JP2000294582A - バンプ電極の形成方法および半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
バンプ電極の形成方法および半導体集積回路装置の製造方法Info
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Abstract
できる技術を提供する。 【解決手段】 フラックス1aが充填されたフラックス
転写ステージ2を用意し、このフラックス転写ステージ
2の表面に転写ヘッド3を押し当てて、転写ヘッド3に
フラックス1bを転写した後、基材4のパッド電極また
はバンプ電極が搭載された表面にフラックス1bが転写
された上記転写ヘッド3を押し当てて、基材4の表面に
フラックス1cを転写する。
Description
置の製造技術に関し、特に、電極パッド上にバンプ電極
を搭載したLSI(Large Scale Integrated Circuit)
パッケージを有する半導体集積回路装置の製造に適用し
て有効な技術に関するものである。
装基板(以下、半導体チップ、インターポーザおよび実
装基板を総称して基材と呼ぶ)の電極パッド上にバンプ
電極を形成するバンプ形成技術の一つに、ボール供給法
がある。このボール供給法は、予め形成された半田ボー
ルをパッド電極の表面上に吸引治具を用いて供給する方
法であり、例えば特開平5−129374号公報に記載
されている。
化を防いで半田ボールを溶け易くするめに、予め半田ボ
ールにフラックスを塗布した後、この半田ボールを基材
の電極パッドの表面上に搭載し、次いでリフロー処理を
施すことによって、半田ボールからなるバンプ電極をパ
ッド電極に接続させている。さらに、MCC(MicroCar
rier for Chip)基板またはBGA(Ball Grid Array
)基板に、直径0.6〜0.76mm程度の相対的に大き
いバンプ電極を形成する際のフラックス塗布は、自動化
によってその塗布量の均一化が図られており、フラック
スの塗布むらが生じるのを防いでいる。
2mm以下の相対的に小さいバンプ電極、または、すで
にバンプ電極が形成された基材へのフラックスの自動塗
布は難しく、ハケ塗りなどの手作業でフラックを塗布し
ている。このためフラックス塗布量が不均一となって、
半田ボールが未接続となる問題が生ずることが考えられ
た。
を向上させることのできる技術を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
フラックス転写ステージに充填されたフラックスを転写
ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写されたフラック
スを半田ボール、パッド電極またはバンプ電極が搭載さ
れた基材の一表面に転写する工程を有するものである。
フラックス転写ステージに充填されたフラックスを転写
ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写されたフラック
スを半田ボール、パッド電極またはバンプ電極が搭載さ
れた基材の一表面に転写する工程を有し、上記フラック
ス転写ステージ、上記転写ヘッドまたは上記基材の動作
機構が自動化されているものである。
前記(1)または(2)のバンプ電極の形成方法におい
て、上記転写ヘッドにはフラックスを溜める溝、フラッ
クスを溜める凹凸またはシリコンゴムが形成されている
ものである。
前記(3)のバンプ電極の形成方法において、フラック
スを溜める溝の深さを5〜100μm程度とするもので
ある。
方法は、フラックス転写ステージに充填されたフラック
スを転写ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写された
フラックスをパッド電極が搭載された第1の基材の一表
面に転写する工程と、第1の基材の一表面のパッド電極
上に半田ボールを供給する工程と、リフロー処理を施し
て、第1の基材の一表面のパッド電極と半田ボールとを
溶融接続する工程とを有するものである。
方法は、フラックス転写ステージに充填されたフラック
スを転写ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写された
フラックスを半田ボールが搭載されたダミー基材の一表
面に転写する工程と、ダミー基材の一表面の半田ボール
と第1の基材の一表面のパッド電極との位置合わせを行
う工程と、リフロー処理を施して、ダミー基材の一表面
の半田ボールと第1の基材の一表面のパッド電極とを溶
融接続する工程とを有するものである。
方法は、フラックス転写ステージに充填されたフラック
スを転写ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写された
フラックスをパッド電極が搭載された第1の基材の一表
面に転写する工程と、第1の基材の一表面のパッド電極
と第2の基材の一表面のバンプ電極との位置合わせを行
う工程と、リフロー処理を施して、第1の基材の一表面
のパッド電極と第2の基材の一表面のパンプ電極とを溶
融接続する工程とを有するものである。
方法は、フラックス転写ステージに充填されたフラック
スを転写ヘッドに転写した後、転写ヘッドに転写された
フラックスをバンプ電極が搭載された第1の基材の一表
面に転写する工程と、第1の基材の一表面のバンプ電極
と第2の基材の一表面のパッド電極との位置合わせを行
う工程と、リフロー処理を施して、第1の基材の一表面
のバンプ電極と第2の基材の一表面のパッド電極とを溶
融接続する工程とを有するものである。
