JP3466847B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3466847B2
JP3466847B2 JP35702196A JP35702196A JP3466847B2 JP 3466847 B2 JP3466847 B2 JP 3466847B2 JP 35702196 A JP35702196 A JP 35702196A JP 35702196 A JP35702196 A JP 35702196A JP 3466847 B2 JP3466847 B2 JP 3466847B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機、同プ
リンタなど静電転写プロセスを利用した画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体表面に静電的に形成した
静電潜像にトナーを供給してトナー像として可視化し、
このトナー像を紙などの転写材上に転写する工程を繰り
返し、転写材上に複数色のカラー画像を得る画像形成装
置が知られているが、この転写の際、すべてのトナー像
を像担持体から転写材に完全に転移させることは困難で
あり、像担持体にトナーが若干残るのは避けられない。
このため転写の都度、クリーニングを行なって転写残り
のトナーを除去している。
【0003】クリーニング手段としては、種々提案され
ているが、ウレタンゴムなどの弾性体に尖鋭なエッジを
形成して、このエッジを像担持体の表面に像担持体の走
行方向に見て転写部位よりも下流側において圧接し、転
写残りトナーを掻きとるようにしたクリーニングブレー
ドがあり、構造が簡単で小型であり、コスト的にも有利
であるなどの利点があるので、従来から広く使用されて
いる。
【0004】このようなクリーニングブレードは、像担
持体表面の転写残りのトナーを回収するだけでなく、ブ
レードの近傍に掻き取ったトナーを滞留し、トナーに像
担持体表面を研磨させる作用がある。クリーニングブレ
ード自身も、像担持体表面に圧接させているので、像担
持体表面を研磨する効果がある。
【0005】しかし、クリーニングブレードは、その一
方の端縁の1つのエッジを像担持体の走行方向に対向す
る向きに圧接するのが普通であり、像担持体表面とエッ
ジとの摩擦が大きくなることを免れない。このため、画
像形成装置の使用当初、摩擦によってブレードエッジが
反転して、いわゆるブレードめくれを招来する怖れがあ
るので、これを防ぐために、ブレードエッジと像担持体
との当接部位に予めトナーなどの適宜な粉体を付着させ
ることが行なわれる。使用当初を過ぎた後は、転写残り
のトナーの一部がクリーニングブレードのエッジ部に残
存して、これが潤滑剤の役目をするので、ブレードめく
れや微少振動などの発生は防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、像担持
体に静電潜像を形成する際の一次帯電などにコロナ帯電
器を利用すると、オゾンやNOx等のコロナ生成物が発
生し、このコロナ生成物が画像形成装置内の雰囲気中に
存在するだけでなく、像担持体の表面上に付着しする。
このコロナ生成物は、固着するとクリーニングブレード
により除去することが困難である上、トナーを付着しや
すいので、コロナ生成物に付着したトナーによる画像の
劣化を招くことが多々あった。またコロナ生成物の付着
は、クリーニングブレードと像担持体との摩擦の増大を
招き、このため、像担持体の表面に付着した紙粉などと
同じように傷を発生し、この傷にトナーが付着して上記
と同様に画像の劣化を招く。
【0007】像担持体表面からコロナ生成物を除去する
ためには、像担持体表面にクリーニングブレードを大き
な圧力で圧接すればよいが、こうすると却って、像担持
体表面に傷を発生させてしまうことになる。また、像担
持体表面との摩擦が大きくなり、クリーニングブレード
が反転してブレードめくれが生じ、トナーのクリーニン
グが行なえなくなる。
【0008】コロナ生成物を除去する他の方法として
は、画像形成終了後の像担持体の後回転時など画像形成
