JP2000293023A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000293023A
JP2000293023A JP11099053A JP9905399A JP2000293023A JP 2000293023 A JP2000293023 A JP 2000293023A JP 11099053 A JP11099053 A JP 11099053A JP 9905399 A JP9905399 A JP 9905399A JP 2000293023 A JP2000293023 A JP 2000293023A
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toner
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JP11099053A
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English (en)
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Hiroya Hirayama
泰也 平山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像器内の2成分現像剤中の小粒径トナーを
消費して、現像剤の寿命を長く維持でき、現像剤の頻繁
な交換をなくして、ランニングコストを低く抑制するこ
とができ、また高品位な画像を得ることもできる画像形
成装置を提供することである。 【解決手段】 通常の出力画像の画像形成時、感光ドラ
ム4M上の静電潜像を現像器9Mにより2成分現像剤を
用いて現像する際、高品位な画像を得るために、現像ス
リーブ3に印加する現像バイアスとして、直流電圧に交
流電圧を断続的に重畳したブランクパルスを使用する。
そしてブランクパルスによる現像で小粒径側に偏った現
像剤のトナー粒度分布を適正に戻すために、通常の出力
画像の形成時以外の動作時に、トナー強制消費用画像の
画像形成を行い、その画像の潜像を直流成分に交流成分
を連続的に重畳した矩形バイアスを用いて現像し、小粒
径トナーを多く消費させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像
を現像して画像を得る、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等とされる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、像担
持体に形成された静電潜像を、現像器の現像剤担持体上
に担持した現像剤により、現像剤担持体に現像バイアス
を印加した下で現像し、トナー像として可視化すること
を行っている。
【0003】近年、画像の高質化のために、この現像バ
イアスとして、図3に示すような直流成分に交流成分を
断続的に重畳したブランクパルスが用いられている。こ
のブランクパルスを用いた現像方式は、図4に示すよう
な矩形バイアスに比べて、2成分現像剤のトナー濃度の
変動の影響を受けにくく、またハイライト部の再現性に
優れた高品位な画像を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラン
クパルスを用いた現像方式には、以下に述べるような問
題点があった。
【0005】ブランクパルスを現像バイアスとして用い
ると、現像剤中のトナーのうちの粒径の大きいものが多
く現像に消費され、粒径の小さなトナーは現像器に残留
する。このため現像を繰り返すと、現像器内の現像剤の
トナー粒度分布は、初期の現像剤の粒度分布よりも粒径
の小さい方に偏る。このように初期の現像剤に比べて小
粒径のトナーの割合が増加すると、トナーがチャージア
ップして画像濃度が低下する等、画像品位の低下をもた
らす。
【0006】これを防ぐには、現像器内に溜まった小粒
径のトナーを排出して、現像器内の現像剤のトナー粒度
分布を適正に維持すればよいが、上記のように、ブラン
クパルスによっては小粒径のトナーを排出することはで
きない。
【0007】このため、従来は、現像剤のトナー粒度分
布を適正に保つために、現像器内の現像剤を頻繁に交換
することを要しており、ランニングコストの上昇を招い
ていた。
【0008】本発明の目的は、現像器内の2成分現像剤
