JP2000296013A - 調節機構を有する軽量の自動折畳み傘 - Google Patents

調節機構を有する軽量の自動折畳み傘

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JP2000296013A
JP2000296013A JP11102987A JP10298799A JP2000296013A JP 2000296013 A JP2000296013 A JP 2000296013A JP 11102987 A JP11102987 A JP 11102987A JP 10298799 A JP10298799 A JP 10298799A JP 2000296013 A JP2000296013 A JP 2000296013A
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Japan
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hand
rope
tube
latch member
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Shunko Rin
俊 光 林
Eijin Cho
榮 仁 張
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FUTAI UMBRELLA FACTORY CO Ltd
Original Assignee
FUTAI UMBRELLA FACTORY CO Ltd
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45BWALKING STICKS; UMBRELLAS; LADIES' OR LIKE FANS
    • A45B25/00Details of umbrellas
    • A45B25/16Automatic openers, e.g. frames with spring mechanisms

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  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な組立性、操作性およびメンテナンス性
を有する軽量の自動折畳み傘を提供する。 【解決手段】 入れ子式に互いに嵌合自在である複数の
管11,13,14を有する中央軸1と、少なくとも中
央軸1の上ろくろ22にピボット式に固定されるトップ
骨21と中央軸1にスライド自在に保持される下ろくろ
24にピボット式に固定される引張骨23とを有し、傘
地を固定するための骨アセンブリ2と、傘を開くため
に、中央軸1内に保持される開放用バネ3と、中央軸1
と下ろくろ24との間に保持され、傘を開いて骨アセン
ブリ2を伸展させる際に、下ろくろ24を上方に引っ張
るためのドラグ手段4と、中央軸1の手元12に嵌め込
まれ、傘を閉じて骨アセンブリ2を折畳む際に、下ろく
ろ24をロックする一方、傘を開いて骨アセンブリ2を
伸展させる際に、下ろくろ24のロックを解消する調節
機構5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調節機構を有する
軽量の自動折畳み傘に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本出願
と同一の発明者に対し付与された米国特許579135
9号には、軽量の傘構造を有する自動折畳み傘が、開示
されている。この自動折畳み傘は、ピボット521を使
用して手元12に旋回自在にマウントされる長尺の調節
レバー52を、必要とする。したがって、調節手段5の
構成部材の組立ては、複雑であり不便である。一方、ド
ラグ手段4のリンク部材41は、ピン422によって、
リンクホルダ42に固定される必要があり、さらに、リ
ンクホルダ42は、中央軸1の下管11の底部に、固定
される。したがって、傘の要素部材の組立ては、複雑で
あり不便である。
【0003】シュルテスに対し付与された米国特許46
82616号には、締結装置を備えた傘が、開示されて
いる。この締結装置は、手元1内でスライド自在に支持
される移動式ボルト18とこのボルト18に固定される
開放用ボタン15とを有するスライダに対する、ロック
およびロックの解除を実行する。シュルテスの米国特許
4682616号の図7に示されるように、手元1は、