方法は、前記(5)、(6)、(7)または(8)の半
導体集積回路装置の製造方法において、第1の基材また
は第2の基材を、半導体チップ、インターポーザまたは
実装基板とするものである。
ド電極またはバンプ電極が搭載された基材の一表面上へ
転写ヘッドを用いてフラックスを塗布するので、フラッ
クスの塗布むらがなくなり、バンプ電極の接続不良を防
ぐことができる。
に基づいて詳細に説明する。
塗布方法を図1および図2を用いて説明する。図1は、
フラックス塗布の手順を説明するための模式図であり、
図2は、転写ヘッドの種々の形状を示す転写ヘッドの断
面の模式図である。なお、実施の形態を説明するための
全図において同一機能を有するものは同一の符号を付
し、その繰り返しの説明は省略する。
ス1aが充填されたフラックス転写ステージ2を用意
し、このフラックス転写ステージ2の表面に転写ヘッド
3を押し当てて、転写ヘッド3にフラックス1bを転写
する。次に、図1(b)に示すように、例えばパッド電
極またはバンプ電極が搭載された基材4の表面にフラッ
クス1bが転写された上記転写ヘッド3を押し当てて、
基材4の表面にフラックス1cを転写する。
写ヘッド3へのフラックス1bの転写および転写ヘッド
3から基材4の表面へのフラックス1cの転写の一連の
工程は、転写ヘッド3または基材4の動作機構などを制
御した自動処理によって行われる。駆動方法に、例えば
ACサーボモータおよびボールネジを用いることによっ
てフラックス1cの転写精度を+−0.5mm以下とする
ことができる。
に、フラックス1bを溜めることのできる5〜100μ
m程度の深さの溝5を設けた転写ヘッド(図2
(a))、凹凸6を付けた転写ヘッド(図2(b))、
またはシリコンゴム7を備えた転写ヘッド(図2
(c))を用いることができる。
用したMCC構造の半導体集積回路装置の製造方法を図
3〜図6を用いて簡単に説明する。
を準備する。この半導体チップ8の回路形成面には複数
のパッド電極9が設けられ、複数のパッド電極9の夫々
の表面上にはバンプ電極10が形成されている。
ップ8の回路形成面に設けられたパッド電極9の表面
に、前記図1に記載した塗布方法によってフラックス1
cを塗布する。その後、半導体チップ8の回路形成面に
設けられたパッド電極9の配列ピッチと同一の配列ピッ
チで配置された複数の半田ボールを搭載した吸着治具を
用いて、この半田ボールを半導体チップ8の回路形成面
に設けられたパッド電極9上に供給し、次いでリフロー
処理を施してパッド電極9の表面に上記半田ボールを溶
融接続することによって行われる。ここで、フラックス
塗布、ボール供給およびリフロー処理の一連の工程を自
動処理化してもよい。
8の回路形成面に残存するフラックスを除去する。
のチップ搭載面上に前記半導体チップ8を実装する。半
導体チップ8の実装は、まず、MCC基板11のチップ
搭載面に設けられたパッド電極12の表面に、前記図1
に記載した塗布方法によってフラックス1cを塗布し、
その後、半導体チップ8をMCC基板11搭載し、次い
でリフロー処理を施してパッド電極12の表面にバンプ
電極10を溶融接続することによって行われる。ここ
で、フラックス塗布、半導体チップ搭載およびリフロー
処理の一連の工程を自動処理化してもよい。なお、MC
C基板11のチップ搭載面の周辺部にはメタライズ層1
3が設けられ、裏面にはパッド電極14が設けられてい
る。
1のチップ搭載面に残存するフラックスを除去する。
プ8を封止用キャップ15で封止すると共に、半導体チ
ップ8の裏面と封止用キャップ15の内壁面とを熱伝導
材16を介在して連結する。半導体チップ8の封止は、
MCC基板11のチップ搭載面に設けられたメタライズ
層13と封止用キャップ15の脚部15aに設けられた
メタライズ層17との間に封止材18を介在し、この封
止材18を溶融することによって行われる。また、半導
体チップ8の裏面と封止用キャップ15の内壁面との間
に熱伝導材16を介在し、この熱伝導材16を溶融する
ことによって行われる。
の裏面に設けられたパッド電極14の表面に、前記図1
に記載した塗布方法によってフラックス1cを塗布し、
その後、MCC基板11の裏面に設けられたパッド電極
14の配列ピッチと同一の配列ピッチで配置された複数
の半田ボールを搭載した吸着治具を用いて、この半田ボ
ールをMCC基板11の裏面に設けられたパッド電極1
4上に供給し、次いでリフロー処理を施してパッド電極
14の表面に半田ボールからなるバンプ電極19を溶融
接続する。ここで、フラックス塗布、ボール供給および
リフロー処理の一連の工程を自動処理化してもよい。
1の裏面に残存するフラックスを除去する。
形成されたMCC構造の半導体集積回路装置は、実装基
板の実装面上に実装され、例えば大型計算機の演算処理
部に組み込まれる。半導体集積回路装置の実装は、実装
基板の実装面に設けられたパッド電極にバンプ電極を溶
融接続することによって行われる。
の回路形成面に設けられたパッド電極9上への半田ボー
ルの供給、およびMCC基板11の裏面に設けられたパ
ッド電極14上への半田ボールの供給に吸着治具を用い
たが、ダミー基材に予めパッド電極9,14の配列ピッ
チと同一の配列ピッチで配置された複数の半田ボールを
搭載しておき、このダミー基材に搭載された半田ボール
をパッド電極9,14へ供給してもよい。
は、半導体チップ8の回路形成面に設けられたパッド電
極9の表面、MCC基板11のチップ搭載面に設けられ
たパッド電極12の表面およびMCC基板11の裏面に
設けられたパッド電極14の表面に塗布されたが、パッ
ド電極9,14に接続される半田ボール、またはパッド
電極12に接続される半導体チップ8の回路形成面に設
