JP2000301425A - 位置決め固定装置 - Google Patents

位置決め固定装置

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JP2000301425A
JP2000301425A JP11114547A JP11454799A JP2000301425A JP 2000301425 A JP2000301425 A JP 2000301425A JP 11114547 A JP11114547 A JP 11114547A JP 11454799 A JP11454799 A JP 11454799A JP 2000301425 A JP2000301425 A JP 2000301425A
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JP
Japan
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work
positioning
positioning piece
sides
abutting
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JP11114547A
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English (en)
Inventor
Naoki Shintaku
直樹 新宅
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Nippon Avionics Co Ltd
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Nippon Avionics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の高い、かつ、安価な、工作物などを位
置決めして固定する装置を提供する。 【解決手段】 形状が略L字型で、2辺の当接部を有
し、該当接部の1辺即ちL字の横線に相当する辺はワー
クの先頭面に当接可能に、他の1辺即ちL字の縦線に相
当する辺はワークの側面に当接可能に形成され、L字型
の交点付近で回動自由に支持され、バネによりワークの
側面に当接する辺がワークの側面から離れるように付勢
された1つの位置決め片と、該位置決め片と左右対称の
形状に構成されたもう1つの位置決め片とを、L字型の
位置決め片を左に、逆L字型の位置決め片を右に、か
つ、互いのワークの側面に当接する辺の間にワークを収
容できるだけの間隔をおいて配設されてなる位置決め体
と、ワークを位置決め体に向かって押し付ける押圧機構
とで位置決め固定装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークまたはワー
クを保持するキャリアを加工機のステージに位置決めし
て固定する等の、位置決め固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から製造分野において加工機なかん
ずく自動加工機が、その高い精度と処理能力のため、な
くてはならないものになっている。加工機にとって、ワ
ークを正確に加工することが本来の目的であるが、この
本来の目的を達成するためには、加工中は、ワークを所
定の位置に正確に位置付け(配置し)て動かないように
(固定)することが重要である。
【0003】ところで、図3は一般的な加工機とその工
程を示している。図3を用いて、一般的な加工機の工程
を説明する。図3で、1は加工機そのものであり、11
は加工機のステージであり、12は位置決め固定装置で
ある。3は搬送機構であり、搬入部31、可動部32お
よび搬出部33から構成される。尚、搬送機構3はコン
ベアとか搬送レールによって構成されることが多い。ま
た、2はワークである。図では、ワーク2が単独で搬送
されているが、一般的にはキャリアに載って搬送される
ことも多い。
【0004】さて、ワーク2が搬送部3の搬入部31に
載貨されて現れ(図3(A))、可動部32まで搬送さ
れる(図3(B))。やがて、可動部32は、ワーク2
を載せたまま、静かに下降し、加工機のステージ11に
設けられている位置決め固定装置12によって所定位置
に固定され(図3(C))、この状態で、ワーク2は加
工を受ける(同じく、図3(C))。加工が終わると、
可動部32はワーク2を載せたまま、位置決め固定装置
12を離れ元の位置まで上昇する(図3(D))。最後
に、ワーク2は、可動部32から搬出部33に移され
(図3(E))、やがて搬出される。
【0005】次に、位置決め固定装置12の詳細につい
て説明する。図4が従来の位置決め固定装置12を構成
する構成品の相互関係を示したものである。図4で、2
はワーク、6はワーク2を保持・搬送するためのキャリ
ア、61、62はキャリア6即ちワーク2を位置決め固
定するために、キャリア6に設けられた穴である。18
は位置決め固定装置の基台であり、その上には固定用ピ
ン19、20が設けられている。なお、基台18は加工
機のステージ11に固着されている。
【0006】さて、従来の位置決め固定装置の動作は、
図3の(C)の状態のとき、図4に示す構成品が相互に
どう働くかを示すことである。図4の構成品を用いて説