上部部材と下部部材とに分割される。脱着自在の前記分
割部材は、スライドチャンネル1a"を定義し、また、
その間には、ボルト18およびバネ17がマウントされ
る。したがって、アクセスが容易である。しかし、手元
1を完全に組立てるために連結される分割部材は、連結
縁部に「境界線」を形成するため、傘の美的な装飾効果
に影響を及ぼす。また、上部部材のフック部は、下部部
材のグルーブ部と嵌合/連結自在である。(シュルテス
の米国特許の図7に破線で示される)これらの部材は、
プラスチック製であり、木製とすることには適していな
い。つまり、傘の手元1を木製とすることは難しい。し
たがって、プラスチック製の手元は、木の材料により可
能とされる高貴なフィーリングと比較すれば、その経済
価値および装飾効果は、減ずる。
【0004】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、良好な組立性、操作性および
メンテナンス性を有する軽量の自動折畳み傘を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、入
れ子式に互いに嵌合自在である複数の管を有する中央
軸、少なくとも、前記中央軸の上ろくろに、ピボット式
に固定されるトップ骨と、前記中央軸にスライド自在に
保持される下ろくろに、ピボット式に固定される引張骨
とを有し、傘地を固定するための骨アセンブリ、傘を開
くために、前記中央軸内に保持される開放用バネ、前記
中央軸と前記下ろくろとの間に保持され、傘を開いて前
記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろを上方
に引っ張るためのドラグ手段、および前記中央軸の前記
手元に嵌め込まれ、傘を閉じて前記骨アセンブリを折畳
む際に、前記下ろくろをロックする一方、傘を開いて前
記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろのロッ
クを解消する調節機構を有することを特徴とする自動折
畳み傘である。
【0006】したがって、迅速な組立性、便利な操作性
あるいは便利なメンテナンス性を有する軽量の自動折畳
み傘に提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照し説明する。
【0008】図1は、傘を開いた状態を示している縦断
面図、図2は、傘を閉じた状態を示している縦断面図、
図3は、手元の上部外周内に、傘の骨の球状露先を収容
するための中間ステップを示している縦断面図、図4
は、図3の後続ステップに係る、折畳まれた傘を示して
いる縦断面図、図5は、調節機構および手元の分解斜視
図、図6は、図5に従って手元に調節機構が嵌め込まれ
た状態を示している縦断面図、図7は、図6の線7‐7
に関する手元の横断面図、図8は、別の実施例の調節機
構および手元の分解斜視図、図9は、傘を閉じる状態で
の、図8の調節機構が組み付けられた手元の縦断面図、
図10は、図9の後続ステップに係る、手元内に球状露
先を収容した状態を示している縦断面図である。
【0009】図1〜7に示されるように、本発明に係る
自動折畳み傘は、中央軸1、骨アセンブリ2、開放用バ
ネ3、ドラグ手段4、および調節機構5を有する。
【0010】本発明は、添付される図面に示されるよう
に、三重に折畳まれる自動折畳み傘に適用される。けれ
ども、傘を折畳む回数は、本発明において限定されな
い。
【0011】中央軸1は、下管11と、下管11の底部
に固定される手元12と、下管11に対し入れ子式に連
結自在な中央管13と、中央管13に対し入れ子式に連
結自在な上管l4と、上管14の上部内に固定される内
部ブロック15とを有する。
【0012】管14,13、11の形状は、本発明にお
いて限定されない。すべての隣接する2つの管の間に、
カップリング機構あるいは制限機構を形成し、一方の管
が他方の管から「外れる」あるいは分離することを、防
ぐことも可能である。軽量化のために、管は、凹部を有
する六角形の断面を有する、アルミニウム合金あるいは
他の軽量の素材から製造可能である。
【0013】骨アセンブリ2は、トップ骨21、引張骨
23、中間骨25、中間連結骨26、先骨27、および
バネ骨28を有する。トップ骨21は、中央軸1の上部
に形成される上ろくろ22に、ピボット式に固定され
る。引張骨23は、トップ骨21と中央軸1にスライド
自在に保持される下ろくろ24との間に、ピボット式に
