JP2000068354A - キャリアの位置決め機構 - Google Patents

キャリアの位置決め機構

Info

Publication number
JP2000068354A
JP2000068354A JP24064198A JP24064198A JP2000068354A JP 2000068354 A JP2000068354 A JP 2000068354A JP 24064198 A JP24064198 A JP 24064198A JP 24064198 A JP24064198 A JP 24064198A JP 2000068354 A JP2000068354 A JP 2000068354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
substrate
positioning mechanism
foot
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24064198A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yokomoto
隆 横元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP24064198A priority Critical patent/JP2000068354A/ja
Publication of JP2000068354A publication Critical patent/JP2000068354A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアが相違しても、正確に位置決めする
ことができ、かつ、優れたメンテナンス性を発揮するよ
うにする。 【解決手段】 互いに所定間隔だけ離隔して設けられた
第1係合部材41および第2係合部材42で複数の基板
Bを収納する基板収納部を支えるキャリア1を、テーブ
ル101上で位置決めする機構であって、上記テーブル
101上に載置されたキャリア1の第1および第2足部
111c,110c間に挟まれるように配置され、その
一方が上記左足部110cに対向するとともに、右足部
111cが他方に対向する2つの係合部材42,41
と、上記2つの係合部材41,42の間隔を広げ、各係
合部材41,42をそれぞれ対応する足部に係合させて
上記キャリア1を位置決めするクランパー5とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示デバイス
(LCD)、プラズマ表示デバイス(PDP)、半導体
デバイスおよび各種電子部品などの製造プロセスにおい
て、LCDまたはPDP用ガラス基板、半導体基板およ
びプリント基板などの各種基板(以下、単に「基板」と
いう)を複数枚収納するキャリアを、テーブル上で位置
決めするキャリアの位置決め機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6はこの発明の技術背景となるキャリ
アの構成を示す部分切欠斜視図である。この図に示すよ
う、キャリア1は、幅方向一対の長尺の側板11と、各
側板11の端縁間に差し渡された一対の端板12とによ
って形成された平面視で矩形状の桝状体によって形成さ
れている。キャリア1の上部には基板Bを挿脱するため
の上部開口13が形成されているとともに、同下部には
下部開口14が設けられている。
【0003】各側板11は、高さ方向の略中間位置から
上方が平板部11aで形成され、これより下方部分が互
いに接近する方向に湾曲された断面視で円弧状の円弧部
11bになっている。このような円弧部11bの下部位
置には、所定の上下幅寸法で下方に向かって延設された
幅方向一対の足部11c(左足部110cおよび右足部
111c)を有している。各円弧部11bの曲率半径
は、基板Bの半径と略同一に寸法設定され、これによっ
てキャリア1内に周面を円弧部11b内面に沿わせて基
板Bを装填しても、基板Bが下部開口14から抜け出さ
ないようになっている。
【0004】また、各側板11は、平板部11aの上縁
部に互いに反対側に向かって突出した端板12と直交す
る方向に延びる一対のウイング15を有しており、キャ
リア1は、これらウイング15の下面側に移載ロボット
のアームが差し入れられた状態でこのロボットを駆動す
ることにより移送されるようになっている。
【0005】また、各側板11の内壁面には、互いに対
向した上下方向に延びる複数対の基板装着溝16が凹設
され、これら基板装着溝16のそれぞれに基板Bを嵌め
込むことによって所定枚数の基板Bがキャリア1に装填
されるようになっている。
【0006】そして、このようなキャリア1に収納され
ている基板Bは、種々の基板処理装置の間を搬送され、
各基板処理装置において該装置に対応する基板処理を受
ける。具体的には、複数の基板Bを収納するキャリア1
が自動搬送装置によって基板処理装置の基板搬入部のテ
ーブル101(図7)上に載置されると、基板Bをテー
ブル101に対して位置決めするとともに、当該キャリ
ア1内に収納されている基板Bを整列させた後、キャリ
ア1から基板Bを取り出し、種々の処理部、例えば処理
液を貯留する処理槽に基板Bを浸漬することでエッチン
グ処理などを施すエッチング部などに搬送して処理す
る。そして、処理が完了すると、再び処理済みの基板B
をキャリア1に戻す。
【0007】ここで、従来より、テーブル101に対す
るキャリア1の位置決め機構として、例えば図7に示す
ような位置決め機構が採用されていた。すなわち、図7
に示すように、上記テーブル101には、キャリア1の
