JP2000295577A - 画像記録装置および電子カメラ装置 - Google Patents

画像記録装置および電子カメラ装置

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JP2000295577A JP10389099A JP10389099A JP2000295577A JP 2000295577 A JP2000295577 A JP 2000295577A JP 10389099 A JP10389099 A JP 10389099A JP 10389099 A JP10389099 A JP 10389099A JP 2000295577 A JP2000295577 A JP 2000295577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】階層符号化された画像データの特性に合った記
録動作を実現する。 【解決手段】画像データを階層符号化して記録する場合
には、画像データを記録した後もその圧縮率を容易に変
えることができるというデータ構造の特徴を考慮し、第
1のCPU(CPU#1)25は、記録時には、ユーザ
指定の記録画質モードに関わらず、低解像度から高解像
度までの全ての周波数域の画像情報を記録媒体24に書
き込み、「高精細モード」で記録を行う。記録媒体24
の未記録容量が所定量以下になると、第1のCPU(C
PU#1)25は、ユーザ指定の記録画質モードよりも
高画質の記録画質モードで記録されている画像データか
ら、余分な高解像度画像情報の部分を削除して、記録画
質モードをユーザ指定の「通常モード」あるいは「簡易
モード」に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを記録
媒体に記録する画像記録装置およびその画像記録装置を
用いた電子カメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子カメラにおいては、撮影に
よって得られた被写体の画像データは、メモリカードな
どの記録媒体に記録される。記録媒体の記憶容量は有限
であるため、電子カメラによる撮影可能枚数を増やす目
的から、画像データは圧縮してから記録するのが通常で
ある。現在使用されている画像圧縮方式としては、JP
EG(Joint Photographic Coding Experts Group)に
代表されるように、DCT(Discrete Cosine Transfor
m)を利用した画像圧縮方式が主流である。DCTは、
画像全体を8x8画素などの小さなブロックに分けて各
ブロック単位で直交変換する方式である。直交変換によ
って周波数に変換されたブロック毎に、量子化、可変長
符号化を施すことにより、データ量を減らすことができ
る。
【0003】DCTを利用した画像圧縮方式は基本的に
は非可逆圧縮であり、圧縮率を上げるほど撮影可能枚数
を増やすことが出来るが、その分、画質の劣化を招くこ
とになる。そこで、電子カメラにおいては、高精細モー
ド、通常モード、簡易モードといった記録画質モードを
設け、撮影者が、撮影前に所望の記録画質モードを選択
できるようにしているのが通常である。
【0004】ところで、最近では、DCTに代わる新た
な画像圧縮方式として、ウェーブレット変換(wavelet
transform)を利用した画像圧縮方式が注目され始めて
いる。ウェーブレット変換を利用した画像圧縮方式は、
画像データを周波数成分毎に分割して符号化することに
より解像度が異なる複数の画像情報を得るという階層符
号化方式であり、低解像度、標準解像度、高解像度の画
像情報を統一的に得ることができる。周波数成分毎の符
号化であるため、全ての周波数成分の符号化データを利
用せずとも、低域側の低解像度情報だけで画像を復元す
ることができる。つまり、高域側の高解像度情報を切り
捨てることによりデータ量を容易に削減することができ
ると共に、切り捨てずに全周波数域の画像情報を利用す
れば、可逆圧縮となる。
【0005】このようなウェーブレット変換を利用した
画像圧縮方式は、現在、JPEG2000として規格策
定中のものであり、電子カメラにおいても、JPEG2
000の早期の利用が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子カ
メラは、前述したように、撮影前に撮影者によって予め
指定された記録画質モードに対応する圧縮率で撮影画像
を記録するように構成されており、記録媒体に記録され
ている撮影済みの画像データの画質を後で変更するとい
った制御を行うことはできなかった。このため、記録媒
体の容量等の問題から通常モードや簡易モードを指定し
て撮影してしまうと、どんなに上手く撮れた画像であっ
てもそれを後で高画質画像に変更することは出来ないの
で、低画質画像のまま使用せざる得なかった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、記録画質モードを自動制御することによっ
て、記録媒体の容量が許す限り高画質の記録画質モード
で撮影画像を記録できるようにし、特に高解像度情報の
使用の有無によって容易に記録画質モードを変更できる
という特性を持つ階層符号化された画像データの記録に
最適な画像記録装置および同装置を用いた電子カメラ装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、画像データを画質の異なる複数の画質モ
