JP2000298481A - メロディ音発生装置 - Google Patents

メロディ音発生装置

Info

Publication number
JP2000298481A
JP2000298481A JP11105251A JP10525199A JP2000298481A JP 2000298481 A JP2000298481 A JP 2000298481A JP 11105251 A JP11105251 A JP 11105251A JP 10525199 A JP10525199 A JP 10525199A JP 2000298481 A JP2000298481 A JP 2000298481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melody sound
data
melody
scale
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11105251A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Imai
幸弘 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11105251A priority Critical patent/JP2000298481A/ja
Publication of JP2000298481A publication Critical patent/JP2000298481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路で複数の音階から構成される音を
メロディ音として発生させることができるメロディ音発
生装置を提供することをその目的とする。 【解決手段】 所定の音階に基づいて音階データを発生
する音階データ発生回路1と、この発生した音階データ
を複数加算することによって複数音階からなるメロディ
音データを作成するメロディ音データ作成回路2と、こ
のメロディ音作成回路で作成されたディジタルデータを
アナログ出力に変換するD/A変換器5と、このD/A
変換器5の出力に基づいて圧電振動子を振動させて音を
出力する圧電ブザー8と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル携帯
電話並びにPHSの着信音や保留音、更には玩具等に内
蔵される簡易メロディ音を発生するメロディ音発生装置
であって、特に、同時に複数の音階からなるメロディ音
を発生するメロディ音発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル携帯電話やPHSが急
速に普及しており、ユーザーに着信があったことを知ら
せる着信音等として、メロディ音を利用することができ
るメロディ音発生装置を搭載した携帯電話等が多く用い
られている。
【0003】上記した携帯電話等に内蔵されているメロ
ディ発生装置としては、そのままのデータ又は圧縮符号
化後のデータを格納した読み出し専用メモリを備え、こ
の読み出し専用メモリからデータを読み出し、読み出し
たデータをそのまま又は伸張符号化してディジタル・ア
ナログ変換器へ出力するように構成したものがある。こ
の装置においては、数十キロバイト程度の読み出し専用
メモリを必要とし、回路規模が大きくなるという問題が
ある。
【0004】また、回路規模を小さくするため、ビジー
・トーンなどの各種単一トーンを発生するトーン・ジェ
ネレータと同一の構成のメロディ発生装置を搭載した携
帯電話等がある。このメロディ発生装置では、単一音階
をつないでメロディ音を発生している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したメロディ音発
生装置は、単一音階からなる主旋律音のみを発生させる
ものであり、聴感的に貧弱なメロディ音しか発生するこ
とができないのが実情である。しかし、ユーザーにとっ
ては、通常音楽等として耳にするような複数の音階から
なるメロディ音からなる着信音等が望まれているが、こ
のようなメロディ音を作成するためには、回路規模が大
きくなるという問題があった。また、回路規模が大きく
なると、消費電力も多くなる。しかし、携帯用機器に用
いる場合には、消費電力はできるだけ少ないことが望ま
れている。
【0006】この発明は、上述した従来の問題点に鑑み
なされたものにして、簡単な回路で複数の音階から構成
される音をメロディ音として発生させることができるメ
ロディ音発生装置を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のメロディ音発
生装置は、所定の音階からなるメロディ音を発生するメ
ロディ音発生装置において、所定の音階に基づいて音階
データを発生する音階データ発生手段と、この発生した
音階データを複数加算することによって複数音階からな
るメロディ音データを作成するメロディ音データ作成手
段と、このメロディ音作成手段で作成されたディジタル