に関与しない非画像形成時に、現像器を像担持体に当接
走行させ、現像剤担持体上の現像剤により像担持体表面
をトナーを付着させずに掃き拭う条件の現像を行ない、
コロナ付着物等を除去ないし除去しやすくする手法があ
るが、現像器のトナー消費量が少ない場合、現像剤の劣
化が促進されるデメリットの方が大きい問題があった。
【0009】本発明の目的は、像担持体表面に付着した
オゾンやNOx等のコロナ生成物を除去し、コロナ生成
物の付着に起因したトナーの付着による画質劣化のない
高品質な画像を常に安定して得ることを可能とした画像
形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体を帯電する帯電手段と、帯電後の前記像担
持体を像露光する露光手段と、前記像担持体上に形成さ
れた静電潜像を現像する現像部へ非磁性トナー及び磁性
キャリアを含む現像剤を磁気的に担持して搬送する現像
剤担持体を備えた現像手段と、記録材にトナー像を転写
後、前記像担持体上の転写残トナーを除去するクリーニ
ング手段と、を有する画像形成装置において、前記現像
手段によるトナー消費量が所定量に達したとき、前記像
担持体にトナーを付着させない条件にて前記現像剤担持
体を回動させることで前記像担持体表面を現像剤により
掃き拭う工程を実行することを特徴とする画像形成装置
である。
【0011】本発明の一実施態様によれば、前記工程に
おける前記像担持体への現像剤の当接圧を画像形成時よ
りも低くする。
【0012】本発明の他の実施態様によれば、前記現像
手段を複数設け、前記各現像手段によるトナー消費量の
総量が所定量に達したとき前記工程を実行する
【0013】本発明の他の実施態様によれば、前記工程
において用いる現像手段を前記複数の現像手段のうち任
意の1つとすることができる。又、他の実施態様によれ
ば、前記工程において用いる現像手段を順次変更するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0015】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す構成図
である。本画像形成装置はフルカラー複写機を示す。複
写機の本体内には、像担持体である感光ドラム2が矢印
方向に回転可能に軸支されており、その周囲に画像形成
手段が配置されている。
【0016】複写されるべき原稿25の画像は、レンズ
26によってCCD等の撮像素子27に投影される。こ
の撮像素子27は原稿25の画像を多数の画素に分解
し、各画素の濃度に対応した光電変換信号、つまりアナ
ログ画像情報信号を発生する。撮像素子27から出力さ
れたアナログ画像情報信号は処理回路28に送られ、こ
こで各画素ごとにその画素の濃度に対応した出力レベル
を有する画素画像信号(デジタル画像情報信号)に変換
され、パルス幅変調回路29に送られる。
【0017】このパルス幅変調回路29から出力された
レーザ駆動パルスは、半導体レーザ30に供給され、半
導体レーザ30の駆動を変調して、そのパルス幅に対応
する時間だけ発光させる。従って、半導体レーザ30は
高濃度画素に対してはより長い時間駆動され、低濃度画
素に対してはより短い時間駆動されることになる。それ
故、感光ドラム2は、つぎに述べる光学系によって、高
濃度画素に対しては主査方向により長い範囲が露光さ
れ、低濃度画素に対しては主査方向により短い範囲が露
光される。つまり、画素の濃度に対応して静電潜像のド
ットサイズが異なる。従って、当然のことながら、高濃
度画素に対するトナー消費量は低濃度画素に対するそれ
よりも大である。なお、図3(d)に低、中、高濃度画
素の静電潜像をそれぞれ符号L、M、Hで示した。
【0018】半導体レーザ30から放射されたレーザ光
30aは回転多面鏡(ポリゴンミラー)31によって掃
引され、f/θレンズ等のレンズ32を通った後、固定
ミラー33で感光ドラム2方向に指向することにより、
レーザ光30aが感光ドラム2上にスポット結像され
る。かくして、レーザ光30aは感光ドラム2の表面
を、感光ドラム2の回転軸とほぼ平行な方向(主査方
向)に走査する。
【0019】感光ドラム2は感光体層を表面に有する電
