JP2000297220A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2000297220A
JP2000297220A JP11107821A JP10782199A JP2000297220A JP 2000297220 A JP2000297220 A JP 2000297220A JP 11107821 A JP11107821 A JP 11107821A JP 10782199 A JP10782199 A JP 10782199A JP 2000297220 A JP2000297220 A JP 2000297220A
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Japan
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thermoplastic resin
polytetrafluoroethylene
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resin composition
examples
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JP11107821A
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English (en)
Inventor
Koji Nishida
耕二 西田
Atsunori Koshirai
厚典 小白井
Nobuhisa Takayama
暢久 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性に優れた熱可塑性樹脂組成物を
提供すること。 【解決手段】 ポリカーボネート、ポリフェニレンエ
ーテル、ポリオレフィン、芳香族ビニル重合体、ポリエ
ステル、ポリアミドから選ばれる1種または2種以上の
熱可塑性樹脂(A)、難燃剤(B)およびポリテトラフ
ルオロエチレン含有混合粉体(C)からなる熱可塑性樹
脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性に優れる熱
可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年樹脂材料の難燃化の要請が、各分野
で高まっている。
【0003】例えばコンピューター、プリンター等のO
A機器、テレビ、オーディオ機器等の家電製品等のハウ
ジング材料では、火災被害の低減のためもあって、特に
強く、さらに、機器の軽量化、薄肉化あるいは形状の複
雑化等により、これに用いる樹脂材料には、より高度な
難燃性および耐衝撃性が要求される。特に難燃性につい
て、燃焼時に樹脂がドリップ(滴下)しないことが、実
際の火災時においても延焼を防ぐためにも重要である。
【0004】熱可塑性樹脂組成物のドリップ防止性を向
上させる方法として、ポリテトラフルオロエチレンの添
加が一般によく知られる。
【0005】しかしながら、ポリテトラフルオロエチレ
ンの添加によって、熱可塑性樹脂の難燃性が向上するも
のの、ポリテトラフルオロエチレンの価格は熱可塑性樹
脂より非常に高いため、その添加量が数%以下であって
も、熱可塑性樹脂組成物の価格を大きく上昇させてしま
う。また熱可塑性樹脂との相溶性が不良であるため、特
に添加量が多いとき、成形品中に凝集物を生じ易い。外
観上好ましくない上、衝撃強度等の機械的性質を損ね易
いという問題がある。
【0006】以上の通り、ポリテトラフルオロエチレン
の少量添加により、熱可塑性樹脂に高い難燃性を付与
し、かつ成形品中の分散性を向上させる技術が、強く望
まれている。
【0007】ポリテトラフルオロエチレンと有機系重合
体の混合物の添加により、熱可塑性樹脂組成物の難燃性
を向上させる試みが、特開昭60−258263号公
報、特開平9−95583号公報、特開平10−310
707号公報に記載される。
【0008】しかしながら、特開平10−310707
号公報には、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ス
チレン−ブタジエン共重合体およびポリオルガノシロキ
サン含有複合ゴム系グラフト共重合体から成る熱可塑性
樹脂組成物への添加効果は記載されるが、それ以外の熱
可塑性樹脂に対する効果は記載されてない。
【0009】またポリテトラフルオロエチレンと有機系
重合体の混合物について、特開昭60−258263号
公報ではポリテトラフルオロエチレン分散液と有機系重
合体分散液とを混合し凝固して得られると記載され、特
開平9−95583号公報ではポリテトラフルオロエチ
レン分散液の存在下有機系単量体を重合して得られると
記載される。しかしながらポリテトラフルオロエチレン
と有機系重合体の混合物の分散液存在下有機系単量体を
重合して得る場合に関する記載はない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、難燃
性に優れた熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、ポリフェニレンエーテル、ポリオレフィン、芳