データをアナログ出力に変換するディジタル・アナログ
変換手段と、このディジタル・アナログ変換手段の出力
に基づいて圧電振動子を振動させて音を出力する圧電ブ
ザー手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】前記圧電ブザー手段は、ディジタル・アナ
ログ変換手段の出力に基づいてパルス信号を発生するパ
ルス発生手段と、このパルス発生手段から入力したパル
ス信号に応じた駆動パルス電圧を圧電振動子に出力する
圧電振動子駆動手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】上記のように構成することで、メロディ音
を構成する複数の音階に基づいて、音階データが発生さ
れる。次に、この発生された音階データが複数加算され
て、複数音階からなるメロディ音データが作成される。
そして、このメロディ音データに基づいて、メロディ音
が圧電ブザー手段を介して発生される。これにより、複
数の音階から構成される音が、低消費電力の圧電ブザー
からメロディ音として聴くことができる。
【0010】また、この発明は、前記ディジタル・アナ
ログ変換手段の出力に基づいて音を出力する出力するス
ピーカ手段と、前記ディジタル・アナログ変換手段から
の出力を前記圧電ブザー手段又はスピーカ手段に選択し
て与える選択手段と、を備え、メモロディ音の出力先を
切り替えれるように構成することができる。
【0011】上記のように構成することで、メロディ音
を用途に応じて、スピーカ又は圧電ブザーから再生させ
ることができる。
【0012】また、メロディ音を構成する音階並びにコ
ードを指定するための入力手段を備え、前記入力手段に
よって指定されたメロディ音を構成する主旋律音の音階
データとコードの音階データとを前記メロディ音データ
作成手段により加算し、複数音階からなるメロディ音デ
ータを発生するように構成することができる。
【0013】上記のように構成することで、ユーザーに
よりメロディ音を構成する音階が指定される時におい
て、メロディ音を構成する主旋律音の音階が指定される
とともに、メロディ音を構成するコードについては、コ
ードが指示される。そして、着信音や保留音として、メ
ロディ音を発生させるとき、作成された主旋律音の音階
データとコードの音階データとが発生される。次に、こ
れらの発生された主旋律音の音階データとコードの音階
データとが加算されて、複数音階からなるメロディ音デ
ータが作成される。そして、このメロディ音データに基
づいて、メロディ音が圧電ブザー又はスピーカーを介し
て発生される。これにより、主旋律音とコードとからな
るメロディ音をユーザーが聴くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図1ないし図3に基づいて説明する。ここで、この実施
の形態においては、ユーザーによって、主旋律音及びコ
ードからなるメロディ音の音階がプログラムされるメロ
ディ音発生装置について説明する。
【0015】図1は、この発明に係るメロディ音発生装
置を、携帯電話やPHSに適用した場合の回路構成図で
ある。このメロディ音発生装置は、音階データ発生回路
1、メロディ音データ作成回路2、シーケンス制御回路
3、テンキー4、デジタル・アナログ(D/A)変換器
5、セレクタ6、スピーカ7、圧電ブザー8、音声CO
DEC9及び送信回路10から構成される。
【0016】この実施の形態は、音階データ発生回路1
及びメロディ音データ作成回路2より作成されたメロデ
ィ音をスピーカ7又は圧電ブザー8を用いて再生するよ
うに構成されている。メロディ音をスピーカ7から出力
するか、圧電ブザー8から出力するかは、セレクタ6の
切換により行われる。圧電ブザー8は、低消費電力であ
るが、スピーカ7に比べると、発生音量等が少ない。ま
た、スピーカ7は、比較的大きな音量を出すことはでき
るが、振動板をマグネットで駆動する必要があるため、
消費電力は多くなる。そこで、それぞれの用途に応じ
て、この実施の形態においては、テンキー4等を用いて
ユーザーがスピーカ7又は圧電ブザー8を選択すること
により、セレクタ6がD/A変換器5からの出力をスピ
ーカ7に与えるか、圧電ブザー8に与えるか選択して切
り換えれるように構成している。
【0017】さて、上記した音階データ発生回路1は、
主旋律音の音階データ及びコードを構成するの音階デー
タを発生するものであり、図2に示すように、波形メモ
リ101、アドレス発生器102及びゲイン調整回路1
03から構成される。波形メモリ101は、単一の正弦
波形の1周期分のデータを記憶しているものである。ア
ドレス発生器102は、シーケンス制御回路3からの命
令に基づいて、波形メモリ101に記憶された単一の正
弦波データを、周波数の異なる正弦波データとしてゲイ
ン調整回路103に送ることができるように、波形メモ
リ101のアドレスを指定する。ところで、周波数と音
階とは対応しているため、このように周波数の異なる正
弦波データがゲイン調整回路103に送られることは、
音階の異なるデータがゲイン調整回路103に送られる