固定される。中間骨25は、トップ骨21にピボット式
に固定される。中間連結骨26は、引張骨23と中間骨
25との間に、ピボット式に連結される。先骨27は、
中間骨25にピボット式に連結される。バネ骨28は、
トップ骨21と先骨27との間に連結される。また、先
骨27の最外端部には、球状露先271が形成されてい
る。
【0014】骨アセンブリ2の骨構造を変更すること
で、他の折畳み構造に適用可能であり、本発明において
限定されない。
【0015】下ろくろ24は、下方に突出している下方
延長管240を有する。下方延長管240は、最下端部
に形成される第1嵌合穴部241と第2嵌合穴部242
とを有する。なお、第2嵌合穴部242は、第1嵌合穴
部241より上方に位置する。また、各々の嵌合穴部2
41,242は、調節機構5にスライド自在に保持され
る移動式ラッチ部材52に、連結自在である。
【0016】開放用バネ3は、ドラグ手段4のロープホ
ルダ42上に保持されると共に下管11の底部内に保持
されるバネ下端部31と、上管14の上部内に固定され
る内部ブロック15に保持されるバネ上端部32とを有
する。
【0017】ドラグ手段4は、下管11の底部内に固定
されるロープホルダ42内に固定されるロープ下端部4
11を有するロープ41と、上管14の上部内に回転可
能に保持される上部ローラ43と、下ろくろ24に回転
可能にマウントされる下部ローラ44と、上管14内に
配置されて、上管14の上部に固定される内側スリーブ
45とを有しており、内側スリーブ45に関し、開放用
バネ3をスライド自在に配置し得る。ロープ41は、ロ
ープ下端部411から上方へ延長し、内側スリーブ45
の内部を通過し、上部ローラ43に巻かれて偏向し、下
方へ延長し、下ろくろ44に巻かれて偏向し、最後に、
上方へ延長し、ロープ上端部412が、上管14の上端
部つまり内部ブロック15に固定されている。
【0018】ドラグ手段4のロープホルダ42は、締結
装置120によって、下管11の底部に固定される。締
結装置120は、ねじ部材やくぎ部材あるいはピン部材
からなり、横方向から手元12を貫通して挿入され、手
元12内において、下管11と調節機構5のラッチホル
ダ53とを、同時に固定する。ロープホルダ42内に
は、ソケット421が形成されている。ロープ41のロ
ープ下端部411は、ロープホルダ42を貫通した後、
縛られて結び目が作られ、ロープホルダ42のソケット
421内に、固定される。ロープ41のロープ下端部4
11の結び目を、ロープホルダ42内に、素早く固定で
きるため、本発明に係る傘を、容易に組立てることがで
きる。
【0019】調節機構5は、押しボタン51、移動式ラ
ッチ部材52および復元バネ54を有する。押しボタン
51は、手元12を貫通して形成されるボタン穴部12
2に、スライド自在に保持され、中央軸1の第1サイド
Aに隣接する。移動式ラッチ部材52は、手元12に形
成される凹状の内部121に嵌めこまれるラッチホルダ
53に、スライド自在に保持される。復元バネ54は、
移動式ラッチ部材52とラッチホルダ53との間を弾性
的に保持し、中央軸1の第2サイドBに隣接する。移動
式ラッチ部材52は、通常、付勢されている。したがっ
て、移動式ラッチ部材52に弾性的に接触している押し
ボタン51は、第1サイドAに向かい、手元12のボタ
ン穴部122から外側に突出しており、傘を開く際に、
押しボタン51が押し下げることができる。
【0020】押しボタン51は、内方の端部に形成され
て移動式ラッチ部材52に弾性的に接触する拡張円板部
511を有する。さらに、拡張円板部511は、復元バ
ネ54によって復元される移動式ラッチ部材52によっ
て、中央軸1の第1サイドAに向かい、弾性的に付勢さ
れる場合、手元12のボタン穴部122の内壁におい
て、外側に向かう動きが、阻止される。
【0021】移動式ラッチ部材52は、ラッチホルダ5
3の上部に横断的に形成されるスライド穴部531に対
し、往復スライド自在かつ嵌合自在であり、オーバル状
穴部521とラッチ部522とを有する。オーバル状穴
部521は、移動式ラッチ部材52の中央部を縦方向に
貫通して形成され、そのサイズは、下ろくろ24の下方
延長管240の外径より、若干大きい。ラッチ部522
は、オーバル状穴部521の端部に形成され、中央軸の
第2サイドBに隣接し、移動式ラッチ部材52の中央部
に向かい下向きのテーパー勾配を有し、傘を閉じる場
合、下ろくろ24の嵌合穴部241,242のどちらか
一方と嵌合自在である。