香族ビニル重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリカ
ーボネート等の熱可塑性樹脂の難燃性向上に有効なポリ
テトラフルオロエチレン含有混合粉体を見出し、本発明
に到達した。
【0012】本発明の要旨は、ポリカーボネート、ポリ
フェニレンエーテル、ポリオレフィン、芳香族ビニル重
合体、ポリエステル、ポリアミドから選ばれる1種また
は2種以上の熱可塑性樹脂(A)難燃剤(B)およびポ
リテトラフルオロエチレン含有混合粉体(C)から成る
熱可塑性樹脂組成物にある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る熱可塑性樹脂(A)
としては、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリオレフィン、芳香族ビニル重合体、ポリエステ
ル、ポリアミドが好ましい。
【0014】本発明に係るポリカーボネートとは、一般
【化1】 で表され、二官能性フェノール(HO−Ar−OH)
を、カーボネート結合で連結して得られる重合体のこと
である。
【0015】二官能性フェノールの例としては、ハイド
ロキノン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフェノー
ルAと略称する]、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ブタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル等を挙
げることができ、これらの1種または2種以上を用いる
ことができる。
【0016】得られる熱可塑性樹脂の機械的性質および
コスト考慮すると、ビスフェノールAが好ましい。
【0017】本発明に係るポリフェニレンエーテルと
は、一般式
【化2】 で表され、フェノール化合物(Ar−OH)を酸化重合
して、得られる重合体のことである。
【0018】フェノール化合物の例としては、フェノー
ル、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾー
ル、2,6−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフ
ェノール、2,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメ
チルフェノール、2−メチル−6−フェニルフェノー
ル、2,6−ジフェニルフェノール、2,6−ジエチル
フェノール、2−メチル−6−エチルフェノール、2,
3,5−トリメチルフェノール、2,3,6−トリメチ
ルフェノール、2,4,6−トリメチルフェノール等を
挙げることができ、これらの1種または2種以上を用い
ることができる。
【0019】共重合成分としては、ビスフェノールA、
テトラブロモビスフェノールA、レゾルシン、ハイドロ
キノン等の二官能性フェノール化合物を挙げることがで
きる。
【0020】本発明に係るポリオレフィンとは、α−オ
レフィンを主成分とするビニル重合体のことである。
【0021】α−オレフィンとは炭素数2〜10のα−
オレフィンのことであり、例えば、エチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メ
チルブテン−1、4−メチルペンテン−1、3,3−ジ
メチルペンテンー1、3−メチルヘキセン−1、4−メ
チルヘキセン−1、4,4−ジメチルヘキセン−1、5
−メチルヘキセン−1、アリルシクロペンタン、アリル
シクロヘキサン、アリルベンゼン、3−シクロヘキシル
ブテン−1、ビニルシクロプロパン、ビニルシクロヘキ
サン、2−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ヘ
プテン−1、オクテン−1等を挙げることができ、これ
らの1種または2種以上を用いることができる。得られ
る熱可塑性樹脂組成物の機械的性質およびコストを考慮
すると、エチレンまたはプロピレンが好ましい。
【0022】共重合成分としては、4−メチル−1,4
−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、
7−メチル1,6−オクタジエン、1,9−デカジエン
等の非共役ジエン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、アルキル(メタ)アクリレート、芳香族ビニル、
無水マレイン酸等のビニル単量体を挙げることができ、
1種または2種以上を、重合成分全体の50重量%以下
となるように用いることができる。
【0023】ポリオレフィンには、必要に応じて官能基
を導入できる。導入方法の例として、ポリオレフィン
と、無水マレイン酸等のα,β−不飽和カルボン酸およ
びその無水物、有機過酸化物とを、押出機等で加熱溶融
し混練することで、カルボン酸基およびその無水物基を
含有するポリオレフィンを得る方法がある。
【0024】本発明に係る芳香族ビニル重合体とは、芳
香族ビニル単量体を成分として含有する単量体を重合し
て得られる重合体のことである。芳香族ビニル単量体の
例としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレンを挙げることができる。芳香族ビニル重合体
の例としては、芳香族ビニル単独重合体、ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体
等の各種ゴム質重合体を含有する芳香族ビニル重合体、
スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共
重合体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステ
ル共重合体等を挙げることができる。
【0025】本発明に係るポリエステルとは、ジカルボ
ン酸とジオールから成る重縮合体のことである。
【0026】ジカルボン酸の例としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン等の芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、セバシン酸、
アゼライン酸、デカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボ
ン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボ
ン酸等を挙げることができ、1種または2種以上用いる
ことができる。得られる熱可塑性樹脂組成物の機械的性
質およびコストを考慮すると、テレフタル酸、イソフタ
ル酸が好ましい。
【0027】ジオールとしては、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキ
サメチレングリコール、ドデカメチレングリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール等の脂肪族グリコール;シクロヘ
キサンジメタノール等の脂環族グリコール;ビスフェノ
ール類、ハイドロキノン、2,2−ビス(4−β−ヒド
ロキシエトキシフェニル)プロパン等の芳香族ジオール
等を挙げることができ、これらの1種または2種以上を
用いることができる。得られる熱可塑性樹脂組成物の機
械的性質およびコストを考慮すると、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、2,2−ビス(4−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパンが好ましい。
【0028】本発明に係るポリアミドとは、ジアミンお
よびジカルボン酸から成る重縮合体、アミノ酸の重縮合
体、ラクタムの開環重合体のことである。
【0029】ジカルボン酸の例としては、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸等
の炭素数4〜12のジカルボン酸;およびこれらのエス
テル、酸塩化物等のカルボン酸を生成し得る誘導体を挙
げることができ、これらの1種または2種以上を用いる
ことができる。
【0030】ジアミンの例としては、ヘキサメチレンジ
アミン、オクタメチレンジアミン等の炭素数2〜13の
有機ジアミン;およびこれらのアミン塩等のアミンを生
成し得る誘導体を挙げることができ、これらの1種また
は2種以上を用いることができる。
【0031】ジアミンおよびジカルボン酸から成る重縮
合体の例としては、ヘキサメチレンジアミンおよびアジ
ピン酸から成るポリヘキサメチレンアジパミド[6,6
ナイロン]、ヘキサメチレンジアミンおよびアゼライン
酸から成るポリヘキサメチレンアゼラミド[6,9ナイ
ロン]、ヘキサメチレンジアミンおよびセバシン酸から
成るポリヘキサメチレンセバカミド[6,10ナイロ
ン]、ヘキサメチレンジアミンおよびドデカンジオン酸
から成るポリヘキサメチレンドデカノアミド[6,12
ナイロン]、ビス-p- アミノシクロヘキシルメタンおよ
びドデカンジオン酸から成るポリビス(4-アミノシクロ
ヘキシル)メタンドデカンを挙げることができる。
【0032】アミノ酸の重縮合体の例としては、たとえ
ばω- アミノウンデカン酸から成るポリウンデカンアミ
ド[11ナイロン]等を挙げることができる。
【0033】ラクタムの開環重合体の例としては、ε-
アミノカプロラクタムから成るポリカプラミド[6ナイ
ロン]、ε- アミノラウロラクタムから成るポリラウリ
ックラクタム[12ナイロン]を挙げることができる。
【0034】得られる熱可塑性樹脂組成物の機械的性質
およびコストを考慮すると、ポリヘキサメチレンアジパ
ミド[6,6ナイロン]、ポリヘキサメチレンアゼラミ
ド[6,9ナイロン]、ポリカプロラミド[6ナイロ
ン]が好ましい。
【0035】本発明に係る熱可塑性樹脂(A)は、1種
または2種以上を用いることができる。
【0036】本発明に係る熱可塑性樹脂(A)として
は、塩化ビニル、PMMA、各種エラストマー、ポリオ
キシメチレン等の上記以外の熱可塑性樹脂を、(A)全
体の50重量%以下用いることができる。
【0037】本発明に係る難燃剤(B)とは、従来公知
の難燃剤および難燃剤と併用して難燃作用を促進する難
燃助剤のことである。例えば、リン含有化合物、ハロゲ
ン含有化合物、金属酸化物、金属水酸化物、トリアジン
