JP2000297926A - 給油タンク装置 - Google Patents

給油タンク装置

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JP2000297926A
JP2000297926A JP11105997A JP10599799A JP2000297926A JP 2000297926 A JP2000297926 A JP 2000297926A JP 11105997 A JP11105997 A JP 11105997A JP 10599799 A JP10599799 A JP 10599799A JP 2000297926 A JP2000297926 A JP 2000297926A
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JP
Japan
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oil
guide cylinder
discharge port
flange
tank body
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Pending
Application number
JP11105997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsuda
章夫 松田
Shigenori Hoshi
重則 星
Tatsushi Arai
達志 荒井
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灯油の付着した給油口キャップの脱着作業を
素手で行なっても手指が汚れないようにする。 【解決手段】 昇降ガイド筒21を、特にその先端部の
フランジ形成部22を、油受け皿内の油に没しない、ぎ
りぎりのところに形成した。それにより、カートリッジ
タンク本体5が油受け皿から引き上げられて天地が逆に
される際に、吐出口12から滴り落ちる多少の燃料が昇
降ガイド筒21の先端のフランジ22に付着するのは時
として避けられないとしても、普段は恒常的な燃料付着
が発生しないようにしたので、摘みハンドル20をいつ
も清潔に保つことができるようになった。それにより、
灯油で手指を汚すことなく、カートリッジタンク本体5
の給油口6から給油口キャップ9を簡単に取り外すこと
ができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体燃料燃焼器へ
給油するための給油タンク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の給油タンク装置を、図3
を用いて説明することにする。
【0003】その図3は、ファンヒーター用の給油タン
クすなわちカートリッジタンクを、ファンヒーター本体
内の油受け皿に正常にセットした状態を示す要部断面図
である。
【0004】さてこの図3において、1はファンヒータ
ーの本体内に固定的に設けられている油受け皿で、2は
この油受け皿1の上面部に取り付けられたボスホルダー
である。
【0005】3はこのボスホルダー2の底部中央に上向
きに設けられた突きピンであり、4はボスホルダー2内
に吐き出された灯油が油受け皿1に流出する流出口であ
る。
【0006】5はカートリッジタンク本体であり、6は
このカートリッジタンク本体の給油口、7はこの給油口
6に取り付けられたねじ式の給油口キャップで、その先
端にボスホルダー2側の突きピン3に突かれて開成する
吐出弁の設けられた周知の構造のものである。
【0007】カートリッジタンク本体5が油受け皿1の
ボスホルダー2に図3のように設置されている状態にお
いて、給油口キャップ7の灯油吐出口が突きピン3によ
って突き上げられて灯油が流出し、吐出口が油中に没し
たところで灯油の流出が止まる。以後、灯油が消費され
て油面が低下すると、吐出口が油面上に現れるために吐
出口からの灯油の流出が再開され、さらに再び油面が上
昇して吐出口が油中に没すると、流出が止まる。この吐
出口が油没して灯油の流出が止まっているときの油面高
さが油受け皿1の一定油面高さである。
【0008】そして8は油受け皿1に取り付けられた油
切れセンサーで、油面高さが所定値以下になって給油の
必要性が生じたときにそれを検知してその情報を出力す
るものである。
【0009】このように構成されたものにおいて、空に
なったカートリッジタンク本体5に給油をするときに
は、カートリッジタンク本体5をボスホルダー2から抜
き出して天地を入れ替えて上向きに置き、給油口キャッ
プ7を回転させて、カートリッジタンク本体5の給油口
6から取り外さなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この従来例において、
灯油の付着した給油口キャップ7の脱着作業を素手で行
なわなければならい場合に、手指が灯油で汚れてしまう
という問題があった。
【0011】この問題を解決するために、我々は、従来
から使用されてきた油受け皿やカートリッジタンク本体
の寸法構造をできるだけ変えることをせずに、実用的な