ことを意味する。ゲイン調整回路103は、波形メモリ
101から送られてきた音階データのゲインを調整する
ものであり、ゲイン調整をすることによって、メロディ
音の音量を調整することができ、音量が減衰していくよ
うなメロディ音を発生することが可能になる。
【0018】メロディ音データ作成回路2は、前記音階
データ発生回路1が発生した主旋律音の音階データとそ
れに伴うコードの音階データとを複数加算することによ
って複数音階からなるメロディ音データを作成するもの
であり、図3に示すように、音階データ発生回路1が発
生した複数の音階データを保持する音階データ保持レジ
スタ201と、この保持した複数の音階データを加算し
てメロディ音のデータを作成する加算器202とから構
成される。
【0019】上記したメロディ音データ作成回路2の音
声データ保持レジスタ201は、後述するシーケンス制
御回路3の指示により、ゲイン調整回路103から送ら
れた主旋律音の音階データ及びこれに伴うコードを構成
する音階のデータを一時的に保持する。保持されたこれ
らのデータは加算器202に送られる。加算器202は
受け取った複数の音階データを加算して、メロディ音デ
ータを作成する。具体的には、音声データ保持レジスタ
201は、主旋律音の音階データと、コードの音階デー
タとを保持し、加算器202は、これらの音階データを
加算することにより、メロディ音データを作成する。
【0020】シーケンス制御回路3は、予めユーザーに
よりテンキー4を介して記憶させられた制御手順に基づ
いて、前記音階データ発生回路1及びメロディ音データ
作成回路2をシーケンス制御するものである。具体的に
は、このシーケンス制御回路3は、主旋律音の音階デー
タとコードを構成する音階データとを発生すべき旨の指
示を、音階データ発生回路1に対して行う。ここで、シ
ーケンス制御回路3は、メロディ音の主旋律音の音階
と、コードを構成する音階の一つとが一致するときは、
その一致する音階のうち主旋律音の音階のデータのみを
メロディ音データとして発生するように、音階データ発
生回路1を制御する。また、このシーケンス制御回路3
は、主旋律音の音階データと、コードの音階データと加
算して、メロディ音データを作成すべき旨の指示を、メ
ロディ音データ作成回路2に対して行う。
【0021】このシーケンス制御回路3が行う音階デー
タ発生回路1の制御手順は、次のようにしてユーザーに
より記憶させられる。即ち、ユーザーによって主旋律音
の音階がテンキー4の操作によって指示されることによ
り、シーケンス制御回路3は主旋律音の音階データを発
生させるための制御手順を記憶する。また、テンキー4
の操作によってコード指示されることにより、シーケン
ス制御回路3は指示されたコードの音階データを発生さ
せるための制御手順を記憶する。
【0022】テンキー4は、通常は相手側の電話番号等
を入力するものであるが、特にこの実施の形態において
は、このテンキー4を所定の手続きに従って操作するこ
とにより、ユーザーは自分の好むメロディ音を作成する
ことが可能になる。具体的には、メロディ音を構成する
主旋律音を作成するときは、ユーザーは所定の手続きに
従って、音階を一つずつ指定して行く、一方、メロディ
音を構成するコードを指定するときは、所定の手続きに
従って、コード指定することにより、コードを構成する
和音等のプログラムが行われる。また、このテンキー4
は、所定の手続きに従って操作することにより、メロデ
ィ音の出力先の変更を指示できる。即ち、圧電ブザー8
よりメロディ音を出力するか、スピーカ7より出力する
かを選択し、その選択に従って、セレクタ6が切り換え
られる。
【0023】D/A変換器5は、メロディ音データ作成
回路2の前記加算器202によって得られたディジタル
信号としてのメロディ音データを、アナログ信号へ変換
するものであり、このアナログ信号へ変換されたメロデ
ィ音はセレクタ6から圧電ブザー8又はスピーカ7に与
えられ、圧電ブザー8又はスピーカ7を介して、着信音
や保留音として出力される。これによってユーザーに着
信があったこと等を告知する。また、ディジタル信号と
してのメロディ音データは音声CODEC9及び送信回
路10を介して、出力させることができ、相手側端末の
受話側スピーカに保留音として発生させることができ
る。
【0024】セレクタ6は、D/A変換器5からの出力
を受け、ユーザーの指示等により、圧電ブザー8又はス
ピーカ7にその出力を選択して与える。即ち、ユーザー
等がスピーカ7からメロディ音を出力するよう選択して
いる場合には、D/A変換器5からの出力をスピーカ7
に与え、圧電ブザー8からメロディ音を出力するよう選
択している場合には、D/A変換器5からの出力圧電ブ
ザー8に与えるように切り換える。
【0025】スピーカ7は、受話側スピーカとしても使
用され、図示しないが、マグネット、振動板及びその駆
動アンプ等を備える。
【0026】圧電ブザー8は、圧電振動子に周波数に応
じた交流電圧を印加することにより、圧電振動子を振動
させて音を発生するものである。この圧電ブザー8は、