化合物、赤燐、ジルコニウム化合物、ポリリン酸塩化合
物、スルファミン酸化合物等を挙げることができる。
【0038】リン含有化合物の例としては、赤燐、リン
酸エステル化合物を挙げることができる。リン酸エステ
ル化合物とは、一般式
【化3】 (但し、R1 、R2 、R3、R4 は水素原子または
有機基であり、R1=R2=R3=R4=Hの場合を除
く。Xは2価以上の有機基である。pは0または1であ
る。qは1〜30の整数である。rは0以上の整数であ
る。)で表される。
【0039】有機基の例としては、アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基等を挙げることができ、各種置
換基を導入することができる。置換基の例としては、ア
ルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、ハロゲン、
アリール基、アリールオキシ基、アリールチオ基、ハロ
ゲン化アリール基を挙げることができ、これらの1種ま
たは2種以上を用いることができ、そのような有機基の
例としてはアリールアルコキシアルキル基がある。これ
らの置換基を酸素原子、イオウ原子、窒素原子等を介し
て結合させることができ、そのような有機基の例として
はアリールスルホニルアリール基がある。
【0040】2価以上の有機基とは上記の有機基から、
炭素原子に結合している水素原子の1個以上を除いてで
きる基のことであり、例えばアルキレン基、フェニレン
基、ビスフェノール等の多核フェノールの誘導体を挙げ
ることができる。2以上の遊離原子価の相対的位置は特
に限定されるものではない。2価以上の有機基の例とし
ては、ヒドロキノン、レゾルシノール、ジフェニロール
メタン、ジフェニロールジメチルメタン、ジヒドロキシ
ジフェニル、 p,p’− ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、ジヒドロキシナフタレンを挙げることができる。
【0041】このようなリン酸エステル化合物の例とし
ては、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェー
ト、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェー
ト、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホ
スフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルフェ
ニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、
ジイソプロピルフェニルホスフェート、トリス(クロロ
エチル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホ
スフェート、トリス(クロロプロピル)ホスフェート、
ビス(2,3-ジブロモプロピル)-2,3- ジクロロプロピル
ホスフェート、トリス(2,3-ジブロモプロピル)ホスフ
ェート、ビス(クロロプロピル)モノオクチルホスフェ
ート、ビスフェノールAビスホスフェート、ヒドロキノ
ンビスホスフェート、レゾルシンビスホスフェート、ト
リオキシベンゼントリホスフェート等のポリホスフェー
トを挙げることができ、得られる熱可塑性樹脂組成物の
難燃性を考慮すると、赤燐、トリフェニルホスフェー
ト、各種ポリホスフェートが好ましい。
【0042】ハロゲン含有化合物の例としては、テトラ
ブロモビスフェノールA、デカブロモジフェニルオキサ
イド、ヘキサブロモシクロドデカン、オクタブロモジフ
ェニルエーテル、ビストリブロモフェノキシエタン、エ
チレンビステトラブロモフタイルイミド、トリブロモフ
ェノール、ハロゲン化ビスフェノールAとエピハロヒド
リンとの反応によって得られる各種ハロゲン化エポキシ
オリゴマー、ハロゲン化ビスフェノールAを構成成分と
するカーボネートオリゴマー、ハロゲン化ポリスチレ
ン、塩素化ポリオフィン、ポリ塩化ビニル等を挙げるこ
とができる。
【0043】金属酸化物の例としては、五酸化アンチモ
ンおよび三酸化アンチモン等の酸化アンチモンを挙げる
ことができる。
【0044】トリアジン化合物としては、メラミン、エ
チレンジメラミン、トリグアナミン、ベンゾグアナミ
ン、サクシノグアナミン、アジボグアナミン、メチルグ
ルタログアナミン、メラム、メロン、リン酸メラミン、
メラミン樹脂、BT樹脂、メラミンシアヌレート、エチ
レンジメラミンシアヌレート、トリグアナミンシアヌレ
ート、サクシノグアナミンシアヌレート、ベンゾグアナ
ミンシアヌレート等を挙げることができる。
【0045】本発明に係る難燃剤(B)は、1種または
2種以上を用いることができる。
【0046】本発明に係るポリテトラフルオロエチレン
含有混合粉体(C)は粒子径10μm以下のポリテトラ
フルオロエチレン粒子と有機系重合体とからなるもので
あり、ポリテトラフルオロエチレンは粒子径が10μm
を超え凝集体となっていないことが必要である。さら
に、熱可塑性樹脂に配合した際の分散性の観点から、粒
子径0.05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレ
ン粒子水性分散液と有機系重合体粒子水性分散液とを混
合した分散液中で、ビニル単量体を重合した後、凝固ま
たはスプレードライにより粉体化して得られるものを用
いる必要がある。本発明に係わるポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体(C)を得るために用いる、粒子径
0.05〜1.0μmポリテトラフルオロエチレン粒子
水性分散液は、含フッ素界面活性剤を用いる乳化重合で
テトラフルオロエチレンモノマーを重合させることによ
り得られる。
【0047】ポリテトラフルオロエチレン粒子の乳化重
合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性を損なわな
い範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロプロピレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロアルキルエ
チレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル等の含フ
ッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メタ)アク
リレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリレートを
用いることができる。共重合成分の含量は、テトラフル
オロエチレンに対して10重量%以下であることが好ま
しい。
【0048】ポリテトラフルオロエチレン粒子分散液の
市販原料としては、旭硝子フロロポリマー社製のフルオ
ンAD−1、AD−936、ダイキン工業社製のポリフ
ロンD−1、D−2、三井デュポンフロロケミカル社製
のテフロン30J等を代表例として挙げることができ
る。
【0049】本発明に係わるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C)を得るために用いる有機系重合体
粒子水性分散液は、ビニル単量体を乳化重合等の公知の
方法により重合させることにより得ることができる。
【0050】有機系重合体粒子水性分散液を得るために
用いるビニル単量体および、粒子径0.05〜1.0μ
mのポリテトラフルオロエチレン粒子水性分散液と有機
系重合体粒子水性分散液とを混合した分散液中で重合さ
せるビニル単量体としては特に制限されるものではない
が、ポリカーボネートを始めとする熱可塑性樹脂(A)
に配合する際の分散性の観点から熱可塑性樹脂(A)と
の親和性が高いものであることが好ましい。
【0051】これらビニル単量体の具体例としては、ス
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、o
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、o−エチルス
チレン、p−クロロスチレン、o−クロロスチレン、
2,4−ジクロロスチレン、p−メトキシスチレン、o
−メトキシスチレン、2,4−ジメチルスチレン等の芳
香族ビニル単量体;アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、ア
クリル酸ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸
トリデシル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸オク
タデシル、メタクリル酸オクタデシル、アクリル酸シク
ロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)
アクリル酸エステル単量体;アクリロニトリル、メタア
クリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;無水マレイ
ン酸等のα,β−不飽和カルボン酸;N−フェニルマレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−シクロヒキシルマ
レイミド等のマレイミド単量体;グリシジルメタクリレ
ート等のエポキシ基含有単量体;ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル単量体;
酢酸ビニル、酪酸ビニル等のカルボン酸ビニル単量体;
エチレン、プロピレン、イソブチレン等のα−オレフィ
ン単量体;ブタジエン、イソプレン、ジメチルブタジエ
ン等のジエン単量体等を挙げることができる。これらの
単量体は、単独であるいは2種以上混合して用いること
ができる。
【0052】これらの単量体の中で熱可塑性樹脂(A)
との親和性の観点から好ましいものとして、芳香族ビニ
ル系単量体、シアン化ビニル系単量体からなる群より選
ばれる1種以上の単量体を30重量%以上含有する単量
体を挙げることができる。特に好ましいものとして、ス
チレン、アクリロニトリルからなる群より選ばれる1種
以上の単量体を30重量%以上含有する単量体を挙げる
ことができる。
【0053】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体中に占めるポリテトラフルオロエチレン