延びる方向(図7の紙面に直交する方向)に長い長孔1
04が設けられている。キャリア1の各足部110c,
111cが長孔104左右のテーブル101表面に載せ
られることによって、キャリア1が長孔104を跨いだ
状態でテーブル101上にセッティングされるようにな
っている。
【0008】上記テーブル101の下方には、長孔10
4に対向した部分に、基板整列手段であるウエハアライ
ナー200が設けられ、各基板Bは、キャリア1が長孔
104を跨いだ状態で下部開口14から下方に露出した
周縁部分がウエハアライナー200の一対のローラ20
1に当接され、各ローラ201の同期回転によって回転
させられ、基板処理装置内で処理される前にオリエンテ
ーションフラットB1が調整されるようになっている。
そして、従来の位置決め機構100は、長孔104の一
方の縁部のテーブル101上に設けられた押圧部材10
2と、テーブル101上で長孔104を挟んでこの押圧
部材102に対向配置されたキャリアガイド103とを
備えて構成されているのである。
【0009】上記押圧部材102は、テーブル101上
に装備されたシリンダ102aと、このシリンダ102
aに出没自在に設けられたピストンロッドの先端側の押
圧ロッド102bとからなっている。そして、キャリア
1がテーブル101上に長孔104を跨いだ状態で載置
された後、シリンダ102aの駆動で押圧ロッド102
bを突出させることにより、その先端がキャリア1の左
足部110cを押圧し、これによるキャリア1の右への
移動で右足部111cがキャリアガイド103に当止す
ることによってテーブル101上でキャリア1の位置決
めが行われるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なキャリア1の足部110c,111cを外部から挟み
込んで位置決めする位置決め機構100においては、つ
ぎのような問題点が存在した。例えば、基板サイズが同
一である限りにおいて、キャリア1の一対の足部110
c,111c間の内寸法は所定の基準に合わせて寸法誤
差が少ないように精度よく寸法設定されているのに対
し、同外寸法は足部の肉厚のバラツキ等により内寸法ほ
どには精度よく寸法設定されていないことから、足部1
10c,111cの外側基準で位置決めすると、使用す
るキャリア1の種類によってウエハアライナー200と
キャリア1内の基板Bとの間で相対位置関係に狂いが生
じ、これによってローラ201が基板Bの周面に正常に
当接しなくなってローラ201の回転がスムーズに基板
Bに伝わらなくなるのである。
【0011】また、位置決め機構100がウエハアライ
ナー200等の基板整列手段と別体として並設されてい
る場合には、メンテナンス操作時等にテーブル101か
らウエハアライナー200が分離されると、再組付けを
行った状態でテーブル101とウエハアライナー200
との間の相対位置関係が微妙に狂い、これによってキャ
リア1の位置決めを正確に行うことができなくなる場合
があり、これを回避するためにウエハアライナー200
の位置調節をしなければならず、この調整は非常に面倒
であり、メンテナンス操作を円滑に行う上でのネックに
なっていた。
【0012】また、キャリア1は、上下方向に延びる中
心線に対して左右対称に形成されているため、この中心
線の位置を基準にしてキャリア1の位置決めを行うのが
理想であるが、キャリア1に寸法誤差があると、あるい
は寸法が異なる別のキャリアを混在使用するような場合
には、キャリア1の中心線がウエハアライナー200の
一対のローラ201間の中点位置からずれた状態で位置
決めされてしまい、これによって基板Bの周面が一対の
ローラ201に均等に支持されなくなり、基板Bのスム
ーズな回転が阻害されるという問題点を有している。
【0013】また、このような問題はキャリアの位置決
め機構が基板整列手段と並設されている場合の特有の問
題ではなく、キャリア中の基板に対してアクセスして所
定の処理、例えば基板をキャリアから上方に突き上げる
基板処理手段が当該位置決め機構と並設されている場合
にも生じる問題である。
【0014】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、キャリアが相違しても、正確に位置
決めすることができるキャリアの位置決め機構を提供す
ることを第1の目的とする。
【0015】この発明は、上記第1の目的を達成した上
で、さらにキャリア中の基板に対してアクセスして所定
の処理を施す基板処理手段が位置決め機構と並設されて
いる場合においても、優れたメンテナンス性を発揮する
キャリアの位置決め機構を提供することを第2の目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
キャリアの位置決め機構は、互いに所定間隔だけ離隔し
て設けられた第1および第2の足部で複数の基板を収納
する基板収納部を支えるキャリアを、テーブル上で位置
決めする機構であって、上記テーブル上に載置されたキ
ャリアの第1および第2の足部の間に挟まれるように配
置され、その一方が上記第1の足部に対向するととも
に、その他方が上記第2の足部に対向する2つの係合部
材と、上記2つの係合部材の間隔を広げ、各係合部材を
それぞれ対応する足部に係合させて上記キャリアを位置
決めするクランプ駆動手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0017】このキャリアの位置決め機構によれば、第
1および第2の足部で一対の係合部材を挟むようにして
キャリアをテーブル上の所定位置に載置した状態で、ク