中の小粒径トナーを消費して、現像剤の寿命を長く維持
でき、現像剤の頻繁な交換をなくして、ランニングコス
トを低く抑制することができ、また高品位な画像を得る
こともできる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体に形成
された潜像を、現像剤担持体上に担持した磁性キャリア
と非磁性トナーとからなる2成分現像剤により、前記現
像剤担持体に直流成分に交流成分を断続的に重畳したブ
ランクパルスの現像バイアスを印加して現像する現像手
段を有し、前記現像により得られた可視画像は、最終的
に転写材に転写した後、定着を経て出力画像として出力
される画像形成装置において、前記現像手段に前記現像
バイアスの波形を変化させる制御部を設け、前記出力画
像の形成時以外の動作時に、前記像担持体にトナー強制
消費用画像の静電潜像を形成して、その潜像を、前記制
御部により前記現像バイアスをブランクパルス以外の異
なる波形に変化させて、前記異なる波形の現像バイアス
を印加して現像し、前記像担持体にトナー強制消費用画
像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】本発明によれば、前記異なる波形の現像バ
イアスは、直流成分に交流成分を連続的に重畳した波形
の矩形バイアスである。前記トナー強制消費用画像の画
像形成を、前記出力画像の転写材への転写後の後回転時
に行うことができる。 前記像担持体に形成されたトナ
ー強制消費用画像を、前記像担持体に設置されたクリー
ナにより像担持体から除去する。また、前記出力画像を
形成する画像モードと前記トナー強制消費用画像を形成
するメンテナンスモードとを切り替え可能に有し、前記
メンテナンスモードに切り替えたときに、随時、前記ト
ナー強制消費用画像の画像形成を行うことができる。前
記像担持体に形成されたトナー強制消費用画像を転写材
に転写して像担持体から除去し、除去されたトナー強制
消費用画像を転写材とともに排出する。
【0011】また、本発明よれば、ベルト状の転写材搬
送手段と、前記転写材搬送手段に沿って配置された複数
個の像担持体と、前記各像担持体に1つずつ配置された
色の異なる複数個の現像手段とを備え、前記複数個の像
担持体に形成した各色の可視画像を前記転写材搬送手段
により搬送される転写材に重ねて転写するようにするこ
とができる。あるいは、ドラム状の転写材搬送手段と、
前記転写材搬送手段に隣接して配置された1個の像担持
体と、前記1個の像担持体に対し配置された色の異なる
複数個の現像手段とを有し、前記1個の像担持体に順次
形成した各色の可視画像を前記転写材搬送手段により搬
送される転写材に重ねて転写するようにすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例につい
て図面に即して詳述する。
【0013】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。本画像形成装置は電子写真方式のフルカラ
ー複写機を示す。
【0014】このフルカラー複写機は、図1に示すよう
に、装置本体内に第1、第2、第3、第4の画像形成ス
テーション(画像形成部)PM、PC、PY、PKを備
え、この画像形成ステーションPM〜PKは、無端状の
転写材搬送手段である搬送ベルト16に沿って並設され
ている。搬送ベルト16は複数のローラに架設され、図
の矢印方向に駆動され、表面に担持した図示しない転写
材を、各画像形成ステーションPM〜PKへと順次搬送
する。搬送ベルト16による転写材搬送方向の上流側延
長上には給紙カセット30が、下流側延長上には図示し
ない定着器がそれぞれ配設されている。
【0015】各画像形成ステーションPM、PC、P
Y、PKは実質的に同一の構成を有し、それぞれ専用の
像担持体、本例では図の矢印方向に回転する電子写真感
光ドラム4M、4C、4Y、4Kを具備する。各感光ド
ラム4M、4C、4Y、4Kの周囲には回転方向に、そ
れぞれ感光ドラムを一様帯電する一次帯電器22M、2
2C、22Y、22K、感光ドラムに形成された静電潜
像を現像する現像器9M、9C、9Y、9K、現像によ
り得られたトナー像を転写材へ転写する転写帯電器17
M、17C、17Y、17K、感光ドラム上に残留した
転写残りトナーを除去するドラムクリーナ25M、25
C、25Y、25Kが順次配設されている。各感光ドラ