ードで記録媒体に記録することが可能な画像記録手段
と、利用者の操作に応じて、前記画像記録手段の記録画
質を指定する記録画質モード指定手段と、前記記録媒体
の未記録容量が所定量以上ある場合には、前記記録画質
モード指定手段によって指定された記録画質モードに関
わらず、高画質の記録画質モードで前記画像データを記
録するよう前記画像記録手段を制御すると共に、前記記
録媒体の未記録容量が所定量よりも低下した場合には、
前記記録画質モード指定手段によって指定された記録画
質モードよりも高画質の記録画質モードで記録した画像
データの画質を、前記記録画質モード指定手段によって
指定された記録画質モードに変更する制御手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】このように、記録時には、利用者が指定し
た記録画質モードよりも高画質の記録画質モードでの記
録を行い、記録媒体の未記録容量が低下したときに利用
者が指定した本来の記録画質モードに戻すという、記録
画質モードの自動制御を行うことにより、電子カメラ等
で撮影された撮影画像を記録媒体の容量が許す限り高画
質の記録画質モードで記録することが可能となる。よっ
て、この画像記録装置を電子カメラに適用すれば、撮影
者が、「これは上手く撮れているから、もっと高画質の
記録画質モードで撮影しておけばよかった」と後悔する
という事態を防止することができる。
【0010】また、階層符号化された画像データを記録
する場合においては、記録媒体の未記録容量が所定量よ
りも低下した場合には、指定された記録画質モード以上
の余分な高解像度情報を削除する、という簡単な制御
で、利用者が指定した本来の記録画質モードに戻すこと
が可能となる。よって、記録画質モードを変えて再記録
するなどの処理が不要となり、再記録による画質の劣化
は生じない。
【0011】また、上述の記録画質モードの自動制御
は、電池の残存容量が所定値以下に低下したときには、
その実行を禁止することが好ましい。これにより、電池
動作可能時間の延長を図ることが可能となる。
【0012】また、指定された記録画質モードよりも高
画質の記録画質モードで記録されている画像データを識
別表示する手段をさらに設けることによって、その存在
を容易に利用者に知らせることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
る電子カメラの構成が示されている。
【0014】この電子カメラは、CCDなどの固体撮像
素子を用いて被写体像を撮影し、その撮影によって得ら
れた画像データを圧縮して記録媒体に記録するデジタル
スチルカメラであり、図示のように、レンズ部11、C
CDエリアセンサ12、撮像回路13、A/D変換回路
14、補正回路15、FIFOメモリ16、ビデオエン
コード回路17、TFT液晶駆動回路18、画像表示用
TFTパネル19、バックライトユニット20、ビデオ
出力回路21、フレームメモリ22、記録媒体インター
フェイス(I/F)23、記録媒体24、第1および第
2の2つのCPU25,26、アクチュエータ27、ア
クチュエータ駆動回路28、EEPROM29、外部デ
ータインターフェイス(I/F)30、キーマトリクス
31、LCD表示回路32、モード表示LCDパネル3
3、電源回路34、電池35、およびACアダプタ36
などから構成されている。
【0015】レンズ部11は撮影光学系を構成するため
のものであり、被写体像をCCDエリアセンサ12の撮
像面上に結像する。CCDエリアセンサ12の撮像面上
に結像された被写体像は、CCDエリアセンサ12によ
って光電変換されて、電気的な画像信号に変換される。
この画像信号は、CCDエリアセンサ12の撮像動作を
制御するための撮像回路13を介してA/D変換回路1
4に送られ、そこでデジタル画像データに変換される。
この画像データは、補正回路15によってホワイトバラ
ンス制御のための色補正やガンマ補正などが施された
後、フレームメモリ22に格納される。
【0016】フレームメモリ22は、CCDエリアセン
サ12から取り込んだ画像データや、記録媒体24から
読み出された再生対象の画像データを一時的に保持する
ためのメモリであり、画像圧縮/伸張処理などを初めと
する各種画像処理の為の作業用メモリ領域としても利用
される。
【0017】FIFOメモリ16、ビデオエンコード回
路17、TFT液晶駆動回路18、画像表示用TFTパ
ネル19、バックライトユニット20、およびビデオ出
力回路21は、モニタ表示用回路として機能する。この
モニタ表示用回路は、CCDエリアセンサ12から取り
込んだ被写体像の画像データを画像表示用TFTパネル
19や外部のTVモニタにファインダ像として表示した
り、記録媒体24に記録されている画像データを、画像
表示用TFTパネル19や外部のTVモニタに再生表示
するためのものである。フレームメモリ22に記録され
た表示対象の画像データは、FIFOメモリ16を介し
てビデオエンコード回路17に送られ、そこでNTSC
などのビデオ信号に変換された後、TFT液晶駆動回路
18およびビデオ出力回路21に送られる。TFT液晶
駆動回路18は、入力ビデオ信号に応じて画像表示用T
FTパネル19を駆動制御し、表示対象の画像データを
そのTFTパネル19上に表示する。ビデオ出力回路2
1は、ビデオ信号出力端子に必要に応じて接続される外