子写真感光体ドラムである。感光体としては、アモルフ
ァスシリコン(a−Si)、アモルファスセレン(a−
Se)、CdS、ZnO2 、OPC(有機感光体)等な
ど種々の公知のものを使用できるが、本発明は、機械的
強度の比較的低いOPC感光体に適用する場合に特に有
効である。
【0020】感光ドラム2は矢印方向に回転しながら、
露光器6で均一に除電を受けた後、一次帯電器3により
均一に帯電される。その後、上述した画像情報信号に対
応して変調されたレーザ光30aが露光走査され、かく
して、感光ドラム2の表面に画像情報信号に対応した静
電潜像が形成される。
【0021】この静電潜像は現像装置4によって反転現
像される。現像装置4は、トナー粒子とキャリア粒子が
混合された二成分現像剤を収容した4個の現像器4Y、
4C、4M、4Kを内蔵しており、現像器4Y、4C、
4M、4Kは、トナーとしてそれぞれイエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックのトナーを使用している。感光
ドラム2上に形成された静電潜像は、感光ドラム2の外
周面に近接した潜像に対応した色の現像器によって反転
現像される。ここで、反転現像とは、感光ドラム2の潜
像領域、つまり露光領域に、潜像と同極性に帯電したト
ナーを付着させて、これを可視化する現像法である。
【0022】カセット16に収容された紙など記録材で
ある転写材Pが、ピックアップローラ17によって最上
位のものから1枚ずつ送給され、レジストローラ18に
より感光ドラム2上に形成されたトナー像と同期して転
写ドラム5に搬送される。転写ドラム5はその外周面に
転写シート8が貼着されており、内部に転写材Pを転写
シート8に吸着、保持させる転写材吸着手段を有する。
この転写材吸着手段は、感光ドラム2のトナー像とは逆
極性の電荷を転写シート8の内面側に付与する吸着帯電
器9と、転写シート8を挟んでその外側に設けられた導
電ローラ10とからなっている。導電ローラ10は接地
されており、吸着帯電器9の対向極となるとともに、転
写材Pに電荷を注入して転写シート8に静電吸着させる
作用をなす。
【0023】転写ドラム5の内側には、感光ドラム2と
の圧接位置に相当する箇所に、転写シート8にトナーと
反対極性の電荷を付与する転写帯電器11が設けられて
いる。転写ドラム5の内側、外側にはさらに、トナー像
転写後の転写材Pの転写シート8に対する吸着力を弱め
るためのACコロナ放電器12、13が転写シート8を
挟んで対向設置され、ACコロナ放電器12、13より
も転写ドラム5の回転方向下流側には分離爪14が設け
られている。またACコロナ放電器13に隣接してAC
コロナ放電器15が設けられ、このACコロナ放電器1
5は、転写材Pと転写シート8が分離する際に生じる剥
離放電による画像乱れを、ACコロナ放電によって防止
する。
【0024】転写ドラム5に搬送された転写材Pは、導
電ローラ10および吸着帯電器9間を通過する際に、転
写ドラム5の外周面の転写シート8に吸着して保持さ
れ、転写ドラム5の回転にともない、転写ドラム5と感
光ドラム2とが対向した転写部に搬送される。感光ドラ
ム2上のトナー像は、転写部において転写ドラム5と感
光ドラム2とが圧接する際に、転写帯電器11の作用に
よって転写材Pに転写される。
【0025】このようにして1色目のトナー像が転写さ
れた転写材Pは、転写ドラム5に担持されたまま回転し
て転写部に繰り返し搬送され、感光ドラム2上に順次形
成される2色目以降のトナー像が重ね合わせて転写され
る。このようにしてイエロー、シアン、マゼンタ、ブラ
ックの4色のトナー像が重畳転写された記録材Pは、つ
いでACコロナ放電器12、13の間を通過する際に転
写シート8に対する吸着力を弱められて、分離爪14に
よって転写シート8から分離される。転写によって感光
ドラム2上に残留したトナーは、感光ドラム2の回転方
向下流側に配置されたクリーニング装置7により回収さ
れる。
【0026】分離された転写材Pは、搬送ベルト19に
よって下流の定着器に搬送され、その吸着ローラ20お
よび加圧ローラ21の間を通過する際に加熱および加圧