ムら4M、4C、4Y、4Kの上方には、それぞれ像露
光装置23M、23C、23Y、23Kが設けられてい
る。
【0016】上記の現像器9Mにはマゼンタ色の現像剤
が、現像器9Cにはシアン色の現像剤が、現像器9Yに
はイエロー色の現像剤が、現像器9にはブラック(黒)
色の現像剤がそれぞれ収容されている。これらの現像剤
は、マイナスに帯電する非磁性トナーと、プラスに帯電
する磁性キャリアとを混合した2成分現像剤とされてい
る。
【0017】像露光装置23M、23C、23Y、23
Kは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ等か
らなり、電気デジタル画素信号の入力を受けて、この信
号に対応して変調されたレーザービームを一次帯電器2
2M、22C、22Y、22Kと現像器9M、9C、9
Y、9Kとの間でドラム母線方向に走査してドラム面を
露光し、対応する色の静電潜像を形成するようになって
いる。像露光装置23Mにはカラー画像のマゼンタ成分
像に対応する画素信号が、像露光装置23Cにはシアン
成分像に対応する画素信号が、像露光装置23Yにはイ
エローマ成分像に対応する画素信号が、像露光装置23
Kにはブラック成分像に対応する画素信号がそれぞれ入
力される。
【0018】また第1の画像形成ステーションPMと給
紙カセット30との間には、転写材吸着手段を構成する
吸着帯電器と接地された金属ローラ(共に図示せず)
が、搬送ベルト16を挟んで対向設置されており、カセ
ット30から供給される転写材を搬送ベルト16に確実
に吸着させるために、コロナ放電および電荷の注入を行
う。一方、第4の画像形成ステーションPKと定着器
(図示せず)との間には除電用帯電器(図示せず)が設
けられており、この除電用帯電器には搬送ベルト16に
吸着されている転写材を分離するために交流電圧が印加
される。
【0019】上記構成のカラー複写機において、転写材
が給紙カセット30から搬送ベルト16上に給紙される
と、上述の吸着帯電器および接地した金属ローラの作用
により転写材は搬送ベルト16上に確実に吸着される。
一方、搬送ベルト16の矢印方向への移動にともなっ
て、第1の画像形成ステーションPMの感光ドラム4M
にはマゼンタトナー像が、第2の画像形成ステーション
PCの感光ドラム4Cにはシアントナー像が、第3の画
像形成ステーションPYの感光ドラム4Yにはイエロー
トナー像が、そして第4の画像形成ステーションPKの
感光ドラム4Kにはブラックトナー像がそれぞれ分担さ
れて形成される。
【0020】これらの画像は、転写材が搬送ベルト16
の移動にともなって、第1、第2、第3、第4の画像形
成ステーションPM、PC、PY、PKの感光ドラム4
M、4C、4Y、4Kの下部を順次通過して搬送される
間に、それぞれの転写帯電器17M、17C、17Y、
17Kにより転写材上に順次重ねて転写され、かくし
て、転写材上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック
の4色のトナー像を重ね合わせた合成カラー画像が得ら
れる。転写が終了した感光ドラム4M、4C、4Y、4
Kは、それぞれのクリーナ25M、25C、25Y、2
5Kにより表面の転写残りトナーを除去された後、つぎ
の画像形成に備えられる。
【0021】このようにして4色のトナー像を重畳転写
された転写材は、第4の画像形成ステーションPKを通
過した後、交流電圧が印加された図示しない除電用帯電
器により除電され、搬送ベルト16から分離される。搬
送ベルト16から分離された転写材は図示しない定着器
に送られ、定着器で4色のトナー像が定着された後、転
写材排出口からトレイへと排出され、以上で1つの複写
サイクルが終了する。
【0022】つぎに、第1の画像形成ステーションPM
の現像器9Mについて、図2の構成図を参照して現像プ
ロセスを説明する。第2、第3、第4の画像形成ステー
ションPC、PY、PKにおける現像プロセスも同様で
あるため、これらについては説明を省略する。
【0023】第1の画像形成ステーションにおいて、現
像器9Mは感光ドラム4Mに対向して配置されており、
内に2成分現像剤44を収容している。現像器9Mの内
部は、垂直方向に延在する隔壁10によって現像室(第
1室)11と攪拌室(第2室)12とに区画されてい
る。この現像室11の開口部には、矢印方向に回転する
非磁性の現像スリーブ3が感光ドラム4Mに対向して配
