JP2000301496A - シート状体への多数孔穿孔装置 - Google Patents

シート状体への多数孔穿孔装置

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JP2000301496A
JP2000301496A JP11109105A JP10910599A JP2000301496A JP 2000301496 A JP2000301496 A JP 2000301496A JP 11109105 A JP11109105 A JP 11109105A JP 10910599 A JP10910599 A JP 10910599A JP 2000301496 A JP2000301496 A JP 2000301496A
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sheet
axis direction
holes
punching
axis
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Mitsutaka Hori
光隆 堀
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HORI TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少数のピンでシート状体に多数の貫通孔を機械
的に穿孔し、生産性を向上する。 【解決手段】X軸方向に第1複数の貫通孔12が等間隔
に並んで成る第2複数の孔列13がY軸方向に等間隔に
配置されるようにして、多数の貫通孔12をシート状体
11に穿孔するために、第3複数以下の個数の貫通孔1
2がX軸方向の一端側から順番に番号を付されてX軸方
向に並んで成る第4複数の列グループ14の集合として
前記孔列13がそれぞれ設定され、Y軸方向に搬送され
るシート状体11の搬送途中に、Y軸方向に間隔をあけ
るとともに前記Y軸方向の一端側から順番に番号を付さ
れた第4複数の穿孔ステーションが設定され、各穿孔ス
テーションには、穿孔可能な貫通孔12の列グループ1
4での番号を各穿孔ステーションの番号に一致させた第
3複数以下のピンがシート状体11に穿孔する作動状態
ならびに穿孔作動を回避する非作動状態の切換を可能と
して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスグリ
ーンシート等のシート状体に、多数の貫通孔を穿孔する
ためのシート状体への多数孔穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックスグリーンシートに多
数の貫通孔を穿孔するにあたっては、シート状体に穿孔
されるべき貫通孔と同数である多数のピンを有する金型
を用いるか、シート状体に穿孔されるべき貫通孔よりも
少ない数のピンの位置をNC制御して穿孔するか、レー
ザー加工によるもの等が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シート状体
に穿孔されるべき貫通孔と同数である多数のピンを有す
る金型を用いてシート状体に穿孔加工を施すのは、金型
に多数のピンが設けられねばならないのでコストの増大
を招くだけでなく、各ピン相互間の最小間隔に限度があ
るので、各貫通孔相互間の間隔が極めて小さいときには
対応困難である。またピンの位置をNC制御するもので
は、シート状体全体への穿孔加工を完了するまでに時間
がかかり、生産性に問題がある。さらにレーザー加工に
よるものでは、ピンによる機械的な穿孔とは異なって燃
焼に伴なう残留物が発生する可能性があり、特にセラミ
ックスグリーンシートへの多数孔の穿孔にあたってはピ
ンによる機械的な穿孔が望ましい。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、各貫通孔相互間の間隔にかかわらず極力少な
い本数のピンでシート状体に多数の貫通孔を機械的に穿
孔して、生産性を向上し得るようにしたシート状体への
多数孔穿孔装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、相互に直交するX軸およびY軸で規定さ
れる平面に沿うシート状体に、X軸方向に第1のピッチ
で第1複数の貫通孔が等間隔に並んで成る第2複数の孔
列が、Y軸方向に第2のピッチで等間隔に配置されるよ
うにして、多数の貫通孔を穿孔するためのシート状体へ
の多数孔穿孔装置であって、第1複数よりも小さな第3
複数以下の個数の貫通孔がX軸方向の一端側から順番に
番号を付されてX軸方向に並んで成る第4複数の列グル
ープの集合として、前記第2複数の孔列がそれぞれ設定
され、前記Y軸方向に搬送手段で搬送されるシート状体
の搬送途中に、前記Y軸方向に間隔をあけるとともに前
記Y軸方向の一端側から順番に番号を付された第4複数
の穿孔ステーションが設定され、各穿孔ステーションに
は、穿孔可能な貫通孔の前記列グループでの番号を各穿