給油タンク装置を実現しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたものであり、油受け皿に液体燃料
を給油するためのカートリッジタンク本体と、このカー
トリッジタンク本体に設けられた給油口と、この給油口
の上端部に突き当たる段部を形成して油漏れ防止用の給
油口パッキンを保持するとともにその段部の形成に伴っ
て上端側に細径筒部が形成されてこの給油口にねじ込ま
れて取り付けられる給油口キャップと、この給油口キャ
ップのカートリッジタンク本体側の一端につば状に張り
出して形成されたスプリング受座と、給油口キャップの
他端側の細径筒部の先端部にて油受け皿内に液体燃料を
一定油面高さを保ちながら吐き出す吐出口と、この吐出
口を開閉するために細径筒部の内側に設けられた可動中
子弁と、スプリング受座から吐出口側にかけての給油口
キャップの外周部に取り付けられた円筒状の昇降ガイド
筒と、この昇降ガイド筒の吐出口側端部における油受け
皿内の油面と接することのないぎりぎりの位置にて外側
に向けて張り出して形成されたフランジと、昇降ガイド
筒の壁面の一部の外側に昇降ガイド筒の軸方向に沿って
直線状に連続膨出して形成されたガイドリブと、昇降ガ
イド筒のスプリング受座とフランジとの間に嵌め込まれ
た摘みハンドルと、この摘みハンドルの昇降ガイド筒と
の嵌合部においてガイドリブに係合してこの摘みハンド
ルの昇降ガイド筒の軸方向の移動を許す反面昇降ガイド
筒に対するすべり回転を許さないために形成された切欠
きと、摘みハンドルと前記スプリング受座との間に設置
されて前記摘みハンドルを常時昇降ガイド筒のフランジ
側へ押し付けるコイルスプリングとで給油タンク装置を
構成した。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は上述の構成であり、灯油
で手指を汚すことなく、給油口から給油口キャップを簡
単に取り外すことができるようにした。
【0014】そのために、昇降ガイド筒を、特にその先
端部のフランジ形成部を、油没しないぎりぎりのところ
に形成することとした。
【0015】それにより、摘みハンドル側への無用の油
付着が生じにくいようにするとともに、摘みハンドルか
ら見た吐出口の突き出し量が十分小さくなるようにし、
摘みハンドルの操作時に、それを摘む手指が可能な限り
吐出口と触れないですむようにした。
【0016】
【実施例】以下、図1、2を用いて本発明の一実施例を
説明する。
【0017】この図1は、ファンヒーター用の給油タン
クすなわちカートリッジタンク本体を、給油のために給
油口を上にして立てかけたものの要部断面図である。
【0018】この図1において、9がそのカートリッジ
タンク本体5の給油口6に着脱自在にねじ込まれる給油
口キャップである。
【0019】この給油口キャップ9は、図示のように給
油口6にねじ込んで取り付けられるものである。10は
給油口6の上端に対応する部位に形成された段部で、給
油口6の上端との突き当たり部をなし、後述する給油口
パッキンの保持部をなすものである。11は段部10の
形成を経て設けられた細径筒部で、12はその上端に開
口した吐出口である。なお、油受け皿内の油面高さがこ
の吐出口12の位置で一定に保たれるのは、従来の場合
と全く同じである。
【0020】13は給油口キャップ9の内側に取り付け
られた中子ハウスで、14はこの中子ハウス13内に設
けられて吐出口12を開閉する可動中子弁、15はこの
可動中子弁14と吐出口12との間に設けられて吐出口
12の密閉を確実にするためのオーリングパッキン、1
6は可動中子弁14を吐出口12側へ圧着する中子コイ
ルスプリングである。
【0021】17、17は中子ハウス13の吐出口12
側に開設されている中子ハウス流出口で、カートリッジ
タンク本体5内の灯油が流出する開口であり、18はカ
ートリッジタンク本体5の給油口6と給油口キャップ9
との間に設置されて両者間の密閉を確実にして油漏れを
防止するための給油口パッキンである。
【0022】19は給油口キャップ9の脱着補助具であ
り、給油口キャップ9の給油口6への脱着が、手指を直
接給油口キャップ9に触れることなく行なえるように設
けられたものである。
【0023】この脱着補助具19について詳しく説明す
ると、20は手指を掛けるためのつば状の摘みハンドル
であり、21はこの摘みハンドル20を給油口キャップ
9の外側に取り付けるために設けられた円筒状の昇降ガ
イド筒、22はこの昇降ガイド筒21の上端部に形成さ
れて摘みハンドル12の抜け落ちを防止するフランジで
ある。
【0024】前述した給油口キャップ9の先端の吐出口
12とこのフランジ22の位置関係を説明すると、図3
のように油没する吐出口12に対してフランジ22を、
油没することのないぎりぎりの高さHだけ離して設けて
いる。これにより、カートリッジタンク本体5が油受け
皿に装填されたときに、そこに生成されている一定油面
の油中にフランジ22の部分が接触ないし没しないよう
に、つまり、無用の燃料付着が生じないようにしたもの
である。
【0025】23はこの昇降ガイド筒21の壁面の一部
の外側に上下方向にしかも直線状に連続膨出し形成され
たガイドリブで、給油口キャップ9に対して摘みハンド
ル20を、上下方向に移動可能としながら、すべり回転
が生じないようにするためのものである。24は摘みハ