部のTVモニタへ、入力ビデオ信号を出力する。
【0018】記録媒体インターフェイス(I/F)23
は、電子カメラ本体に着脱自在に装着される記録媒体2
4をリード/ライトアクセスするためのインターフェイ
スである。記録媒体24としては、フラッシュEEPR
OMを用いたメモリカードなどが用いられる。この記録
媒体24は、パーソナルコンピュータなどの他の電子機
器との間でファイルの互換性を取るために半導体ディス
ク装置として扱われ、また記録媒体24上に記録される
データはFATファイルシステムなどのファイルシステ
ムによってファイルとして管理される。
【0019】第1のCPU(CPU#1)25は本電子
カメラを構成する各ユニットを動作制御するためのもの
であり、1チップマイコンなどを用いて実現されてい
る。この第1のCPU(CPU#1)25は、システム
コントロール機能部251、電池残り容量検出部25
2、および電源種類判別部253などを有している。こ
れら機能部はそれぞれ第1のCPU(CPU#1)25
によって実行されるソフトウェアプログラムによって実
現されている。
【0020】システムコントロール機能部251は、電
子カメラの動作全体を制御するためのものであり、キー
マトリクス31を構成する各種操作スイッチ(レリーズ
スイッチ、モード切替スイッチなど)がユーザによって
操作されると、その操作に応じて、撮影動作の制御や、
記録画像の再生表示のための制御、さらには記録画質モ
ードの切り替え制御などを行う。
【0021】すなわち、撮影動作時には、ユーザがレリ
ーズスイッチを用いて1stレリーズ操作(レリーズス
イッチの半押し)を行うと、システムコントロール機能
部251は、アクチュエータ駆動回路28を制御してア
クチュエータ27のモータの回転制御を行い、合焦点位
置にレンズ11の位置を調整した後(AF制御動作)、
レンズ11の位置をその合焦点位置に固定する(AFロ
ック)。この状態で、レリーズスイッチが押し込まれる
と(2ndレリーズ操作)、システムコントロール機能
部251は、撮像回路13を制御して、CCDエリアセ
ンサ13による本撮影動作を実行させ、そのCCDエリ
アセンサ13から画像データを取り込む。
【0022】本実施形態では、本撮影動作によって得た
画像データを記録媒体24に圧縮して記録するための画
像圧縮方式として、ウェーブレット変換圧縮モードが用
いられる。また「記録画質モード」としては、「高精細
モード」、「通常モード」、「簡易モード」、の画質の
異なる3つのモードが用意されている。どの「記録画質
モード」を使用するかは、ユーザが指定することができ
る。
【0023】「ウェーブレット変換圧縮モード」は画像
データを複数の周波数域に分割して、各周波数域毎に符
号化する階層符号化方式であり、解像度の低い画像情報
から解像度の高い画像情報までが解像度の順に並べられ
た階層構造の符号化データを得ることができる。
【0024】「高精細モード」は最も高画質の記録画質
モードであり、「ウェーブレット変換圧縮モード」によ
る階層符号化で得られた低解像度から高解像度までの全
ての周波数域の画像情報が記録媒体24に記録される。
「通常モード」、「簡易モード」の順で、高解像度側の
画像情報の切り捨て量が増やされ、それに応じてデータ
量も低減される。
【0025】ここで、本実施形態の特徴とする記録画質
モード制御の原理について説明する。本実施形態では、
低解像度から高解像度までの画像情報が順に並べられた
データ構造を有するという階層符号化された画像データ
の特性を利用し、次のような記録画質モード制御が行わ
れる。
【0026】すなわち、本実施形態では、記録時には、
ユーザ指定の記録画質モードに関わらず、低解像度から
高解像度までの全ての周波数域の画像情報を記録して、
「高精細モード」で記録を行っておき、記録媒体24の
未記録容量が所定量以下になったときに初めて、余分な
高解像度画像情報の部分を削除して、記録画質モードを
ユーザ指定の「通常モード」あるいは「簡易モード」に
変更する、という制御が行われる。これにより、「これ
は上手く撮れているから、もっと高画質の記録画質モー
ドで撮影しておけばよかった」と撮影者が後で後悔する
ことを無くすことができ、また、再記録を行うことな
く、高解像度画像情報の部分を削除するだけでユーザ指
定の記録画質モードに変更できるので、再記録による画
質の劣化を招くことも無い。
【0027】電池残り容量検出部252は、電池35の
残存容量を検出する。電池残り容量検出部252によっ
て検出された残存容量が所定量以下になった場合には、
前述の記録画質モード制御の実行は禁止され、ユーザ指
定の記録モードで撮影画像の記録が行われる。
【0028】電源種類判別部253は、ACアダプタ3
6からの電源によって駆動されているのか、電池35に
よる電源によって駆動されているのかを検出するもので
ある。ACアダプタ36からの電源によって駆動されて
いる場合には、記録媒体24の記憶容量が許す限り、
「高精細モード」で記録する制御が行われる。
【0029】第2のCPU(CPU#2)26は、第1
のCPU(CPU#1)25の制御の下に、各種画像デ
ータ処理を実行するためのものであり、1チップマイコ
ンなどによって実現されている。第2のCPU(CPU
#2)26は、画像圧縮機能部261、画像伸張機能部
262、フレームメモリーコントロール機能部263、
記録媒体アクセス機能部264などを有している。これ
ら機能部はそれぞれ第2のCPU(CPU#2)26に