孔ステーションの番号に一致させた第3複数以下のピン
が、前記シート状体に穿孔する作動状態ならびに穿孔作
動を回避する非作動状態の切換を可能としてそれぞれ配
置され、前記搬送手段が、各孔列相互間の第2のピッチ
に対応した距離ずつの移動ならびに停止を交互に繰返し
て前記シート状体をY軸方向に断続的に搬送することを
可能として構成されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、各穿孔ステーシ
ョンにそれぞれ第4複数以下の個数ずつ配置されている
ピンのうち、シート状体が搬送手段による断続搬送過程
で停止したときに該シート状体の未穿孔部に対応した位
置にあるピンをそれぞれ作動状態とするとともに、それ
以外のピンを非作動状態とするようにして、各ピンの作
動状態および非作動状態をシート状体の断続搬送に応じ
て切換えることにより、(第1複数×第2複数)である
多数の貫通孔をシート状体に穿孔することが可能であ
る。また各穿孔ステーションでの各ピン相互の間隔は、
X軸方向での各貫通孔相互の第1のピッチよりも大き
く、また各穿孔ステーション相互の間隔は、Y軸方向で
の各孔列相互の第2のピッチよりも大きく設定すること
ができるので、第1および第2のピッチが極めて小さい
ものであったとしても、(第3複数×第4複数)以下の
本数の極力少ないピンでシート状体に多数の貫通孔を機
械的に穿孔することができ、しかも少数のピンの位置を
NC制御して穿孔するものに比べて、シート状体全体へ
の穿孔加工を完了するまでの時間を減少して生産性を向
上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は穿孔完了後のシート状体の平面図、図2
は多数孔穿孔装置の側面図、図3は図2の3−3線断面
図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5は図3の5
−5線拡大断面図、図6は図5の6−6線断面図、図7
はピンが非作動状態にあるときの図5の一部を示す断面
図、図8はピンが作動状態にあるときの図7に対応した
断面図、図9は穿孔途中でのシート状体および各ピンの
相対配置を示す図である。
【0009】先ず図1において、たとえばセラミックス
グリーンシートであるシート状体11は、X軸およびY
軸で規定される平面に沿って、たとえばX軸およびY軸
方向にそれぞれ150mmの直角四辺形状に形成される
ものであり、シート状体と同一形状のポリエチレンフィ
ルム(図示せず)に積層、支持される。このシート状体
11における中心部には、第1複数の貫通孔12,12
…がX軸方向に第1のピッチPX(たとえば1.85m
m)で等間隔に並んで成る孔列13,13…が、Y軸方
向に第2のピッチPY(たとえば0.93mm)で第2
複数個等間隔に並ぶようにして、(第1複数×第2複
数)個である多数の貫通孔12,12…が穿孔される。
【0010】ところで、一辺が150mmの正方形状で
あるセラミックスグリーンシートへの実際の穿孔時に、
実際には第1複数が「55」、第2複数が「108」に
設定されるのであるが、この実施例では、簡略化のため
に、第1複数を「49」、第2複数を「56」として説
明する。
【0011】シート状体11への多数の貫通孔12,1
2…の穿孔にあたって、前記第2複数の孔列13,13
…は、第1複数よりも小さな第3複数以下の個数の貫通
孔12…が、X軸方向の一端側(図1の左端側)から順
番に番号を付されてX軸方向に並んで成る第4複数の列
グループ14,14…の集合としてそれぞれ設定され
る。而して第3複数は、この実施例では「7」であり、
第4複数は、この実施例では「7」であり、各列グルー
プ14,14…は、1番から7番までX軸方向の一端側
から順番に番号を付された7個の貫通孔12,12…を
それぞれ含むことになる。
【0012】図2および図3において、前記シート状体
11に多数の貫通孔12,12…を穿孔するための穿孔
装置は、図示しない床面上に固定配置される基台15を
備る。この基台15上には、水平面内で相互に直交する
X軸およびY軸が設定され、基台15の上面に固着され
る支持板16が、前記Y軸方向に沿って基台15の一側
方に延設され、シート状体11をそのY軸方向に搬送す
るための搬送手段17が前記支持板16上に設けられ
る。
【0013】搬送手段17は、基台15から外れた位置
でY軸方向に延びて支持板16上に固着されるガイドレ
ール18と、該ガイドレール18で案内されてY軸方向
に移動可能な移動体19と、該移動体19をY軸方向に
断続的に駆動する駆動機構20と、シート状体11のX
軸方向の両端を着脱可能に把持するようにして前記移動
体19に配設されるチャック機構21とで構成される。
【0014】図4を併せて参照して、ガイドレール18
には横断面非円形である溝22がY軸方向に延びるよう
にして設けられており、移動体19には、前記溝22内
をY軸方向に摺動可能として該溝22に嵌合される突部
19aが設けられる。