されて定着され、フルカラーの永久画像に形成される。
片面画像形成時は定着によって画像形成が終了し、定着
した転写材Pが搬送ローラ対61、排出ローラ対22に
より装置外の排出トレイ23に排出される。
【0027】両面画像形成時は、定着後の転写材Pを複
数組の搬送ローラ対62によって装置内の両面カセット
24に送り戻し、一時的に保存する。一次保存された転
写材Pは、両面ピックアップローラによって最上位のも
のから1枚ずつ給送して、画像を形成した面と反対側の
裏面を表面側にして転写ドラム5に担持し、これに対し
画像形成動作を繰り返すことにより、転写材Pの裏面に
もフルカラーの永久画像が形成される。
【0028】現像器4の一例を図2に示す。図示するよ
うに、現像器4は感光ドラム2に対向する側に開口部を
有して配置されており、その内部は垂直方向に延在する
隔壁35によって第1室(現像室)36と第2室(撹拌
室)37とに区画されている。現像室36には矢印方向
に回転するアルミニウム、ステンレス鋼、チタン鋼など
の非磁性の現像スリーブ38が配置されており、この現
像スリーブ38内にマグネット39が固定配置されてい
る。現像スリーブ38は規制ブレード40によって層厚
規制された二成分現像剤(磁性キャリアと非磁性トナー
を含む)の層を担持して搬送し、感光ドラム2と対向す
る現像領域で現像剤を感光ドラム2に供給して、感光ド
ラム2上の静電潜像を現像する。現像効率、すなわち潜
像へのトナーの付着率を向上させるために、現像スリー
ブ38には電源41から直流電圧と交流電圧を重畳した
現像バイアス電圧が印加される。
【0029】現像室36および撹拌室37には、それぞ
れ現像剤撹拌スクリュー42および43が配置されてい
る。スクリュー42は現像室36中の現像剤を撹拌搬送
し、スクリュー43は撹拌室37に補給されたトナー5
3と、既に撹拌室37内にある現像剤34とを撹拌搬送
し、現像剤34のトナー濃度を均一化して濃度を回復す
る。補給トナー53は図示しないトナー補給槽に貯留さ
れ、搬送スクリュー46の回転により搬送されて排出口
45を通って撹拌室37に供給される。
【0030】隔壁35には図2における手前側と奥側の
端部に、現像室36と撹拌室37と相互に連通する図示
しない現像剤通路が形成されており、スクリュー42、
43の搬送により、現像によってトナーが消費されて濃
度の低下した現像室36内の現像剤が一方の通路から撹
拌室37内に移動し、撹拌室37内で濃度を回復した現
像剤が他方の通路から現像室36内へ移動する。
【0031】現像室36内には現像スリーブ38に近接
して現像剤濃度検知センサー52が設置され、この検知
センサー52は、現像スリーブ38上の現像剤のトナー
濃度(T/(T+C)比。ただし、T:トナー重量、
C:キャリア重量)を検知して、トナー補給槽からのト
ナー53の供給をするのに使用される。マグネットロー
ラ39の磁極N1は規制磁極、N2は現像磁極、S1は
搬送磁極、S2、S3は剥ぎ取り磁極である。
【0032】さて、本発明では、感光ドラム2の表面に
付着したコロナ生成物に起因したトナーの付着の増大を
防止して、感光ドラム2の表面の転写残りのトナーをク
リーニングブレード7aで容易に除去できるようにする
ために、画像形成終了後の感光ドラムの後回転時など、
画像形成に関与しない非画像形成時に、現像器4を感光
ドラム2に当接走行させ、現像スリーブ38上の現像剤
により感光ドラム2の表面を掃き拭う現像動作を行な
い、付着したコロナ生成物等を除去するものである。
【0033】本発明者の調べたところによると、感光ド
ラム2の表面に付着したオゾンやNOx等のコロナ生成
物は、クリーニング装置7のクリーニングブレード7a
で除去しきれず、ブレード7aをすり抜けて感光ドラム
2の表面に擦りつけられて固着してしまうことがあり、
この固着したコロナ生成物にトナーが付着しやすく、ト
ナーの付着が増大する。従って、現像器のトナー消費量
が多い場合、クリーニング部へ供給されるトナーやトナ
ー外添剤の量が多くなるので、感光ドラム表面のコロナ
生成物や感光ドラム表面の傷にトナーが多量に付着し
て、トナー付着物が大きく成長しやい。このため、トナ