よって実行されるソフトウェアプログラムによって実現
されている。
【0030】画像圧縮機能部261は、撮影によって得
られた画像データを圧縮するためのものであり、「ウェ
ーブレット変換圧縮モード」により画像データの圧縮を
行う。この場合、圧縮率、つまりどの程度高解像度側の
画像情報を切り捨てるかについては、第1のCPU(C
PU#1)25からの指示によって制御される。これに
より、撮影によって得られた画像データを画質の異なる
複数の記録画質モード(高精細モード、通常モード、簡
易モード)で記録媒体24に記録することができる。画
像伸張機能部262は、記録媒体24から読み出された
再生対象の画像データを伸張処理する。これら圧縮/伸
張処理はフレームメモリ22上で実行される。
【0031】記録媒体アクセス機能部264は、記録媒
体24上の画像データファイルをFATファイルシステ
ムを利用して管理すると共に、第1のCPU(CPU#
1)25からの指示に応じて、記録媒体24への画像デ
ータファイルの書き込み動作、および記録媒体24から
の画像データファイルの読み出し動作を実行制御する。
【0032】EEPROM29には、各種画像処理やA
F/AE制御の基準となるパラメータなどが予め格納さ
れている。ユーザによって指定された記録画質モードの
情報もEEPROM29に格納される。外部データイン
ターフェイス(I/F)30は、例えばRS232Cや
IEEE1394などの通信インターフェイスを介して
外部のパーソナルコンピュータや他の電子機器と通信す
るためのものであり、各種制御情報や画像情報を授受す
るために用いられる。キーマトリクス31は、前述した
ように、レリーズスイッチ、モード切替スイッチなどを
含む操作スイッチ群である。モード表示LCDパネル3
3は、現在設定されている動作モードの表示や、電池3
5の残存容量が所定容量まで低下したことを通知するた
めの警告表示などに用いられる。モード表示LCDパネ
ル33は、システムコントロール機能部251の制御の
下、LCD表示回路32によって制御される。
【0033】電源回路54は、電子カメラ内に収容され
た乾電池などの電池35や、ACアダプタ36を介して
入力される外部電源、から各ユニットに動作電源を供給
するための電源回路である。ACアダプタ36が接続さ
れている時には、動作電源は、自動的に電池35から外
部電源に切り替えられる。
【0034】(ウェーブレット変換を用いた画像圧縮方
式)次に、図2を参照して、ウェーブレット変換を用い
た画像圧縮方式の原理を説明する。
【0035】ウェーブレット変換では、まず、図2
(a)の入力画像信号は、水平・垂直の2次元フィルタ
・バンクを用いることにより、図2(b)のような4つ
の成分に変換される(LL,HL,LH,HH)。LL
は、水平および垂直方向共に低域の低域画像成分であ
る。HLはいわゆる縦波成分(水平差分)と呼ばれるも
のであり、水平方向の周波数成分は低く、垂直方向の周
波数成分だけが高い。LHは、横波成分(垂直差分)と
呼ばれるものであり、垂直方向の周波数成分は低く、水
平方向の周波数成分だけが高い。HHは、斜め波成分
(斜め差分)と呼ばれるものであり、水平および垂直共
に高域の画像成分である。
【0036】次に、図2(b)のLL成分が、図2
(c)のように、さらに4つの成分(LL,HL,L
H,HH)に変換される。このようにして、低域画像成
分が64x64や32x32などの低解像度になるま
で、低域成分(LL)のみを再帰的に分割していくこと
により、図2(d)に示すように、周波数域が異なる低
解像度から高解像度までの階層構造の符号化データ(A
〜J)が得られる。
【0037】例えば、基本となる符号化データ(A)だ
けを使用すれば、最も低解像度の画像を復号化できる。
これに、残りの符号化データ(B〜J)を順次加えるほ
ど、復号化できる画像の解像度を高めることが出来、全
ての符号化データ(A〜J)を使用すれば元の画像をそ
のまま復元(可逆)することができる。
【0038】このように周波数成分毎の符号化を行う階
層符号化方式においては、全ての周波数成分の符号化デ
ータを利用せずとも、低域側の低解像度の符号化データ
だけで画像を復元することができるので、高域側の高解
像度の符号化データを切り捨てることによりデータ量を
削減することができると共に、切り捨てずに全周波数域
の符号化データを利用すれば、可逆圧縮を実現すること
ができる。なお、全周波数域の符号化データを利用した
場合でも、必要に応じてハフマン符号化などの可変長符
号化を施すことにより、データ量を削減することができ
る。
【0039】(記録媒体上の画像データの構造)ウェー
ブレット変換を用いた画像圧縮方式によって階層符号化
された画像データを記録媒体24に記録する場合には、
図3に示すように、A,B,C,D,……Jの順で、低
域側の低解像度画像データから順に優先的に記録され
る。このように、低解像度の画像データから順に記録を
行うことにより、後ろの方の切り捨てるだけで、容易に
所望の記録画質モードを得ることができる。例えば、
「高精細モード」として可逆圧縮を使用する場合には、
図示のように、A,B,C,D,……Jの全てのデータ
を記録すればよく、また、例えばJを切り捨てると「通
常モード」、H,I,Jを切り捨てると「簡易モード」
となる。もちろん、各記録画質モードと切り捨てる高解
像度情報との関係は、任意に設定することができる。
【0040】(記録画質モード指定処理)次に、図4の