けられたバンプ電極10に塗布してもよい。
塗りなどの手作業ではなく、転写ヘッド3を用いた自動
処理によってフラックスをパッド電極9,12,14へ
塗布するので、フラックスの塗布むらがなくなり、バン
プ電極の接続不良を防ぐことができる。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
の半導体集積回路装置の製造方法に適用した場合につい
て説明したが、BGA構造、PGA(Pin Grid Array)
構造またはMCM(Multi Chip Module )構造などのバ
ンプ電極を有するいかなる半導体集積回路装置の製造方
法に適用することができる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
またはバンプ電極が搭載された基材の表面上へ、転写ヘ
ッドを用いてフラックスを塗布するので、フラックスの
塗布むらがなくなり、バンプ電極の接続不良を防ぐこと
ができるので、バンプ電極の接続信頼性が向上する。
るフラックスの塗布方法を示す模式図である。
する際に用いる転写ヘッドの種々の形状を示す転写ヘッ
ドの断面の模式図である。
装置の製造方法を説明するための断面図である。
装置の製造方法を説明するための断面図である。
装置の製造方法を説明するための断面図である。
装置の製造方法を説明するための断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスを半田ボール、パッド電極ま
たはバンプ電極が搭載された基材の一表面に転写する工
程を有することを特徴とするバンプ電極の形成方法。 - 【請求項2】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスを半田ボール、パッド電極ま
たはバンプ電極が搭載された基材の一表面に転写する工
程を有し、前記フラックス転写ステージ、前記転写ヘッ
ドまたは前記基材の動作機構が自動化されていることを
特徴とするバンプ電極の形成方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のバンプ電極の形
成方法において、前記転写ヘッドにはフラックスを溜め
る溝、フラックスを溜める凹凸またはシリコンゴムが形
成されていることを特徴とするバンプ電極の形成方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のバンプ電極の形成方法に
おいて、前記フラックスを溜める溝の深さは5〜100
μmであることを特徴とするバンプ電極の形成方法。 - 【請求項5】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスをパッド電極が搭載された第
1の基材の一表面に転写する工程と、前記第1の基材の
一表面のパッド電極上に半田ボールを供給する工程と、
リフロー処理を施して、前記第1の基材の一表面のパッ
ド電極と前記半田ボールとを溶融接続する工程とを有す
ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項6】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスを半田ボールが搭載されたダ
ミー基材の一表面に転写する工程と、前記ダミー基材の
一表面の半田ボールと第1の基材の一表面のパッド電極
との位置合わせを行う工程と、リフロー処理を施して、
前記ダミー基材の一表面の半田ボールと前記第1の基材
の一表面のパッド電極とを溶融接続する工程とを有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスをパッド電極が搭載された第
1の基材の一表面に転写する工程と、前記第1の基材の
一表面のパッド電極と第2の基材の一表面のバンプ電極
との位置合わせを行う工程と、リフロー処理を施して、
前記第1の基材の一表面のパッド電極と前記第2の基材
の一表面のパンプ電極とを溶融接続する工程とを有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項8】 フラックス転写ステージに充填されたフ
ラックスを転写ヘッドに転写した後、前記転写ヘッドに
転写された前記フラックスをバンプ電極が搭載された第
1の基材の一表面に転写する工程と、前記第1の基材の
一表面のバンプ電極と第2の基材の一表面のパッド電極
との位置合わせを行う工程と、リフロー処理を施して、
前記第1の基材の一表面のバンプ電極と前記第2の基材
の一表面のパッド電極とを溶融接続する工程とを有する
ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項5〜8のいずれか1項に記載の
半導体集積回路装置の製造方法において、前記第1の基
材または前記第2の基材は、半導体チップ、インターポ
ーザまたは実装基板であることを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09743099A JP3645444B2 (ja) | 1999-04-05 | 1999-04-05 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000294582A true JP2000294582A (ja) | 2000-10-20 |
JP2000294582A5 JP2000294582A5 (ja) | 2005-02-10 |
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