パルス発生回路81、圧電振動子駆動回路82及び圧電
振動子83を備える。
【0027】セレクタ6から与えられるD/A変換器5
から出力されるメロディ音の波形信号に基づいて、パル
ス発生回路81が周波数に応じたパルス信号を発生す
る。このパルス発生回路81からのパルス信号は圧電振
動子駆動回路82に与えられ、この圧電振動子駆動回路
82は印加されたパルス信号に応じて圧電振動子83に
与える駆動パルス電圧を作成する。そして、圧電振動子
83は、与えられる電圧パルスにより鳴動して所定の音
色を発生する。
【0028】次に、この実施の形態におけるメロディ音
発生装置における動作を説明する。
【0029】まず、前提として、シーケンス制御回路3
には、ユーザーがテンキー4を所定の手続きに従って操
作したことに基づいて、メロディ音としての主旋律音並
びにコードを発生させるための制御手順が記憶されてい
る。また、ユーザーは圧電ブザー8よりメロディ音を出
力させるようにテンキー4を用いて指示している。この
ため、セレクタ6は、D/A変換器5からの出力が圧電
ブザー8に与えられるように切換られている。
【0030】そして、着信等がある旨をユーザーにメロ
ディ音によって告知するときは、シーケンス制御回路3
は予め記憶した制御手順に基づいて、音階データ発生回
路1に音階データを発生するための命令を行う。即ち、
シーケンス制御回路3は、主旋律音の音階データ並びに
コードの音階データを発生すべき旨の指示を、音階デー
タ発生回路1に対して行う。このとき、主旋律音の音階
とコードを構成する音階の一つとが一致するときは、シ
ーケンス制御回路3は、どちらか一方の音階のみを発生
するように、この実施の形態においては、その一致する
音階のうち主旋律音の音階のデータのみを発生するよう
に、音階データ発生回路1に指示する。
【0031】そして、音階データ発生回路1のアドレス
発生器102は、シーケンス制御回路3によって指示さ
れた音階のデータを波形メモリ101に発生させるべ
く、波形メモリ101のアドレスを指示する。そして、
アドレス指示されることにより、所定の周波数の正弦波
データが、所定の音階データとして、波形メモリ101
からゲイン調整回路103に送られる。ゲイン調整回路
103は、シーケンス制御回路3からの命令により、波
形メモリ101から送られた音階データのゲインを調整
する。そして、ゲイン調整された音階データは、メロデ
ィ音データ作成回路2に送られる。
【0032】メロディ音データ作成回路2の音声データ
保持レジスタ201は、シーケンス制御回路3の指示に
より、ゲイン調整回路103から送られた主旋律音の音
階データ及びこれに伴うコードを構成する音階のデータ
を一時的に保持し、これらのデータを加算器202に送
る。そして、加算器202は、音声データ保持レジスタ
201に保持された主旋律音の音階データと、コードの
音階データとを加算することにより、メロディ音データ
を作成する。そして、このメロディ音データは、D/A
変換器5へ送られてアナログ信号に変換され、このアナ
ログ信号に変換されたメロディ音が、セレクタ6から圧
電ブザー8に与えられる。圧電ブザー8では、D/A変
換器5からあたえられる波形信号に基づいて、パルス発
生回路81が周波数に応じたパルス信号を発生する。こ
のパルス発生回路81からのパルス信号は圧電振動子駆
動回路82に与えられ、この圧電振動子駆動回路82は
印加パルスに応じて圧電振動子83に与える駆動パルス
電圧を作成する。圧電振動子83は、与えられる電圧パ
ルスにより鳴動して所定の音色を発生する。この結果、
圧電ブザー8からメロディ音が着信音として出力され
る。
【0033】尚、スピーカ7からメロディ音を出力する
ときは、セレクタ6でスピーカ7側にD/A変換器5の
出力が与えられるように選択する。D/A変換器5から
メロディ音の波形信号がセレクタ6を介してスピーカ7
に与えられ、スピーカ7から着信音として出力されるこ
の実施の形態のメロディ音発生装置は、以上のように構
成されており、上記のような動作をするため、以下のよ
うな利点を有する。
【0034】主旋律音の音階データとコードの音階デー
タとが音階データ保持レジスタ201にに保持され、こ
れらの音階データは加算器202によって加算されて、
メロディ音データが作成される。そして、この複数の音
階から構成されるメロディ音データに基づいてメロディ
音が発生される。これにより、通常我々が聴き慣れた複
数の音階からなるメロディ音を着信音や保留音として圧
電ブザー8又はスピーカ7より聴くことができる。
【0035】また、コードは、コードを指示することに
より行うことができるため、ユーザーはコードを構成す
る音階を逐一指定する必要がなく、容易にコードの和音
データ等をプログラムすることができ、ユーザーのメロ
ディを作成する作業が軽減される。
【0036】また、一般に、二つの同一音階データを加
算するとすると、同一音階データを構成する正弦波の周
波数の位相が一致している場合には、音量は2倍になっ
てしまい、一方、同一音階データを構成する正弦波の周
波数の位相が180度ずれている場合には、音量はゼロ