ランプ駆動手段の駆動によって一対の係合部材の一方ま
たは双方を互いに離反する方向に移動させることにより
各係合部材が対応する足部を外側に押圧しながら当接
し、キャリアを所定位置に位置決めする。このように、
一対の係合部材によって第1および第2の足部を内側か
ら押圧することによってキャリアを位置決めするように
しているため、従来のように足部の外側を押圧して位置
決めを行う方式の場合、足部の肉厚によって位置決めが
正確に行われ難いという不都合が解消される。
【0018】本発明の請求項2記載のキャリアの位置決
め機構は、請求項1記載のキャリアの位置決め機構にお
いて、上記2つの係合部材のうち上記第1の足部に対向
する第1の係合部材が上記テーブルに対して所定の位置
関係を有するように固定配置される一方、残りの第2の
係合部材が上記第2の足部に対して接離自在に設けられ
るとともに、上記クランプ駆動手段は上記第2の係合部
材を上記第2の足部に向けて移動可能に構成されている
ことを特徴とするものである。
【0019】このキャリアの位置決め機構によれば、第
1および第2の足部で一対の係合部材を挟むようにして
キャリアをテーブル上の所定位置に載置した状態で、ク
ランプ駆動手段の駆動によって第2の係合部材を第2の
足部に移動させることによりキャリアは所定位置に位置
決めされる。このように、第2の係合部材のみを移動さ
せることによりキャリアの位置決めが実現し、クランプ
駆動手段の構造が簡単になる。
【0020】本発明の請求項3記載のキャリアの位置決
め機構は、請求項1記載のキャリアの位置決め機構にお
いて、上記2つの係合部材は、上記テーブルに対して所
定の位置関係を有する移動基準位置を中心として相互に
接近・離反自在に設けられるとともに、上記クランプ駆
動手段は上記移動基準位置から上記係合部材を互いに正
反対の方向で、しかもほぼ同一距離だけ移動させるよう
に構成されていることを特徴とするものである。
【0021】このキャリアの位置決め機構によれば、第
1および第2係合部材の双方が互いに離反方向に略同一
距離だけ移動してキャリアの位置決めを行うようにして
いるため、キャリアが位置決めされた状態で一対の係合
部材の中点位置と、キャリアの上下方向に延びる中心線
とを一致させることが可能になり、これによってたとえ
一対の足部間の内寸法にばらつきが存在しても、また、
一対の足部間の内寸法が異なる別のキャリアを使用して
も、キャリアを高精度で位置決めし得るようになる。
【0022】本発明の請求項4記載のキャリアの位置決
め機構は、請求項1乃至3のいずれかに記載のキャリア
の位置決め機構において、上記キャリアに収納されてい
る基板にアクセスして所定の処理を施す基板処理手段が
上記テーブルに対して所定の位置関係で配置されてお
り、上記2つの係合部材は当該基板処理手段に取り付け
られたことを特徴とするものである。
【0023】このキャリアの位置決め機構によれば、テ
ーブルに対して所定の位置関係で配設された基板処理手
段に係合部材が設けられることにより、この基板処理手
段に対する基板の着脱操作を所定の位置決め状態で行う
ことが可能になり、基板の処理をむらなく良好に行う上
で有効である。
【0024】本発明の請求項5記載のキャリアの位置決
め機構は、請求項4記載のキャリアの位置決め機構にお
いて、上記基板処理手段は上記キャリアに収納されてい
る基板を整列基準位置に整列させる基板整列手段である
ことを特徴とするものである。
【0025】このキャリアの位置決め機構によれば、キ
ャリア内の基板は、基板整列手段の駆動によって位相が
基板整列位置に揃えられた整列状態になる。
【0026】本発明の請求項6記載のキャリアの位置決
め機構は、請求項5記載のキャリアの位置決め機構にお
いて、上記整列基準位置と上記移動基準位置とが一致す
るように、上記基板整列手段と上記2つの係合部材とが
配置されていることを特徴とするものである。
【0027】このキャリアの位置決め機構によれば、基
板整列手段と係合部材とを共通の支持部材に支持させた
ユニットを形成することが可能になり、別体とした場合
に比べて装置コストを低減化し得るとともに、キャリア
の位置決め操作後に基板整列手段の基板に対する位置合
わせ操作を別途行うことなく直ちに基板の整列操作に移
ることが可能になり、基板のハンドリング効率が向上す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明のキャリア位置決め
機構が適用される基板洗浄処理装置について説明する。
図1は、基板洗浄処理装置の一実施形態を示す側面視の
説明図である。この図に示すように、基板洗浄処理装置
9は、複数枚の基板Bが整列収納されたキャリア1を搬
入・搬出する部分である搬入搬出部91と、キャリア1
から基板Bを取り出したりキャリア1に基板Bを装填し
たりする基板移載部92と、上記搬入搬出部91および
基板移載部92間でキャリア1を移動させる移載ロボッ
ト93と、整列装填された複数枚の基板Bに洗浄処理を
施す基板洗浄処理部94と、洗浄後の基板Bを液切りし
引き続き乾燥する基板乾燥部95と、基板移載部92、
基板洗浄処理部94および基板乾燥部95間で移動して
これらに対して基板Bを挿脱して搬送する搬送ロボット
96とを備えた基本構成を有している。
【0029】上記移載ロボット93は、昇降および回転
自在に構成され、搬入搬出部91に系外から搬入され
た、未処理の基板Bの装填されたキャリア1を所定のア
ームで保持して基板移載部92に移したり、基板乾燥部
95からの処理済みの基板Bが装填されたキャリア1を
基板移載部92から搬入搬出部91に移す役割を担った
ものである。
【0030】上記搬送ロボット96は、基板移載部9