置されており、現像スリーブ3内には磁石13が固定配
置されている。現像スリーブ3の上方には、現像スリー
ブ3と所定の間隙を開けてブレード14が配設されてい
る。
【0024】現像室11内の現像剤は、回転する現像ス
リーブ3の表面に磁石13の磁力により担持されて搬送
され、ブレード14により現像剤層厚を規制された後、
現像スリーブ3と感光ドラム4Mとが対向した現像領域
に至る。現像領域に搬送された現像剤は、現像バイアス
電源15から現像スリーブ3に印加した現像バイアスの
作用により、トナーが感光ドラム4M上の静電潜像に転
移、付着して現像し、潜像をトナー像として可視化す
る。
【0025】現像を終了した現像剤は、現像スリーブ3
の回転にともない現像室11内に戻され、磁石13の反
発磁界により現像スリーブ3から剥離されて現像室11
内に回収される。
【0026】現像室11および攪拌室12の下部には、
それぞれ現像剤攪拌スクリュー41および42が設置さ
れている。また攪拌室12には図示しないトナー補給槽
が設置されており、攪拌室12内に補給槽から補給トナ
ーが搬送スクリュー43の回転によって補給されるよう
になっている。隔壁10には図2の手前側と奥側の端部
に、現像室11と攪拌室12とを相互に連通させる図示
しない通路が設けられている。
【0027】現像室11内のスクリュー41は、現像に
よるトナーの消費でトナー濃度が低下した現像剤を攪拌
しながらその長手方向に搬送して、隔壁10の一方の通
路から攪拌室12内に移動させる。攪拌室12内のスク
リュー42は、現像室11からの現像剤と攪拌室12内
の現像剤および補給槽からの補給トナーとを攪拌しなが
ら上記と逆の方向に搬送して、隔壁10の他方の通路か
ら現像室11内に移動させる。かくして、現像室11に
トナー濃度の回復した現像剤が循環される。
【0028】さて、本発明では、現像器9(9M〜9
K)において、2成分現像剤を用いて感光ドラム4(4
M〜4K)上の静電潜像を現像する際、現像スリーブ3
に印加する現像バイアスとして、図3に示すように、直
流電圧に交流電圧を断続的に重畳したブランクパルスを
使用した。これは、ブランクパルスを用いた現像によれ
ば、現像剤のトナー濃度の変動の影響を受けにくく、ま
たハイライト部の再現性に優れた高品位な画像を得るこ
とができるからである。
【0029】しかしながら、前述したように、ブランク
パルスによると、現像剤中のトナーのうちの粒径の大き
いものが多く現像に消費され、粒径の小さいトナーは現
像器内に残留する。
【0030】図5に、ブランクパルスを用いて現像を行
い、所定枚数の画像形成をした場合の、現像器内の現像
剤中トナーの粒度分布の変化を示す。図5に示されるよ
うに、現像(画像形成)を繰り返すことにより、現像器
内の現像剤中トナーの粒度分布は、初期の現像剤の粒度
分布よりも粒径の小さい方に偏る。
【0031】このように初期の現像剤に比べて小粒径の
トナーの割合が増加すると、トナーがチャージアップし
て画像濃度が低下する等、画像品位の低下をもたらす。
【0032】そこで、本発明は、通常の出力画像の形成
時以外の動作時に、トナーを強制消費するために、感光
ドラム4上にトナー強制消費用画像の静電潜像を形成す
る。そしてその潜像を、現像器9の現像スリーブ3に印
加する現像バイアスとしてブランクパルス以外の波形の
バイアスを用いて現像することにより、小粒径のトナー
を多く消費させるようにした。
【0033】これに対処するために、図2に示すよう
に、現像バイアス電源15には電源制御部20を接続し
て、電源制御部20により現像器9の現像スリーブ3に
印加する現像バイアス波形を変更可能に設定する。
【0034】本実施例では、トナー強制消費用画像の画
像形成を、通常の画像形成終了後の後回転中とし、また
形成する画像はハーフトーン画像とし、その静電潜像の
現像には現像バイアスとして、図4に示す現像直流成分
に交流成分を連続的に重畳した矩形バイアスを用いた。
現像により感光ドラム4上に形成されたトナー像は、ク
リーナ25(25M〜25K)により掻き落とした。
【0035】図6に、矩形バイアスを用いて現像を行
い、所定枚数の画像形成をした場合の、現像器内の現像
剤中トナーの粒度分布の変化を示す。
【0036】図6に示されるように、矩形バイアスを印
加して現像を繰り返すと、トナー粒径が大きな側に偏っ
た粒度分布になり、現像剤中のトナーのうちの粒径の小
さいものを多く現像に消費できることがわかる。したが