フローチャートを参照して、本実施形態の電子カメラに
よって実行される記録画質モード指定処理の一連の動作
について説明する。
【0041】この記録画質モード指定処理は、電子カメ
ラのパワーオン時や撮影・記録終了時などに自動的に行
われる。また、撮影開始前などに、ユーザが記録画質モ
ードを設定・変更するための所定の操作を行った場合に
も実行される。
【0042】ユーザがモード切替スイッチなどを用いて
記録画質モードを設定・変更するための所定の操作を行
った場合には(ステップS11)、第1のCPU(CP
U#1)25は、ユーザによって選択された記録画質モ
ードの種類を判別する(ステップS12,S13)。電
子カメラのパワーオン時や撮影・記録終了時などには、
ステップS11では、既にユーザによって指定されてい
る記録画質モードがEEPROM29から読み出され、
その種類を判別がステップS12,S13で行われるこ
とになる。
【0043】このようにして、ユーザ指定の記録画質モ
ードに応じて、本電子カメラの記録画質モードは「高精
細モード」、「通常モード」、「簡易モード」のいずれ
かに設定される(ステップS14,S15,S16)。
【0044】この後、第1のCPU(CPU#1)25
は、記録媒体アクセス機能部264を通じて記録媒体2
4の残り容量(未記録の空き容量)を検出し(ステップ
S17)、設定されたユーザ指定の記録画質モードで記
録できるだけの空き容量が記録媒体24に残っているか
否かを判断する(ステップS18)。この判断は、例え
ば、撮影画像の画像データサイズを記録画質モードとC
CDエリアセンサ12の解像度から予測し、それを空き
容量と比較すること等によって行われる。
【0045】ユーザによって指定された記録画質モード
で新たな画像データを記録できるだけの空き容量が無い
場合には(ステップS18のNO)、第1のCPU(C
PU#1)25は、既に記録媒体24に記録されている
画像データの中に、ユーザ指定の記録画質モードと実際
に記録されている記録画質モードとが異なっている画像
データがあるか否かを調べる(ステップS19)。これ
は、上述の記録画質モード制御方式によってユーザ指定
の記録画質モードよりも高画質の画質モードで記録され
ている画像データを検索するための処理であり、画像デ
ータのヘッダ部などに付加された記録モード情報で与え
られるユーザ指定の記録画質と、実際の画像データサイ
ズとの関係を調べることによって行われる。
【0046】ユーザ指定の記録画質モードと実際に記録
されている記録画質モードとが異なっている画像データ
が存在すれば(ステップS20)、第1のCPU(CP
U#1)25は、その画像データから余分な高解像度デ
ータ部を削除して、ユーザ指定の記録画質モードと実際
の記録画質モードを合わせる処理を行う(ステップS2
0)。これにより、記録媒体24の空き容量は増加す
る。ユーザ指定の記録画質モードで新たな画像データを
記録できるだけの空き容量が確保されるまで、ステップ
S19およびS20の処理は繰り返し実行される。しか
し、ユーザ指定の記録画質モードで記録できるだけの空
き容量が確保される前に、ユーザ指定の記録画質モード
と実際に記録されている記録画質モードとが異なってい
る画像データが無くなった場合には(ステップS19の
NO)、これ以上空き容量を増やすことが出来ないの
で、第1のCPU(CPU#1)25は、空き容量不足
のメッセージをモード表示LCDパネル33に表示した
後に(ステップS21)、処理を終了する。
【0047】ユーザ指定の記録画質モードで記録できる
だけの空き容量が確保できた場合や、予めその分の空き
容量が存在していた場合には(ステップS18のYE
S)、第1のCPU(CPU#1)25は、今度は、
「高精細モード」で記録できるだけの空き容量があるか
否かを判断する(ステップS22)。「高精細モード」
で記録できるだけの空き容量があれば(ステップS22
のYES)、第1のCPU(CPU#1)25は、ユー
ザ指定の記録画質モードに関係なく、「高精細モード」
を使用することを示す「高精細フラグ」をONにする
(ステップS23)。
【0048】一方、「高精細モード」で記録できるだけ
の空き容量が無い場合には(ステップS22のNO)、
第1のCPU(CPU#1)25は、既に記録媒体24
に記録されている画像データの中に、ユーザ指定の記録
画質モードと実際に記録されている記録画質モードとが
異なっている画像データがあるか否かを調べる(ステッ
プS24)。ユーザ指定の記録画質モードと実際に記録
されている記録画質モードとが異なっている画像データ
があれば(ステップS24のYES)、前述のステップ
S20によって余分な高解像度データ部の削除処理が行
われ、空き容量が増やされる。「高精細モード」で記録
できるだけの空き容量が確保されるまで、ステップS2
4およびS20の処理は繰り返し実行される。このよう
にして空き容量の確保に成功すると(ステップS22の
YES)、第1のCPU(CPU#1)25は、「高精
細フラグ」をONにする(ステップS23)。「高精細
モード」で記録できるだけの空き容量が確保される前
に、ユーザ指定の記録画質モードと実際に記録されてい
る記録画質モードとが異なっている画像データが無くな
った場合には(ステップS24のNO)、これ以上空き
容量を増やすことが出来ないので、第1のCPU(CP
U#1)25は、「高精細フラグ」をOFFにする(ス
テップS25)。