2、基板乾燥部95および基板洗浄処理部94の上部で
図1の左右に延びるように配設されたガイドレール97
に案内されつつ水平動可能に設けられた一対の基板挟持
アーム96aを備えて構成され、基板移載部92では、
リフター92aによってキャリア1内から上方に押し上
げられた複数枚の基板Bを一対の基板挟持アーム96a
で挟持して基板洗浄処理部94に向けて運び、基板洗浄
処理部94では、基板移載部92からの基板Bを処理槽
94aに装填し、洗浄終了後の処理槽94a内の基板B
を挟持して基板乾燥部95に移し、ここで乾燥処理の行
われた基板Bを基板移載部92に運んでキャリア1内に
戻す動作を行うものである。
【0031】従って、系外から基板洗浄処理装置9に運
び込まれた、基板B入りのキャリア1は、まず、搬入搬
出部91に載置され、移載ロボット93の駆動で基板移
載部92に移される。そして、キャリア1内の基板Bは
ここでリフター92aによってキャリア1から押し上げ
られた後、搬送ロボット96の基板挟持アーム96aに
挟持されて基板洗浄処理部94に運ばれ、処理槽94a
内で所定の処理が施されてから取り出され、再度搬送ロ
ボット96によって運ばれて基板乾燥部95に装填さ
れ、ここでの乾燥処理の完了後にさらに搬送ロボット9
6によって基板移載部92に戻され、ここで再びキャリ
ア1に装填される。そして、この処理墨の基板Bの装填
されたキャリア1は、移載ロボット93の駆動で搬入搬
出部91に戻され、ここから所定の搬送手段を用いて系
外に送り出される。
【0032】そして、本発明のキャリア位置決め機構
は、例えば、上記のような基板洗浄処理装置9の搬入搬
出部91に適用されるものである。図2は、本発明にか
かるキャリア位置決め機構の第1実施形態を示す正面視
の説明図である。この図に示すように、キャリア位置決
め機構2は、基板Bを基準位相に整列させるウエハアラ
イナー3(基板整列手段)の近傍位置に配置されてお
り、このウエハアライナー3の両側部に突設された左右
一対の係合部材4と、一方の係合部材4を他方の係合部
材4に対して接近・離反する方向に移動させるクランパ
ー5と、このクランパー5を動作させるクランプ駆動手
段6とを備えた基本構成を有している。
【0033】上記ウエハアライナー3は、テーブル10
1の長孔104に沿って前後方向(図1の紙面に垂直の
方向)に延びる長尺箱型のケーシング31と、このケー
シング31内の上部で前後方向に延びる水平軸回りに回
転自在に軸支され、かつ、略上半分をケーシング31か
ら上方に突出した幅方向(図2の紙面の左右方向)一対
の整列用ローラ33とからなっている。上記ケーシング
31は、平面寸法が長孔104の平面寸法より若干小さ
く寸法設定され、その上方部分がテーブル101の下部
から所定寸法だけ長孔104に遊嵌された状態で図略の
フレームに固定されている。そして、ウエハアライナー
3は、その上下方向に延びる中心線と長孔104の幅方
向の中点位置とが一致するように設置位置が設定され、
これによってウエハアライナー3の左右の側面と長孔1
04の左右の縁部との間の隙間寸法がそれぞれ等しくな
るようにしている。
【0034】上記一対の整列用ローラ33は、キャリア
1が長孔104を跨ぐようにテーブル101上に載置さ
れ、かつ、位置決めされた状態で、キャリア1内に装着
された基板Bの周面にそれぞれ当接するように寸法設定
され、図略の駆動モータの駆動による各整列用ローラ3
3の回転によって基板Bがキャリア1内で回転するよう
にしている。そして、基板Bの周方向の所定位置には、
整列位相の基準になるオリエンテーションフラットB1
が形成されている。従って、整列用ローラ33の回転に
よる基板Bの回転は、オリエンテーションフラットB1
が整列用ローラ33に対向することによる相互の当接解
除によって停止されるため、キャリア1内に装填された
複数枚の基板Bは、少なくとも基板Bが1回転以上回転
するように整列用ローラ33を回転駆動させることによ
って、キャリア1内でオリエンテーションフラットB1
を下方に向けた基準位相で整列されるようになってい
る。
【0035】上記係合部材4は、ケーシング31の右方
上部位置から外方に向かって突設された第1係合部材4
1と、同左方上部位置から外方に向かって突設された第
2係合部材42とからなっている。第1係合部材41
は、ケーシング31の右方上部にテーブル101と略同
一高さレベルで外方に向かって突設された支持部材32
の右端上面に固定されている。かかる第1係合部材41
は、前後方向に延びた角棒状の部材本体の上部から先細
りで右方に突設された当接爪部41aを有しており、こ
の当接爪部41aがキャリア1の右足部111cの内壁
面に対向するように位置設定されている。
【0036】一方、上記第2係合部材42は、クランパ
ー5の上端側に取り付けられている。すなわち、クラン
パー5は、上下方向に延びる前後方向一対のバー本体5
1と、各バー本体51の上下方向の略中間位置に右方に
向けて突設されたブラケット52と、各バー本体51の
上端部間に架橋された上部架橋材53と、同下端部間に
架橋された下部架橋材54とからなっており、第2係合
部材42は、かかるクランパー5の上部架橋材53の左
面側に取り付けられている。
【0037】そして、一対のブラケット52は、ケーシ
ング31の左側部を挟持した状態でケーシング31から
前後に突設された水平軸34回りに回動自在に軸支さ
れ、これによってクランパー5は水平軸34回りに正逆
回動して第2係合部材42がキャリア1の左足部110
に対して離接し得るようになっている。上記第2係合部
材42は、第1係合部材41と同一高さ位置に位置設定
されている。