の含有割合は、0.1重量%〜90%重量であることが
好ましい。0.1重量%未満であると難燃性の改良効果
が不十分となり、90重量%を超えると表面外観に悪影
響を及ぼす可能性がある。
【0054】本発明に用いるポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C)は、その水性分散液を、塩化カル
シウム、硫酸マグネシウム等の金属塩を溶解した熱水中
に投入し、塩析、凝固した後に乾燥するか、スプレード
ライにより粉体化することができる。
【0055】通常のポリテトラフルオロエチレンファイ
ンパウダーは、粒子分散液の状態から粉体として回収す
る工程で100μm以上の凝集体となってしまうために
熱可塑性樹脂に均一に分散させることが困難であるのに
対して、本発明に用いるポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体は、ポリテトラフルオロエチレンが単独で粒
子径10μmを超えるドメインを形成していないために
熱可塑性樹脂(A)に対する分散性がきわめて優れてい
る。この結果、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポリテ
トラフルオロエチレンが熱可塑性樹脂中で効率よく微細
繊維化しており、難燃性が優れる上に、表面性にも優れ
るものとなる。
【0056】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、熱可
塑性樹脂(A)、難燃剤(B)、ポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体(C)を混合して得ることができ
る。
【0057】混合比は、特に限定されないが、得られる
熱可塑性樹脂組成物の難燃性、機械的性質、コストを考
慮すると、好ましくは(A)100重量部に対して、
(B)0.1〜300重量部、(C)0.001〜50
重量部であり、より好ましくは(B)2〜200重量
部、(C)0.01〜10重量部である。
【0058】またポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体(C)の比率を大きくして、熱可塑性樹脂(A)と
混合したマスターバッチを予め調製しておき、その後マ
スターバッチと熱可塑性樹脂(A)、難燃剤(B)と
を、所望の組成で混合することもできる。
【0059】混合する方法としては、特に限定されない
が、単軸押出機、二軸押出機、バッチ式ニーダー、ロー
ル等を用いた通常公知の方法を挙げることができる。
【0060】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物には、ガ
ラス繊維、タルク、マイカ等の充填材、染料、顔料、安
定剤、補強剤等の各種添加剤を配合することができる。
【0061】本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、OA
機器、家電製品等のハウジング材料等の難燃性を要求さ
れる分野に使用することができる。
【0062】以下実施例により本発明を説明する。な
お、参考例、実施例および比較例において『部』および
『%』は特に断らない限り『重量部』および『重量%』
を意味する。
【0063】
【実施例】なお実施例、比較例における諸物性は次の方
法により測定した。
【0064】(1)固形分濃度:粒子分散液を170℃
で30分乾燥して求めた。
【0065】(2)粒子径分布、重量平均粒子径:粒子
分散液を水で希釈したものを試料液として、動的光散乱
法(大塚電子(株)製ELS800、温度25℃、散乱
角90度)により測定した。
【0066】(3)燃焼試験 ペレット状の樹脂組成物を射出成形機(東芝機械(株)
製IS−100)を用いて試験片に成形し、アンダーラ
イタ−ズラボラトリーズコーポレーションの定めるUL
94−V規格燃焼試験に準じて測定し、V−0に合格ま
たは不合格として判定した。
【0067】但し、UL94−V規格燃焼試験片の厚み
は1/8”〜1/32”で行った。
【0068】(4)成形外観 射出成形品表面に、目視で凝集物がみられないとき、良
好とした。
【0069】参考例1.ポリテトラフルオロエチレン含
有混合粉体(C−1)の製造 ドデシルメタクリレート70部とメチルメタクリレート
30部の混合液に2,2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)0.1部を溶解させた。これにドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.0部と蒸留水3
00部の混合液を添加し、ホモミキサーにて10000
rpmで4分間攪拌した後、ホモジナイザーに30MP
aの圧力で2回通し、安定なドデシルメタクリレート/
メチルメタクリレート予備分散液を得た。これを、攪拌
翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラ
ブルフラスコに仕込み、窒素気流下で内温を80℃に昇
温して3時間攪拌してラジカル重合させ、ドデシルメタ
クリレート/メチルメタクリレート共重合体粒子分散液