【0022】ラッチホルダ53は、スライド穴部531
と復元バネ54とを有する。スライド穴部531は、ス
リーブ部材50の上端部に横断的に形成され、内部に配
置される移動式ラッチ部材52とスライド自在かつ嵌合
自在である。復元バネ54は、中央軸1の第2サイドB
に隣接して、スライド穴部531の内側部に保持され、
移動式ラッチ部材52および押しボタン51を、中央軸
1の第1サイドAに向かい、外側に付勢する。したがっ
て、下ろくろ24の下方延長管240および中央軸1の
管14,13を、下方に移動させ、傘を閉じる際に、下
ろくろ24の各々の嵌合穴部241,242と、移動式
ラッチ部材52に形成されるラッチ部522とを嵌合さ
せることができる。一方、スリーブ部材50は、手元1
2の内部121に嵌めこまれ、下管11の底部付近に配
置され、かつ、ねじ部材やくぎ部材あるいはピン部材か
らなる締結装置120によって、手元に固定されてい
る。
【0023】図1に示される開かれた傘を、閉じる場
合、下ろくろ24を、下方に移動させて、骨アセンブリ
2を後退させて引込み、図2に示されるように、下ろく
ろ24の第1嵌合穴部241と移動式ラッチ部材52の
ラッチ部522とを嵌合する。露先271は、けれど
も、手元12の上部の外周123の外側に、留まってい
る。なお、露先271を、中央軸1に向かい、さらに引
込むことも可能であり、また、手元12に、中央軸に向
かい窪ませた凹部を形成し、手元の外周123の内部
に、露先271を収容することも可能である。下ろくろ
24の下方延長管240は、手元の内部121に、同時
に引込まれ、図3および図4に示されるように、下ろく
ろ24の第2嵌合穴部242と、ラッチ部522とが嵌
合され、最終的に、より安定して傘が折畳まれることに
なる。本発明に係る傘の折畳み後の全長は、更に短くす
ることが可能であり(図4)、ミニでコンパクトな折畳
み傘となる。
【0024】押しボタン51を押し下げ、下ろくろ24
の第2嵌合穴部242を移動式ラッチ部材52のラッチ
部522から分離すると、開放用バネ3は、中央軸1の
管14,13を上方へ付勢し、下ろくろ24を上昇さ
せ、骨アセンブリ2を展開し、傘を開き、図4から図1
の状態に、移行させる。露先271は、図4に示される
ように、手元12の外周123によって、妨害されるよ
うに思われる。しかし間違いなく、中央軸1の管14,
13および骨アセンブリ2の骨を延長させる開放用バネ
3のスプリング力によって、露先271は、外側に向か
って直ちに「引っ張られ」、手元12の外周123から
「外される」。したがって、影響が及ぼされないため、
本発明に係る傘を、スムーズに開くことができる。
【0025】本発明に係る調節機構5は、「モジュー
ル」として形成されるため、手元に容易に挿入され、嵌
め込まれ、組立てられ、あるいは、手元から容易に取り
外される。したがって、軽量の自動折畳み傘の製造が簡
略化できる。
【0026】ドラグ手段4のロープホルダ42は、手元
12の内側に位置する下管の底部内に、直接挿入された
め、ロープホルダ42を収容するための体積を効率的に
削減できる。したがって、「小さい」手元が適用可能で
あり、折畳み傘を、コンパクトに小型化できる。
【0027】本出願によって開示されたように、制御手
段である調節機構を「モジュール」として構成する簡略
化構造は、自動折畳み傘の製造を容易にし、また、傘の
メンテナンス性の向上に役に立つ。これら見地におい
て、従来技術より優れている。
【0028】本発明に係る調節機構5のラッチホルダ5
3は、図8〜図10に示すように、さらに変更可能であ
り、木製手元12に適用できる。このラッチホルダ53
は、スライド穴部531、復元バネ54、中央穴部53
2、およびスリーブ部材50を有する。スライド穴部5
31は、手元12内の下管11の底部周辺に配置される
ブッシュ530の上端部に、横断的に形成される。復元
バネ54は、スライド穴部531に保持され、移動式ラ
ッチ部材52および押しボタン51を外側に向けて付勢
する。中央穴部532は、ラッチホルダに縦方向に形成
され、傘を閉じる際に、下ろくろ24の下方延長管24
0を下方へ移動させるために使用される。スリーブ部材
50は、手元12内に嵌め込まれ、手元12の内壁とラ
ッチホルダ53のブッシュ530との間に沿って配置さ
れる。なお、手元12は、精密位置決めのため、内部1
21にスリーブ部材50を嵌め込んだ後、穴があけら
れ、ボタン穴部122が形成される。押しボタン51
は、ボタン穴部122を経由し、スライド自在に保持さ