【0015】駆動機構20は、Y軸方向に沿う回転軸線
を有して基台15とは反対側でガイドレール18の端部
に連結されるステップモータ23と、該ステップモータ
23の出力軸に一端が連結されるとともに基台15側で
ガイドレール18の端部に回転自在に支持されるねじ軸
24とで構成されるものであり、ねじ軸24の中間部
は、移動体19の突部19aを貫通するとともに該突部
19aに螺合される。
【0016】このような駆動機構20によれば、突部1
9aがガイドレール19の溝22に嵌合されていること
により、ねじ軸24の軸線まわりの移動体19の回転が
阻止されているので、ステップモータ23の作動により
移動体19がY軸方向に移動することになる。而してス
テップモータ23は、シート状体11における各孔列1
3,13相互間の第2のピッチPYに対応した距離ずつ
の移動ならびに停止を交互に繰返して移動体19をY軸
方向に断続的に搬送するように作動する。
【0017】チャック機構21は、X軸方向での相互の
近接・離反を可能として移動体19上に支承される一対
の可動部材25,25と、両可動部材25,25に基端
がそれぞれ固着されて前記ガイドレール18の両側でY
軸方向に延びる一対の固定把持板26…と、Y軸方向に
ほぼ沿う軸線を有して各固定把持板26…に対応する位
置で可動部材25,25にそれぞれ支持される一対のシ
リンダ27,27と、基端がシリンダ27,27に連結
されて固定把持板26…の上方にそれぞれ配置されると
ともにシリンダ27,27の伸縮作動に応じて固定把持
板26…に対して近接・離反するように各固定把持板2
6…に連結される可動把持板28,28と、ねじ軸24
に軸線に直交する鉛直軸線を有して移動体19上に固定
配置されるステップモータ29と、該ステップモータ2
9で回転鼓動されるピニオン30とを備え、前記両可動
部材25,25にそれぞれ設けられるラック25a,2
5aが、前記ピニオン30の回転軸線に関して相互に反
対側で前記ピニオン30に噛合される。
【0018】このようなチャック機構21では、ステッ
プモータ29の作動により、一対の可動部材25,2
5、すなわち2組の固定把持板26…,シリンダ27,
27および可動把持板28,28をX軸方向に近接・離
反せしめることができ、シリンダ27,27の伸縮作動
により、固定把持板26…および可動把持板28,28
間にシート状体11の軸方向の両端を把持する状態なら
びに把持状態を解除する状態を切換可能である。
【0019】ところでチャック機構21によるシート状
体11の把持および把持解除は、図2および図3で示す
ように、移動体19がY軸方向に沿って基台15から最
も離反した位置にあるときに実行されるものであり、ガ
イドレール18の基台15側の端部の両側には、シート
状体11を載せて昇降可能な一対の昇降台31,31が
配置されており、上下に延びる軸線を有して支持板16
の下面に取付けられるシリンダ32,32が昇降台3
1,31に連結される。
【0020】而してチャック機構21でシート状体11
を把持する際には、移動体19をY軸方向に沿って基台
15から最も離反した位置まで移動せしめた状態で、2
組の固定把持板26…,シリンダ27,27および可動
把持板28,28をX軸方向に離反せしめるとともに、
固定把持板26…および可動把持板28,28間を開放
しておき、シート状体11を載せた両昇降台31,31
を固定把持板26…の上面に対応する位置まで上昇せし
める。この状態で2組の固定把持板26…,シリンダ2
7,27および可動把持板28,28をX軸方向に近接
させて、シリンダ27,27により可動把持板28,2
8を固定把持板26…に近接させることにより、両昇降
台31,31上にあるシート状体11のX軸方向の両端
が、固定把持板26…および可動把持板28,28間に
把持されることになり、その後、両昇降台31,31を
降下させればよい。
【0021】このような搬送手段17によるシート状体
11のY軸方向への搬送途中である基台15上には、た
とえば第2のピッチPYの8倍の間隔をY軸方向にあけ
て第4複数すなわちこの実施例では7つの穿孔ステーシ
ョンS1 〜S7 が設定される。しかも各穿孔ステーショ
ンS1 〜S7 には、Y軸方向の一端側(図2および図3
の左端側)から順番に番号が付される。
【0022】前記各穿孔ステーションS1 〜S7 に対応
する位置で基台15上には下部支持台35が固着され
る。また下部支持台35の上方に間隔をあけた位置には
上部支持台36が配置されており、下部支持台35に立
設された複数たとえば4本の支柱37,37…で上部支
持台36が支持される。
【0023】図5を併せて参照して、各穿孔ステーショ
ンS1 〜S7 にそれぞれ対応する位置で下部支持台35
上には下型38…が固着され、それらの下型38…の上
面は、搬送手段17における固定把持板26…の上面に
ほぼ対応するように設定される。しかも各下型38…の
上面には、搬送手段17が備える両固定把持板26…を
Y軸方向に移動させ得る溝39,39が設けられる。
【0024】また第1穿孔ステーションS1 の下型38