【0049】このように、本実施形態では、記録媒体2
4に空き容量を確保できる限り、より高画質の記録画質
モードが自動的に選択される。また、ユーザ指定の記録
画質モードよりも高画質の記録画質モードで記録されて
いる画像データから余分なデータを削除し、新たに撮影
する画像に対して優先的に記憶容量の割り当てを行うと
いう制御を行っているので、効率良く空き容量を確保す
ることが可能となる。なお、図8の記録画質モード変更
・確定処理で詳細は後述するが、ユーザ指定の記録画質
モードよりも高画質の記録画質モードで記録されている
画像データであっても、高画質で残すことが必要な画像
データについては、空き容量確保のための画像データか
ら除外することができる。よって、必要な画像データに
ついては高画質のまま維持することが可能となる。
【0050】(撮影処理動作)次に、図5のフローチャ
ートを参照して、本実施形態の電子カメラによって実行
される撮影処理時の一連の動作について説明する。
【0051】ユーザによって2ndレリーズ操作が行わ
れると、第1のCPU(CPU#1)25は、撮像回路
13を用いてCCDエリアセンサ12による露光動作を
制御して被写体像の撮影を行い、そして撮像回路13を
用いてCCDエリアセンサ12から画像データを読み込
む(ステップS31)。この画像データはA/D変換回
路14および補正回路15を介してフレームメモリ22
に記録される。次に、第1のCPU(CPU#1)25
は、第2のCPU(CPU#2)26の画像圧縮機能部
261にウェーブレット変換による画像圧縮処理を実行
させて、フレームメモリ22上の画像データを周波数別
に階層符号化する(ステップS32)。この後、第1の
CPU(CPU#1)25は、ユーザによって指定され
ている記録画質モードが「高精細モード」であるか否か
を判別する(ステップS33)。
【0052】ユーザ指定の記録画質モードが「高精細モ
ード」であれば(ステップS33のYES)、第1のC
PU(CPU#1)25は、第2のCPU(CPU#
2)26の記録媒体アクセス機能264を用いて、階層
符号化された画像データを記録媒体24に「高精細モー
ド」で書き込む(ステップS35)。
【0053】ユーザ指定の記録画質モードが「高精細モ
ード」ではない、つまり「通常モード」または「簡易モ
ード」であった場合には(ステップS33のNO)、第
1のCPU(CPU#1)25は、まず、図4で設定さ
れた高精細フラグのON/OFF状態を判別する(ステ
ップS34)。高精細フラグがONの場合には(ステッ
プS34のYES)、第1のCPU(CPU#1)25
は、ユーザ指定の記録画質モードよりも高画質の記録画
質モードで画像データを記録するために、ユーザ指定の
記録画質モードが「高精細モード」であった場合と同様
にして、階層符号化された画像データを記録媒体24に
「高精細モード」で書き込む(ステップS35)。一
方、高精細フラグがOFFの場合には(ステップS34
のNO)、第1のCPU(CPU#1)25は、ユーザ
指定の記録画質モード、つまり「通常モード」または
「簡易モード」で、階層符号化された画像データを記録
媒体24に書き込む(ステップS36〜S38)。
【0054】この後、第1のCPU(CPU#1)25
は、ユーザ指定の記録画質モードを再び判別し(ステッ
プS39,S41)、ユーザ指定の記録画質モードに対
応する記録モード情報を画像データファイルのヘッダ部
などに書き込む(ステップS40,S42,S43)。
これにより、ユーザ指定の記録画質モードと画像データ
ファイルとの対応付けが行われる。
【0055】(電源種別/電池残量による制御)次に、
図6のフローチャートを参照して、電子カメラの電源の
状態に応じて記録画質モード制御の実行を許可又は禁止
する処理について説明する。
【0056】第1のCPU(CPU#1)25は、2n
dレリーズ操作が行われると、図5で説明した実際の撮
影処理動作を開始する前に、まず、電源種類判別部25
3を用いて現在の電子カメラの電源種別を判別し、電子
カメラがACアダプタ動作中であるか否かを調べる(ス
テップS51,S52)。ACアダプタ36が電子カメ
ラに接続されており、そのACアダプタ36からの電源
によって電子カメラが動作している場合には(ステップ
S52のYES)、第1のCPU(CPU#1)25
は、何もせずに、図5で説明した撮影処理動作に移行す
る。これにより、記憶容量が許す限り、高画質の記録画
質モードで撮影画像を記録する処理が行われることにな
る。
【0057】一方、ACアダプタ36が電子カメラに接
続されておらず、電池35によって電子カメラが動作し
ている場合には、第1のCPU(CPU#1)25は、
電池残り容量検出部252を用いて電池35の残存容量
を検出し(ステップS53)、その電池残存容量が予め
決められた所定量以下であるか否かを判断する(ステッ
プS54)。電池残存容量が所定量よりも多く残ってい
る場合には、ACアダプタ動作している場合と同様に、
何もせずに、図5で説明した撮影処理動作に移行する。
【0058】一方、電池残存容量が予め決められた所定
量以下である場合には(ステップS54のYES)、で
きるだけ余分な動作を省略して電池35による動作時間
を延ばすために、第1のCPU(CPU#1)25は、
高精細フラグを強制的にOFFに設定した後に(ステッ
プS55)、図5で説明した撮影処理動作に移行する。
これにより、記録媒体24の空き容量によらず、ユーザ
指定の記録画質モードよりも高画質の記録画質モードで