れる。したがって、ラッチホルダ53のブッシュ530
は、スリーブ部材50と嵌合し、移動式ラッチ部材52
と手元12の押しボタン51とが位置合わせされる。
【0029】スリーブ部材50の上部フランジには、一
対の突起501が形成され、ブッシュ530の上部の対
向端部には、突起501と嵌合する一対の突起用穴部5
33が相対して形成されている。また、スリーブ部材5
0の上部フランジの前部には、ノッチ部502が、凹状
に形成され、押しボタン51に対し、位置決めされてい
る。したがって、押しボタン51を、押すことで、後方
へ移動させることが可能である。
【0030】ラッチホルダ53およびスリーブ部材50
が嵌め込まれるタイプの手元12は、特に、木製手元に
適用することが推奨される。それは、調節機構5の全て
の部材を、モジュールユニットとして成形プロセスによ
り製造でき、容易な嵌め込み、組立および取り外しが可
能となるためである。さらに、木製手元を有する傘の場
合、プラスチック製手元を有する傘に比べ、経済的価値
および装飾的効果を向上できる。
【0031】本発明は、発明の精神および範囲から逸脱
することなく、多様な変更が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、良好な組
立性、操作性およびメンテナンス性を有する軽量の自動
折畳み傘を、提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る傘を開いた状態を示している縦
断面図である。
【図2】 本発明に係る傘を閉じた状態を示している縦
断面図である。
【図3】 手元の上部外周内に、傘の骨の球状露先を収
容するための中間ステップを示している縦断面図であ
る。
【図4】 図3の後続ステップに係る、折畳まれた傘を
示している縦断面図である。
【図5】 本発明に係る調節機構および手元の分解斜視
図である。
【図6】 図5に従って手元に調節機構が嵌め込まれた
状態を示している縦断面図である。
【図7】 図6の線7‐7に関する手元の横断面図であ
る。
【図8】 本発明に係る別の実施例の調節機構および手
元の分解斜視図である。
【図9】 傘を閉じる状態での、図8の調節機構が組み
付けられた手元の縦断面図である。
【図10】 図9の後続ステップに係る、手元内に球状
露先を収容した状態を示している縦断面図である。
【符号の説明】
1…中央軸、 2…骨アセンブリ、 3…開放用バネ、 4…ドラグ手段、 5…調節機構、 11…下管、 12…手元、 13…中央管、 14…上管、 15…内部ブロック、 21…トップ骨、 22…上ろくろ、 23…引張骨、 24…下ろくろ、 25…中間骨、 26…中間連結骨、 27…先骨、 28…バネ骨、 31…バネ下端部、 32…バネ上端部、 41…ロープ、 42…ロープホルダ、 43…上部ローラ、 44…下部ローラ、 45…内側スリーブ、 50…スリーブ部材、 51…押しボタン、 52…移動式ラッチ部材、 53…ラッチホルダ、 54…復元バネ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月25日(2000.2.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、入
れ子式に互いに嵌合自在である複数の管を有する中央
軸、少なくとも、前記中央軸の上ろくろに、ピボット式
に固定されるトップ骨と、前記中央軸にスライド自在に
保持される下ろくろに、ピボット式に固定される引張骨
とを有し、傘地を固定するための骨アセンブリ、傘を開
くために、前記中央軸内に保持される開放用バネ、前記
中央軸と前記下ろくろとの間に形成され、傘を開いて前
記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろを上方
に引っ張るためのドラグ手段、および前記中央軸の前記
手元に嵌め込まれ、傘を閉じて前記骨アセンブリを折畳
む際に、前記下ろくろをロックする一方、傘を開いて前
記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろのロッ
クを解消する調節機構を有する自動折畳み傘であって、
前記調節機構は、前記手元を貫通して形成され且つ前記
中央軸の第1サイドに隣接するボタン穴部に、スライド
自在に保持される押しボタンと、前記下ろくろに形成さ
れる少なくとも一つの嵌合穴部と嵌合自在であり、且
つ、前記手元に形成される凹状の内部に嵌め込まれるラ
ッチホルダにスライド自在に保持される移動式ラッチ部
