JP2000300907A - 消泡剤組成物 - Google Patents
消泡剤組成物Info
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Abstract
ルプ製造工業やその抄紙工程、建築工業やその抄造工
程、染料工業および染色工業、発酵工業、合成樹脂製造
工業、合成ゴム製造工業、インキ、塗料工業および繊維
加工工業などの各種工程で発生する気泡に対し優れた初
期消泡性、消泡持続性を発揮し、かつ最終製品例えば抄
紙工程に本消泡剤を使用して得られる紙の耐水性を低下
させることがなく、製品の品質を向上できる消泡剤組成
物を提供すること。 【解決手段】 平均炭素数17以上の脂肪族モノアルコ
ールと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの化合物
[A]と、平均炭素数17以上で融点が20℃以下の脂
肪族モノカルボン酸の、ナトリウム、カリウム、セシウ
ム、マグネシウムおよびアルミニウムの群から選ばれる
金属塩[B]からなり、ブチルジグリコール25%水溶
液法での曇点が32〜48℃である消泡剤組成物によ
る。
Description
泡剤に関する。さらに詳しくは発泡性水溶液を取り扱う
諸工業、例えば紙パルプの製造工業やその抄紙工程、建
築工業やその抄造工程、染料工業および染色工業、発酵
工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、インキ、
塗料工業および繊維加工工業などの各工程、またそれら
の排水処理工程で発生する気泡に対して優れた消泡性を
発揮し、かつ抄紙などの工程を経て得られた最終製品で
ある紙などに耐水性を保持させることのできる新規な消
泡剤組成物に関するものである。
散性が良好で最終製品にオイルスポット、ピンホールや
はじき、油浮き等の弊害が少なく、またスカムや沈殿物
の発生が殆ど見られないポリエーテル系の消泡剤が好ん
で用いられている。例えばステアリルアルコール、ジプ
ロピレングリコール、グリセリンおよびソルビタンなど
の1価〜多価のアルコールにアルキレンオキシドを付加
したもの(特公昭45−30189号、特公昭49−3
8923号、特開昭54−133484号、および特公
昭61−7847号公報など)や、アルキルフェノール
にアルキレンオキシドを付加したもの(特公昭47−3
2511号公報)またはこれらの末端水酸基をエステル
化したもの(特開昭52−97385号公報、特開昭5
6−48210号各公報等)などが知られている。
使用して得た紙は、例えば高級アルコールを乳化したエ
マルション系消泡剤を用いた場合に較べて耐水性が大幅
に劣るという問題があった。また従来からポリエーテル
系消泡剤に長鎖脂肪酸のアルカリ土類金属塩などの有機
固形物を加え(特開平10−323505など)たり、
高級脂肪酸を加え(特開平9−308804など)て消
泡性の改良を図ったり、または脂肪酸アンモニウム塩を
加え(特開平9−117608など)て消泡剤の水希釈
安定性の改良を図った例はあるが、いずれの場合も耐水
性を改良する効果は見られない。
ル系消泡剤では最終製品の耐水性を低下させるという欠
点があった。よって本発明の目的は優れた消泡性、すな
わち初期消泡性および消泡持続性を維持し、かつ最終的
に得られる製品の耐水性を低下させないポリエーテル系
消泡剤を提供することである。
ねた結果本発明に達した。すなわち本発明は、平均炭素
数17以上の脂肪族モノアルコールと炭素数2〜4のア
ルキレンオキシドとの化合物[A]と、平均炭素数17
以上で融点が20℃以下の脂肪族モノカルボン酸の、ナ
トリウム、カリウム、セシウム、マグネシウムおよびア
ルミニウムの群から選ばれる金属塩[B]からなり、ブ
チルジグリコール25%水溶液法での曇点が32〜48
℃である消泡剤組成物、である。
上の脂肪族モノアルコールとは、ヘプタデシルアルコー
ル、ステアリルアルコール、ノナデシルアルコール、エ
イコシルアルコールなどの直鎖アルキル基を持つアルコ
ールおよびこれらを主成分とする混合アルコールさらに
は合成等により得られ、平均炭素数17以上の分岐アル
キル基を持つアルコールなどが挙げられる。これらは単
独で、または混合物として用いることが出来る。脂肪族
モノアルコールの平均炭素数が17未満の場合消泡性が
不十分となり、またサイズ度が低下する。
オキシドとしては、エチレンオキシド(以下、EOと略
記)、プロピレンオキシド(以下、POと略記)、1,
2−ブチレンオキシド(以下、BOと略記)等が挙げら
れる。アルコールに対する付加モル数は、EOが2〜5
好ましくは3〜4、POが10〜20好ましくは12〜
18、BOが0〜3好ましくは0〜2である。BOが増
加すると耐水性は改善されるが、3モルを超えると消泡
性が低下する。アルキレンオキシドの付加重合の順序は
特に限定されず、その重合形式もブロック、ランダム何
れでもよい。
が20℃以下の脂肪族モノカルボン酸とは、例えばオレ
イン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸、分岐のアルキ