画像データを記録するという制御は実行されなくなる。
【0059】(画像データ再生処理)次に、図7のフロ
ーチャートを参照して、記録媒体24に記録されている
画像データを再生表示する場合の処理手順について説明
する。
【0060】再生モードにおいて、ユーザによって再生
コマの指定が行われると(ステップS61)、第1のC
PU(CPU#1)25は、その再生コマの画像データ
に対応する記録モード情報を記録媒体24から読み込ん
でユーザ指定の記録画質モードを調べた後(ステップS
62)、その画像データのファイルサイズなどを調べる
ことによって実際の記録画質モードを判別する(ステッ
プS62)。そして、記録モード情報で示されるユーザ
指定の記録画質モードと実際の記録画質モードとが異な
っている場合には(ステップS64のYES)、第1の
CPU(CPU#1)25は、「高精細モード」の画像
データが存在する旨を示すアイコンまたはメッセージ
を、モード表示LCDパネル33や画像表示用TFTパ
ネル19に表示すると共に、その画像データを伸張処理
して画像表示用TFTパネル19に表示する(ステップ
S65,S66)。記録モード情報で示されるユーザ指
定の記録画質モードと実際の記録画質モードとが一致す
る場合には(ステップS64のNO)、ステップS65
の処理は行われず、ステップS66で画像データだけが
再生表示される。このように、ユーザが指定した記録画
質モードよりも高画質の記録画質モードで記録されてい
る画像データを識別表示することにより、その高画質の
画像データの存在をユーザに知らせることができ、ユー
ザが意図した記録画質モードよりも高画質で記録されて
いる画像データの利用が可能となる。
【0061】(記録画質モードの変更/確定処理)次
に、図8のフローチャートを参照して、ユーザが意図し
た記録画質モードよりも高画質で記録されている画像デ
ータを実際に利用するための記録画質モード変更/確定
処理について説明する。
【0062】例えば、再生モードにおいて、記録画質モ
ードの変更/確定対象のコマがユーザによって選択され
ると(ステップS71)、第1のCPU(CPU#1)
25は、その選択された画像データについて、記録モー
ド情報で示される記録画質モードと実際の記録画質モー
ドとが異なっているか否かを調べる(ステップS7
2)。異なっていれば(ステップS72のYES)、第
1のCPU(CPU#1)25は、メッセージ表示によ
り、1)記録画質モードを実際の記録画質モードに変更
するか、2)ユーザ指定の記録画質モードのまま確定す
るか、3)変更/確定処理を行わないか、をユーザに問
い合わせて、ユーザからの指示を待つ。記録画質モード
の変更つまり「高精細モード」への変更がユーザから要
求された場合には(ステップS74のYES)、第1の
CPU(CPU#1)25は、記録モード情報を「構成
モード」に書き替える(ステップS75)。これによ
り、以降、その画像データは、「高精細モード」を指定
して撮影した画像データと同様に扱うことが可能とな
る。一方、記録画質モードの確定がユーザから要求され
た場合には(ステップS74のNO)、第1のCPU
(CPU#1)25は、記録モード情報で示されるユー
ザ指定の記録画質モード以上の余分なデータ部を削除す
る(ステップS76)。これにより、実際の記録画質モ
ードが記録モード情報で示されるユーザ指定の記録画質
モードに合わせられる。
【0063】以上のように、本実施形態においては、ユ
ーザが指定した記録画質モードよりも高画質の記録画質
モードで記録を行い、記録媒体24の未記録容量が低下
したときにユーザ指定の本来の記録画質モードに戻すと
いう記録画質モードの自動制御を行うことにより、画像
データを記録した後もその圧縮率を容易に変えることが
できるという特性を持つ階層符号化に最適な画像記録シ
ステムを実現することができる。
【0064】なお、本実施形態では、ユーザ指定モード
が「通常モード」および「簡易モード」のどちらの場合
にも「高精細モード」にしたが、ユーザ指定モードより
も高画質で記録することが肝要であるので、ユーザ指定
モードが「簡易モード」の場合には「通常モード」で記
録するといった制御を行っても良い。
【0065】また、本実施形態の記録画質モード制御は
コンピュータプログラムによって実行制御されるもので
あるので、このコンピュータプログラムをコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に記録しておき、その記録媒体
を通じてコンピュータや電子機器の組み込みマイコンに
導入することにより、容易に本実施形態と同様の効果を
得ることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体の容量が許す限り高画質の記録画質モードで撮
影画像を記録できるようになり、特に高解像度情報の使
用の有無によって容易に記録画質モードを変更できると
いう特性を持つ階層符号化された画像データの記録に最
適なシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子カメラのシステ
ム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられるウェーブレット変換圧
縮モードによる画像圧縮方式の原理を説明するための
図。
【図3】同実施形態で用いられるウェーブレット変換圧
縮モードによって画像データを階層符号化した場合にお