【0038】上記クランプ駆動手段6は、ケーシング3
1の底板に配設されたシリンダ61と、このシリンダ6
1に左方に向かって出没自在に設けられたピストンロッ
ド62とからなっている。シリンダ61は、上記底板の
前後方向の略中央位置に設けられているとともに、ピス
トンロッド62は、その左端部がクランパー5の下部架
橋材54に接続され、シリンダ61の駆動によるピスト
ンロッド62の出没によっクランパー5が水平軸34回
りに正逆回動するようになっている。
【0039】また、バー本体51のブラケット52より
下部位置には、引張りコイルばね7の一端部が装着され
ている。この引張りコイルばね7は、伸長状態で他端部
がケーシング31に固定され、引張りコイルばね7の付
勢力によってクランパー5には水平軸34回りに反時計
方向に向かう付勢力が付与されている。
【0040】図3は、第1実施形態のキャリア位置決め
機構2の作用を説明するための説明図であり、(A)
は、キャリア1が位置決めされる前の状態、(B)は、
キャリア1が位置決めされた状態をそれぞれ示してい
る。まず、図3の(A)に示すように、キャリア1が位
置決めされていない状態では、ピストンロッド62がシ
リンダ61から突出されることにより、クランパー5が
引張りコイルばね7の付勢力に抗して水平軸34回りに
時計方向に回動し、これによってキャリア1の一対の足
部11cがテーブル101の長孔104を跨いだ状態
で、一対の係合部材41,42が足部110c,111
c間に遊嵌された状態になっている。
【0041】この状態で、クランプ駆動手段6を駆動さ
せてピストンロッド62をシリンダ61内に没入させる
ことにより、クランパー5は、引張りコイルばね7の付
勢力によって水平軸34回りに反時計方向に回動し、第
2係合部材42が第1係合部材41から離れる方向に移
動し、両係合部材41,42の間隔が広がる。これによ
ってバー本体51の上端部に付設された第2係合部材4
2が左足部110cの内壁面を外側に押圧するため、キ
ャリア1は、位置ずれしている場合にはこの押圧によっ
て右足部111cの内壁面が第1係合部材41の当接爪
部41aに当接するまで移動し、これによって、図3の
(B)に示すように、各係合部材41,42が各足部1
10c,111cを突っ張った位置決め状態になる。
【0042】この位置決め状態を解除するには、シリン
ダ61の駆動でピストンロッド62を突出させればよ
い。こうすることによって、ピストンロッド62がバー
本体51の下部架橋材54を押圧してクランパー5が水
平軸34回りに時計方向に回動し、第2係合部材42が
左足部110cから離反してキャリア1のテーブル10
1上での位置決め状態が解除される。
【0043】このように、第1実施形態のキャリア位置
決め機構2によれば、2つの係合部材41,42のうち
右足部111cに対向する第1係合部材41がテーブル
101に対して所定の位置関係を有するように固定配置
される一方、第2係合部材42が左足部110(第2の
足部)に対して接離自在に設けられるとともに、クラン
プ駆動手段6は第2係合部材42を左足部110cに向
けて移動可能に構成されているため、各足部110c,
111cで一対の係合部材41,42を挟むようにして
キャリア1をテーブル101上の所定位置に載置した状
態で、第2係合部材42を左足部110(第2の足部)
に移動させることによりキャリア1を所定位置に位置決
めすることができる。このように、第2係合部材42の
みを移動させることによりキャリア1の位置決めが実現
し、クランプ駆動手段2の構造を簡単なものにすること
ができる。
【0044】図4は、本発明にかかるキャリア位置決め
機構の第2実施形態を示す正面視の説明図である。この
図に示すように、第2実施形態においては、キャリア位
置決め機構2aは、第1係合部材41および第2係合部
材42の双方が互いに反対方向に移動し得るように構成
されている。すなわち、クランパーとしては、駆動側ク
ランパー5aと、従動側クランパー5bとの一対のクラ
ンパーが採用され、上記第1係合部材41は従動側クラ
ンパー5bに付設されているとともに、上記第2係合部
材42は第1実施形態と同様の状態で駆動側クランパー
5aに付設されている。
【0045】そして、駆動側クランパー5aのブラケッ
ト52には、水平軸34からさらにケーシング31の中
央部に向けて延設された駆動側連結アーム55が設けら
れており、この駆動側連結アーム55の右端部には支持
軸55a回りに回転自在に軸支されたカムフォロア56
が付設されている。また、駆動側連結アーム55の中間
位置には、駆動側係止突片55bが下方に向けて突設さ
れている。
【0046】一方、上記従動側クランパー5bは、上端
部に第1係合部材41を付設されたバー本体57と、こ
のブラケット52の下端部からケーシング31の中央部
に向けて延設された従動側連結アーム58とからなって
いる。上記従動側連結アーム58は、水平軸34と左右
対称位置のケーシング31上に設けられた第2水平軸3
4a回りに回動自在に軸支されている。かかる従動側連
結アーム58の左端部には、上記カムフォロア56に摺
接状態で外嵌される二股部59が設けられているととも
に、従動側連結アーム58の中間位置には、従動側係止
突片58aが下方に向かって突設されている。そして、
駆動側クランパー5aの水平軸34より上の部分と、従
動側クランパー5bの第2水平軸34aより上の部分と
はケーシング31の上下方向に延びる中心線(移動基準
位置)に対して左右対称に形状設定され、これによって
各係合部材41,42の移動量が同一になるようにして
いる。
【0047】上記従動側係止突片58aと上記駆動側係
止突片55bとの間には伸長状態の引張りコイルばね7