ー消費量が多い場合は、感光ドラム表面のコロナ生成物
や付着トナーを除去する現像動作を行なう必要がある。
【0034】これに対し、トナー消費量が少ない場合
は、クリーニング部へのトナーおよびトナー外添剤の供
給量が少ないので、感光ドラム表面にトナー付着物がで
きにくく、感光ドラム表面のコロナ生成物等を除去しや
すくする現像動作を行なう必要性に乏しく、却って、こ
の現像動作で感光ドラム表面に接触する現像剤に劣化が
生じるだけである。
【0035】以上から、本発明では、トナー消費量が少
ない場合の現像剤の劣化促進のデメリットを避けるため
に、画像形成時の各現像器4のトナー消費量を検出し
て、4つの現像器4のトータルのトナー消費量が多いと
きにのみ、非画像形成時の現像動作を行なうようにし
た。
【0036】各現像器4のトナー消費量の検出は、濃度
検知センサー52による現像剤の検知濃度に基づきトナ
ー補給槽から現像器4へトナー53を補給する際のトナ
ー量を、補給を行なう搬送スクリュー46にロータリー
エンコーダ等を設置して、その回転量から得ることがで
きる。本実施例では、図1に示すように、画像形成装置
本体に画像情報信号(画像信号)に基づき形成する画像
の画像量(画像比率)を積算するビデオカウンター49
が設置されているので、これを利用してトナー消費量検
出装置を構成した。
【0037】このトナー消費量検出装置によれば、パル
ス幅変調回路29の出力信号がANDゲート47の一方
の入力端に供給され、このANDゲート47の他方の入
力端に、クロックパルス発振器48からのクロックパル
ス(図3(b)に示すパルス)が供給される。従って、
ANDゲート47からは図3(c)に示すように、レー
ザ駆動パルスS、I、Wの各々のパルス幅に対応した数
のクロックパルス、すなわち各画素の濃度に対応した数
のクロックパルスが出力される。このクロックパルス数
は各画素ごとにビデオカウンタ49によって積算され、
図4に示すように、各画素ごとのパルス積算信号、すな
わちビデオカウンタ数Kが算出される(A4画像の最大
ビデオカウント数は3707×106 )。このカウンタ
49からの各画素ごとのビデオカウント数Kは、原稿2
5の色分解画像の1つをトナー像で形成するのに現像器
4で現像に消費するトナー量に対応しており、1つの現
像器4のトナー消費量が検出される。
【0038】そこで、このビデオカウント数KをCPU
50に供給するとともに、メモリー(RAM)51に記
憶する。そして次の画像情報信号のビデオカウント数K
を算出したときに、これをRAM51に記憶しておいた
ビデオカウント数に積算する。この動作を各色の画像形
成ごとに4色分の行なって、その4色分のトータルのビ
デオカウント数Kを積算していく。
【0039】CPU50には、非画像形成時の現像動作
を行なう基準のトナー消費量がビデオカウント数に換算
して格納されており、CPU50はこのビデオカウント
数の基準値K1と上記の積算値Kとを比較し、KがK1
より大きくなった時点で、4つの現像器4のうちの1つ
の現像器を作動して感光ドラム2に当接させ、感光ドラ
ム2の表面を現像剤で掃き拭う現像動作をさせる。
【0040】この非画像形成時の現像動作は、回転して
いる感光ドラム2に対し現像スリーブ38を一定時間回
転して、現像スリーブ38上の現像剤により感光ドラム
2の表面にトナーを付着させずに、感光ドラム2の表面
上を掃き拭うように走行させる動作である。トナーを付
着させない条件は、感光ドラム2の表面電位と現像バイ
アスの直流電圧成分の大きさである。感光ドラム2の表
面は、予め一次帯電器3により一様帯電した後、これに
露光を行なって、表面に接触した現像剤からトナーが付
着しないように、トナーと同極性かつ現像スリーブ28
に印加する現像バイアスのDC電圧成分よりも絶対値で
高い表面電位にしておかれる。現像動作時、現像スリー
ブ28には現像バイアスとして、感光ドラム表面の露光
後の電位よりも絶対値で低い電位のDC電圧成分を有す
る電圧が印加される。好ましくは、現像スリーブ28上
の現像剤により感光ドラム2の表面を叩いて、コロナ生
成物を除去する効果を大きくするために、現像バイアス
はDC電圧にAC電圧を重畳することがよい。