材と、前記ラッチホルダと前記移動式ラッチ部材との間
に弾性的に保持され且つ前記中央軸の第2サイドに隣接
する復元バネとを有し、前記復元バネは、通常、前記移
動式ラッチ部材と前記移動式ラッチ部材に弾性的に接触
している前記押しボタンとを、付勢して、前記押しボタ
ンを、前記中央軸の前記第1サイドに向かい、前記手元
の前記ボタン穴部から外側に突出させ、傘を開く際に、
前記押しボタンが押し下げられ得ることを特徴とする自
動折畳み傘。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】押しボタン51は、移動式ラッチ部材52
に接触する端部に形成される拡張円板部511を有す
る。さらに、拡張円板部511は、復元バネ54によっ
て復元される移動式ラッチ部材52によって、中央軸1
の第1サイドAに向かい付勢される場合、手元12のボ
タン穴部122の内壁において、外側に向かう動きが、
阻止される。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入れ子式に互いに嵌合自在である、上管
    と中央管と手元が固定される下管とを有する中央軸、 少なくとも、前記中央軸の上ろくろに、ピボット式に固
    定されるトップ骨と、前記中央軸にスライド自在に保持
    される下ろくろに、ピボット式に固定される引張骨とを
    有し、傘地を固定するための骨アセンブリ、 傘を開くために、前記中央軸内に保持される開放用バ
    ネ、 前記中央軸と前記下ろくろとの間に保持され、傘を開い
    て前記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろを
    上方に引っ張るためのドラグ手段、および前記中央軸の
    前記手元に嵌め込まれ、傘を閉じて前記骨アセンブリを
    折畳む際に、前記下ろくろをロックする一方、傘を開い
    て前記骨アセンブリを伸展させる際に、前記下ろくろの
    ロックを解消する調節機構を有することを特徴とする自
    動折畳み傘。
  2. 【請求項2】 前記下ろくろは、下方へ突出している下
    方延長管を有し、 前記下方延長管は、最下端部に形成される第1嵌合穴部
    と、前記第1嵌合穴部より上方の位置において前記最下
    端部に形成される第2嵌合穴部とを有し、 前記第1嵌合穴部および前記第2嵌合穴部は、前記調節
    機構内にスライド自在に保持される移動式ラッチ部材
    に、それぞれ、嵌合自在であることを特徴とする請求項
    1記載の自動折畳み傘。
  3. 【請求項3】 前記開放用バネは、前記ドラグ手段のロ
    ープホルダに保持されて前記下管の底部内に維持される
    バネ下端部と、前記上管の上部内に保持されるバネ上端
    部とを有することを特徴とする請求項1記載の自動折畳
    み傘。
  4. 【請求項4】 前記ドラグ手段は、前記下管の底部内に
    固定されるロープホルダに固定されるロープ下端部を有
    するロープと、前記上管の上部に回転自在に保持される
    上部ローラと、前記下ろくろに回転自在にマウントされ
    る下部ローラと、前記上管に配置される内側スリーブと
    を有し、 前記ロープは、前記ロープ下端部から前記内側スリーブ
    内を通過して延長し、前記上部ローラおよび前記下ろく
    ろにそれぞれ巻かれ、そのロープ上端部が、前記上管の
    上部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の
    自動折畳み傘。
  5. 【請求項5】 前記ドラグ手段の前記ロープホルダは、
    横方向から前記手元を貫通して挿入された締結装置によ
    って、前記下管の底部に固定され、前記下管と前記手元
    内の前記調節機構のラッチホルダとが、同時に固定され
    ており、 前記ロープホルダには、前記ロープの前記ロープ下端部
    が通過するためのソケットが形成されており、前記ソケ
    ットを通過した前記ロープ下端部は、縛られて結び目が
    作られ、前記ソケット内に、固定されることを特徴とす
    る請求項4記載の自動折畳み傘。
  6. 【請求項6】 前記調節機構は、 前記手元を貫通して形成され且つ前記中央軸の第1サイ
    ドに隣接するボタン穴部に、スライド自在に保持される
    押しボタンと、 前記下ろくろに形成される少なくとも一つの嵌合穴部と