ル基や不飽和脂環基等を持つカルボン酸およびこれらの
混合物、また動植物油から得られる混合脂肪酸等が挙げ
られる。これらのうち特に好ましいのはオレイン酸であ
る。ステアリン酸などの融点が20℃以上のカルボン酸
を用いると消泡剤組成物が常温で固化またはペースト化
したり、凝固物を生じて不均一となることがあるので取
り扱い性が低下する。さらに耐水性の改善がオレイン酸
等の場合に比べて劣ることが判明した。また平均炭素数
が17未満のカルボン酸、例えば2−エチルヘキシル酸
などを用いた場合は耐水性の改善が見られない。
としてナトリウム、カリウム、セシウム、マグネシウ
ム、アルミニウムが使用でき、これらのうち好ましいの
はカリウムおよびマグネシウムであり、特に好ましいの
はカリウムである。リチウム、バリウムなどの金属を用
いると消泡剤組成物が常温で固化または白濁したり、沈
殿を生じて不均一となることがあり、充分な消泡性、耐
水性が得られない。
100:0.5〜5.0、好ましくは100:0.8〜
4.0である。[B]が5.0を越えると消泡剤組成物
の粘度が上昇することで取り扱い性が低下し、また消泡
性も低下する。また、0.5未満では耐水性の改善が見
られない。
グネシウムなどの水酸化物またはアルコラートなどを加
えた後に該カルボン酸を加えて[A]中で金属塩を生成
させても、または該金属塩を[A]に直接加えて作成し
てもよい。また水酸化カリウムなどを触媒として[A]
を重合した場合は、そのまま該カルボン酸を加えて本消
泡剤組成物を作成することもできる。
(重量%、以下同じ)加えて濃度を99〜80%に希釈
した水溶液の状態としてもよい。水で希釈する場合は、
まず常温または50℃以下にて[A]に[B]を加え、
または[A]中で[B]を生成させて十分攪拌し、次い
で水を徐々に加えて所定の濃度に調整する。水を8%程
度以上加えると引火点の測定が不可能となり、消防法上
の危険物に非該当となるので貯蔵保管上の簡便性が得ら
れる。また消泡性に関しても、水を1〜20%加えると
初期消泡性の改善が見られる。水を20%を超えて加え
ると粘度の上昇が顕著となり、取り扱い性に劣る。例え
ば水を10%加えた場合は400mPa・s/20℃で
あるが、30%加えた場合は同温度でペースト状とな
る。75%以上加えた場合は静置すると沈降分離を生ず
る。消泡性に関しては、水を20%を超えて加えた場合
には初期消泡性、消泡持続性とも低下する。
性剤の親水性の尺度となるもので、曇点の高い化合物ほ
ど親水性が大きいことを表わしている。本発明での測定
法はISO1065−1975(E)、「エチレンオキ
シド系非イオン界面活性剤−曇り点測定法」の中の「測
定法B」に準じた。すなわち、まず25重量%のブチル
ジグリコール(ブタノール/EO2モル付加物)水溶液
に、試料を10重量%濃度になるように溶解する。次い
でこの試料溶液約5ccを試験管に採り、試験管中に温
度計を入れて攪拌しながら徐々に加熱するとついには試
料溶液が白濁する。次いで攪拌しながら徐々に冷却し、
試料溶液が白濁から透明に転ずる温度を読みとり、これ
を曇点とする。本発明の組成物の曇点は32〜48℃、
好ましくは35〜45℃である。曇点が48℃を越えて
も、また32℃を下廻っても親水性/疎水性のバランス
が崩れて十分な消泡性が得られない。また、曇点が48
℃を越える場合は耐水性が低下する。
応に用いられる重合形式としてはアニオン重合、カチオ
ン重合あるいは配位アニオン重合等が挙げられる。これ
らの重合形式は単独で用いられても、併用して用いられ
ても構わない。また触媒としては、アルカリあるいはア
ルカリ土類金属の水酸化物、アルコラートまたは炭酸塩
およびトリアルキルアミン等、塩化第二錫、トリフッ化
ホウ素等のルイス酸系触媒や鉱酸等、特開昭63−27
7236号公報に見られる複合金属シアノ錯体あるいは
特公平5−14734号公報に見られる有機アルミニゥ
ムポルフィリン錯体等が用いられる。これらのうち好ま
しくは、水酸化カリウム、水酸化セシウムである。触媒
の使用量は重合終了時の該化合物の重量に対して0.0
5〜3.0重量%の範囲であり、好ましくは0.1〜
2.0重量%である。
ンオキシドの反応は通常の条件下で実施されてよく、例
えば温度は70〜150℃、好ましくは80〜140℃
である。また、重合中の圧力(ゲージ圧)は8kg/c
m2以下、好ましくは6kg/cm2以下である。
レンオキシドとの反応により得られる[A]の触媒は除
去しても、また除去せずにそのまま用いてもよい。触媒
の除去方法としては、酸性成分によりアルカリ性触媒を
中和し、生じた塩を濾過除去する方法、アルカリ吸着剤
または酸吸着剤を用いる方法、溶媒に溶かして水洗除去
する方法、イオン交換樹脂を用いる方法、アルカリ性触
媒を炭酸ガスで中和して、生じた炭酸塩を濾過する方法
および各種有機酸、無機酸またはアルカリ成分により中
和する方法等があるが、そのいずれを用いても差し支え
ない。
99〜80%に希釈した水溶液の状態としても、また未
希釈のままで発泡系に添加しても良い。また本発明の消
泡剤組成物の発泡性水溶液に対する添加量は通常、0.