明する。まず、ワーク2を載せたキャリア6が搬送機構
の搬入部に置かれ、図示されていない駆動機構によっ
て、キャリア6は可動部32に移動させられる。そし
て、キャリア6に設けられた固定用の穴61、62の位
置と、固定用ピン19、20の位置とが重なったとき、
キャリア6の移動が停止し、続いて、可動部32が、そ
の上にワーク2を保持しているキャリア6を載せたま
ま、やはり図示されていない駆動機構によって、下降さ
せられる。
【0007】やがて、可動部32の降下に従って、基台
18に設けられている固定用ピン19、20がキャリア
6に設けた固定用の穴61、62を貫通する。なお、基
台18と可動部32が接触したとき、可動部32の下降
は停止される。これによって、キャリア6即ちワーク2
が、可動部32と共に位置決めされ固定された。補足す
ると、固定用ピン19、20はテーパ状に形成されてお
り、キャリア6の固定用の穴61、62に対し、貫入開
始時の余裕と貫入終了後の精度が配慮されている。ま
た、固定用ピン19、20は、それぞれ、キャリア6の
固定用の穴61、62に貫入する。固定用ピン19、2
0とそれが貫通する固定用の穴61、62との関係を、
図4では、一点鎖線で示している。なお、ここでは、駆
動機構を具体的に図示しなかったが、エアーシリンダが
用いられることが多い。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】上記のように構成された位置決め固定装置
は、主要部がピンと穴で構成されており、一見、単純な
ように見えるが、その実、非常な高精度を必要としてい
る。許容される最大誤差は、固定用ピンの半径未満とい
うことになる。これは、ピンと穴の加工精度が求めら
れ、次に、搬送機構の駆動精度が求められ、さらには、
使用環境温度の差による材料の熱膨張率の相違までが云
々され、と、非常に高価につくことがある。本発明は、
上記課題を解決するためになされたもので、高精度の位
置決めを、単純な機構で、かつ、安価に実現できる位置
決め固定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、形状が略L
字型で、2辺の当接部を有し、該当接部の1辺即ちL字
の横線に相当する辺はワークの先頭面に当接可能に、他
の1辺即ちL字の縦線に相当する辺はワークの側面に当
接可能に形成され、L字型の交点付近で回動自由に支持
され、バネによりワークの側面に当接する辺がワークの
側面から離れるように付勢された1つの位置決め片と、
該位置決め片と左右対称の形状に構成されたもう1つの
位置決め片を、L字型の位置決め片を左に、逆L字型の
位置決め片を右に、かつ、互いのワークの側面に当接す
る辺の間にワークを収容できるだけの間隔をおいて配設
してなる位置決め体と、ワークを位置決め体に向けて押
圧する押圧機構とから位置決め固定装置を得る。
【0010】
【作用】本発明によれば、一対の左右対称の位置決め片
からなる位置決め体と、ワークを該位置決め体に向かっ
て押圧する押圧機構とから、位置決め固定装置が構成さ
れている。即ち、押圧機構によって、ワークを位置決め
体に向かって押圧すれば、ワークは位置決め固定され
る。押圧機構の押圧力は、位置決め片において、ワーク
の側面に当接する辺がワークの側面から離れるように付
勢しているバネの力より大きければよい。ワークを位置
決め体に向かって押圧すれば、一対の位置決め片のワー
クの先頭に当接する辺は回動支持軸を中心に外側に回転
する。そして、ワークの側面に当接する辺は内側に回転
しワークを挟持する。やがて、ワークの抵抗で、ワーク
の側面に当接する辺の回転が止まり、ワークの先頭に当
接する辺の回動も止まる。即ち、ワークは位置決め固定
された。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の1実施形態を示す
図である。図で、14、15が位置決め体13を構成す
る一対の位置決め片であり、それぞれ、ワークの先頭面
21に当接する辺とワークの側面22に当接する辺を有
している。位置決め片14は、回動支持軸17によって
回動自由に支えられ、バネ16によってワークの側面2
2に当接する辺がワークの側面22から離れるように付
勢されている。この構成は、左右対称であることを除け
ば、位置決め片15も同じである。また、2はワーク
で、4は押圧機構である。矢印Aはワーク2を位置決め
するとき押圧機構4からワーク2にかかる力の方向を示
している。
【0012】図1(A)はワーク2が位置決め固定装置
12の場所に到達し、これから位置決めが行われるとこ
ろである。ワーク2の先頭面21は位置決め体13に当
接しているが、ワーク2の側面22にはバネ16のバネ
力のため位置決め体13が当接していない。ここで、バ
ネ力に勝る力を押圧機構4が矢印Aの方向に加えると、
位置決め片14、15が共に、少し回転し、そのワーク
2の側面22に当接する辺でワーク2を押圧する。図1
の(B)が位置決めし固定した状態を示している。ワー
ク2はその先頭面21と側面22を4点で押圧されてい
るので、安定した状態で固定されている。
【0013】本発明の実施では、位置決め片14、15
の形状として、略L字型を示したが、これに限らない。
即ち、本質的には、両端付近にワークの先頭面と側面に
当接できる辺があり、一方の辺が強く当接するとその力