    嵌合自在であり、且つ、前記手元に形成される凹状の内
    部に嵌め込まれるラッチホルダにスライド自在に保持さ
    れる移動式ラッチ部材と、 前記ラッチホルダと前記移動式ラッチ部材との間に弾性
    的に保持され且つ前記中央軸の第2サイドに隣接する復
    元バネとを有し、 前記復元バネは、通常、前記移動式ラッチ部材と前記移
    動式ラッチ部材に弾性的に接触している前記押しボタン
    とを、付勢して、前記押しボタンを、前記中央軸の前記
    第1サイドに向かい、前記手元の前記ボタン穴部から外
    側に突出させ、傘を開く際に、前記押しボタンが押し下
    げられ得ることを特徴とする請求項1記載の自動折畳み
    傘。
  7. 【請求項7】 前記押しボタンは、内方の端部に形成さ
    れ且つ前記移動式ラッチ部材に弾性的に接触する拡張円
    板部を有し、 前記拡張円板部は、前記復元バネによって復元される前
    記移動式ラッチ部材によって、前記中央軸の前記第1サ
    イドに向かい、弾性的に付勢される際、前記手元の前記
    ボタン穴部の内壁において、外側に向かう動きが、阻止
    されることを特徴とする請求項6記載の自動折畳み傘。
  8. 【請求項8】 前記移動式ラッチ部材は、前記ラッチホ
    ルダの上部に横断的に形成されるスライド穴部に対し、
    往復スライドおよび嵌合自在であり、また、オーバル状
    穴部とラッチ部とを有し、 前記オーバル状穴部は、前記移動式ラッチ部材の中央部
    を縦方向に貫通して形成されており、そのサイズは、前
    記下ろくろの前記下方延長管の外径より、若干大きく、 前記ラッチ部は、前記オーバル状穴部の端部に、前記中
    央軸の前記第2サイドに隣接して形成され、かつ、前記
    移動式ラッチ部材の前記中央部に向かい下向きのテーパ
    ー勾配を有し、また、前記下ろくろの前記嵌合穴部のど
    ちらか一方と嵌合自在であることを特徴とする請求項6
    記載の自動折畳み傘。
  9. 【請求項9】 前記ラッチホルダは、 スリーブ部材の上端部に横断的に形成され、内部に配置
    される前記移動式ラッチ部材とスライドおよび嵌合自在
    であるスライド穴部と、前記中央軸の前記第2サイドに
    隣接し且つ前記スライド穴部の内側部に保持され、前記
    移動式ラッチ部材および前記押しボタンを、前記中央軸
    の前記第1サイドに向けて、外側に付勢する復元バネ
    と、 中央部に縦方向に形成される中央穴部とを有し、 傘を閉じる際に、前記下ろくろの前記下方延長管を、下
    方に移動させ、前記下ろくろの前記嵌合穴部と、前記移
    動式ラッチ部材に形成される前記ラッチ部とを嵌合さ
    せ、 前記スリーブ部材は、前記手元の凹状の内部に嵌め込ま
    れて前記下管の底部付近に配置され、かつ、締結装置に
    よって、前記手元に固定されていることを特徴とする請
    求項6記載の自動折畳み傘。
  10. 【請求項10】 前記調節機構の前記ラッチホルダは、 前記手元内の前記下管の底部周辺に配置されるブッシュ
    の上端部に、横断的に形成されるスライド穴部と、 前記スライド穴部に保持され、前記移動式ラッチ部材お
    よび前記押しボタンを外側に向けて付勢する復元バネ
    と、 前記ラッチホルダに縦方向に形成され、傘を閉じる際
    に、前記下ろくろの前記下方延長管を下方へ移動させる
    ための中央穴部と、 前記手元内に嵌め込まれ、前記手元の内壁と前記ラッチ
    ホルダの前記ブッシュとの間に沿って配置されるスリー
    ブ部材とを有することを特徴とする請求項6記載の自動
    折畳み傘。
  11. 【請求項11】 前記スリーブ部材の上部フランジに
    は、一対の突起が形成され、前記ブッシュの上部の対向
    端部には、前記突起と嵌合する一対の突起用穴部が相対
    して形成され、前記スリーブ部材の前記上部フランジの
    前部には、前記押しボタンに対して位置決めされるノッ
    チ部が、凹状に形成されており、 前記押しボタンを、内側に向かって押圧し得ることを特
    徴とする請求項10記載の自動折畳み傘。
JP11102987A 1999-03-01 1999-04-09 調節機構を有する軽量の自動折畳み傘 Pending JP2000296013A (ja)

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