が張設され、これによってピストンロッド62がシリン
ダ61内に没入した状態では、引張りコイルばね7の付
勢力によって駆動側連結アーム55が水平軸34回りに
反時計方向に回動するとともに、この回動によって二股
部59がカムフォロア56に外嵌している従動側連結ア
ーム58が第2水平軸34a回りに時計方向に回動し、
これによる駆動側クランパー5aおよび従動側クランパ
ー5bの互いに反対方向への回動によって各係合部材4
1,42が相互に離反方向に移動した位置決め状態にな
る一方、クランプ駆動手段6の駆動でピストンロッド6
2をシリンダ61から外部に突出させることにより、各
クランパー5a,5bがそれぞれ上記と逆方向に回動
し、これによって各係合部材41,42が互いに接近す
る方向に移動するようになっている。
【0048】図5は、第2実施形態のキャリア位置決め
機構2aの作用を説明するための説明図であり、(A)
は、キャリア1が位置決めされる前の状態、(B)は、
キャリア1が位置決めされた状態をそれぞれ示してい
る。まず、図5の(A)に示すように、キャリア1が位
置決めされていない状態では、クランプ駆動手段6の駆
動でピストンロッド62がシリンダ61から突出される
ことにより、駆動側クランパー5aが引張りコイルばね
7の付勢力に抗して水平軸34回りに時計方向に回動
し、これによる駆動側連結アーム55の回動でカムフォ
ロア56に二股部59を介して連結されている従動側連
結アーム58および従動側連結アーム58と一体のバー
本体57が第2水平軸34a回りに反時計方向に回動す
ることによって、キャリア1の一対の足部11cがテー
ブル101の長孔104を跨いだ状態で、一対の係合部
材41,42が足部111c,110c間に遊嵌された
状態になっている。
【0049】この状態で、クランプ駆動手段6を駆動さ
せてピストンロッド62をシリンダ61内に没入させる
ことにより、各クランパー5a,5bは、引張りコイル
ばね7の付勢力によって水平軸34,32a回りに互い
に反対方向に回動し、両係合部材41,42は、相互に
離れる方向に移動し、両係合部材41,42の間隔は広
がる。これによって第1係合部材41が右足部111c
の内壁面を外側に向けて押圧するとともに、第2係合部
材42が左足部110cの内壁面を外側に向けて押圧す
るため、キャリア1は、図5の(B)に示すように、各
係合部材41,42が各足部111c,110cを突っ
張った位置決め状態になる。
【0050】この位置決め状態を解除するには、シリン
ダ61の駆動でピストンロッド62を突出させればよ
い。こうすることによって、ピストンロッド62が駆動
側クランパー5aの下端部を押圧して駆動側クランパー
5aが水平軸34回りに時計方向に回動するとともに、
これに連動する従動側クランパー5bが第2水平軸34
a回りに反時計方向に回動し、各係合部材41,42の
足部11cからの離反によってキャリア1のテーブル1
01上での位置決め状態が解除される。
【0051】このように第2実施形態のキャリア位置決
め機構2aによれば、各係合部材41,42がケーシン
グ31に対して互いに反対方向に同一距離だけ移動する
ため、たとえ足部110c,111c間の内寸法にばら
つきが存在しても、キャリア1が位置決めされた状態で
キャリア1の上下方向に延びる中心線(離接基準位置)
と、ウエハアライナー3の上下方向に延びる中心線(整
列基準位置)とが常に一致するため、ロボットによるキ
ャリア1のハンドリング操作を常に確実に行うことが可
能になる。
【0052】なお、上記実施形態では、キャリア位置決
め機構2,2aをウエハアライナー3に取り付けた場合
について説明したが、キャリア位置決め機構2,2aを
ウエハアライナー3に取り付けることが必須の構成要件
ではなく、例えばウエハアライナー3から分離してテー
ブル101の下面側に配設したり、独立配設してもよ
い。
【0053】また、上記実施形態では、キャリア位置決
め機構2,2aをウエハアライナー3と組み合わせてい
るが、キャリア位置決め機構2,2aを単独で用いても
よい。また、別の基板処理部、例えば基板を突き上げ保
持するリフター92aと組み合わせてもよい。すなわ
ち、基板移載部92の図略のテーブルにキャリア1が載
置された際に、キャリア位置決め機構によってキャリア
を位置決めすることで、キャリアとリフター92aとの
位置関係を常に一定にすることができ、これによってリ
フター92aによるキャリアからの基板取出しおよび基
板収納を確実に行うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のキャリアの位置
決め機構によれば、テーブル上に載置されたキャリアの
第1および第2の足部の間に挟まれるように配置され、
その一方が第1の足部に対向するとともに、その他方が
第2の足部に対向する2つの係合部材と、2つの係合部
材の間隔を広げ、各係合部材をそれぞれ対応する足部に
係合させてキャリアを位置決めするクランプ駆動手段と
で位置決め機構を構成したため、従来のように足部の外
側を押圧して位置決めを行う方式の場合、足部の肉厚に
よって位置決めが正確に行われ難いという不都合が解消
され、キャリアが相違しても常にキャリアを予め設定さ
れた所定の位置に位置決めすることが可能になり、基板
処理装置を常に安定した状態で運転することができる。
【0055】本発明の請求項2記載のキャリアの位置決
め機構によれば、2つの係合部材のうち第1の足部に対
向する第1の係合部材がテーブルに対して所定の位置関
係を有するように固定配置される一方、残りの第2の係
合部材が第2の足部に対して接離自在に設けられるとと
もに、クランプ駆動手段は第2の係合部材を第2の足部