になってしまう。そこで、この実施の形態においては、
主旋律音の音階とコードを構成する音階の一つとが一致
する場合には、シーケンス制御回路3は、その一致する
音階のうち主旋律音の音階のデータのみを発生するよう
に、音階データ発生回路1に指示する。これにより、音
量が2倍になったり、或いは音量がゼロになることによ
り、不自然な音が発生してしまうという不合理性を回避
することができる。
【0037】尚、この発明に係るメロディ音発生装置を
実施する場合には、上述した実施の形態に限定されるも
のではなく、以下の態様で実施することも可能である。
【0038】上記実施の形態においては、主旋律音の音
階データ並びにコードの音階データを、音階データ発生
回路1において発生させ、メロディ音データ作成回路2
がこれらの複数の音階データを加算してメロディ音デー
タを作成することとしているが、例えば、シンバルのよ
うなリズム楽器が奏でるようなリズム音のデータを、リ
ズム音のデータを発生することができる回路により発生
させて、メロディ音データ作成回路2がこのリズム音デ
ータも加算して、メロディ音データを作成するようにし
てもよい。これによれば、リズム音をメロディ音の一つ
として発生させることができる。
【0039】また、上記実施の形態においては、波形メ
モリ101は、単一の正弦波形の1周期分のデータをメ
モリとして記憶しているが、1周期分のデータに限定さ
れるものではなく、音階データ発生回路1が1周期分の
データを発生するために十分なデータが記憶されていれ
ばよい。例えば、波形メモリ101が記憶するメモリを
単一の正弦波形の4分の1周期分にしておき、アドレス
発生器102がそのメモリの読み出し順序と極性を制御
することにより、音階データ発生回路1が1周期分のデ
ータを発生するようにしてもよい。
【0040】また、上記実施の形態においては、ゲイン
調整回路103を音階データ発生回路1の構成要素の一
つとしているが、このゲイン調整回路103は絶対不可
欠な構成要素ではない。ゲイン調整回路103はゲイン
を調整するためのものであり、ゲイン調整回路103が
無い場合は、ゲインは調整されないが、主旋律音とコー
ドからなるメロディ音を発生させることは可能である。
【0041】なお、上記実施の形態においては、テンキ
ー4の操作により音階をプログラムすることとしている
が、必ずしもテンキー4による必要はなく、テンキー4
と同様に音階をプログラムすることができるもの、例え
ば、パソコンなどの外部機器を用いて音階をプログラム
するようにしてもよい。
【0042】また、上記実施の形態においては、セレク
タ6を介してスピーカ7又は圧電ブザー8にD/A変換
器5の出力を与えるように構成しているが、圧電ブザー
8にのみD/A変換器5の出力を与える場合には、セレ
クタ6を用いずにD/A変換器5から直接圧電ブザー8
に出力すればよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数の音階から構成されるメロディ音を、着信音や
保留音として低消費電力の圧電ブザーから発生させるこ
とができる。これにより、我々が通常音楽として耳にす
るような複数の音階からなるメロディ音を圧電ブザーを
介して着信音等として聴くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるメロディ音発生
装置の回路構成図である。
【図2】メロディ音発生装置を構成する音階データ発生
回路1の構成図である。
【図3】メロディ音発生装置を構成するメロディ音デー
タ作成回路2の構成図である。
【符号の説明】
1 音階データ発生回路 2 メロディ音データ作成回路 3 シーケンス制御回路 4 テンキー 5 D/A変換器 6 セレクタ 7 スピーカ 8 圧電ブザー 9 音声CODEC 10 送信回路 81 パルス発生回路 82 圧電振動子駆動回路 83 圧電振動子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の音階からなるメロディ音を発生す
    るメロディ音発生装置において、所定の音階に基づいて
    音階データを発生する音階データ発生手段と、この発生
    した音階データを複数加算することによって複数音階か
    らなるメロディ音データを作成するメロディ音データ作
    成手段と、このメロディ音作成手段で作成されたディジ
    タルデータをアナログ出力に変換するディジタル・アナ
    ログ変換手段と、このディジタル・アナログ変換手段の
    出力に基づいて圧電振動子を振動させて音を出力する圧
    電ブザー手段と、を備えたことを特徴とするメロディ音
    発生装置。
  2. 【請求項2】 前記圧電ブザー手段は、ディジタル・ア
    ナログ変換手段の出力に基づいてパルス信号を発生する
    パルス発生手段と、このパルス発生手段から入力したパ
    ルス信号に応じた駆動パルス電圧を圧電振動子に出力す
    る圧電振動子駆動手段と、を備えることを特徴とする請