および前記両昇降台31,31間には、図3で示すよう
に一対の下ガイド板40,40が固定配置されており、
これらの下ガイド板40,40は、搬送手段17のチャ
ック機構21で把持されてシート状体11を第1穿孔ス
テーションS1 の下型38上に円滑に案内する機能を果
す。
【0025】各穿孔ステーションS1 〜S7 にそれぞれ
対応して上部支持台36の下面には、X軸方向に延びる
上型支持板41…がそれぞれ固着され、各下型38…の
上方に個別に配置される上型42…が前記各上型支持板
41…でそれぞれ支持される。
【0026】各上型42…は、上型支持板41…の下方
に間隔をあけて配置される上型本体43…と、各上型本
体43…との近接・離反を可能として上型本体43…の
下方に配置されるストリッパ44…と、シート状体11
への穿孔を可能として第3複数すなわち7つずつ上型本
体43…に固定されるピン45…とを備える。
【0027】上型本体43…には、拡径頭部46aを上
型本体43…の上面に係合させた複数のボルト46…が
それぞれ挿通されており、それらのボルト46…がスト
リッパ44…に螺合される。これによりストリッパ44
…は、上型本体43…との近接・離反を可能として上型
本体43…に支承されることになる。
【0028】また上型支持板41…を移動可能に貫通し
て上型本体43…に挿通される一対ずつの支持ボルト4
7,47…の下端が、ストリッパ44…に螺合されてお
り、これらの支持ボルト47,47…の上端部は、上部
支持台36に設けられている収容孔48,48…に上下
方向の移動を可能として収容される。しかも各支持ボル
ト47,47…が上端に備える鍔部47a,47a…
と、上型支持板41の上面との間にはばね49,49…
が設けられる。これにより上型本体43…およびストリ
ッパ44…は、上方すなわち上型支持板41…側に向け
てばね付勢されることになる。
【0029】上型支持板41…および下部支持台35間
には、上型本体43…およびストリッパ44…の上下移
動を案内するガイドロッド50,50…が各穿孔ステー
ションS1 〜S7 毎に一対づつ設けられ、また上型本体
43…およびストリッパ44…間には、両者43…,4
4…を相互に離反せしめるばね力を発揮する複数ずつの
ばね51,51…が設けられる。
【0030】またストリッパ44…の下面には、図6に
おいて、各穿孔ステーションS1 〜S7 の上型42…に
は、搬送手段17が備える両可動把持板26,28をY
軸方向に移動させ得る溝52,52…が、各下型38…
の上面の溝39,39…に対応して一対ずつ設けられ
る。
【0031】図6において、各穿孔ステーションS1
7 における上型42…は、第3複数すなわち7個のピ
ン45…をそれぞれ備えるのであるが、第1穿孔ステー
ションS1 の上型42が備える7個のピン45…は、シ
ート状体11における各列グループ14…でX軸方向の
順番が1番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第2穿孔ステーションS2 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が2番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第3穿孔ステーションS3 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が3番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第4穿孔ステーションS4 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が4番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第5穿孔ステーションS5 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が5番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第6穿孔ステーションS6 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が6番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
され、第7穿孔ステーションS7 の上型42が備える7
個のピン45…は、前記列グループ14…でX軸方向の
順番が7番である貫通孔12…を穿孔し得る位置に配置
される。すなわち、各穿孔ステーションS1 〜S7 の上
型42…は、穿孔可能な貫通孔12…の列グループ14
…での番号を各穿孔ステーションS1 〜S7 の番号に一
致させた第3複数のピン45…を備えることになる。
【0032】一方、各穿孔ステーションS1 〜S7 にお
ける各下型38…には、図5で示すように、それらの下
型38…の直上の上型42…が備えるピン45…にそれ