って、トナー粒度分布が小粒径側に偏った現像剤を、初
期の偏りのない適正な粒度分布に戻すことができる。
【0037】本実施例は、以上のように、通常の出力画
像の現像をブランクパルスを用いて行い、その現像でト
ナー粒度分布が小粒径側に偏った現像器内の現像剤に、
後回転中に小粒径トナーを消費する矩形バイアスによる
現像を行わせるので、現像容器内の現像剤中トナーの粒
度分布を初期の粒度分布に戻すことができ、現像を繰り
返しても初期の適正な粒度分布から大きく変化すること
はない。したがって、ブランクパルスでの現像による高
品位な画像が得られると同時に、現像剤の寿命を長く維
持でき、現像剤の交換によるランニングコストも低く抑
えることができる。
【0038】実施例2 本実施例では、画像形成装置に、通常の出力画像を形成
する画像モードと、トナー強制消費用画像を形成するメ
ンテナンスモードとを切り替え可能に設置して、メンテ
ナンスモードに切り替え時にトナー強制消費用画像の画
像形成を行って、小粒径のトナーを多く消費させるよう
にし、現像剤中のトナーの粒度分布の変化を防止するよ
うにした。
【0039】すなわち、メンテナンスモードにおいて、
感光ドラム4上にハーフトーン画像の静電潜像を形成
し、この潜像を、現像器9により2成分現像剤を用い、
現像スリーブ3に印加する現像バイアスとして、電源制
御部20により図4に示すような直流成分に交流成分を
連続的に重畳した矩形バイアスを設定制御して、現像し
た。本実施例では、感光ドラム4上に形成されたトナー
像は、その後、転写材に転写して転写材とともに機外に
排出した。
【0040】本実施例によっても、通常の出力画像の現
像をブランクパルスを用いて行い、その現像でトナー粒
度分布が小粒径側に偏った現像器内の現像剤に、後回転
中に小粒径トナーを消費する矩形バイアスによる現像を
行わせるので、現像容器内の現像剤中トナーの粒度分布
は、現像を繰り返しても初期の適正な粒度分布から大き
く変化することはなく、ブランクパルス現像による高品
位な画像が得られ、また現像剤の寿命を長く維持でき、
現像剤の交換によるランニングコストも低く抑えること
ができる。
【0041】また本実施例によれば、小粒径トナーの消
費動作を定期メンテナンス時等に実施することができる
ため、通常の出力画像の画像形成時の後回転時間を延ば
す必要がなく、出力画像の生産性を低下させることもな
い。さらに小粒径トナーの消費動作により形成したトナ
ー像は、転写材に転写して機外に排出するため、ドラム
クリーナにおける感光ドラムのクリーニング不良やトナ
ー飛散を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、通常の出力画像の画像形成時の現像にブ
ランクパルスを用いるので、高品位な画像を得ることが
でき、またブランクパルスによる現像で小粒径側にトナ
ー粒度分布が偏った現像剤に対しては、通常の画像形成
時以外の動作時に、トナー強制消費用画像の静電潜像を
形成し、その潜像を矩形バイアス等の小粒径トナーを多
く消費する現像バイアスを使用して現像させるので、現
像剤中のトナー粒度分布の偏りをなくすことができ、現
像剤の頻繁な交換の必要がなくなって、現像剤の長寿命
化、ランニングコストの低下を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された現像器を示す
構成図である。
【図3】本発明において通常の画像形成時の現像で現像
バイアスとして用いるブランクパルスを示す波形図であ
る。
【図4】本発明において通常の画像形成時以外の動作時
の現像で現像バイアスとして用いる矩形バイアスを示す
波形図である。
【図5】図3のブランクパルスを用いて現像を行い、所
定枚数の画像形成をした場合の、現像器内の現像剤中ト
ナーの粒度分布の変化を示す図である。
【図6】図4の矩形バイアスを用いて現像を行い、所定
枚数の画像形成をした場合の、現像器内の現像剤中トナ
ーの粒度分布の変化を示す図である。