    求項1に記載のメロディ音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタル・アナログ変換手段の出
    力に基づいて音を出力する出力するスピーカ手段と、前
    記ディジタル・アナログ変換手段からの出力を前記圧電
    ブザー手段又はスピーカ手段に選択して与える選択手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    メロディ音発生装置。
  4. 【請求項4】 メロディ音を構成する音階並びにコード
    を指定するための入力手段を備え、前記入力手段によっ
    て指定されたメロディ音を構成する主旋律音の音階デー
    タとコードの音階データとを前記メロディ音データ作成
    手段により加算し、複数音階からなるメロディ音データ
    を発生することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のメロディ音発生装置。
JP11105251A 1999-04-13 1999-04-13 メロディ音発生装置 Pending JP2000298481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11105251A JP2000298481A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 メロディ音発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11105251A JP2000298481A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 メロディ音発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000298481A true JP2000298481A (ja) 2000-10-24

Family

ID=14402445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11105251A Pending JP2000298481A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 メロディ音発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000298481A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2358077A (en) * 1999-10-28 2001-07-11 Vlsi Solution Oy Control coupling for a buzzer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2358077A (en) * 1999-10-28 2001-07-11 Vlsi Solution Oy Control coupling for a buzzer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001065534A1 (fr) Terminal telephonique
JP3741560B2 (ja) メロディ音発生装置
KR100578588B1 (ko) 악곡 재생장치
KR20020065645A (ko) 휴대 전화
KR100477306B1 (ko) 휴대 전화
JP3788564B2 (ja) メロディ音発生装置
JP2000298481A (ja) メロディ音発生装置
KR100468987B1 (ko) 휴대 단말 장치와 그의 효과 부여 방법 및 기록 매체
JP2006065345A (ja) メロディ音発生装置
JP2001005455A (ja) メロディ音発生装置
US7067731B2 (en) Sound source circuit and telephone terminal using same
JP3279298B2 (ja) 楽曲再生装置、楽曲再生機能を備える携帯電話装置、および楽曲再生方法
JPH1188211A (ja) 携帯無線装置及びその着信音作成方法
JP3743357B2 (ja) 携帯電話機
JP3661627B2 (ja) エフェクタ搭載端末装置
JP3945351B2 (ja) 携帯端末装置
JP2000330557A (ja) メロディ機能付きのデジタル信号処理装置
JP2000188627A (ja) 携帯電話機
JP2004348145A (ja) エフェクタ搭載端末装置
JP2001100747A (ja) 移動通信端末装置
JPH11154993A (ja) 携帯無線装置およびその着信音作成方法
JP2004072394A (ja) 音声データ再生装置
JP2004179980A (ja) 携帯電話機
JP2005234208A (ja) 楽曲再生装置及び携帯端末装置
JP2001228870A (ja) 楽曲再生システム