【0041】本実施例における数値例等を示すと、現像
器4の現像スリーブ38に直径25mmのSUS製スリ
ーブを用い、これを感光ドラム1と対向した現像部位に
約400μm〜約500μmの間隙を設けて配置した。
規制ブレード40にもSUS製の非磁性ブレードを用
い、これを現像スリーブ38との間に約700μm〜約
900μmの間隙を開けて配置した。感光ドラム2の表
面は、電位−800Vに一次帯電した後、露光により電
位を約−550Vにした。現像スリーブ38に印加した
現像バイアスは、−400Vの直流電圧に周波数2〜6
kHz、Vpp2kVの交流電圧を重畳して使用した。
【0042】ビデオカウンター49を利用したトナー消
費量検出装置により、4つの現像器4のトータルのトナ
ー消費量が所定量に達したことを検出した時点で、1つ
の現像器4を作動させて現像スリーブ38を回転し、感
光ドラム2に当接して、回転する感光ドラム2の表面を
現像スリーブ38上の現像剤により掃き拭った。
【0043】これにより、現像スリーブ38上の現像剤
から感光ドラム2の表面にトナーが付着することなく、
感光ドラム2の表面が現像剤により拭き払われて、表面
に付着したコロナ生成物やこれに付着したトナーが除去
された。この現像剤によるコロナ生成物等の除去は、現
像バイアスにAC電圧を重畳してAC電圧による電界
で、感光ドラム2と現像スリーブ38との間隙で現像剤
を往復運動させて感光ドラムの表面を叩くようにさせて
いるので、現像スリーブ38の当接走行により現像剤で
ただ感光ドラム2の表面を掃き拭うときに比べ、より効
果的に行なわれた。
【0044】感光ドラム2の表面に残留した転写残りの
トナーは、コロナ生成物がないのでこれに付着して増大
することがなく、クリーニングブレード7aを大きな圧
力によらずとも軽い圧力で圧接することにより、感光ド
ラムの表面から十分に除去することができた。
【0045】その結果、感光ドラム2の表面を使用初期
のように清浄にできて、画質劣化のない高品質な画像を
常に安定して得ることができ、また、現像器4のトータ
ルのトナー消費量が少ない場合に、非画像形成時の現像
動作を行なうことによる現像剤の劣化のデメリットをな
くすことができた。
【0046】実施例2 本実施例は、実施例1において、現像器4の現像スリー
ブ38の回転速度を、画像形成時の現像動作と非画像形
成時の現像動作とで変更可能に設定して、非画像時の現
像動作での回転速度を、画像形成時の現像動作よりも遅
くしたことが特徴である。
【0047】本実施例では、以上のように、非画像時の
現像動作での現像スリーブ38の回転速度を遅くしたの
で、現像スリーブ38上の現像剤が感光ドラム2の表面
を摺擦し若しくは叩く力が弱まり、コロナ生成物の除去
に伴なう現像剤の劣化を抑制できる。また感光ドラム2
表面に現像による傷を発生しにくくでき、感光ドラムを
使用初期に近い状態に保つことができる。
【0048】実施例3 本実施例は、実施例1において、現像器4の現像スリー
ブ38の感光ドラム2との当接圧を、画像形成時の現像
動作と非画像形成時の現像動作とで変更可能として、非
画像形成時の現像動作での当接圧を、画像形成時の現像
動作よりも低くしたことが特徴である。
【0049】本実施例によれば、非画像形成時の現像動
作での現像剤の当接圧を低くしたので、現像スリーブ3
8上の現像剤が感光ドラム2の表面を摺擦する力、叩く
力が弱まり、コロナ生成物の除去に伴なう現像剤の劣化
を抑制でき、また感光ドラム2表面に現像による傷を発
生しにくくして、感光ドラムを使用初期に近い状態に保
つことができる。
【0050】以上は、いずれも、感光ドラム2に対し複
数個の現像器4が設置された画像形成装置の場合を採り
あげて説明したが、本発明はこれに限られず、感光ドラ
ム2に対し1個の現像器が配置された画像形成装置に対
しても同様に適用することができる。また像担持体は感
光ドラム2に限られず、トナー像を転写する感光ベルト
等のような像担持体であってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体を帯電する帯電手段と、帯電後の像担持体を像
露光する露光手段と、像担持体上に形成された静電潜像