ける記録媒体上の画像データ構造を示す図。
【図4】同実施形態の電子カメラによって実行される記
録画質モード指定処理の手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態の電子カメラによって実行される撮
影処理動作の手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態の電子カメラによって実行される電
源種別/電池残量による制御動作の手順を示すフローチ
ャート。
【図7】同実施形態の電子カメラによって実行される画
像データ再生処理の手順を示すフローチャート。
【図8】同実施形態の電子カメラによって実行される記
録画質モード変更/確定処理の手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
11…撮影レンズ、12…CCDエリアセンサ、13…
撮像回路、14…A/D変換回路、22…フレームメモ
リ、24…記録媒体、25…第1のCPU、26…第2
のCPU、251…システムコントロール機能部、25
2…電池残り容量検出部、253…電源種類判別部、2
61…画像圧縮機能部、262…画像伸張機能部、26
4…記録媒体アクセス機能部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/30 H04N 7/133 Z Fターム(参考) 5C022 AA13 AB00 AB22 AC03 AC18 AC32 AC42 AC54 AC69 AC73 AC74 5C052 AA17 CC06 CC11 DD02 DD08 EE02 EE03 EE08 GA02 GA03 GB01 GB06 GC05 GD03 GD09 GD10 GE04 GE05 GE08 5C053 FA08 FA27 GA11 GB06 GB21 GB22 GB28 GB36 GB40 KA03 KA08 KA24 LA01 LA06 5C059 KK22 MA00 MA24 MA31 ME02 PP01 PP14 SS15 TA17 TC15 UA02 UA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを画質の異なる複数の画質モ
    ードで記録媒体に記録することが可能な画像記録手段
    と、 利用者の操作に応じて、前記画像記録手段の記録画質を
    指定する記録画質モード指定手段と、 前記記録媒体の未記録容量が所定量以上ある場合には、
    前記記録画質モード指定手段によって指定された記録画
    質モードに関わらず、高画質の記録画質モードで前記画
    像データを記録するよう前記画像記録手段を制御すると
    共に、前記記録媒体の未記録容量が所定量よりも低下し
    た場合には、前記記録画質モード指定手段によって指定
    された記録画質モードよりも高画質の記録画質モードで
    記録した画像データの画質を、前記記録画質モード指定
    手段によって指定された記録画質モードに変更する制御
    手段と、 を具備することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像記録装置の電源として使用され
    る電池の残存容量を検出する残存容量検出手段をさらに
    具備し、 前記制御手段は、前記残存容量手段によって検出された
    前記電池の残存容量が所定値以下の場合には、前記記録
    媒体の未記録容量が所定量以上ある場合でも、前記記録
    画質モード指定手段によって指定された記録画質モード
    で画像データを記録するように前記画像記録手段を制御
    することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録画質モード指定手段によって指
    定された記録画質モードよりも高画質の記録画質モード
    で記録されている画像データを識別表示する手段をさら
    に具備することを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記画像記録手段は、前記画像データを
    階層符号化し、その階層符号化された画像データの高解
    像度情報の切り捨て量を記録画質モード毎に変えて記録
    媒体に記録するためのものであり、 前記制御手段は、前記記録媒体の未記録容量が所定量よ
    りも低下した場合には、前記記録画質モード指定手段に
    よって指定された記録画質モードよりも高画質の記録画
    質モードで記録した画像データから、前記指定された記
    録画質モード以上の余分な高解像度情報を削除すること
    により、前記記録画質モード指定手段によって指定され
    た記録画質モードに変更することを特徴とする請求項1
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 撮像素子を用いて被写体像を撮影し、そ
    の撮影によって得られた画像データを記録媒体に記録す
    る電子カメラ装置であって、 前記撮影によって得られた画像データを前記記録媒体に
    記録するために、請求項1乃至4のいずれか1項記載の
    画像記録装置を具備したことを特徴とする電子カメラ装
    置。
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