【符号の説明】 3 現像スリーブ 4(4M〜4K) 感光ドラム 9(9M〜9K) 現像器 15 現像バイアス電源 16 搬送ベルト 20 電源制御部 44 2成分現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 ED09 ED24 FA30 FA35 HB06 HB13 2H030 AD03 AD16 BB23 BB24 BB34 BB44 2H073 AA07 BA07 BA09 BA21 BA43 CA03 CA22 2H077 AD36 AD37 BA10 CA01 CA19 DB14 DB15 EA03 GA03 GA04 GA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    像担持体に形成された潜像を、現像剤担持体上に担持し
    た磁性キャリアと非磁性トナーとからなる2成分現像剤
    により、前記現像剤担持体に直流成分に交流成分を断続
    的に重畳したブランクパルスの現像バイアスを印加して
    現像する現像手段を有し、前記現像により得られた可視
    画像は、最終的に転写材に転写した後、定着を経て出力
    画像として出力される画像形成装置において、 前記現像手段に前記現像バイアスの波形を変化させる制
    御部を設け、前記出力画像の形成時以外の動作時に、前
    記像担持体にトナー強制消費用画像の静電潜像を形成し
    て、その潜像を、前記制御部により前記現像バイアスを
    ブランクパルス以外の異なる波形に変化させて、前記異
    なる波形の現像バイアスを印加して現像し、前記像担持
    体にトナー強制消費用画像を形成することを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記異なる波形の現像バイアスは、直流
    成分に交流成分を連続的に重畳した波形の矩形バイアス
    である請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー強制消費用画像の画像形成
    を、前記出力画像の転写材への転写後の後回転時に行う
    請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体に形成されたトナー強制消
    費用画像を、前記像担持体に設置されたクリーナにより
    像担持体から除去する請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記出力画像を形成する画像モードと前
    記トナー強制消費用画像を形成するメンテナンスモード
    とを切り替え可能に有し、前記メンテナンスモードに切
    り替えたときに、随時、前記トナー強制消費用画像の画
    像形成を行う請求項1または2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体に形成されたトナー強制消
    費用画像を転写材に転写して像担持体から除去し、除去
    されたトナー強制消費用画像を転写材とともに排出する
    請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ベルト状の転写材搬送手段と、前記転写
    材搬送手段に沿って配置された複数個の像担持体と、前
    記各像担持体に1つずつ配置された色の異なる複数個の
    現像手段とを備え、前記複数個の像担持体に形成した各
    色の可視画像を前記転写材搬送手段により搬送される転
    写材に重ねて転写する請求項1〜6のいずれかの項に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ドラム状の転写材搬送手段と、前記転写
    材搬送手段に隣接して配置された1個の像担持体と、前
    記1個の像担持体に対し配置された色の異なる複数個の
    現像手段とを有し、前記1個の像担持体に順次形成した
    各色の可視画像を前記転写材搬送手段により搬送される
    転写材に重ねて転写する請求項1〜6のいずれかの項に
    記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030222A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成装置
US7356289B2 (en) 2005-04-06 2008-04-08 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with toner forced discharge mode

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