(P−1)を得た。
【0070】P−1の固形分濃度は25.1%で、粒子
径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は190
nm、表面電位は−39mVであった。
【0071】ポリテトラフルオロエチレン系粒子分散液
としては、旭硝子フロロポリマーズ社製フルオンAD9
36を用いた。AD936の固形分濃度は63.0%で
あり、ポリテトラフルオロエチレン100部に対して5
部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルを含
む。AD936の粒子径分布は単一のピークを示し、重
量平均粒子径は290nm、表面電位は−20mVであ
った。
【0072】833部のAD936に蒸留水1167部
を添加し、固形分濃度26.2%のポリテトラフルオロ
エチレン粒子分散液F−1を得た。F−1は25%のポ
リテトラフルオロエチレン粒子と1.2%のポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテルを含むものである。
【0073】239.0部のP−1(ドデシルメタクリ
レート/メチルメタクリレート共重合体60部)、80
部のF−1(ポリテトラフルオロエチレン20部)を、
攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口、滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコに仕込み窒素気流下に室
温で1時間攪拌した。その後系内を80℃に昇温し、硫
酸鉄(II)0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム0.003部、ロンガリット塩0.24部、蒸
留水10部の混合液を加えた後、メチルメタクリレート
20部、ターシャリーブチルペルオキシド0.1部の混
合液を30分かけて滴下し、滴下終了後内温を80℃で
1時間保持してラジカル重合を完了させた。固形物の分
離はみられず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の
固形分濃度は28.6%で、粒子径分布は比較的ブロー
ドで重量平均粒子径は220nmであった。
【0074】この粒子分散液349.7部を塩化カルシ
ウム5部を含む75℃の熱水600部に投入し、固形物
を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C−1)98部を得た。
【0075】乾燥したC−1を220℃でプレス成形機
により短冊状に賦形した後、ミクロトームで超薄切片と
したものを無染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。
ポリテトラフルオロエチレンは暗部として観察される
が、10μmを超える凝集体は観察されなかった。
【0076】参考例2.C−2の製造 攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセ
パラブルフラスコに蒸留水190部、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム1.5部、メチルメタクリレート
100部、t−ブチルペルオキシド0.5部を仕込み、
窒素気流下に50℃に昇温した。次いで、硫酸鉄(II)
0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム
0.003部、ロンガリット塩0.24部、蒸留水10
部の混合液を加えラジカル重合を開始させた。発熱が終
了した後、系内の温度を50℃で1時間保持して重合を
完了させ、メチルメタクリレート重合体粒子分散液(P
−2)を得た。
【0077】P−2の固形分濃度は33.3%で、粒子
径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は91n
m、表面電位は−32mVであった。
【0078】参考例1で用いたF−1を160部(ポリ
テトラフルオロエチレン40部)と、181.8部のP
−2(ポリメチルメタクリレート60部)とを、攪拌
翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラ
ブルフラスコに仕込み、窒素気流下に室温で1時間攪拌
した。その後系内を80℃に昇温し、1時間保持した。
固形物の分離はみられず、均一な粒子分散液を得た。粒
子分散液の固形分濃度は29.2%、粒子径分布は比較
的ブロードで重量平均粒子径は165nmであった。
【0079】この粒子分散液341.8部を塩化カルシ
ウム5部を含む85℃の熱水700部に投入し、固形物
を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレ
ン含有混合粉体(C−2)98部を得た。
【0080】参考例3.C−3の製造 攪拌翼、コンデンサー、熱電対、窒素導入口、滴下ロー
トを備えたセパラブルフラスコに、参考例1で使用した
F−1を160部(ポリテトラフルオロエチレン40
部)、ドデシルベンゼンスルホン酸1.0部、蒸留水7
0部を仕込み、窒素気流下に80℃に昇温した。次い