に比例した当接力が他方の辺に働くように構成されてい
ればよいから、両端が同じ側に曲がっており、中央付近
に回動自由な支点があればよい。また、当接する内側の
形状と外周の形状とは関係がない。即ち、図2の(A)
のように当接する内側の形状が直線で外周の形状が曲線
でもよく、図2の(B)のように当接する内側の形状が
曲線で外周の形状が直線でもよい。また、押圧機構4の
押圧位置及び方向について、本実施の形態ではワーク2
を位置決め体13に向かって押圧したが、逆でもよい。
即ち、図2の(C)に示すように、位置決め片14、1
5をプレート5に固定し、プレート5をワーク2に向か
って押圧してもよい。さらに、位置決め片14のワーク
2の側面22に当接する辺をワークから離すように付勢
する力としてコイルバネ16を図示したが、付勢する力
があればよく、例えば板バネでもよく、コイルバネに限
るものではない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、形状が略L字型で、2
辺の当接部を有し、該当接部の1辺即ちL字の横線に相
当する辺はワークの先頭面に当接可能に、他の1辺即ち
L字の縦線に相当する辺はワークの側面に当接可能に形
成され、L字型の交点付近で回動自由に支持され、バネ
によりワークの側面に当接する辺がワークの側面から離
れるように付勢された1つの位置決め片と、該位置決め
片と左右対称の形状に構成されたもう1つの位置決め片
とを、L字型の位置決め片を左に、逆L字型の位置決め
片を右に、かつ、互いのワークの側面に当接する辺の間
にワークを収容できるだけの間隔をおいて配設して、位
置決め体としている。そして、この位置決め体と、ワー
クを位置決め体に押圧する押圧機構とで、位置決め固定
装置を構成している。位置決めして固定する一連の動作
は、押圧機構がワークを通して位置決め体に押圧を加え
ると、各位置決め片に支点を中心としたゆるやかな回転
が生じ、加えられた押圧に対し直角方向の押圧を生じ、
バネにも少し反発する、という単純なものである。ま
た、1対の位置決め片という同質のものを対称に用いて
いるので、膨張および歪みなどの変化が同等に現れ、結
果として、精度の誤差が相殺されて小さくなる。さら
に、加える力は、押圧機構がワークを位置決め体に向か
って押し付ける押圧だけであり、余分な一部の押圧はワ
ークおよび位置決め体のいずれでも吸収される。即ち、
押圧機構にもさほどの精度を要しないため、安価に実現
できる。上述のように、精度の高い位置決め固定装置
が、安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施の形態を示す図である。
【図2】図2は本発明の形状のバリエーションを示す図
である。
【図3】図3は一般的な加工機及びその工程を示す図で
ある。
【図4】図4は従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 加工機 11 加工機のステージ 12 位置決め固定装置 13 位置決め体 14、15 位置決め片 16 バネ 17 回動支持軸 18 基台 19、20 固定用ピン 2 ワーク 21 先頭面 22 側面 3 搬送機構 31 搬入部 32 可動部 33 搬出部 4 押圧機構 5 プレート 6 キャリア 61、62 固定用穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が略L字型で、2辺の当接部を有
    し、該当接部の1辺即ちL字の横線に相当する辺はワー
    クの先頭面(21)に当接可能に、他の1辺即ちL字の
    縦線に相当する辺はワークの側面(22)に当接可能に
    形成され、L字型の交点付近で回動自由に支持され、バ
    ネによりワークの側面に当接する辺がワークの側面から
    離れるように付勢された1つの位置決め片と、該位置決
    め片と左右対称の形状に構成されたもう1つの位置決め
    片とを、L字型の位置決め片を左に、逆L字型の位置決
    め片を右に、かつ、互いのワークの側面に当接する辺の
    間にワークを収容できるだけの間隔をおいて配設されて
    なる位置決め体と、該ワークが該位置決め体によって挟
    持、固定されるように、該ワークを該位置決め体に向か
    って押し付ける押圧機構と、からなることを特徴とする
    位置決め固定装置。
JP11114547A 1999-04-22 1999-04-22 位置決め固定装置 Pending JP2000301425A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105458797A (zh) * 2016-01-21 2016-04-06 深圳市艾励美特科技有限公司 定位夹紧机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105458797A (zh) * 2016-01-21 2016-04-06 深圳市艾励美特科技有限公司 定位夹紧机构
CN105458797B (zh) * 2016-01-21 2017-09-12 深圳市艾励美特科技有限公司 定位夹紧机构

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