を現像する現像部へ非磁性トナー及び磁性キャリアを含
む現像剤を磁気的に担持して搬送する現像剤担持体を備
えた現像手段と、記録材にトナー像を転写後、像担持体
上の転写残トナーを除去するクリーニング手段と、を有
する画像形成装置において、現像手段によるトナー消費
量が所定量に達したとき、像担持体にトナーを付着させ
ない条件にて現像剤担持体を回動させることで像担持体
表面を現像剤により掃き拭う工程を実行する構成とされ
るので、像担持体の表面に一次帯電器等の帯電で発生し
たコロナ生成物が付着しても、そのコロナ生成物を容易
に除去して、コロナ生成物の付着に起因したトナーの付
着を防止できる。従って、像担持体に残留した転写残り
のトナーをクリーニング手段により容易に除去して、画
質劣化のない高品質な画像を常に安定して得ることがで
きるとともに、現像手段のトナー消費量が少ない場合
に、非画像形成時の現像動作を行なうことによる現像剤
の劣化のデメリットをなくすことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の全体構成を
示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された現像器の概略
構成を示す断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に設置されたビデオカウン
ターで画像情報信号の濃度情報をカウントする方法を示
す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置で実施する画像形成動作に
非画像形成時の現像動作を更かしたときの動作フローを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 感光ドラム 3 一次帯電器 4 現像器 7a クリーニングブレード 8 転写ドラム 28 画像信号処理回路 38 現像スリーブ 49 ビデオカウンター 50 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 507 G03G 15/08 115 G03G 15/06 101 G03G 21/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を帯電する帯電手段と、帯電後
    の前記像担持体を像露光する露光手段と、前記像担持体
    上に形成された静電潜像を現像する現像部へ非磁性トナ
    ー及び磁性キャリアを含む現像剤を磁気的に担持して搬
    送する現像剤担持体を備えた現像手段と、記録材にトナ
    ー像を転写後、前記像担持体上の転写残トナーを除去す
    るクリーニング手段と、を有する画像形成装置におい
    て、前記現像手段によるトナー消費量が所定量に達したと
    き、 前記像担持体にトナーを付着させない条件にて前記
    現像剤担持体を回動させることで前記像担持体表面を現
    像剤により掃き拭う工程を実行することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記工程における前記像担持体への現像
    剤の当接圧を画像形成時よりも低くすることを特徴とす
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像手段を複数設け、前記各現像手
    段によるトナー消費量の総量が所定量に達したとき前記
    工程を実行することを特徴とする請求項1又は2の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記工程において用いる現像手段を前記
    複数の現像手段のうち任意の1つとすることを特徴とす
    る請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記工程において用いる現像手段を順次
    変更することを特徴とする請求項3の画像形成装置。
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