で、硫酸鉄(II)0.001部、エチレンジアミン四酢
酸二ナトリウム0.003部、ロンガリット塩0.24
部、蒸留水10部の混合液を加えた後、n−ブチルアク
リレート48部、スチレン12部、ターシャリーブチル
ペルオキシド0.3部の混合液を滴下ロートより90分
間で滴下し、ラジカル重合を進行させ、滴下終了後、内
温を80℃で1時間保持した。固形物の分離はみられ
ず、均一な粒子分散液を得た。粒子分散液の固形分濃度
は33.2%、粒子径分布は比較的ブロードで重量平均
粒子径は250nmであった。
【0081】この粒子分散液301.5部を塩化カルシ
ウム5部を含む85℃の熱水700重量部に投入し、固
形物を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体(C−3)97部を得た。
【0082】参考例4 粉末状のポリテトラフルオロエチレンファインパウダー
(旭ICI社製CD123)を、C−4として用いた。
【0083】実施例1〜13,および比較例1〜15 表1〜10に示す各種熱可塑性樹脂、ガラス繊維、難燃
剤、参考例1〜4で得たC−1〜4を、二軸押出機(W
ERNER&PFLEIDERER社製ZSK30)を
用いて、溶融混練した。得られたペレットを、射出成形
機(東芝機械(株)製IS−100)を用いて、UL9
4−V試験片に成形した。得られた試験片を用いて、難
燃性、成形外観を評価した。結果を表1〜10に示す。
【0084】なお、押出機のバレル温度および射出成形
機のシリンダー温度は、表1のポリフェニレンエーテル
組成物では250℃、表2のポリオレフィン組成物では
210℃、表3の高衝撃性ポリスチレン組成物では25
0℃、表4のアクリロニトリル−スチレン−ブタジエン
共重合体組成物では260℃、表5のポリブチレンテレ
フタレート組成物では260℃、表6のポリブチレンテ
レフタレート、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエ
ン共重合体組成物では260℃、表7のポリカーボネー
ト、ポリブチレンテレフタレート組成物では270℃、
表8のナイロン組成物では260℃、表9のポリカーボ
ネート組成物では260℃、表10のポリカーボネー
ト、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン組成物で
は240℃で行った。
【0085】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】 実施例および比較例より、次のことが明らかとなった。
【0086】(1)本発明により得られるポリテトラフ
ルオロエチレン含有混合粉体を添加した場合、得られる
熱可塑性樹脂組成物は、ポリテトラフルオロエチレン含
有量は少ないが、難燃性、成形外観に優れる。
【0087】(2)テトラフルオロエチレン分散液と有
機系重合体分散液とを混合し凝固したもの、またはポリ
テトラフルオロエチレン分散液の存在下有機系単量体を
重合したものを用いた場合、得られる熱可塑性樹脂組成
物は、難燃性、成形外観に劣る。
【0088】(3)粉末状のポリテトラフルオロエチレ
ンを添加した熱可塑性樹脂組成物は、難燃性、成形外観
に劣る。
【0089】
【発明の効果】本発明によると、ポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体を用いることで、高度な難燃性が要
求される熱可塑性樹脂組成物において、高価なポリテト
ラフルオロエチレンの使用量削減が可能である。
【0090】本発明は、難燃性に優れる熱可塑性樹脂組
成物を、極めて安価に提供するものであり、OA機器、
家電製品等のハウジング材料等の難燃性、コスト削減の
要求される分野におけるその利用価値は絶大である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 25/00 C08L 25/00 27/18 27/18 67/00 67/00 69/00 69/00 71/12 71/12 77/00 77/00 Fターム(参考) 4J002 BB011 BB031 BB121 BB171 BB211 BB243 BC011 BC031 BC051 BC061 BC071 BC081 BC091 BC113 BD043 BD152 BH011 BN061 BN141 BN151 BN161 CC183 CD123 CF031 CF041 CG011 CG021 CG033 CH071 CL011 DA056 DE126 EB096 EJ056 EU026 EU186 EU196 EW046 EW056 FB262 FD133 FD136 GQ00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネート、ポリフェニレンエー
    テル、ポリオレフィン、芳香族ビニル重合体、ポリエス
    テル、ポリアミドから選ばれる1種または2種以上の熱
    可塑性樹脂(A)、難燃剤(B)およびポリテトラフル
    オロエチレン含有混合粉体(C)からなる熱可塑性樹脂
    組成物。
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