ぞれ対応した打ち抜き孔53…が設けられる。
【0033】図7を併せて参照して、各ピン45…は、
ストリッパ44…が上型本体43…から離反した状態に
あるときには先端をストリッパ44…から下方に突出さ
せることはないが、ストリッパ44…が上型本体43…
に近接するのに応じて先端をストリッパ44…から下方
に突出させるようにして上型本体43…に固定される。
【0034】各上型本体43…の上面には、例えば一対
ずつのボルト54,54…で従動板55…が固着され、
各従動板55…には、上型本体43…およびストリッパ
44…の近接・離反に応じた各ボルト46…の移動を許
容するために、それらのボルト46…の上端の拡径頭部
46a…を軸方向移動可能に収容する収容孔56…が設
けられる。
【0035】また上型支持板41…および従動板55…
間には、上型支持板41…の下面に摺接してX軸方向に
スライド可能なカム板57…が配置され、各カム板57
…には、支持ボルト47およびガイドロッド50をそれ
ぞれ挿通せしめてX軸方向に長く延びる一対のガイド孔
58,58がそれぞれ設けられ、カム板57…のX軸方
向の移動端は、支持ボルト47…およびガイドロッド5
0…の一方が各ガイド孔58…の長手方向両端に当接す
ることにより規制される。
【0036】各カム板57…の長手方向一端には、X軸
方向に延びる軸線を有するシリンダ59…が連結されて
おり、これらのシリンダ59…は、上型支持板41…で
支持される。
【0037】カム板57…の下面にはカム面60…が設
けられており、従動板55…の上面にはカム面60…に
弾発的に押付けられる従動面61…が設けられる。而し
てカム面60…および従動面61…は、図7で示すよう
に、シリンダ59…が縮少状態にあるときには上型42
…を押し下げることはないが、図8で示すように、シリ
ンダ59…が伸長作動するのに応じて上型本体43…に
ストリッパ43…を近接させた上型42…を押し下げる
ように形成されるものであり、シート状体11が上型4
2…の下方にある状態でシリンダ59…を伸長作動せし
めることにより、各ピン45…でシート状体11に貫通
孔12…が穿孔されることになる。
【0038】すなわち各穿孔ステーションS1 〜S7
配置される上型42…が備えるピン45…は、シリンダ
59の作動を制御することにより、シート状体11に穿
孔する作動状態と、穿孔作動を回避する非作動状態とを
切換えることができる。
【0039】次にこの実施例の作用について説明する
と、X軸方向に第1のピッチPXで第1複数たとえば4
9個の貫通孔12…が等間隔に並んで成る第2複数たと
えば56の孔列13…が、Y軸方向に第2のピッチPY
をあけて等間隔に配置されるようにして、多数の貫通孔
12…をシート状体11に穿孔するにあたって、第3複
数たとえば7個の貫通孔12…がX軸方向の一端側から
順番に番号を付されてX軸方向に並んで成る第4複数た
とえば7個の列グループ14…の集合として、前記各孔
列13…がそれぞれ設定される。しかも各孔列13…相
互間の第2のピッチPYに対応した距離ずつの移動なら
びに停止を交互に繰返してシート状体11をY軸方向に
断続的に搬送する搬送手段17の搬送途中に、Y軸方向
の一端側から順番に番号を付された第4複数たとえば7
つの穿孔ステーションS1 〜S7 が設定されており、各
穿孔ステーションS1 〜S7 には、穿孔可能な貫通孔1
2…の前記列グループ13…での番号を各穿孔ステーシ
ョンS1 〜S7 の番号に一致させた第3複数たとえば7
個のピン45…が、シート状体11に穿孔する作動状態
ならびに穿孔作動を回避する非作動状態の切換を可能と
してそれぞれ配置されている。
【0040】したがって、各穿孔ステーションS1 〜S
7 にそれぞれ配置されているピン45…のうち、シート
状体11が搬送手段17による断続搬送過程で停止した
ときに該シート状体11の未穿孔部に対応した位置にあ
るピン45…をそれぞれ作動状態とするとともに、それ
以外のピン45…を非作動状態とするようにして、各ピ
ン45…の作動状態および非作動状態をシート状体11
の断続搬送に応じて切換えればよい。たとえば、シート
状体11の穿孔すべき領域が第1穿孔ステーションS1
に達したときには、第1穿孔ステーションS1 のピン4
5…だけを作動状態とするが、他の穿孔ステーションS
2 〜S7 のピン45…を非作動状態とすればよく、また
図9で示すように、シート状体11の穿孔すべき領域が
第7穿孔ステーションS1 に達したときには、各穿孔ス
テーションS1 〜S7 のピン45…を全て作動状態とす
ればよく、さらにシート状体11の穿孔すべき領域が通
過するのに応じて第1穿孔ステーションS1 側から順番
にピン45…を非作動状態とすればよく、第7穿孔ステ
ーションS7 をシート状体11が通過することにより、
(第1複数×第2複数)である多数の貫通孔12…がシ
ート状体11に穿孔されることになる。
【0041】また各穿孔ステーションS1 〜S7 での各
ピン45…相互の間隔は、X軸方向での各貫通孔12,