ンドル20に設けられてガイドリブ23と係合する切欠
きである。なお、図1には詳細図示されていないが、ガ
イドリブ23とこの切欠き24はそれぞれ等間隔で四個
所に形成されている。
【0026】そして25は給油口キャップ9の裾部につ
ば状に張り出して形成されたスプリング受座であり、2
6はこのスプリング受座25と前述摘みハンドル20間
に設けられて摘みハンドル20を給油口キャップ9の吐
出口12側へ押し付けるコイルスプリングである。
【0027】このように構成されたものにおいて、油受
け皿に装填された給油口キャップ9のうち、一定に保た
れた油面に接する(没する)部位は先端の吐出口12の
部分に限られ、昇降ガイド筒21の先端のフランジ22
が油面に接したり没することはない。そのため、カート
リッジタンク本体5が油受け皿から引き上げられて天地
が逆にされる際に、吐出口12から滴り落ちる多少の燃
料がそのフランジ22に付着するのは時として避けられ
ないとしても、普段は恒常的な燃料付着が発生していな
いから、摘みハンドル20を清潔に保つことができる。
【0028】なお、フランジ22から見た吐出口12部
の突き出し量は、それが小さい程、摘みハンドル20に
かけた手指との距離が大きくなって、手指と吐出口12
部との接触は起きにくくなるので、小さいにこしたこと
はないが、逆に小さ過ぎると油受け皿内の油面との接触
が起きやすくなるので、その実用的な値というのは、油
受け皿内の燃料の消費による油面の低下にともなって行
われる燃料の吐き出しの際の油面の波立ち時に、確実に
油面との接触が回避される量を見出しておいてその値に
しておく必要があるのは言うまでもないことである。
【0029】そしてそれにより、キャップ9の吐出口1
2付近に灯油が付着していても、摘みハンドル20を掴
んで操作することにより、手指に灯油が直接触れること
はなく、安心して給油口キャップ9の取り付け、取り外
しが行なえるようになった。
【0030】
【発明の効果】以上本発明によれば、カートリッジタン
ク本体が油受け皿から引き上げられて天地が逆にされる
際に、吐出口から滴り落ちる多少の燃料が昇降ガイド筒
の先端のフランジに付着するのは時として避けられない
としても、普段は恒常的な燃料付着が発生しないように
したので、摘みハンドルをいつも清潔に保つことができ
るようになった。
【0031】それにより、灯油で手指を汚すことなく、
カートリッジタンク本体の給油口から給油口キャップを
簡単に取り外すことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の要部断面斜視図である。
【図2】本発明一実施例の要部縦断面図である。
【図3】従来例の立面図である。
【符号の説明】
5:カートリッジタンク本体、6:給油口、9:給油口
キャップ、10:段部、11:細径筒部、12:吐出
口、20:摘みハンドル、21:昇降ガイド筒、22:
フランジ、23:ガイドリブ、24:切欠き、25:ス
プリング受座、26:コイルスプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油受け皿に液体燃料を給油するためのカ
    ートリッジタンク本体(5)と、このカートリッジタン
    ク本体に設けられた給油口(6)と、この給油口の上端
    部に突き当たる段部(10)を形成して油漏れ防止用の
    給油口パッキン(18)を保持するとともにその段部の
    形成に伴って上端側に細径筒部(11)が形成されてこ
    の給油口にねじ込まれて取り付けられる給油口キャップ
    (9)と、この給油口キャップの前記カートリッジタン
    ク本体側の一端につば状に張り出して形成されたスプリ
    ング受座(25)と、前記給油口キャップの他端側の細
    径筒部の先端部にて油受け皿内に液体燃料を一定油面高
    さを保ちながら吐き出す吐出口(12)と、この吐出口
    を開閉するために前記細径筒部の内側に設けられた可動
    中子弁(14)と、前記スプリング受座から前記吐出口
    側にかけての前記給油口キャップの外周部に取り付けら
    れた円筒状の昇降ガイド筒(21)と、この昇降ガイド
    筒の前記吐出口側端部における油受け皿内の油面と接す
    ることのないぎりぎりの位置にて外側に向けて張り出し
    て形成されたフランジ(22)と、前記昇降ガイド筒の
    壁面の一部の外側に前記昇降ガイド筒の軸方向に沿って
    直線状に連続膨出して形成されたガイドリブ(23)
    と、前記昇降ガイド筒の前記スプリング受座と前記フラ
    ンジとの間に嵌め込まれた摘みハンドル(20)と、こ
    の摘みハンドルの前記昇降ガイド筒との嵌合部において
    前記ガイドリブに係合してこの摘みハンドルの前記昇降
    ガイド筒の軸方向の移動を許す反面前記昇降ガイド筒に
    対するすべり回転を許さないために形成された切欠き
    (24)と、前記摘みハンドルと前記スプリング受座と
    の間に設置されて前記摘みハンドルを常時前記昇降ガイ
    ド筒の前記フランジ側へ押し付けるコイルスプリング
    (26)とで構成されていることを特徴とする給油タン
    ク装置。
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