に向けて移動可能に構成されているため、第1および第
2の足部で一対の係合部材を挟むようにしてキャリアを
テーブル上の所定位置に載置した状態で、クランプ駆動
手段の駆動によって第2の係合部材を第2の足部に移動
させることによりキャリアを所定位置に位置決めするこ
とができる。このように、第2の係合部材のみを移動さ
せることによりキャリアの位置決めが実現し、クランプ
駆動手段の構造を簡単なものにすることができる。
【0056】本発明の請求項3記載のキャリアの位置決
め機によれば、2つの係合部材は、テーブルに対して所
定の位置関係を有する移動基準位置を中心として相互に
接近・離反自在に設けられるとともに、クランプ駆動手
段は移動基準位置から係合部材を互いに正反対の方向
で、しかもほぼ同一距離だけ移動させるように構成され
ているため、キャリアが位置決めされた状態で一対の係
合部材の中点位置と、キャリアの上下方向に延びる中心
線とを一致させることが可能になり、これによってたと
え一対の足部間の内寸法にばらつきが存在しても、また
一対の足部間の内寸法が異なる別のキャリアを使用して
も、キャリアを高精度で位置決めすることができる。
【0057】本発明の請求項4記載のキャリアの位置決
め機構によれば、キャリアに収納されている基板にアク
セスして所定の処理を施す基板処理手段をテーブルに対
して所定の位置関係で配置し、2つの係合部材を当該基
板処理手段に取り付けたため、基板処理手段に対する基
板の着脱操作を所定の位置決め状態で行うことが可能に
なり、基板の処理をむらなく良好に行うことができる。
【0058】本発明の請求項5記載のキャリアの位置決
め機構によれば、基板処理手段はキャリアに収納されて
いる基板を整列基準位置に整列させる基板整列手段であ
るため、キャリア内の基板を、基板整列手段の駆動によ
って位相が基板整列位置に揃えられた整列状態にするこ
とができる。
【0059】本発明の請求項6記載のキャリアの位置決
め機構によれば、整列基準位置と移動基準位置とが一致
するように、基板整列手段と2つの係合部材とを配置し
たため、基板整列手段と係合部材とを共通の支持部材に
支持させたユニットを形成することが可能になり、別体
とした場合に比べて装置コストを低減化することができ
るとともに、キャリアの位置決め操作後に基板整列手段
の基板に対する位置合わせ操作を別途行うことなく直ち
に基板の整列操作に移ることが可能になり、基板のハン
ドリング効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャリアの位置決め機構が適用
可能な基板洗浄処理装置の一実施形態を示す側面視の説
明図である。
【図2】本発明にかかるキャリア位置決め機構の第1実
施形態を示す正面視の説明図である。
【図3】第1実施形態のキャリア位置決め機構の作用を
説明するための説明図であり、(A)はキャリアが位置
決めされる前の状態、(B)はキャリアが位置決めされ
た状態をそれぞれ示している。
【図4】本発明にかかるキャリア位置決め機構の第2実
施形態を示す正面視の説明図である。
【図5】第2実施形態のキャリア位置決め機構の作用を
説明するための説明図であり、(A)はキャリアが位置
決めされる前の状態、(B)はキャリアが位置決めされ
た状態をそれぞれ示している。
【図6】キャリアの構成を示す部分切欠斜視図である。
【図7】従来のキャリアのキャリア位置決め機構を例示
する正面視の説明図である。
【符号の説明】
1 キャリア 11c 足部 110c 左足部(第2の足部) 111c 右足部(第1の足部) 2,2a キャリア位置決め機構 3 ウエハアライナー 31 ケーシング 32 支持部材 33 整列用ローラ 34 水平軸 34a 第2水平軸 4 係合部材 41 第1係合部材 41a 当接爪部 42 第2係合部材 5 クランパー 5a 駆動側クランパー 5b 従動側クランパー 51,57 バー本体 52 ブラケット 53 上部架橋材 54 下部架橋材 55 駆動側連結アーム 55a 支持軸 56 カムフォロア 6 クランプ駆動手段 61 シリンダ 62 ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA08 BB09 CC02 DD01 DD06 EE05 FF26 GG01 KK18 KK20 MM11 NN12 5F031 BB01 CC01 CC20 CC63 EE01 EE03 HH05 HH09 KK02 MM10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定間隔だけ離隔して設けられた
    第1および第2の足部で複数の基板を収納する基板収納
    部を支えるキャリアを、テーブル上で位置決めする機構
    であって、 上記テーブル上に載置されたキャリアの第1および第2
    の足部の間に挟まれるように配置され、その一方が上記
    第1の足部に対向するとともに、その他方が上記第2の
    足部に対向する2つの係合部材と、 上記2つの係合部材の間隔を広げ、各係合部材をそれぞ
    れ対応する足部に係合させて上記キャリアを位置決めす
    るクランプ駆動手段とを備えたことを特徴とするキャリ
    アの位置決め機構。
  2. 【請求項2】 上記2つの係合部材のうち上記第1の足
    部に対向する第1の係合部材が上記テーブルに対して所
    定の位置関係を有するように固定配置される一方、残り
    の第2の係合部材が上記第2の足部に対して接離自在に
    設けられるとともに、 上記クランプ駆動手段は上記第2の係合部材を上記第2
    の足部に向けて移動可能に構成されている請求項1記載