1〜10,000ppmであり、好ましくは1〜1,0
00ppmである。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。消
泡性および耐水性の試験結果は表1に記載した。尚、実
施例、比較例における部は重量部を意味する。また特に
記載のない限り、用いた原料はすべて試薬特級品を用い
た。
(以下、発泡管と称す)に発泡性試験水(新聞用紙抄紙
白水)750mlを入れ、40℃に温調する。次いでポ
ンプを用いて発泡管の底部から試験水を3,000ml
/分で循環しながら、発泡管上部より15cm下の試験
液水面に落下させる。泡高さが100mmに達した時点
でマイクロピペットにて消泡剤5.0ppm(対試験
水)を添加する。循環を持続し、変化する泡高さを5分
間追跡する。試験開始1分後のデータが初期消泡性を、
5分後のデータが消泡持続性を示している。
により得た紙を用いてのステキヒトサイズ度試験(JI
S P8122)にて全平均値(秒、値が大きいほど耐
水性が良いことを表す)をもって耐水性を評価比較し
た。 [試験紙作成条件]消泡剤濃度50PPMの水溶液を作
成し、上質紙[フジゼロックス(株)製ゼロックス用紙
L、A−4サイズ]に2.0gを均一に吹きかける。1
5分間の風乾後、ドラムドライヤーにて120℃×2分
間乾燥させる。
容器にステアリルアルコール1モル270部に水酸化カ
リウム2.5部を加え、130℃にて減圧下脱水の後、
POの16モル928部を100〜120℃にて約9時
間で、次いでEOの3モル132部を130℃にて約3
時間で反応させた。次いで40℃にてオレイン酸(融
点:16℃)12.6部を加え1時間攪拌した。次いで
同温度にて15部の水を徐々に加え、均一透明な組成物
を得て消泡性試験等に供した。ブチルジグリコール25
%水溶液によるサンプル濃度10%測定法での曇点(以
下、単に曇点と記す)は39.7℃であった。
ル270部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて減圧下脱水の後、POの16モル928部を100
〜120℃にて約9時間で、次いでEOの3モル132
部を130℃にて約3時間で反応させた。次いで90℃
にて水20部を加え30分間攪拌する。さらに同温度に
てキョーワード600[協和化学(株)製、触媒除去用
のアルカリ吸着剤]50部を加え、1時間攪拌する。次
いで2号濾紙[東洋濾紙(株)製]を用いて濾過し、減
圧下脱水した。このポリエーテル化合物(以下、ベース
ポリエーテルと称す)900部にオレイン酸カリウム3
0部、水70部を加え50℃にて均一になるまで攪拌を
続けたのち冷却して、均一透明な曇点が39.8℃の組
成物を得て消泡性試験等に供した。
酸マグネシウム10部、水90部を加え50℃にて均一
になるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点
が39.6℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
酸カリウム10部(リノール酸の融点:−5℃)水14
0部を加え50℃にて均一になるまで攪拌を続けたのち
冷却して、均一透明な曇点が39.5℃の組成物を得て
消泡性試験等に供した。
脂環基を持ち炭素数が18であるゴルリン酸(融点:6
℃)のカリウム塩15部を加え50℃にて均一になるま
で攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が39.
4℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
ル270部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて減圧下脱水の後、POの13モル754部を100
〜120℃にて約8時間で、次いでEOの3モル132
部を130℃にて約3時間で、次いで同温度にてBOの
1モル72部を約4時間で反応させた。次いで40℃に
てオレイン酸12.6部を加え1時間攪拌し、さらに同
温度にて145部の水を徐々に加え均一になるまで攪拌
を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が34.2℃の
組成物を得て消泡性試験等に供した。
モル256部に水酸化カリウム2.5部を加え、130
℃にて減圧下脱水の後、POの15モル870部を10
0〜120℃にて約8時間で、次いでEOの3モル13
2部を130℃にて約3時間で付加重合させた。次いで
40℃にてオレイン酸12.6部を加え1時間攪拌し
た。次いで同温度にて140部の水を徐々に加え均一に
なるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が
45.2℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
ル298部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて減圧下脱水の後、POの17モル986部を100
〜120℃にて約8時間で、次いでEOの3.5モル1
54部を130℃にて約3時間で付加重合させた。次い
で40℃にてオレイン酸12.6部を加え1時間攪拌し
た。次いで同温度にて160部の水を徐々に加え均一に
なるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が
36.7℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
にて水100部を徐々に加え均一になるまで攪拌を続け
たのち冷却して、均一透明な曇点が40.1℃の組成物
を得て消泡性試験等に供した。
モル228部に水酸化カリウム2.5部を加え、130
℃にて減圧下脱水の後、POの14.5モル841部を
100〜120℃にて約8時間で、次いでEOの2.5
モル110部を130℃にて約3時間で付加重合させ
た。次いで40℃にてオレイン酸12.6部を加え1時
間攪拌した。次いで同温度にて135部の水を徐々に加
え均一になるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明
な曇点が37.8℃の組成物を得て消泡性試験等に供し
た。
ル270部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて減圧下脱水の後、POの10モル580部を100
〜120℃にて約8時間で、次いでEOの4モル176
部を130℃にて約3時間で、次いで同温度にてBOの
4モル288部を約4時間で付加重合させた。次いで4
0℃にてオレイン酸12.6部を加え1時間攪拌した。
次いで同温度にて145部の水を徐々に加え均一になる
まで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が3
0.3℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
ル270部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて減圧下脱水の後、POの16モル928部を100
〜120℃にて約8時間で、次いでEOの6モル264
部を130℃にて約3時間で付加重合させた。次いで4
0℃にてオレイン酸12.6部を加え1時間攪拌した。
次いで同温度にて165部の水を徐々に加え均一になる
まで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が5
0.4℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
ルヘキシル酸カリウム10部、水90部を加え50℃に
て均一になるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明
な曇点が39.5℃の組成物を得て消泡性試験等に供し
た。
ン酸ナトリウム10部、水90部を加え50℃にて均一
になるまで攪拌を続けたのち冷却して、常温でペースト
状の曇点が39.7℃の組成物を得て消泡性試験等に供
した。
酸バリウム10部、水90部を加え50℃にて均一にな
るまで攪拌を続けたのち冷却して、常温で微白濁の曇点
が39.3℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
酸カリウム10部、水220部を加え50℃にて均一に
なるまで攪拌を続けたのち冷却して、均一透明な曇点が
40.3℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
液を扱う産業例えば紙パルプ製造工業やその抄紙工程、
建築工業やその抄造工程、染料工業および染色工業、発
酵工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、イン
キ、塗料工業および繊維加工工業など、また各種工業の
排水処理工程で発生する気泡に対し優れた初期消泡性お
よび消泡持続性を示す。また最終製品に耐水性が要求さ
れる分野、例えば紙パルプ製造工業での抄紙工程に本発
明による消泡剤を用いた場合、得られた紙に優れた耐水
性を保持させることが出来るので有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 平均炭素数17以上の脂肪族モノアルコ
ールと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの化合物
[A]と、平均炭素数17以上で融点が20℃以下の脂
肪族モノカルボン酸の、ナトリウム、カリウム、セシウ
ム、マグネシウムおよびアルミニウムの群から選ばれる
金属塩[B]からなり、ブチルジグリコール25%水溶
液法での曇点が32〜48℃である消泡剤組成物。 - 【請求項2】 [A]が、平均炭素数17以上の脂肪族
モノアルコールにエチレンオキシド2〜5モル、プロピ
レンオキシド10〜20モル、ブチレンオキシド0〜3
モル付加重合させた化合物である請求項1記載の消泡剤
組成物。 - 【請求項3】 [B]がオレイン酸カリウムである請求
項1または2記載の消泡剤組成物。 - 【請求項4】 [A]対[B]が重量比で100:0.
5〜5.0である請求項1〜3のいずれか記載の消泡剤
組成物。 - 【請求項5】 水を1〜20重量%含有する請求項1〜
4のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項6】 紙パルプ製造工業の抄紙工程用消泡剤で
ある請求項1〜5のいずれか記載の消泡剤組成物。
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