12…相互の第1のピッチPXよりも大きく、また各穿
孔ステーションS1 〜S7 相互の間隔は、Y軸方向での
各孔列13,13…相互の第2のピッチPYよりも大き
く設定することができるので、第1および第2のピッチ
PX,PYが極めて小さいものであったとしても、(第
3複数×第4複数)以下の本数の極力少ないピン45…
でシート状体11に多数の貫通孔12…を機械的に穿孔
することができる。しかも少数のピンの位置をNC制御
して穿孔するものに比べると、シート状体11の全体へ
の穿孔加工を完了するまでの時間を減少して生産性を向
上することができる。
【0042】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0043】たとえば上記実施例では、各列グループ1
4をX軸方向に第3複数の貫通孔12…が並ぶものとし
て説明したが、一部の列グループが第3複数未満の貫通
孔12…しか含まないものであってもよく、その場合、
一部の穿孔ステーションに第3複数未満のピン45…が
配置されればよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各貫通孔
相互間の間隔にかかわらず、極力少ない本数のピンでシ
ート状体に多数の貫通孔を機械的に穿孔することがで
き、生産性も向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿孔完了後のシート状体の平面図である。
【図2】多数孔穿孔装置の側面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線拡大断面図である。
【図5】図3の5−5線拡大断面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】ピンが非作動状態にあるときの図5の一部を示
す断面図である。
【図8】ピンが作動状態にあるときの図7に対応した断
面図である。
【図9】穿孔途中でのシート状体および各ピンの相対配
置を示す図である。
【符号の説明】
11・・・シート状体 12・・・貫通孔 13・・・孔列 14・・・列グループ 17・・・搬送手段 45・・・ピン S1 〜S7 ・・・穿孔ステーション PX・・・第1のピッチ PY・・・第2のピッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に直交するX軸およびY軸で規定さ
    れる平面に沿うシート状体(11)に、X軸方向に第1
    のピッチ(PX)で第1複数の貫通孔(12)が等間隔
    に並んで成る第2複数の孔列(13)が、Y軸方向に第
    2のピッチ(PY)で等間隔に配置されるようにして、
    多数の貫通孔(12)を穿孔するためのシート状体への
    多数孔穿孔装置であって、第1複数よりも小さな第3複
    数以下の個数の貫通孔(12)がX軸方向の一端側から
    順番に番号を付されてX軸方向に並んで成る第4複数の
    列グループ(14)の集合として、前記第2複数の孔列
    (13)がそれぞれ設定され、前記Y軸方向に搬送手段
    (17)で搬送されるシート状体(11)の搬送途中
    に、前記Y軸方向に間隔をあけるとともに前記Y軸方向
    の一端側から順番に番号を付された第4複数の穿孔ステ
    ーション(S1 〜S 7 )が設定され、各穿孔ステーショ
    ン(S1 〜S7 )には、穿孔可能な貫通孔(12)の前
    記列グループ(14)での番号を各穿孔ステーション
    (S1 〜S7 )の番号に一致させた第3複数以下のピン
    (45)が、前記シート状体(11)に穿孔する作動状
    態ならびに穿孔作動を回避する非作動状態の切換を可能
    としてそれぞれ配置され、前記搬送手段(17)が、各
    孔列(13)相互間の第2のピッチ(PY)に対応した
    距離ずつの移動ならびに停止を交互に繰返して前記シー
    ト状体(11)をY軸方向に断続的に搬送することを可
    能として構成されることを特徴とするシート状体への多
    数孔穿孔装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101071680B1 (ko) * 2009-06-05 2011-10-11 삼광전자 주식회사 스피커 그릴 제조용 타공장치 및 이를 이용한 타공방법
KR101071679B1 (ko) * 2009-06-05 2011-10-11 삼광전자 주식회사 스피커 그릴 제조용 펀칭장치 및 이를 이용한 제조방법

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KR101071680B1 (ko) * 2009-06-05 2011-10-11 삼광전자 주식회사 스피커 그릴 제조용 타공장치 및 이를 이용한 타공방법
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