
16 ベーン(可動部材)
40 ECU(可動部材制御手段、制御量補正手段)
Claims (1)
- 内燃機関の排気通路を流れる排気ガスにて回転駆動されて、吸気通路中の吸入空気を過給すると共に、可動部材によりタービンへのガス流入速度を変更可能な可変ターボチャージャと、
前記排気通路中のブースト圧を検出するブースト圧センサと、
前記内燃機関の運転状態に応じて前記可動部材の基本操作量を設定すると共に目標ブースト圧と前記ブースト圧センサにて検出された実ブースト圧とからフィードバック量を演算しそのフィードバック量により前記基本操作量を補正して前記可動部材を制御する可動部材制御手段と、
前記排気通路側より吸気通路側に還流されるEGR量に基づいて、EGR量による排ガスの減少分を補うべく前記可動部材制御手段の前記基本操作量を補正する制御量補正手段と
を備えたことを特徴とする可変ターボチャージャの制御装置。
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