    のキャリアの位置決め機構。
  3. 【請求項3】 上記2つの係合部材は、上記テーブルに
    対して所定の位置関係を有する移動基準位置を中心とし
    て相互に接近・離反自在に設けられるとともに、 上記クランプ駆動手段は上記移動基準位置から上記係合
    部材を互いに正反対の方向で、しかもほぼ同一距離だけ
    移動させるように構成されている請求項1記載のキャリ
    アの位置決め機構。
  4. 【請求項4】 上記キャリアに収納されている基板にア
    クセスして所定の処理を施す基板処理手段が上記テーブ
    ルに対して所定の位置関係で配置されており、上記2つ
    の係合部材は当該基板処理手段に取り付けられた請求項
    1乃至3のいずれかに記載のキャリアの位置決め機構。
  5. 【請求項5】 上記基板処理手段は上記キャリアに収納
    されている基板を整列基準位置に整列させる基板整列手
    段である請求項4記載のキャリアの位置決め機構。
  6. 【請求項6】 上記整列基準位置と上記移動基準位置と
    が一致するように、上記基板整列手段と上記2つの係合
    部材とが配置されている請求項5記載のキャリアの位置
    決め機構。
JP24064198A 1998-08-26 1998-08-26 キャリアの位置決め機構 Withdrawn JP2000068354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24064198A JP2000068354A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 キャリアの位置決め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24064198A JP2000068354A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 キャリアの位置決め機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000068354A true JP2000068354A (ja) 2000-03-03

Family

ID=17062529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24064198A Withdrawn JP2000068354A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 キャリアの位置決め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000068354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110832633A (zh) * 2017-06-30 2020-02-21 东芝三菱电机产业系统株式会社 基板定位装置及基板定位方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110832633A (zh) * 2017-06-30 2020-02-21 东芝三菱电机产业系统株式会社 基板定位装置及基板定位方法
CN110832633B (zh) * 2017-06-30 2023-06-02 东芝三菱电机产业系统株式会社 基板定位装置及基板定位方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0722112B2 (ja) マスクホルダ並びにそれを用いたマスクの搬送方法
JP2000208587A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JPH05182891A (ja) 基板の位置決め装置
JP2000068354A (ja) キャリアの位置決め機構
JP2006024643A (ja) 基板処理装置
JP2001334420A (ja) センタクラスタの組み立て搬送用パレット
JP2003142894A (ja) バックアップピン位置決め装置
JPH07251921A (ja) 反転装置及び露光システム
JP4745536B2 (ja) 表示用基板の搬送装置
JPH10239855A (ja) 基板搬送装置
KR100643236B1 (ko) 패널지지장치
JPH02229499A (ja) 基板搬送装置
JP2801140B2 (ja) 基板搬送装置
JP2945837B2 (ja) 板状体の搬送機構および搬送方法
JPH09290890A (ja) 基板キャリア
JP2002313884A (ja) 板状体の位置のアライメント機構
JP3934441B2 (ja) 基板固定装置、並びにこれを用いた部品実装装置及び方法
JP2538337B2 (ja) 基板位置決め装置
JP2662450B2 (ja) 基板処理装置間のインターフェイス装置
JPH079925B2 (ja) 基板の位置決め装置
JP4417535B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2550484Y2 (ja) 基板処理装置間のインターフェイス装置
JP2859118B2 (ja) 基板搬送装置
JPH01321652A (ja) 半導体ウェーハのオリエンテーション・フラット合せ機
JPH02222200A (ja) 電子部品自動装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101